|
|
| 1行目: |
1行目: |
| − | <div class="pathnavbox">
| + | {{テンプレート:20180815sk}} |
| − | {{Pathnav|[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]}} | |
| − | {{Pathnav|派閥}}
| |
| − | </div>
| |
| − | [[ファイル:Japan LDP HQ.jpg|thumb|240px|自由民主党本部]]
| |
| − | ここでは[[日本]]における'''[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]の[[派閥]]'''について記述・説明する。
| |
| − | | |
| − | == 概要 ==
| |
| − | かつては派閥内の結束があり、[[夏]]は「氷代」、[[冬]]は「餅代」などと称して所属議員に資金を援助する派閥も存在し、新人議員は[[陣笠議員]]として各派閥に入り、当選回数・職歴を重ね、派閥の意向を酌みつつ政治活動に励んでいた。当時の[[中選挙区制]]における自由民主党は各選挙区で複数の候補者を擁立していたが、同一選挙区で同じ派閥に所属する候補者が複数立つことはほぼなかった。同一選挙区における自由民主党の候補者は[[保守]]層の票を奪い合うこともあり、極めて険悪な関係にあった（かつては政界で一番仲が悪い者は同一選挙区における自由民主党の議員同士とも言われた）。[[55年体制]]、特に[[1970年代]]末から[[1990年代]]初頭においては、自由民主党の派閥は五大派閥に収斂されていた。当時の[[中選挙区制]]における最大定数が5であったことから、[[デュヴェルジェの法則]]により候補者も収斂されていったためである。
| |
| − | | |
| − | [[第44回衆議院議員総選挙|第44回衆議院選挙]]の後では新人議員（[[小泉チルドレン]]）が派閥入会することを[[小泉純一郎]]総裁が禁じ、「新人議員研修会」を開いて党が教育すると述べた。しかし、本来はどの組織にも属さない筈の「無派閥」議員が「新人議員研修会」という形（[[83会]]）で組織的なまとまりを帯び出し、[[マスコミュニケーション|マスコミ]]からは「小泉派か？」と評された。そして、1年後には半数近くの新人議員が派閥入会するに至っている。
| |
| − | | |
| − | === 役職 ===
| |
| − | 自由民主党内における派閥の役職は、概ね次のようになっている。
| |
| − | | |
| − | ==== 名誉会長 ====
| |
| − | かつての派閥会長であった人などが就く、文字通りの名誉職。ただし、ベテラン政治家あるいは会長の相談役として、派閥内外に影響力を発揮する場合もある。[[近未来政治研究会|石原派]]で置かれた'''最高顧問'''や[[志公会|麻生派]]で置かれた'''顧問'''もこれと似た性質であった。
| |
| − | | |
| − | ==== 会長 ====
| |
| − | 派閥のトップ。一般に派のオーナーたる会長は極めて強力な支配権を有するが、前任者より地位を引き継いだ会長はそれほどの力を持たないこともある。政治資金やポストの斡旋などで支援が期待されるため、それができない場合は[[前尾繁三郎]]のように地位を追われることもある。会長格に相当する人物の呼称である'''領袖'''（りょうしゅう）や'''オヤジ'''もこれと似た性質であった。
| |
| − | | |
| − | ==== 代表 ====
| |
| − | 派閥の幹部。会長人事への異論が無視できない場合、[[宏池会|旧大平派]]、[[志帥会|旧亀井派]]、[[宏池会 (古賀派)|丹羽・古賀派]]などのように暫定的な性格を強調する意味で会長の代わりに用意される。[[清和政策研究会|町村派]]で置かれた'''代表世話人'''もこれと似た性質であった。
| |
| − | | |
| − | ==== 会長代行 ====
| |
| − | 派閥のナンバー2で運営の中枢を担うポスト。
| |
| − | | |
| − | ==== 座長 ====
| |
| − | 会合の世話役となるポスト。普段は名誉職だが、派閥のトップが欠けた場合、取りまとめ役として浮上することもある。[[志公会|麻生派]]で置かれた'''会長代理'''もこれと似た性質であった。
| |
| − | | |
| − | ==== 副会長 ====
| |
| − | 名誉職の意味合いがあるベテラン政治家によるポスト。
| |
| − | | |
| − | ==== 事務総長 ====
| |
| − | 派閥の資金管理や渉外などの実務を担当する枢要なポスト。
| |
| − | | |
| − | === 派閥の通称 ===
| |
| − | [[テレビ]]・[[新聞]]などマスコミにおける派閥の呼称は、総じて各派の会長職にある議員の苗字から、通称で「○○派」と呼ばれる。この通称については[[報道機関]]各社独自の判断で決定されており、場合によっては各社において違った呼び方をすることもあるため<ref group="注釈">「[[政策科学研究所 (派閥)|旧渡辺派]]」と「[[政策科学研究所 (派閥)|村上派]]」、「[[宏池会 (谷垣派)|旧加藤派]]」と「[[宏池会 (谷垣派)|小里グループ]]」などがこれに当たる。</ref>、主要派閥を「'''○○派（○○派閥）'''」、小派閥を「'''○○グループ'''」、派閥横断型連合を「'''○○政策集団'''」と呼んで区別することが多い（もっとも、[[2006年]]以降は「○○グループ」の呼称を「○○派」に統一する報道機関が多くなった）。派内に次期会長職を引き継ぐものがいない場合は、前会長における苗字の前に「旧」をつけて、「旧○○派」と呼ばれる<ref group="注釈">[[大平正芳]]の死去による「[[宏池会|旧大平派]]」、[[渡辺美智雄]]の死去による「[[政策科学研究所 (派閥)|旧渡辺派]]」、[[河本敏夫]]の政界引退による「[[番町政策研究所|旧河本派]]」、[[小渕恵三]]の死去による「[[平成研究会|旧小渕派]]」、[[加藤紘一]]の[[加藤の乱|倒閣運動]]による「[[宏池会 (谷垣派)|旧加藤派]]」、[[橋本龍太郎]]の派閥離脱による「[[平成研究会|旧橋本派]]」、[[亀井静香]]の離党による「[[志帥会|旧亀井派]]」、[[堀内光雄]]の離党による「[[宏池会 (古賀派)|旧堀内派]]」などがこれに当たる。一方で、[[第43回衆議院議員総選挙|第43回衆議院選挙]]で落選した[[山崎拓]]は非議員のままで[[近未来政治研究会|山崎派]]会長を務めたものの、この時における通称は総じて「[[近未来政治研究会|山崎派]]」のままだった。</ref>。
| |
| − | | |
| − | ほかに、自由民主党則で定められているわけではないが、[[内閣総理大臣]]や[[自由民主党執行部]]に就いた者はその在任期間は派閥を離脱することが慣例となっており、その間は派閥の最高幹部に会長格ポストを預けることが多い。この場合は復帰を視野に入れ、派閥の呼称の変更は行われない。会長職から離れる例が短期間に留まる場合も同様である。以下に例を挙げる。
| |
| − | * [[中曽根康弘]]の総裁就任による[[桜内義雄]]の[[政策科学研究所 (派閥)|中曽根派]]会長就任
| |
| − | * [[竹下登]]の総裁就任による[[金丸信]]の[[経世会|竹下派]]会長就任
| |
| − | * [[小渕恵三]]の総裁就任による[[綿貫民輔]]の[[平成研究会|小渕派]]会長就任
| |
| − | * [[森喜朗]]の総裁就任による[[小泉純一郎]]の[[清和政策研究会|森派]]会長就任
| |
| − | * [[二階俊博]]の総務会長就任による[[河村建夫]]の[[志帥会|二階派]]会長代行就任と[[中曽根弘文]]・[[志帥会|二階派]]会長代行再任
| |
| − | ただし、[[高村正彦]]の副総裁就任により[[番町政策研究所|高村派]]から[[番町政策研究所|大島派]]に変更された例、[[伊吹文明]]の[[衆議院議長]]就任により[[志帥会|伊吹派]]から[[志帥会|二階派]]に変更された例、[[大島理森]]の[[衆議院議長]]就任により[[番町政策研究所|大島派]]から[[番町政策研究所|山東派]]に変更された例では、会長への復帰はなされないものと考えられており、派閥呼称は変更されている。なお、[[大勇会|河野派]]会長の[[河野洋平]]が[[衆議院議長]]に就任した例では、衆議院議員を引退していた[[相澤英之]]が座長のままで派閥を取り仕切り、会長は依然[[河野洋平]]のままだったほか、[[為公会|麻生派]]会長の[[麻生太郎]]が総裁に就任した例では、[[中馬弘毅]]が座長のままで派閥を取り仕切り、会長は依然[[麻生太郎]]のままだった。
| |
| − | | |
| − | 在任期間を終えてもそのまま派閥に復帰しなかった例としては、[[小泉純一郎]]総裁・[[石破茂]]政調会長・[[谷垣禎一]]総裁などが挙げられる。
| |
| − | | |
| − | 特殊な例としては、[[木曜クラブ|田中派]]が挙げられる。[[田中角栄]]は[[1976年]]に[[ロッキード事件]]で[[逮捕]]されて自由民主党を離党し、[[木曜クラブ|田中派]]も脱会した。[[田中角栄]]自身は[[木曜クラブ|田中派]]の会長に就任したことはなく（派閥発足時から[[西村英一]]が会長）、逮捕後も[[西村英一]]・[[二階堂進]]が派閥会長を務めたものの、マスコミにおける呼称は全て「[[木曜クラブ|田中派]]」であった。実際は派閥議員への政治資金や派閥運営の全権を[[田中角栄]]が担っており、実質的な派閥のオーナーであることが明らかだったためである。一方で、[[木曜クラブ|田中派]]が[[1987年]]に[[経世会|竹下派]]と[[木曜クラブ|二階堂派]]に分裂した例では、二階堂側が引き続き[[木曜クラブ]]（[[木曜クラブ|田中派]]の正式名称）を名乗っていたものの、マスコミでは分裂を境に[[木曜クラブ|二階堂グループ]]・[[木曜クラブ|旧田中派二階堂グループ]]などと呼ぶようになった（もっとも、この時期[[田中角栄]]は[[脳梗塞]]の後遺症によりほとんど政治活動をしていなかった）。
| |
| − | | |
| − | === 連立政権と派閥 ===
| |
| − | 派閥の俗称は「[[村社会|むら]]」である。研究者によっては、自由民主党を一つの[[政党]]ではなく「派閥と呼ばれる政党が複数集まった、長期[[連立政権]]」との見方を採る場合もある。
| |
| − | | |
| − | ここで言及されている連立政権とは、政治において政策や主張に共通点のある政党が集まって統一された政策の形成を図り、政策の実現に向けて政権の担当を目標とする活動において、議会の運営におけるコミュニケーションの場として働いている組織である。
| |
| − | | |
| − | 自由民主党を政党（＝派閥）の集合体とみなせば、連立政権と政党における違いが見出せなくなり、政党内に存在する派閥は、連立政権を構成する政党と同様の働きをすると言える。なお、自由民主党則には派閥の規定はない。
| |
| − | | |
| − | === 評価と弊害 ===
| |
| − | 派閥政治は連立政権と同等であり、自由民主党に多様性をもたらす。これにより幾多の政治変動にも対応できる広大な支持基盤を持った政党が誕生した。価値観の多様化が進む現代社会では、[[政党制]]も支持基盤の多様化に合わせて多党化しないと問題が生じ、小党乱立に至らざるを得ない。その時でも実効性のある政権を運営するのに、連立政権＝派閥政治の経験は大きく役立つだろう。派閥同士の関係は険悪であったものの、[[日本社会党]]が[[野党]]であり続けることを選択した状況の中で、政治の緊張感を維持し、[[公明党]]も含めて[[与党]]であり続けた側面がある。派閥解消が要求された時期には勉強会や新人議員における教育機関としての役割も無視できず、政策集団という建前で実質的に派閥の維持が図られた。
| |
| − | | |
| − | 派閥政治は政党政治の観点から批判されることがある。派閥領袖は政治資金やポストの斡旋などで支援を期待され、資金の不足しがちな若手議員や入閣適齢期の中堅議員は派閥領袖の意向に大きく左右される。これにより総裁の判断を無視した派閥領袖の意向が影響力を持つことが多々あり、[[密室]]政治や[[長老]]支配の原因となってきた。派閥から閣僚候補として推薦されるためには派閥の資金獲得に大きく貢献する必要があり、派閥の領袖になるためにはその稼ぎ頭ともならなくてはならない。派閥領袖に就くことは総理総裁候補になることの前提条件でもあり、[[金権政治]]の温床になるとの指摘もある。[[角福戦争]]に代表される派閥抗争が各派閥の行きがかり（「怨念」）を主題に争われ、政策課題が二の次となることもあった。
| |
| − | | |
| − | 派閥政治は時折有効な政治ができなくなる恐れがある。派閥力学の影響で[[内閣総理大臣]]や[[自由民主党執行部]]に就任することとなり、適任とは言えない人が大きな役職を得る恐れがある。
| |
| − | | |
| − | 政党間の[[政権交代]]を民主政治のあるべき姿とみなす立場からは、派閥間の政権移譲が「疑似政権交代」であり、政党間の政権交代を阻害するとして問題視する傾向もある。
| |
| − | | |
| − | [[小選挙区比例代表並立制]]は本来[[二大政党制]]による政権交代を前提とした制度であるため、[[保保連合構想]]により[[志帥会]]が結成されたものの、政治の安定に向けて一大政党制や三大政党制のような二大政党制に代わる体制を構築すべきとする勢力もあり、連立政権運営に長けた自由民主党内で[[志公会]]が結成された。
| |
| − | | |
| − | == 歴史 ==
| |
| − | 戦後、保守陣営は離合集散を繰り返しながら激しく争ったものの、最終的に'''保守本流'''の[[自由党 (日本 1950-1955)|旧自由党]]と'''保守傍流'''の[[日本民主党#日本民主党 (日本 1954-1955)|旧民主党]]による[[保守合同]]（[[1955年]]12月）を経て自由民主党を結成した。これは[[社会党再統一]]を経た革新陣営に対抗する必要があり、仕掛け人である[[三木武吉]]も「10年持てば」と言ったように、解党・分裂が十分にありえた。将来に備えて旧党派の基盤・人的結合を温存しようと、旧自由党・旧民主党やそれ以前の人脈をベースに経歴・信条・政策などにおいて比較的近い議員が集まることで形成されたのが自由民主党の派閥におけるルーツである。
| |
| − | | |
| − | そして、[[1956年]]12月の総裁選挙をきっかけに八派閥（通称は「8個[[師団]]」であるものの、石橋派は他派より規模が小さかったため「7個師団1個[[旅団]]」と呼ばれたこともあった）が組織され、やがて五大派閥（'''十日会系'''の[[福田赳夫|福田派]]・'''木曜研究会系'''の[[田中角栄|田中派]]・'''宏池会系'''の[[大平正芳|大平派]]・'''春秋会系'''の[[中曽根康弘|中曽根派]]・'''政策研究会系'''の[[三木武夫|三木派]]）に収束していった（[[三角大福|三角大福もしくは三角大福中]]も参照）<ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/34669 自民党は決して一枚岩ではない]</ref>。
| |
| − | | |
| − | 各派閥の系列における特徴としては[[タカ派]]色のある十日会系と[[ハト派]]色のある木曜研究会系が伝統的な二大勢力となっている。ただし、十日会系も財政出動による景気拡大を推進してきた過去を持つなど、多彩な特徴を有している。なお、いずれも[[鳩山一郎]]・[[吉田茂]]という自由民主党結成前からの保守の源流をそれぞれ軸に発足しているが、二系列を完成させたといえる[[岸信介]]・[[佐藤栄作]]は実の兄弟である。宏池会系は「公家集団」による名門であるものの、要所要所では潤滑油的な働きをした影の薄い役回りとなっている。春秋会系は挙党態勢を志向してきた歴史があり、政策研究会系は独自路線を志向してきた歴史がある。小派閥の離合集散が必要以上に繰り返された理由は、春秋会系の[[河野一郎]]・[[中曽根康弘]]・[[渡辺美智雄]]などといった面々の支持・被支持を巡って巧みな自由民主党内遊泳が求められたためである。保守本流と保守傍流の区別は意味をなさなくなっており、各派閥の系列（十日会系・木曜研究会系・宏池会系・春秋会系・政策研究会系）で捉えた方が自由民主党の実態に即している<ref>[http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130126/plc13012612000011-n2.htm 保守本流の外交とは何か（2/4ページ）]</ref><ref>[http://www.sankei.com/politics/news/140617/plt1406170013-n2.html 色あせた「保守本流」、現実は「安倍カラー」一色（2/3ページ）]</ref><ref>[http://www.sankei.com/politics/news/140617/plt1406170013-n3.html 色あせた「保守本流」、現実は「安倍カラー」一色（3/3ページ）]</ref>。
| |
| − | | |
| − | === 派閥の変遷 ===
| |
| − | ×は断絶、（）は離脱、「」は正式名称、【 】は現存する通称である。
| |
| − | * '''保守本流'''
| |
| − | ** [[吉田茂]]
| |
| − | *** '''宏池会系'''
| |
| − | **** 「'''[[宏池会]]'''」[[池田勇人|池田派]]→[[前尾繁三郎|前尾派]]→[[大平正芳|大平派]]→[[鈴木善幸|鈴木派]]→[[宮澤喜一|宮澤派]]→[[加藤紘一|加藤派]]（「'''大勇会'''」[[河野洋平|河野派]]→「'''為公会'''」[[麻生太郎|麻生派]]→[[麻生太郎|麻生派]]に合流×）（「'''[[宏池会 (谷垣派)|宏池会]]'''」[[小里貞利|小里派]]→[[谷垣禎一|谷垣派]]→[[古賀誠|古賀派]]に合流×）→「'''[[宏池会 (古賀派)|宏池会]]'''」[[堀内光雄|堀内派]]→[[丹羽雄哉|丹羽]]・[[古賀誠|古賀派]]→[[古賀誠|古賀派]]→「'''[[宏池会]]'''」[[古賀誠|古賀派]]→【[[岸田文雄|岸田派]]】（「'''[[有隣会]]'''」【[[谷垣禎一|谷垣政策集団]]】）
| |
| − | *** '''木曜研究会系'''
| |
| − | **** 「'''木曜研究会'''」－「'''[[周山会]]'''」[[佐藤栄作|佐藤派]]（「'''周山クラブ'''」[[保利茂|保利派]]→[[福田赳夫|福田派]]に合流×）→「'''七日会'''」－「'''政治同友会'''」－「'''[[木曜クラブ]]'''」[[田中角栄|田中派]]（「'''[[木曜クラブ]]'''」[[二階堂進|二階堂派]]→×）→「'''経世会'''」[[竹下登|竹下派]]→[[小渕恵三|小渕派]]（「'''[[改革フォーラム21]]'''」[[羽田孜|羽田]]・[[小沢一郎|小沢派]]→「'''[[新生党]]'''」に合流×）→「'''平成政治研究会'''」－「'''[[平成研究会]]'''」[[小渕恵三|小渕派]]→[[橋本龍太郎|橋本派]]→[[津島雄二|津島派]]→[[額賀福志郎|額賀派]]→【[[竹下亘|竹下派]]】
| |
| − | *** 「'''[[水曜会 (自民党)|水曜会]]'''」[[緒方竹虎|緒方派]]→[[石井光次郎|石井派]]→×
| |
| − | ** [[鳩山一郎]]
| |
| − | *** 「'''白政会'''」－「'''睦政会'''」[[大野伴睦|大野派]]→「'''一新会'''」[[船田中|船田派]]→×（「'''一陽会'''」[[村上勇|村上派]]→「'''巽会'''」[[水田三喜男|水田派]]→×）
| |
| − | * '''保守傍流'''
| |
| − | ** [[鳩山一郎]]
| |
| − | *** '''十日会系'''
| |
| − | **** 「'''十日会'''」[[岸信介|岸派]]→「'''党風刷新懇話会'''」－「'''党風刷新連盟'''」（「'''[[愛正会]]'''」[[藤山愛一郎|藤山派]]→[[水田三喜男|水田派]]に合流×）（[[南条徳男|南条]]・[[平井太郎|平井派]]→[[福田赳夫|福田派]]に合流×）（「'''[[交友クラブ]]'''」[[川島正次郎|川島派]]→[[椎名悦三郎|椎名派]]→×）－「'''紀尾井会'''」－「'''八日会'''」－「'''清和会'''」[[福田赳夫|福田派]]→[[安倍晋太郎|安倍派]]→[[三塚博|三塚派]]（「'''[[政眞会]]'''」[[加藤六月|加藤派]]→「'''[[新生党]]'''」に合流×）→「'''21世紀を考える会・新政策研究会'''」[[三塚博|三塚派]]（[[亀井静香|亀井政策集団]]→[[村上正邦|村上]]・[[亀井静香|亀井派]]に合流×）→[[森喜朗|森派]]→「'''[[清和政策研究会]]'''」[[森喜朗|森派]]→[[町村信孝|町村派]]→【[[細田博之|細田派]]】
| |
| − | *** '''春秋会系'''
| |
| − | **** 「'''[[春秋会]]'''」[[河野一郎|河野派]]（「'''[[春秋会]]'''」[[森清 (千葉県の政治家)|森派]]→[[園田直|園田派]]→[[福田赳夫|福田派]]に合流×）→「'''新政同志会'''」－「'''[[政策科学研究所 (派閥)|政策科学研究所]]'''」[[中曽根康弘|中曽根派]]→[[渡辺美智雄|渡辺派]]（「'''[[近未来政治研究会]]'''」[[山崎拓|山崎派]]→【[[石原伸晃|石原派]]】）（「'''[[さいこう日本]]'''」【[[甘利明|甘利政策集団]]】）→[[村上正邦|村上派]]→「'''[[志帥会]]'''」[[村上正邦|村上]]・[[亀井静香|亀井派]]→[[江藤隆美|江藤]]・[[亀井静香|亀井派]]→[[亀井静香|亀井派]]（「'''[[国益と国民の生活を守る会]]'''」[[平沼赳夫|平沼政策集団]]→「'''[[日本のこころ (政党)|日本のこころ]]'''」に合流×）→[[伊吹文明|伊吹派]]→【[[二階俊博|二階派]]】
| |
| − | *** 「'''火曜会'''」[[石橋湛山|石橋派]]→「'''[[二日会]]'''」[[石田博英|石田派]]→[[三木武夫|三木派]]に合流×
| |
| − | ** [[重光葵]]
| |
| − | *** '''政策研究会系'''
| |
| − | **** 「'''政策研究会'''」－「'''政策同志会'''」－「'''政策懇談会'''」[[松村謙三|松村]]・[[三木武夫|三木派]]（[[松村謙三|松村派]]→×）→[[三木武夫|三木派]]（[[早川崇|早川派]]→[[福田赳夫|福田派]]に合流×）→「'''新政策研究会'''」－「'''[[番町政策研究所]]'''」[[河本敏夫|河本派]]→[[高村正彦|高村派]]→[[大島理森|大島派]]→[[山東昭子|山東派]]→「'''[[志公会]]'''」【[[麻生太郎|麻生派]]】
| |
| − | * 旧[[保守新党]]
| |
| − | ** 「'''[[新しい波 (派閥)|新しい波]]'''」[[二階俊博|二階派]]→[[伊吹文明|伊吹派]]に合流×
| |
| − | * 旧[[のぞみ (政治)|のぞみ]]・旧[[無派閥連絡会]]
| |
| − | ** 「'''さわらび会'''」[[石破茂|石破政策集団]]→「'''[[水月会]]'''」【[[石破茂|石破派]]】
| |
| − | * 無派閥
| |
| − | また、[[芦田均|芦田派]]・[[大麻唯男|大麻派]]・[[北村徳太郎|北村派]]・[[広川弘禅|広川派]]などの小派閥も存在した。さらに、[[砂田重政]]・[[賀屋興宣]]・[[一万田尚登]]なども派閥形成を試みている。
| |
| − | | |
| − | [[1970年代]]には[[田中角栄|田中派]]と[[福田赳夫|福田派]]による[[角福戦争]]が繰り広げられ、[[田中角栄|田中派]]が勢力を持つこととなり、調整や根回しなどの人心掌握術により何度も自派閥議員の総裁就任を画策した[[田中角栄|田中派]]の政治手法に批判が集まってゆき、打破しようという目的で若手議員により「[[青嵐会]]」が結成された。また、[[河野洋平]]による「政治工学研究所」、[[小坂徳三郎]]による「新風政治研究会」、[[中川一郎]]による「[[自由革新同友会]]」、[[石原慎太郎]]による「黎明の会」、[[武村正義]]による「[[ユートピア政治研究会]]」、[[83会]]に所属する[[小泉チルドレン]]を支援した[[武部勤]]による「[[新しい風 (自民党)|新しい風]]」などの政策集団は、そのまま代表者を領袖とする派閥に発展する可能性を持っており、[[石破茂]]による「さわらび会」と[[山本有二]]による「[[のぞみ (政治)|のぞみ]]」と[[石破茂]]を要とする[[山本有二]]による「[[無派閥連絡会]]」が母体となって[[石破茂|石破派]]が結成された。さらに、春秋会系から離反した議員を中心に、[[日本のこころ (政党)|日本のこころ]]が設立された。
| |
| − | | |
| − | === 系譜図 ===
| |
| − | <div style="font-size:x-small">
| |
| − | {{familytree/start}}
| |
| − | {{familytree | KUC | | | | | | | | | MKY | | | | | | | | | | TUK | | | | | | SNJ | | | | | | | | | | SIS |KUC='''宏池会系'''|MKY='''木曜研究会系'''|TUK='''十日会系'''|SNJ='''春秋会系'''|SIS='''政策研究会系'''}}
| |
| − | {{familytree | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |}}
| |
| − | {{familytree | IKD | | | | | | | | | STE | | | | | | | | | | KNB | | | | | | KUN | | | | | | | | | | MKI |IKD=[[池田勇人|池田派]]|STE=[[佐藤栄作|佐藤派]]|KNB=[[岸信介|岸派]]|KUN=[[河野一郎|河野派]]|MKI=[[松村謙三|松村]]・[[三木武夫|三木派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| | | |,|-|-|-|(| | | | | | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| | | MRK | | NKS | | | | | | | | | | |!| |MRK=[[森清 (千葉県の政治家)|森派]]|NKS=[[中曽根康弘|中曽根派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| | | |!| | | |!| | | | | | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | MEO | | | | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| | | SND | | |!| | | | | | | | | | | MKI |MEO=[[前尾繁三郎|前尾派]]|SND=[[園田直|園田派]]|MKI=[[三木武夫|三木派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| | | |!| | | |!| | | | | | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |!| | | | | | | | | | | FKD | | |!| | | |!| | | | | | | | | | | |!| |FKD=[[福田赳夫|福田派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| | | |!| | | |!| | | | | | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | OHM | | | | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| | | |!| | | |!| | | | | | | | | | | |!| |OHM=[[大平正芳|大平派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |)|-|-|-|.| | | | | | | |!| | | |!| | | |!| | | | | | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | TNK | | HRS | | | | | | |!| | | |!| | | |!| | | | | | | | | | | |!| |TNK=[[田中角栄|田中派]]|HRS=[[保利茂|保利派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |!| | | |`|-|-|-|-|-|-|-|+|-|-|-|'| | | |!| | | | | | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | SZK | | | | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| | | | | | | |!| | | | | | | | | | | KUM |SZK=[[鈴木善幸|鈴木派]]|KUM=[[河本敏夫|河本派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |)|-|-|-|.| | | | | | | |!| | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | MZK | | | | | | | | | TKS | | NKD | | | | | | ABS | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| |MZK=[[宮澤喜一|宮澤派]]|TKS=[[竹下登|竹下派]]|NKD=[[二階堂進|二階堂派]]|ABS=[[安倍晋太郎|安倍派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |!| | | |:| | | | | | | |!| | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | OBT | | | | | | | | | | MTZ | | | | | | WTN | | | | | | | | | | |!| |OBT=[[小渕恵三|小渕派]]|MTZ=[[三塚博|三塚派]]|WTN=[[渡辺美智雄|渡辺派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |)|-|-|-|.| | | |,|-|-|-|(| | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |!| | | HTA | | KTU | | |!| | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| |HTA=[[羽田孜|羽田]]・[[小沢一郎|小沢派]]|KTU=[[加藤六月|加藤派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |!| | | |)|-|-|-|'| | | |!| | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | | | | | |!| | | SST | | | | | | |!| | | | | | | |!| | | | | | | | | | | |!| |SST=離党→<br />[[新生党]]|border_ SST=0|boxstyle_ SST=border-width:1px;border-style:dashed;}}
| |
| − | {{familytree | |)|-|-|-|-|-|-|.| | | |!| | | |:| | | | | | | |)|-|-|-|.| | | |)|-|-|-|.| | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | KTU | | | | | KUN | | |!| | | SST | | | | | | MRY | | KMI | | MRK | | YMZ | | | | | | |!| |KTU=[[加藤紘一|加藤派]]|KUN=[[河野洋平|河野派]]|MRY=[[森喜朗|森派]]|KMI=[[亀井静香|亀井団]]|MRK=[[村上正邦|村上派]]|YMZ=[[山崎拓|山崎派]]|SST=[[新進党]]→<br />[[自由党 (日本 1998-2003)|自由党]]|border_ SST=0|boxstyle_ SST=border-width:1px;border-style:dashed;}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | |!| | | |!| | | |:| | | | | | | |!| | | |`|-|-|-|(| | | |!| | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | |!| | | |!| | | |:| | | | | | | |!| | | | | | | KMI | | |!| | | | | | | |!| |KMI=[[村上正邦|村上]]・[[亀井静香|亀井派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | |!| | | |!| | | |D|~|~|~|7| | | |!| | | | | | | |!| | | |!| | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | |!| | | HSM | | HST | | MST | | |!| | | | | | | |!| | | |!| | | | | | | KUM |HSM=[[橋本龍太郎|橋本派]]|KUM=[[高村正彦|高村派]]|HST=[[保守党 (日本)|保守党]]→<br />[[保守新党]]|MST=[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]→<br />[[民進党]]|border_ HST=0|boxstyle_ HST=border-width:1px;border-style:dashed;|border_ MST=0|boxstyle_ MST=border-width:1px;border-style:dashed;}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | |!| | | |!| | | |:| | | |:| | | |!| | | | | | | |!| | | |!| | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | |!| | | |!| | | |:| | | |:| | | |!| | | | | | | KMI | | |!| | | | | | | |!| |KMI=[[江藤隆美|江藤]]・[[亀井静香|亀井派]]}}
| |
| − | {{familytree | |)|-|-|-|.| | |!| | | |!| | | |:| | | |:| | | |!| | | | | | | |!| | | |!| | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | HRU | | OZT | |!| | | |!| | | |:| | | |:| | | |!| | | | | | | |!| | | |!| | | | | | | |!| |HRU=[[堀内光雄|堀内派]]|OZT=[[小里貞利|小里派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | |!| | |!| | | |!| | | |:| | | |:| | | |!| | | | | | | |!| | | |!| | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | |!| | |!| | | |!| | | NKI | | |:| | | |!| | | | | | | KMI | | |!| | | | | | | |!| |NKI=復党→<br />[[二階俊博|二階派]]|KMI=[[亀井静香|亀井派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | |!| | |!| | | |!| | | |!| | | |:| | | |!| | | |,|-|-|-|(| | | |!| | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | KGM | | TNG | |!| | | TSM | | |!| | | |:| | | |!| | | HRN | | IBK | | |!| | | | | | | |!| |KGM=[[丹羽雄哉|丹羽]]・[[古賀誠|古賀派]]|TNG=[[谷垣禎一|谷垣派]]|TSM=[[津島雄二|津島派]]|IBK=[[伊吹文明|伊吹派]]|HRN=[[平沼赳夫|平沼団]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | |!| | |!| | | |!| | | |!| | | |:| | | |!| | | |!| | | |!| | | |!| | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | KGM | | |!| | ASU | | |!| | | |!| | | |:| | | MTM | | NPN | | |!| | | |!| | | | | | | |!| |KGM=[[古賀誠|古賀派]]|ASU=[[麻生太郎|麻生派]]|MTM=[[町村信孝|町村派]]|NPN=離党→<br />[[日本のこころ (政党)|日本のこころ]]|border_ NPN=0|boxstyle_ NPN=border-width:1px;border-style:dashed;}}
| |
| − | {{familytree | |)|-|-|-|'| | |!| | | |!| | | |`|-|-|-|#|-|-|-|#|-|-|-|#|-|-|-|(| | | |!| | | | | | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | | | | |!| | | NKG | | | | | | |:| | | |!| | | |:| | | |!| | | |!| | | | | | | |!| |NKG=[[額賀福志郎|額賀派]]}}
| |
| − | {{familytree | |)|-|-|-|.| | |!| | | |!| | | | | | | |:| | | |!| | | |:| | | |!| | | |)|-|-|-|.| | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | KSD | | TNG | |!| | | |!| | | ISB | | |:| | | |!| | | |:| | | NKI | | ISH | | AMR | | OOS |KSD=[[岸田文雄|岸田派]]|TNG=[[谷垣禎一|谷垣団]]|ISB=[[石破茂|石破団]]|NKI=[[二階俊博|二階派]]|ISH=[[石原伸晃|石原派]]|AMR=[[甘利明|甘利団]]|OOS=[[大島理森|大島派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | |!| | |!| | | |!| | | |!| | | |:| | | |!| | | |:| | | |!| | | |!| | | |!| | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | |!| | |!| | | |!| | | ISB | | |:| | | HSD | | |:| | | |!| | | |!| | | |!| | | SNT |ISB=[[石破茂|石破派]]|HSD=[[細田博之|細田派]]|SNT=[[山東昭子|山東派]]}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | |!| | |`|-|-|-|#|-|-|-|#|-|-|-|#|-|-|-|#|-|-|-|#|-|-|-|#|-|-|-|#|-|-|-|#|-|-|-|(| |}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | |!| | | | | | TKS | | |!| | | RKN | | |!| | | KBU | | |!| | | |!| | | |!| | | ASU |TKS=[[竹下亘|竹下派]]|ASU=[[麻生太郎|麻生派]]|RKN=[[立憲民主党 (日本)|立憲民主党]]|KBU=[[希望の党]]|border_ RKN=0|boxstyle_ RKN=border-width:1px;border-style:dashed;|border_ KBU=0|boxstyle_ KBU=border-width:1px;border-style:dashed;}}
| |
| − | {{familytree | |!| | | |!| | | | | | |!| | | |!| | | |:| | | |!| | | |:| | | |!| | | |!| | | |!| | | |!| |}}
| |
| − | {{familytree/end}}
| |
| − | </div>
| |
| − | | |
| − | == 衰退と解消の動き ==
| |
| − | 結党以来、派閥の弊害が指摘されており、[[1963年]]10月の「[[三木武夫|三木答申]]」により穏やかな派閥解消が成立するか注目されたものの、当時の[[池田勇人]]総裁は自由民主党史上初めてとなる試みを受け流した格好となり、結局派閥解消には至らなかった。その後、[[1977年]]3月の[[福田赳夫]]総裁下と、[[1994年]]の[[河野洋平]]総裁下での野党時代に派閥解消は行われ、各派が派閥の看板を降ろし、マスコミでも「旧○○派」の通称に統一された。しかし、実質的には派閥は連綿と存続しており、派閥活動が公然と行われて総裁選挙に影響を与えた<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2301J_T20C12A1000000/ 親台湾派議員の総帥に 「群雀中の一鶴」灘尾弘吉（4）]</ref><ref>[https://www.jstage.jst.go.jp/article/nenpouseijigaku1953/18/0/18_0_34/_pdf 自由民主党の組織と機能]</ref>。
| |
| − | | |
| − | 脱派閥を訴えた[[小泉純一郎]]も、実際には生粋の派閥政治家だとする評価があり、出身派閥の[[清和政策研究会|森派]]を厚く遇し、長年対立関係にあった[[平成研究会|橋本派]]を冷遇した。しかし、自由民主党内における派閥は本来[[中選挙区制]]を前提にできており、現在の[[小選挙区比例代表並立制]]では必ずしも機能していない。一方で、[[小選挙区比例代表並立制]]においては党執行部や選挙の顔である総裁の役割が拡大し、派閥は徐々に変質しつつあるとも言われる。
| |
| − | | |
| − | [[第45回衆議院議員総選挙|第45回衆議院選挙]]では自由民主党が大幅に議席を減らしたため、派閥そのものが衰退する可能性もあり、実際に各派閥で退会者が相次いだ。[[2009年]]に[[番町政策研究所|高村派]]を退会して「[[のぞみ (政治)|のぞみ]]」を立ち上げた[[山本有二]]は、派閥が[[昼食]]を食べるサロンになったと批判した。[[2010年]]になってからは、新党結成や公認争いを巡って離党者に歯止めがかからず、派閥の退会にもつながっている。[[鳩山邦夫]]、[[藤井孝男]]、[[小池正勝]]らの離党によって、どの派閥にも属さない「無派閥」議員の人数が33人と、[[平成研究会|額賀派]]を抜いて自由民主党内の第二勢力となった。[[2011年]]には無派閥の議員が48人となり、自由民主党内の第一勢力となる。
| |
| − | | |
| − | == 「派閥と領袖」の意義における変遷 ==
| |
| − | 自由民主党内における派閥は、戦前の議会活動から[[保守合同]]に至る過程で形成された思想的・政策的・党派的・人的な利害関係により結ばれた集団を背景に、[[1956年]]12月の総裁選挙で組織された八派閥が原型とされる。特に、[[日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約|新安保]]発効と[[国民皆保険]]制度成立を下支えした[[岸信介]]内閣が総辞職し、[[池田勇人]]総裁が誕生した際には対立が鮮明になり派閥の再編が急速に進んだ。総裁の座を巡る権力闘争により離合集散は繰り返され、[[中選挙区制]]に対応できない小派閥は淘汰されてゆき、[[1970年代]]後半には五大派閥に収束した。
| |
| − | | |
| − | 五大派閥に至る時代には[[国務大臣]]を経験した自由民主党内実力者が派閥領袖に就いており、総裁の座を争った。特に、[[三木武夫]]内閣下で発覚した[[ロッキード事件]]では、[[田中角栄]]との[[三角代理戦争]]における影響もあり、派閥の争いは熾烈を極めた。
| |
| − | | |
| − | [[1980年]]の[[大平正芳]]総裁死去を受けた後継総裁に派閥領袖でない[[鈴木善幸]]が話し合いで選出され、結党以来初となる異例事態に至り（選出後に[[宏池会|大平派]]を継承し、領袖となる）、総主流派体制を敷いて五大派閥による争いの沈静化に努めることになった。また、[[竹下登]]内閣下で発覚した[[リクルート事件]]では、総裁を始め派閥領袖を含む自由民主党内実力者たちが軒並み事件に関わっていたことから、[[1989年]]に再び派閥領袖でない[[政策科学研究所 (派閥)|中曽根派]]の[[宇野宗佑]]総裁が誕生し、[[宇野内閣]]崩壊後には[[番町政策研究所|河本派]]の[[海部俊樹]]総裁が続いた。さらに、自由民主党が下野した[[1993年]]に[[宏池会|宮澤派]]の[[河野洋平]]総裁、[[1995年]]に[[平成研究会|小渕派]]の[[橋本龍太郎]]総裁が誕生するに至り、総裁の座は派閥領袖が競うものから選挙における顔としての価値に重きが置かれるものへと変貌した。この間に[[参議院|参議院議員]]を重視した[[竹下登]]がほぼ全派閥から支持を集めるようになり、長期に亘る「'''経世会支配'''」とその後に続く「'''清和会支配'''」の実現に至った。
| |
| − | | |
| − | そして、[[中選挙区制]]から[[小選挙区比例代表並立制]]へと変わり、候補者選定過程で自由民主党本部の存在価値が高まった。このことにより総裁の座を争うための集団からポスト獲得互助組織へと派閥における存在目的の変質が見て取れるように、会長総裁分離が進行している<ref>[http://www.jl.kagawa-u.ac.jp/~konoe/14e-ronbun/kurokawa.html 1980年代の自民党の派閥政治]</ref><ref>[http://www.jl.kagawa-u.ac.jp/~konoe/14e-ronbun/hata.html 経世会支配と政治改革]</ref>。
| |
| − | | |
| − | == 現在の主要派閥と展望 ==
| |
| − | {| class="sortable wikitable" style="line-height:1.4em; font-size:95%; text-align:center"
| |
| − | |-style="white-space:nowrap; line-height:1.15em"
| |
| − | ! 名称
| |
| − | ! 通称
| |
| − | ! 会長
| |
| − | ! 勢力
| |
| − | ! [[衆議院|衆院]]
| |
| − | ! [[参議院|参院]]
| |
| − | ! 備考
| |
| − | ! 先代会長
| |
| − | ! 先々代会長
| |
| − | |-style="border-top:hidden;"
| |
| − | ! style="font-size:80%; line-height:0.8em;" | !! !! !! | !! | !! |
| |
| − | ! class="unsortable" | !! class="unsortable" | !! class="unsortable" |
| |
| − | |-
| |
| − | |{{Display none|せいわせいさくけんきゆうかい/}}[[清和政策研究会]]|| style="white-space:nowrap;" |{{Display none|ほそた/}}[[清和政策研究会|細田派]]||{{Display none|ほそた/}}[[細田博之]]
| |
| − | | style="text-align:right"|96
| |
| − | | style="text-align:right"|59
| |
| − | | style="text-align:right"|37
| |
| − | | style="text-align:left;" |[[日本民主党]]における[[岸信介]]の系譜に連なる第1派閥<br>概ね[[タカ派]]スタンスを採るが経済政策では[[ハト派]]スタンスも採る||[[町村信孝]]||'''[[森喜朗]]'''
| |
| − | |-
| |
| − | |{{Display none|しこうかい/}}[[志公会]]||{{Display none|あそう/}}[[志公会|麻生派]]||{{Display none|あそう/}}'''[[麻生太郎]]'''
| |
| − | | style="text-align:right"|60
| |
| − | | style="text-align:right"|45
| |
| − | | style="text-align:right"|15
| |
| − | | style="text-align:left;" |[[日本民主党]]における[[松村謙三]]の系譜に連なる第2派閥<br>[[為公会|麻生派]]と[[番町政策研究所|山東派]]が合流して[[宏池会|岸田派]]との[[大宏池会構想]]も目指す||'''[[麻生太郎]]'''<br />[[山東昭子]]||'''[[河野洋平]]'''<br />[[大島理森]]
| |
| − | |-
| |
| − | |{{Display none|へいせいけんきゆうかい/}}[[平成研究会]]||{{Display none|たけした/}}[[平成研究会|竹下派]]|| style="white-space:nowrap;" |{{Display none|たけした/}}[[竹下亘]]
| |
| − | | style="text-align:right"|55
| |
| − | | style="text-align:right"|34
| |
| − | | style="text-align:right"|21
| |
| − | | style="text-align:left;" |[[自由党 (日本 1950-1955)|自由党]]における[[佐藤栄作]]の系譜に連なる第3派閥<br>ポスト[[田中角栄]]を巡り分裂を繰り返した||[[額賀福志郎]]||[[津島雄二]]
| |
| − | |-
| |
| − | |{{Display none|こうちかい/}}[[宏池会]]||{{Display none|きした/}}[[宏池会|岸田派]]||{{Display none|きした/}}[[岸田文雄]]
| |
| − | | style="text-align:right"|48
| |
| − | | style="text-align:right"|32
| |
| − | | style="text-align:right"|16
| |
| − | | style="text-align:left;" |[[自由党 (日本 1950-1955)|自由党]]における[[池田勇人]]の系譜に連なる最古参派閥<br>調整役に回る例が多く政策に明るいものの政争に暗い||[[古賀誠]]||'''[[谷垣禎一]]'''<br />[[古賀誠]]
| |
| − | |-
| |
| − | |{{Display none|しすいかい/}}[[志帥会]]||{{Display none|にかい/}}[[志帥会|二階派]]||{{Display none|にかい/}}[[二階俊博]]
| |
| − | | style="text-align:right"|44
| |
| − | | style="text-align:right"|36
| |
| − | | style="text-align:right"|8
| |
| − | | style="text-align:left;" |[[日本民主党]]における[[河野一郎]]の系譜に連なる[[タカ派]]派閥<br>[[風見鶏]]と揶揄された[[中曽根康弘]]・[[亀井静香]]・[[二階俊博]]が[[ビッグスリー|三巨頭]]||[[伊吹文明]]||[[亀井静香]]
| |
| − | |-
| |
| − | |{{Display none|すいけつかい/}}[[水月会]]||{{Display none|いしは/}}[[水月会|石破派]]||{{Display none|いしは/}}[[石破茂]]
| |
| − | | style="text-align:right"|20
| |
| − | | style="text-align:right"|18
| |
| − | | style="text-align:right"|2
| |
| − | | style="text-align:left;" |従来の系譜を汲まないベンチャー派閥<br>[[石破茂]]の首相就任を目指す|| - || -
| |
| − | |-
| |
| − | |style="white-space:nowrap"|{{Display none|きんみらいせいしけんきゆうかい/}}[[近未来政治研究会]]||{{Display none|いしはら/}}[[近未来政治研究会|石原派]]||{{Display none|いしはら/}}[[石原伸晃]]
| |
| − | | style="text-align:right"|12
| |
| − | | style="text-align:right"|11
| |
| − | | style="text-align:right"|1
| |
| − | | style="text-align:left;" |ポスト[[中曽根康弘]]を巡って結成された新興派閥<br>[[山崎拓]]がオーナーだった||[[山崎拓]]||[[渡辺美智雄]]
| |
| − | |-
| |
| − | |style="white-space:nowrap"|{{Display none|ん/}}無派閥
| |
| − | | style="text-align:left;" |{{Display none|ん/}}-
| |
| − | | style="text-align:left;" |{{Display none|ん/}}-
| |
| − | | style="text-align:right" | 72
| |
| − | | style="text-align:right" | 49
| |
| − | | style="text-align:right" | 23
| |
| − | | style="text-align:left;" | - || - || -
| |
| − | |-
| |
| − | ! colspan="3" | 計
| |
| − | ! 407
| |
| − | ! 284
| |
| − | ! 123
| |
| − | ! -
| |
| − | ! -
| |
| − | ! -
| |
| − | |}
| |
| − | * [[2018年]]8月現在。
| |
| − | * 太字は総裁経験者。
| |
| − | * 会派離脱中である[[衆議院議長]]の[[大島理森]]（[[志公会|麻生派]]）と[[参議院議長]]の[[伊達忠一]]（[[清和政策研究会|細田派]]）を含む。[[清和政策研究会|細田派]]客員会員の[[井上義行]]と[[志公会|麻生派]]客員会員の[[渡辺美知太郎]]は除外。
| |
| − | ほかに、「[[伝統と創造の会]]（[[稲田朋美]]会長）」、「[[さいこう日本]]（[[甘利明]]代表）」、「きさらぎ会（[[菅義偉]]顧問）」、「[[有隣会]]」、「[[無派閥有志の会]]」など、無派閥議員間での連携を模索する政策集団が様々な形態で見られる。また、[[第2次安倍内閣]]では保守系超党派[[議員連盟]]（政党横断型連合）として『[[創生「日本」]]（[[安倍晋三]]会長）』に参加する議員が多く登用されている。さらに、[[自由民主党青年局|青年局]]が主として無派閥の1年生議員向けに主催する勉強会も開かれており、かつての派閥が果たした役割は分担されている。これらの政策集団には派閥と重複して参加している議員もいる。派閥には一長一短があり、教訓として生かされている。
| |
| − | | |
| − | 一覧から見て取れるように、[[第46回衆議院議員総選挙|第46回衆議院選挙]]で自由民主党が大勝したことにより議員数が飛躍的に増加し、派閥の内実に大きな変化が生じた<ref>[http://www.sankei.com/politics/news/170703/plt1707030080-n5.html 麻生太郎会長「安倍政権を力強く支えていく」 新派閥「志公会」設立記者会見詳報（5/6ページ）]</ref><ref>[http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASFS03H50_T00C17A7PP8000/ 新麻生派「第2派閥」に 山東派など合流で59人]</ref><ref>[http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E7%9F%B3%E7%A0%B4%E6%B4%BE%E3%80%8C%E6%B0%B4%E6%9C%88%E4%BC%9A%E3%80%8D%EF%BC%92%EF%BC%90%E4%BA%BA%E3%81%A7%E6%AD%A3%E5%BC%8F%E7%B5%90%E6%88%90-%E7%B7%8F%E8%A3%81%E9%81%B8%E3%81%AB%E6%84%8F%E6%AC%B2/ar-AAeRMya?li=AA570j 自民党：石破派「水月会」20人で正式結成 総裁選に意欲]</ref><ref>[http://www.47news.jp/CN/201509/CN2015092801001493.html 「石破派」が旗揚げ、安倍後継へ 派閥名「水月会」、20人参加]</ref><ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2016011400720 井上氏、細田派に正式入会]</ref>。
| |
| − | | |
| − | == 脚注 ==
| |
| − | === 注釈 ===
| |
| − | {{脚注ヘルプ}}
| |
| − | <references group="注釈" />
| |
| − | | |
| − | === 出典 ===
| |
| − | {{脚注ヘルプ}}
| |
| − | {{Reflist}}
| |
| − | | |
| − | == 参考文献 ==
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[渡邉恒雄]]
| |
| − | |chapter=保守党の解剖
| |
| − | |title=派閥
| |
| − | |publisher=[[弘文堂]]
| |
| − | |ref=渡邉}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[戸川猪佐武]]
| |
| − | |chapter=保守本流
| |
| − | |title=小説[[吉田学校]]
| |
| − | |publisher=[[学陽書房]]
| |
| − | |ref=戸川a}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[戸川猪佐武]]
| |
| − | |chapter=党人山脈
| |
| − | |title=小説[[吉田学校]]
| |
| − | |publisher=[[学陽書房]]
| |
| − | |ref=戸川b}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[戸川猪佐武]]
| |
| − | |chapter=角福火山
| |
| − | |title=小説[[吉田学校]]
| |
| − | |publisher=[[学陽書房]]
| |
| − | |ref=戸川c}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[戸川猪佐武]]
| |
| − | |chapter=金脈政変
| |
| − | |title=小説[[吉田学校]]
| |
| − | |publisher=[[学陽書房]]
| |
| − | |ref=戸川d}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[戸川猪佐武]]
| |
| − | |chapter=保守新流
| |
| − | |title=小説[[吉田学校]]
| |
| − | |publisher=[[学陽書房]]
| |
| − | |ref=戸川e}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[戸川猪佐武]]
| |
| − | |chapter=田中軍団
| |
| − | |title=小説[[吉田学校]]
| |
| − | |publisher=[[学陽書房]]
| |
| − | |ref=戸川f}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[戸川猪佐武]]
| |
| − | |chapter=四十日戦争
| |
| − | |title=小説[[吉田学校]]
| |
| − | |publisher=[[学陽書房]]
| |
| − | |ref=戸川g}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[戸川猪佐武]]
| |
| − | |chapter=保守回生
| |
| − | |title=小説[[吉田学校]]
| |
| − | |publisher=[[学陽書房]]
| |
| − | |ref=戸川h}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[山本七平]]
| |
| − | |title=「派閥」の研究
| |
| − | |publisher=[[文芸春秋社]]
| |
| − | |ref=山本}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[朝日新聞]]政治部
| |
| − | |title=[[経世会|竹下派]]支配
| |
| − | |publisher=[[朝日新聞社]]
| |
| − | |ref=朝日a}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[朝日新聞]]政治部
| |
| − | |title=権力の代償
| |
| − | |publisher=[[朝日新聞社]]
| |
| − | |ref=朝日b}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[田崎史郎|大家清二]]
| |
| − | |title=[[経世会]]死闘の七十日
| |
| − | |publisher=[[講談社]]
| |
| − | |ref=大家}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[石原慎太郎]]
| |
| − | |chapter=わが政治への反回想
| |
| − | |title=国家なる幻影
| |
| − | |publisher=[[文芸春秋社]]
| |
| − | |ref=石原a}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[岩瀬達哉]]
| |
| − | |chapter=ドキュメント[[竹下登]]
| |
| − | |title=われ万死に値す
| |
| − | |publisher=[[新潮社]]
| |
| − | |ref=岩瀬}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[田崎史郎]]
| |
| − | |title=[[経世会|竹下派]]死闘の七十日
| |
| − | |publisher=[[文芸春秋社]]
| |
| − | |ref=田崎a}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[竹下登]]
| |
| − | |chapter=[[竹下登]]回顧録
| |
| − | |title=政治とは何か
| |
| − | |publisher=[[講談社]]
| |
| − | |ref=竹下}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=浅川博忠
| |
| − | |title=三代にわたる「変革」の血
| |
| − | |publisher=[[講談社]]
| |
| − | |ref=浅川}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[田崎史郎]]
| |
| − | |chapter=死に顔に笑みをたたえて
| |
| − | |title=[[梶山静六]]
| |
| − | |publisher=[[講談社]]
| |
| − | |ref=田崎b}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[石原慎太郎]]
| |
| − | |title=天才
| |
| − | |publisher=[[幻冬舎]]
| |
| − | |ref=石原b}}
| |
| − | * {{Cite book|和書
| |
| − | |author=[[村上誠一郎]]
| |
| − | |title=自民党ひとり良識派
| |
| − | |publisher=[[講談社]]
| |
| − | |ref=村上}}
| |
| − | | |
| − | == 関連項目 ==
| |
| − | * [[自由民主党 (日本)|自由民主党]]
| |
| − | * [[自由民主党国会議員一覧]]
| |
| − | * [[派閥]]
| |
| − | * [[グループ]]
| |
| − | * [[政策集団]]
| |
| − | * [[日本社会党の派閥]]
| |
| − | * [[民進党の派閥]]
| |
| − | | |
| − | {{自由民主党 (日本)}}
| |
| − | {{DEFAULTSORT:しゆうみんしゆとうのははつ}}
| |
| − | [[Category:自由民主党|ははつ]]
| |
| − | [[Category:自由民主党の派閥|*]]
| |