横浜市役所

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座標: 東経139度38分14秒北緯35.443758度 東経139.637287度35.443758; 139.637287


横浜市役所(よこはましやくしょ)は、地方公共団体である横浜市の執行機関としての事務を行う施設(役所)である。中区港町に置かれている現在の市庁舎は7代目で、横浜開港100年記念事業のひとつとして、村野藤吾の設計により1959年昭和34年)に竣工した。また、2007年平成19年)から2009年(平成21年)にかけて耐震補強工事を実施している[1]

近年、業務拡大のため建物が手狭になったことに加え、老朽化が進行し、前述の通り耐震補強工事は実施されたものの巨大地震に際しての耐震性については問題があることなどから、横浜市庁舎の移転・建て替えの議論がなされている。北仲通南地区(中区本町6丁目)への「全面移転案」と、北仲通南地区と現庁舎(港町)からなる「分庁舎案」があり検討されていたが、現在では全面移転とする方針が固められている(移転の詳細は後述[2]

概要

現市庁舎は関内の中心地にあり、横浜公園横浜スタジアム)と隣接している。また、前述の通り開港100周年を記念して1959年に建設されたものである。横浜市の本庁機能については市庁舎のみならず、関内周辺を中心に所在する16のビルに分散されている。今後の計画として超高層ビル(地上32階、最後部高さ約155m)となる新市庁舎北仲通南地区(中区本町6丁目)に2020年の春(1月頃)に完成予定で[3]、同年6月には市役所がここに移転するほか前述の本庁機能なども集約される予定である[4]

なお、市役所の建物に対する呼称として横浜市公式ウェブサイトや市営地下鉄の案内放送などでは、「横浜市庁舎」の呼び名が用いられている。また、市役所前のバス停や交差点も「市庁前」である。市内の各区役所も、保健所図書館などを併設して○○区総合庁舎と呼ばれることが多い。

歴代市庁舎

  • 初代(1889年〜1911年)[2]
本町1丁目にあった横浜電信分局のを利用した。レンガ造り2階建て。 
  • 2代目(1911年〜1923年)
高島嘉右衛門の魚市場跡地(現在の敷地と同じ場所)にレンガ造り3階建ての建物。1923年の関東大震災で焼失。
  • 3代目(1923年〜1925年)
桜木町一丁目にあった中央職業紹介所を臨時市庁舎として使用。
  • 4代目(1925年〜1944年)
現在の市庁舎敷地に木造2階建てとして建設。
  • 5代目(1944年〜1950年)
第二次世界大戦で、空襲を避けるため野毛山の老松国民学校(老松中学校)に疎開する。鉄筋コンクリート造り3階建て。
  • 6代目(1950年〜1959年)
日本貿易博覧会神奈川会場(現在の反町公園一帯が会場)の建物へ移転。木造2階建て。
  • 7代目(1959年〜現在)
開港100周年を記念して建設。鉄筋コンクリート造り、地上8階・地下1階。

所在地・アクセス

神奈川県横浜市中区港町1-1

業務時間

脚注

  1. 市庁舎耐震補強工事(横浜市建築局)
  2. 2.0 2.1 新市庁舎整備に関する検討について(横浜市総務局)
  3. 横浜市新市庁舎整備 (PDF) (横浜市総務局・建築局 平成29年 (2017年) 7月作成)
  4. 新市庁舎679億円で契約へ 横浜市、竹中・西松JVと(神奈川新聞〈カナロコ〉 2015年12月5日)

外部リンク