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[[ファイル:Landsat Niijima and Shikinejima Island.jpg|thumb|right|240px|新島(右)と式根島の{{ランドサット}}]]
 
[[ファイル:Nii-jima zenkei.JPG|thumb|250px|right|西方上空より]]
 
'''新島'''(にいじま)は、[[伊豆諸島]]を構成する[[島]]の一つであり、東京から南に約160km、[[静岡県]][[下田市]]から南東に36kmの位置にある。行政上の所属は[[東京都]][[新島村]]。[[サーファー]]や[[海水浴]]客などに主眼を置いた観光業、漁業などが盛んである。
 
 
== 自然環境 ==
 
比較的本州に近い位置にありながらも美しい自然が残されている。
 
[[黒潮]]に乗って多くの海洋生物が島周囲には集まり、[[ミナミハンドウイルカ]]([[御蔵島]]周辺の個体らが本島や[[利島]]等伊豆諸島周辺海域や本州沿岸に定着を始めたと思われる)や[[ウミガメ]]等が見られ、鯨類は捕鯨時代以前と比べ非常に数も種類も少ないが、黒潮に乗ってきた[[マッコウクジラ]]や[[ザトウクジラ]]、[[マンタ]]などが近海で見られる事もある。非常に貴重な動物が観察される事もあり、1989年には、国内で初めて[[キタゾウアザラシ]]が確認され<ref>藤田健一郎. [http://www9.ocn.ne.jp/~dorsals/honyu/azarasi.htm キタゾウアザラシ]. 2014年5月14日閲覧</ref>、2011年には堤防から数mの距離に[[セミクジラ]]も現れた<ref>[http://niijima.jp/mt/archives/2011/03/post_326.html クジラ出現!]. Niijima.jp. 2014年5月14日閲覧</ref>。また、かつては本島周辺や[[鵜渡根島]]に[[ニホンアシカ]]の繁殖地が存在していた。別島ではあるが、[[八丈島]]では[[イリエワニ]]の漂着が確認された事もある。
 
  
=== 気候 ===
 
{{climate chart|新島
 
|5.7|11.5|109.0
 
|6.1|12.2|123.1
 
|7.7|14.5|198.6
 
|11.8|18.4|182.1
 
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|source=[http://www.jma.go.jp/jma/ 気象庁]
 
 
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}}
気候は年間を通じてやや温暖。常夏と言うほどでは無いが東京よりは暖かく、降雪することはめったに無い。また、外洋に面しているため風が強い日が多く、特に冬は「西ん風」と呼ばれる強い西風が毎日のように吹く。
 
 
東京からわずか160km南に位置するものの空気は非常に清浄で、星空や海の美しさは首都圏とは比べ物にならない。
 
 
=== 地質 ===
 
新島は後期[[更新世]]頃に活動を開始したと推定される[[火山島]]で、主に[[流紋岩]]・一部[[玄武岩]]質[[溶岩]]からなる[[単成火山]]群となっている。島の最高地点は'''宮塚山'''の標高432mで、約1.7万年前の噴火によって形成された。最新の噴火は[[886年|886]]~[[887年]]に発生したもので、この時の噴火によって新島の南半部(向山)が形成された。[[火山噴火予知連絡会]]によって火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山に選定されている<ref>{{Cite web |url = http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/47volcanoes.pdf|title = 火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山|publisher = 気象庁|accessdate = 2016-02-25}}</ref>。
 
 
島周辺では[[地震]]活動も活発で、[[伊豆諸島北部地震#1936年|1936年の地震]]では島内で死者が出るなど、被害地震も度々発生している。近年では[[1991年]]、[[2000年]]に[[群発地震]]が発生していおり、[[伊豆諸島北部群発地震|2000年の群発地震]]では島内の道路が一部崩落し、島内北部に位置する「若郷」へと続く道が寸断されるなど、大きな被害が出た。なお、今でも山肌が露出している場所はあるもののインフラ面は完全に復興している。
 
 
地質は[[流紋岩]]が多いため、島全体を通して砂や地面が白く美しい。その様は右記の画像でも見て取れる。主に'''向山'''で採掘される石は、[[イタリア]]の[[リパリ島]]と、[[天城山]]・伊豆諸島北部でしか産出されない[[抗火石]](こうがせき、コーガ石)というもので、建築用、装飾用として珍重されている。
 
 
== 歴史・文化 ==
 
[[縄文時代]]から人が暮らしていた可能性があるとされており、出土品も存在する。また、現在でも島特有の[[方言]]や[[題目]]が残っていたり、冠婚葬祭時には、都心部ではすでに消滅しているような伝統的な儀式を今でも行うなど、旧来の文化が島民の生活に色濃く残っている。
 
 
[[江戸時代]]から[[1871年]]まで、政治犯を中心とした[[流人]]が多く流されてきており、島で再度重い罪を犯した者は、絞首刑とされた。総勢で1,333人が流されたが、島人は彼らに暖かく接したという伝記が残されている。今でも島内の墓地の中には一段低い場所に流人墓地が存在するが、新島特有の白砂が敷き詰められていて、サイコロ型や酒樽型の墓石などもあり、村人が日々花をたむけるため温かい雰囲気がある。
 
[[ファイル:Niijima tomb of an exile.jpg|thumb|right|240px|流人墓地]]
 
 
また、流人の刑場であった向畑刑場跡へと続く道には柳が生えており、刑が執行される直前、罪人が現世を懐かしんで振り返った場所であったことから「見返り柳」と呼び、今でも供養の花や酒が供えられている。
 
 
長い歴史を裏付けるように、島には今でも数多くの物語・民話が残っている。「[[山姥|山ん婆]]」や「よべーむん(呼ぶ者、の意)」、海坊主、魔物(まむん)、人魚など[[妖怪]]の類の話なども多くあるが、中でも[[海難法師]]の話は[[漫画]]『[[地獄先生ぬ〜べ〜]]』などにも引用されるなど、非常に有名である。海難法師は伊豆諸島の島ごとに少しストーリーが異なっており、リンク先の話とは異なるが、ここでは新島の例の概要を紹介する。
 
 
:かつて伊豆諸島を視察して回っていた[[悪代官]]がいた。こんな人間が各島を回っては迷惑がかかり気の毒だ、と考えた[[伊豆大島]]は泉津の若者たちが、船の栓を抜いて沈没させ、悪代官ともども溺死した。この[[亡霊]]が村を徘徊し、見た者には不幸が訪れると言う。溺死した代官の亡霊を見た物は発狂するととも失明するとも言われており、実際にそうなった人がいると言ういくつもの逸話が村にある。
 
 
今でもその話を信じる習慣は残っていて、1月24日は「かんなんぼーし」と呼び、漁業を控え、夜は外出せず静かに過ごし、扉には[[トベラ]]の小枝を挿して早寝する。代官の宿であった者の自宅では祠を設けて霊を祀り、現在でも当日の深夜に海岸へ向かう等の無言の行を行う。その翌日は子だまり、と言われており、子供を中心に同じことが行われるが、そうして親子2回に分けて催行される経緯は不明。
 
 
== 交通 ==
 
=== 海路 ===
 
*[[東海汽船]]
 
:貨客船(大型客船)が就航。基本的には新島港(東海汽船は「前浜港」と呼称)発着であるが、海況によっては寄港地が若郷(東海汽船は「渡浮根港」と呼称)や羽伏浦漁港などに変更されることがある。大型客船は[[橘丸 (東海汽船・3代)|橘丸]]または[[さるびあ丸]]が就航している(配船は東海汽船に確認のこと)。その他に、[[竹芝桟橋]]〜新島港を2時間半で結ぶ超高速ジェット船([[ボーイング929|ジェットフォイル]])の[[セブンアイランド]]が就航している。セブンアイランドは巡航速度が80kmと早く、通常は揺れもさほど無い。大型貨客船しか無かった頃に比べてアクセスの利便性が非常に高まった。但し貨物輸送能力は低く、貨客船が数日欠航すると生鮮品不足となる状況の改善には至っていない。<br />【東京(竹芝桟橋)あるいは熱海港〜[[伊豆大島]]〜[[利島]]〜'''新島'''(新島港)〜[[式根島]]〜[[神津島]]】
 
[[ファイル:NiijimaPortTyoJpDec04-001.jpg|thumb|right|240px|新島港]]
 
*[[神新汽船]]
 
:[[下田港|下田]]〜利島〜'''新島'''(新島港)〜式根島〜神津島〜下田(水曜運休)
 
*村営連絡船にしき
 
:'''新島'''(新島港)〜式根島(野伏港)を一日3往復。
 
 
*港湾
 
**[[新島港]]
 
**若郷漁港
 
**羽伏漁港
 
 
=== 航空路 ===
 
*[[新中央航空]]
 
:現行機種は[[ドルニエ 228]] (Do-228) 一種類のみ。座席数は19で、新島〜調布間の所要時間は30分。通常'''[[新島空港]]'''〜[[調布飛行場]]まで一日数便運航されている。真夏などの繁盛期は一日8便程度まで増発されるが、お盆などの便は1ヶ月前でも予約が取りづらくなる。
 
:Do-228の[[定期運送用操縦士|パイロット]]は2名。1999年に新規購入、2000年3月より使用された新型の機材で、現在[[新中央航空]]では5機を保有している。中央に通路を挟んで1名ずつ着席する配置で座席も[[リクライニングシート|リクライニング]]可能であり、旧機材のアイランダーよりも快適性が向上している。
 
:2011年より、プロペラが5枚となるなど運行効率の向上した新型機材、Do-228NG (Dornier 228 New Generation) を世界で初めて供用開始している。長期に渡って利用されていた[[ブリテン・ノーマン アイランダー|アイランダー]](座席数9、所要時間45分)は[[2011年]][[3月31日]]を持って退役し、[[龍ヶ崎飛行場]]へと移送された。[[全日本空輸|ANA]]が運行していた調布〜三宅島便が新中央航空へ移管されたのに伴い、東京都と国の補助を受けて新たに1機を購入し、Do-228が3機、Do-228 NGが2機の体制となった。
 
 
== 産業 ==
 
;漁業
 
:島の近辺には[[黒潮]]が流れており、[[サバ]]、[[イカ|アカイカ]]、[[イセエビ]]、[[トビウオ]]、[[カンパチ]]、[[マダイ]]、[[ヒラマサ]]など様々な魚が釣れるほか、[[シュモクザメ]]なども存在している。[[ムロ|アオムロ]]やサメなどの魚を干物にした[[くさや]]が有名であり、魚の加工品が多く売られる他、島の民宿では釣れたての魚の刺身なども提供される。
 
;農業
 
:[[アシタバ]]の他、芋の栽培などが盛んで、その加工品としてはアシタバのてんぷらや、芋を利用したワイン・焼酎が主である。詳しくは下記の[[#特産品|特産品]]参照。他に、小規模に[[スイカ]]・[[トマト]]・[[ナス]]・[[トウモロコシ]]などを栽培する者も多い。
 
;商業、観光業
 
:新島は若者や家族連れの海水浴客、及びサーファーに着眼した観光業が盛んである。島内には無料の[[温泉]]施設や[[バーベキュー]]場・無料キャンプ場があり海沿いには無料シャワー、無料駐車場も併設されている。一方、サーフショップは小規模な店舗に限られることや、海沿いに飲食店や雑貨屋がほとんど無い、又[[スーパーマーケット|スーパーストア]]や[[酒屋]]、[[薬局]]は全て早い時間に閉店する等、観光客にはやや不便な面もある。
 
 
== 観光 ==
 
=== 海水浴・サーフィン・釣り ===
 
新島には多数の海岸が存在し、ほとんど全てに'''無料のシャワー'''が設置されている。
 
[[ファイル:Nijima kaigan.JPG|thumb|right|240px|新島の東側海岸]]
 
;[[羽伏浦海岸]](はぶしうらかいがん)
 
:島の東岸に位置する。[[新東京百景]]にも選ばれており、白い砂浜と、それに伴う乳青色の海が7kmも続く美しい海岸。
 
:世界的にも有名なサーフスポットであり、[[世界プロサーフィン連盟]] (ASP) の大会にも使用され、ジェリー・ロペスや[[アンディ・アイアンズ]]、[[ケリー・スレーター]]など古今東西のトッププロも訪れた。近年も日本のトッププロやトップアマチュアを決める[[日本プロサーフィン連盟]] (JPSA)、[[日本サーフィン連盟]] (NSA) のツアーに使用されたり、東京都知事杯の大会が開かれるなどしている。
 
:ビーチブレイクなため、時期や台風などのせいで地形が変わることがある。しかし、島嶼特有の条件として海底が急激に浅くなっているため、遠洋からパワーを維持したまま到達した波が一気に掘れ上がり、チューブを巻くことも多くある。パワーがあるとは言え、基本的には流れが強いわけではなく初心者でもサーフィンを楽しめるが、波が大きな時には特にインサイドで激しい流れが起きるので、注意が必要。
 
:また、大型の[[ヒラメ]]や[[マダイ]]が釣れることでも有名。
 
;前浜海岸
 
:島の西側にある海岸で、テトラポッドや桟橋に囲まれている。そのため波があまり来ず水の透明度がかなり高くなっており、海水浴向きのビーチである。やや遠浅で、波打ち際の海中では[[コチ]]の稚魚や[[フグ]]など様々な魚が発見出来る。
 
:桟橋からは自由に釣りをすることも出来、[[サバ]]や[[アジ]]・[[タカベ]]、[[カンパチ]]、[[マダイ]]、[[メジナ]]など様々な魚が釣れ、高級食材でもある[[イカ|アカイカ]]などは時期や年によっては入れ食い状態となる。
 
;若郷前浜海岸
 
:島の北部西側にある海岸で、他とは違い黒砂の海岸である。若郷に通じる旧トンネルは2000年の群発地震により閉鎖され、2004年に開通した新トンネルは自転車、歩行者の通行が禁止されているため注意を要する。
 
;間々下海岸
 
:島の南西側にある海岸で、式根島が臨める。鳥島という小島に歩いて行くことが出来たり、海中に岩などがあることから、海水浴やシュノーケリングなどを楽しむことが出来る。
 
:台風などで、他所がクローズするほどサイズが上がった時にはサーフィンをすることも出来るが、岩があるため注意が必要。
 
;淡井浦海岸
 
:島の北東にある海岸。羽伏浦と同じ方角で、サーフィンの出来る良い波が立つが、村内から離れているため海水浴客がいることは稀。ここにも無料シャワーは設置されている。
 
 
=== その他 ===
 
; 間々下温泉
 
:* 湯の浜露天温泉
 
:: 島の特産であるコーガ石を使用したパルテノン神殿風の建築で、海岸の高台に建てられているため、ここから見る夕日は絶景。無料の更衣室やシャワーもあり24時間稼動で'''入浴料は無料'''。混浴のため水着着用である。
 
:* まました温泉(地域休養施設)
 
:: 水着無しで利用できる内湯。サウナ、露天温泉に加え、新島の砂を使用した砂風呂が併設されている。
 
[[ファイル:新島ガラス製作体験.JPG|thumb|right|240px|新島特有のオリーブ色のガラス]]
 
[[ファイル:Niijima choeiji temple.jpg|thumb|right|240px|日蓮宗三松山長榮寺]]
 
 
; [[モヤイ像]]
 
: 島の至る所には特産の抗火石を使用したモヤイ像がある。かつて村のイベントとして島の[[アーティスト]]や一般人など多くの人によって彫られたもので、様々な表情がある。また[[渋谷駅]]にあるモヤイ像は新島村から寄贈されたもので、新島でモヤイ像加工を行う故 大後友市によって彫刻された。
 
: なお、「モヤイ」は島の方言で「催合」と書き、「力を合わせる」といった意味。彫刻者によれば石像の造形について、知名度の高い[[イースター島]]の[[モアイ|モアイ像]]を模した部分はあるとのことだが、直接的な関係は無い。
 
 
; 新島村博物館
 
: 新島の歴史、サーフィン史などを紹介。
 
 
; [[新島ガラス|新島ガラスアートセンター]]
 
: 新島特産の[[抗火石]]から精製されたガラス製品の展示、製造、販売を行っている。また、製作体験を行うことも可能。
 
 
; 羽伏浦キャンプ場
 
: 羽伏浦海岸や新島スポーツ広場に隣接し、設営可能テントは200張にのぼる広大な無料キャンプ場。かつてキャンプ場は前浜海岸沿いにあったが、2000年に発生した群発地震の影響で閉鎖され羽伏浦に移転した。 トイレ、シャワー、炊事棟が完備されており、数は限られるものの炊事用品も無料で使用可能。
 
 
その他、伊豆七島最大規模の[[十三社神社]]、日本の離島で最長の2878mを誇る平成新島トンネル、日蓮宗三松山長榮寺、白ママ断層、エビネ公園、流人墓地、謎の榎、富士見峠、向山展望台、親水公園、原町の井戸([[まいまいず井戸]])、[[防衛省]][[防衛装備庁]][[ミサイル]]試射場など多数の観光スポットがある。詳細は「[http://www.kanko-kyokai-niijima.net/ 新島観光協会のサイト]」を参照のこと。
 
 
1980年代には『[[新島の伝説]]』(歌:[[田代まさし]]、作詞:[[秋元康]]、[[1986年]][[8月27日]] [[エピックレコードジャパン|EPICソニー]])のような曲がリリースされるなど「ナンパの島」などと呼ばれていた<ref>『昭和55年 写真生活』(2017年、ダイアプレス)p64</ref>が、現在は家族連れの観光客やサーファーが訪れる島である。
 
 
== 特産品 ==
 
;[[くさや]]
 
:[[トビウオ]]や[[ムロアジ]]などを使用した干物の一種で、香りが強いことで有名。店舗によっては数百年前から秘伝とされるくさや液をつぎたしながら使用しており、それぞれの店で微妙に味が異なる。伊豆諸島のいくつかの島でも昔からくさやが生産されてきたが、新島を元祖とする説が有力。
 
:{{main|くさや}}
 
;[[アシタバ]](明日葉)
 
:クセのある味わい。健康食品などとしても扱われており、てんぷらなどにして食される。
 
;芋
 
:民宿などで饗される他、島で取れた芋を利用した焼酎「嶋自慢(芋の他に麦や米も存在)」がある。芋のワイン風リキュール「イリオン」も販売されていたが、2008年頃終売している。
 
;[[抗火石]]
 
:新島とイタリアのリパリ島でしか取れない流紋岩質の石(過去には式根島・神津島でも採掘されていた)。薄い灰色をした石で、軽石のように軽く水にも浮き、[[彫刻刀]]で簡単に彫ることが出来る。抗火石のオブジェとして、島内に展示されているモヤイ像や、観光客が彫刻したタイルアートなどが島内各所にある。また、抗火石は耐火素材であり、主に家屋の建築用として多く本土などに輸出されていた。
 
;新島ガラス
 
:新島の石を原料としたガラスはオリーブ色になり、新島ガラスと呼ばれている。島内の各所に飾られている他、加工されて食器などとして島のガラスアートセンターや土産物店などで販売されている。
 
  
== 通信 ==
+
'''新島'''(にいじま)
;インターネット
 
:[[ブロードバンドインターネット接続|ブロードバンド]]については、[[フレッツADSL]]の24Mbpsまでのサービスが開通している<ref>ちなみにNTTはADSL接続を「フレッツ光」が未提供エリアであっても2023年1月31日を以ってサービスを終了する。</ref>。[[Yahoo! BB|ヤフーBB]]や[[イー・アクセス]]など、フレッツ以外の[[ADSL]]サービスは開通していない。
 
:[[FTTH|光ファイバー接続]]サービスは開通していない。
 
;携帯電話
 
:[[携帯電話]]は、[[NTTドコモ]]のみ南部本村地区・北部若郷地区の両方で使える。[[au (携帯電話)|au]]と[[ソフトバンク]]は、本村地区では使えるが若郷地区では使えない。auは、2010年12月末までに若郷地区でも使えるようになる予定である。
 
:[[Y!mobile]]は、ソフトバンクエリアを利用できるようになった。
 
  
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{Reflist}}
 
  
== 関連項目 ==
+
[[東京都]],[[伊豆諸島]]にある[[伊豆七島]]の火山島。[[活火山]]で,[[常時観測火山]]。[[新島村]]に属し,南北に細長い島。中央部と北部の低地を除いては,大部分は[[流紋岩]]の山地からなる。海岸は絶壁が続き,港湾に乏しい。最高峰は北部の宮塚山(432m)。9世紀に大規模な噴火の記録があり,以降噴火は見られないが,近年群発地震が発生している。抗火石(流紋岩)の切り出し,農業,漁業が行なわれ,[[くさや]]の干物は特産。南西部の間々海岸には温泉が湧出。西の前浜海岸は伊豆七島でも珍しい,白砂の砂浜海岸が続き,夏は海水浴場としてにぎわう。[[富士箱根伊豆国立公園]]に属する。東京,下田,熱海より定期便がある。
* [[新島試験場]]
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
* [http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/318_Niijima/318_index.html 新島] - 気象庁
 
* {{PDF|[http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/souran/main/60_Niijima.pdf 日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 新島]}} - 気象庁
 
* [https://gbank.gsj.jp/volcano/Act_Vol/niijima/index.html 新島] - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
 
----
 
 
*[http://www.niijima.com/index.html 新島村]
 
*[http://www.niijima.com/index.html 新島村]
 
*[http://niijima-info.jp/ 新島観光協会]
 
*[http://niijima-info.jp/ 新島観光協会]
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{{日本の活火山}}
 
{{日本の活火山}}
 
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[[Category:伊豆諸島]]
 
[[Category:伊豆諸島]]
 
[[Category:火山島]]
 
[[Category:火山島]]
 
[[Category:新島村の地理]]
 
[[Category:新島村の地理]]

2018/10/18/ (木) 23:07時点における最新版

新島
座標 東経139度16分北緯34.367度 東経139.267度34.367; 139.267
面積 23.17 km²
最高標高 432 m
最高峰 宮塚山
所在海域 太平洋
所属国・地域 日本東京都
テンプレートを表示

新島(にいじま)


東京都伊豆諸島にある伊豆七島の火山島。活火山で,常時観測火山新島村に属し,南北に細長い島。中央部と北部の低地を除いては,大部分は流紋岩の山地からなる。海岸は絶壁が続き,港湾に乏しい。最高峰は北部の宮塚山(432m)。9世紀に大規模な噴火の記録があり,以降噴火は見られないが,近年群発地震が発生している。抗火石(流紋岩)の切り出し,農業,漁業が行なわれ,くさやの干物は特産。南西部の間々海岸には温泉が湧出。西の前浜海岸は伊豆七島でも珍しい,白砂の砂浜海岸が続き,夏は海水浴場としてにぎわう。富士箱根伊豆国立公園に属する。東京,下田,熱海より定期便がある。

外部リンク





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