情報処理学会

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情報処理学会
設立年 1960年4月22日
種類 一般社団法人
本部 東京都千代田区神田駿河台1-5 化学会館4F
座標 東経139度45分41.5秒北緯35.699028度 東経139.761528度35.699028; 139.761528
貢献地域 日本の旗 日本
メンバー 16,147名(正会員・名誉会員)
3,477名(学生会員)
223社(賛助会員)
2015年3月末現在
会長 富田達夫
ウェブサイト http://www.ipsj.or.jp/
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一般社団法人情報処理学会(じょうほうしょりがっかい、英称Information Processing Society of Japan略称IPSJ)は、情報処理分野を取り扱っている学会である。日本学術会議協力学術研究団体1960年に設立[1]され、2010年7月1日社団法人から一般社団法人へ移行した[2]

概要

情報処理学会は、電気学会照明学会応用物理学会映像情報メディア学会および電子情報通信学会とともに電気系6学会の1つに数えられる存在である。

1959年パリ情報処理に関する国際会議が開催され、今後もこのような国際会議を開催することを目的として情報処理国際連合(International Federation of Information Processing Societies)が結成されることとなった。日本では山下英男に参加の打診があり、加盟のために日本で情報処理分野を代表する学会が必要となった。当時既に電気学会電気通信学会があったが、これらの意見をまとめるには時間がかかりすぎると判断した山下と和田弘が1960年、新たな学会を設立したのが本学会である。名称はInformation Processingを和田が直訳して「情報処理」としたものであり、「情報処理」という用語はこのときに誕生した(当時和田らは、コード会を開催するなど、日本におけるコンピュータの応用についてのとりまとめを精力的におこなっていた)。

学会設立の目的は定款に拠れば、「コンピュータとコミュニケーションを中心とした情報処理に関する学術、技術の進歩発展と普及啓蒙を図り、会員相互間および関連学会との連絡研修の場となり、もって学術、文化ならびに産業の発展に寄与する」こととされている。

会員数は、正会員16,147名(名誉会員37名を内数として含む)、学生会員3,477名、賛助会員223(510口)であり(2015年3月末現在)、会員は少なくなっているが比較的大規模な学会である。

沿革

歴代会長

  1. 山下英男(1960年 - 1962年)
  2. 後藤以紀(1963年 - 1964年)
  3. 山内二郎(1965年 - 1966年)
  4. 出川雄二郎(1967年 - 1968年)
  5. 高橋秀俊(1969年 - 1970年)
  6. 清野武(1971年 - 1972年)
  7. 尾見半左右(1973年 - 1974年)
  8. 北川敏男(1975年 - 1976年)
  9. 穂坂衛(1977年 - 1978年)
  10. 小林宏治(1979年 - 1980年)
  11. 猪瀬博(1981年 - 1982年)
  12. 坂井利之(1983年 - 1984年)
  13. 尾関雅則(1985年 - 1986年)
  14. 大野豊(1987年 - 1988年)
  15. 三浦武雄(1989年 - 1990年)
  16. 萩原宏(1991年 - 1992年)
  17. 水野幸男(1993年 - 1994年)
  18. 野口正一(1995年 - 1996年)
  19. 戸田巖(1997年 - 1998年)
  20. 長尾真(1999年 - 2000年)
  21. 鶴保征城(2001年 - 2002年)
  22. 益田隆司(2003年 - 2004年)
  23. 安西祐一郎(2005年 - 2006年)
  24. 佐々木元(2007年 - 2008年)
  25. 白鳥則郎(2009年 - 2010年)
  26. 古川一夫(2011年 - 2012年)
  27. 喜連川優(2013年 - 2014年)
  28. 富田達夫(2015年 - 2016年)
  29. 西尾章治郎(2017年 - )

日本将棋連盟への挑戦状

2010年4月2日、白鳥則郎会長により、社団法人日本将棋連盟米長邦雄会長に「人間名人に匹敵するコンピュータ将棋が完成した」という内容の挑戦状が手渡された。同年10月11日東京大学本郷地区キャンパスにて第1戦が行われた。情報処理学会側は、この挑戦の為に「あから2010」を構築(ソフト部ではBonanza、激指、GPS将棋、YSSの4つの将棋プログラムによる合議制。ハードウェア部では東京大学クラスターマシンを利用、Intel Xeon 2.80GHz 4コアが109台、Intel Xeon 2.40GHz 4コアが60台というもの)。

対戦結果

学会誌

刊行物

脚注

出典

関連項目

外部リンク