「祖語」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2015年7月}}
 
  
[[File:ABB.svg|thumb|言語分岐の模式図(上が過去)。15がこの図全体の祖語であるが、たとえば7も「5と9の祖語」である。<br>なお、6と20は15の'''娘言語'''という。]]
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'''祖語'''(そご)
'''祖語'''(そご)とは、共通の[[歴史言語学]]的祖先を持つ諸言語([[語族]]またはその[[部分集合|サブセット]])に対する、その共通の祖先言語である。
 
  
互いに関連のある[[言語]]を歴史的に遡っていくとある時点でひとつの言語となるが、その言語のことを祖語 Proto-language という。[[原言語]]と称される場合も若干見られるが、source-languageなのか、proto-languageであるかの区別を行うために、祖語と呼ばれることが多い。
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1 互いに親縁関係にある諸言語の源になる言語。ロマンス諸語に対するラテン語の類。
  
例えば、[[インド・ヨーロッパ語族]](印欧語族)の祖語は「[[インド・ヨーロッパ祖語|印欧祖語]]」、[[インド・ヨーロッパ語族]]の[[ゲルマン語派]]に属する言語の祖語は「[[ゲルマン祖語]]」と呼ばれる。
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2 一宗一派の開祖の言葉。
  
祖語に関してはどの言語も[[文献]]が残されていないので、理論的な[[再建]]しか出来ないが、[[ロマンス語]]における[[ラテン語]]([[俗ラテン語]])、[[インド語派]]における[[サンスクリット]]の様に、祖語に極めて近い言語が残っている例は、印欧語族などに散見される。
 
  
祖語は何らかの言語共同体ではあったと想像されるが、単一の言語だったという保証はない。例えば印欧語族の[[ケントゥム語派]]と[[サテム語派]]は印欧祖語の段階でも別の[[方言]]だったと想像されているが、これらがさらに単一の方言にさかのぼるかどうかはわからない。
 
 
これらの[[研究]]の過程で、ある単語が現存する文献や口頭調査で採取されたものでなく、比較言語学から推定された場合、"*"印を付けて、例えば"*{{unicode|kʷʰ}}"などと書く。これを推定形と呼ぶ。
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[歴史言語学]]
 
* [[世界祖語]]
 
* [[祖語の一覧]]
 
 
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[[Category:比較言語学]]
 
[[Category:比較言語学]]

2018/10/14/ (日) 12:52時点における最新版

祖語(そご)

1 互いに親縁関係にある諸言語の源になる言語。ロマンス諸語に対するラテン語の類。

2 一宗一派の開祖の言葉。




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