浅草橋駅

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浅草橋駅(あさくさばしえき)は、東京都台東区浅草橋一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京都交通局都営地下鉄)のである。台東区の駅で最も南に位置する。

JR東日本の総武本線支線(運転系統は中央・総武線各駅停車)と、都営地下鉄の浅草線が乗り入れ、接続駅となっている。JR東日本の駅は特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。JR中央・総武線各駅停車の駅には「JB 20」、都営地下鉄浅草線の駅には「A 16」の駅番号がそれぞれ付与されている。

歴史

駅構造

JR東日本

相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。東西に出口があり都営地下鉄浅草線とは東口での乗り換えとなる。当駅より千葉方面は千葉支社の管轄である。

開業以来エスカレーターエレベーターは設置されておらず、車椅子利用者のために係員の付き添いのもとで利用できる階段昇降機が東口側階段に設置されているだけだったが、2016年3月26日には西口改札とホームを結ぶエレベーターの使用が開始され、深夜および早朝に閉鎖されていた西口も終日営業となった。トイレは東口・西口とも改札内にある。

自動改札機が設置されているが、東口では隅田川花火大会が開催される日に、臨時で簡易Suica改札機が設置される。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 JB 総武線(各駅停車) 西行 秋葉原新宿三鷹方面
2 東行 錦糸町船橋千葉方面

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 1番線のLED発車標には、現在は直通していない「東京」「上野」方面の表記がある(これらの駅へは秋葉原駅で山手線または京浜東北線に乗り換える必要がある)。また、ホームには「ここは浅草ではありません。浅草へは都営浅草線をご利用下さい。徒歩では30 - 40分かかります。」という旨の案内がある(後述のバス路線も利用可能)。

東京都交通局

島式ホーム1面2線を有する地下駅である。ホーム階(地下2階)と改札階(地下1階)の間にはエスカレーターとエレベーターが設置されている。コンコースにはだれでもトイレが設置されている。また、A1出入口にはエレベーターも併設されている[4]

ホームの西馬込方はカーブにかかっており、ドアとホームの間が広く開いている。

門前仲町駅務管区浅草橋駅務区として、浅草橋駅 - 押上駅間の各駅を管理している(ただし押上駅は京成電鉄の管轄駅である)。

のりば

番線 路線 行先
1 A 都営浅草線 西馬込京急線Pictograms-nps-airport.svg.png 羽田空港方面
2 浅草押上京成線北総線Pictograms-nps-airport.svg.png 成田空港方面
  • 雷門浅草寺への最寄り駅は浅草駅です。」という案内板がある。
  • 近年、駅名標の下に「人形の久月 総本店前」の副名称板が設置された。
  • 押上方に両渡り線(非常渡り兼用)と引き上げ線1本を有し、押上方面への始発・押上方面からの最終列車の発着駅となっている。また、ダイヤ乱れ時に京急線方面からの列車が折り返すことがあるほか、試運転列車の折り返し駅でもある。なお、開業時は引き上げ線が上り本線となっていたため、現在の上り本線が引き上げ線となっていた。ただし現在は車止めが設置されており、引き上げ線は蔵前方につながっていない。
  • エアポート快特は通常当駅を通過するが、隅田川花火大会が開催される日は臨時に停車する。

利用状況

  • JR東日本 - 2017年度の1日平均乗車人員54,593人である[利用客数 1]
    同社の駅の中では関内駅に次いで第89位である。
  • 都営地下鉄 - 2016年度の1日平均乗降人員は59,150人(乗車人員:29,740人、降車人員:29,410人)である[利用客数 2]

都営地下鉄の各年度の1日平均乗降人員数は下表の通り。

年度別1日平均乗降人員[* 1]
年度 都営地下鉄
1日平均
乗降人員
増加率
2003年(平成15年) 55,492 −4.4%
2004年(平成16年) 54,129 −2.5%
2005年(平成17年) 53,600 −1.0%
2006年(平成18年) 53,758 0.3%
2007年(平成19年) 55,086 2.5%
2008年(平成20年) 54,864 −0.4%
2009年(平成21年) 53,999 −1.6%
2010年(平成22年) 53,966 −0.1%
2011年(平成23年) 52,036 −3.6%
2012年(平成24年) 55,722 7.1%
2013年(平成25年) 56,585 1.5%
2014年(平成26年) 56,949 0.6%
2015年(平成27年) 58,593 2.9%
2016年(平成28年) 59,150 1.0%

各年度の1日平均乗車人員数は下表の通り。

年度別1日平均乗車人員[* 2]
年度 JR東日本 都営地下鉄 出典
1992年(平成04年) 66,471 29,118 [東京都統計 1]
1993年(平成05年) 65,551 34,282 [東京都統計 2]
1994年(平成06年) 63,605 33,712 [東京都統計 3]
1995年(平成07年) 62,943 32,956 [東京都統計 4]
1996年(平成08年) 62,614 32,849 [東京都統計 5]
1997年(平成09年) 61,080 32,540 [東京都統計 6]
1998年(平成10年) 59,490 32,003 [東京都統計 7]
1999年(平成11年) [JR 1]58,658 30,825 [東京都統計 8]
2000年(平成12年) [JR 2]57,537 29,962 [東京都統計 9]
2001年(平成13年) [JR 3]56,602 29,173 [東京都統計 10]
2002年(平成14年) [JR 4]56,594 29,162 [東京都統計 11]
2003年(平成15年) [JR 5]55,414 27,970 [東京都統計 12]
2004年(平成16年) [JR 6]54,405 27,208 [東京都統計 13]
2005年(平成17年) [JR 7]54,178 26,915 [東京都統計 14]
2006年(平成18年) [JR 8]54,322 27,019 [東京都統計 15]
2007年(平成19年) [JR 9]54,894 27,691 [東京都統計 16]
2008年(平成20年) [JR 10]54,347 27,656 [東京都統計 17]
2009年(平成21年) [JR 11]53,612 27,206 [東京都統計 18]
2010年(平成22年) [JR 12]53,014 27,182 [東京都統計 19]
2011年(平成23年) [JR 13]51,475 26,265 [東京都統計 20]
2012年(平成24年) [JR 14]52,259 27,939 [東京都統計 21]
2013年(平成25年) [JR 15]53,327 28,410 [東京都統計 22]
2014年(平成26年) [JR 16]53,432 28,651 [東京都統計 23]
2015年(平成27年) [JR 17]53,954 29,521 [東京都統計 24]
2016年(平成28年) [JR 18]54,070 29,740 [東京都統計 25]
2017年(平成29年) [JR 19]54,593

駅周辺

JR駅の東口周辺は「久月」や「吉徳」などの人形問屋や模型メーカー・、総武線の南側は衣料品といった各種の問屋がそれぞれ集まっていることで知られている。2003年から2012年まで、フランス語によるインターナショナル・スクールであるリセ・フランコ・ジャポネ・ド・東京柳北校が駅西側の旧柳北小学校跡地を利用していた。

ファイル:Asakusabashi.jpg
総武線高架下の商店

駅南の柳橋一丁目は1999年まで花柳界があった。現在も屋形船の発着場がある。駅北の旧茅町は「毎日新聞」発祥の地である。

バス路線

東口付近の江戸通り上にある都営バスの「浅草橋駅前」停留所と、西口付近にある台東区循環バス「めぐりん」の「浅草橋駅北」停留所、「ぐるーりめぐりん」の「浅草橋地区センター」が最寄りバス停留所となる。

都営バスの「浅草橋」停留所は、当駅から神田川を越えた靖国通りおよび江戸通り上に存在する(馬喰町駅付近)。

浅草橋駅前

浅草橋駅北

浅草橋地区センター

隣の駅

JR logo (east).svg 東日本旅客鉄道
JB 総武線(各駅停車)
秋葉原駅 (JB 19) - 浅草橋駅 (JB 20) - 両国駅 (JB 21)
PrefSymbol-Tokyo.svg 東京都交通局
A 都営浅草線
エアポート快特
通過
エアポート快特以外の列車種別
東日本橋駅 (A 15) - 浅草橋駅 (A 16) - 蔵前駅 (A 17)

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010-01-17、17-19。
  2. 「日刊動労千葉」2006年10月23日
  3. JR千葉支社 浅草橋、都賀の2駅外注化を提案 4徹、3徹体制の駅も委託対象”. 国鉄千葉動力車労働組合 (2018年4月16日). . 2018閲覧.
  4. 駅立体図

出典

JR・地下鉄の一日平均利用客数
JR東日本の1999年度以降の乗車人員
JR・地下鉄の統計データ
  1. 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  2. 東京都統計年鑑
東京都統計年鑑

関連項目

外部リンク

東日本旅客鉄道 中央・総武線(各駅停車) JB
(三鷹 - 新宿間・代々木 - 御茶ノ水間 : 中央本線、新宿 - 代々木間 : 山手線、御茶ノ水 - 千葉間 : 総武本線
立川方面<<)三鷹 - 吉祥寺 - 西荻窪 - 荻窪 - 阿佐ケ谷 - 高円寺 - 中野(>>高田馬場方面) - 東中野 - 大久保 - 新宿 - 代々木 - 千駄ケ谷 - 信濃町 - 四ツ谷 - 市ケ谷 - 飯田橋 - 水道橋 - 御茶ノ水(>>東京方面) - 秋葉原 - 浅草橋 - 両国 - 錦糸町 - 亀戸 - 平井 - 新小岩 - 小岩 - 市川 - 本八幡 - 下総中山 - (大手町方面<<)西船橋 - 船橋 - 東船橋 - 津田沼 - 幕張本郷 - 幕張 - 新検見川 - 稲毛 - 西千葉 - 千葉