生春巻き

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生春巻き(なまはるまき、Gỏi cuốn(ゴイ・クオン)、Nem cuốn(ネム・クオン))は、フォーとともにベトナム料理を代表するものとして国外で知られる料理。Gỏi cuốnは「包んだ(野菜や魚介の)和え物」の意である。

中国が発祥の揚げ春巻きとは、材料・調理・味覚のいずれにおいても異なる。中国語でも生春巻きは「ベトナム春巻き」(越南春卷/越南春卷)または「夏巻き」(夏卷/夏卷)と呼ばれ区別されている。また、英語でも中国の揚げ春巻きが「spring roll」と呼ばれるのに対し、生春巻きは「summer roll」と呼ばれている。

現地では、日本で知られるほどメジャーな料理ではない[1]。南部では屋台で食べられる軽食やおやつ扱いであり、レストラン等では外国人客向けの中級・上級店で供される[1]

材料

作り方

  1. ビーフンと肉、エビを別々に茹で、取り出しておく。
  2. 水で戻したライスペーパーを、キッチンタオルか皿の上におく。
  3. 適当な大きさにちぎったサニーレタスをライスペーパーの下から3分の1の位置におき、豚肉、ビーフン、ニンジン、もやし、バジル、ミントを乗せる。
  4. 下から半分までライスペーパーを巻き、左右の端を中に折り込む。
  5. ライスペーパーのまだ巻いていない部分の上にエビ、ニラ、コリアンダーをのせ、最後まで巻いたら出来上がり。
  6. ヌクチャムNước chấmや、トゥオンという大豆の醗酵調味料と落花生がベースのたれ)をつけて食べる。

調理の注意点

  • ライスペーパーを水で戻すときは、戻し過ぎないように注意。巻いているうちにもどんどん柔らかくなるので、くにゃっと曲げられるくらい戻せばよい。柔らか過ぎるとうまく巻けず、歯応えがなくなる。
  • ニラを端からはみ出させるように巻くと、より本場に近くなる。

出典

  1. 1.0 1.1 池田浩明. 食べる指差し会話帳3 ベトナム 第2版. 情報センター出版局, 8,10,78. 

外部リンク

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