「津軽線」の版間の差分

2018/9/22/ (土) 12:03時点における版

津軽線（つがるせん）

青森県東北部を走る東日本旅客鉄道の線路名称。青森―三厩（みんまや）間55.8キロメートル、全線単線。主として陸奥（むつ）湾岸沿いに津軽半島東部を縦断する。1951～1958年（昭和26～33）開業。1987年、日本国有鉄道の分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道に所属。1988年、青函（せいかん）トンネルの開通により、青森―中小国（なかおぐに）間が交流電化され、中小国より海峡線（北海道旅客鉄道。青函トンネルを通過）が分岐するようになった。

楽天市場検索:

「津軽線」の版間の差分

2018/9/22/ (土) 12:03時点における版

案内メニュー

表示

個人用ツール

navigation

search

tool

@@ 1行目: / 1行目: @@
-{{Otheruses|JR東日本の鉄道路線|津軽鉄道の鉄道路線|津軽鉄道線}}
-{{出典の明記|date=2016年10月}}
-{{Infobox 鉄道路線
-|路線名=[[File:JR logo (east).svg|35px|link=東日本旅客鉄道]] 津軽線
-|路線色=#15a2c4
-|画像=Minmaya-Station-Platform-2010822.jpg
-|画像サイズ=300px
-|画像説明=三厩駅
-|国={{JPN}}
-|所在地=[[青森県]]
-|起点=[[青森駅]]
-|終点=[[三厩駅]]
-|駅数=18駅
-|開業=[[1951年]][[12月5日]]
-|休止=
-|廃止=
-|所有者=[[東日本旅客鉄道]]（JR東日本）
-|運営者=東日本旅客鉄道（JR東日本）<br />（全線 [[鉄道事業者#第一種鉄道事業|第一種鉄道事業者]]）<br />[[日本貨物鉄道]]（JR貨物）<br />（青森駅 - 新中小国信号場間 [[鉄道事業者#第二種鉄道事業|第二種鉄道事業者]]）
-|車両基地=[[秋田車両センター]]<ref name="JRR-DT2016_46">{{Cite book |author=ジェー・アール・アル編 |year=2016 |title=JR気動車客車編成表2016　|url=http://shop.kotsu.co.jp/shopdetail/000000001876/005/004/X/page1/order |publisher=[[交通新聞社]] |language=日本語 |page=56 |isbn=978-4330690162}}（JR車両 配置表、秋田車両センター分）</ref>
-|使用車両=[[#運行形態|運行形態]]の項目を参照
-|路線距離=55.8 [[キロメートル|km]]
-|軌間=1,067 [[ミリメートル|mm]]（[[狭軌]]）
-|線路数=全線[[単線]]
-|電化方式=[[交流電化|交流]]20,000 [[ボルト (単位)|V]]・50 [[ヘルツ|Hz]]<br />[[架空電車線方式]]<br />（青森駅 - 新中小国信号場間）
-|最大勾配=
-|最小曲線半径=
-|閉塞方式=[[閉塞 (鉄道)#自動閉塞式|単線自動閉塞式]]<br />（青森駅 - 新中小国信号場間）<br />[[閉塞 (鉄道)#特殊自動閉塞式|特殊自動閉塞式（軌道回路検知式）]]<br />（新中小国信号場 - 三厩駅間）
-|保安装置=[[自動列車停止装置#ATS-S改良形（ATS-Sx形）|ATS-S<small>N</small>]]
-|最高速度=100 [[キロメートル毎時|km/h]]
-|路線図=File:鉄道路線図_JR津軽線.svg
-}}
-{| {{Railway line header|collapse=yes}}
-{{UKrail-header2|停車場・施設・接続路線|#15a2c4}}
-{{BS-table}}
-{{BS3|||STR|||↑[[青い森鉄道線]] 1891-|}}
-{{BS3|||DST|||[[青森信号場]] 1926-|}}
-{{BS3|exSTR+l|KBHFxaq|ABZgr+r|0.0|[[青森駅]]|1891-|}}
-{{BS3|exSTR||DST|0.9|（[[青森駅#滝内信号所|滝内信号所]]）<ref group="*" name="滝内" />|1926-|}}
-{{BS3|exTRAJEKT|STRc2|STRl|O3=STR3|||→[[奥羽本線]] 1894-|}}
-{{BS3|exSTR3|STR+1|STRc4|||←''[[北海道旅客鉄道|JR北]]：[[青函連絡船|青函航路]]'' 1908-1988|}}
-{{BS3||DST||4.4|[[新油川信号場]]|1988-|}}
-{{BS3||BHF||6.0|[[油川駅]]|1951-|}}
-{{BS3||BHF||9.7|[[津軽宮田駅]]|1959-|}}
-{{BS3||BHF||11.5|[[奥内駅]]|1951-|}}
-{{BS3||BHF||13.1|[[左堰駅]]|1959-|}}
-{{BS3||BHF||14.7|[[後潟駅]]|1951-|}}
-{{BS3||BHF||16.8|[[中沢駅]]|1959-|}}
-{{BS3||BHF||19.1|[[蓬田駅]]|1951-|}}
-{{BS3||BHF||21.1|[[郷沢駅]]|1959-|}}
-{{BS3||BHF||23.4|[[瀬辺地駅]]|1951-|}}
-{{BS3||BHF||27.0|[[蟹田駅]]|1951-|}}
-{{BS3||BHF||31.4|[[中小国駅]]|1958-|}}
-{{BS3||STR+GRZq|ELC|||[[デッドセクション|交交セクション]]{{BSsplit|↑[[交流電化|交流20kV50Hz]]|　[[交流電化|交流25kV50Hz]]↓}}|}}
-{{BS3||DST|O2=HUBa||33.7|[[新中小国信号場]]|1988-|}}
-{{BS5|ELC|STR+l|O2=HUBrg|O3=HUBrf|ABZgr|ELCe||||JR北：[[海峡線]] 1988- 津軽線側は非電化|}}
-{{BS3|STR+GRZq|O1=HUB|STR||||↓JR北海道／↑↓JR東日本|}}
-{{BS3|ABZg+l|O1=HUBe|KRZu||||JR北：[[北海道新幹線]] 2016-|}}
-{{BS3|TUNNEL1|BHF||35.0|[[大平駅]]|1958-|}}
-{{BS3|TUNNEL1|TUNNEL1|||||}}
-{{BS3|HST|O1=HUBaq|STR|O2=HUBlg||||JR北：[[奥津軽いまべつ駅]] 2016-|}}
-{{BS3|STR|BHF|O2=HUBe||46.6|[[津軽二股駅]]|1958-|}}
-{{BS3|STRl|KRZu|STRq||||}}
-{{BS3||BHF||48.6|[[大川平駅]]|1958-|}}
-{{BS3||BHF||51.0|[[今別駅]]|1958-|}}
-{{BS3||BHF||52.7|[[津軽浜名駅]]|1960-|}}
-{{BS3||KBHFe||55.8|[[三厩駅]]|1958-|}}
-{{BS-colspan|HI=style="font-size:90%;"}}
-----
-* T…トンネル
-* 河川・トンネルは主要なものを掲載
-{{Reflist|group="*"|refs=
-<ref group="*" name="滝内">現在は青森駅の構内扱い。<br />[[1926年]][[10月25日]] - [[1965年]][[9月30日]]は[[信号場]]。</ref>
-}}
-|}
-|}
-'''津軽線'''（つがるせん）は、[[青森県]][[青森市]]にある[[青森駅]]と青森県[[東津軽郡]][[外ヶ浜町]]にある[[三厩駅]]を結ぶ、[[東日本旅客鉄道]]（JR東日本）の[[鉄道路線]]（[[地方交通線]]）である。
-このうち、青森駅 - [[新中小国信号場]]間 33.7 [[キロメートル|km]] は、[[本州]]と[[北海道]]を結ぶ鉄道の一部として[[貨物列車]]も運行されており、[[北海道新幹線]]開業前は本州と北海道を結ぶ旅客列車も運行され、[[津軽海峡線]]の一部を構成していた。
+'''津軽線'''（つがるせん）
-== 概要 ==
+青森県東北部を走る東日本旅客鉄道の線路名称。青森―三厩（みんまや）間55.8キロメートル、全線単線。主として陸奥（むつ）湾岸沿いに津軽半島東部を縦断する。1951～1958年（昭和26～33）開業。1987年、日本国有鉄道の分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道に所属。1988年、青函（せいかん）トンネルの開通により、青森―中小国（なかおぐに）間が交流電化され、中小国より海峡線（北海道旅客鉄道。青函トンネルを通過）が分岐するようになった。
-[[津軽半島]]の東部を縦貫する路線である。かつては津軽半島の東側の町村を結ぶ[[ローカル線]]であったが、[[1988年]]の[[青函トンネル]]開通後は、青森駅 - 新中小国信号場間は本州と北海道とを結ぶ列車が多く通過する路線となった。中小国駅 - [[大平駅]]間にある[[新中小国信号場]]で青函トンネルに繋がる[[北海道旅客鉄道]]（JR北海道）の[[海峡線]]が分岐している。一方、蟹田駅 - 新中小国信号場 - 三厩駅間はローカル線として取り残され、定期列車は1日5往復運行されるのみである。
-年3月26日開業<ref name="Hokkaido Shinkansen">{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2015/20150914.pdf　北海道新幹線 新青森～新函館北斗間開業に伴う運行計画の概要について]}} - 東日本旅客鉄道、2015年9月16日</ref>の[[北海道新幹線]]は本路線と並行するが、並行区間の経営母体が別会社（津軽線はJR東日本で、北海道新幹線はJR北海道）のため、[[並行在来線]]とはならない。新幹線の開通に伴い、海峡線の設備や運行システムが更新されたため、在来線専用の電車・電気機関車は走行できなくなり、特急や寝台列車といった定期旅客列車は新幹線の開業と同時に廃止され、当線の津軽二股駅が新幹線[[奥津軽いまべつ駅]]への接続駅となった。しかし、特急の廃止後も普通列車の運行本数は殆ど変わらず、蟹田駅 - 三厩駅間の増発もされず、津軽二股駅<ref>[http://www.jreast-timetable.jp/timetable/list1001.html 津軽二股駅時刻表(2016年3月26日改正)]</ref>と奥津軽いまべつ駅との接続も改善されない。そのため、特急停車駅であった蟹田駅のように北海道方面との利便性が大きく低下した例もある。
-[[列車交換|列車交換設備]]のある駅は青函トンネル開業に際し（貨物列車との行き違いを考慮し）構内待避線を延伸した（旅客ホーム[[有効長]]はそれ以前のまま）。
-=== 路線データ ===
-* 管轄（事業種別）・区間（[[営業キロ]]）
-** 東日本旅客鉄道（[[鉄道事業者|第一種鉄道事業者]]）
-*** 青森駅 - 三厩駅 55.8 km（中小国駅 - 新中小国信号場間 2.3 km は、[[北海道旅客鉄道]][[海峡線]]と重複）
-** [[日本貨物鉄道]]（[[鉄道事業者|第二種鉄道事業者]]）
-*** 青森駅 - 新中小国信号場 (33.7 km)
-* [[軌間]]：1067 [[ミリメートル|mm]]
-* 駅数：18（起点駅を含む）
-** 津軽線所属の旅客駅に限定した場合、奥羽本線所属<ref>{{PDFlink|1=[http://www.jreast.co.jp/youran/pdf/jre_youran_shogen_p82_86.pdf#page=5 JR東日本：会社要覧2012-2013 - 付表]}}</ref>（2010年12月3日までは[[東北本線]]所属<ref name="teisya">『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年</ref>）の青森駅が除外され、17駅となる。
-* 信号場数：2
-** 津軽線所属の信号場は新油川信号場のみ。新中小国信号場は[[海峡線]]所属<ref name="teisya" />である。
-* 全線[[単線]]
-* 電化区間：青森駅 - 新中小国信号場（[[交流電化|交流]] 50 [[ヘルツ|Hz]]・20,000 [[ボルト (単位)|V]]）
-* [[閉塞 (鉄道)|閉塞方式]]：
-** 青森駅 - 新中小国信号場間 単線自動閉塞式
-** 新中小国信号場 - 三厩駅間 特殊自動閉塞式（軌道回路検知式）
-* 保安装置：[[自動列車停止装置#ATS-S改良形（ATS-Sx形）|ATS-S<small>N</small>]]
-* [[運転指令所]]：JR北海道函館指令センター（青森駅 - 新中小国信号場間：[[列車集中制御装置|CTC]]）
-** 運転取扱駅（駅が信号を制御、運行を管理）：三厩駅
-** 準運転取扱駅（入換時は駅が信号を制御）：蟹田駅
-** JR東日本の路線であるが、運行管理はJR北海道管轄の指令所が行っている。
-** 踏切などの地上設備指令は、盛岡設備指令管轄。
-* 最高速度：
-** 青森駅 - 新中小国信号場間 100 [[キロメートル毎時|km/h]]
-** 新中小国信号場 - 三厩駅間 85 km/h
-年4月1日現在、全線を[[東日本旅客鉄道盛岡支社]]が管轄しているが、新中小国信号場の構内は一部設備をのぞき[[北海道旅客鉄道函館支社]]が管轄する<ref>{{Cite web |year=2016 |url=http://www.jreast.co.jp/youran/pdf/2016-2017/jre_youran_all.pdf |title=JR 東日本事業概要 |format=PDF |publisher=東日本旅客鉄道 |accessdate=2016年10月3日<!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161003132206/http://www.jreast.co.jp/youran/pdf/2016-2017/jre_youran_gaiyou_p1.pdf |archivedate=2016年10月3日 |deadlinkdate= -->}}（会社要覧 2016-2017）</ref><ref>{{Cite web |work= |url=http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/company/com_02.html |title=企業情報>>会社概要 |publisher= 北海道旅客鉄道|accessdate=2016年10月3日|archiveurl=http://archive.is/qrSeu |archivedate=2016年10月3日}}</ref>。
-== 平均通過人員 ==
-各年度の[[輸送密度|平均通過人員]]（人/日）は以下の通り<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/rosen_avr/pdf/2011-2015.pdf 路線別ご利用状況（2011〜2015年度）]}} - JR東日本</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/rosen_avr/pdf/2012-2016.pdf 路線別ご利用状況（2012〜2016年度）]}} - JR東日本</ref>。
-* 青森駅 - 中小国駅間
-** 1987年度：10,813人/日
-** 2011年度：4,457人/日
-** 2012年度：4,779人/日
-** 2013年度：4,741人/日
-** 2014年度：4,471人/日
-** 2015年度：4,202人/日
-** 2016年度：763人/日
-* 中小国駅 - 三厩駅間
-** 1987年度：415人/日
-** 2011年度：183人/日
-** 2012年度：173人/日
-** 2013年度：163人/日
-** 2014年度：135人/日
-** 2015年度：126人/日
-** 2016年度：116人/日
-== 運行形態 ==
-=== 広域輸送 ===
-本州と北海道を結ぶ[[貨物列車]]が多く運行されている。また[[津軽海峡線]]の一部として、[[新青森駅]] - 函館駅間の特急[[スーパー白鳥|「スーパー白鳥」「白鳥」]]や、夜行列車として上野駅 - 札幌駅間に[[寝台列車|寝台特急]] 「[[カシオペア (列車)|カシオペア]]」・青森駅 - 札幌駅間に急行「[[はまなす (列車)|はまなす]]」などの本州と北海道を結ぶ旅客列車も運行されていたが、北海道新幹線開業に伴い、2016年3月21日をもって、これらの旅客列車は運行を終了した<ref name="Hokkaido Shinkansen" />。JR北海道（海峡線）との営業上の分界点は[[中小国駅]]、施設上の分岐点は[[新中小国信号場]]であるが、運転上の分界点は[[蟹田駅]]であり、乗務員の交替は蟹田駅か青森駅で行なわれた。
-=== 地域輸送 ===
-運転系統は[[蟹田駅]]を境に分断されている。[[気動車]]による列車を含めて、[[ワンマン運転]]は行っていない。
-青森駅 - 蟹田駅間については、数多く運転される本州 - 北海道間の貨物列車の間を縫う形で、[[秋田車両センター]]の[[JR東日本701系電車|701系]]電車を使用して2時間に1本程度の各駅停車が運転されている。2016年3月25日までは、早朝・夜に[[八戸運輸区]]所属で一般用の[[国鉄キハ40系気動車 (2代)|キハ40系]]気動車（キハ40形、キハ48形）も運転されていた。この気動車列車のうち朝の1本は、2010年12月4日のダイヤ改正から2014年3月14日まで[[青い森鉄道線]]に直通して、蟹田駅→[[八戸駅]]間を運行しており、八戸運輸区に車両を入庫させていた。<ref>{{PDFlink|[http://aoimorirailway.com/cgi_data/news/staff_1391505711.pdf 青い森鉄道2014年3月15日ダイヤ改正時刻表]}}及び交通新聞社発行の小型時刻表2014年3月号から</ref><!---この外部リンクは蟹田発八戸行の参考の為に載せたもので、鮫から青森行についてのものではありません。--->
-なお、2010年12月3日までは特急用の[[国鉄485系電車|485系]]電車や[[JR東日本E751系電車|E751系]]電車が[[間合い運用]]（1990年代前半までは[[国鉄583系電車|583系]]電車も使用）で運転されていた。そのため、そうした特急用車両使用の普通列車には[[グリーン車]]が自由席グリーン車として連結され、[[グリーン券]]の販売も行われていた。
-蟹田駅 - 三厩駅間については秋田車両センターのキハ40系気動車による普通列車のみの運転<ref name="JRR-DT2016_46" />で、本数は1日5往復である。そのうち1往復が出入庫のため青森駅 - 三厩駅間を直通するが、それ以外は蟹田駅 - 三厩駅間の運転である。
-年12月からは、専用車両を使用した周遊観光列車「[[きらきらみちのく|きらきらみちのく津軽・八戸]]」号が不定期で運転されていたが、現在は津軽線に乗り入れていない。[[2006年]][[5月3日]]には[[八戸線]]で運用している“[[国鉄キハ40系気動車 (2代)#うみねこ|うみねこ]]”を使用した「[[快速列車|快速]]終着駅号」が青森駅 - 三厩駅間で運転された。「快速終着駅号」は[[2007年]][[9月17日]]にも運転された。
-年12月4日からは、弘前駅 - 蟹田駅間で[[日本の電気式気動車#電気式の将来（ハイブリッド気動車）|ハイブリッド車両]]（[[JR東日本HB-E300系気動車|HB-E300系]]気動車）を使用した観光列車「リゾートあすなろ津軽」が運行された。2012年9月からは運転区間を弘前駅 - 三厩駅間に延長した「[[リゾートあすなろ|リゾートあすなろ竜飛]]」が土曜日・休日を中心に1往復運行されていた時期もある<ref>[http://www.jreast.co.jp/railway/joyful/asunaro.html JR東日本 楽しい列車ポータル]</ref>。
-年3月26日から、蟹田発夕方の上り普通列車1本が、[[奥羽本線]][[津軽新城駅]]まで乗り入れる<ref>[http://www.jreast-timetable.jp/timetable/list0467.html 蟹田駅発上り列車時刻表(2016年3月26日改正分)]</ref>。
-<gallery>
-ファイル:Tsugaru_line_of_JR_East_485-3000.JPG|[[陸奥湾]]を望んで走る485系電車による普通列車<br />（2009年9月20日 蟹田 - 瀬辺地）
-ファイル:KIHA40 Tsugaru Line.jpg|キハ40系気動車（蟹田駅の留置線で待機中）
-ファイル:Sabo.JPG|気動車に付けられた[[行先標]]（2枚目の写真の車両とは別）。
-</gallery>
-== 歴史 ==
-[[鉄道敷設法|改正鉄道敷設法]]別表第2号に規定する予定線「青森県青森より三厩、小泊を経て五所川原に至る鉄道」で、津軽半島を馬蹄形に巡る鉄道の一部である。このうち、西側の五所川原駅 - 津軽中里駅間は1930年に[[津軽鉄道線]]として開業しているが、東側の津軽線の開業は[[太平洋戦争]]後の1951年から1958年にかけてである。
-津軽線は[[青函トンネル]]の本州側の取付け路線として整備され、青森駅 - 新中小国信号場駅間の[[鉄道の電化|電化]]や[[列車交換|交換設備]]の増設が行われた。これによって、津軽線は本州と北海道を結ぶ大動脈・[[津軽海峡線]]の一部となっている。
-* [[1951年]]（[[昭和]]26年）[[12月5日]]：[[日本国有鉄道]]（国鉄）が青森駅 - 蟹田駅間 (27.0 km) を津軽線として新規開業。油川駅・奥内駅・後潟駅・蓬田駅・瀬辺地駅・蟹田駅が開業。
-* [[1958年]]（昭和33年）[[10月21日]]：蟹田駅 - 三厩駅間 (28.8 km) を延伸し全線開業。中小国駅・大平駅・津軽二股駅・大川平駅・今別駅・三厩駅が開業。
-* [[1959年]]（昭和34年）[[11月25日]]：津軽宮田駅・左堰駅・中沢駅・郷沢駅が開業。
-* [[1960年]]（昭和35年）[[12月10日]]：津軽浜名駅が開業。
-* [[1984年]]（昭和59年）[[2月1日]]：全線で貨物営業が廃止。
-* [[1987年]]（昭和62年）[[4月1日]]：[[国鉄分割民営化]]により、東日本旅客鉄道が承継。
-* [[1988年]]（昭和63年）[[3月13日]]：北海道旅客鉄道[[海峡線]]開業に伴い、青森駅 - 新中小国信号場駅間が交流電化。新油川信号場・新中小国信号場が新設。日本貨物鉄道が青森駅 - 新中小国信号場駅 (33.7 km) で[[鉄道事業者#第二種鉄道事業|第二種鉄道事業]]開始（4年ぶりの貨物営業再開）。
-* [[1991年]]（[[平成]]3年）[[3月16日]]：三厩駅を「みうまや」から「みんまや」に呼称変更。
-* [[2016年]]（平成28年）
-** [[1月1日]]：北海道新幹線の開業準備に伴い、蟹田 - 三厩間を終日運休し<ref>1往復のみ運行される青森 - 三厩間の列車は、青森 - 蟹田間のみ運転。</ref>、一部[[バス代行]]を実施<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2015/20150913.pdf 北海道新幹線設備切替に伴う列車の運休について]}} - 北海道旅客鉄道・東日本旅客鉄道プレスリリース、2015年9月16日（2015年12月7日閲覧）</ref><ref>運休の記載については、出典:交通新聞社発行小型全国時刻表2015年12月号730 - 735ページより。</ref>。
-** [[3月22日]] - [[3月25日|25日]]：北海道新幹線の開業準備に伴い、特急「白鳥」・「スーパー白鳥」、急行「はまなす」を全区間で運休（正式廃止日は[[3月26日|26日]]）。普通列車・貨物列車についてはほぼ平常通り運行された。
-== 駅・信号場一覧 ==
-<!--[[海峡線]]の記事内からこの節にリンクしているので節名を変更する場合はご注意ください-->
-* 普通列車はすべての旅客駅に停車。かつて運行されていた特急・急行列車の停車駅については「[[スーパー白鳥]]」「[[はまなす (列車)]]」の各列車記事を参照。なお、寝台特急列車は津軽線内で旅客扱いを行う停車駅は無かった。
-* 電化状況　…※：交流25kV・50Hz
-* 線路（全線単線） … ◇：[[列車交換]]可、｜：列車交換不可、ᗑ：三厩駅方面同士の列車の交換は不可
-* 全駅[[青森県]]内に所在
-{| class="wikitable"
-|-
-!style="width:1em; border-bottom:3px solid #15a2c4; line-height:1em;"|電化状況
-!style="width:10em; border-bottom:3px solid #15a2c4;"|駅名
-!style="width:2.5em; border-bottom:3px solid #15a2c4;"|駅間<br />営業<br />キロ
-!style="width:2.5em; border-bottom:3px solid #15a2c4;"|累計<br />営業<br />キロ
-!style="border-bottom:3px solid #15a2c4;"|接続路線・備考
-!style="width:1em; border-bottom:3px solid #15a2c4;"|線路
-!style="border-bottom:3px solid #15a2c4;" colspan="2"|所在地
-|-
-!rowspan="15" style="width:1em; text-align:center; background:#ffbbcc; line-height:3;"|交流<br />20kV<br/>50Hz
-|[[青森駅]]
-|style="text-align:center;"| -
-|style="text-align:right;"|0.0
-|[[東日本旅客鉄道]]：{{Color|#ee7b28|■}}[[奥羽本線]]<br />[[青い森鉄道]]：{{Color|#33cbf4|■}}[[青い森鉄道線]]
-|◇
-|rowspan="9" colspan="2"|[[青森市]]
-|-
-|（[[青森駅#滝内信号所|滝内信号所]]）<ref group="*">滝内信号所は現在は青森駅構内扱い。</ref>
-|style="text-align:center;"| -
-|style="text-align:center;"| -
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|｜
-|-
-|[[新油川信号場]]
-|style="text-align:center;"| -
-|style="text-align:right;"|4.4
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|◇
-|-
-|[[油川駅]]
-|style="text-align:right;"|6.0
-|style="text-align:right;"|6.0
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|｜
-|-
-|[[津軽宮田駅]]
-|style="text-align:right;"|3.7
-|style="text-align:right;"|9.7
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|｜
-|-
-|[[奥内駅]]
-|style="text-align:right;"|1.8
-|style="text-align:right;"|11.5
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|◇
-|-
-|[[左堰駅]]
-|style="text-align:right;"|1.6
-|style="text-align:right;"|13.1
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|｜
-|-
-|[[後潟駅]]
-|style="text-align:right;"|1.6
-|style="text-align:right;"|14.7
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|｜
-|-
-|rowspan="2"|[[中沢駅]]
-|rowspan="2" style="text-align:right;"|2.1
-|rowspan="2" style="text-align:right;"|16.8
-|rowspan="2"|&nbsp;
-|rowspan="2" style="text-align:center;"|◇
-|-
-|style="width:1em; line-height:3;" rowspan="14"|[[東津軽郡]]
-|rowspan="4"|[[蓬田村]]
-|-
-|[[蓬田駅]]
-|style="text-align:right;"|2.3
-|style="text-align:right;"|19.1
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|｜
-|-
-|[[郷沢駅]]
-|style="text-align:right;"|2.0
-|style="text-align:right;"|21.1
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|◇
-|-
-|[[瀬辺地駅]]
-|style="text-align:right;"|2.3
-|style="text-align:right;"|23.4
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|｜
-|-
-|[[蟹田駅]]
-|style="text-align:right;"|3.6
-|style="text-align:right;"|27.0
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|◇
-|rowspan="5" style="white-space:nowrap;"|[[外ヶ浜町]]
-|-
-|[[中小国駅]]
-|style="text-align:right;"|4.4
-|style="text-align:right;"|31.4
-|[[北海道旅客鉄道]]：[[海峡線]]（営業上の境界<ref group="*">海峡線は2016年3月21日に在来線定期旅客列車の運行を終了。その運行終了までの期間、中小国駅に海峡線列車の停車はなかったため、実質的な海峡線と津軽線三厩方面との乗換駅は蟹田駅であった。</ref>）
-|style="text-align:center;"|｜
-|-
-!style="width:1em; text-align:center; background:#fee; line-height:3;"|※
-|[[新中小国信号場]]
-|style="text-align:center;"| -
-|style="text-align:right;"|33.7
-|[[海峡線]]（および[[北海道新幹線]]）との施設上の境界<ref group="*">海峡線は津軽線と別れた先で北海道新幹線に合流し、木古内方は[[三線軌条]]となっている。</ref>
-|style="text-align:center;"|ᗑ
-|-
-!rowspan="7" style="width:1em; line-height:3em; text-align:center; background:#fff;"|非<br />電<br />化
-|-
-|[[大平駅]]
-|style="text-align:right;"|3.6
-|style="text-align:right;"|35.0
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|｜
-|-
-|[[津軽二股駅]]
-|style="text-align:right;"|11.6
-|style="text-align:right;"|46.6
-|北海道旅客鉄道：[[File:Shinkansen jrh.svg|15px|■]] 北海道新幹線・海峡線（[[奥津軽いまべつ駅]]）<ref group="*">津軽二股駅と奥津軽いまべつ駅は隣接しており、物理的に乗り換えは可能であるが、営業上は別駅の扱い。</ref>
-|style="text-align:center;"|｜
-|rowspan="4"|[[今別町]]
-|-
-|[[大川平駅]]
-|style="text-align:right;"|2.0
-|style="text-align:right;"|48.6
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|｜
-|-
-|[[今別駅]]
-|style="text-align:right;"|2.4
-|style="text-align:right;"|51.0
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|｜
-|-
-|[[津軽浜名駅]]
-|style="text-align:right;"|1.7
-|style="text-align:right;"|52.7
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|｜
-|-
-|[[三厩駅]]
-|style="text-align:right;"|3.1
-|style="text-align:right;"|55.8
-|&nbsp;
-|style="text-align:center;"|◇
-|外ヶ浜町
-|}
-{{Reflist|group="*"}}
-== 脚注 ==
-{{脚注ヘルプ}}
-{{Reflist}}
-== 関連項目 ==
-{{Commonscat|Tsugaru Line}}
-* [[日本の鉄道路線一覧]]
-* [[津軽海峡線]]
-== 外部リンク ==
-* [http://www.jreast.co.jp/estation/result.aspx?mode=2&rosen=47=1=%92%c3%8cy%90%fc 検索結果（津軽線の駅）：JR東日本]
 {{東日本旅客鉄道の鉄道路線}}
-{{東日本旅客鉄道盛岡支社}}
+{{テンプレート:20180815sk}}
 {{デフォルトソート:つかる}}
 [[Category:津軽線|*]]