「松川浦」の版間の差分

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{{Infobox 湖
 
|名称 = 松川浦
 
|画像 = [[ファイル:20091011松川浦.jpg|300px]]
 
<center>{{Location map|Japan Fukushima Prefecture|width=300|float=center
 
|caption=|mark=Cyan pog.svg|marksize=8
 
|label=松川浦|position=top|background=|relief=1
 
|lat_deg=37|lat_min=48|lat_sec=00|lat_dir=N
 
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}}松川浦の位置(福島県)</center>
 
|所在地 = {{JPN}}<br />[[福島県]][[相馬市]]
 
|coords = {{coord|37|48|00|N|140|58|40|E|region:JP-07_type:waterbody|display=inline,title}}
 
|面積 = 6.06<ref>{{Cite web|author=国土地理院|authorlink=国土地理院|date=2015-03-06|title=平成26年全国都道府県市区町村別面積調 湖沼面積|url=http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MENCHO/201410/kosyo.pdf|format=PDF|accessdate=2015-03-15}}</ref>
 
|周囲長 = 23
 
|最大水深 = 5.5
 
|平均水深 = 約1
 
|貯水量 = --
 
|標高 = 0
 
|成因 = [[海跡湖]]
 
|淡汽 = [[汽水域|汽水]]
 
|湖沼型 = 富栄養湖
 
|透明度 = 1.2
 
}}
 
[[ファイル:Matsukawa-Ura bay lagoon Aerial Photograph.1975.jpg|thumb|300px|松川浦周辺の空中写真。1975年撮影の12枚を合成作成。{{国土航空写真}}。]]
 
'''松川浦'''(まつかわうら)は、[[福島県]][[相馬市]]郊外にある[[ラグーン|潟湖]]である。
 
  
== 概要 ==
+
'''松川浦'''(まつかわうら)
[[砂州]]により[[太平洋]]と隔てられた南北5 km・東西3 kmの南北に細長い[[入り江]](湾)だが、海水の出入り口は北側にある[[1908年]]([[明治]]41年)1月から[[1910年]](明治43年)にかけて掘削されたわずか幅約80 [[メートル|m]]の[[水路]]部分のみであり、太平洋との間の[[陸]]地が100 m程度の幅しか無いため、実感としては「海のすぐそばにあるもうひとつの海」である。水路開削以前は砂洲側に[[河口]]があったが、[[潮]]流の変化や暴風などにより[[河口]]が塞がれたり位置がたびたび変わった。
 
  
入り江の入り口内側は[[松川浦漁港]]のひとつ原釜[[漁港]]、浦内最南部に磯部漁港がある。
+
福島県北東部,相馬市にある潟湖。面積 5.9km<sup>2</sup>,最大水深 5.5m,周囲 23km。磯部から北方に延びた[[砂嘴]]の発達により堰塞されて,宇多川の河口付近に形成されたもの。北東端の鵜ノ尾岬は[[陸繋島]]。明治末期まで相馬塩の主産地で,まわりの丘陵の横穴奥には,塩だれを貯蔵する水槽が残存している。大正時代からノリ養殖が普及。現在はカキ,ハマグリ,アサリの養殖も行われている。鵜ノ尾岬の旧排水口はしばしば砂で閉鎖され,潟湖の排水を悪くしていたので,1910年北方に排水口が開削された。 95年には排水口にかかる松川浦大橋が完成。内側に松川浦港があり,近海の水揚げが多い。[[松川浦県立自然公園]]に属する。
  
大小の島や岩が点在する風光明媚な風景は[[日本三景]]の[[松島]]になぞらえて 「小松島」とも評され[[日本百景]]のひとつに数えられ[[松川浦県立自然公園]]にも指定されている。春から夏にかけては[[潮干狩り]]が、漁港近くの海岸や、浦内最大の[[島]]・中州などで行われる。[[海苔]]の[[養殖]]が盛んで入り江内には数多くの竹竿が垂直に林立している。[[日本の白砂青松100選|日本の白砂青松百選]]の選定も受けている。
+
{{テンプレート:20180815sk}}
 
 
松川浦周辺には、観光[[イチゴ]]園、観光[[ホテル]]、[[旅館]]、[[民宿]]、海産物市場・販売所等多くの施設が立地する。
 
 
 
== 歴史 ==
 
* [[1688年]]([[貞享]]5年) - 第5代[[相馬中村藩|中村藩]]主[[相馬昌胤]]が、松川浦を新名所と公認すべく、[[東山天皇]]に[[勅令|勅許]]を願い出る。
 
* [[明治時代]]まで - [[塩#塩の製法|製塩]]事業が行われる。
 
* [[1908年]]([[明治]]41年)1月 - [[松ヶ江村 (福島県)|松ヶ江村]]、[[飯豊村 (福島県相馬郡)|飯豊村]]、[[磯部村 (福島県)|磯部村]]の三ヶ村組合により河口の掘削を開始。
 
* [[1910年]](明治43年) - 掘削が終了し、河口に板橋を架橋する。
 
* [[1913年]]([[大正]]2年)8月 - 台風で板橋が流失し、渡船にて河口を横断し始める。
 
* [[1951年]]([[昭和]]26年)[[3月27日]] - [[松川浦県立自然公園]]が指定される。
 
* [[1995年]]([[平成]]7年)3月 - [[松川浦大橋]]が開通。
 
* [[1999年]](平成11年)[[10月3日]] - [[松川浦漁港]]で[[全国豊かな海づくり大会]]を開催する。
 
* [[2001年]](平成13年)12月 - [[日本の重要湿地500]]に選定される。
 
* [[2011年]](平成23年)[[3月11日]] - [[東日本大震災]]による[[津波]]で被災。
 
 
 
== 交通 ==
 
* [[東日本旅客鉄道|JR東日本]][[常磐線]]「[[相馬駅]]」下車。すぐ脇にある[[福島交通]]「[[福島交通相馬営業所|相馬営業所]]」からバス利用(相馬駅前にはバスは入らない)。または相馬駅からタクシー利用。
 
* [[常磐自動車道|常磐道]][[相馬インターチェンジ|相馬IC]]下車。車で約20分。
 
 
 
== ギャラリー ==
 
<gallery>
 
ファイル:MatsukawaUra.jpg|松川浦空撮(2006年7月11日)
 
ファイル:松川浦20060711001.jpg|松川浦河口(2006年7月11日)
 
ファイル:Matsukawaura Bridge.JPG|松川浦大橋(2010年8月22日)
 
ファイル:松川浦と太平洋20060902002.jpg|松川浦と太平洋(2006年9月2日)
 
ファイル:Matsukawaura 20070429.jpg|松川浦大橋より漁港方面(2007年4月29日)
 
ファイル:MatsukawaUra&TameIkeInSohmaDistrict.jpg|松川浦と溜池群
 
ファイル:Matsukawaura0001.JPG|松川浦(2013年6月3日)
 
</gallery>
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}{{Reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
*[[日本の湖沼一覧]]
 
*[[宇多川]]
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/toukei/birn30p.html 日本の主な湖沼] - 国土交通省
 
* [http://www.sizenken.biodic.go.jp/wetland/118/118.html 松川浦] - 環境省
 
* [http://www.city.soma.fukushima.jp/kanko/matukawaura_index.html 松川浦] -相馬市役所
 
 
 
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[[category:東北地方の湖]]
 
[[category:東北地方の湖]]

2019/5/1/ (水) 20:33時点における最新版

松川浦(まつかわうら)

福島県北東部,相馬市にある潟湖。面積 5.9km2,最大水深 5.5m,周囲 23km。磯部から北方に延びた砂嘴の発達により堰塞されて,宇多川の河口付近に形成されたもの。北東端の鵜ノ尾岬は陸繋島。明治末期まで相馬塩の主産地で,まわりの丘陵の横穴奥には,塩だれを貯蔵する水槽が残存している。大正時代からノリ養殖が普及。現在はカキ,ハマグリ,アサリの養殖も行われている。鵜ノ尾岬の旧排水口はしばしば砂で閉鎖され,潟湖の排水を悪くしていたので,1910年北方に排水口が開削された。 95年には排水口にかかる松川浦大橋が完成。内側に松川浦港があり,近海の水揚げが多い。松川浦県立自然公園に属する。



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