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{{基礎情報 会社|社名=株式会社 東京三菱銀行|英文社名=The Bank of Tokyo-Mitsubishi Ltd.|ロゴ = [[File:Bank of Tokyo-Mitsubishi logo.svg|250px]]|画像=[[File:Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ (head office).jpg|250px]]|画像説明=[[三菱銀行本店 (建築物)|東京三菱銀行本店ビル]]<br />(現:[[三菱UFJ銀行]]本店ビル)|種類=[[株式会社]]|市場情報={{上場情報|東証1部|8315|1949年5月16日|2001年3月27日}}{{上場情報|東証1部|8315|1949年5月16日|2001年3月27日}}{{上場情報|札証|8315|1950年4月1日|2001年3月27日}}|本社所在地=[[東京都]][[千代田区]][[丸の内]]二丁目7番1号|国籍={{JPN}}|本社郵便番号=100-0005|設立=[[1919年]](大正8年)[[8月25日]]<br />(株式会社[[三菱銀行]])|業種=7050|統一金融機関コード= 0005|SWIFTコード= BOTKJPJT|事業内容=[[普通銀行]]業務・[[外国為替]]業務|代表者=[[代表取締役]][[頭取]] [[畔柳信雄]]|外部リンク=[https://web.archive.org/web/20051231045151/http://www.btm.co.jp/  公式サイト]<br/>([[インターネットアーカイブ]])}}
 
{{基礎情報 銀行
 
|銀行 = 東京三菱銀行
 
|英名 = The Bank of Tokyo-Mitsubishi
 
|統一金融機関コード='''0005'''
 
|SWIFTコード='''BOTKJPJT'''
 
|店舗数=国内'''267'''店<br />(2004年6月1日現在)
 
|外部リンク =
 
|特記事項 =
 
}}
 
[[Image:Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ (Nihonbashi branch).jpg|thumb|200px|日本橋MTFGプラザ(旧:東京営業部、[[東京銀行本店 (建築物)|東京銀行本店]])<br />現:三菱UFJ銀行 日本橋支店・室町支店]]
 
'''株式会社 東京三菱銀行'''(とうきょうみつびしぎんこう、[[英語|英称]]:''The Bank of Tokyo-Mitsubishi, Ltd.''、略称:''BTM'')は、[[株式会社]] [[三菱UFJフィナンシャル・グループ]](MUFG)傘下の[[日本]]の[[メガバンク]]である。本店は[[東京都]][[千代田区]][[丸の内]](旧:[[三菱銀行]]本店)。
 
  
== 概要 ==
+
'''株式会社 東京三菱銀行'''(とうきょうみつびしぎんこう、[[英語|英称]]:''The Bank of Tokyo-Mitsubishi, Ltd.''、略称:''BTM'')
[[1996年]][[4月1日]]に[[三菱銀行]]と[[外国為替]]専門銀行の[[東京銀行]]が合併して誕生。[[三菱重工業]]、[[三菱商事]]と並ぶ「[[三菱グループ]]御三家」の一つである。[[SWIFTコード]]は東京銀行を承継した。
 
  
三菱グループを中心とする安定した国内取引先と旧[[東京銀行]]の海外拠点を持ち合わせ、融資に厳格であったことから[[不良債権]]比率は都市銀行のなかで最小であった。[[失われた10年#金融システム危機|金融システム危機]]の際も[[大蔵省]]の経営関与に攻防し、その際に注入された[[公的資金]][[金融再生プログラム]]真っ只中の2003年1月に完済した。[[みずほフィナンシャルグループ|みずほFG]][[三井住友銀行]]などが[[メガバンク]]化によって膨れ上がった[[不良債権]]処理に追われる中、もっとも強い都市銀行であるという評価がなされることが多かった。その一方で、前身行の大口取引先である[[兼松]][[三菱自動車]]に対しては役員を送り込み経営再建を支援している。
+
[[三菱UFJ銀行]]の前身の一つ。1996年4月に[[東京銀行]][[三菱銀行]]が合併して発足。日本唯一の[[外国為替専門銀行]]であった東京銀行のもつ国際的なネットワークおよび経験と,[[三菱グループ]]の中核として堅実経営をモットーにしていた三菱銀行のもつ企業向け取り引きにおける実績,および個人向け商品の開発能力が一体となり,資金量も含め日本一の規模となった。さらに[[金融債]]の発行や,子会社での信託・証券業務の展開がはかれることから,事実上のユニバーサルバンクとなった。1998年9月同じ三菱グループの[[三菱信託銀行]][[東京海上火災保険]][[明治生命保険]]とともに,投資信託と証券分野を中心とする業務提携を結んだ。2001年4月東京三菱銀行,三菱信託銀行,[[日本信託銀行]]が株式移転により資本金 1兆1465億円で完全親会社として三菱東京フィナンシャル・グループ設立。三菱東京フィナンシャル・グループは,2005年10月に [[UFJ銀行]][[持株会社]]と経営統合して三菱UFJフィナンシャル・グループとなり,東京三菱銀行は 2006年1月に UFJ銀行と合併して三菱東京UFJ銀行(2018三菱UFJ銀行に行名変更)となった。
<!--BTMUの項目に記載すべき [[2006年]][[1月1日]]に[[UFJ銀行]]との合併に伴い公的資金注入行に再転落したものの、同年[[6月9日]]に公的資金返済を完了させたと[[三菱UFJフィナンシャル・グループ]]のニュースリリースで発表された。-->
 
  
300余りの国内店舗の殆どは三菱銀行から東京都・神奈川県に偏重していた(MTFG2001年ディスクロージャー誌)。リテール部門では1999年8月に開始した「東京三菱ダイレクト」による24時間対応の外貨預金・投資信託取引や、残高段階型スーパー普通預金をベースにした「[[メインバンク (三菱東京UFJ銀行)|メインバンク総合サービス]]」、当初から[[セブン銀行|セブン銀行(アイワイバンク銀行)]]と[[イーネット]]両陣営への参入、7大疾病保障付き[[住宅ローン]](ビッグ&セブン)、[[スーパーICカード]]発行など先見の明を見せたり、個人向けローン金利を他の都市銀行より低く設定していた。その一方でUFJ銀行との合併まで東京都心以外の多くのATMは平日19時・土休日17時までの稼働であったり、[[デビットカード|ジェイデビット]]や[[フラット35]]を扱わない(三菱東京UFJ銀行より取扱開始)などやや旧態化した一面もあった。
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{{テンプレート:20180815sk}}
 
 
[[2005年]]10月1日の[[株式会社]][[三菱東京フィナンシャル・グループ]]と株式会社[[UFJホールディングス]]の[[合併]]に合わせて同日付で株式会社[[UFJ銀行]]を吸収する予定であったが、[[みずほ銀行#2002年4月のシステムトラブル|みずほ銀行のシステムトラブル]]の実例から[[勘定系システム]]統合の体制を整える準備期間が必要と判断され延期となり、[[2006年]][[1月1日]] 付でUFJ銀行を合併し株式会社[[三菱UFJ銀行|三菱東京UFJ銀行]]へ商号変更している。
 
 
 
== 東京銀行との合併に伴う処置 ==
 
=== 拠点 ===
 
旧三菱銀行と地理的に重複していた東京銀行(以下、東銀)の国内店舗・海外拠点は段階的に2004年頃までに旧三菱銀行側に吸収された(札幌は、旧東銀側が存続)一方、重複しない単独拠点(主に海外)についてはそのまま存続する形となっている。
 
 
 
旧東京銀行の本店営業部は「東京営業部」となり[[2004年]][[11月]]に旧三菱銀行の本店あるいは日本橋支店に統合された。しかし日本橋支店MTFGプラザ(現:[[MUFGプラザ]])が東京営業部跡に移転・開設されることになったため、日本橋支店が元の東京営業部に移転した格好となっている。なお、MUFGプラザにはのちに旧UFJ銀行の室町支店が[[日本橋室町東地区開発]]にともない転入し[[ブランチ・イン・ブランチ]]となっているため、旧東京三菱と旧UFJの全てのサービスが利用できるようになっている。
 
 
 
現存する三菱UFJ銀行東京営業部は旧UFJ銀行東京営業部であるが、2013年に新丸の内支店(旧:[[東銀ビルヂング|東京銀行丸ノ内支店]])と[[ブランチ・イン・ブランチ]]化し、[[丸の内永楽ビルディング]]へ移転している。
 
 
 
東銀の国内店舗(場所)がそのまま継承された例としては他に、現・三菱UFJ銀行札幌支店、[[成田国際空港|成田空港]]支店、成田国際空港出張所、成田空港第2ビル出張所(現在は、母店である成田空港支店内にブランチインブランチ)、新橋支店、渋谷明治通支店、新宿中央支店、横浜支店、関西国際空港出張所がある。現・三菱UFJ銀行大阪中央支店も三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)発足直後の[[2006年]][[2月20日]]までは、東京銀行大阪支店<ref group="注釈">東京銀行大阪支店は、東京三菱銀行発足と同時に'''大阪淀屋橋営業部'''へ改称され、90年代終盤に大阪三菱ビルから移転してきた東京三菱銀行大阪支店(旧:三菱銀行大阪支店)に統合された。その後、三菱東京UFJ銀行発足と同時に同支店は'''大阪中央支店'''に改称された。</ref>の場所で営業していた(現在、同場所にはATMのみ設置<ref>[http://sasp.mapion.co.jp/b/bk_mufg/info/BA629485/ ATM・店舗のご案内]</ref>)。また、山口県内では東銀の下関支店が[[シーモール下関|シーモール]]内に存在していたが、地理的な関係から三菱店の徳山支店(周南市)ではなく隣接県の北九州支店(北九州市)へ統合されている。
 
 
 
=== 金融債 ===
 
[[外国為替]]銀行として[[金融債]]を発行することが許された旧東京銀行の流れを引き継ぎ、合併より6年間特例として金融債の発行が認められ、「東京三菱銀行債券取扱店舗」(主に 東京銀行 店の承継店舗)で扱っていたが、[[2002年]][[3月28日]]以降、新規の売出しを停止している。
 
*割引東京三菱銀行債券「ワリトー」
 
*利付東京三菱銀行債券「リットー」
 
*利付東京三菱銀行債券「ハイジャンプ([[利子]]一括払)」
 
三菱UFJ銀行となった現在も未換金の現物保有者が存在するため償還業務は継続している。
 
 
 
== 沿革 ==
 
{{See also|三菱銀行|東京銀行}}
 
* [[1996年]](平成8年)
 
**4月1日 - 三菱銀行が東京銀行を吸収合併し、株式会社'''東京三菱銀行'''発足。
 
**12月27日 - ホームページ開設。
 
* [[1998年]](平成10年) - [[KICS (企業)|きょうと情報カードシステム]]加盟店でのKISC[[デビットカード]]サービス開始(現在は[[デビットカード#J-Debit|ジェイデビット]]へ移行済)。
 
* [[1999年]](平成11年)8月 - 東京三菱ダイレクト(現:三菱東京UFJダイレクト)開始。
 
* [[2001年]](平成13年)
 
**1月 - スーパー普通預金([[メインバンク (三菱東京UFJ銀行)|メインバンク総合サービス]])発売。
 
**4月 - [[日本信託銀行]]・[[三菱信託銀行]]との[[株式移転]]により [[三菱東京フィナンシャル・グループ]](MTFG)を設立し、その完全子会社となる。
 
* [[2001年]](平成13年)
 
**8月 - [[アコム]]、三菱信託銀行、[[ディーシーカード]]及び[[ジャックス]]と共同出資で[[キャッシュワン|東京三菱キャッシュワン]]を設立。
 
**9月 - [[中部地方]]の親密地銀である[[十六銀行]]・[[百五銀行]]・[[愛知銀行]]と平日日中時間帯のATM利用手数料の無料化を開始。
 
* [[2004年]](平成13年)10月 - [[スーパーICカード|スーパーICカード 東京三菱VISA]]発売。
 
* [[2005年]] (平成17年) 10月 - 親会社が[[三菱UFJフィナンシャル・グループ]](MUFG)へ商号変更。
 
* [[2006年]](平成18年)1月1日 - MUFG完全子会社の[[UFJ銀行]]を吸収合併し、'''三菱東京UFJ銀行'''となる。
 
 
 
== 関係が親密な地方銀行 ==
 
{{Col|
 
;[[火曜会]]加盟行
 
* [[常陽銀行]]
 
* [[足利銀行]]
 
* [[千葉銀行]]
 
* [[八十二銀行]]
 
* [[山梨中央銀行]]
 
* [[静岡銀行]]
 
* [[南都銀行]]
 
* [[百五銀行]]
 
|
 
;好日会加盟行
 
{{main|好日会}}
 
}}
 
== 関係が親密な大口融資先 ==
 
{|
 
|-
 
| valign="top" |
 
* 旧 [[三菱財閥]]系列
 
** [[三菱グループ|三菱広報委員会メンバー]]
 
** 富士紡績
 
** [[小岩井農場|小岩井農牧]]
 
** [[キリンホールディングス]]
 
** 新東亜交易
 
** 丸の内よろず
 
** 千歳興産
 
** [[新日本石油]](現:[[JXTGホールディングス]])
 
* 旧 [[島津製作所|島津財閥]]系列
 
** [[島津製作所]]
 
** [[日本電池]]
 
** [[三菱ロジスネクスト|日本輸送機]]
 
* 旧 [[森村財閥]]系列<ref group="注釈">[[三菱銀行]]が森村財閥の金融部門であった森村銀行を吸収した関係から親密である。</ref>
 
** [[ノリタケカンパニーリミテド]](Noritake)
 
** [[日本碍子]](日本ガイシ)
 
** [[日本特殊陶業]]
 
** [[TOTO (企業)|TOTO]]
 
** [[INAX]](現:[[住生活グループ]] 子会社の [[LIXIL]])
 
| valign="top" |
 
* その他親密先
 
**[[伊勢丹]]
 
** [[丸井グループ]]
 
** [[ライフコーポレーション]]
 
** [[ジャックス (信販)|ジャックス]](2008年にMUFGの持分法適用会社化)
 
** [[ローソン]]
 
** [[岡村製作所]]
 
** [[戸田建設]]
 
** [[勝村建設]]
 
** [[竹中工務店]]
 
** [[兼松]]
 
** [[アディダス#アディダスジャパン株式会社|アディダスジャパン]]
 
** [[グンゼ]]
 
** [[テルモ]]
 
** [[ツムラ]]
 
** [[田辺三菱製薬|田辺製薬]](後に[[三菱ケミカルホールディングス|三菱ケミカルHD]]入り)
 
** [[信越化学工業]]
 
** [[小田急電鉄]]
 
** [[東京急行電鉄]]
 
** [[東日本旅客鉄道|JR東日本]]([[みずほグループ]]に次ぐ融資先)
 
** [[近畿日本鉄道]]
 
** [[日本航空]]([[みずほグループ]]に次ぐ融資先)
 
** [[オスカープロモーション]]
 
** 旧 [[SMBC日興証券|日興證券]]
 
** [[本田技研工業]]
 
** [[パイオニア]]
 
**[[浜松ホトニクス]]
 
**[[メモリーテック]]
 
**[[東京ガス]]([[みずほグループ]]に次ぐ融資先)
 
**[[ジャレコ]]
 
**[[毎日新聞社]](旧[[三和銀行]]とも親密)
 
**[[創価学会]]<ref>「学会マネー」研究会『創価学会財務部の内幕』 小学館〈小学館文庫〉、2000年7月1日;ISBN 978-4-0940-4571-0</ref>
 
|-
 
|}
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 注釈 ===
 
<references group="注釈" />
 
=== 出典 ===
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[香港上海銀行]]
 
 
 
{{三菱UFJフィナンシャル・グループ}}
 
 
{{DEFAULTSORT:とうきようみつひしきんこう}}
 
{{DEFAULTSORT:とうきようみつひしきんこう}}
 
[[Category:三菱UFJ銀行の前身行|*とうきようみつひしきんこう]]
 
[[Category:三菱UFJ銀行の前身行|*とうきようみつひしきんこう]]

2019/5/1/ (水) 23:53時点における最新版

株式会社 東京三菱銀行(とうきょうみつびしぎんこう、英称The Bank of Tokyo-Mitsubishi, Ltd.、略称:BTM

三菱UFJ銀行の前身の一つ。1996年4月に東京銀行三菱銀行が合併して発足。日本唯一の外国為替専門銀行であった東京銀行のもつ国際的なネットワークおよび経験と,三菱グループの中核として堅実経営をモットーにしていた三菱銀行のもつ企業向け取り引きにおける実績,および個人向け商品の開発能力が一体となり,資金量も含め日本一の規模となった。さらに金融債の発行や,子会社での信託・証券業務の展開がはかれることから,事実上のユニバーサルバンクとなった。1998年9月同じ三菱グループの三菱信託銀行東京海上火災保険明治生命保険とともに,投資信託と証券分野を中心とする業務提携を結んだ。2001年4月東京三菱銀行,三菱信託銀行,日本信託銀行が株式移転により資本金 1兆1465億円で完全親会社として三菱東京フィナンシャル・グループ設立。三菱東京フィナンシャル・グループは,2005年10月に UFJ銀行持株会社と経営統合して三菱UFJフィナンシャル・グループとなり,東京三菱銀行は 2006年1月に UFJ銀行と合併して三菱東京UFJ銀行(2018三菱UFJ銀行に行名変更)となった。



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