秋分

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秋分(しゅうぶん、: autumnal equinox)は、二十四節気の第16番目の節気。昼と夜の長さがほぼ等しいが厳密には昼が若干長い。現行暦8月内、旧暦8月内。

現在広く採用される定気法では、太陽秋分点を通過した瞬間の太陽黄経が180になったときで、9月23日ごろである。で該当する秋分日(しゅうぶんび)で、天文学ではその瞬間を指す。恒気法では冬至から3/4年経過した約273.93日後で、9月21日ごろである。期間としては、秋分日から次の節気の寒露前日までである。

西洋占星術では、秋分を天秤宮てんびん座)の始まりとする。

日付

定気法による秋分の瞬間(世界時)と、日本中国での秋分日の日付は表のとおり。日本における時刻はこの表の9時間後となる。 [1] [2]

日時 (UT) 日本 中国
1984年 9月22日20:33 9月23日 9月23日
1985年 9月23日02:07 9月23日 9月23日
1986年 9月23日07:59 9月23日 9月23日
1987年 9月23日13:45 9月23日 9月23日
1988年 9月22日19:29 9月23日 9月23日
1989年 9月23日01:20 9月23日 9月23日
1990年 9月23日06:56 9月23日 9月23日
1991年 9月23日12:48 9月23日 9月23日
1992年 9月22日18:43 9月23日 9月23日
1993年 9月23日00:22 9月23日 9月23日
1994年 9月23日06:19 9月23日 9月23日
1995年 9月23日12:13 9月23日 9月23日
1996年 9月22日18:00 9月23日 9月23日
1997年 9月22日23:56 9月23日 9月23日
1998年 9月23日05:37 9月23日 9月23日
1999年 9月23日11:31 9月23日 9月23日
2000年 9月22日17:28 9月23日 9月23日
2001年 9月22日23:04 9月23日 9月23日
2002年 9月23日04:55 9月23日 9月23日
2003年 9月23日10:47 9月23日 9月23日
2004年 9月22日16:30 9月23日 9月23日
2005年 9月22日22:23 9月23日 9月23日
2006年 9月23日04:03 9月23日 9月23日
2007年 9月23日09:51 9月23日 9月23日
2008年 9月22日15:45 9月23日 9月22日
2009年 9月22日21:19 9月23日 9月23日
2010年 9月23日03:09 9月23日 9月23日
2011年 9月23日09:05 9月23日 9月23日
2012年 9月22日14:49 9月22日 9月22日
2013年 9月22日20:44 9月23日 9月23日
2014年 9月23日02:29 9月23日 9月23日
2015年 9月23日08:21 9月23日 9月23日
2016年 9月22日14:21 9月22日 9月22日
2017年 9月22日20:02 9月23日 9月23日
2018年 9月23日01:54 9月23日 9月23日
2019年 9月23日07:50 9月23日 9月23日
2020年 9月22日13:30 9月22日 9月22日
2021年 9月22日19:21 9月23日 9月23日
2022年 9月23日01:03 9月23日 9月23日
2023年 9月23日06:50 9月23日 9月23日
2024年 9月22日12:43 9月22日 9月22日
2025年 9月22日18:19 9月23日 9月23日
2026年 9月23日00:05 9月23日 9月23日
2027年 9月23日06:01 9月23日 9月23日
2028年 9月22日11:44 9月22日 9月22日
2029年 9月22日17:38 9月23日 9月23日


グレゴリオ暦による17世紀から24世紀までの日本の秋分は表のとおり [3] [4] [5]2024年の秋分は[[テンプレート:EqJSTDate2150]]。[ [更新]]

365日からの超過分が毎年蓄積し、 4年に一度閏年でリセットされる様子が分かる(秋分は閏日の挿入される2月末日より後のため、 4で割り切れる年が先頭)。

1980年から2011年9月23日だが、1979年までは9月24日1896年までは9月22日もあり、2012年からは再び9月22日が現れる。

年を4で割った余り 確定困難な(日を跨ぐ)年
0 1 2 3 真夜中の前後10分
1600年 - 1635年 23日 23日 23日 23日
1636年 - 1667年 22日 23日 23日 23日
1668年 - 1695年 22日 22日 23日 23日
1696年 - 1699年 22日 22日 22日 23日 1698(22-23日),
1700年 - 1727年 23日 23日 23日 24日
1728年 - 1763年 23日 23日 23日 23日 1760(22-23日),
1764年 - 1791年 22日 23日 23日 23日
1792年 - 1799年 22日 22日 23日 23日 1793(22-23日),
1800年 - 1823年 23日 23日 24日 24日 1822(23-24日),
1824年 - 1851年 23日 23日 23日 24日
1852年 - 1887年 23日 23日 23日 23日 1855(23-24日),
1888年 - 1899年 22日 23日 23日 23日 1888(22-23日),
1900年 - 1919年 23日 24日 24日 24日 1917(23-24日),
1920年 - 1947年 23日 23日 24日 24日
1948年 - 1979年 23日 23日 23日 24日
1980年 - 2011年 23日 23日 23日 23日
2012年 - 2043年 22日 23日 23日 23日
2044年 - 2075年 22日 22日 23日 23日 2074(22-23日),
2076年 - 2099年 22日 22日 22日 23日
2100年 - 2103年 23日 23日 23日 24日
2104年 - 2139年 23日 23日 23日 23日
2140年 - 2167年 22日 23日 23日 23日
2168年 - 2199年 22日 22日 23日 23日 2198(22-23日),
2200年 - 2227年 23日 23日 23日 24日
2228年 - 2263年 23日 23日 23日 23日 2260(22-23日),
2264年 - 2291年 22日 23日 23日 23日
2292年 - 2299年 22日 22日 23日 23日
2300年 - 2323年 23日 23日 24日 24日 2322(23-24日),
2324年 - 2351年 23日 23日 23日 24日
2352年 - 2383年 23日 23日 23日 23日
2384年 - 2399年 22日 23日 23日 23日

記念日

日本ではこの日は国民の祝日の「秋分の日」となる。秋分の日は、国立天文台の算出する定気法による秋分日を基にして閣議決定され、前年2月1日に暦要項として官報に告示される。天文学に基づいて年ごとに決定される国家の祝日は世界的にみても珍しい。また、彼岸の中日でもある。

昼夜の長さ

ファイル:Earth-lighting-equinox EN.png
秋分の日の太陽光の当たり方。秋分では太陽は赤道上にあるため、天文的な位置関係からは昼夜の長さが等しくなるように思えるが、実際は違う。

春分と同様に、秋分では昼夜の長さが等しくなる。『暦便覧』では「陰陽の中分なれば也」と説明している。しかし、実際には、昼の方が夜よりも長い。日本付近では、年による差もあるが、平均すれば昼が夜よりも約14分長い。これは、次の理由による。

大気差
大気による屈折で太陽の位置が実際より上に見えるため、太陽が上に見える角度の分、日出が早く、日没が遅くなる。屈折は太陽が地平線に近いほど大きくなる。国立天文台では、太陽が地平線付近にある時の、その屈折角度を35分8秒と見積もっている。ここから計算される日出・日没の時間の差は約2分20秒である。
太陽の視直径
太陽の上端が地平線と一致した時刻を日出あるいは日没と定義しているため。これにより、太陽の半径の分、日出が早く、日没が遅くなる。ここから計算される日出・日没の時間の差は約1分5秒である。
日周視差
太陽の距離÷地球の半径は有限なので、視差により、0.7秒日の出が遅く、0.7秒日の入りが早くなる。
秋分のずれ
1日の間にも太陽の黄経は変わるため、秋分が1日のいつかにより昼夜の長さに差が出る。この効果は昼夜の長さを最大で±1.1分変える。ただし平均には影響を与えない。

これらを合わせると日本において、日出は太陽の中心が地平線から昇るより3分25秒早く、日没は太陽の中心が地平線より沈むより3分25秒遅くなる。したがって、秋分の日の昼の長さは約12時間7分、夜の長さは約11時間53分である。そして、実際に昼夜の長さの差が最も小さくなる日は秋分の4日程度後になる[6]

秋分を含む日には、太陽は真東から昇って真西に沈む。赤道上の観測者から見ると、太陽は正午に天頂を通過する。北極点又は南極点の観測者から見ると、秋分の太陽はちょうど地平線と重なるようにして動き、昇ることも沈むこともない。

七十二候

秋分の期間の七十二候は以下の通り。

初候
雷乃収声(らい すなわち こえを おさむ):雷が鳴り響かなくなる(日本・中国)
次候
蟄虫坏戸(ちっちゅう こを はいす):虫が土中に掘った穴をふさぐ(日本・中国)
末候
水始涸(みず はじめて かる):田畑の水を干し始める(日本・中国)

前後の節気

白露秋分寒露

脚注

  1. 国立天文台 暦要項 各年版より世界時換算(1984年 - 2016年)
  2. 2009年版より理論が更新されているが、「分」の精度でほとんど違いはない。
  3. 現代の天体力学による位置推算のため、過去の暦の記述とは必ずしも一致しない(代わりに分単位の精度がある)。 将来の見積もりについては(主に閏秒の不確かさから)日付が前後する恐れがある(10分の誤差を見込んだが、表の末尾では恐らく不足)。
  4. JPL HORIZONS Web-Interface (2015年8月22日 Ver 3.9.8) 取得後 TT→UT 変換
  5. NASA による ΔT の解説計算式
  6. 国立天文台 よくある質問 「春分の日・秋分の日には、昼と夜の長さは同じになるの?」