年金積立金管理運用独立行政法人

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年金積立金管理運用独立行政法人(ねんきんつみたてきんかんりうんようどくりつぎょうせいほうじん、英語: Government Pension Investment Fund, GPIF

2004年(平成16)に制定された年金積立金管理運用独立行政法人法により、2006年4月に設立された法人。英語名称はGovernment Pension Investment Fundで、略称GPIF。2001年12月に閣議決定された特殊法人等整理合理化計画において、年金資金運用基金の組織形態について、廃止を含め組織形態のあり方を検討し、決定することとされた。それを受けて、専門性を徹底し、責任体制の明確化を図る観点から、年金資金運用基金を廃止し、新たに年金積立金管理運用独立行政法人が設立された。

 法人は、厚生労働大臣から寄託された厚生年金と国民年金の年金積立金の管理運用を行い、運用収益を年金特別会計に納付することにより、年金事業の運営の安定に資することを目的としている。2016年の改正により、国民にいっそう信頼される組織体制の確立を図るため、従来の理事長による独任制にかえて、合議制の経営委員会を設け、基本ポートフォリオ(長期的な観点から安全かつ効率的な運用を行うため、各資産を組み合わせた資産構成割合)等の重要な意思決定や執行機関の業務遂行に対する監督を行うなどのガバナンス(組織統治)改革を実施する。また、年金積立金の安全・効率的な運用のため、リスク管理方法の多様化や短期資金の運用方法を追加するなどの措置を講じた。2016年10月1日時点での資本金は1億円、職員数は102人。


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