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{{Infobox 力士
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|名前=白馬 毅
 
|画像=[[ファイル:Hakuba 08 Sep.jpg|180px]]
 
|説明=入場する白馬
 
|四股名=白馬 毅
 
|本名=アリオンバヤル・ウヌルジャラガラ(Ариунбаярын Өнөржаргал)
 
|愛称=ウヌル
 
|生年月日={{生年月日と年齢|1983|5|5}}
 
|没年月日=
 
|出身={{MNG1949}}・[[ウランバートル市]]<br>(出生地は[[トゥブ県]])
 
|身長=187cm
 
|体重=127kg
 
|BMI=36.32
 
|所属部屋=[[立田川部屋]]→[[陸奥部屋]]
 
|得意技=左四つ、寄り、投げ<ref name="catalog"/>
 
|現在の番付=引退
 
|最高位=東[[小結]]
 
|生涯戦歴=347勝303敗12休(67場所)
 
|幕内戦歴=55勝65敗(8場所)
 
|優勝=幕下優勝1回<br>序二段優勝1回
 
|賞=
 
|初土俵=[[2000年]]1月場所<ref name="catalog"/>
 
|入幕=[[2008年]]5月場所<ref name="catalog"/>
 
|引退=[[2011年]]4月
 
|引退後=
 
|他の活動=
 
|趣味=[[映画鑑賞]]
 
|備考=
 
|作成日時=[[2011年]][[4月5日]]
 
}}
 
 
 
'''白馬 毅'''(はくば たけし、[[1983年]][[5月5日]] - )は、[[モンゴル国|モンゴル]]・[[ウランバートル]](出生地は[[トゥブ県]])出身で[[陸奥部屋]]に所属(入門時は[[立田川部屋]])した[[大相撲]][[力士]]。本名は'''アリオンバヤル・ウヌルジャラガラ'''([[モンゴル語]][[キリル文字]]表記:'''{{lang|mn|Ариунбаярын Өнөржаргал}}'''、[[ラテン文字化|ラテン文字転写]]:''Ariunbayar Unurjargal'')。[[身長]]187cm、[[体重]]127kg、[[ABO式血液型|血液型]]O型。得意手は左四つ、寄り、投げ。最高位は東[[小結]]([[2010年]]7月場所)。2011年4月、[[大相撲八百長問題]]にて引退勧告処分を受け、引退した<ref name="catalog">ベースボール・マガジン社『大相撲名門列伝シリーズ(5) 時津風部屋』p29</ref>。
 
 
 
==来歴==
 
[[1998年]]12月に見習い生として陸奥部屋に入る。[[1999年]]末に外国人枠の影響で同じ[[一門 (相撲)#時津風一門|時津風一門]]の立田川部屋に入門し、[[2000年]]1月場所において[[初土俵]]を踏む。同年[[9月21日]]に元[[関脇]]・[[青ノ里盛|青ノ里]]の[[立田川 (相撲)|立田川]]親方が停年で部屋を閉鎖したため、立田川部屋の他の所属力士と共に陸奥部屋へと移籍した<ref name="catalog"/>。
 
 
 
[[2001年]]1月場所では7戦全勝で[[序二段]]優勝を果たす。新生・陸奥部屋としては初の優勝力士となった。[[三段目]]で足踏みしたものの、[[2003年]]1月場所に[[幕下]]へ昇進。小兵のため幕下中位で2年以上苦労したが、[[2006年]]に入ると幕下上位に定着し、同年11月場所には自己最高位の東幕下2枚目の位置で7戦全勝の成績を挙げて幕下優勝を果たし、翌[[2007年]]1月場所において新十両へと昇進した。
 
 
 
その2007年1月場所と続く3月場所でも勝ち越しを果たし、翌5月場所では負け越したものの続く7月場所では勝ち越した。しかし、7月場所と同年9月場所の間に行われた夏巡業の間に右膝を痛めてしまい、同年夏に右膝を手術した(そのため、右膝の[[半月板]]は現在では8割方欠落している状態である)。場所前に全く稽古ができない状況で迎えた同年9月場所では、前半は5連敗を喫したものの、途中から盛り返して8勝7敗と勝ち越した。翌11月場所では5勝10敗と大敗したものの、続く2008年3月場所では西十両3枚目で8勝7敗の成績を挙げ、翌5月場所において新入幕を果たした<ref name="catalog"/>。
 
 
 
新入幕で迎えた2008年5月場所では西前頭16枚目の位置で4勝11敗と大敗し、1場所で十両へ陥落した。その後、2010年1月場所で10場所ぶりに再入幕を果たし<ref name="catalog"/>、その場所で9勝6敗と幕内で初の勝ち越しを果たした。自身最高位の東前頭9枚目に上がった翌3月場所では、千秋楽に8勝目を挙げて勝ち越しを決めた。なお、9日目には[[高見盛精彦|高見盛]]を[[小褄取り]]で倒している。西前頭5枚目へ番付を上げた翌5月場所では、10日目に勝ち越し、2[[大関]]([[日馬富士公平|日馬富士]]・[[琴欧洲勝紀|琴欧洲]])を初顔で破る活躍を見せ、10勝5敗という幕内で自身初めてとなる二桁勝利を挙げた。
 
 
 
翌7月場所で新三役となる東[[小結]]へと昇進する<ref name="catalog"/>ものの、横綱・大関(途中休場した[[魁皇博之|魁皇]]を除く)陣に対して1勝もできず、その場所では4勝11敗と大きく負け越した。同場所の10日目にウランバートルにいる父親が急死したという訃報を受けて、千秋楽の翌日にモンゴルに帰国した。
 
 
 
2011年に発覚した[[大相撲八百長問題]]では、特別調査委員会から八百長に関与した人物として名前が挙がり、同年4月1日に開かれた日本相撲協会臨時理事会の結果、日本相撲協会から引退勧告を受けた<ref>[http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2011040100940 八百長関与23人に厳罰=理事3人も引責辞任-相撲協会] 時事ドットコム 2011年4月1日</ref>。同様の処分を受けた他のモンゴル人力士や白鵬らと話し合った結果、引退届を提出し受理された<ref>[http://www.asahi.com/sports/update/0405/TKY201104050503.html 八百長認定力士22人が引退届提出 谷川親方だけが拒否] asahi.com 2011年4月5日</ref>。自身は引退に際して「僕は八百長はしていない<ref>NHKニュース 2011年4月5日</ref>。騒がせて申し訳ない。僕がやめることでこの問題が良くなり、日本の文化である相撲が良くなるのならば犠牲になっても構わない。日本の文化を愛していきます」と語った<ref>[http://www.sanspo.com/sports/news/110405/spf1104052046005-n2.htm 土俵去る八百長関与力士、無念の表情] サンケイスポーツ 2011年4月5日</ref>。同年4月7日に[[保志光信一|保志光]]と共にスーツ姿で日本相撲協会を訪れて最後の挨拶を行い、同年4月9日にモンゴルに帰国した。同年6月18日に、東京都内のホテルで自身の断髪式と結婚披露宴を同時に行った<ref>[http://www.daily.co.jp/sumo/2011/06/19/0004186113.shtml 元白馬が結婚式と断髪式、白鵬らも出席] デイリースポーツ 2011年6月19日</ref>。現在は東京都内で母親が経営するモンゴル料理店を手伝っている<ref name="catalog"/>。2017年の時天空の葬儀では時天空の遺影を運んでいる姿が伝えられた<ref>週刊ポスト2017年5月19日号</ref>。
 
 
 
== 人物・エピソード ==
 
* 入門のきっかけは日本に住んでいた叔母(父親の姉)から「力士になってみない?」と言われたことと、元々叔母の知り合いが前・[[青ノ里盛|立田川親方]]と友人関係で、「体の大きな少年がいる」と誘われたことによる<ref>雑誌・[[相撲 (雑誌) |相撲]]、2007年1月号「花の新十両データバンク」より</ref>。「[[日本]]に対する憧れと、[[飛行機]]に乗ってみたい」という軽い気持ちで決意したが、「まさか入門するとは思わなかった」という。中学卒業後の[[1998年]][[12月]]に来日。すぐに[[陸奥部屋]]に入門予定だったが、所属していた[[星誕期偉真智|星誕期]]の日本帰化がなかなか実現できなかったため、1年間稽古を積みながら部屋で生活していた<ref>雑誌・相撲、2006年4月号「大銀杏が待っている」より本人談</ref>。この1年間は3ヶ月の[[査証|ビザ]]が切れると10日間帰国するという日々を過ごしていたが、「辞めても帰るところがない」と辛抱を続けていた<ref>[[大相撲 (雑誌) |大相撲]] 2006年4月号「幕下訪問」より抜粋</ref>。
 
* 多くのモンゴル人力士とは異なり、[[モンゴル相撲]]の経験はなく、ごく普通の家庭で育った。親戚にもモンゴル相撲の力士はいなかった。入門以前のスポーツ歴は遊びで[[バスケットボール]]と[[柔道]]を2週間ほどやった程度。また、大相撲もたまにテレビで見る程度で、相撲や力士に対する強い憧れもなかった。
 
* 「白馬」という[[四股名]]は[[名古屋市]]在住で現在は故人の陸奥部屋の後援者が、「[[モンゴル]]と言えば“馬”、それと“白星”」ということにちなんで名付けた。同じ名前ということで[[長野県]][[白馬村]]では後援会が作られた<ref>[http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_131934 大相撲「白馬関」の後援会設立] 2009年10月14日付、[[信濃毎日新聞]]朝刊より</ref>。
 
* 2008年10月に結婚し、2009年11月3日に長女が誕生したことを[[2010年]]に公表した<ref>[http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2010/01/20/14.html 結婚していた白馬、幕内で初の勝ち越し] 2010年1月20日、[[スポーツニッポン]]</ref><ref>[http://www.daily.co.jp/sumo/2010/01/20/0002653522.shtml 白馬“愛の力”で初の勝ち越し] 2010年1月19日、[[デイリースポーツ]]</ref>。夫人は同じモンゴル出身の[[時天空慶晃|時天空]]の妹にあたる。なお、母親のエンフトヤは2009年6月から[[両国 (墨田区)|両国]]でモンゴル料理店「ウランバートル」を経営している 。
 
 
 
==主な成績==
 
2011年1月場所終了時点
 
===通算成績===
 
*通算成績:347勝303敗12休(67場所)
 
*幕内成績:55勝65敗
 
*幕内在位:8場所
 
 
 
===各段優勝===
 
*幕下優勝:1回(2006年11月場所)
 
*序二段優勝:1回(2001年1月場所)
 
 
 
===場所別成績===
 
{{sumo record box start|白馬 毅 <ref>{{cite web | author= | title=Hakuba Rikishi Information | publisher=Sumo Reference | language= | url=http://www.szumo.hu/sekitori/Hakuba.html | date= | accessdate=2009-03-23}}</ref>}}
 
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引退時の番付は2月28日発表の順席による。
 
 
 
==脚注==
 
{{Reflist}}
 
 
 
==関連項目==
 
*[[大相撲力士一覧]]
 
 
 
==外部リンク==
 
{{goo-sumo|2200|白馬 毅}}
 
*[http://www.mongol-ryogoku.com モンゴル料理  ウランバートル]
 
 
 
{{DEFAULTSORT:はくは たけし}}
 
[[Category:モンゴル出身の大相撲力士]]
 
[[Category:陸奥部屋]]
 
[[Category:ウランバートル出身の人物]]
 
[[Category:トゥブ県出身の人物]]
 
[[Category:八百長に関与した選手]]
 
[[Category:永久追放されたスポーツ選手]]
 
[[Category:1983年生]]
 
[[Category:存命人物]]
 

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