水沢競馬場

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水沢競馬場
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施設情報
所在地 岩手県奥州市水沢姉体町字阿久戸1-2
座標 東経141度10分13.2秒北緯39.129944度 東経141.170333度39.129944; 141.170333
開場 1901年(開場)
1965年4月1日(移転)
所有者 岩手県競馬組合
管理・運用者 岩手県競馬組合
収容能力 5,000人
コース
周回 右回り
馬場 ダート(1周1200m)
テンプレートを表示
ファイル:Mizusawa Racecourse Aerial photograph.1976.jpg
水沢競馬場付近の空中写真。東側に見える川は北上川である。1976年撮影。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

水沢競馬場(みずさわけいばじょう Mizusawa Racecourse)は、岩手県奥州市水沢にある地方競馬競馬場である。

本項では併設されている中央競馬場外勝馬投票券発売所であるウインズ水沢(水沢競馬場内)(ウインズみずさわ みずさわけいばじょうない)についても記述する。

概要

水沢競馬場は北上川のほとりに所在し、盛岡競馬場と共に岩手県競馬組合が主催している。在宅投票システムは「オッズパーク」・「楽天競馬」・「SPAT4」が利用可能である[1]

トウケイニセイメイセイオペラトーホウエンペラーなどが過去に所属。トウケイニセイの業績をたたえて、岩手県競馬の年度末開催に「トウケイニセイ記念」という岩手県重賞を開催している。

なお2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響でスタンドが被災したため復旧工事を行ない12月10日より再開した[2]。なお場外としての発売は地方競馬は5月16日から再開しており[3]中央競馬の場外発売も10月8日の開催から再開した[4]

コース概要

  • 右回り 1周1200m・幅員20m
  • 直線(4コーナーから決勝線まで) 220m
  • 施行可能距離 850m, 1300m, 1400m, 1600m, 1800m, 1900m, 2000m, 2500m
  • 黎明期には1050mや1420mも施行され、1コーナーには1050mスタート地点の名残がある。
  • 出走可能頭数(フルゲート) 12頭(但し、850m・1300m・1800mは10頭)

フルゲートについては、下記のような歴史があった。

  • 1964年1982年:8頭
  • 1983年1996年:10頭(但し、850m・1300m・1800mは8頭)
  • 1997年:10頭(但し、850m・1300m・1800mは9頭)
  • 1998年1999年春:10頭(但し、850mは9頭)
  • 1999年夏~秋:10頭(但し、850mは9頭、1400m・2000mは12頭 ※1600mは試験的に1度だけ12頭で施行)
  • 2000年2012年:12頭(但し、850mは9頭、1300m・1800m・2500mは10頭)
  • 2013年2015年:12頭(但し、850mは9頭、1300m・1800mは10頭)
  • 2016年~ :12頭(但し、850m・1300m・1800mは10頭)


かつて、第4コーナーの奥には使用されていない8頭立てゲートが置かれ、8頭立てで施行されていた名残が残っていた。

1600mの発走地点は第4コーナーの手前から斜めに引込み線を引いた位置にあり、1300m, 1400mなどスタンド側から発走する出走馬の待機所も1600mの発走地点のそばにある。1600mのポケットは1982年に完成。それ以前の1600mは3.4コーナー中間地点にゲートを置いて行われていた。

ウインズ水沢

スタンド内にはJRA専用発売窓口が設置されている。営業時はJRA全開催日に開催全場のメインレース発売と重賞競走の前日発売が行われているが、六次投票券(QRコード使用)の勝馬投票券自動発売機のみの設置で有人の発売窓口はない。

長らく水沢場外の名称で呼ばれていたが、2012年1月よりウインズ水沢(水沢競馬場内)に正式名称が変更された。

発売する馬券の種類

水沢競馬・ウインズ水沢

○…発売 ×…発売なし

単勝 複勝 枠番連複 枠番連単 馬番連複 馬番連単 ワイド 3連複 3連単
×
  • 水沢競馬の3連単は第5レースから最終レースまでの発売だったが、2008年第4回盛岡競馬初日(7月12日)の場外発売より全レース発売を開始した。

主な競走

重賞競走(2018年度)

出典:岩手競馬 2018シーズン重賞・特別日程

2歳

3歳

3歳(4歳)以上

JRA2歳認定競走

  • フューチャーステップ(1着 200万円)

※以前はフューチャー競走(新馬)、ホープフル競走(未勝利)と2種類の競走が存在した。

その他

  • 現水沢競馬場は水沢公園周辺にあった旧水沢競馬場[5]が1965年(昭和40年)に移転したものである。
  • スタンドはメインスタンド(1・2階、3階の一部自由席、3・4階指定席)とテレトラック(自由席、クラブハウス)の2つある。メインスタンドの1・2階は冬場になると、防寒のためシャッターが降ろされる。テレトラックには、大型モニターを備えたシアタータイプの観戦スペースがあり、場外時、悪天候時でも快適に観戦できる。
  • 12月・1月に競馬を開催する競馬場では本州最北端に位置する。この時期、ジョッキーは防寒のためにスキー用のフェイスマスクをつけて騎乗する(そのため、負担重量は夏季の同条件より1kg増加する)。通常の降雪であれば、融雪剤を散布して一晩中コース整備して開催にこぎつけるが、大雪や吹雪による視界不良のときはレース延期(取り止め)、開催中止になる場合もある。
  • 食堂棟、場外に隣接する食堂で売られているジャンボ焼鳥は名物となっている(ただし、ジャンボ焼鳥の元祖は旧・盛岡競馬場内の食堂であり、水沢競馬場は後発である)。また、ホルモン煮も有名で、こちらは水沢競馬場独自の名物となっている。
  • 競馬場内の食堂棟の向かって右端の売店で、金額の「円」の単位を「万円」に変えて呼ぶ売り子のおばさんがいて、水沢競馬場一の有名人となっている。
  • パドックと食堂棟の間に曲がり家があり、現在トレジャースマイルに因んだ宝(トレジャー)神社に利用されている。ここは、奥州市内にある駒形神社の御祓いも受けた本格的なもので、馬券必勝祈願のみならず、家内安全・商売繁盛・受験合格・恋愛成就にハートマークの御利益があるとのこと。
  • 宝(トレジャー)神社脇には柵が設けられ、日によっては、ポニーの無料乗馬体験が行われている。
  • メインスタンド向こう正面の北上川沿いの桜並木は、4月下旬には見事に開花し、市民開放されている。
  • 桜並木は、中村勘太郎(二代目)主演の映画「禅 ZEN」のロケに使用され、一躍有名となった。
  • 盛岡競馬場に続き、2015年11月14日からレース映像がHD化された。
  • 2017年10月より、屋外に大型映像装置が設置された。

関連項目

脚注

  1. 2009年1月12日までは岩手競馬独自の「R-CALL」(レーシングコール)があった。
  2. 水沢競馬追加開催決定!2011年12月10日から2012年1月9日まで、のべ14日間 - 岩手競馬公式サイト 2011年9月13日閲覧
  3. 水沢競馬場での他地区競馬発売再開のおしらせ - 岩手競馬公式サイト 2011年9月24日閲覧
  4. 10月8日(土)から水沢競馬場での場外発売を再開 - JRA公式サイト 2011年9月13日閲覧
  5. USA-M621-136 - 国土地理院ホームページ「地図・空中写真閲覧サービス」

外部リンク