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|名称 = 船橋ヘルスセンター
 
|外国語表記 = Funabashi Health Center
 
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|画像説明 =
 
|正式名称 = 船橋ヘルスセンター
 
|建物名称 =
 
|所在地郵便番号 = 273(現・273-0012)
 
|所在地 = [[千葉県]][[船橋市]]浜町2丁目1-1
 
| 緯度度 = 35 | 緯度分 = 41 | 緯度秒 = 8.4 | N(北緯)及びS(南緯) = N
 
| 経度度 = 139 |経度分 = 59 | 経度秒 = 24.5 | E(東経)及びW(西経) = E
 
|開業日 = [[1955年]](昭和30年)[[11月3日]]
 
|閉店日 = [[1977年]](昭和52年)[[5月5日]]
 
|施設所有者 = 社団法人船橋ヘルスセンター<br/>↓<br/>株式会社船橋ヘルスセンター
 
|施設管理者 =
 
|土地所有者 = 朝日土地興業株式会社<br/>↓<br/>株式会社船橋ヘルスセンター<br/>(三井不動産株式会社)
 
|敷地面積 =
 
|商業施設面積 =
 
|延床面積 =
 
|店舗数 =
 
|中核店舗 = [[#主な施設|主な施設]]参照
 
|営業時間 = 9:00 - 21:00
 
|駐車台数 =
 
|前身 =
 
|後身 = [[三井不動産商業マネジメント|ららぽーと]]船橋ショッピングセンター<br />↓<br />[[ららぽーとTOKYO-BAY]]
 
|商圏人口 =
 
|最寄駅 = [[ファイル:Keisei Logo.svg|35px|京成電鉄|link=京成電鉄]] [[京成本線]]船橋競馬場前駅<br />↓<br />センター競馬場前駅<br />(現・[[船橋競馬場駅]])
 
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}}
 
'''船橋ヘルスセンター'''(ふなばしヘルスセンター・[[1955年]][[11月3日]] - [[1977年]][[5月5日]]閉館)は、かつて[[千葉県]][[船橋市]][[浜町 (船橋市)|浜町]]に存在した総合[[レジャー施設]]である。
 
 
 
== 概要 ==
 
[[1955年]]11月3日オープン。「12万坪の海辺に1万坪の白亜の温泉デパート」をキャッチフレーズにした[[健康ランド]]的施設ではあるが、浴場のみならず大[[プール]]や遊戯施設、子会社経営で隣接する[[船橋サーキット]]なども含む大規模な総合レジャー施設である。
 
 
 
[[1962年]]に[[関東ローカル]]で放送された[[コマーシャルメッセージ|テレビCM]]([[横山隆一]]作画による老人のアニメと[[三木鶏郎]]作詞・作曲、[[楠トシエ]]歌唱による[[コマーシャルソング|CMソング]])で多くの人々に知られるようになった。
 
 
 
全盛期には[[ザ・タイガース]]など当時の人気歌手・グループによる「歌謡ショー」が屋外ステージで行われたほか、人気[[テレビ番組]]『[[8時だョ!全員集合]]』([[TBSテレビ]])の[[公開放送]]も行われた。また、ローラースケート場はTBSが中継を行っていた[[国際プロレス]]の試合会場としても使用された。
 
 
 
しかし[[1970年代]]に突入した頃からレジャーの多様化による来場者数の減少が始まり、さらに[[1971年]]には[[地盤沈下]]抑制のため温泉・ガスの汲み上げを差し止められたことが致命的となり[[1977年]]5月5日で閉園。21年半の歴史に幕を閉じた。
 
 
 
その後施設は撤去され、跡地には[[商業]]複合施設「[[三井不動産商業マネジメント|ららぽーと]]船橋ショッピングセンター」(現・[[ららぽーとTOKYO-BAY]])」が建設され[[1981年]]4月2日にオープンした。
 
 
 
== 沿革 ==
 
*[[1951年]]([[昭和]]26年):千葉県、[[通産省]]の補助を受け富津鉱区で[[天然ガス|ガス]]の試掘開始
 
*[[1952年]](昭和27年):船橋海岸の[[埋立地]]で採掘(深度約1000m)を行い成功([[南関東ガス田]])。天然ガスとともに[[温泉]](29℃)が湧出。
 
*[[1953年]](昭和28年):船橋市、大衆温泉施設の建設を決める。丹沢善利が[[社団法人]]船橋ヘルスセンターを設置し、4月には朝日土地興業株式会社を設立、自ら社長に就任する。
 
*[[1955年]](昭和30年)[[11月3日]]:船橋ヘルスセンターオープン。入浴料は120円。<ref group="†">当時は[[喫茶店]]でのコーヒー1杯が50円程度であり比較的低料金であるため、県内はもとより遠方からも[[観光バス]]などで来園するほどの爆発的人気を呼んだ。最盛期には年間400万人の来園者を記録。[[1966年]]に開業した常磐ハワイアンセンター(現・[[スパリゾートハワイアンズ]])と並び、関東以北では[[成田山新勝寺]]への[[参拝]]とのセットで団体ツアーを組む旅行会社も多数存在した。</ref>。
 
*[[1963年]](昭和38年)[[12月1日]]:最寄[[鉄道駅|駅]]の[[京成電鉄]][[京成本線]]船橋競馬場前駅が、センター競馬場前駅に改称。
 
*[[1970年]](昭和45年)1月:社団法人の解散により新たな運営会社として[[三井不動産]]が100%出資する「株式会社船橋ヘルスセンター<ref group="†">同社は[[1984年]]に「株式会社ららぽーと」へ改称。[[2008年]]には「ららぽーとマネジメント株式会社」への再改称を経て、[[2013年]]「三井不動産商業マネジメント株式会社」となり現在に至る。</ref>」を資本金5億円で設立。4月、オーナーである朝日土地興業株式会社が三井不動産と合併。
 
*[[1977年]](昭和52年)[[5月5日]]:閉園。ただし現在の[[国道357号]]より南側にあったプール(ゴールデンビーチ)は、その後数年間は夏期営業を続行した。
 
 
 
== 主要施設 ==
 
* 巨大温泉(ローマ風呂)・岩風呂・牛乳風呂・子供風呂・[[家族風呂]]
 
* 舞台付きの宴会場
 
* 人工ビーチ(ゴールデン・ビーチ)
 
* 海水プール
 
* 劇場
 
* ゴルフ場
 
* ボウリング場
 
* 美術館
 
* 遊園地
 
* 水上スキー
 
* 卓球場
 
* 商店街
 
* 宿泊施設
 
* ローラースケート場
 
* アイススケート場
 
* サーキット場([[船橋サーキット]])→後に[[船橋オートレース場]]
 
* 人工芝スキー場
 
* 野球場
 
* テニスコート
 
* 遊覧船(帆船がりばあ号1964年、横浜ヨット建造)→後に名古屋港遊覧船で運行。1980年代頃<ref group="†">[http://www.boat-photos.net/picture/show/8787/NAGOYA-SIGHTSEEING-BOAT NAGOYA SIGHTSEEING BOAT - Boat Photos]少なくとも1979年に名古屋でプロのカメラマンが撮影したカラー写真が記録されている。</ref>まで運行し、その後の詳細は不明。また、船橋ヘルスセンター跡地の[[ららぽーとTOKYO-BAY]]にがりばあ号を模した遊具「ららぽーと号」ができる。
 
* 遊覧飛行機用の飛行場([[船橋飛行場]])
 
* 大滝すべり
 
* ドッグレース場
 
* 遊技場(ゲームセンター)
 
 
 
== 名残 ==
 
* ららぽーとには[[2007年]]3月31日に閉館した[[公衆浴場|温浴施設]]「[[三井ガーデンホテル船橋ららぽーと#%E3%82%89%E3%82%89%E3%81%BD%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%B9%AF_%E5%B8%B8%E7%9B%A4%E6%AE%BF|ららぽーとの湯 常盤殿]]」が存在したが、温泉ではない。<!-- 参考→http://web.archive.org/web/20070724041906/http://www.gardenhotels.co.jp/ -->
 
* 最寄駅のセンター競馬場前駅は閉園後もそのままの駅名で営業を続け、10年後の[[1987年]]4月1日に現駅名の[[船橋競馬場駅]]に改称された<ref group="†">同駅は花輪→京成花輪→船橋競馬場前→センター競馬場前→船橋競馬場と4回の改称実績がある。</ref>。
 
* 営業期間中には送迎にも利用されていたと思われる「ヘルスセンター交通」という社名の[[日本のタクシー|タクシー]]業者が存在した。同社は閉園後も存続したが、26年後の[[2003年]]に[[飛鳥交通]]に売却され現存しない。
 
* [[京成バスシステム]]の[[路線バス]] 船71系統([[船橋駅]] - [[南船橋駅]])には「劇場前」というバス停が存在していた。これは当センターに併設されていた大劇場の名残で、センター閉園後も「船橋ららぽーと劇場」として施設が存続したためである。劇場の閉館後もバス停はそのまま存続したが[[2014年]]2月15日に「親水公園東」に改称された。
 
 
 
== フィクション作品への露出 ==
 
* 映画『[[ニッポン無責任野郎]]』([[1962年]] [[東宝]]):[[植木等]]主演の[[ハナ肇とクレージーキャッツの映画|無責任シリーズ]]第2作。主人公の新婚旅行先が当センター。
 
*映画『甘い汗』([[1964年]] 東宝):中盤で[[京マチ子]]の娘役である[[桑野みゆき]]らがジェットコースター・ゴーカート・プールで遊ぶシーンが存在する。
 
* 映画『[[日本一のゴリガン男]]』([[1966年]] 東宝):植木等主演の「日本一の男」シリーズ第4作で慰労会のシーンが当センターである。またCMソングのマーチングバージョンが流れる。
 
* 映画『[[ザ・ドリフターズの映画|やればやれるぜ 全員集合!!]]』([[1968年]] [[松竹]]):[[ザ・ドリフターズ]]主演のシリーズ第2作でメンバー5人が住み込みで働く。社長役で[[藤村有弘]]が出演しており、保育コーナーのおもちゃに[[ひょっこりひょうたん島]]のライオンの乗り物がある。
 
* [[こちら葛飾区亀有公園前派出所]]:主人公の[[両津勘吉]]が幼少時代に実家の家宝を売って当センターで豪遊したり[[セスナ]]の遊覧飛行を体験する話、「スーパー船橋ヘルスセンターランド」というパロディ施設が登場する話が存在する。
 
 
 
== 脚注 ==
 
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=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group="†"|}}
 
<!--
 
=== 出典 ===
 
{{Reflist}}
 
-->
 
=== 参考文献 ===
 
* [http://www.mitsuifudosan.co.jp/project/special/lalaport_tanjo/index.html 三井不動産株式会社 ららぽーと誕生物語]
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[ららぽーとTOKYO-BAY]]
 
* [[三井不動産]]
 
* [[南関東ガス田]]
 
* [[三木鶏郎]]:[[コマーシャルソング|CMソング]]『長生きチョンパ』を作詞・作曲。
 
* [[楠トシエ]]:上述の『長生きチョンパ』を歌唱。
 
* [[横山隆一]]:テレビCMのキャラクターデザインを担当。
 
* [[九十九里鉄道]]:廃止後の車両を当センター - [[谷津遊園]]間の遊覧鉄道に転用する計画があった。
 
* [[手賀沼ディズニーランド]]
 
* [[大瀧詠一]]
 
* [[船橋競馬場]]
 
* [[谷津駅]]
 
* [[谷津干潟]]・[[谷津遊園]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
*[http://www.city.funabashi.lg.jp/funabashistyle/jp/009/p042389.html ふなばしプラス・栄華を極めた「船橋ヘルスセンター」] - 船橋市。
 
*[http://omotenouchi.jp/CCP050.htm 船橋ヘルスセンター 絵葉書] - 別ページで紹介されている当時のパンフレットから詳細が把握できる。
 
*[http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000616915.pdf 施設整備・管理のための天然ガス対策ガイドブック] - [[地方整備局|国土交通省関東地方整備局]]・コラム記事に船橋ヘルスセンター元取締役の回想を記載。
 
 
 
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[[Category:かつて存在した日本のタクシー事業者]]
 
[[Category:健康ランド|廃業 ふなはしへるすせんたあ]]
 
[[Category:かつて存在した千葉県の企業]]
 
[[Category:解散した社団法人]]
 
[[Category:現存しない千葉県の建築物]]
 
[[Category:現存しない日本のプロレス会場]]
 
[[Category:船橋市の建築物|廃ふなはしへるすせんたあ]]
 
[[Category:船橋市の歴史]]
 
[[Category:三井不動産の歴史]]
 
[[Category:1955年開業の施設]]
 
[[Category:1977年廃止]]
 

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