西日本旅客鉄道金沢支社

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西日本旅客鉄道金沢支社(にしにほんりょかくてつどうかなざわししゃ)は、石川県金沢市にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の支社の一つである。かつての日本国有鉄道(国鉄)金沢鉄道管理局の流れを汲む。

支社・支店所在地

沿革

金沢鉄道管理局時代

国鉄分割民営化以降

  • 1987年(昭和62年)4月1日:金沢鉄道管理局の旅客部門を継承し、西日本旅客鉄道 金沢支社が発足。
  • 1988年(昭和63年)3月25日:能登線が廃止(のと鉄道能登線に転換したが、2005年4月1日に廃止)。
  • 1990年平成2年)6月1日:鉄道部制度の発足により、第1次鉄道部として越前大野鉄道部が発足。
  • 1991年(平成3年)
  • 1995年(平成7年)10月1日:福井地域鉄道部・北陸地域鉄道部・糸魚川地域鉄道部が発足。
  • 1997年(平成9年)3月22日:金沢列車区・金沢総合車両所が発足。
  • 2001年(平成13年)4月1日:七尾線穴水駅 - 輪島駅間(のと鉄道が第2種鉄道事業者)の第3種鉄道事業が廃止。
  • 2006年(平成18年)3月1日:富山港線が廃止(一部ルート変更して富山ライトレール富山港線に転換、4月29日より運行開始)。
  • 2008年(平成20年)6月1日:越前大野鉄道部が福井地域鉄道部に、富山鉄道部が北陸地域鉄道部に統合される。
  • 2009年(平成21年)6月1日:高岡鉄道部と北陸地域鉄道部が統合され、富山地域鉄道部が発足[1]
  • 2010年(平成22年)6月1日:福井地域鉄道部の一部区間と小浜鉄道部が統合され、敦賀地域鉄道部が発足。
  • 2011年(平成23年)1月31日:北陸地方での前日からの大規模な大雪の影響で、除雪作業のため支社管内の全列車が終日運休。全区間の運休は前例が無く、民営化以来の終日運休は初[2]
  • 2013年(平成25年)6月1日:金沢市に北陸新幹線開業準備室を設置[3]
  • 2014年(平成26年)4月1日:北陸新幹線白山総合車両所が発足[4]
  • 2014年(平成26年)6月1日:支社オフィスを金沢市高柳町から同市広岡3丁目に移転[5][6]。金沢新幹線列車区、金沢新幹線総合指令所、新幹線運輸課、新幹線車両課、新幹線施設課、新幹線電気課が発足[4][5]
  • 2014年(平成26年)10月1日:金沢新幹線電気区、富山新幹線電気区、糸魚川新幹線電気区、富山新幹線保線区が発足[4]
  • 2014年(平成26年)12月1日:金沢新幹線保線区、糸魚川新幹線保線区が発足[4]
  • 2015年(平成27年)3月14日:北陸新幹線 (長野駅 - )上越妙高駅 - 金沢駅間が開業。同時に北陸本線 金沢駅 - 倶利伽羅駅間をIRいしかわ鉄道へ、倶利伽羅駅 - 市振駅間をあいの風とやま鉄道へ、市振駅 - 直江津駅間をえちごトキめき鉄道へ、それぞれ移管。同時に富山地域鉄道部と糸魚川地域鉄道部が統合され、北陸広域鉄道部が発足[7][8]
  • 2017年(平成29年)6月1日:福井支店を開設。


管轄路線

福井県石川県富山県北陸地方三県全域と、京都府舞鶴市の一部、ならびに信越地方の一部(新潟県糸魚川市上越市および長野県小谷村)を管轄している。

2015年開業の北陸新幹線糸魚川駅 - 金沢駅間については、まず2013年6月に金沢支社内に北陸新幹線開業準備室が設置された[7]。開業時点での新幹線管理組織は新幹線運輸課、新幹線車両課、新幹線施設課、新幹線電気課が設置されている。

新幹線規格路線のみの管轄となる新幹線管理本部を除くと、JR西日本の支社で唯一路線記号を採用していない(厳密には新疋田駅と敦賀駅のみ路線記号制定区間に含まれるが、あくまで近畿エリアの扱いであるため、金沢支社では旅客案内に採用していない)。

路線

JR西日本では、営業キロ上での支社境界を駅で区切っているため、該当停車場信号場など)を境界駅として扱う。金沢支社が管轄する路線は次の通り。なお、◇が付いた路線は全線が管理区間内に入っている路線である。

路線名 区間 営業キロ 駅数 備考
北陸新幹線 上越妙高駅[9] - 金沢駅(上越妙高駅構内除く) 168.6km [* 1]2(5)  
北陸本線 近江塩津駅[10] - 金沢駅(近江塩津駅構内除く) 145.2km [* 2]32  
小浜線 敦賀駅 - 東舞鶴駅[11](東舞鶴駅構内除く) 84.3km [* 3]22  
越美北線 越前花堂駅 - 九頭竜湖駅 52.5km 22 全区間を「九頭竜線」の愛称で案内
七尾線 津幡駅[12] - 和倉温泉駅 59.5km 20  
(和倉温泉駅 - 穴水駅 (28.0km) - 第三種鉄道事業としての施設保有のみ[13]
氷見線 高岡駅[14] - 氷見駅 16.5km [* 4]7  
城端線 高岡駅[14] - 城端駅 29.9km [* 5]13  
高山本線 猪谷駅[15] - 富山駅[16] 36.6km 10  
大糸線 南小谷駅[17] - 糸魚川駅[18](南小谷駅構内除く) 35.3km 8  
合計(第三種鉄道事業区間を除く)[19] 628.4km 136  
駅数についての注釈
  1. 新高岡駅は城端線接続駅であるが、新幹線単独駅と同じ扱いとして計上される。カッコ内はそれ以外の在来線併設駅を含めた駅数。
  2. 越美北線と接続する越前花堂駅は含まない。
  3. 北陸本線と接続する敦賀駅は含まない。
  4. 城端線と接続する高岡駅は含まない。
  5. 北陸新幹線単独駅相当となる新高岡駅は含まない。

なお、国鉄時代の金沢鉄道管理局の管轄は金沢支社のそれと以下の点が相違する(北陸本線の経営分離区間を除く)。

管理駅

JR西日本では、主要駅に駅長を配置してその駅を管理駅としている(鉄道部の管理下に置かれている線区を除く)。金沢支社管内の管理駅とその管轄範囲( )は次の通り。下記以外の駅は鉄道部・地域鉄道部が管轄している。

  • 金沢駅(加賀笠間駅 - 金沢駅)
  • 小松駅(大聖寺駅 - 美川駅)
  • 富山駅(糸魚川駅 - 新高岡駅)[20]※新高岡駅は新幹線駅舎のみ。

地域鉄道部・鉄道部

管内の地域鉄道部・鉄道部は下記のとおり。

廃止された鉄道部

乗務員区所

運転士

  • 北陸広域鉄道部運輸科
    • 北陸広域鉄道部高岡運転派出
    • 北陸広域鉄道部糸魚川運転派出

運転士・車掌

  • 金沢新幹線列車区
  • 金沢列車区
  • 敦賀地域鉄道部敦賀運転センター
  • 福井地域鉄道部福井運転センター
  • 七尾鉄道部運転科

車両工場

車両基地

管内の車両基地は下記の通り。

  • 金沢総合車両所運用検修センター
    • 金沢総合車両所富山支所
  • 敦賀地域鉄道部敦賀運転センター車両管理室
  • 福井地域鉄道部福井運転センター
  • 北陸広域鉄道部
    • 高岡運転派出
    • 糸魚川運転派出

設備保守区所

保線区

  • 金沢保線区
    • 金沢保線管理室
    • 小松保線管理室
  • 金沢新幹線保線区
  • 富山新幹線保線区
  • 糸魚川新幹線保線区

電気区

  • 金沢電気区
  • 金沢新幹線電気区
  • 富山新幹線電気区
  • 糸魚川新幹線電気区

機械区

  • 金沢機械区

建築区

  • 金沢建築区

その他の区所

  • 金沢土木技術センター
  • 北陸広域鉄道部
    • 糸魚川施設管理センター
      • 糸魚川管理室
    • 糸魚川電気管理センター
    • 富山施設管理センター
      • 富山管理室
      • 高岡管理室
    • 富山電気管理センター
  • 福井地域鉄道部
    • 福井施設管理センター
      • 福井施設管理室
      • 今庄施設管理室
    • 福井電気管理センター
  • 敦賀地域鉄道部
    • 敦賀施設管理センター
      • 敦賀施設管理室
      • 小浜施設管理室
    • 敦賀電気管理センター

指令所

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 鉄道部組織改正について(北陸エリア)(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年5月11日
  2. 大雪、JR終日運休 北陸線・七尾線の全線 - 北國新聞 2011年2月1日
  3. JR西金沢支社に新幹線準備室 30人増員へ - 北國新聞 2013年5月17日
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 北陸新幹線金沢開業に伴う組織改正等について - 鉄道ホビダス(2014年2月21日、JR西日本ニュースリリースより転記)
  5. 5.0 5.1 新幹線4課新設、金沢駅西で始動 JR西日本が業務開始式 - 北國新聞2014年6月2日。
  6. 高柳町のビルにはIRいしかわ鉄道が代わって入居した(6月に新社屋業務開始 JR西金沢支社 - 北国新聞2014年4月29日)。
  7. 7.0 7.1 新幹線開業へ大幅組織改正 JR西・金沢支社 - 北國・富山新聞、2014年2月21日。
  8. 8.0 8.1 8.2 新幹線延伸開業は750人体制で JR西日本金沢支社が人事異動を発表 - 新潟日報モア、2015年2月19日。
  9. 上越妙高駅構内は、駅運転・営業業務が東日本旅客鉄道(JR東日本)新潟支社、線路設備管理が同長野支社の管轄。営業上では上越妙高駅がJR東日本との境界となっている。
  10. 近江塩津駅構内は近畿統括本部(駅運転・営業業務は京都支社)の管轄であり、同駅上り第1場内信号機を支社境としている。
  11. 東舞鶴駅構内は福知山支社の管轄であり、同駅上り場内信号機を支社境としている。
  12. 津幡駅構内はIRいしかわ鉄道の管轄であるが、共同使用駅の扱いでJR西日本の駅数にも計上されている。
  13. のと鉄道七尾線として、のと鉄道が第二種鉄道事業者として列車を運行している。
  14. 14.0 14.1 高岡駅構内はあいの風とやま鉄道の管轄であるが、共同使用駅の扱いでJR西日本の駅数にも計上されている。
  15. 猪谷駅以南を管轄するJR東海東海鉄道事業本部との鉄道資産上の境界は猪谷駅下り場内信号機であるが、営業上は猪谷駅を境界としている。
  16. 高山本線が乗り入れる在来線の富山駅構内はあいの風とやま鉄道の管轄。ただし新幹線の富山駅構内はJR西日本の直轄。
  17. 南小谷駅構内は東日本旅客鉄道(JR東日本)長野支社の管轄。鉄道資産上の境界は南小谷駅上り場内信号機である。
  18. 大糸線が乗り入れる在来線の糸魚川駅構内はえちごトキめき鉄道の管轄。ただし新幹線の糸魚川駅構内はJR西日本の直轄。
  19. データで見るJR西日本2016 (PDF) p.54 - 西日本旅客鉄道、2017年1月3日閲覧。
  20. お守り「すべらサンド」の 配布 について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2017年1月4日
  21. 新幹線延伸開業は750人体制で - 新潟日報、2015年2月19日。
  22. ジェー・アール・アール『JR気動車客車編成表 2010』交通新聞社、2010年。ISBN 978-4-330-14710-9。

関連項目


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