筑北村

筑北村（ちくほくむら）は、長野県東筑摩郡の村。

地理

善光寺街道の北国西街道沿いに位置し、青柳宿が設置されていたほか、間の宿として西条宿、乱橋宿が置かれていた。旧本城村・旧坂北村と旧坂井村の間は山地で直接連絡する道路がなく、旧坂井村地区は麻績村を経由しなければならない事実上の飛地である。筑北地区4村の合併協議から麻績村が途中離脱したため、このような形となった。

• 山：冠着山（姨捨山）、虚空蔵山、大沢山、四阿屋山、岩殿山
• 河川：麻績川、東条川、別所川、小仁熊川

青柳のはずれには、天正8年（1580年）に青柳伊勢守頼長が切り開いた道幅3.3m、長さ26m、高さ6m余の切通しがあり、『善光寺道名所図會』にも描かれた。

隣接する自治体

• 松本市
• 安曇野市
• 長野市
• 千曲市
• 上田市
• 東筑摩郡：麻績村、生坂村
• 小県郡：青木村

歴史

• 2002年（平成14年）6月6日 - 本城村・坂北村・坂井村・麻績村が任意合併協議会を設置。
• 2003年（平成15年）10月24日 - 上記4村が法定合併協議会を設置。
• 2004年（平成16年）9月12日 - 麻績村が法定合併協議会からの離脱を表明。
• 2005年（平成17年）10月11日 - 坂井村・本城村・坂北村が合併して筑北村が発足。

人口

筑北村（に相当する地域）の人口の推移

総務省統計局 国勢調査より

行政

所轄広域連合

• 松本広域連合

所轄警察署

• 安曇野警察署

所轄消防署

• 松本広域消防局麻績消防署

村政

村長

関森省吾 2005年 - 2009年

飯森紀元 2009年 - 2013年

関川芳男 2013年11月13日就任 - 現任

村議会

• 議長:佐藤文男
• 定数:12人（任期 2021年11月12日まで）

県政

• 長野県議会選挙区 - 東筑摩郡選挙区（定数1）

国政

• 衆議院選挙区 - 長野県第2区

経済

産業

商工業　　

観光

フクジュソウ

農業

稲作 白菜 イチゴ エゴマ 花木 フサスグリ

地域

教育

2012年4月までに村内の保育園、小学校、中学校を1つに統合する案が示された。

小学校

• 筑北村立坂井小学校
• 筑北村立本城小学校
• 筑北村立坂北小学校

中学校

• 筑北村立聖南中学校
• 麻績村筑北村学校組合立筑北中学校（麻績村内）

社会教育

• 筑北村図書館

交通

鉄道路線

• 東日本旅客鉄道（JR東日本）
  • 篠ノ井線：西条駅 - 坂北駅 - （聖高原駅：麻績村） - 冠着駅

バス

• 長野自動車道坂北BS 、本城BSから長野、松本、飯田方面へ高速バスが運行されている。
• 筑北村営バス

道路

ファイル:Michinoeki-Sakakita.JPG

道の駅さかきた

• 長野自動車道が村内を通るが、インターチェンジはない。(筑北パーキングエリアはある。）最寄りのインターチェンジは麻績インターチェンジ（麻績村）である。

一般国道

• 国道143号
• 国道403号

道の駅

• さかきた

都道府県道

• 長野県道12号丸子信州新線
• 長野県道55号大町麻績インター千曲線
• 長野県道277号河鹿沢西条停車場線

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

ファイル:MG 1512.jpg

青柳城

ファイル:Bessho River Otaki Waterfall 1.jpg

大滝

旧跡

• 修那羅石仏群(しょならせきぶつぐん)
• 安坂将軍塚古墳群
• 碩水寺
• 岩殿寺（信濃三十三観音霊場15番札所）
• 岩井堂（信濃三十三観音霊場3番札所）
• 安養寺（旧定額寺、現廃寺）
• 青柳宿
• 青柳城址
• 切通し（北国西街道）

自然景勝地

• 差切峡 - ドの淵、大滝八潭
• 差切峡温泉 坂北壮
• 草湯温泉 冠着荘
• 滝上峡・大滝・湯仏の滝

出身有名人

• 青柳盛雄 - 政治家
• 滝澤三郎 - 元国連難民高等弁務官事務所駐日代表
• 洞富雄 - 歴史学者
• 増田甲子七 - 政治家
• 宮入千洋 - 信越放送アナウンサー
• 宮坂哲文 - 教育学者
• 山本幸助 - 元通産省産業政策局長、トヨタ自動車副社長
• 横山克 - 作曲家

外部リンク

• 筑北村