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| − | {{Infobox 国軍 | + | {{テンプレート:20180815sk}} |
| − | |国 = {{JPN}}
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| − | |名前 = 幕府陸軍
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| − | |各国語表記 =
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| − | |画像 = [[File:Flag_of_Japan.svg|300px]]
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| − | |画像説明 = 軍旗には「御国総標」たる日の丸が使用された。
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| − | |画像2 =
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| − | |画像説明2 =
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| − | |創設 = [[1862年]]（[[文久]]2年）
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| − | |再組織 =
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| − | |解散 = [[1869年]]（[[明治]]2年）
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| − | |派生組織 = [[大日本帝国陸軍]]
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| − | |本部 = [[江戸]]
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| − | <!-- 指揮官 -->
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| − | |最高司令官 = [[徳川家茂]]<br>[[徳川慶喜]]
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| − | |最高司令官名 = [[征夷大将軍]]
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| − | |国防大臣 = [[蜂須賀斉裕]]<br>[[松平乗謨]]<br>[[勝海舟]]
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| − | |国防大臣名 = [[陸軍総裁]]
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| − | |司令官 =
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| − | |司令官名 =
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| − | |参謀長 =
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| − | |参謀長名 =
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| − | <!-- 総人員 -->
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| − | |兵役適齢 = 17歳から45歳
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| − | |徴兵制度 = 兵賦令
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| − | |情報年度 =
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| − | |適用年齢 =
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| − | |適齢総数 =
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| − | |女性適齢総数 =
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| − | |実務総数 =
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| − | |女性実務総数 =
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| − | |年間適齢到達人数 =
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| − | |年間女性適齢到達人数 =
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| − | |現役軍人数 =
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| − | |順位数 =
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| − | |国内活動 =
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| − | |国外活動 =
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| − | <!-- 財政 -->
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| − | |軍事費 =
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| − | |軍事費/GDP =
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| − | <!-- 産業 -->
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| − | |国内供給 =
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| − | |国外供給 =
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| − | |輸入 =
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| − | |輸出 =
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| − | <!-- 関連項目 -->
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| − | |歴史 = [[天狗党の乱]]<br>[[長州征討]]<br>[[戊辰戦争]]
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| − | |順位 =
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| − | }}
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| − | '''幕府陸軍'''（ばくふりくぐん）は、[[幕末]]に[[江戸幕府]]が整備した陸上戦闘を任務とした[[西洋]]式軍備の[[陸軍]]である。[[文久]]2年（[[1862年]]）、幕府の軍制改革で対外[[防衛]]と国内体制維持を目的として創設された。[[長州征討]]や[[天狗党の乱]]などで実戦を経験し、[[大政奉還]]により幕府が消滅した後も所属[[部隊]]の多くが[[戊辰戦争]]で戦闘を続けた。簡略化して単に'''幕府軍'''と呼称される場合もある。
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| − | ==沿革==
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| − | ===前史===
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| − | [[Image:TokugawaYoshinobu.jpg|thumb|200px|[[軍服 (フランス)|フランスの軍服]]を身に着けた[[徳川慶喜]]、[[1867年]]頃]]
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| − | 江戸幕府は、直轄の[[軍事力]]としては、[[旗本]]や[[御家人]]からなる[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]以来の体制を続けてきた。これらの旗本などにより[[小姓組]]・[[大番]]などの伝統的な軍事組織を構成していたが、長期の平和の中で[[貴族]]化が進んだため、形骸化が進んでいた。[[アヘン戦争]]の情報などから次第に危機感を覚えた幕府は、[[高島秋帆]]や[[江川英龍]]、[[下曽根信敦]]らを[[砲術]][[師範]]などに登用して西洋式軍備の研究を開始した。
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| − | [[黒船来航]]後の[[安政]]元年（[[1854年]]）には、[[老中]]の[[阿部正弘]]による[[安政の改革]]で軍制改正掛が置かれた。軍制改正掛の検討で、旗本・御家人の子弟を対象とした[[武芸 (日本)|武芸]]訓練機関である講武場（後に[[講武所]]）の設置が決まった。安政3年（[[1856年]]）[[4月 (旧暦)|4月]]に開場された講武所では、古来の[[剣術]]や日本式鉄砲術・大筒術などだけでなく、西洋式の砲術や[[戦術]]学の研究も行われた。また講武所には、教導部隊ともいうべき一定の実戦力も期待され、後に[[奥詰]]と呼ばれる[[征夷大将軍|将軍]]の[[警護]]要員も整備された。
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| − | さらに講武所の設置と前後して、安政2年（[[1855年]]）[[9月 (旧暦)|9月]]には[[徒士|徒組]]、安政3年（[[1856年]]）[[1月 (旧暦)|1月]]には[[小十人|小十人組]]に対して砲術師範の[[江川英敏]]への入門が義務付けされ、洋式[[銃砲]]の訓練が始められた。この徒組等への訓練は、講武所設置後には、その中の砲術習練所へと移って続けられた。安政5年（[[1858年]]）には、[[深川 (江東区)|深川]][[越中島]]に銃隊調練所が建設された。
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| − | しかし、阿部の死後に[[井伊直弼]]が[[大老]]に就任すると、西洋式軍備の導入は停滞してしまった。
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| − | ===文久の軍制改革===
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| − | [[ファイル:Franco-JapaneseInfantryTraining.jpg|thumb|“フランス式日本軍歩兵部隊の訓練風景”と題された写真。幕府[[歩兵]]の[[軍事訓練|調練]]風景（[[1865年|慶応元年]]、[[大坂城]]内）]]
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| − | [[桜田門外の変]]で直弼が[[暗殺]]された後の文久2年（1862年）に、[[文久の改革]]の一環として本格的な西洋式軍隊である「陸軍」の創設がされた。[[陸軍奉行]]を長として、その下に[[歩兵奉行]]3人と[[騎兵奉行]]を置き、[[歩兵]]・[[騎兵]]・[[砲兵]]の[[三兵戦術|三兵編制]]を導入した。ただし、こうして誕生した陸軍はあくまで従来の軍制と並立する組織であった。
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| − | 歩兵は、[[横隊]]などを組む[[戦列歩兵]]に該当する「歩兵」と、[[軽歩兵]]に該当する「撒兵（さっぺい）<ref>[[散兵]]の古語とも、本来は[[工兵]]を意味する[[オランダ語]][[:nl:Sappeur]]に由来するとも言われる。</ref>」に分類された。うち歩兵隊は、旗本から[[石高|禄高]]に応じて供出させた兵賦（へいふ）と称する人員から構成され、同年[[12月 (旧暦)|12月]]には、幕府は大量に必要になる兵員確保の為、旗本に対して兵賦令を布告した。兵賦令の内容は、500[[石 (単位)|石]]以下の旗本は金納、500石以上の旗本に対して<ref>500石以上の旗本も金納を認められた例がある。[[福生市]]、上巻915頁</ref>、課された[[軍役]]の人員を半数とする代わりに、兵賦を[[知行地]]から供出するものとされ、<ref>福生市、上巻915頁</ref>兵賦は[[知行]]500石で1人、1000石で3人、3000石で10人の人員の供出を割り当てられたが、当面はこの半数で良いとされた。
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| − | 兵賦の年齢は17歳から45歳までとされ、年季は5年、[[身分]]は最下層ながら、[[武士]]に準ずるものとされ、[[脇差]]の帯刀を許され、功績次第では正式に[[幕臣]]に登用されるものとされた<ref>東町 740頁</ref>。歩兵隊の兵賦は[[江戸城]][[皇居外苑|西の丸下]]、[[大手町 (千代田区)|大手前]]、[[神田小川町|小川町]]、[[三番町 (千代田区)|三番町]]に設けられた[[駐屯地|屯所]]に入営し、装備、衣服、糧食などは幕府が負担し、給与だけは各旗本が個別に支給する方式が取られ、給金は年10[[両]]が限度とされたが、人件費高騰や[[通貨]]膨張などの為、実際は年15両もしくはそれ以上の給金が支払われた<ref>東町 741-742頁</ref><ref>[[江戸]]近郊では、年俸30両が基準であったとされる。福生市、上巻917頁</ref>。その後の[[元治]]元年（[[1864年]]）[[7月 (旧暦)|7月]]までに[[関東地方|関東]]諸国から、10000人ほどが徴集された<ref>笹間 231-232頁</ref>。
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| − | 他方の[[撒兵隊]]は[[御目見]]以下の[[小普請組]]などの御家人から構成され、[[慶応]]2年（[[1866年]]）までは御持小筒組と称した<ref>天狗党の乱に出陣した際には、徒組などを撒兵と呼ぶこともあったという。</ref>。騎兵は[[与力]]や旗本である御目見以上の小普請組から、砲兵は[[同心]]から編成された。各部隊の[[士官]]は旗本やその子弟をあてることとした。
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| − | この取組みにより編成された陸軍は、天狗党の乱や長州征討へ実戦投入された。天狗党の乱では、実戦経験の不足の為に[[奇襲]]攻撃を受けたりして翻弄された。[[長州征討#第二次長州征討|第二次長州征討]]では芸州口と小倉口に配置され、芸州口の部隊は善戦し長州勢を押し返したものの、小倉口の部隊は[[小倉藩]]軍の苦戦を拱手傍観するのみで為すところがなく、戦力を発揮することはなかった。
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| − | ===慶応の軍制改革===
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| − | [[Image: JulesBrunet.jpg|thumb|1866年、日本への出発前の[[フランス軍事顧問団 (1867-1868)|フランス軍事顧問団]]。中央が団長の[[シャルル・シャノワーヌ]]、 前列右から2番目が[[ジュール・ブリュネ]]。]]
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| − | [[画像:Bakufu soldiers in Western uniform.jpg|thumb|西洋式軍装に身を包んだ幕府軍歩兵]]
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| − | 第二次長州征討の敗戦後、[[慶応]]2年（[[1866年]]）[[8月 (旧暦)|8月]]以降、15代[[征夷大将軍|将軍]][[徳川慶喜]]によるいわゆる「[[慶応の改革]]」の下で再び大規模な軍制改革が行われた。幕府中枢への[[総裁#江戸幕府の総裁（老中）|総裁]]制度導入により陸軍局が設置され、従来の陸軍組織の上に乗る形で[[老中格]]の[[陸軍総裁]]が置かれた。そして、幕府直轄の軍事組織の一元化が進められ、[[大番]]などの旧来型組織は解体ないし縮小されて、余剰人員のうち優秀な者が[[親衛隊]]的な性格の奥詰銃隊や[[遊撃隊 (幕府軍)|遊撃隊]]（奥詰の後身）などとして陸軍へと編入された。講武所も陸軍に編入され、研究機関である陸軍所となった。すでに一定の洋式化が進んでいた[[八王子千人同心]]も編入され、八王子千人隊と改称されている。組織の拡大にあわせて、陸軍奉行の[[若年寄格]]への昇格、歩兵奉行並や撒兵奉行並の設置など[[指揮 (軍事)|指揮]]系統も整備された。
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| − | 築造兵と称した[[工兵]]隊、[[天領]]の[[農家|農民]]で組織した御料兵の編成もされた。また、[[シャルル・シャノワーヌ]][[大尉]]ら[[フランス軍事顧問団 (1867-1868)|フランス軍事顧問団]]による直接指導も導入され、その訓練を受ける[[伝習隊]]が新規に編成された。
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| − | 兵員調達の方法も改正され、従来の兵賦による歩兵隊のほか、旗本に禄高ごとに銃隊を整備させて、数家分を組み合わせて[[小隊]]や[[大隊]]級の銃隊を編成する組合銃隊の制度も施行された。組合銃隊用の兵員は、歩兵隊とは異なり、平時は各旗本の屋敷に待機することとされていた。しかし、翌慶応3年（[[1867年]]）[[1月 (旧暦)|1月]]に、兵賦については金納をもって替え、その資金で幕府が直接に雇用する形態となった（幕府歩兵隊の[[傭兵]]化）。この様にして次第に陣容が整い慶応3年[[9月 (旧暦)|9月]]初めの段階で、合計48大隊、総員24000人<ref>高橋ほか（2006）、279頁。</ref>の規模を誇るまでになった。
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| − | | |
| − | さらに9月に組合銃隊についても、幕府の財政事情や、銃卒の給金が雇い主の旗本によってまちまちであり、構成人員が旗本の[[譜第|譜代]]の[[家臣団|家臣]]、旗本[[地方知行|知行地]]出身者、[[口入屋]]を通じ雇ったなど[[武家奉公人|奉公人]]が入り雑じり、著しく部隊の均一性を欠く等の事から金納による歩兵隊へと変更され<ref>高橋ほか、276-279頁</ref>、旗本の軍役は金納のみとなり、各旗本は貢租の半額を拠出することとされた結果、組合銃隊は廃止された。各旗本が銃卒を解雇したため、歩兵隊へ雇用された一部を除く5千人<ref>高橋ほか（2006）、280頁。</ref>もの[[解雇]]者が発生、解雇された銃卒が集団で屯ろするなど、大きな社会問題になった。しかしその後、[[王政復古 (日本)|王政復古]]など社会情勢の変化により、増員に迫られ相当数の人員が再雇用されたものと推定される。
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| − | 最終時点で、幕府陸軍は歩兵隊8個[[連隊]]（[[一橋徳川家]]の[[播磨国|播磨]]領で第16連隊が編成されて、計9個連隊であるとも言われる<ref>[[大山柏]] 『戊辰役戦史』（増訂版） 、時事通信社、1988年。</ref>。）と伝習歩兵隊4個大隊を中核に、日本最大の西洋式軍事組織となっていた。
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| − | ===大政奉還後===
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| − | [[大政奉還]]後に[[鳥羽・伏見の戦い]]が発生した。この戦闘には歩兵隊や伝習隊など多数が動員されたが敗北、戦後一部は[[明治維新#中央政府|明治新政府]]に帰順したが、伝習隊などは部隊規模で[[脱走兵|脱走]]し、[[戊辰戦争]]では各地で戦闘を繰り広げ[[箱館戦争]]まで戦った。他方、帰順した部隊が新政府軍に編入された例もあり、伝習歩兵隊第3大隊・第4大隊から集成した「帰正隊」（2個中隊）が各地に転戦している<ref>幕末軍事史研究会（2008）、224頁。</ref>。
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| − | ==戦歴==
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| − | *[[天狗党の乱]] - 初陣。
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| − | *[[長州征討]] - 歩兵隊4個大隊、砲兵組、御持小筒組などが参陣。歩兵指図役 友成求馬、歩兵指図役 松平友之丞が[[戦死]]。
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| − | *[[鳥羽・伏見の戦い]] - 歩兵奉行並[[佐久間信久]]、歩兵頭[[窪田鎮章]]が戦死。
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| − | *[[市川・船橋戦争]] - 撒兵隊の脱走部隊が新政府方の諸藩兵と交戦し敗北。鎮圧される。
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| − | *野州梁田の戦い：[[古屋佐久左衛門]]率いる脱走部隊（後の[[衝鋒隊]]）が新政府軍（東山道軍）に大敗。
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| − | *北関東の戦い：[[大鳥圭介]]率いる脱走部隊（[[伝習隊]]など）が、小山・宇都宮城、今市、藤原など各地で新政府軍と戦う（[[宇都宮城の戦い]]）。
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| − | *[[北越戦争]]：衝鋒隊が参加。
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| − | *箱根戦争（箱根山崎の戦い）：[[伊庭八郎]]率いる脱走部隊（[[遊撃隊 (幕府軍)|遊撃隊]]）と脱藩した[[林忠崇]]率いる[[請西藩]]軍の合同部隊が、新政府軍（[[小田原藩]]・[[鳥取藩]]など）に大敗。
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| − | *[[会津戦争]]：大鳥軍、衝鋒隊、共に新政府軍と戦う。[[母成峠の戦い]]で大敗。
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| − | *[[箱館戦争]] - 歩兵隊を再編した衝鋒隊や伝習歩兵隊、伝習士官隊など。
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| − | ==教育==
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| − | [[File:Training of Japanese troops by the French.jpg|thumb|フランス顧問団による訓練風景]]
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| − | [[画像:Modernized troops of the Second Choshu Expedition 1865.jpg|サムネイル|西洋式軍装に身を包んだ幕府軍（1865年）]]
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| − | [[画像:WesternizedSamurai1866.jpg|サムネイル|幕府陸軍（1866年）]]
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| − | 当初は[[オランダ陸軍]]の[[歩兵操典|操典]]類の翻訳による教育が中心だった。例えば、初期の[[ゲベール銃]]装備の歩兵隊については、[[1857年]]式のオランダ陸軍歩兵操典を翻訳した『歩軍操法』が教科書として使用され、その後の[[ミニエー銃]]への装備更新に合わせて[[1861年]]式オランダ陸軍歩兵操典が『官版 歩兵練法』として陸軍所により翻訳されている<ref>幕末軍事史研究会（2008）、125頁。</ref>。[[幕府海軍|海軍]]伝習に訪れた[[オランダ海軍]]の教師団のうちの[[海兵隊]]員らから、歩兵戦闘や[[軍楽隊]]の指導を受けたこともあった。
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| − | 次いで、[[1864年]]には一部で[[イギリス]]式の教育も導入された。[[横浜市|横浜]]駐留の[[イギリス軍]]から、[[神奈川奉行|神奈川奉行所]]の[[下番]]などが指導を受け、合同演習も行った。神奈川奉行所からは、[[窪田鎮章]]や[[古屋佐久左衛門]]のように後に幕府陸軍の歩兵隊士官となった者も多かった。兵士である下番も歩兵隊に改編されて[[箱館]]の警備部隊として配置されるなどした（このため、「[[幕府海軍|海軍]]＝イギリス式、陸軍＝フランス式」と単純に解釈するのは誤りである。同じく幕府機関の[[京都見廻組]]の銃調練もイギリス式であったのではないかと推定されている<ref>幕末軍事史研究会（2008）、140頁。</ref>。なお、幕府以外では[[紀州藩]]陸軍のように[[プロイセン王国|プロイセン]]陸軍から影響を受けた藩もあった）。
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| − | 最終的に[[フランス軍事顧問団 (1867-1868)|フランス軍事顧問団]]による教育が行われることになり、[[1866年]]に伝習隊の編成が行われた。翌年にシャノワーヌ大尉以下が着任し、はじめは横浜の太田[[陣屋]]で、数ヵ月後に江戸へ移って伝習が開始された。[[6月 (旧暦)|6月]]には14歳から19歳の旗本子弟志願者を対象に士官教育も開始されている。フランス人教官の不足から、伝習隊の一部は日本人教官による指導を受けていた。教科書としては、フランス陸軍の[[1863年]]式歩兵操典などが翻訳されている。
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| − | ===軍事書籍の導入===
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| − | 江戸幕府では陸軍所にて次のような軍事書籍を翻訳または刊行して洋式軍備の導入に努めた<ref>宇田川武久『幕末 もうひとつの鉄砲伝来』2012年、平凡社新書655。p195</ref>。
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| − | *1864年（元治元年）、『歩兵操法』（1856、57年版オランダ歩兵教練書の翻訳）
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| − | *1864年（元治元年）3月、『砲軍操法』（1856、57年版オランダ砲兵教練書の翻訳）
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| − | *1864年（元治元年）4月、『歩兵練法』（1860、61年版オランダ歩兵教練書の翻訳）
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| − | *1864年（元治元年）6月、『築城典刑』（1852年版オランダ人ベル築城学教本の翻訳、訳者[[大鳥圭介]]）
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| − | *1864年（元治元年）8月、『歩兵心得』（1860年版オランダ歩兵武器取扱等心得の翻訳、訳者[[大築尚志|大築保太郎]]）
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| − | *1865年（元治2年）2月、『歩兵制律』（1862年版オランダ東インド軍歩兵内務制度と軍律書の翻訳、訳者[[川本清一]]）
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| − | *1865年（元治2年）3月、『山砲演式』（アメリカ兵学校使用の山砲教練書の翻訳）
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| − | *1865年（慶応元年）5月、『野戦要務』（1856年版オランダ陸軍士官心得の翻訳、訳者大鳥圭介）
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| − | *1865年（慶応元年）9月、『斯氏築城典刑』（1858年版イギリス人ストレイトの築城学教本の翻訳、訳者[[吉沢勇四郎]]）
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| − | *1866年（慶応2年）5月、『火功奏式』（アメリカ砲兵大尉ベントの火工品（弾薬等）教本の翻訳、訳者吉沢勇四郎）
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| − | *1866年（慶応2年）6月、『騎兵程式』（原著不明、騎兵教練書の翻訳）
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| − | *1866年（慶応2年）初冬、『馬療新編』（軍馬治療書の翻訳、訳者[[伊東朴斎]]）
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| − | *1867年（慶応3年）4月、『勤方規則』（陸軍兵士の勤務体制や心得等の内務規則書）
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| − | *1867年（慶応3年）4月、『兵学程式』（[[戦術]]学や[[戦略]]学を含む要兵学教本）
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| − | *1867年（慶応3年）6月、『砲兵程式』（[[四斤山砲]]を含む[[ライフル砲|施条砲]]段階の砲兵教練書）
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| − | *1867年（慶応3年）12月、『歩兵程式』（1863年版フランス軽歩兵教練書の翻訳、訳者大鳥圭介）
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| − | ==編制==
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| − | [[File:Bakufu French style cavalry.jpg|thumb|幕府のフランス式[[騎兵]]]]
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| − | 歩兵隊については、1[[小隊]]は40人、3小隊で1[[中隊]]、5中隊で1[[大隊]]とし<ref>笹間 231頁。</ref>、2個大隊からなる[[連隊]]が最大の編成単位であった。それ以外の伝習隊や撒兵隊などの多くは大隊を最大単位とした。3個小隊からなる中隊編制が用いられることもあった。砲兵については「座」（[[大砲|砲]]8門）という単位が用いられていた<ref>ただしこの人数はあくまで銃兵のみであり、[[指揮官]]その他は含まれていないので注意。</ref>。
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| − | === 元治元年後半頃 ===
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| − | 元治元年（1864年）後半頃には出入りもあるが、凡そ次の様な高官スタッフで構成されていた<ref>野口（2002）、91頁</ref>。
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| − | *陸軍奉行：1名（5000石、陸軍[[中将]]相当）
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| − | *陸軍奉行並：1名（3000石）
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| − | **歩兵奉行：3名（3000石、陸軍[[少将]]、[[旅団]]指揮）
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| − | **歩兵頭：8名（2000石、陸軍[[大佐]]、[[連隊]]指揮）
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| − | **歩兵頭並：16名（1000石、陸軍大佐、[[大隊]]指揮）
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| − | ***歩兵差図役頭取：80人（400石、陸軍[[大尉]]、[[中隊]]指揮）
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| − | ***歩兵差図役：96人（300俵、陸軍[[中尉]]、[[小隊]]指揮）
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| − | ただし[[下士官|下級士官]]は圧倒的に不足しており、幕府解体までに確認できる実数は、歩兵差図役頭取80人に対して44人、歩兵差図役96人に対して4人に過ぎず、現場指揮には不安がつきまとった。
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| − | | |
| − | === 慶応3年9月時 ===
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| − | {| class="wikitable"
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| − | |+ 幕府陸軍兵員表<ref>高橋ほか（2006）、279頁、保谷、（2007）34頁</ref>
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| − | ! 幕府歩兵 !!大隊数!! 人員!! 主な人員の出身母体!!備考
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| − | |-
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| − | ! [[奥詰銃隊]]
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| − | |4大隊 ||2000人 ||旗本、御家人 ||従来の五番方（[[書院番]]・[[小姓組|小姓番]]・[[大番]]・[[小十人]]・[[新番]]）を再編し銃隊化、将軍[[親衛隊]]。
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| − | |-
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| − | ! [[遊撃隊鉄砲隊]]
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| − | |1大隊半 || 750 ||旗本 、御家人及び武芸者など ||[[遊撃隊 (幕府軍)|遊撃隊]]、旧称奥詰、[[剣術|剣客]]等で構成される鑓剣隊より銃隊として改編。
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| − | |-
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| − | ![[大砲隊小銃隊附]]
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| − | | 2大隊 ||1000人 || 旗本、御家人など ||
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| − | |-
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| − | ! [[撤兵隊]]
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| − | | 7大隊半 ||3750 || 旗本、御家人 ||[[江戸城]]諸門を警備。
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| − | |-
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| − | ![[騎兵隊]]
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| − | |4大隊 ||2000人 || 旗本、御家人 ||
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| − | |-
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| − | ! [[御徒銃隊]]
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| − | | 2大隊半 ||1250人 ||[[御徒]]以下の幕臣 ||
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| − | |-
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| − | ![[神奈川武兵銃隊]]
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| − | | 2大隊 ||1000人 ||召抱えられた歩兵のうち、 帯刀以上の身分の者 || 横浜警備。
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| − | |-
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| − | ! [[組合銃隊]]
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| − | | 15大隊|| 7500人 ||3000石以上の旗本により差し出された歩兵 ||慶応3年9月末に廃止。
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| − | |-
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| − | ! [[元歩兵隊]]
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| − | | 2大隊半 || 1250人 || 兵賦 || 前年より召抱えられた者。
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| − | |-
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| − | ! [[農兵隊]]
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| − | | 3大隊 ||1500人 || [[農民]]など || 幕府領より差し出された者。
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| − | |-
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| − | ! [[町兵銃隊]]
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| − | |2大隊 ||1000人 || [[町人]]など || 江戸町々で抱入られた者。
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| − | |-
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| − | ![[横浜歩兵隊]]
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| − | | 1大隊 || 500人 || 歩兵 || 当時横浜にてフランス軍人より訓練を受けた者。
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| − | |-
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| − | ![[江戸伝習歩兵隊]]
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| − | | 1大隊 ||500人 ||歩兵 || 江戸にてフランス軍人より訓練を受けた者。
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| − | |-
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| − | ! 総計
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| − | |48大隊 ||24000人 || ||1大隊500人程、ただし組合銃隊廃止につき7000人程減少、差引総人数17000人
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| − | === 慶応4年1月頃 ===
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| − | {| class="wikitable"
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| − | |+ 幕府歩兵隊の規模
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| − | ! 幕府歩兵隊 !!歩兵人員<ref>勝（1975）、282頁</ref> !! [[鳥羽・伏見の戦い]]の[[指揮官]]（比定<ref>野口（2010）、94頁</ref>）!! [[伝習隊]]への参加<ref>野口（2002）、238頁</ref>!! [[衝鋒隊]]への参加<ref>野口（2002）、234頁</ref>!! 記事
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| − | ! 歩兵第一連隊
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| − | | 1000人 || 徳山出羽守 || || ||
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| − | ! 歩兵第四連隊
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| − | | 1000人 || 横田伊豆守 || || ||
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| − | ! 歩兵第五連隊
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| − | | 800人 || 秋山下総守（推定） || || ||
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| − | ! 歩兵第六連隊
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| − | | 600人 || （江戸在中） || || 500人 ||
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| − | ! 歩兵第七連隊
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| − | | 800人 || 大沢顕一郎 || 350人 || ||
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| − | ! 歩兵第八連隊
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| − | | 800人 || （江戸在中） || || ||
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| − | ! 歩兵第十一連隊
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| − | | 900人 || 河野佐渡守 || || 集団脱走後に合流 ||
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| − | ! 伝習第一大隊
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| − | | 800人 || 小笠原石見守 || 700人 || ||
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| − | ! 伝習第二大隊
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| − | | 600人 || （江戸在中） || 400人 || ||
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| − | ! 御料兵
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| − | | 400人 || 小林端一（推定） || 200人 || ||
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| − | ! 歩兵第十二連隊
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| − | | （表外） || [[窪田鎮章|窪田備前守]] || || 集団脱走後に合流 || 大坂徴募
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| − | ! 総計
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| − | | 7700人 || || 1650人他 || 約900人 ||
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| − | == 将校 ==
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| − | {{main|幕府陸軍の将校}}
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| − | ==装備==
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| − | 輸入装備やフランス政府からの寄贈品のほか、[[関口製造所]]などで国内製造された兵器も使用されていた。
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| − | *[[ゲベール銃]] - オランダ系のものを初期の歩兵隊の小銃として使用。その後も御料兵などの装備として使用された。
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| − | *[[ミニエー銃]] - オランダ、ベルギー製のものを輸入使用など。
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| − | **[[エンフィールド銃]] - 撒兵隊や伝習隊の主力小銃のひとつ。
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| − | *[[シャスポー銃]] - 伝習隊用としてフランスより多数入手<ref>石井 711-713頁</ref>。
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| − | *[[スナイドル銃]] - あまり知られていないが、多数所有していた。
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| − | *[[四斤山砲]] - オランダやフランスから入手したもののほか、[[関口製造所]]でもコピー生産。
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| − | *[[スプリングフィールドM1855]] - 関口製造所でコピー生産<ref>[http://www.city.nishitokyo.lg.jp/enjoy/bunkazai/shishitei/sitei49.html]</ref>。
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| − | *[[スペンサー銃]] - [[小野友五郎]]が[[アメリカ合衆国|米国]]にて[[薬莢]]製造装置と共に千挺購入<ref>藤井 114頁</ref>。
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| − | ==注記==
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| − | {{Reflist|2}}
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| − | ==参考文献==
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| − | <!--著者名五十音順-->
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| − | *[[東町 (茨城県)|東町]]『東町史通史編』、東町、2003年3月
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| − | *[[石井孝]] 増訂 明治維新の国際的環境 [[吉川弘文館]] 1992年 ISBN 978-4642035071
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| − | *[[大山柏]] 『戊辰役戦史』（増訂版） 、[[時事通信社]] 1988年 ISBN 4-7887-8840-3
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| − | *{{Cite book|和書|author=勝海舟|authorlink=勝海舟|year=1967|title=陸軍歴史|volume=（上・下）|series=明治百年史叢書|publisher=[[原書房]]}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=勝海舟|year=1975|title=勝海舟全集14|volume=陸軍歴史IV|publisher=[[講談社]]}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=笹間良彦|authorlink=笹間良彦|year=1991|month=1|title=下級武士足軽の生活|publisher=[[雄山閣]]|isbn=978-4639010043}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=篠原宏|authorlink=篠原宏|year=1983|month=12|title=陸軍創設史 フランス軍事顧問団の影|publisher=[[リブロポート]]|isbn=4-8457-0101-4}}
| |
| − | *[[人文社]]編集部ほか 『切絵図・現代図で歩く江戸東京散歩』、人文社 2002年 ISBN 978-4795912908
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=高橋典幸|authorlink=高橋典幸|coauthors=ほか|year=2006|month=2|title=日本軍事史|publisher=[[吉川弘文館]]|isbn=4-642-07953-X}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=野口武彦|authorlink=野口武彦|year=2002|month=11|title=幕府歩兵隊 幕末を駆けぬけた兵士集団|series=中公新書|publisher=[[中央公論新社]]|isbn=4-12-101673-4}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=野口武彦|year=2006|month=11|title=長州戦争 幕府瓦解への岐路|series=中公新書1840|publisher=[[中央公論新社]]|isbn=4-12-101840-0}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=野口武彦|year=2010|month=1|title=[[鳥羽・伏見の戦い|鳥羽伏見の戦い]] 幕府の命運を決した四日間|series=中公新書2040|publisher=中央公論新社|isbn=978-4-12-102040-6}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=幕末軍事史研究会|year=2008|month=3|title=武器と防具 幕末編|series=Truth in fantasy 79|publisher=[[新紀元社]]|isbn=978-4-7753-0550-8}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=藤井哲博|authorlink=藤井哲博|year=1985|month=10|title=咸臨丸航海長 小野友五郎の生涯|series=中公新書782|publisher=中央公論新社|isbn=978-4121007827}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=福生市史編纂委員会|authorlink=福生市史編纂委員会|year=1993|month=1|title=福生市史|publisher=[[福生市]]|}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=保谷徹|authorlink=保谷徹|year=2007|month=12|title=戊辰戦争|series=戦争の日本史18|publisher=吉川弘文館|isbn=978-4121007827}}
| |
| − | *{{Cite journal|和書|author=保谷徹|year=2003|month=11|title=軍備事情にみる幕末諸藩|journal=歴史読本|publisher=[[新人物往来社]]}}
| |
| − | *{{Cite book|和書|author=真下菊五郎|authorlink=真下菊五郎|year=2010|month=1|title=明治戊辰梁田戦績史|edition=復刻版|publisher=[[マツノ書店]]}}
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| − | ==関連項目==
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| − | {{Commonscat|Modernized army of Edo shogunate}}
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| − | *[[幕府陸軍の将校]]
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| − | *[[幕府海軍]]
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| − | *[[軍服 (幕末)]]
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| − | *[[小栗忠順]]
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| − | *[[伝習隊]] - [[大鳥圭介]] - [[ジュール・ブリュネ]]
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| − | *[[衝鋒隊]] - [[古屋佐久左衛門]]
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| − | *[[シャルル・シャノワーヌ]]
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| − | *[[相模屋政五郎]] - 歩兵の供給源のひとり。
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| − | *[[沼津兵学校]] - 明治維新後に徳川家が整備した陸軍士官学校。
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| − | *[[江川英龍]] - 日本で初めて農兵中心の歩兵隊を組織し、[[1849年]]（嘉永2年）の[[マリナー号]]事件では金谷村の農兵隊を率いてマリナー号に対して退去交渉を行った。
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| − | *[[足軽]]
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| − | *[[武家奉公人]]
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| − | *[[フランス軍]] - [[フランス軍事顧問団 (1867-1868)|フランス軍事顧問団]] - [[フランス第二帝政|第二帝政]] - [[ナポレオン3世]]
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| − | *[[明治政府]] - [[官軍]] - [[新政府軍]]
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| − | {{DEFAULTSORT:はくふりくくん}}
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| − | [[Category:幕府陸軍|*]]
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| − | [[Category:幕末諸隊]]
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| − | [[Category:日仏関係]]
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