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'''海上都市'''(かいじょうとし)とは、[[海]]の上に建設された[[都市]]。
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'''海上都市'''(かいじょうとし)
  
== 日本における海上都市構想 ==
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新しい都市を計画する際に,環境や敷地による制約を避けて,海上に建設される都市。海を埋立てて土地を確保する方法は,日本でもかなり行われているが,それは狭い土地をふやすのがおもな目的である。それに対して,直接海上に,地上とは異なった都市を建設しようとするのが海上都市計画である。日本では,1959年頃から大高正人,菊竹清訓,丹下健三,黒川紀章らの建築家によって海上に都市を建設する提案がなされている。菊竹の海上都市案は,海の上に巨大な人工地盤を浮べ,そこから海中と海上に円筒状の住居群を建設しようとするもの。また,丹下健三による東京湾特別区構想,黒川紀章らのグループによる新首都新島構想,通産省とエンジニアリング振興会による東京湾コスモポリス構想などが出されている。
構想は[[1980年代]]からあったが、実現していない。近年では、[[台風]]の影響に伴う[[高潮]]や[[地震]]に伴う[[津波]]などが懸念事項であり、現在では殆ど議論の対象になっていない。[[東京]]に[[ウォーターフロント]]による海上都市を建設する計画が持ち上がっており、これは出島ではなく完全に人工地盤により[[海面]]に[[土地]]を作り、その上に町を作るというもの。[[東京湾]]上の本土に近い場所に建造し、居住予定人口は10万人を予定。このような海上都市を全国の[[大都市圏]]にも建設し、人口[[過密|過多]]、[[住宅問題]]への新たな打開策とする方針。
 
 
 
=== 建造理由 ===
 
* [[首都]]及び[[首都圏 (日本)|首都圏]]の人口過多対策。
 
* [[住宅地|宅地]]環境の整備。
 
* 小規模[[空港]]の開設。
 
 
 
=== 都市の概要 ===
 
[[江戸川区]]、[[港区 (東京都) |港区]]の臨海副都心方面の湾岸上に人工地盤からなる離島を建設。本土とは連絡橋で繋ぐ。
 
出先の港、独立した空港などを完備した住宅地を建設。
 
都市発展に伴い、海上区を新設するか、江戸川区に併設するかは未定。
 
商店・銀行・警察署も完備する都市型構想。
 
 
 
=== 関連項目 ===
 
* [[人工島]]
 
* [[メガフロート]]
 
* [[ウォーターフロント]]
 
* [[海ほたるパーキングエリア]]
 
* [[アクアポリス]]
 
* [[石油プラットフォーム]]
 
* [[東京計画1960]]([[丹下健三]])
 
* [[東京湾埋立による新東京建設提案]]([[加納久朗]])
 
* [[ネオ東京]](コミックス・アニメ『[[AKIRA (漫画)|AKIRA]]』に登場)
 
* [[夢の島公園]]、[[お台場]]
 
* [[クルーズ客船]]
 
  
 
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2019/4/26/ (金) 22:32時点における最新版

海上都市(かいじょうとし)

新しい都市を計画する際に,環境や敷地による制約を避けて,海上に建設される都市。海を埋立てて土地を確保する方法は,日本でもかなり行われているが,それは狭い土地をふやすのがおもな目的である。それに対して,直接海上に,地上とは異なった都市を建設しようとするのが海上都市計画である。日本では,1959年頃から大高正人,菊竹清訓,丹下健三,黒川紀章らの建築家によって海上に都市を建設する提案がなされている。菊竹の海上都市案は,海の上に巨大な人工地盤を浮べ,そこから海中と海上に円筒状の住居群を建設しようとするもの。また,丹下健三による東京湾特別区構想,黒川紀章らのグループによる新首都新島構想,通産省とエンジニアリング振興会による東京湾コスモポリス構想などが出されている。