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{{Infobox 列車名
+
{{テンプレート:20180815sk}}
|列車名=サンライズ瀬戸
 
|ロゴ=
 
|ロゴサイズ=
 
|画像=JRW Series 285 Sunrise Seto.jpg
 
|画像サイズ=300px
 
|画像説明=[[予讃線]]を走行する「サンライズ瀬戸」<br />([[2009年]][[5月23日]] [[国分駅 (香川県)|国分駅]] - [[端岡駅]]間)
 
|国={{JPN}}
 
|種類=[[寝台列車|寝台]][[特別急行列車]]
 
|現況=運行中
 
|地域=[[東京都]]、[[神奈川県]]、[[静岡県]]、[[愛知県]]、[[岐阜県]]、[[滋賀県]]、[[京都府]]、[[大阪府]]、[[兵庫県]]、[[岡山県]]、[[香川県]]
 
|前身=
 
|運行開始=[[1998年]][[7月10日]]<ref name="交通2001">{{Cite news |title=JR7社14年のあゆみ |newspaper=[[交通新聞]] |publisher=交通新聞社 |date=2001-04-02 |page=9 }}</ref>
 
|運行終了=
 
|後継=
 
|運営者=[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)<br />[[東海旅客鉄道]](JR東海)<br />[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)<br />[[四国旅客鉄道]](JR四国)
 
|旧運営者=
 
|平均乗客数=
 
|起点=[[東京駅]]
 
|停車地点数=
 
|終点=[[高松駅 (香川県)|高松駅]](延長運転時 高松駅経由[[琴平駅]])
 
|営業距離={{km to mi|804.7|abbr=yes|precision=1|wiki=yes}}(東京 - 高松間)<br />{{km to mi|848.7|abbr=yes|precision=1|wiki=yes}}(東京 - 高松 - 琴平間))
 
|平均所要時間=約9時間30分
 
|運行間隔=1往復
 
|列車番号=5031M・5032M
 
|使用路線=JR東日本:[[東海道本線]]([[東海道線 (JR東日本)]])・[[東海道貨物線]](上りのみ)<br />JR東海:東海道本線([[東海道線 (静岡地区)]]・[[東海道線 (名古屋地区)]])<br />JR西日本:東海道本線([[琵琶湖線]]・[[JR京都線]]・[[JR神戸線]])・[[山陽本線]](一部JR神戸線)・[[宇野線]]・[[本四備讃線]]([[瀬戸大橋線]])<br />JR四国:本四備讃線(瀬戸大橋線)・[[予讃線]](延長運転時[[土讃線]])
 
|クラス=[[A寝台]]・[[B寝台]]・[[普通車 (鉄道車両)|普通車]]
 
|身障者対応=B寝台「シングルツイン」(バリアフリー対応):2・8号車
 
|座席=普通車[[座席指定席|指定席]]「ノビノビ座席」(簡易寝台):5・12号車
 
|就寝=A寝台「シングルデラックス」:4・11号車<br />B寝台「ソロ」:3・10号車<br />B寝台「シングル」:1・2・5 - 9・12 - 14号車<br />B寝台「シングルツイン」:1・6・7・ 8・13・14号車<br />B寝台「シングルツイン」(バリアフリー対応):2・9号車<br />B寝台「サンライズツイン」:4・11号車
 
|車運車=
 
|食事=
 
|展望=[[ロビーカー|ミニラウンジ]](5・12号車)
 
|娯楽=
 
|荷物=
 
|その他=シャワー室(5・12号車)
 
|車両=[[JR西日本285系電車|285系]]電車(JR東海[[大垣車両区]]・JR西日本[[後藤総合車両所#出雲支所|後藤総合車両所出雲支所]])
 
|軌間=1,067 [[ミリメートル|mm]]
 
|電化=[[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]]
 
|最高速度=130 [[キロメートル毎時|km/h]]}}
 
'''サンライズ瀬戸'''(サンライズせと)は、[[東京駅]] - [[高松駅 (香川県)|高松駅]]間を[[東海道本線]]・[[山陽本線]]・[[宇野線]]・[[本四備讃線]]([[瀬戸大橋線]])・[[予讃線]]を経由して運行している[[寝台列車|寝台]][[特別急行列車|特急列車]]である。
 
 
 
本項では「サンライズ瀬戸」の前身である寝台特急「'''瀬戸'''」(せと)、および[[東京]]と[[四国]]を結んでいた[[優等列車]]の沿革についても記述する。
 
 
 
== 概要 ==
 
「サンライズ瀬戸」は、[[1998年]](平成10年)[[7月10日]]に<ref name="交通2001"/>、それまで[[国鉄24系客車|24系25形客車]]によって東京駅 - 高松駅間で一往復運転していた寝台特急「瀬戸」を、新たに製造した[[JR西日本285系電車|285系電車]]に置き換えて運転を開始した列車である。「瀬戸」では全区間単独運転であったが、東京駅 - [[岡山駅]]間は同じく寝台特急「[[出雲 (列車)|出雲]]」から置き換えられた「[[出雲 (列車)|サンライズ出雲]]」とともに併結運転されるようになった。
 
 
 
2014年時点では[[東海道本線]]を全線走破し、なおかつJR4社(東日本・東海・西日本・四国)の区間を跨いで運行する唯一の旅客列車<!--貨物列車に多数存在する-->である。
 
 
 
2015年3月ダイヤ改正前より[[日本語]]と[[英語]]の二か国語で車内自動放送が行われている。JR西日本の[[在来線]]特急列車としては本列車と「[[はるか (列車)|はるか]]」、「サンライズ出雲」、「[[サンダーバード (列車)|サンダーバード]]」の一部でのみ行っており、寝台特急列車への導入はカシオペアに次いで二例目である。
 
 
 
2016年3月21日(到着)をもって臨時寝台特急「[[カシオペア (列車)|カシオペア]]」が運行終了、翌22日(到着)をもって急行「はまなす」が最終運行<ref group="注">北海道新幹線開業準備のため3月25日まで運休扱い。正式廃止は26日。</ref>となったため、同月23日以降は「サンライズ出雲」と共にJR線を走行する唯一、定期運行を行う寝台特急列車でかつ、夜行旅客列車となった。
 
 
 
== 運行概況 ==
 
[[ファイル:285 seto.jpg|thumb|本四備讃線(瀬戸大橋線)を走行する「サンライズ瀬戸」<br />(2009年5月3日 [[茶屋町駅]])]]
 
{{Sound|JR central 285series sunrise seto & sunrise izumo mohane285-3201 yokohama.ogg|モハネ285-3201の走行音(5031M - 9031M サンライズ瀬戸 サンライズ出雲 、5号車)|(東海道本線東京 - 横浜間、1999年7月20日)}}
 
東京駅 - 高松駅間を約9時間30分で結び、毎日1往復が運転されている。
 
 
 
[[1999年]]7月から2009年8月までは多客期に[[松山駅 (愛媛県)|松山駅]]発着で延長運転されていた<ref>{{Cite press release |title=夏の臨時列車のお知らせ 〜ふるさと四国で夏まつり〜 |publisher=四国旅客鉄道 |date=2009-05-15 |url=http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/09-05-15/01.htm |archiveurl=http://web.archive.org/web/20090619100830/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/09-05-15/01.htm |archivedate=2009-06-19 |accessdate=2017-03-14}}</ref>。この際には長距離利用客を優先するため、高松駅 - 松山駅間の予讃線内延長区間のみの利用はできない。そのため、高松駅では下り列車到着時にはここからの乗車がないよう、[[方向幕|行先表示器]]には「回送」と表示される。この時は[[坂出駅]](正式には[[宇多津駅]]、同駅の項目および[[本四備讃線]]・[[デルタ線]]も参照のこと) - 高松駅間を2回走行することになるが、営業上の特例として、高松駅の改札を出ない限り、宇多津駅 - 高松駅間の[[運賃]]・特急料金は不要となっている。
 
 
 
設定当初は、[[夏休み]]期間中ほぼ毎日運転されたり、[[春休み]]、[[ゴールデンウィーク|大型連休]]や秋季にも運転されていたことがあったが、年々運転日が減少していった。秋季に続いて[[2002年]]限りで春季の運転がなくなった後は[[お盆]]と[[年末年始]]にそれぞれ数日運転されるのみとなっていたが、2009年 - [[2010年]]の冬季以降は運転されていない。
 
 
 
しばらくは延長運転がない状態が続いていたが、[[2014年]]9月から11月までの金曜日・土曜日・休前日の合計31日間に、下り列車に限り[[琴平駅]]着で運転され<ref>{{Cite press release |title=寝台特急「サンライズ瀬戸」高松〜琴平間延長運転について |publisher=四国旅客鉄道、東日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道 |date=2014-08-01 |url=http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/14-08-01/01.htm |archiveurl=http://web.archive.org/web/20141015134156/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/14-08-01/01.htm |archivedate=2014-10-15 |accessdate=2017-03-14}}</ref>、2015年夏にも金曜日及び休前日に引き続き設定されている。
 
 
 
「瀬戸」が、[[宇高連絡船]]を利用し[[首都圏 (日本)|首都圏]]・[[東海道本線]]の各沿線都市と四国を結ぶ列車として、本州側でダイヤが考慮されていたことや、四国側にも同名の列車が運行されたこと、瀬戸大橋線開業以降も[[四国旅客鉄道]](JR四国)管内の[[坂出駅]]・高松駅で[[特別急行列車|特急列車]]と接続が計られており、それゆえ[[東海道新幹線|東海道]]・[[山陽新幹線]]の列車と同様に[[特別急行券|特急券]]の[[乗り継ぎ料金制度]]が存在する。
 
 
 
[[列車番号]]は、5031M・5032Mと運転線区等で変更がなく、下りが5031M、上りが5032Mとなっている。多客期の延長運転区間(高松駅 - 松山駅間)の列車番号は9000番台で、下りが9031M、上りが9032Mとなっている。
 
 
 
=== 停車駅 ===
 
[[東京駅]] - {[[品川駅]]} ‐ [[横浜駅]] - {[[小田原駅]]} ‐ [[熱海駅]] - [[沼津駅]] - [[富士駅]] - [[静岡駅]] - ([[浜松駅]]) - 〔[[大阪駅]]〕 - 〔[[三ノ宮駅]]〕 - [[姫路駅]] - [[岡山駅]] - [[児島駅]] - [[坂出駅]] - [[高松駅 (香川県)|高松駅]]
 
 
 
; 延長運転区間の停車駅
 
: 高松駅 - [[丸亀駅]] - [[多度津駅]] - [[観音寺駅 (香川県)|観音寺駅]] - [[川之江駅]] - [[伊予三島駅]] - [[新居浜駅]] - [[伊予西条駅]] - [[壬生川駅]] - [[今治駅]] - [[伊予北条駅]] - [[松山駅 (愛媛県)|松山駅]]
 
: 高松駅 → 多度津駅 → [[善通寺駅]] → [[琴平駅]]
 
 
 
* ( )は下り列車のみ停車、〔 〕は上り列車のみ停車、{ }は上り列車で大幅遅延のみ臨時停車。通常、上りに限り小田原駅→[[茅ヶ崎駅]]間で[[東海道貨物線]]を走行するが、{ }の場合、茅ヶ崎駅→[[鶴見駅]]間も東海道貨物線、鶴見駅→品川駅間は[[品鶴線]] ([[横須賀線]])を走行するため、横浜駅を通らず品川駅で運転打ち切りとなる。
 
* 上下列車とも[[豊橋駅]]・[[米原駅]]に、下り列車のみ[[岐阜駅]]・[[大阪駅]]に、上り列車のみ[[名古屋駅]]・[[浜松駅]]に[[停車 (鉄道)#運転停車|運転停車]]する。
 
{{-}}
 
 
 
=== 使用車両・編成 ===
 
{{Sunrize Izumo+Seto 1998}}
 
{{-}}
 
 
 
=== 担当乗務員 ===
 
[[運転士]]、[[車掌]]共に[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)・JR東海・JR西日本・JR四国が自社区間のみを担当することから、会社境界である熱海駅・米原駅・児島駅などで交代する。担当車掌の詳細は下記の通り。
 
* 東京駅 - 熱海駅間: [[東京車掌区]]
 
* 熱海駅 - 浜松駅間: 上り列車[[静岡運輸区]]/下り列車[[浜松運輸区]]
 
* 浜松駅 - 米原駅間: [[名古屋運輸区]]
 
* 米原駅 - 姫路駅間: [[大阪車掌区]]
 
* 姫路駅 - 児島駅間: [[岡山車掌区]]
 
* 児島駅 - 高松駅間: [[高松車掌区]]
 
2015年3月14日改正前日発の下り列車まで車掌は、東京駅 - 児島駅間をJR西日本の[[岡山車掌区]]が担当していた<ref name="20141219nagoyagyoumu253">{{Cite web |date=2014-12-19 |url=http://www.geocities.jp/jrtoukairou/koe/nagoya/2014.12.19nagoyagyoumu253.pdf |title=平成27年春ダイヤ改正の会社提案を受ける |format=PDF |publisher=[[JR東海労働組合]]名古屋地方本部 |accessdate=2015-03-19}}</ref><ref name="20141230sizuokagyoumu9">{{Cite web |date=2014-12-30 |url=http://www.geocities.jp/jrtoukairou/koe/sizuoka/2014.12.30sizuokagyoumu9.pdf |title=ダイ改を前にした業務委員会開催! |format=PDF |publisher=JR東海労働組合静岡地方本部 |accessdate=2015-03-19}}</ref>。2015年3月12日時点の[[JR線]]で車掌が会社境界を跨いでかつ長距離の越境乗務をしている列車は本列車(米原駅 - 東京駅間445.9km)と「[[出雲 (列車)|サンライズ出雲]]」、「[[トワイライトエクスプレス]]」([[直江津駅]] - [[青森駅]]間578.6km)の3列車のみであったが、本列車をもって国鉄時代から続いていた夜行列車の長距離越境乗務は消滅した<ref>{{Cite web |date=2015-2-24|url=http://www.geocities.jp/jrtoukairou/koe/nagoya/2015.2.24nagoya1024.pdf |title=寝台特急サンライズに ついて申し入れを行う!! |format=PDF |publisher=JR東海労働組合名古屋地方本部 |accessdate=2015-04-18}}</ref>。岡山車掌区が越境乗務していた当時は車掌がシャワーカードとアメニティセットの販売も行っていたが、前者は自動券売機での販売へ移行、後者は販売を終了している。
 
 
 
== 東京対四国夜行列車概略 ==
 
=== 瀬戸 ===
 
{{Infobox rail service
 
|box_width=300px
 
|name=瀬戸
 
|logo=
 
|logo_width=
 
|image=JNR EF65 1019 seto.jpg
 
|image_width=300px
 
|caption=EF65 1019牽引による「瀬戸」<br />(1995年10月 高松駅)
 
|type=[[特別急行列車]]
 
|status=廃止
 
|locale=東京都、神奈川県<br/>静岡県、愛知県、岐阜県<br/>滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県<br/>岡山県<br />香川県
 
|predecessor=急行「瀬戸」<ref group="注">[[1951年]][[9月15日]]から同年[[12月1日]]までは列車名なし。1951年[[12月2日]]から[[1956年]][[11月18日]]までは「せと」。</ref>
 
|first=[[1972年]][[3月15日]]
 
|last=1998年7月10日
 
|successor=寝台特急「サンライズ瀬戸」
 
|formeroperator=[[日本国有鉄道]](国鉄)→<br />[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)<br />[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)<br />[[東海旅客鉄道]](JR東海)<br />[[四国旅客鉄道]](JR四国)
 
|ridership=
 
|start=[[東京駅]]
 
|stops=
 
|end=[[高松駅 (香川県)|高松駅]]
 
|distance={{km to mi|804.7|abbr=yes|precision=1|wiki=yes}}(東京 - 高松間)
 
|journeytime=
 
|frequency=
 
|trainnumber=
 
|line_used=JR東日本:[[東海道本線]]<br />JR東海:東海道本線<br />JR西日本:東海道本線・[[山陽本線]]・[[宇野線]]・[[本四備讃線]]([[瀬戸大橋線]])<br />JR四国:本四備讃線(瀬戸大橋線)・[[予讃線]]
 
|class=[[A寝台]]・[[B寝台]]
 
|access=
 
|seating=
 
|sleeping=A寝台「シングルデラックス」:3号車<br />開放式B寝台:1・2・5 - 13号車
 
|autorack=
 
|catering=
 
|observation=[[ロビーカー|ラウンジカー]]:4号車
 
|entertainment=
 
|baggage=
 
|otherfacilities=
 
|stock=[[国鉄EF65形電気機関車|EF65形電気機関車]]<br />[[国鉄24系客車|24系客車]]
 
|gauge={{RailGauge|1067mm|lk=on}}
 
|el=[[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]]
 
|speed=最高{{convert|110|kph|mph|lk=on|abbr=on}}
 
|owners=
 
|routenumber=
 
|map=
 
|map_state=
 
}}
 
「瀬戸」は、[[1950年]]10月に初の[[宇野線]]直通列車となる四国連絡の[[急行列車]]が東京駅 - [[宇野駅]]間で運転を開始したのがルーツで、東京駅 - 岡山駅間は、東京駅 - [[広島駅]]間急行の「[[瀬戸内マリンビュー#安芸|安芸]]」と併結運転していた。一方、四国側の連絡列車は、[[高松駅 (香川県)|高松桟橋駅]] - [[宇和島駅]]間に[[準急列車|準急]]「[[いしづち (列車)#予讃線優等列車沿革|せと]]」が設定された。準急「せと」は、高松桟橋駅 - [[多度津駅]]間で、高松桟橋駅 - [[窪川駅]]間の準急「[[南風 (列車)|南風]]」を併結していた。
 
 
 
[[1951年]]9月からは単独運転となったが、同年11月から[[1956年]]11月までは東京駅 - 大阪駅間で、東京駅 - [[大社駅]]間を[[福知山線]]経由で運転する急行「[[出雲 (列車)|出雲]]」に併結して運転されていた。
 
 
 
1951年12月に「'''せと'''」と名付けられ、[[1956年11月19日国鉄ダイヤ改正|1956年11月のダイヤ改正]]で再び「せと」は単独運転となり、列車名は漢字の「'''瀬戸'''」に変更した。[[1964年]]10月には寝台急行列車「'''さぬき'''」が新設されて四国連絡の2本目の列車としていたが、[[ヨンサントオ|1968年10月のダイヤ改正]]で「瀬戸」に統合されて「瀬戸」は2往復になった。
 
 
 
[[1972年]]3月には、特急列車化されたが1往復に削減され、1988年4月の本四備讃線(瀬戸大橋線)開通後は、同線を経由して運転区間は東京駅 - 高松駅間に変更された。
 
 
 
==== 廃止時の運行概況(1998年) ====
 
===== 停車駅 =====
 
東京駅 - 横浜駅 - 熱海駅 - 沼津駅 - 富士駅 - 静岡駅 - (浜松駅) - 〔大阪駅〕 - 〔三ノ宮駅〕 - 姫路駅 - 岡山駅 - 児島駅 - 坂出駅 - 高松駅
 
 
 
* ( )は下り列車のみ停車、〔 〕は上り列車のみ停車。
 
* 上下列車とも[[名古屋駅]]・[[米原駅]]に、下り列車のみ大阪駅に[[停車 (鉄道)#運転停車|運転停車]]していた。
 
 
 
===== 使用車両・編成図 =====
 
{{Seto Asakaze 1994-1998}}
 
{{-}}
 
「瀬戸」として運転開始当初は[[国鉄10系客車|10系客車]]を使用していたが、[[1971年]]、「瀬戸」1号・2号の[[B寝台|B寝台車]]に新開発の[[国鉄14系客車|14系寝台車]]を試用して、翌年には元の10系客車に戻された。1972年3月に特急列車化されたことにより[[国鉄20系客車|20系客車]]に変更し、[[1977年]]9月に[[国鉄24系客車#25形|24系25形客車]]に置き換えられるまで使用された。置き換え以降は開放式[[B寝台]]のみのモノクラス編成が続いたが、[[1990年]]3月10日より、車両を共通運用していた「[[あさかぜ (列車)|あさかぜ]]」2号・3号とともに[[A寝台|個室A寝台]]「シングルデラックス」と[[ロビーカー|ラウンジカー]]が連結された。
 
 
 
機関車は[[田端運転所]]配置で[[田町車両センター]]に常駐の[[国鉄EF65形電気機関車#1000番台|EF65形1000番台]]が全区間を牽引した。稀に田町に常駐しない初期型や[[スーパーエクスプレスレインボー]]塗色の1019・1118号機が充当される場合もあった。
 
 
 
=== さぬき ===
 
「瀬戸」の増発列車として、1964年10月から1968年10月まで東京駅 - 宇野駅間で運転された寝台急行列車である。「瀬戸」に統合されて廃止されたが、サロンカーの[[国鉄10系客車#食堂車|オシ16形]]が連結された特徴ある列車であった。
 
 
 
列車名の由来は、[[香川県]]の[[旧国名]]である[[讃岐国]]である。当初は[[東海道新幹線]]の開業によって廃止される「すばる」が使用される予定であったが、香川県の要望によって「さぬき」が使用されるようになった。
 
 
 
== 東京対四国夜行列車沿革 ==
 
=== 四国連絡急行の整備 ===
 
* [[1950年]]([[昭和]]25年)10月1日:東京駅 - 宇野駅間で、初の宇野線直通列車となる四国連絡の急行列車が運転開始。
 
* [[1951年]](昭和26年)
 
** [[9月15日]]:「安芸」から宇野線直通の列車を分離。東京駅 - 宇野駅間を単独で運転する'''3039・3040列車'''になる。
 
** [[11月25日]]:'''3039・3040列車'''は、東京駅 - 大阪駅間で、東京駅 - 大社駅間(福知山線経由)の急行「出雲」と併結運転開始。
 
** [[12月2日]]:宇野線直通急行の3039・3040列車に「'''せと'''」と命名。
 
* [[1956年]](昭和31年)11月19日:ダイヤ改正([[1956年11月19日国鉄ダイヤ改正]])により、「せと」は単独運転になり、列車名は漢字の「'''瀬戸'''」になる。
 
* [[1964年]](昭和39年)10月1日:東京駅 - 宇野駅間で四国連絡の[[寝台列車|寝台]]急行「'''さぬき'''」が運転開始。
 
* [[1968年]](昭和43年)10月1日:[[ヨンサントオ]]のダイヤ改正で次のように変更。
 
*# 東京駅発着の四国連絡夜行列車の列車名は「瀬戸」に統合され、「さぬき」が廃止。「瀬戸」は2往復になる。
 
*#* 従来の「さぬき」は「瀬戸」1号(下り)・2号(上り)とし、「瀬戸」は「瀬戸」2号(下り)・1号(上り)とした。なお、「瀬戸」1号(下り)・2号(上り)の寝台列車指定は変わらなかったが、座席車中心の「瀬戸」1号・2号にも寝台車を連結していた。
 
*# 四国列車の「せと」は「'''[[いしづち (列車)#予讃線優等列車沿革|うわじま]]'''」に改称。
 
* [[1971年]](昭和46年):「瀬戸」1号・2号の[[B寝台|B寝台車]]に、新開発の[[国鉄14系客車|14系寝台車]]を試用。翌年には元の[[国鉄10系客車|10系客車]]に戻される。
 
 
 
=== 四国連絡ブルートレイン「瀬戸」 ===
 
[[ファイル:ef65seto.jpg|thumb|客車時代は[[国鉄EF65形電気機関車|EF65形]]に牽引されていた「瀬戸」]]
 
[[ファイル:Seto ohanefu25-100.JPG|thumb|[[国鉄24系客車#24系25形|24系25形]]で運行されていたころの「瀬戸」 1993年撮影]]
 
* [[1972年]](昭和47年)3月15日:「瀬戸」が特急列車化され、1往復になる。使用車両を10系客車から[[国鉄20系客車|20系客車]]に変更。
 
** 同改正で四国初の特急「[[しおかぜ (列車)|しおかぜ]]」「[[南風 (列車)|南風]]」が運転を開始し、[[宇高連絡船]]を利用して高松駅で両列車に接続するダイヤ設定であった。
 
* [[1973年]](昭和48年)10月ごろ:「瀬戸」の[[食堂車]]営業休止して一時期は食堂車を編成から外す。
 
* [[1975年]](昭和50年)3月:「瀬戸」の車両の受け持ちが、品川客車区(現在の[[東京総合車両センター#田町センター|東京総合車両センター田町センター]])から下関運転所(現在の[[下関総合車両所#運用検修センター|下関総合車両所運用検修センター]])・[[広島運転所]](現在の[[下関総合車両所#広島支所|下関総合車両所広島支所]])に変更され、「[[あさかぜ (列車)|あさかぜ]]」2号(下り)・1号(上り)と共通運用となる。なお食堂車の連結を復帰させたが、営業は休止していた([[:Template:Shimonoseki Asakaze Seto 1975-1977|当時の編成図]])。
 
* [[1977年]](昭和52年)9月:B寝台を2段寝台とした[[国鉄24系客車#24系25形|24系25形]]に置き換え、[[A寝台]]の連結を終了([[:Template:Shimonoseki Asakaze Seto 1977-1990|当時の編成図]])
 
* [[1988年]](昭和63年)4月10日:[[本四備讃線]]の開通により、「瀬戸」の運転区間が東京駅 - 高松駅間に延長される。岡山駅 - 高松駅間でいわゆる「[[寝台券#利用時間と利用時間外の特例について|ヒルネ]]」扱いが開始。
 
* [[1990年]]([[平成]]2年)3月:[[A寝台|A個室寝台「シングルデラックス」]]車両と[[シャワー]]室を備えた「[[ロビーカー|ラウンジカー]]」が連結開始([[:Template:Seto Asakaze 1990-1994|当時の編成図]])。
 
** 改造車についての詳細は、[[国鉄24系客車#「あさかぜ」3・2号、「瀬戸」用改造車|当該改造車について]]を参照されたい。
 
 
 
{|style="text-align:center; float:left; margin:0 0 0 1em; border:1px solid #999;"
 
|-
 
|style="background:#eee; border-bottom:solid 4px #0072bc;"|「瀬戸」定期運用最終日編成
 
|-
 
|style="font-size:80%;"|{{TrainDirection|高松|東京}}
 
|-
 
|
 
{| class="wikitable" style="margin:auto; font-size:80%;"
 
|+下り編成(1998年7月9日東京発)
 
!所属
 
|colspan="10"|下関地域鉄道部
 
|-
 
!号車
 
|電源車||1||2||3||4||5||6||7||8||9
 
|-
 
!客車形式
 
|カニ24<br />108
 
|オハネフ25<br />131
 
|オハネ25<br />176
 
|オロネ25<br />301
 
|オハ25<br />301
 
|オハネ25<br />159
 
|オハネ25<br />175
 
|オハネフ25<br />138
 
|オハネ25<br />161
 
|オハネフ25<br />153
 
|-
 
!機関車
 
|colspan="10"|東京→高松 EF65-1118(田端)
 
|}
 
 
 
{|class="wikitable" style="border:1px; font-size:80%; float:left;"
 
|+上り編成(1998年7月9日高松発)
 
!所属
 
|colspan="10"|下関地域鉄道部
 
|-
 
!号車
 
|1||2||3||4||5||6||7||8||9
 
|-
 
!客車形式
 
|オハネフ25<br />301
 
|オハネ25<br />199
 
|オロネ25<br />304
 
|スハ25<br />301
 
|オハネ25<br />195
 
|オハネ25<br />163
 
|オハネフ25<br />137
 
|オハネ25<br />186
 
|オハネフ25<br />140
 
|-
 
!機関車
 
|colspan="9"|高松→東京 EF65-1103(田端)
 
|}
 
|}
 
{{-}}
 
 
 
=== 電車寝台特急「サンライズ瀬戸」 ===
 
* [[1998年]](平成10年)7月10日:「瀬戸」が電車化され、「'''サンライズ瀬戸'''」として運転開始<ref name="交通2001"/>。ただし従来の「瀬戸」は8月31日まで臨時運行した。東京駅 - 岡山駅間は「[[出雲 (列車)|サンライズ出雲]]」と併結運転。これに伴い岡山駅 - 高松駅間のヒルネ扱いも廃止。
 
* [[1999年]](平成11年)7月:多客期に高松駅 - 予讃線松山駅間で延長運転開始。
 
* [[2006年]](平成18年)3月18日:停車駅に[[上郡駅]]を追加<ref>{{Cite press release |title=平成18年3月18日ダイヤ改正 |publisher=西日本旅客鉄道 |date=2006-01-30 |url=http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/060130b.html |archiveurl=http://web.archive.org/web/20060203031421/http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/060130b.html |archivedate=2006-02-03 |accessdate=2017-03-14}}</ref>。
 
* [[2009年]](平成21年)[[3月14日]]:東京駅発着の客車寝台特急([[ブルートレイン (日本)|ブルートレイン]])であった「[[富士 (列車)|富士]]・[[はやぶさ (列車)|はやぶさ]]」が廃止。これにより、「サンライズ出雲」とあわせて唯一の東京駅発着の寝台特急列車となる。
 
* [[2010年]](平成22年)3月13日:上郡駅が停車駅から除外される。
 
* [[2014年]](平成26年)9月 - 11月:瀬戸内海国立公園指定80周年を記念し、金・土曜・休前日に高松行きを琴平駅まで延長運転。
 
* [[2015年]](平成27年)
 
** [[3月13日]]:東京駅発の下り列車をもってJR西日本岡山車掌区の車掌による東京駅までの越境乗務が終了<ref name="20141219nagoyagyoumu253" /><ref name="20141230sizuokagyoumu9" />。
 
** [[3月14日]]:「北斗星」が[[臨時列車]]になったため、併結相手の「サンライズ出雲」と共に[[JR]]で唯二<!--夜行区間となる東京 - 岡山間「サンライズ瀬戸・出雲」として1列車とみなせるだろうが、-->の[[ダイヤグラフ#定期列車・定期便|定期]]寝台特急列車となった<ref group="注">2015年3月14日のダイヤ改正での定期夜行列車としては[[急行列車|急行]]「[[はまなす (列車)|はまなす]]」が残存していた。</ref>。
 
* [[2016年]](平成28年)
 
** [[3月21日]]:臨時寝台特急「[[カシオペア (列車)|カシオペア]]」が運行を終了し、「サンライズ出雲」と共にJR線で最後の定期運行(臨時を含めて定期的な運転で移動を目的とする列車を含む)を行う寝台特急列車となった。
 
** [[3月22日]]:急行「はまなす」の最終運行が終わり<ref group="注">北海道新幹線開業準備のため3月25日まで運休扱い。正式廃止は26日。</ref>、「サンライズ出雲」と共にJR線で最後の定期運行を行う夜行列車となった。
 
* [[2018年]] (平成30年)
 
** [[7月6日]]:[[平成30年7月豪雨]]の影響により、全区間で運休となる。
 
** [[7月19日]]:運行再開。ただし併結相手の「サンライズ出雲」が運休のため、全区間「サンライズ瀬戸」の単独運転<ref>{{Wayback|url=http://trafficinfo.westjr.co.jp/ex_history_detail.html?id=00044464 |title=【サンライズ瀬戸、出雲】 運転取り止め(2018年07月20日 06時25分更新)|date=20180721054446}}(西日本旅客鉄道)</ref><ref>{{Cite web|url=http://traininfo.jreast.co.jp/train_info/chyokyori.aspx|title=在来線特急等の運行情報:JR東日本|publisher=東日本旅客鉄道|accessdate=2018-07-19|date=2018-07-19|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180719013845/http://traininfo.jreast.co.jp/train_info/chyokyori.aspx|archivedate=2018-07-19|deadlinkdate=}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://trafficnews.jp/post/80974|title=倉吉~米子間で臨時特急運転、「サンライズ瀬戸」も再開 鉄道各線区の再開見込み(18日15時現在)|publisher=メディア・ヴァーグ|website=乗りものニュース|accessdate=2018-07-21|date=2018-07-18|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180721071650/https://trafficnews.jp/post/80974|archivedate=2018-07-21}}</ref><ref>{{Cite web|website=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]] |date=2018年07月24日 |url=https://railf.jp/news/2018/07/24/090000.html |title=&ldquo;サンライズ瀬戸&rdquo;の運転再開 |publisher=[[交友社]] |accessdate=2018年7月25日}}</ref><ref>{{Wayback|date=20180720143459|url=http://www.jr-shikoku.co.jp/info/|title=観光列車及び寝台特急列車(延長運転)の運転取り止めについて(2018/07/20 14:32更新)}}(列車運行情報 - JR四国)</ref>。
 
** [[7月28日]]:台風12号の影響で運休<ref>{{Wayback|date=20180728042113|url=http://www.jr-shikoku.co.jp/info/|title=台風12号接近に伴うお知らせ ※運転取り止めについて}}(列車運行情報 - JR四国)</ref>。
 
** [[8月1日]]:「サンライズ出雲」の運転再開により通常ダイヤに戻る<ref>{{Cite press release |title=鉄道の運転再開及び代行バスの運行開始の見通しについて((7月31日16時時点) |publisher=国土交通省 |date=2018年7月31日 |url=http://www.mlit.go.jp/common/001247801.pdf |format=PDF |language=日本語 |accessdate=2018年8月3日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20180803003740/http://www.mlit.go.jp/common/001247801.pdf |archivedate=2018年8月3日}}</ref>。
 
** [[8月11日]]:臨時列車での琴平延長運転も再開予定<ref>{{Wayback|date=20180803010728|url=http://www.jr-shikoku.co.jp/info/|title=観光列車及び寝台特急列車(延長運転)の運転取り止めについて}}(列車運行情報 - JR四国)</ref>。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group="注"}}
 
 
 
=== 出典 ===
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 参考文献 ==
 
{{参照方法|date=2017年3月|section=1}}
 
* 寺本光照『国鉄・JR列車名大事典』中央書院、2001年。ISBN 4-88732-093-0。
 
* 今尾恵介・原武史『日本鉄道旅行歴史地図帳-全線・全駅・全優等列車- 4号・東京』[[新潮社]]、2010年。ISBN 978-4-10-790038-8。
 
 
 
== 関連項目 ==
 
{{Commons
 
|ページ名=Category:Seto (train)
 
|タイトル=瀬戸
 
|追加1=Category:Sunrise Seto
 
|タイトル1=サンライズ瀬戸
 
}}
 
* [[多層建て列車]]
 
* [[出雲 (列車)]]
 
* [[寝台列車]]
 
* [[乗り継ぎ料金制度]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* {{外部リンク/JR西日本車両案内|sunriseseto_izumo|サンライズ瀬戸・出雲|285系}}
 
 
 
{{JR東海の在来線列車}}
 
{{JR四国の列車}}
 
{{現存する夜行列車}}
 
 
 
{{DEFAULTSORT:せと}}
 
[[Category:日本の特急列車]]
 
[[Category:東日本旅客鉄道の列車]]
 
[[Category:東海旅客鉄道の列車]]
 
[[Category:西日本旅客鉄道の列車]]
 
[[Category:四国旅客鉄道の列車]]
 
[[Category:日本国有鉄道の列車]]
 
[[Category:東海道本線の列車]]
 
[[Category:山陽本線]]
 
[[Category:予讃線]]
 
[[Category:瀬戸大橋|列せと]]
 
[[Category:列車愛称 せ|と]]
 
[[Category:日本の夜行列車]]
 
[[Category:ブルートレイン]]
 

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