押しボタン

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ファイル:Emergency Off Button.jpg
緊急停止用のコーン型ボタン

押しボタン(おしボタン、: push-button)は、押すことでスイッチを開閉する部品。押しボタンスイッチプッシュボタン押釦。単にボタンとも呼ばれる。

種類

押している間だけスイッチがオンになる自動復帰型スイッチ(モーメンタリスイッチ、プッシュスイッチ)と、押すたびにオンとオフが反転する位置保持型スイッチ(オルタネートスイッチ、プッシュロックスイッチ)がある。より複雑な動作(押し初めだけオンになるなど)をするかのようなボタンもあるが、そういうものもほとんどはこの2種類のいずれかと電気回路との組み合わせで実現されている。

ある程度の面積があり、押す場所により別のスイッチを開閉するボタンもある。プラスとマイナスが一続きになったボタンや、ゲームパッド十字ボタンがその例である。

電気的なスイッチでなく、流体の流路の開閉など機械的なスイッチングをするボタンもある。アコーディオンを開閉するボタン、トイレを流すボタンなどがその例である。

キーもボタンの定義に当てはまる。平らで隙間なく並んだものを特にキーと呼ぶことが多いが、ボタンと呼ぶかキーと呼ぶかの境目はあいまいである。

主な形状

キノコ型(マッシュルーム型)
周囲から突き出た軸の先に、大きく中央が膨らんだ円盤がついている。押しやすいが、異物が挟まることがある。
コーン
先が末広がりの円錐形になっている。非常ボタンによく使われる。
平型
周囲からボタンは飛び出さず、平らになっている。
凸型(突型)
周囲から柱形状にボタンが突き出している。先は平ら。
凹型
周囲から柱形状にボタンが突き出している。先はへこみ。(指が上記凸型(突型)にあたる為、ボタンと指の密着度が高い。)
丸型・角型
ボタンの平面形。「丸平型」「丸凸型」のようにも表す。
タッチボタン
機械的に動作する機構がなく、圧力静電気などを感知する。タッチパネル上の表示であることもある。(郵便局のATMは、静電気なので触る前に反応する。圧力は押したとき反応、離したとき反応の2種類ある。)

主な感触

  • カチッという音が出ず、感触もふにゃふにゃのもの。
  • 押したとき機械的にカチッと音の出るもの。
  • 押したとき部品同士がぶつかり音のでるもの。(コンピューター、キーボード)

主な動作

  • 押した瞬間のみオンになり、所定の動作を行うもの(呼び鈴等)。機器や機能の趣旨によっては二度押しや長押しが指定されている場合もあり、操作の違いによって同一ボタンに複数の機能を割り当てる例もある。
  • 押すと所定の動作を行い、押し続けるとその動作を繰り返すもの(キーボードのリピート入力等)。
  • 押している間だけオンになり、指を離すとオフになるもの。
  • 押すとオンになり、もう一度押すとオフになるもの(ただしバスの降車ボタンのように任意のオフ操作が行えない機器もある)。
  • 押すとボタンが押し込まれた状態で固定され、もう一度押すと出っ張った状態に戻るもの。一般的には押し込まれた状態がオンであるが、機能の趣旨によっては逆の場合もある。

多くのボタンが使われる主な器具

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関連項目