東武本線

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本線看板列車格の特急スペーシア100系電車
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伊勢崎線起点浅草駅は本線のターミナル

東武本線(とうぶほんせん)とは、東武鉄道の路線のうち、伊勢崎線日光線野田線とそれらに接続する路線の総体。

東上線系統を除いた東武鉄道各線といえ、離れている2つの路線網を便宜上区別するために使用される概念の1つである。

概要

東武鉄道が東上鉄道を対等合併し、互いに接続しない路線網を持つことになった。この際旧東上鉄道線を「東上線系」とした一方、当時存在していた軌道線や熊谷線などの独立路線を除く元々の東武鉄道線を「本線系」と区別したものである。その後、軌道線が廃止され、1983年に熊谷線が廃止されて以降は、東上本線・越生線以外の路線を「本線」として総称している。以前は「本線」のみを指して「東武線」とする場合もあったが[1]、現在ではあまり例がない。また、伊勢崎線・日光線・野田線など東武の幹線を意味する概念ではない。

2006年までは、本線との呼称は伊勢崎線・日光線およびその支線を総称するものであったが、同年3月18日実施の白紙ダイヤ改正で伊勢崎線の運転系統が分離されたこと、および同線の一部区間に「東武スカイツリーライン」との愛称が付与されたことで、同じ伊勢崎線内でも浅草 - 久喜間(スカイツリーライン営業支社管轄内)と久喜 - 伊勢崎間(北関東営業支社管轄内)とで区別するようになった。

野田線についても2014年より「東武アーバンパークライン」の愛称が付与され、またアーバンパークライン営業支社発足以降は独自性が強くなったことから、野田線を東上線と同様に本線とは別に取り扱う機会も増えたため、現在では同線を本線に含まない場合がある(ただし伊勢崎線との直通運転を2017年より開始している)。

2015年(平成27年)7月1日付で東武鉄道社内の業務組織一部改正に伴い、スカイツリーライン営業支社、アーバンパークライン営業支社、北関東営業支社が新設・移管された[2][3]ことから、同年以降は本線との呼称はあまり使われなくなっている。

路線

東京の浅草駅押上駅を中心点に日光鬼怒川温泉宇都宮太田桐生佐野小泉野田亀戸西新井大師方面へ放射状に路線が拡がる。伊勢崎線・日光線の二大幹線を軸として各線が接続し、亀戸線・大師線を除く全線で2つ以上の路線を跨ぐ直通運転が行われている。駅構内や車内に張り出される停車駅案内図は本線全体を記載している。

  • 路線数:10
  • 総距離:377.4キロメートル(営業キロ
  • 駅数:159

構成路線

廃止路線

なお、かつて存在していた独立路線の熊谷線伊香保軌道線、また日光線と接続していた日光軌道線およびその日光軌道線と接続していた日光鋼索鉄道線は本線系にも東上線系にも属さない路線であった。

関連項目

脚注

  1. 社史「東武鉄道百年史」
  2. 業務組織の一部改正及び人事異動のお知らせ (PDF) - 東武鉄道、2015年6月26日
  3. 東上線系でも同日に池袋の東上業務部は廃止され、運行管理部門については、本線系統と同じ押上にある鉄道事業本部の直下の運輸部内に東上運行管理所を移管、営業関連部門については、鉄道営業本部直下の営業部に新たに設置された東上営業支社に移管され、こちらも池袋から押上に移転した

テンプレート:東武鉄道の路線