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{{野球場情報ボックス
 
| スタジアム名称 =  西武ドーム<br />(メットライフドーム)
 
| 愛称 =  Seibu Dome<br />(MetLife Dome)
 
| 画像 = [[画像:Seibu Dome September-10 2007-1.jpg|300px|西武ドーム(2007年)]]
 
| 所在地 = [[埼玉県]][[所沢市]]大字[[上山口]]2135番地
 
| 緯度度 = 35 | 緯度分 = 46 | 緯度秒 = 6.6 | N(北緯)及びS(南緯) = N | 経度度 = 139 |経度分 = 25 | 経度秒 = 13.8 | E(東経)及びW(西経) = E | 地図国コード = JP-11
 
| 起工 = 1978年6月
 
| 開場 = 1979年4月14日<br />(ドーム化1999年3月18日)
 
| 所有者 = [[西武鉄道]]
 
| 管理・運用者 = 株式会社西武ライオンズ
 
| グラウンド = 野球専用[[人工芝]]「MS Craft Baseball Turf」
 
| ダグアウト=ホーム - 3塁側 <br /> ビジター - 1塁側
 
| 照明 = 照度 - バッテリー間:2500ルクス<br/>     内野:2000ルクス<br/>     外野:1500ルクス
 
| 設計者 = [[早稲田大学]][[池原義郎|池原研究室]](球場建設)、<br/>[[石山建一]](設計アドバイザー)、<br/>[[鹿島建設]](ドーム化工事)
 
| 建設者 = 西武建設、鹿島建設(ドーム化工事)
 
| 旧称 = 西武ライオンズ球場(開場 - 1997年)<br/>インボイスSEIBUドーム(2005年3月1日 - 2006年12月31日)<br/>グッドウィルドーム(2007年1月1日 - 2008年1月8日) <br/>西武プリンスドーム(2015年3月1日 - 2017年2月28日)
 
| 使用チーム、大会 = [[埼玉西武ライオンズ]](開場 - 現在)
 
| 収容能力 = 33,556人(内野:24,888席、外野:4,607人、立見:4,061人)
 
| 規模 = グラウンド面積 - 12,631.29[[平方メートル|m<sup>2</sup>]] <br/> 両翼 - 100 m(約328.1 ft)<br/> 中堅 - 122 m(約400.3 ft) <br/>左右中間 - 116 m(約380.6 ft)
 
| フェンスの高さ = 3.2 m(約10.5 ft)- 4.37 m(約14.3 ft)
 
| pushpin_map = Japan Saitama
 
}}
 
[[File:MetLife Dome.jpg|thumb|right|250px|スコアボード周辺の屋根]]
 
[[画像:Seibu Dome baseball stadium - 01.jpg|thumb|right|250px|ドーム遠景]]
 
[[画像:Seibu Dome baseball stadium - 26.jpg|thumb|right|200px|2007年セ・パ交流戦・横浜ベイスターズとの1回戦の様子]]
 
  
'''西武ドーム'''(せいぶドーム)は、[[日本]]の[[埼玉県]][[所沢市]]にある[[ドーム球場]]である。[[日本プロ野球|プロ野球]]・[[パシフィック・リーグ]](パ・リーグ)の[[埼玉西武ライオンズ]]が本拠地としている。施設は[[西武鉄道]]が所有し、株式会社西武ライオンズが運営管理を行っている(一部の施設運営・管理・警備・清掃業務は[[協栄]]などに外部[[委託]])。
 
  
当初は屋根が無い'''西武ライオンズ球場'''(せいぶライオンズきゅうじょう)だったが、のちに屋根を架設してドーム球場となった。ドーム架設以前は'''西武球場'''の通称表記が多用されており、最寄り駅の駅名はドーム架設後も変わらずに[[西武球場前駅]]である。
+
'''西武ドーム'''(せいぶドーム)
  
現在は[[メットライフ生命保険]]が施設[[命名権]](ネーミングライツ)を取得しており、名称を'''メットライフドーム'''としている(詳細は[[#命名権|後述]])。
+
埼玉県所沢市にあるスポーツ施設。1979年開設。プロ野球「埼玉西武ライオンズ」の本拠地。1999年、改装によりドーム球場となった際に「西武ライオンズ球場」から名称変更。施設命名権により「インボイスSEIBUドーム」(2005~06年)、「グッドウィルドーム」(2007~08年)と変更した期間がある。
  
== 概要 ==
+
{{テンプレート:20180815sk}}  
埼玉県の南西部の[[狭山丘陵]]に立地し、周囲を緑に囲まれたロケーションの中に位置している。平地にスタンドなどの構造物を建設するのではなく、[[丘陵|丘陵地]]を掘り下げて構造物を設置する手法が用いられており、掘り下げ部の斜面を利用してスタンドが設けられている。掘り下げ式のため、観客は外野バックスクリーン後方の中央口から入場し、外野スタンド外周のスロープ状の通路を経由して、各座席へ誘導する動線が取られている。そのためバックネット周辺の座席へ向かうにはスタンドを概ね半周することになるが、ネット裏のボックスシートを利用する観客には専用の出入口が別途設置されている。
 
 
 
[[1997年]]と[[1998年]]のそれぞれオフ期間に2箇年を掛けて工事を実施し、球場全体に屋根が架設された。だが屋根を支える柱はあるものの、他のドーム球場と違って壁面を設けず、スタンドと屋根の間の全周をフルオープンとして通気性を高めた構造を採用しており、自然の空気を取り込めることから空調設備はない(但し、1塁側3塁側売店部分に巨大スプリンクラーはそれぞれある)。屋根部は外周部がドーナツ状の金属製で、中心部には[[東京ドーム]]と同じ[[フッ素樹脂]](通称[[ポリテトラフルオロエチレン|テフロン]])の屋根膜材が総面積17,000m<sup>2</sup>に及んで一重に鉄骨に組んで張られており、耐候性や不燃性がありながらも自然光を取り入れることができる屋根になっている。現存するドーム球場の中で最も低コストで造られ、最も環境に配慮した球場として、[[西武グループ]]では「自然環境共存型スタジアム」としてPRを行っている。また狭山丘陵の豊かな自然を活かした部分などが評価され、埼玉県が優れた景観の建造物等を表彰する「彩の国景観賞」を[[1999年]]に受賞している。壁面が無いため、日本で唯一「'''場外[[本塁打|ホームラン]]の出るドーム球場'''」である。2001年から2007年まで西武ライオンズに所属していた[[アレックス・カブレラ]]は、しばしば場外弾を打っていた。また天候条件によっては上段の客席まで雨が吹き込み、雷鳴も屋外と変わらない大きさで聞こえる。
 
 
 
内陸の狭山丘陵に位置する立地条件から春先や秋口は寒く、夏場はナイトゲームでも蒸し暑い。ドーム化によって日差しが遮られ、熱気や湿気がこもりやすくなったため、この傾向はより顕著になった。春先や秋口、降雨時には寒さ対策が、夏場には[[熱中症]]対策が必要になる。強制的に換気を行う設備が設けられていないことから、降水時には湿気がこもり、時にはフィールド内に[[霧]]が立ち込める。壁面がないため、デーゲーム時には日が差し込む。暑さが厳しいことから、他の全天候型のドームと異なり、夏場にはデーゲームの開催をしていない。
 
 
 
分煙の上では問題が残っており、ドームの屋根内には消防法上の規定により喫煙所を設置できないため、内外野共に屋根に覆われない部分に喫煙所を設置している。しかし喫煙室など空調を備えた別棟は設けておらず、露天のまま灰皿を設置しただけの簡素な形式であるため、風向きによってはタバコの煙が通路やスタンドに流れ込むこともあり、完全分煙化には至っていない。
 
 
 
[[2008年]]度までは他の多くの球場と同じく、1塁側ベンチをホームチーム用としていたが、[[2009年]]度からは球団事務所、練習場、合宿所等の諸施設に近い3塁側をホーム用として使用している。日本プロ野球で3塁側をホームとするのは[[札幌ドーム]]・[[宮城球場]](楽天生命パーク宮城)に続き3例目である。この他、西武が主催公式戦を開催する[[埼玉県営大宮公園野球場]]も3塁側をホームとしている。このベンチ変更に関し、元西武の選手で球団職員の[[高木大成]]も前述のように各種施設が3塁側寄りに集中していることや観客の入退場時の動線を確保する点、各種店舗・設備が1塁側より充実している点などライオンズファンに対するサービス改善に加え、3塁側ベンチ裏に西武の選手用サブロッカールームを新設することが主な目的だった旨を説明している。西武のメインロッカールームはバックネット裏上段の棟内に設けられているためベンチから遠く、選手からもベンチ裏にロッカールームの設置を求める要望がかねてから寄せられていたものの、スタンドの構造上の問題で一塁側ベンチ付近はスペースの確保が困難なことから、構造的に余裕があった三塁側ベンチに各種設備を設けることになった<ref>高木が「埼玉西武ライオンズTV」([[J:COM]]コミュニティーチャンネル)出演の際に説明した旨を要約。</ref>。
 
 
 
[[2010年]]シーズンよりスタジアムDJがスタメン発表以後大部分のアナウンスをするようになっていたが、[[2013年]]シーズンからは正式にビジターチームの選手紹介や注意喚起などは女性がアナウンスしている。
 
 
 
== 歴史 ==
 
=== 建設 ===
 
[[Image:Seibukyujo-931023-3.jpg|thumb|right|200px|屋根のない開業当時の原型を残す「西武ライオンズ球場」<br />1993年日本シリーズ第1戦]]
 
[[Image:Seibu Dome baseball stadium - 19.jpg|thumb|right|200px|架設されたドームの屋根]]
 
元々は[[1963年]]に竣工した「西武園球場」<ref>出典・「ライオンズ60年史」 [[ベースボール・マガジン社]]</ref>という小規模な[[野球場|球場]]で、[[日本のアマチュア野球|アマチュア野球]]を中心に使用され、プロ野球の二軍戦である[[イースタン・リーグ]]の試合もごく少数行なわれていた。その後、プロ野球開催可能な貸し球場として1978年6月、改築工事に着手。その最中、[[プリンスホテル|国土計画]]がクラウンライターライオンズを買収、西武ライオンズと改称し、新球場を同球団の本拠地として使用することを決定。屋外球場'''西武ライオンズ球場'''として[[1979年]]に開業した。こけら落としとなる初めての公式戦では前[[内閣総理大臣]]で、[[堤義明]]オーナーの[[媒酌人]]でもあった[[福田赳夫]]が[[始球式]]を務めた。
 
 
 
なお、<!--西武監督経験もある[[伊原春樹]]の談によれば、-->西武園球場時代と現在ではフィールドの向きが反対である。この位置関係の逆転は設計アドバイザーを務めた[[石山建一]](当時国土計画勤務で[[早稲田大学野球部]]監督でもあった)の提言によるものである<ref name="ishiyama">[http://shizuko-kanto.com/osirase/osirase.htm 静中・静高関東同窓会・お知らせ 15.第30回関東同窓会総会・懇親会開催 (2004.7.9)]</ref>。以下は[[空中写真|空撮写真]]による比較。
 
* [[国土地理院]]地図・空中写真閲覧サービスによる[http://mapps.gsi.go.jp/contentsImage.do?specificationId=1011973&dispType=1 1974年当時の西武園球場]
 
* 国土地理院地図・空中写真閲覧サービスによる[http://mapps.gsi.go.jp/contentsImage.do?specificationId=1050775&dispType=1 1989年当時の西武球場]
 
 
 
=== ドーム化 ===
 
[[1999年]]に日本で5つ目のドーム球場として生まれ変わった。既存施設に後からドームの屋根を架設するという異例の建設方式によって作られたが、西武球場自体は当初から将来を見据えドームが架けられるように設計されていた<ref name="ishiyama"/>。[[1998年]]に観客席部分にステンレスの金属屋根がついた第1次工事完了時に'''西武ドーム'''と改称。ただしこの年はグラウンド部分がまだ屋根で覆われていなかったため、“ドーム”と名乗っていながら雨天で試合中止となったケースが何度もあった(なおこの年の西武“ドーム”球場は、[[エルニーニョ現象]]による多雨のため、本拠地球場の雨天中止のプロ野球記録を作っている)。同年シーズン終了後、グラウンド部分の膜屋根取り付け工事が行われ、翌[[1999年]]からは完全なドームの形状となった。なお、この工事に伴いグラウンドも従来の両翼95m・中堅120mから、それぞれ100m・122mに拡張された。ドーム化後の第1号ホームランは1999年3月20日の対[[読売ジャイアンツ|巨人]]オープン戦で巨人の[[松井秀喜]]が記録している。
 
 
 
これにより“雨天”による試合中止はなくなったが、[[台風]]等があった場合に選手・観客の安全面を考慮したり、交通機関の運休により試合を中止することがある。実際に[[2004年]][[10月20日]]に予定されていた[[2004年の日本シリーズ|日本シリーズ]]・[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]対[[中日ドラゴンズ]]の第4戦が台風の影響で中止、1日順延となっている。ドーム球場での[[日本シリーズ]]試合中止はこの時が初めてだった(1998年の[[横浜DeNAベイスターズ|横浜ベイスターズ]]との[[1998年の日本シリーズ|日本シリーズ]]でも第3戦が雨天中止で1日順延となったが、この時はまだ屋根部分の工事が完成していなかった)。
 
 
 
=== 2007年 - 2008年の大改修 ===
 
[[画像:new-seibu-dome.jpg|thumb|right|200px|人工芝の張替、フィールドシート、テラスシート、中段レストランの設置など新装なったドームの様子]]
 
ドーム化こそされたものの、観客向けの設備は開場以来、抜本的な改修が行われてこなかった。掘り下げ式スタンドのために、売店やトイレなどは全てスタンド最上段の通路沿いに集中して設けられており、スタンド内部にはこうした設備が一切設置されていなかった。そのため観客が各種設備を利用するには階段の上り下りが必要で、[[バリアフリー]]の立ち遅れが長年指摘され続けてきた。他球団の本拠地では新球場が建設された他、既存球場でも新たな設備が相次いで整備され、それぞれ特色を活かした誘客策を導入しているのに比べ、西武球団の対応は遅れ観客動員数も伸び悩んでいた。
 
 
 
そんな中、西武球団はコンプライアンスや地域密着型の球団経営の理念などを掲げた「西武ライオンズ憲章」を2007年[[8月26日]]に制定。その中で球場施設について“スタジアムを快適な「感動空間」へと創造します”と定めた。これに従って施設改修に本格的に着手することが決まり、同年オフから大規模な改修工事を開始した。なお結局、同年の年間観客動員数はチーム成績の低迷もあり、12球団ワーストという結果に終わっている。改修の内容は以下の通りである(細部に関しては[[#球場概要|後述]])。第一期改修後の2008年シーズンはチームの好調もあって前年比29.3%増という観客動員の大幅な伸びを記録することに成功した。
 
 
 
;第1期工事
 
[[2008年]]3月までに、スコアボードの全面フルカラー化や新型人工芝「アストロステージMJ」への張替え、ラバーフェンスの変更が行われ、また観客が使用する[[便所|トイレ]]もリニューアルされた。音響設備も新型の中型ラインアレイスピーカーに改められ、遠くまでクリアな音が聞こえるようになっている。総工費は13億円。また第2期工事での[[フィールドシート]]設置の準備としてファウルエリアとブルペンが改修されている。
 
 
 
;第2期工事
 
続いて、2008年11月中旬から第2期工事に着工した。内野スタンドの一部を開削して、中段内部にレストラン、売店、トイレ、授乳室が設置された。また[[エレベーター]]を設置するなどバリアフリー化も図られている。テラスシートや[[フィールドシート]]も設置された。この第2期工事は総工費17億円をかけて行われた<ref>[http://www.seibulions.jp/news/detail/76.html 西武ドーム 第2期改修工事について]{{リンク切れ|date=2017年10月}}</ref>。翌2009年3月27日に行われた巨人とのオープン戦で改修後の球場が初披露されたが、フィールドシートとテラスシートの供用は4月7日のレギュラーシーズン本拠地開幕以後となった。また、一塁側と三塁側の両方のベンチのシートも[[住江工業]]製のものに交換された<ref>[http://www.suminoekogyo.co.jp/topics/whatsnew.html#topics090302 2009/03/02 西武ドーム改修工事に伴い、1塁側、3塁側ベンチシートを納入しました。] - 住江工業公式ホームページ 2009年3月2日発信、2017年12月18日閲覧。</ref>。
 
 
 
この第2期工事に先行して、前述の各種設備等の増設に向けた準備工事が同年5月下旬から行われ、内野スタンドのうち1、3塁側上段部分の一部(内野指定B席約2,400席分)を閉鎖して盛り土部分を開削した。これに伴って同年[[5月31日]]の[[セ・パ交流戦]]・対[[中日ドラゴンズ]]戦から同年シーズン終了までの間、工事を実施している箇所のチケットは発券されなかった。
 
 
 
=== 2017年から2021年の整備 ===
 
球団40周年記念事業として2017年末から2021年春にかけて行われる球場及び周辺の改修・再整備事業。バックネット裏のグラウンドレベルの観客席、球場周辺の店舗や通路、第二球場及び二軍施設、選手寮など大規模な再整備を予定している<ref>[http://v4.eir-parts.net/DocumentTemp/20171115_074834723_zgxwa0zexhy0yn454wbxpd55_0.pdf 株式会社西武ライオンズ 40 周年記念事業]</ref><ref>[http://www.seibulions.jp/news/detail/00001133.html 株式会社西武ライオンズ 40周年事業の実施を発表 メットライフドームエリアの改修計画・周年イベントの内容が決定! ~過去最大規模となる改修を実施、2021年春完成へ~]</ref><ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23511570V11C17A1X12000/ 西武HD、ライオンズの本拠地を改修 ]</ref><ref>[http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171115/k10011224901000.html 西武 球場観客席など大幅改修を発表]</ref>。
 
 
 
== 施設概要 ==
 
=== 球場データ ===
 
[[Image:Seibu Dome baseball stadium - 28.jpg|thumb|right|250px|西武ドームのフィールド(2007年までの仕様)]]
 
* 所在地 : 埼玉県所沢市大字上山口2135
 
* 収容人数 : 33,556人<ref>[http://www.jiji.com/jc/zc?k=201504/2015042100674&g=spo  本拠地の収容人数を変更=プロ野球・西武]{{リンク切れ|date=2017年10月}}</ref>。
 
* 延床面積 : 42,541m<sup>2</sup>
 
* 両翼 : 100 m、中堅 : 122 m(1999年 - )
 
*: (1998年までは両翼 : 95 m、中堅 : 120 m)
 
* 外野フェンスの高さ : 3.2 m(中堅) - 4.37m(両翼)(1999年 - )
 
* グラウンド面積 : 12,631.29m<sup>2</sup>(2009年 - )
 
*: (1998年まで13,300m<sup>2</sup>、1999年から2007年までは13,860m<sup>2</sup>、2008年は12,686m<sup>2</sup>)
 
* 内外野 : 野球専用人工芝([[ミズノ]]社製 MS Craft Baseball Turf、ミズノ社・[[積水樹脂]]社の共同開発)(2016年 - )
 
* スコアボード : 全面フルカラー[[発光ダイオード|LED]]([[パナソニック|松下電器]]製 [[アストロビジョン]]、H 6.528 × W 49.152 m、1,952インチ相当)
 
 
 
=== フィールド ===
 
[[画像:Seibu Dome baseball stadium - 27.jpg|thumb|right|200px|一塁側ブルペン(2007年)]]
 
国際規格を満たす球場としては日本では一般的な両翼100m、中堅122mの大きさである。開場当初は両翼95m、中堅120mで、1979年当時としては最も広い球場であったが、1990年代には他球場が続々と国際規格を満たす様になったためにドーム化工事に伴ってスタンドが削られ、[[1999年]]から現在の大きさに拡張された。ファウルポール際のスタンドにその名残がある。
 
 
 
グラウンドは開場当初より全面人工芝である。当初はパイル長が短く、フィールドの色も「いかにも人工芝」という鮮やかな一面のグリーンであった。またホームベース後方には英筆記体の'''''Lions'''''のロゴ、一塁側ファウルゾーンにはペットマークの「レオ」が描かれ長年ファンに親しまれていた。[[2008年]]に人工芝の全面張替えを実施し、新型人工芝「アストロステージMJ」が採用された。これは長さの違う二種類の芝を組み合わせ、より景観や機能を天然芝に近づけたもので、一見天然芝のような自然な雰囲気に落ち着いた。この張替えの際、ベンチ変更が検討されていたこともあって球団ロゴとレオマークのペイントが一旦廃止されたが、このうち球団ロゴのみが2009年からホームベース後方に、ライオンズのユニフォームスポンサーである[[ナイキ]]のロゴマークと横並びで復活した。三塁寄りが球団ロゴとなっていたがこれもすぐに廃止されている。2015年現在は三塁ベンチ上に球団ロゴがデザインされている。なお、外野フェンスにあった[[ナイキ]]のロゴは、2015年シーズンからは廃止されている。[[2015年]]12月中旬より人工芝の全面張替えを実施。日本プロ野球チームの本拠地としては初となる、[[ミズノ]]社と[[積水樹脂]]社の共同開発による野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」が採用された<ref>[http://www.seibulions.jp/news/detail/10797.html 日本プロ野球界初!野球専用人工芝を導入!! 2016シーズンに向けて西武プリンスドームの人工芝を張り替え] 埼玉西武ライオンズ公式サイト 2015年11月4日配信</ref>。これは形状の経年劣化が少なく、ボールのバウンドの際の充填剤の飛散を従来より抑えたもので、色は内野部分を土色にしたツートーンカラータイプである。
 
 
 
[[ブルペン]]は外野側のファウルグラウンドの外側にあり、プレイングフィールドとはフェンスで仕切られている。かつてこのフェンスは金網のみであったが、[[2001年]]に[[平尾博嗣]]がファウルフライの処理の際に、[[スパイクシューズ]]の歯を金網に引っ掛けたことが要因となって大怪我を負ったために下部にラバーが追加された。また位置も[[2007年]]以前はホーム寄りであった。
 
 
 
開場当初のブルペンの方式は[[神戸総合運動公園野球場|ほっともっとフィールド神戸(神戸総合運動公園野球場)]]や[[長野オリンピックスタジアム|長野オリンピックスタジアム(南長野運動公園野球場)]]でも採用されている。ほっともっとフィールド神戸は[[フィールドシート]]の採用の際に位置が変わったが、これに追随するような形で西武ドームも似た位置に移動している。
 
 
 
2008年からはファウルグラウンドが規定値の近くまで狭められ、2009年からグラウンド面積は12,631.29m<sup>2</sup>になったが、この数値は2009年現在、日本プロ野球球団の本拠地球場のなかで最小である。
 
 
 
==== フェンス ====
 
外野フェンスはラバーと金網の組み合わせで、中堅付近は高さが3.2mとなっている。両翼ファウルポールそばの座席部分に向かうにつれてラバー部分が少しずつ高くなっているが、これはフィールドの拡張でスタンドが削られた際に、その断面の高さに合わせてフェンスの高さを変えているためである。
 
 
 
[[2008年]]シーズン前の改修時、内外野フェンスの緩衝材にアメリカ・プロマット社製の「スカイデックス ウォールパッド」が採用された。2種類のウレタン素材(軟質ポリウレタンフォームとサーモプラスティックウレタン)を組み合わせたもので、従来のポリウレタンパッドと比較して約5倍の衝撃吸収力を確保している<ref>[http://www.sanei-net.co.jp/stadium/skydex.html  衝撃吸収材Skydexウォールパッド(三英)]</ref>。
 
 
 
=== スタンド ===
 
[[画像:Seibu Dome baseball stadium - 08.jpg|thumb|right|100px|バックネット裏の通路(ビクトリーロード)]]
 
[[画像:カブレラ地蔵.jpg|thumb|right|100px|球場外にあった、カブレラ地蔵(2008年開幕前に撤去)]]
 
建設の頃の[[アメリカ合衆国|アメリカ]]では、[[野球場#多目的施設としての野球場|円形兼用球場]]全盛で同時期の[[横浜スタジアム]]も円形となったが、この球場は従来型の扇形となっている。掘り下げ式のためにスタンド内部には施設が存在しなかったが、[[2009年]]より内部にも施設が増設されている。
 
 
 
外野席は殆どが人工芝による芝生席で一部長椅子によるベンチ席も存在するが数は多くない上、野球応援時は[[私設応援団]]がそこで応援を行うために座れる席はより少なくなる。ドーム化前は[[芝#天然芝|天然芝]]だったが、ドーム化以降は[[人工芝]]に変わっている。ドーム化前の天然芝による芝生席は基本的に芝生保護の関係上、公式戦開催期間中の週末・祝日・並びに夏休みのシーズンと優勝決定がかかった試合、[[日本選手権シリーズ|日本シリーズ]]のみに限定して開放していた。観客席をドーナッツ状に覆う金属屋根が完成した[[1998年]]も外野席は天然芝だったが、屋根により日陰となった観客席の日照量が著しく落ちたため芝生が枯れ果ててしまった。外野席で持参したシートをテープで固定する場合は[[マスキングテープ|養生テープ]]のみ使用可能とされている。
 
 
 
内野席は自由席も含めほぼ全ての席にカップホルダーがついている。前述のように掘り下げ式のため、外周通路や内野スタンド中段、下段にある通路を通り試合を見ながらアクセスできる。外周通路には白線によって立見席スペースが設定されており、混雑時には専用チケットが用意されることがある。バックネット裏はスペシャルシートとされており、座席が革張りであり、入り口が別に存在し、勝利時はビクトリーロードを通る選手と直接触れ合えるなど他の観客席とは一線を画している。この席は1席ではなく2席単位で販売されている。また、ベンチサイドシートとバックネット裏は年間チケットが発売されている。バックネット裏は4席単位でのボックスシートとしての販売となっている。これ以外にも特別観覧席として事前予約が必要なスイートルームがある。2009年より「ダグアウトテラス」(テラスシート)と「フィールドビューシート」(フィールドシート)が追加されている。
 
 
 
西武が勝利すると選手たちはバックネット裏の「ビクトリーロード」と呼ばれる階段を通ってロッカーに引き上げる。ファンにとっては選手とふれあうチャンスの場でもある。しかし、[[ビジターチーム]]および勝てなかった時の西武はベンチ裏にある長い階段を通らなければならない。
 
 
 
==== 売店・売り子 ====
 
売店は上段通路外側に点在している。バックスクリーン裏の入場口からバックネット裏に向かって順に席のグレードが上がっていく関係上、境目でチケットチェックがあるため、席種によっては利用できない売店がある(内野指定席エリアの売店は自由席券では利用できないが、内野指定席の券ならば自由席エリアの売店は利用できるなど)。2009年からは内野スタンド中段内部に「L’s Dining(エルズダイニング)」と呼ばれる売店も追加されている。同時期に一部を除いた売店で電子マネー[[PASMO]](および相互利用可能なIC乗車カード)が利用できるようになった。また、グルメワゴンと称される移動販売車での売店が駅と球場を結ぶ通路にあるため、観客に再入場が認められている。
 
 
 
また、グルメワゴンを含むほぼ全ての売店でライオンズファンクラブ向けのポイントサービスである「Lポイント」の加算を受けることができる(売り子は非対応)。
 
 
 
当球場には、2008年までは[[クレジットカード (日本)|クレジットカード]]による支払い対応ができるビールの売り子が少数ながら存在していた。ハンディタイプの[[信用照会端末|CAT]]クレジットカード処理端末を持ち歩いており、帽子には[[クレディセゾン]]、[[ビザ]]、[[マスターカード]]の3つのロゴが入っていた。なお前述の売店PASMO対応に伴い、売り子のクレジットカード対応は無くなった。
 
 
 
=== 球場広告 ===
 
<!--球場広告スポンサー企業をすべて箇条書きで個別に記載する必要性はありません。以前の解説記事に戻します。Wikipediaは西武ドームの広告提供企業を掲載する場所ではありません。この件で異論ある方はこのページのノートにコメントお願いします-->
 
[[画像:seibu-dome-left-stand.JPG|thumb|right|200px|2010年より外野席上部に設置された巨大広告]]
 
球場開き以後、[[1997年]]までスコアボードの広告以外、フェンス・スタンドの[[広告]]は一切排除されてきた。[[1998年]]にスタンド(観客席)の屋根部分に初めて広告看板が設置され、[[1999年]]の完全ドーム化でレフト・ライトのポール際のフェンスにそれぞれ4枚ずつの広告が貼り付けられるようになった(その後増加)。
 
 
 
なお、通常のドーム球場の外野席に設置される巨大な広告看板は、鉛直方向に設置できないために一般的な横長サイズの看板を[[2009年]]まで設置していたが、[[2010年]]から他のドームのような巨大看板を斜め方向にした状態で掲出している。かつて左翼側スタンド上の天井に設置されていた[[文化放送]](JOQR)の看板に打球を直撃させた選手には、同社から1000万円の賞金が出ることになっていたが、達成した選手はいなかった。
 
 
 
2009年には屋根部分ホームベース側の看板が、広告から西武が日本一(西鉄時代を含む、2008年はアジアシリーズ制覇)となったシーズンを記念するパネルに変更されている。優勝年表示は全てその年使用のユニホームの番号のロゴを使用。2012年からはその右側に[[稲尾和久]]の[[永久欠番]]「24」を顕彰するパネルを設置した。
 
 
 
=== スコアボード・ビジョン ===
 
[[Image:Seibukyujo-931023-1.jpg|thumb|right|220px|1993年時のスコアボード(中央部はジャンボトロン) 日本シリーズ第1戦]]
 
[[Image:Seibu Dome baseball stadium - 31.jpg|thumb|right|220px|2007年時のスコアボード(中央部はスーパーカラービジョン)]]
 
[[Image:Seibu L Vision.jpg|thumb|right|220px|2008年より使用されているL Vision(全面がアストロビジョン)]]
 
[[File:Vision prince.jpg|thumb|西武プリンスドームのスコアボード]]
 
スコアボード棟は開場以来、本体はそのままで表示部分などを改修しながら使用している。[[1978年]]の起工時、最初に完成したのがスコアボード棟であり、更地にスコアボードのみ完成していた状態で新生西武ライオンズの写真撮影が行われた。
 
 
 
完成当初の発光部分は単色の[[HIDランプ]]で左側に縦書きの選手表示、真ん中に大型映像装置(縦6.5m、横幅8.5m)、右にスコア(10回まで表示可能で、11回以降は、1 - 10回データをクリアして1回から入力)や審判団などの表示があった。大型映像装置は白黒であったが[[1987年]]にカラーの[[ソニー]]製[[ジャンボトロン]]<!--発光体は不明。RGBというのは表現法の一種で、現在のLEDでも採用されています。-->に変更され、さらに[[1995年]]には[[東芝ライテック]]製の[[スーパーカラービジョン]]に取り替えられている。<!--他の発光部も改修?-->
 
 
 
選手表示は横スクロール形式が採られていた。西武ライオンズ球場だった時代、[[福岡ソフトバンクホークス|南海ホークス]](当時)・[[河埜敬幸]]の「埜」の文字データがなかったため、選手名に「河の」と表示されたことがあった。また2007年までは[[北海道日本ハムファイターズ]](当時)・[[マイケル中村|MICHEAL]]の表記が「MICHEL」になっていた<ref>2012年の西武在籍時はカタカナの「マイケル」表記だった</ref>。
 
 
 
2007年オフから[[2008年]]春まで行われた改修工事ではスコアボード表示部が全面改修され、全面フルカラー[[発光ダイオード|LED]]の[[パナソニック|松下電器(現:パナソニック)]]製[[アストロビジョン]]となった。画面の寸法は縦6.528m、横幅49.152mという長大なもので、フルデジタル[[ハイビジョン|ハイビジョン映像]]による一画面のフル表示や最大4画面の分割表示に対応している。スコア表示にはコンピューターグラフィックスを使用しており、野球の試合中は、一画面フル表示の演出を行うとき以外は3画面に分割して使用している。メンバー表は左画面に横書き表記で、スコアは右画面に表示される。中央画面は映像効果などで使用する。また、球速表示も中央画面に表示している。なおバックネット裏のサブスコアボードは改修されず従来の表示のままであった。球団が同年[[3月16日]]から1か月間にわたって一般公募でこの大型ビジョンの愛称を募集した結果、2,514通のうち最多の254件の応募があった'''L Vision'''(エルビジョン)を採用、[[4月26日]]に命名された。同年の改修ではこの他、サブスコアボード下に縦1.152m × 幅30.72mのリボン状の新型映像装置が設置された<ref name="example">[http://www.seibulions.jp/news/detail/74.html 西武ドーム 第1期改修工事完了について]</ref>。
 
 
 
[[2011年]]からは他の球場同様、ボールカウント表示を「SBO」から国際標準規格の「BSO」に変更することが同年3月18日に発表され、実施された。
 
 
 
2014年よりデザインが変更されて現在の打者の顔写真(西武のみ)を表示するようになり、守備位置表示が数字から英語略称になった(投手=P、捕手=C、一塁手=1B、左翼手=LF、代打=PH、代走=PRなど)。またサブスコアボードも発光部分がLEDに交換され、球速表示も追加された。2016年シーズンからはレイアウトはそのままながら、演出などをリニューアルしている。
 
 
 
開場当初、スコアボードには球団旗などを掲げるポールがあった。ドーム化の際には屋根に干渉しないところまでポールの高さを下げ、風でなびいているような形に旗を固定して掲揚していた。スコアボードが改修された2008年からは他のドーム球場と同じ[[バトン#舞台機構におけるバトン|バトン]]方式に変更されている。
 
 
 
スコアボードの支柱には、命名権を使用するシーズンに関してはそのスポンサーの広告が掲示されている。
 
 
 
=== バックスクリーン ===
 
[[バックスクリーン]]は5枚の横長のパネルで構成されており、その内の4枚が上部に引き上げられるようになっている(劇場などで使う[[緞帳]]とほぼ同じ)。また外野フェンスの中堅部分も左右に開くことができる。この中堅部分がフィールドへの搬入口となっており、打撃練習などに使用する機材などはこの搬入口から出し入れを行う。また両チームの用具・荷物等もここから出し入れを行っており、連戦最終日の試合終了後には、トラックが集荷のため直接フィールド内に乗り付けることもある<ref>[[2005年]]シーズン後半、体調を崩していた[[オリックス・バファローズ]]監督の[[仰木彬]]はダッグアウト裏の階段を自力で登ることができなくなり、やむを得ず中堅の搬入口から徒歩とタクシーで出入りしていたという。</ref>。またコンサートなどのイベント時にも、ここから機材・展示物の搬入を行っている。時間帯によってはこの搬入口後方から、場内をフィールドレベルで見渡すことができる。
 
 
 
2014年からはバックスクリーン部分の外野フェンスの金網部分には網目の細かいネットが張られている。因果関係は不明だが2013年に東北楽天ゴールデンイーグルスのリーグ優勝を取材するテレビスタッフが、バックスクリーン前に侵入して試合進行を妨害するということがあった<ref>[https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/189236/ 楽天がCS前に4位西武を異常警戒するワケ]東スポweb</ref>。
 
 
 
=== 西武球場・西武ドームと花火 ===
 
[[画像:Seibu Dome baseball stadium - 23.jpg|thumb|right|220px|2007年セ・パ交流戦 西武対横浜1回戦 西武の勝利による打ち上げ花火]]
 
{{Double image aside|right|Seibukyujo-931023-2.jpg|180|Seibu Dome baseball stadium - 24.jpg|180|1993年日本シリーズ第1戦の応援風景 屋根のない西武ライオンズ球場|2007年 7回裏・西武のラッキーセブン攻撃前に実施するジェット風船を使う応援風景
 
}}
 
屋外球場の時代から当球場の恒例行事とされたのが、ホソヤエンタープライズによる[[花火]]の打ち上げである。これは西武ライオンズの選手がホームランを放つか、ホームラン時に打ち上げる花火が試合終了後も残っていた場合で試合に勝利した場合、西武第三球場のグラウンドから花火を打ち上げて祝福するというものだった。
 
 
 
ドーム球場となった[[1999年]]以後は、一旦この花火打ち上げが中止された。[[2002年]] - [[2009年]]シーズンまで西武が試合に勝利した場合、ドーム内のバックスクリーン前で[[紙テープ]]とともに花火の打ち上げによる演出が行われている。以前はホームランの際も花火の打ち上げがあったが、現在のドームで試合中に花火を打ち上げるとドーム内に煙がこもり、試合進行の妨げになるため、後にゲームセット時のみになった。[[2010年]]からは経費削減の為スコアボードに花火が映し出される演出となり、実物の花火ではなくなった。
 
 
 
[[1983年]][[6月3日]]、[[オリックス・バファローズ|阪急ブレーブス]]・[[福本豊]]による盗塁世界新記録がこの球場で達成された際、西武以外の球団の選手でありながら例外的に花火を打ち上げ、快挙を祝福した。また、[[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]の際は、全パの選手のホームランおよび勝利を祝って花火を打ち上げ、という形が取られた。
 
 
 
なお、[[昭和天皇]]の容体が急変した[[1988年]]9月下旬から同年のシーズン終了までは、全国的な[[祭祀]]を自粛する風潮の中、それに従う形で花火の打ち上げは一切中止された。
 
 
 
=== 屋根 ===
 
ドーム全体を覆う屋根の直径は223mで、スタンド外周に設けられた24本のV字型柱によって支えられている。ドーナツ状の外周部は鉄骨組みのステンレス製で、総重量約8000tを有する。中心部は直径145m、面積17,000m<sup>2</sup>、総重量約2000tを有する膜屋根部で、鉄骨で組まれた一重の[[ポリテトラフルオロエチレン|テフロン]]膜によって自然光を取り入れることができる構造となっている。但しデーゲームでも自然光だけでは照度が低く打球などが見えにくいため、野球開催時にはデーゲームにおいても照明を併用して照度を補っている。
 
 
 
天井最高部はグラウンド面から64.5mで、ドーム化後は[[ドーム球場#ドーム球場の特別ルール|グラウンドルール]]により、天井に接触した打球はボールインプレイ(プレイ続行)の扱いとなり、落下点もしくは野手が触れた地点を基にフェアかファウルかを判定し、野手が直接捕球した場合はフライアウトとして扱われる。また打球が天井や懸垂物、鉄柱に挟まった場合、フェア地域の場合はエンタイトル二塁打、ファウル地域の場合はファウルボールとして扱われる。しかしアレックス・カブレラが本塁打性の天井直撃の打球を連発したことが契機となってグラウンドルールが一部変更され、外野のフェア地域の天井に当たった場合に限り「認定本塁打」が適用されることになった。その後、カブレラは新ルール適用第1号となる本塁打を放ち、レフトの天井に記念フラッグが設置されている。
 
 
 
屋根の下には[[中興化成工業]]が製造したメッシュ膜材が鳥避けの化粧材として設置されている。
 
 
 
=== 照明 ===
 
照明は金属屋根内側の上部に、球場を一周するように取り付けられている。ただしプレイの妨げとなるホームベースとスコアボードの直上には最初から取り付けられていない。またファウルポールの延長線上も判定しやすいように照明の数が少なくなっている。全て[[メタルハライドランプ]]であり、高演色性のものと高効率のものを組み合わせて使用している。現在のものは[[2010年]]にリニューアルされたもので従来より白色が強いものに変更されている。
 
 
 
ドーム化(1997年)以前は照明塔が6基(内野側4基、外野側2基)設置されていた。ドーム化の際に内野側は全て撤去されたが、外野側のものは場外通路の照明用として2010年シーズン終了時まで残されていたが2010年オフに撤去された。なお不要な分のランプは取り外されていた。
 
 
 
=== 場内アナウンス ===
 
2009年度までの西武主催試合の場内アナウンスは女性スタッフが担当していたが、2010年からは男性スタッフを採用した。2011年~2012年は男性スタッフのみが担当。2013年から正式にビジターチームは女性スタッフが、ホームチーム(西武)はスタジアムDJのRISUKE(久米理介)が担当している。
 
 
 
== 命名権 ==
 
; 命名権による名称の変遷
 
* インボイスSEIBUドーム(2005年3月1日 - 2006年12月31日)
 
* グッドウィルドーム(2007年1月1日 - 2008年1月8日)
 
* 西武プリンスドーム(2015年3月1日 - 2017年2月28日)
 
* メットライフドーム(2017年3月1日 - 2022年2月28日予定)
 
 
 
=== インボイスSEIBUドーム ===
 
[[画像:インボイス西武ドーム No2.jpg|thumb|right|160px|インボイスSEIBUドーム]]
 
[[西武グループ]]は2004年、経営改善策の一環として西武ドームの施設名称と[[埼玉西武ライオンズ (ファーム)|二軍]]のチーム名称について[[命名権]](ネーミングライツ)を売却することを決定。取得に名乗りを上げたのは、[[インターネット]]関連業の[[インボイス]](以下「インボイス社」)。まず同年[[12月29日]]に二軍の命名権を3年契約で取得することに合意し、翌2005年シーズンから球団名を「インボイス」とすることを発表、1月25日にプロ野球実行委員会で承認された。インボイス社は同日、西武ドームの命名権についても2005年シーズンからの2年契約で合意。3月1日から名称を「'''インボイスSEIBUドーム'''」(インボイスセイブドーム)に改称した。
 
 
 
インボイス社は当初「ドーム名を“インボイスドーム”としたい」としていたが、西武側は「“西武”の文字を入れてほしい」としてこれを却下。また、ドームの最寄り駅である[[西武狭山線]]・[[西武山口線|山口線]]の[[西武球場前駅]]についても「“インボイスSEIBUドーム前駅”に改称してほしい」と申し入れたが、[[鉄道駅]]の名称変更には様々な事務手続きなどを行わねばならず経費も掛かるなど煩雑なため、これも受け入れられなかった。
 
 
 
改称を機に、ドーム内の各所や球場スタッフの制服などに「INVOICE」の社名ロゴが入れられた。またインボイス社は株主優待策のひとつに、西武ライオンズのパ・リーグ主催試合のチケット引換券を設けるなどした。また、プロ野球の公式記録や各種報道機関に於いては「インボイスドーム」や「インボイス西武」などと略する形で称されていた。
 
 
 
インボイス社は当初、これらの命名権について10年以上の長期契約を望んでおり、2007年以降も命名権を取得したいとして、契約が切れる2006年シーズン中からその旨を西武側に申し入れていたが、西武側は「契約満了で、2007年以降は更新しない」とインボイス社側に通告。結局2006年9月8日、インボイス社は契約更新を断念。二軍の契約も1年を残し解除する事を決定し、これら「インボイス」を冠する名称は同年いっぱいで使用を終了することになった。但し、西武球場前駅の構内案内図では2011年時点でも「インボイスSEIBUドーム」と表記されていた。
 
 
 
=== グッドウィルドーム ===
 
[[画像:グットウィルドーム No1.jpg|thumb|right|160px|グッドウィルドーム]]
 
西武はインボイス社に代わる命名権の新たな契約先について検討を進めてきたが、2006年12月2日、人材派遣会社の[[グッドウィル・グループ]]と[[2007年]][[1月1日]]からの5年総額25億円(金額は推定)契約に合意。年末までに隣接する西武鉄道の西武球場前駅の誘導看板やドーム看板など変更の準備を進めて、同日から「インボイスSEIBUドーム」を「'''グッドウィルドーム'''」に、二軍を「インボイス」から「グッドウィル」に改称した。
 
 
 
これに伴い、西武ライオンズ球場としての開場以来初めて球場名から「西武」の名前が消えた。[[日本放送協会]](NHK)では「グッドウィル西武ドーム」と一時呼称されたこともある。
 
 
 
ところが2007年[[12月]]、[[グッドウィル (人材派遣会社)|グッドウィル]]が違法な派遣業務を行っていたことが発覚し、[[厚生労働省]]から事業停止命令を受けた(詳細は[[グッドウィル (人材派遣会社)#行政処分|別項]])。このため、同社は西武球団に命名権の契約解除を申請。同球場を所有する西武鉄道と西武球団側もそれを受け入れ、わずか1年で球場と二軍の名称から「グッドウィル」が消えることとなった。
 
 
 
これを受け、西武側では命名権の新規契約については[[2008年]]シーズンの導入を見送る方針を決定。2008年[[1月9日]]付で球場名が「西武ドーム」に戻り、二軍チーム名も一軍と同じ「埼玉西武ライオンズ」に改められた。西武の[[後藤高志]]オーナーは、命名権導入再開について「契約先のイメージが球団にかかわってくるリスクが生じる」と慎重に検討する姿勢をとっており、以降[[2014年]]シーズン終了まで再開は見送られていた。
 
 
 
=== 西武プリンスドーム ===
 
[[File:Seibuprince shomen.jpeg|thumb|right|160px|西武プリンスドーム]]
 
2014年12月15日、西武球団は来シーズンの球場命名権をグループ会社の株式会社[[プリンスホテル]]<ref>2006年から2008年までの間、西武球団の親会社でもあった。</ref>が取得し、球場名を「'''西武プリンスドーム'''」に改称することを発表した<ref>[http://www.seibulions.jp/news/detail/9637.html 2015年3月から「西武プリンスドーム」に名称を変更 プリンスホテルが西武ドームのネーミングライツを取得]埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト 2014年12月15日配信</ref>。契約期間は2015年3月1日から2016年の2月29日までの1年間で、その後も翌年まで自動更新された。契約額は非公表。
 
 
 
これ以降は前の二社と異なり、球場名称の命名権のみの取得であり、二軍チーム名は「埼玉西武ライオンズ」のまま変更されていない。
 
 
 
=== メットライフドーム ===
 
[[File:MetLife Dome.jpg|thumb|right|160px|メットライフドーム]]
 
2017年1月16日に[[メットライフ生命保険]]が同年3月から[[2022年]]2月末までの5年間の命名権を取得することで合意したと発表した。これにより、名称が「'''メットライフドーム'''」に変更される<ref>[http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/01/16/kiji/20170116s00001173154000c.html 西武D名称は「メットライフドーム」に!命名権5年間取得],スポーツニッポン,2017年1月16日</ref><ref>[http://www.metlife.co.jp/about/press/2017/pdf/170116.pdf メットライフ生命、西武ドームネーミングライツ(命名権)を取得 西武ドームは「メットライフドーム」に名称を変更],メットライフ生命保険・西武ライオンズ,2017年1月16日</ref>。
 
 
 
== 周辺の付属施設 ==
 
[[File:Lions Store Flags.jpg|thumb|right|160px|ライオンズストア フラッグス]]
 
[[画像:西武ライオンズ球団事務所.jpg|thumb|right|160px|球団事務所]]
 
[[画像:Seibu Stadium No2 - 01.jpg|thumb|right|160px|西武第二球場]]
 
設計アドバイザー石山建一の提言により、現存する日本プロ野球の本拠地野球場としては唯一、周辺にサブグラウンド、屋内練習場、合宿所といった施設が揃っている<ref name="ishiyama"/><ref>かつて存在した[[阪急西宮スタジアム]]、[[藤井寺球場]]にも合宿所・屋内練習場が併設されており、西宮にはサブグラウンドもあった</ref>。
 
* 球団事務所
 
*: ドーム左中間場外、獅子ビル1階にある。グッズショップ「ライオンズストア フラッグス」が同フロアにある。2階には球団が記者会見を開く際などに使用するプレスルームがあり、同フロアからドーム左翼側の通路に直接出ることができる。かつてはレストラン「DOME RESTAURANT CANTON TABLE」(ドームレストラン カントン テーブル)があったが、2017年1月29日に営業を終了し、現在は子供向け施設「LIONS KIDS PARK」(ライオンズキッズパーク)となっている。3階には宴会場が設けられており、西武ドームで優勝を決定した際にはビール掛けの会場として使用される。なお獅子ビルの南側は[[狭山スキー場]]で、両施設は一体化している。
 
* [[西武第二球場]]
 
*: 西武の二軍が本拠地としている他、一軍もドームでの試合前等に練習を行うことがある。
 
* 屋内練習場
 
* 若獅子寮(西武ライオンズ合宿所)
 
*: 平屋建て。西武球場完成時に同時オープンしている。築35年を超え老朽化が問題になっており、選手会では建て替えを要望している<ref>[http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/622236/ 満室飽和状態…深刻!西武「強制退寮」問題] - 東京スポーツ・2016年11月29日</ref><ref>[http://www.sanspo.com/baseball/news/20161130/lio16113005000002-n1.html 西武・炭谷、選手会納会で老朽化2軍施設の改善を提案] - サンケイスポーツ・2016年11月30日</ref>。
 
* 西武ドームテニスコート
 
* 西武ドームサッカーパーク(元西武第三球場)
 
** ドームで試合やイベントがある時はC駐車場として利用されている。
 
 
 
=== 現存しない施設・店舗 ===
 
* [[西武第三球場]]
 
** 主に練習用。2003年限りで閉鎖し、観客サービス改善のため[[2004年]]に約550台収容の駐車場が設けられた。
 
 
 
* カレーショップ「シエール」
 
** 1986年より球団事務所1階で営業していたが、2010年6月15日営業終了。
 
* 中華料理店「獅子」西武ドーム店
 
** 球場オープンより球団事務所2階で営業していたが、2012年5月21日より諸般の事情により営業を休止、同年9月14日には正式に営業を終了した。<br />なお、終了の翌日(2012年9月15日)からは上記の通りレストラン「DOME RESTAURANT CANTON TABLE」が営業を開始している。<!--ソース http://www.seibudome.jp/pdf/20120914_shishi_results.pdf  「中国料理 獅子 西武ドーム店」の
 
営業終了ならびに新店舗オープンのお知らせ-->
 
 
 
== プロ野球以外での使用 ==
 
{{出典の明記|date=2015年5月19日 (火) 03:35 (UTC)|section=1}}
 
=== アマチュア野球 ===
 
西武ドームではアマチュア野球の公式戦も行われている。
 
 
 
[[社会人野球]]は球場のオープンと同年に創部された[[プリンスホテル硬式野球部]]が近くに合宿所を構えたこともあり、関東地区の主要球場として利用された。毎年3月中旬に行われる[[JABA東京スポニチ大会]]の開催球場のひとつとなっている。また[[全日本クラブ野球選手権大会]]の本大会が、1979年から1995年までは西武球場・西武第三球場で毎年、以降は隔年で行われている。[[都市対抗野球]]東京都の予選が行われることもある。草野球では、[[ストロングリーグ]]により、2004年から[[全国軟式野球統一王座決定戦・ジャパンカップ]]の全国大会に使用されている。
 
 
 
[[高校野球]]では、1981年から1991年までは[[全国高等学校野球選手権大会]]の[[全国高等学校野球選手権埼玉大会|埼玉大会]]の開催球場の一つとして使用された。これは、埼玉大会の参加校が急増していたことが背景にあり、埼玉県内の高校野球でメイン球場として使用する[[埼玉県営大宮公園野球場|埼玉県営大宮球場]]([[さいたま市]][[大宮区]])では、当時フィールドが狭隘の上に老朽化していたため開会式を行うのが困難になったのがその理由である。初年度の1981年、西武球場では開会式とその直後の試合のみが行われ、翌1982年からは準々決勝(1984年からは準決勝)以降の試合も西武球場で行われた。
 
県営大宮球場が1992年に改修されてからは、西武球場・西武ドームが高校野球公式戦で使用されたケースはない。また2016年春には[[東都大学野球]]2部リーグが大学野球のリーグ戦としてはおそらく初めて使用した。
 
 
 
=== コンサート ===
 
[[1986年]]から[[2005年]]まで、毎年夏に行われていた[[渡辺美里]]のスタジアムライブが良く知られる。ライブ開催当日には[[西武鉄道]]による特別電車も運行されたほどである。
 
<br />[[2000年]]に[[PIERROT]]がライブで使用、メジャーデビュー2年足らずでドーム公演するのは当時の最短記録であった。
 
<br />ドーム化された以後では、[[水樹奈々]]や[[ももいろクローバーZ]]などが、西武ドームでの公演実績を多く積んでいる。
 
 
 
2015年以降はアニメ・ゲーム関連の歌手による公演も多く行われている。西武鉄道自身がアニメ作品とのタイアップに積極的であることから、公演に合わせてラッピング電車を走らせることもある。
 
 
 
関東地方では東京ドームがあることから「ドームツアー」に組み込まれないことが一般的ではあるが、アーティストによっては、関東地方の公演において東京ドームまたは東京以外のドーム球場を非開催としたうえで西武ドームを使用し「ドームツアー」に組み込まれる事例がある。
 
<br />また、アーティストにとって最初のドームコンサートの場所になる事例が多い。
 
 
 
==== コンサートを開催した主なアーティスト ====
 
原則として、2009年以降にコンサートを開催したアーティストを記載。
 
<br />※(予定)は開催予定を表す。
 
<br />※(初)は自身初めてのドームコンサート開催を表す。
 
* [[水樹奈々]](2009年(初)<ref>声優として初めて開催されたドームコンサートとなる。</ref>、2010年、2013年、2015年<ref>{{Cite web|publisher=okmusic.jp|url=http://okmusic.jp/news/181706|title=【水樹奈々】『NANA MIZUKI LIVE ADVENTURE 2015』2015年9月19日 at 西武プリンスドーム|accessdate=2017-11-22}}</ref>、2018年(予定))
 
* [[AKB48]](2011年(初))
 
* [[Mr.Children]](2012年)
 
* [[EXILE TRIBE]](2012年、2014年)
 
** [[J Soul Brothers|三代目 J Soul Brothers]](2015年)
 
** [[ATSUSHI (歌手)|EXILE ATSUSHI]](2016年)
 
* [[ももいろクローバーZ]](2012年(初)、2013年、2016年)
 
* [[BIGBANG]](2013年)
 
* [[乃木坂46]](2015年(初))
 
* [[アイドルマスターシリーズ|765PRO ALLSTARS+]]、[[アイドルマスターシリーズ|CINDERELLA GIRLS]]、[[アイドルマスターシリーズ|MILLIONSTARS]](2015年(初)[合同ライブとして]<ref>{{Cite web|publisher=4Gamer.net|url=http://www.4gamer.net/games/232/G023283/20150721128/|title=「アイドルマスター」10thライブ,各公演日で描かれた2つの「アイマス」の姿。原点を大事に&新しい未来へ邁進!|accessdate=2017-11-22}}</ref>)
 
** [[アイドルマスターシリーズ|CINDERELLA GIRLS]](2018年(初)(予定)[単独ライブとして])
 
* [[うたの☆プリンスさまっ♪|ST☆RISH、QUARTET NIGHT、HE★VENS]](2017年(初))
 
* [[Aqours]](2017年(初)<ref>{{Cite web|publisher=Real Sound|url=http://realsound.jp/2017/10/post-120625.html|title=『ラブライブ!』プロジェクトにおける、Aqoursの音楽的な“独自進化”ーー2ndライブを機に紐解く|accessdate=2017-11-22}}</ref>、2018年)
 
* [[Kis-My-Ft2]](2018年<ref>[[ジャニーズ事務所]]所属として初めて開催される西武ドームコンサートとなる。</ref>)
 
* [[WANIMA]](2018年(初)(予定)<ref>ドーム史上初のアリーナスタンディングでのワンマンライブとなる。</ref> <ref>https://wanima.net/everybodytourfinal/</ref>)
 
* [[ケツメイシ]](2018年(初)(予定))
 
 
 
=== 高校生クイズ ===
 
[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系『[[全国高等学校クイズ選手権]]』(高校生クイズ)の関東大会は、[[1984年]]の第2回大会から西武ライオンズ球場で開催されてきた。西武ドームとなっても一部の年を除き、[[2010年]]の第30回大会までは関東大会の会場として使用された。
 
 
 
=== ゴルフ ===
 
[[1996年]]に[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列で放送した毎年恒例の真夏の祭典・[[FNSの日]]で、『FNSの日・10周年記念 1億2500万人の超夢リンピック』のゴルフ予選会として開催した「ゴルフ・池ポチャアプローチ選手権」の会場として使用された。
 
 
 
=== 格闘技 ===
 
* [[PRIDE.10]](2000年)
 
* [[G1 CLIMAX]] 24優勝決定戦(2014年、[[新日本プロレス]])
 
 
 
=== その他のイベント ===
 
* 国際[[バラ]]と[[ガーデニング]]ショウ(1999年 - )(これに伴い、ライオンズはゴールデンウィーク明けに毎年2週間ほどの遠征([[長期ロード]])を行っている)
 
* スーパードッグカーニバル(1999年)
 
* [[フリーマーケット]] in 西武ドーム(2001年)
 
* [[進撃の巨人]]×[[リアル脱出ゲーム]]『'''ある城塞都市からの脱出'''』埼玉公演(2014年)
 
* リアル脱出ゲーム10周年記念『'''リアル脱出ゲーム大パーティー'''』(2017年)
 
* 埼玉県内の私立高校である[[狭山ヶ丘高等学校]]が毎年6月上旬または中旬頃にドームを貸し切って体育祭を実施している。
 
その他、CMやテレビ番組の撮影、握手会などのイベントでもよく使われている。
 
 
 
== 交通機関 ==
 
[[画像:西武10000系電車 ニューレッドアロー スタジアムエクスプレス-2.jpg|thumb|right|130px|「スタジアムエクスプレス」[[西武10000系電車|10000系]]]]
 
[[画像:西武20000系電車 20151-3.jpg|thumb|right|130px|「西武ライオンズファン感謝の集いぼくらと一緒に楽しもう」[[西武20000系電車|20000系]]]]
 
[[画像:Seibu_6000-kei_nippon_series_ouen-go.jpg|thumb|right|130px|「2008日本シリーズ応援号([[東京地下鉄|東京メトロ]][[東京メトロ副都心線|副都心線]]直通)」[[西武6000系電車|6000系]]]]
 
* [[西武球場前駅]]下車すぐ
 
*: 試合当日は直通先も含めて各地から西武球場前駅まで臨時直通列車が運行される。また、池袋駅・[[所沢駅]]・西武球場前駅のみに停車する臨時特急'''「スタジアムエクスプレス(ドーム)」'''が運転される。2008年の副都心線開通に伴い渋谷駅、2013年の副都心線と東横線の相互直通運転開始に伴い元町・中華街駅との直通が実現し、横浜からの球場アクセスが改善した。また[[横浜スタジアム]]の最寄り駅の1つである[[日本大通り駅]]とも繋がったことから、2013年には埼玉西武ライオンズと[[横浜DeNAベイスターズ]]のロゴがラッピングされた電車が運行された。
 
*: シーズンオフに球団が開催するファン感謝デーの連動企画の一つとして、文化放送が後援する'''「西武ライオンズファン感謝の集いぼくらと一緒に楽しもう」'''を西武池袋線池袋駅から、狭山線経由で西武球場前駅まで臨時列車が運行される場合がある。
 
*: 野球以外のイベントにおいても「ローズエクスプレス」(国際バラとガーデニングショウ)、「MISATO TRAIN」([[渡辺美里]][[コンサート]]、[[2005年]]まで)などの臨時特急列車が運転されることがある。
 
*: コンサート時の臨時ダイヤの時には狭山線区間運用が野球開催日に比べ、早い時間帯より運行間隔が短縮され、池袋線からの直通運転(一部[[東京地下鉄有楽町線]][[新木場駅]]始発・[[横浜高速鉄道みなとみらい線]][[元町・中華街駅]]始発)も運転される。なお、西武新宿線からの直通列車は運転されない。
 
*: さらに、1996年以降、毎年8月下旬の休日には「秩父市民応援デー」と題し、[[西武4000系電車]]を使用した[[秩父市]]の西武ライオンズファンが乗車する「西武ライオンズ秩父応援団 CHICHIBU DREAM EXPRESS」と書かれた特製ヘッドマークつきの臨時列車も[[西武秩父駅]] - 西武球場前駅間で2008年まで12年間往復運転されていたが、2009年は西武線沿線となる秩父市だけではなく埼玉県全体に認知度を上げたい西武が「秩父市民応援デー」自体を廃止、この列車の運転もなくなってしまった。その特製ヘッドマークは現在でも西武鉄道が保管しており、鉄道イベントでは見ることができる場合もある。
 
* [[立川駅]]、[[玉川上水駅]]、[[上北台駅]]より試合開催日のみ臨時バス<ref>[http://www.tachikawabus.co.jp/wp-content/uploads/2015/07/【HP掲出】ドーム時刻表新20150724.pdf 2015.07.17 7/24(金) 立川駅北口・玉川上水駅・上北台駅~西武プリンスドーム間運行開始について]</ref>を運行([[西武バス]]、[[立川バス]])。
 
*: なお、往路は最初の3便だけ立川駅北口始発、復路は全便上北台駅、玉川上水駅北口経由での立川駅北口行きとなる。
 
*: [[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅西口]]から西武バスの会員募集バスも試合当日に運行される。
 
* 東京都内から車の場合、[[青梅街道]]([[東京都道5号新宿青梅線]])芋窪交差点から北方2km。
 
* 埼玉県内から車の場合、[[首都圏中央連絡自動車道|圏央道]][[入間インターチェンジ]]から東方6km。
 
*: 有料駐車場はA、B、C、Dの4つがあるが、プロ野球開催時はA駐車場は球団及び報道関係者専用となっており一般利用不可。B駐車場はボックスシート購入者の特典駐車場となっているため、そのためのスペースを予め確保した状態で開放される。そのほか民間の駐車場もある。
 
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== 脚注 ==
 
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=== 注釈・出典 ===
 
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== 関連項目 ==
 
* [[日本の野球場一覧]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Commons|Category:Seibu Dome|西武ドーム}}
 
* [http://www.seibulions.jp/stadium/ メットライフドーム]
 
<!-- **名称が「西武ドーム」だった時代の旧・公式ページurlは「http://www.seibudome.jp/ 」だったが、現在はこのurlにアクセスした場合、上記のサイトにリダイレクトされる。 -->
 
* [http://maps.google.co.jp/maps?hl=&q=%E8%A5%BF%E6%AD%A6%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A0&rlz=1B7GGLL_enJP400JP402&ie=UTF8&hq=%E8%A5%BF%E6%AD%A6%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A0&hnear=%E8%A5%BF%E6%AD%A6%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A0&brcurrent=3,0x6018de3ad062cd41:0xdae1321bc34b403d,0&layer=c&cbll=35.76883,139.420396&panoid=FaVruTBd3FvO8U05uByVDQ&cbp=12,147.22,,0,-3.72&ll=35.769199,139.420103&spn=0.001802,0.004128&source=embed&utm_campaign=en&utm_medium=et&utm_source=en-et-na-us-gns-svn 西武ドーム ストリートビュー]
 
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{{日本プロ野球の本拠地野球場}}
 
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2019/5/7/ (火) 16:43時点における最新版


西武ドーム(せいぶドーム)

埼玉県所沢市にあるスポーツ施設。1979年開設。プロ野球「埼玉西武ライオンズ」の本拠地。1999年、改装によりドーム球場となった際に「西武ライオンズ球場」から名称変更。施設命名権により「インボイスSEIBUドーム」(2005~06年)、「グッドウィルドーム」(2007~08年)と変更した期間がある。



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