新尾道駅

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新尾道駅(しんおのみちえき)は、広島県尾道市栗原町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽新幹線である。

概要

尾道市や近隣自治体(既に新幹線の駅がある福山市三原市を除く)・地元尾道市民有志、さらに山陰から四国まで尾道市を中心として縦に連なる自治体の寄付金などで、工事費62億円を全額負担する形で設置された請願駅である。

元々、新幹線駅のある三原市、尾道市、福山市の3市は短距離で隣接しているため、その中間にできた当駅は両隣との駅間は非常に短く、三原駅までわずか11km、福山駅まで17kmである(営業キロではそれぞれ11kmと20km)。これは、山陽新幹線内の駅間距離の短さで上位。福山方に尾道トンネル、三原方に備後トンネルがあり、どちらもホームからその坑口が間近に見える。

事務管コードは▲650650を使用している。

駅構造

ファイル:Shin-onomichi south.jpg
南口(2006年7月撮影)

相対式ホーム2面2線を持つ高架駅で、中央に2線の上下通過線を挟む。改札・コンコースは2階、ホームは3階にある。改札口は1ヶ所のみ。利用客用のエレベーターは設置されていないが、業務用エレベーターが上下線に各1基あり、係員に申告すれば利用可能である[1]

せとうち地域鉄道部尾道駅管理の直営駅で、地区駅として駅長が配置される。

のりば

新尾道駅プラットホーム
のりば 路線 方向 行先
1 ■山陽新幹線 下り 広島博多方面
2 上り 岡山新大阪方面

定期列車では主には8両編成、16両編成の700系、8両編成の500系が停車するが、上り1本のひかり号と下り1本のこだま号のみ8両編成のN700系が停車する。ホームを覆う屋根は8両分のみ作られている。

駅施設

利用状況

開業年度からの1日平均乗車人員は以下の通り[2]

年度 1日平均
乗車人員
1987年(昭和62年)[3] 調査なし
1988年(昭和63年) 1,158
1989年(平成元年) 1,294
1990年(平成02年) 1,516
1991年(平成03年) 1,663
1992年(平成04年) 1,713
1993年(平成05年) 1,619
1994年(平成06年) 1,365
1995年(平成07年) 1,404
1996年(平成08年) 1,252
1997年(平成09年) 1,194
1998年(平成10年) 1,187
1999年(平成11年) 1,201
2000年(平成12年) 1,132
2001年(平成13年) 1,108
2002年(平成14年) 1,090
2003年(平成15年) 1,116
2004年(平成16年) 1,112
2005年(平成17年) 1,134
2006年(平成18年) 1,099
2007年(平成19年) 1,113
2008年(平成20年) 1,057
2009年(平成21年) 1,001
2010年(平成22年) 982
2011年(平成23年) 976
2012年(平成24年) 975
2013年(平成25年) 1,007
2014年(平成26年) 987
2015年(平成27年) 1,024
2016年(平成28年) 1,046

利用者が減少する理由

近年は1日平均の乗車人員が1,100人前後まで落ち込み、2010年度はついに3桁台に転落してしまっている。これは在来線・他の鉄道線に接続していないことや、駅の立地が尾道市中心部からは遠いこと、停車する列車のほとんどが「こだま」であり、本数も毎時1本程度しかないことが理由である。
加えて、当駅両隣の福山駅三原駅山陽本線尾道駅から近距離にあり、いずれも在来線との接続がある事から、尾道市中心部から新幹線を利用する場合でも、尾道駅から在来線を利用してこの両駅を利用した方がアクセスがよい。特に福山駅は「のぞみ」や「さくら」が多く停車し、発着本数も「こだま」を含めると毎時3 - 5本設定されているため、最速で目的地に向かうための乗客に利用されており、その中には尾道市民も含まれている。反対に遠方から新幹線を利用して尾道市中心部へ向かう場合も同様に両駅を利用される事が多く、これら両駅の利用者の増加と相反して、当駅の利用者が減少している事も理由である。2017年現在では山陽新幹線の駅では新岩国駅に次いで少ない。

駅の現状

請願駅であるが、利用客が少ない。そのため、請願駅として計画されている新駅整備に反対する住民からしばしば「請願駅の失敗例」として引き合いに出されている。利用率の低迷は最下位グループとして挙げられた新倉敷駅東広島駅新岩国駅厚狭駅においても同じであるが、当駅は新倉敷駅や厚狭駅のように在来線との接続もなければ、東広島駅や新岩国駅のように両隣の駅との距離がそれ程離れている訳でもないため、これらの駅よりもさらに厳しい見方をされている。特に「他の都道府県の駅と比べても広島県に新幹線の駅5つは多すぎで、その中でも新尾道駅の建設基準は採算性、利用率、距離のいずれを比較しても甘すぎではないか」という声が他の自治体から挙がっている[4]

また請願駅であるため、毎年かかる費用の大半は尾道市の税金で賄われている。そのため、尾道市民も決して当駅に対して賛同ばかりではなく、「請願駅失敗例の引き合いは、尾道市の評判を落とす」や、「税金の無駄遣い」などの反対派の意見もある。また、設立当初は賛同であった四国などの近隣都市の住民も、近年はしまなみ海道などの開通に伴い、尾道と四国を結ぶフェリーや高速船の廃止などで状況が変化し、当駅利用の必要性が薄くなっていることも現状である。こうした事から現在当駅の存在意義が問われている[4]

2012年3月17日現在、「ひかり」は朝の上り2本のみ存在し、下りは同日のダイヤ改正をもって廃止されて「こだま」のみである。反対に、それまで同じ状況だった三原駅と東広島駅は「ひかり」の見直しにより増便された。これにより、当駅は広島県内で「ひかり」の停車が最少の駅となった。

駅周辺

バス路線

山陽本線尾道駅への所要時間は、バスで15分 - 20分程度(おのみちバス中国バスが運行)。また、当駅設置前の1964年昭和39年)までこの付近には、尾道鉄道栗原駅があった。

一般路線バス

尾道工業団地行きのみ当駅構内に入らず、駅北西側の「竹屋口」が最寄りとなる。長江線は竹屋口を経由せず駅東側の「亀川局前」に停車している[5]

  • おのみちバス
  • 2016年4月のダイヤ改正により、「尾道市立大学線」(直行便を除く)及び「長江経由各線」(千光寺公園行及び市役所経由便を除く)は、基本的に当駅に停車するようになった[6][7]
    • 尾道駅-長江口-新尾道駅-栗原本通り-尾道駅(循環線)
    • 尾道駅-栗原本通り-新尾道駅-栗原小学校北-尾道市立大学(-陽光台)
    • 尾道駅-長江口-新尾道駅-三美園
    • 尾道駅-長江口-新尾道駅-三成-如水館前
    • 尾道駅-福祉センター前-新尾道駅-尾道工業団地-びんご運動公園北門(共同運行)
    • 尾道工業団地-新尾道駅-福祉センター前-尾道駅-山波-大田橋-車庫
  • 中国バス
    • 尾道駅-福祉センター前-新尾道駅-竜泉寺ダム口(ぐち)-クロスロードみつぎ-大和-甲山
    • 尾道駅-福祉センター前-新尾道駅-尾道工業団地-びんご運動公園北門(共同運行)
    • 尾道駅-福祉センター前-新尾道駅-木之庄バイパス-市出張所-クロスロードみつぎ-三郎の滝-府中-中国中央病院-福山駅
    • 尾道駅-福祉センター前-新尾道駅-三成-竜泉寺ダム口-クロスロードみつぎ-御調高前
    • 尾道駅-長江口-新尾道駅-三成-竜泉寺ダム口-クロスロードみつぎ-184号線バイパス-甲山
    • 尾道駅-長江口-新尾道駅-三成-竜泉寺ダム口-クロスロードみつぎ-御調中学校入口-市ふれあいの里
    • 尾道駅-長江口-新尾道駅-亀川局前-三成-原田
    • 尾道駅-長江口-新尾道駅-亀川局前-三成-瓦焼

都市間高速バス

歴史

ファイル:Shin-onomichi sekihi.JPG
新尾道駅に設置された石碑

隣の駅

西日本旅客鉄道
■山陽新幹線
福山駅 - 新尾道駅 - 三原駅

脚注

  1. 山陽新幹線バリアフリーガイド (PDF)
  2. 広島県統計年鑑
  3. 1988年3月13日から3月31日の19日間
  4. 4.0 4.1 2010年10月13日 中国新聞より
  5. 一時「新尾道駅北口/東口」と称していたが、中国バスが両備グループ傘下となった後、駅構内との区別のため新尾道駅開業前の旧称に戻されている。
  6. 「おのみちバス時刻表 平成28年4月1日改正」参照
  7. そのため、尾道駅から尾道市立大学へ向かう際は、栗原小学校北バス停(尾道バイパスの南側道がわ)近傍を通り過ぎた後700mほど市道を北上して当駅を経由し、道を戻って南下し栗小北バス停に停車、国道184号へ出て改めて北上し大学へ向かう、というルートを取る。大学から尾道駅へ向かう際は、栗原小学校北バス停(尾道バイパスの北側道がわ)を先に経由し、のち北上して当駅を経由、再び南下して栗原本通り-尾道駅へ向かう、というルートを取る

関連項目

外部リンク