志布志市

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志布志市(しぶしし)は、鹿児島県東部の人口約3万人の。市の南部は志布志湾に面し、国の中核国際港湾である志布志港が整備されている。志布志港からは、国内外へ複数の航路が設けられており、南九州地域での重要な役割を担っている。

地理

鹿児島県の東部、大隅半島の付け根の部分にあり、宮崎県と接する。市域の南側は志布志湾に面している。

隣接している自治体

地名

合併前の旧町名を大字の前に冠している。

志布志町
  • 安楽
  • 内之倉
  • 志布志
  • 志布志一丁目 - 1997年(平成9年)2月17日大字志布志字西町、仲町、東町の区域を合併し、字の区域の新設[1]及び住居表示実施。
  • 志布志二丁目 - 1997年(平成9年)2月17日大字志布志字大黒町、下小西、上小西、大西の一部を合併し字の区域の新設及び住居表示実施。
  • 志布志三丁目 - 1997年(平成9年)2月17日大字志布志字大西の大部分の区域から字の区域を新設し住居表示実施。
  • 田之浦
  • 夏井
有明町
  • 伊崎田
  • 野井倉
  • 野神
  • 原田
  • 蓬原
  • 山重 - 旧野方村。野方村時代は大字なし
松山町
  • 尾野見
  • 新橋
  • 泰野

歴史

現在の志布志市域は廃藩置県まで日向国諸県郡に属していた。中世は隣接する大崎町域と共に救仁院を構成していた(明治の南諸県郡=中世の救仁院)。 志布志は古くから海を糧に栄え、平安時代末期に開かれた大隅・薩摩・日向に誇る広大な荘園・島津荘の唯一の水門(港)として発展し、 江戸時代には薩摩藩の直轄領となり、現在の市域に志布志松山外城(1784年以降は「郷」)がそれぞれ設置された。海上交易が盛んになった江戸時代には内外交易でひらけ、「志布志千軒の町」とうたわれるほどの町並みを形成し活況を呈していた。 調所広郷が弘化3年7月27日には志布志郷地頭となり、死ぬまで兼職する。

当時の区域は以下の通り。

  • 志布志郷 - 旧志布志町・旧有明町(山重を除く)および曽於市大隅町月野
  • 松山郷 - 旧松山町

※有明町山重は大崎郷野方村の一部。

外城ごとには郷士の居住する「麓集落」がおかれ、志布志郷は志布志小学校周辺、松山郷は松山支所周辺に位置した。

近現代

旧日向国であった志布志市域では廃藩置県後複数回、所属県の変更が実施された。

  • 1871年明治4年)8月29日(新暦) - 廃藩置県に伴い鹿児島県に属す。
  • 1871年(明治4年)12月25日(新暦) - 府県合併に伴い都城県に属す。
  • 1873年(明治6年)1月15日 - 旧日向国域と区域を一致する宮崎県の設置に伴い宮崎県に属す。
  • 1876年(明治9年)8月21日 - 鹿児島県が宮崎県を編入。再び鹿児島県に属す。
  • 1883年(明治16年)5月9日 - 宮崎県を再設置。現在の志布志市域と大崎町は鹿児島県に残ったため、同年6月に諸県郡を南北に分割し南諸県郡が誕生。

町村制施行後

1889年の町村制施行時に二郷はそれぞれ志布志村松山村として発足。しかし志布志村は当時の自治体としては面積が広大であったため、1891年2月に志布志村は東西に分割され、また、旧郷士の支配への反発から月野村が単独の自治体として独立した(後に大隅町を経て現在は曽於市の一部)。

この時点で志布志市発足前の3町(西志布志村・東志布志村・松山村)が成立した。3村は後にそれぞれ町制施行し、西志布志村は有明町、東志布志村は志布志町とそれぞれ改称された。

行政

市長

  • 市長:下平晴行(2018年2月12日就任、1期目)
  • 市発足から初代市長選出までは旧松山町長の上村環が市長職務執行者を務めた。
氏名 就任年月日 退任年月日
初-3代 本田修一 2006年2月12日 2018年2月11日
4代 下平晴行 2018年2月12日 現職

役所

  • 志布志市役所 志布志市有明町野井倉1756番地
  • 志布志市役所松山支所 志布志市松山町新橋268番地
  • 志布志市役所志布志支所 志布志市志布志町志布志二丁目1番1号

住所の表記

住所は志布志市の後に旧町の住所を合わせて表記する。すなわち、旧住所の「曽於郡」を「志布志市」に置き替える。

  • 「表記例」<旧>曽於郡有明町野井倉1756番地 <新>志布志市有明町野井倉1756番地
なお現在の市役所は旧有明町役場であり、旧志布志町役場は支所である。志布志支所の大字は志布志町志布志二丁目であるため、住所表記は上記のように同じ文字の連続となってしまった。この様子が2007年5月12日フジテレビトリビアの泉」スペシャルで紹介された。

県の行政機関

  • 鹿児島県警察:志布志警察署
  • 大隅地域振興局志布志市駐在
  • 志布志保健所

国の行政機関

金融機関

銀行
信用金庫
信用組合

経済

産業

特産品

主要小売店

スーパー


ホームセンター
薬局
コンビニエンスストア
ショッピングモール
  • サンポートしぶしアピア
専門店・その他
不動産

地域

人口

志布志市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

教育

高等学校

中学校

小学校

交通

最寄り空港は鹿児島空港で、車で(東九州道曽於弥五郎ICより)1時間弱。宮崎空港へは約2時間の距離にある。

鉄道

中心駅は志布志駅であるが、1987年に接続していた志布志線大隅線が廃線となった後、ホーム1面のみの無人駅となった。日南線は志布志駅から宮崎市方面に至る、宮崎県南部を縦断する路線である。そのため、鉄道で鹿児島県内の他市町村へ行く場合は、必ず宮崎県を通らなければならない。

バス路線

一般路線バス

道路

高速道路

最寄りインターチェンジは宮崎自動車道都城IC(都城市)および東九州自動車道曽於弥五郎IC(曽於市)。都城ICへは主要地方道志布志福山線(県道63号)と一般県道の飯野松山都城線(県道109号)を、曽於弥五郎ICへは県道志布志福山線を経てアクセスする。

現在、市内に東九州自動車道の夏井IC志布志IC志布志有明ICを建設中である。

地域高規格道路
一般国道
  • 国道220号(全域で国道448号が重複) - 市内の海岸沿いを横断する。
  • 国道269号 - 鹿屋市と都城市を結ぶ路線であり、市域においては北西部の有明町山重を通過する。
県道

主要地方道宮崎県道・鹿児島県道3号日南志布志線鹿児島県道63号志布志福山線鹿児島県道65号南之郷志布志線の3本が通じている。この中でも県道志布志福山線は霧島市方面への最短路として機能している。

一般県道では県道飯野松山都城線が都城市方面へのアクセス路線として機能している。

道の駅

  • 道の駅松山(県道109号飯野松山都城線、従来の路線沿い)

航路

志布志港中核国際港湾に指定されており、長距離フェリーや国際定期コンテナ航路が運航されている。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

ファイル:志布志大黒DSC01645.JPG
志布志大黒リゾートホテル
  • 志布志城跡(国の史跡)
  • 枇榔島亜熱帯性植物群落(特別天然記念物)
  • 志布志の大クス(国の天然記念物)
  • 鉄道記念公園
  • 陣岳国際の森
  • 松山城址
  • 蓬の郷
  • 高下谷親水公園
  • 香花園
  • 大慈寺
  • 宝満寺跡
  • 田ノ浦山宮神社のダゴ祭り(鹿児島県指定無形民俗文化財)
  • 安楽山宮神社の春祭(鹿児島県指定無形民俗文化財)
  • 御釈迦祭り 「毎年4月に行なわれ馬と踊り子が街を徘徊する」
  • 志布志みなとまつり 「毎年7月に港で行なわれる大花火大会」
  • 志布志イルミネーション 「毎年11月下旬~1月初旬の間、約12万球のイルミネーションが鉄道記念公園のSLや木々を彩る」
  • ダグリ岬遊園地
  • 志布志湾大黒イルカランド - 所在地は宮崎県串間市。志布志市との県境付近に2011年7月10日開業。志布志市の大黒グループによる運営。同社運営の「志布志湾大黒リゾートホテル」と近接している。

志布志市出身の有名人

脚注

外部リンク

  • [{{#property:P856}} 公式ウェブサイト]
  • オープンストリートマップには、志布志市に関連する地理データがあります。