琴海町
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琴海町(きんかいちょう)
大正四年(一九一五)の長崎県大観では特産物として村松村の甘藷・石材、長浦村の真珠などがみえる。近年の農産物の粗生産額ではみかんが五割近くを占め、また肉用牛・米・すいか・苺などがある。近年はハウスみかんや花卉栽培が推進されている。町域の漁獲量ではなまこ・いか類・貝類・海藻類などが上位を占めるが、特産物となっていた形上湾の入江での真珠養殖は大村湾の水質汚濁の進行が大きな課題になっている。また栽培漁業・養殖漁業の転換としてクロダイの放流や、なまこの種苗放流が行われている。石材採取業・石材加工業やコンクリート製品工業などの地場産業があり、鉄鋼所・縫製工場などが誘致されている。江保崎地区に琴海ニュータウンが造成されている。