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{{生物分類表
 
{{生物分類表
 
|名称 = 昆虫綱
 
|名称 = 昆虫綱
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* [[双関節丘亜綱]] {{Sname||Dicondylia}}
 
* [[双関節丘亜綱]] {{Sname||Dicondylia}}
 
}}
 
}}
'''昆虫'''(こんちゅう)は、[[節足動物|節足動物門]][[汎甲殻類]][[六脚亜門]]'''昆虫綱'''([[学名]]: {{Sname|Insecta}})の総称である。'''昆虫類'''という言葉もあるが、多少意味が曖昧で、'''[[六脚類]]'''の意味で使うこともある。なお、かつては全ての六脚虫を昆虫綱に含めていたが、分類体系が見直され、現在は[[トビムシ目|トビムシ]]など原始的な群のいくつかが除外されることが多い。この項ではこれらにも触れてある。
+
'''昆虫'''(こんちゅう)
 
 
昆虫は、硬い[[外骨格]]をもった節足動物の中でも、特に[[陸|陸上]]で[[進化]]したグループである。ほとんどの[[種 (分類学)|種]]は陸上で生活し、[[淡水]]中に棲息するものは若干、[[海]]中で棲息する種は例外的である。水中で生活する昆虫は[[水生昆虫]](水棲昆虫)とよばれ、陸上で進化した祖先から二次的に水中生活に適応したものと考えられている。
 
 
 
世界の様々な[[気候]]、[[環境]]に適応しており、[[種多様性]]が非常に高い。現時点で昆虫綱全体で80万種以上が知られている。現在知られている生物種に限れば、半分以上は昆虫である。
 
 
 
== 形態 ==
 
{{Main|昆虫の構造}}
 
以下は昆虫の一般的な特徴である。しかし、[[寄生]]性昆虫などにはこれらの特徴から大きく逸脱したものもいる。
 
 
 
節足動物の体は、[[体節]]と呼ばれる節(ふし)の繰り返し構造でできているが、昆虫の成虫では、体節がいくつかずつセットになり、[[頭部]]、[[胸部]]、[[腹部]]の3つにまとまっている。胸部には[[関節肢|肢]]が6本ある。[[呼吸器官]]として[[気管#節足動物の気管|気管]]がある。
 
 
 
ほとんどの昆虫は胸部に2対の[[昆虫の翅|翅]]をもち、空を飛ぶことができる。空を飛んだ最初の動物は昆虫だとされている。昆虫の翅の構造は、グループによって様々に特化し、彼らの生活の幅の広がりに対応している。
 
 
 
=== 感覚 ===
 
{{See also|複眼と単眼}}
 
特別な[[感覚器官]]としては、[[眼]]と[[触角]]があげられるが、それ以外の各部に小さな[[受容器]]を持つ。
 
 
 
大部分の昆虫は頭部に1対の[[複眼]]と少数の[[単眼]]を持つ。両者を有する場合、片方だけの場合、ごく一部に両方とも持たない例がある。複眼は主要な視覚器として働き、よく発達したものでは優れた視覚を持つと考えられる。また、[[紫外線]]を[[視覚]]する能力を持っている。すなわち[[解剖学]]的に、昆虫の目には紫外線を感知する[[細胞]]がある。 人の目ではオスとメスの色の区別ができない昆虫(たとえば、[[モンシロチョウ]]の翅の色)でも、実際にはオスとメスの翅で紫外線反射率に大きな差がある。そのため、モンシロチョウ自身の目には、ヒトの目と違ってオスとメスの翅は全く別の色であると認識できているものと推察される。また単眼は明暗のみを感知する。
 
 
 
化学物質の受容、つまり[[味覚]]と[[嗅覚]]は触角、口器、および歩脚の先端部である附節にある。いくつかの昆虫は個体間の誘因などの役割を担う[[フェロモン]]を出すが、その受容は触角で行われる。
 
 
 
[[聴覚]]に特化した器官を持つ例は多くなく、コオロギやセミなど一部に限られる。
 
 
 
=== 発生 ===
 
{{Main|変態#昆虫の変態}}
 
多くは[[卵生]]だが、[[カゲロウ|フタバカゲロウ]]のような[[卵胎生]]、[[ツェツェバエ]]のような[[胎生]]昆虫もいる。
 
 
 
昆虫の場合、[[幼生]]は[[幼虫]]と呼ばれる。成虫に似た姿のものも、かなりかけ離れた姿のものもあるが、基本的には幼虫も昆虫としての姿を備えており、その意味では[[直接発生]]的である。生育過程で、幼虫が[[成虫]]に変化する[[変態]]を行う。変態の形式により、幼虫が[[蛹]]になってから成虫になる[[完全変態]]をするグループと、幼虫が直接成虫に変わる[[不完全変態]]を行うグループ、そして形態がほとんど変化しない[[無変態]]のグループに分けられる。成虫になるときに翅が発達するが、[[シミ目]]など翅の全くない種類も少なからずいる。
 
 
 
=== 生態 ===
 
昆虫の生態的な多様性は極端に大きい。陸上、土壌中、淡水中にごく普通に生息し、さらに一部の例外を除いて空を飛ぶことが出来る。分布は世界中にわたり、高山から低地までどこにでもいるが、やはり熱帯域での多様性が高い。しかし、海には潮間帯の[[ウミユスリカ]]や海水面上の[[ウミアメンボ]]などごく少数の例しか生息していない。一説には、これは海洋での[[ニッチ]]が昆虫の祖先である[[甲殻類]]によって占められていたためと言われる。
 
 
 
最小の[[哺乳類]]や[[鳥類]](1 - 2g)を越える体重を持つものは少数であり、小さいものは0.2mm、5μg以下と大型の[[原生動物]](大型の[[ゾウリムシ]]など)を下回る。食性の上でも、草食性、肉食性、雑食性など様々である。草食性では[[植物]]の種に特異性を持つ例も多く、そのため植物の種ごとに決まった昆虫がある、という状況が見られる。寄生性のものもあり、[[カエルキンバエ]]や[[ラセンウジバエ]]のように[[脊椎動物]]に寄生するものもある。昆虫に寄生するものでは、[[捕食寄生]]という独特な寄生の型を持つ例も多い。
 
 
 
[[変温]]動物である種が多いが、群集性のものには[[ハナバチ]]類の一部など0℃の気温時に30℃以上の体温を安定して保てるような、ほぼ完全な[[恒温]]性のものも存在する。多くの昆虫は3[[摂氏|℃]]以上の環境でないと、成長が行われず、[[冬眠]]状態となる。また、成虫の場合、一般に-3℃以下、または45℃以上の環境にさらされ続けると死滅する。卵の状態では温度耐性の範囲が大きくなる例が多い。[[セッケイカワゲラ]]や[[ヒョウガユスリカ]]のように0℃以下の低温に適応したものもあり、[[南極]]でも昆虫が生息している。
 
 
 
===生体===
 
[[バッタ]]、[[イナゴ]]、[[蝶]]、[[ハチ]]など多くの昆虫の[[血糖]]は[[トレハロース]]であり、体内で分解酵素・トレハラーゼの作用でブドウ糖(グルコース)に変わることによって利用される。また、[[スズメバチ]]とその[[幼虫]]の栄養交換液の中にもある。
 
 
 
昆虫の血糖としてのトレハロース濃度は、400-3,000 mg/dL(10-80 mM)の範囲にある<ref>河野義明「生物コーナー 昆虫のトレハロース代謝を抑えて害虫を制御する」『化学と生物、Vol. 』33 (1995) No. 4。{{doi|10.11150/10.1271/kagakutoseibutsu1962.33.259}}</ref>。この値は[[ヒト]]の[[グルコース]]としての通常の血糖値100-200mg/dLに比べてはるかに高い。この理由の一つとして、トレハロースが[[タンパク質]]に対して[[糖化反応]]を起こさずグルコースに比べて生体に有害性をもたらさないためである<ref>中野雄介ほか「非還元性糖のヒト腹膜中皮細胞へ与える影響『ライフサポート』Vol. 17 (2005) No. Supplement. p.83。{{doi|10.5136/lifesupport.17.Supplement_83}}</ref><ref>佐中孜「浸透圧物質としてのトレハロース (trehalose) にかける期待」『日本透析医学会雑誌 』Vol. 40 (2007) No. 7.{{doi|10.4009/jsdt.40.568}}</ref>。
 
 
 
== 分類 ==
 
{{Main|昆虫の分類}}
 
 
 
種類数の多いグループとしては、以下のようなものがある。
 
* [[甲虫類|甲虫目]](鞘翅目) - [[カブトムシ]]、[[ゴミムシ]]などの仲間、35万種
 
* [[チョウ目]](鱗翅目) - [[チョウ]]、[[ガ]]の仲間、17万種
 
* [[ハエ目]](双翅目) - [[ハエ]]・[[カ]]・[[アブ]]などの仲間、15万種
 
* [[ハチ目]](膜翅目) - [[ハチ]]、[[アリ]]の仲間、11万種
 
* [[カメムシ目]](半翅目) - [[セミ]]、[[カメムシ]]などの仲間、8万2千種
 
* [[バッタ目]](直翅目) - [[バッタ]]、[[コオロギ]]などの仲間、2万種
 
* [[トンボ目]](蜻蛉目) - [[トンボ]]の仲間、5千種
 
甲虫類は実際に種類が多いとされているが、飛翔能力が他の昆虫に比較して弱く、発見、採集が容易なため、種の同定が進んでいるのだとも言える。甲虫同様、生態が多様なハエ目やハチ目の昆虫は、実際には甲虫目を上回る種が存在するのではないかとも言われている。
 
 
 
[[2002年]]に、翅がなく[[ナナフシ]]に似た外観をもつ[[マントファスマ|カカトアルキ目(マントファスマ目)]]が新目として設立された<ref>藤田敏彦 (2010) , p.168</ref>。
 
 
 
=== 進化 ===
 
昆虫は[[地球]]の[[歴史]]上、4億年前、動物の陸上進出が始まった頃に上陸した動物群の一つである<ref name=yama>{{Cite web
 
|author = 宮田研究室|date = |url = http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~ymiyata/files/life/Life_evolution.htm|title = 生命の進化|work = 授業の資料|publisher = [[山口大学]]メディア基盤センター|accessdate = 2013-07-05}}</ref>。なお2014年11月の学説では、陸上植物が出現して間もない4億8千万年前には原始的な昆虫が現れ、翅で飛ぶ昆虫は約4億年前、完全変態昆虫は3億5千万年前に出現した<ref>{{cite web |url=http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141108-00000018-mai-sctch |title=アーカイブされたコピー |accessdate=2014年11月8日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20141108081222/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141108-00000018-mai-sctch |archivedate=2014年11月8日 |deadlinkdate=2017年10月 }} </ref>。3億6,000万年前に上陸した脊椎動物の[[両生類]]よりも早い時期であった<ref name=yama/>。
 
 
 
昆虫の生活様式、形態は非常にバラエティに富んでおり、様々な環境[[ニッチ]]に適応して繁殖しており、その種類も非常に多い。恐竜より前の2-3億年前には、現在の[[ゴキブリ]]や[[トンボ]]などの祖先がすでに登場していた。
 
 
 
伝統的な系統学では、[[多足類]]とともに触角類としてまとめられ、[[甲殻類]]、[[鋏角類]]とともに、節足動物の三つの大きな群をなすと考えられてきた。この説では、多足類の先祖が陸上進出し、その一部から昆虫が進化したとする。
 
 
 
これに対して、根本的にこれを否定する説も浮上している。2010年2月の『[[ネイチャー]]』によると<ref>{{cite journal|author=Regier, Jerome C., et al.|title=Arthropod relationships revealed by phylogenomic analysis of nuclear protein-coding sequences|journal=Nature|volume=463|number=7284|year=2010|pages=1079-1083|doi=10.1038/nature08742}}</ref>、遺伝子を解析して海や陸に住む昆虫を含む節足動物の進化系統を調べたところ、まず[[ウミグモ]]や[[カブトガニ]]、クモ、サソリなどの鋏角類、次にムカデなどの多足類が分岐・出現した。その後に[[ウミホタル]]類、その次に[[ミジンコ]]やエビ・カニなどの甲殻類、それから[[ムカデエビ]]類などが分岐・出現し、最後に昆虫などの[[六脚類]]が出現したという<ref name=evolution>{{Citation
 
| author1=Glenner, H.
 
| author2=Thomsen, P. F.
 
| author3=Hebsgaard, M. B.
 
| author4=Sorensen, M. V.
 
| author5=Willerslev, E.
 
| title=Evolution. The origin of insects
 
| journal=Science
 
| volume=314
 
| issue=5807
 
| year=2006
 
| pages=1883-1884
 
}}</ref>。
 
 
 
=== 位置づけ ===
 
* [[汎甲殻類]] {{Sname||Pancrustacea}}
 
** (略)
 
** [[六脚亜門]] {{Sname||Hexapoda}}
 
*** [[内顎綱]] {{Sname||Entognatha}}
 
**** [[カマアシムシ目]](原尾目) {{Sname||Protura}}
 
**** [[トビムシ目]](粘管目) {{Sname||Collembola}}
 
**** [[コムシ目]](倍尾目) {{Sname||Diplura}}
 
*** 昆虫綱
 
 
 
昆虫綱は、単系統の汎甲殻類に含まれる。汎甲殻類には他に、[[甲殻類]]([[側系統]])、昆虫以外の六脚類が含まれる。
 
 
 
昆虫綱以外の六脚類は、顎が体の中にあるなど共通の性質を持つため、[[内顎類]]と総称される。内顎類および六脚類は単系統とする説が主流だが、一部の分子系統では異論もある。
 
 
 
=== 昆虫綱の大分類 ===
 
{{Main2|詳細な分類は「[[昆虫の分類#下位分類]]」を}}
 
 
 
* 昆虫綱
 
** [[無翅亜綱]] : [[シミ目]]、[[イシノミ目]]
 
** [[有翅亜綱]]
 
*** [[旧翅下綱]] : [[カゲロウ目]]、[[トンボ目]]
 
*** [[新翅下綱]]
 
 
 
昆虫綱の中では、比較的原始的な、翅のない無翅類と、翅を腹側へ畳めない旧翅類がまず分けられる。しかし、無翅類は原始的な形質でまとめられた側系統だという説が1960年代ごろから有力となり、それを反映した次のような分類が普及しつつある。ただし、有翅「下綱」などの修正された階級については研究者の見解は必ずしも一致していない。
 
* 昆虫綱
 
** 単関節丘亜綱 : イシノミ目
 
** 双関節丘亜綱
 
*** 無翅下綱 : シミ目
 
*** 有翅下綱
 
**** 旧翅節 : カゲロウ目、トンボ目
 
<!-- **** 蜻蛉節 : トンボ目 -->
 
**** 新翅節
 
 
 
旧翅類の単系統性にも疑問が持たれており、カゲロウ目とトンボ目のどちらかが先に分かれた可能性がある。ただし、それを反映した分類はまだ確立していない。
 
 
 
=== 現生昆虫の目 ===
 
{{Main|昆虫の分類#下位分類}}
 
分類体系によって異なるが、(狭義の)昆虫綱 {{sname|Insecta}} は30[[目 (分類学)|目]]を含む。以下のものは『岩波生物学辞典 第5版』<ref>『岩波生物学辞典 第5版』(2013) pp.1598-1601</ref>による。命名者名は省略。
 
 
 
* [[六脚亜門]] {{sname||Hexapoda}}('''広義の昆虫類''' {{sname||Incecta}} ''{{lang|la|[[sensu#sensuを用いた一般的な修飾語句|s.l.]]}}'')
 
** [[内顎綱]]  {{sname||Entognatha}}
 
*** [[コムシ目]](双尾目) {{sname||Diplura}}
 
*** [[カマアシムシ目]](原尾目) {{sname||Protura}}
 
*** [[トビムシ目]](粘管目) {{sname||Collembola}}
 
** '''(狭義の)昆虫綱''' {{sname||Incecta}} ''{{lang|la|[[sensu#sensuを用いた一般的な修飾語句|s.s.]]}}''(外顎綱 {{sname|Ectognatha}})
 
*** [[イシノミ目]](古顎目) {{sname||Archaeognatha}}
 
*** [[シミ目]](総尾目)  {{sname||Thysanura}}
 
*** [[カゲロウ目]](蜉蝣目) {{sname||Ephemeroptera}}
 
*** [[トンボ目]](蜻蛉目) {{sname||Odonata}}
 
*** [[ガロアムシ目]](非翅目、欠翅目) {{sname||Grylloblattodea}}
 
*** [[カカトアルキ目]](踵歩目) {{sname||Mantophasmatodea}}
 
*** [[ハサミムシ目]](革翅目) {{sname||Dermaptera}}
 
*** [[カワゲラ目]](襀翅目) {{sname||Plecoptera}}
 
*** [[シロアリモドキ目]](紡脚目) {{sname||Embioptera}}
 
*** [[ジュズヒゲムシ目]](絶翅目) {{sname||Zoraptera}}
 
*** [[ナナフシ目]](竹節虫目) {{sname||Phasmatodea}}
 
*** [[バッタ目]](直翅目) {{sname||Orthoptera}}
 
*** [[カマキリ目]](蟷螂目) {{sname||Mantodea}}
 
*** [[ゴキブリ目]](綱翅目) {{sname||Blattodea}}
 
*** [[シロアリ目]](等翅目) {{sname||Isoptera}}
 
*** [[チャタテムシ目]](嚙虫目) {{sname||Psocoptera}}
 
*** [[シラミ目]](裸尾目) {{sname||Phthiraptera}}
 
*** [[アザミウマ目]](総翅目) {{sname||Thysanoptera}}
 
*** [[カメムシ目]](半翅目) {{sname||Hemiptera}}
 
*** [[ラクダムシ目]](駱駝虫目) {{sname||Raphidioptera}}
 
*** [[ヘビトンボ目]](広翅目) {{sname||Megaloptera}}
 
*** [[アミメカゲロウ目]](脈翅目) {{sname||Neuroptera}}
 
*** [[コウチュウ目]](鞘翅目) {{sname||Coleoptera}}
 
*** [[ネジレバネ目]](撚翅目) {{sname||Strepsiptera}}
 
*** [[シリアゲムシ目]](長翅類) {{sname||Mecoptera}}
 
*** [[ノミ目]](隠翅目) {{sname||Sihonaptera}}
 
*** [[ハエ目]](双翅目) {{sname||Diptera}}
 
*** [[トビケラ目]](毛翅目) {{sname||Trichoptera}}
 
*** [[チョウ目]](鱗翅目) {{sname||Lepidoptera}}
 
*** [[ハチ目]](膜翅目) {{sname||Hymenoptera}}
 
 
 
== 人間とのかかわり ==
 
{{See also|益虫|害虫}}
 
生物世界でもっとも種類の多い動物群であり、何等かのかかわりなしに暮すことが不可能なほどに、あらゆる局面でかかわりを生じる。直接に人間の役にたつものを[[益虫]]、人の健康、財産、家畜、農作物などに害を与えるものを[[害虫]]と言う(ただし、益虫・害虫には昆虫以外の小動物も含まれる)。
 
 
 
[[昆虫採集]]や[[飼育]]は[[趣味]]の一分野として有名である。また、[[季節]]や[[天候]]を知るために昔から観察されることもあり、24節気のひとつ[[啓蟄]]として残っているほか、[[北海道]]では[[雪虫]]は初雪を告げる昆虫として知られている。
 
 
 
=== ペットとしての昆虫 ===
 
採集その他の手段で入手した昆虫を集めたり飼育したりする[[娯楽]]は古くから存在する。[[チャールズ・ダーウィン|ダーウィン]]、[[ウォーレス]]{{要曖昧さ回避|date=2018年4月}}等の泰斗を輩出している[[博物学]]の祖国[[イギリス]]で顕著であるが、広く[[ヨーロッパ]]にみられ、[[チョウ]]の幼虫や[[オサムシ]]類を飼育する例が多い。現代では[[ナナフシ]]の人気が高く、[[観葉植物]]感覚で飼育される。
 
 
 
[[日本]]においては、[[平安時代]]の貴族階級において、[[スズムシ]]、[[マツムシ]]、[[コオロギ]]等の「鳴く虫」(直翅目)の飼育、鳴き声の観賞がはじまり、江戸時代中期にはそれらを行商人が売り歩く商業も確立、江戸町民を中心に鳴く虫飼育の文化が広く普及した。元々これらの文化は、中国から伝播したとも、独自に並行発生したともいわれるが定かでない。また、中国では鳴き声の鑑賞のみならずコオロギの格闘を楽しむ娯楽「[[コオロギ#闘蟋|闘蟋]]」があり、その歴史は1200年に及ぶ。一方、児童年齢の子供が[[カブトムシ]]や[[ノコギリクワガタ]]等に相撲を取らせる古典的遊びも、江戸時代からあり、それらの昆虫は「サイカチ」「オニガラ」「オニムシ」などと呼ばれた。
 
 
 
21世紀現在の日本には、[[サブカルチャー]]・[[ホビー]]の一つとして、[[クワガタムシ]]やカブトムシなどの甲虫類に鑑賞価値を見出し累代飼育するファンが多く、10万人単位の愛好者がいるといわれる。
 
 
 
=== 食材としての昆虫 ===
 
{{Main|昆虫食}}
 
今日の日本においては、[[昆虫食]]はあまり一般的ではなく、どちらかと言うと[[ゲテモノ]]料理や[[珍味]]として扱われる機会が多い。その中で[[イナゴ]]([[いなごの佃煮|佃煮]])は全国的に食べられていると言ってもよく、[[ハチ]]、[[セミ]]、[[ゲンゴロウ]]、[[トビケラ]]や[[カワゲラ]](水生昆虫の幼虫をまとめて[[ざざむし]]と総称)、[[カイコガ]]、[[カミキリムシ]]等も食用とされることがある。商品として売り出されたところもある。2008年現在、はちの子、イナゴの缶詰はともに1トン弱、カイコのサナギが300キロ、まゆこ(カイコのガ)が100キロ、ザザムシが300キロ製造されている。<ref>野中[2008:233]</ref>
 
 
 
[[長野県]]のハチの子の佃煮のように[[郷土料理]]や名物になっている地域もある。
 
 
 
世界的には[[タガメ]]や[[アリ]]、甲虫などの昆虫の幼虫を[[食文化|食べる文化]]を持っている[[国]]や地域、[[民族]]は多い。
 
 
 
栄養価の面からみると、一般的に昆虫は[[タンパク質]]や[[ミネラル]]を豊富に含むため、[[人口爆発]]や[[砂漠化]]により、将来的に世界規模の[[食糧危機]]が起こった場合に、繁殖サイクルが短い昆虫は重要な食料となるとの見方もある。[[中華人民共和国|中国]]では、セミなどの昆虫および[[サソリ]]等の食用飼育業者がある。
 
 
 
=== 薬材としての昆虫 ===
 
中国の[[生薬]]を集めた『[[本草綱目]]』には、多種の昆虫が記載されている。一例として[[シナゴキブリ]]は、シャチュウ(䗪虫<ref name = kanjigen>『漢字源』p.1405</ref>)の名で、血行改善作用があるとされている。学問的に薬効は必ずしも明らかになっていない例が多いが、他にも薬酒の原料として[[スズメバチ]]、アリ、[[ゴミムシダマシ]]、[[冬虫夏草]](昆虫の幼虫から[[真菌]]キノコが成長したもの)などが使われたり、粉末にして外用薬にされる昆虫もある。また、昆虫そのものではないが、セミの抜け殻は蝉退(センタイ)といって、解熱、鎮静、鎮痙などに用いられる。
 
 
 
=== 農薬としての昆虫 ===
 
日本の法律([[農薬取締法]])は、農作物を害する昆虫、[[ダニ]]、[[細菌]]などの[[防除]]に使われる薬剤のみならず、防除に有益な[[天敵]]をも一括して[[農薬]]と整理した。このため、農薬として登録されている昆虫、[[クモ]]、ダニ、細菌、[[ウイルス]]などがあり、これらは[[生物農薬]]とも呼ばれる。これらは法律上は農薬であるため、用法、用量、販売にも規制がある。現在日本で登録されている天敵昆虫には、[[オンシツツヤコバチ]]、[[ヨコスジツヤコバチ]]、[[タイリクヒメハナカメムシ]]、[[ヤマトクサカゲロウ]]、[[ナミテントウ]]、[[コレマンアブラバチ]]などがある。
 
 
 
=== 産業用の昆虫 ===
 
歴史的に最も広範に利用されている産業用昆虫として、[[絹]]糸を生産するための[[カイコガ]]がある。柞蚕糸が取れる[[サクサン]]も同様に飼育されている。また[[ミツバチ]]類は、[[蜂蜜]]や[[ロイヤルゼリー]]の採取目的で飼育されている。カイコとミツバチは昆虫でありながら[[家畜]]になっているといえる。イボタロウムシも蝋の生産に重要。[[農業]]用としては、天敵農薬以外に、[[果樹]]や[[野菜]]の[[受粉]]を助ける[[マルハナバチ]]類や[[ミツバチ]]が使用されている。
 
 
 
この他、海外では[[染料]]などの原料としての[[カイガラムシ]]類、特に[[シェラック]]を生産するためのラックカイガラムシも重要。また、幼虫(ウジ)を[[釣り餌]]として利用するために累代飼育されている[[ハエ]]や爬虫類の餌として飼育販売されているコオロギなどのような例もある。
 
 
 
=== 装飾用の昆虫 ===
 
[[タマムシ]]、[[チョウ]]、[[ガ]]など、色彩や光沢の鮮やかな昆虫は、工芸品などの装飾材料にも利用される。
 
 
 
=== モデル生物として ===
 
{{Main|モデル生物}}
 
[[モデル生物]]として重要なものもある。[[ショウジョウバエ]]や[[カイコ]]が[[遺伝学]]で、[[アズキゾウムシ]]や[[コクヌストモドキ]]が[[個体群生態学]]で演じた役割は非常に大きい。昆虫は小型で扱いやすく、狭い環境でも飼育が可能で、また短い時間で複数世代が観察できる。上記のような昆虫はそのような点でモデル生物として好適であった。また、処理のしやすさについても独特である。{{仮リンク|ハワード・エヴァンズ|en|Howard Ensign Evans}}は著書『虫の惑星』で昆虫の[[変態ホルモン]]に関する実験で複数の幼虫の首を切ってつなぎ合わせてその変態を見る実験について説明した後、この実験を[[ネコ]]で行うことが想像できるか?と述べている。
 
 
 
=== 法医昆虫学 ===
 
{{main|法医昆虫学}}
 
[[アメリカ合衆国]]などでは、[[クロバエ]]などが死体に産卵する特性と幼虫(ウジ)の成長の程度が、遺体の放置時間を推定する際の手掛かりの一つとされている。
 
 
 
=== 医療としての昆虫 ===
 
{{Main|マゴットセラピー}}
 
医療、治療方法として、ハエ等の幼虫のウジに患部の壊死した組織を食べさせる[[マゴットセラピー]]がある。
 
 
 
== ムシ ==
 
{{Main|虫}}
 
現代の日常会話では、昆虫を単に「[[虫]]」(むし)と呼ぶことが多いが、[[ダンゴムシ]]や[[フナムシ]]などの用法でわかるとおり、ムシとは本来はもっと広い範囲の意味を持つ言葉で、獣、鳥、魚介類以外の全動物を指す言葉であった。
 
 
 
[[漢字]]の「虫」(キ、{{ピン音|hu&#464;}})は本来、[[毒蛇]]([[マムシ]])を型取った[[象形文字]]であるが、[[ヘビ|蛇]]など[[爬虫類]]の一部や、[[両生類]]、[[環形動物]]など、果ては架空の動物である[[竜]]までを含めた広い範囲の生物群を指す「蟲」(チュウ、{{ピン音|chóng}})の略字として古代から使われている。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 参考文献 ==
 
{{参照方法|section=1|date=2013年7月5日 (金) 19:14 (UTC)}}
 
* {{Cite book|和書
 
|author = 斎藤哲夫ほか
 
|title = 新応用昆虫学
 
|origyear =
 
|edition = 3訂版
 
|year = 1996
 
|publisher = [[朝倉書店]]
 
|isbn = 4-254-42015-3
 
|page =
 
}}
 
* {{Cite book|和書
 
|author = [[石川良輔]]
 
|title = 昆虫の誕生 : 一千万種への進化と分化
 
|year = 1996
 
|publisher = [[中央公論社]]
 
|series = [[中公新書]]
 
|isbn = 4-12-101327-1
 
|page =
 
}}
 
* {{Cite book|和書
 
|author = 水波誠
 
|title = 昆虫 : 驚異の微小脳
 
|year = 2006
 
|publisher = 中央公論新社
 
|series = 中公新書
 
|isbn = 4-12-101860-5
 
|page =
 
}}
 
* {{Cite book|和書
 
|author = 巌佐庸・倉谷滋・斎藤成也・塚谷裕一 編
 
|year      = 2013
 
|title    = 岩波生物学辞典
 
|edition  = 第5版
 
|publisher = 岩波書店
 
|isbn      = 4-00-080314-X
 
}}
 
* {{Cite book|和書
 
|author = 藤堂明保・松本昭・武田晃・加納喜光 編
 
|year      = 2011
 
|title    = 漢字源
 
|edition  = 改訂第五版
 
|publisher = 学研
 
|isbn      = 978-4-05-303101-3
 
}}
 
* {{Cite book|和書
 
|author = 野中健二
 
|year  = 2008
 
|title  = 昆虫食先進国ニッポン
 
|edition = 第1版
 
|publisher = 亜紀書房
 
|isbn = 978-4-7505-0815-3
 
}}
 
* {{cite book|和書
 
|author=藤田敏彦 著
 
|date=2010-04-25
 
|title=新・生命科学シリーズ 動物の系統分類と進化
 
|edition = 第1版
 
|publisher=裳華房
 
|isbn=9784785358426}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
{{Wiktionary}}
 
{{Wikispecies|Insecta|昆虫綱}}
 
{{Commonscat|Insecta|昆虫綱}}
 
{{ウィキポータルリンク|昆虫}}
 
* [[無脊椎動物天然記念物一覧]]
 
* [[昆虫類レッドリスト (環境省)]]
 
* [[昆虫の構造]] - [[昆虫の翅]]
 
* [[昆虫の分類]]
 
* [[微小昆虫]]
 
* [[水生昆虫]]
 
* [[害虫]] - [[益虫]]
 
* [[昆虫採集]]
 
* マゴットセラピー
 
* [[日本昆虫学会]]
 
* [[ジャン・アンリ・ファーブル]]
 
  
== 外部リンク ==
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[[節足動物|節足動物門]][[汎甲殻類]][[六脚亜門]]'''昆虫綱'''([[学名]]: {{Sname|Insecta}})の総称。
* {{Cite web
 
|author = [[九州大学]]大学院農学研究院昆虫学教室
 
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|url = http://konchudb.agr.agr.kyushu-u.ac.jp/index-j.html
 
|title = 昆虫学データベース KONCHU
 
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}}
 
* {{Cite web
 
|author = 独立行政法人[[農業環境技術研究所]]
 
|date = 2012-12-10
 
|url = http://insect.niaes.affrc.go.jp/
 
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}}
 
* {{Cite web
 
|author = 日本分類学会連合
 
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|url = http://research2.kahaku.go.jp/ujssb/search?KINGDOM=Animalia&PHYLUM=Arthropoda&SUBPHYLUM=Mandibulata&CLASS=Insecta
 
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}}
 
* [http://www.inariyama-lib.jp/archive 稲荷山アーカイブ(稲荷山図書館)]
 
{{Normdaten}}  
 
  
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動物界最大の綱で,ほとんどが陸生。体は多数の体節が融合して頭部,胸部,腹部の3部に分化している。体表は他の[[節足動物]]と同様に1層の上皮細胞とそれが分泌してできたじょうぶな[[クチクラ]]層から成り,堅固な[[外骨格]]を形成している。頭部には1対の[[複眼]]と3個の[[単眼]]があり,また付属肢の変化した[[触角]],大顎,小顎,下唇が各1対ずつある。後3者は[[口器]]を形成し,下唇は左右合一して1片となっている。大顎が存在することによって,[[ムカデ類]],[[ヤスデ類]],[[甲殻類]]などの各綱とともに,大顎類 Mandibulataとして節足動物中の1グループをなしている。胸部は3体節から成り,それぞれ1対の肢 (胸脚) をそなえ,後2節にはそれぞれ1対の[[翅]]がある。腹部は腸,排出器官 ([[マルピーギ管]] ) ,生殖器官などが納められ,体節の付属肢は退化消失しているが,わずかに尾角や雄の交尾器,一部のグループにおける雌の[[産卵管]]として残されている。体制の多様化が著しく,適応的に変形,退化,消失している器官も少くない。[[卵生]]であるが[[卵胎生]]に変っているものもある。発生過程における[[変態]]がほとんどない下等な[[無翅類]]と,変態を行う高等な[[有翅類]]に分けられる。有翅類はさらに,[[幼虫]]と成虫の形態上の差が少い[[不完全変態]]類と,幼虫と成虫の形態の差が著しく,その間に[[蛹]]期が存在する[[完全変態]]類とに分けられる。不完全変態類の幼虫は仔虫または[[若虫]]と呼ばれることもある。幼虫時代を水中で過すものがかなりあり,体表に[[鰓]]をもつものが多い。成虫の呼吸器官は[[気管]]で,体表に[[気門]]として開口し,体内のすみずみまで枝分れして伸びている。血管系はいわゆる開放系で,血液は[[体腔]]を自由に流れ,背脈管と呼ばれる構造が心臓の働きをしている。現在までの既知種は 100万種をこえるが,推定によれば現生種の実数は 3000万種以上であろうとされている。大部分は人間にとって有益あるいは有用であって,自然界のバランスを保つのに重要な働きをしている。
  
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昆虫(こんちゅう)

節足動物門汎甲殻類六脚亜門昆虫綱学名: Insecta)の総称。

動物界最大の綱で,ほとんどが陸生。体は多数の体節が融合して頭部,胸部,腹部の3部に分化している。体表は他の節足動物と同様に1層の上皮細胞とそれが分泌してできたじょうぶなクチクラ層から成り,堅固な外骨格を形成している。頭部には1対の複眼と3個の単眼があり,また付属肢の変化した触角,大顎,小顎,下唇が各1対ずつある。後3者は口器を形成し,下唇は左右合一して1片となっている。大顎が存在することによって,ムカデ類ヤスデ類甲殻類などの各綱とともに,大顎類 Mandibulataとして節足動物中の1グループをなしている。胸部は3体節から成り,それぞれ1対の肢 (胸脚) をそなえ,後2節にはそれぞれ1対のがある。腹部は腸,排出器官 (マルピーギ管 ) ,生殖器官などが納められ,体節の付属肢は退化消失しているが,わずかに尾角や雄の交尾器,一部のグループにおける雌の産卵管として残されている。体制の多様化が著しく,適応的に変形,退化,消失している器官も少くない。卵生であるが卵胎生に変っているものもある。発生過程における変態がほとんどない下等な無翅類と,変態を行う高等な有翅類に分けられる。有翅類はさらに,幼虫と成虫の形態上の差が少い不完全変態類と,幼虫と成虫の形態の差が著しく,その間に期が存在する完全変態類とに分けられる。不完全変態類の幼虫は仔虫または若虫と呼ばれることもある。幼虫時代を水中で過すものがかなりあり,体表にをもつものが多い。成虫の呼吸器官は気管で,体表に気門として開口し,体内のすみずみまで枝分れして伸びている。血管系はいわゆる開放系で,血液は体腔を自由に流れ,背脈管と呼ばれる構造が心臓の働きをしている。現在までの既知種は 100万種をこえるが,推定によれば現生種の実数は 3000万種以上であろうとされている。大部分は人間にとって有益あるいは有用であって,自然界のバランスを保つのに重要な働きをしている。



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