岩手県立大学

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岩手県立大学
大学設置/創立 1998年
学校種別 公立
設置者 公立大学法人岩手県立大学
本部所在地 岩手県滝沢市巣子152番地52
東経141度8分16.1秒北緯39.801778度 東経141.137806度39.801778; 141.137806
キャンパス 滝沢(岩手県滝沢市)
宮古(岩手県宮古市)
アイーナ(岩手県盛岡市)
学部 看護学部
社会福祉学部
ソフトウェア情報学部
総合政策学部
盛岡短期大学部
宮古短期大学部
研究科 看護学研究科
社会福祉学研究科
ソフトウェア情報学研究科
総合政策研究科
ウェブサイト 岩手県立大学公式サイト
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岩手県立大学(いわてけんりつだいがく、英語: Iwate Prefectural University

岩手県滝沢市巣子152番地52に本部を置く日本公立大学

1998年に設置。大学の略称は県立大・県大(岩手県内の略称)[注 1]

概観

大学全体

第6代岩手県知事増田寛也が、前知事工藤巌の提唱した「県立大学構想」を引き継ぎ、1998年に開学させた。設立当初の設置者は岩手県で、キャンパスは岩手郡滝沢村の岩手県畜産試験場跡地に建設された。初代学長には、民間教育臨調会長で教育基本法の改正論者でもある西澤潤一(当時東北大学総長)を招聘した。

2005年度に地方独立行政法人化され、現在の設置者は公立大学法人岩手県立大学である。

建学の理念

建学の理念については、同大ホームページに詳しい。なお、建学の精神は「素心知困」である。

学風および特色

実業界から多くの教員を集め、抽象的な学術研究よりも「実学」中心の布陣である。具体的には、総合政策学部には地方公務員OB、ソフトウェア情報学部には企業のソフトウェア技術者を多く招聘している。このように、学術的な研究者は少なく、実学教育の性格が強く、地方財界からの要望にも適った教育研究手法を取っている。もっとも、本校に限らず地方の国公立大学にはこうした傾向が強い。

沿革

略歴

第5代岩手県知事工藤巌が提唱し、次代知事増田寛也が開学させた、実学中心主義の総合大学である。

なお、設立の経緯については工藤巌の項に詳しい。

年表

  • 1994年 - 岩手県立大学構想発表
  • 1997年 - 大学設置認可
  • 1998年 - 岩手県立大学開学
  • 1999年 - 大学院設置認可(ソフトウェア情報学研究科、総合政策研究科)
  • 2000年 - 教職課程認定(社会福祉学部、ソフトウェア情報学部、総合政策学部)
  • 2001年 - 大学院設置認可(看護学研究科、社会福祉学研究科)(修士課程翌年開設、博士課程2004年開設)
  • 2005年 - 設置者が公立大学法人岩手県立大学に移行

基礎データ

所在地

  • 滝沢キャンパス(岩手県滝沢市)
  • 宮古キャンパス(岩手県宮古市
  • サテライトキャンパス
    • アイーナキャンパス(岩手県盛岡市

象徴

  • シンボルマーク
同大の英称(Iwate Prefectural University)の頭文字IPUを図案化したものを、シンボルマークとして採用していたが、学校法人創志学園 環太平洋大学が「IPU」を商標登録したため、「IPU」の文字列を「岩手県立大学」に置換したものが使われている。
詳細については、同大ホームページに詳しい。

教育および研究

組織

4学部、4研究科を擁するほか、2つの短期大学部を併設する。

学部

大学院

短期大学部

附属機関

  • 共通教育センター
  • 教育・学生支援本部
    • 健康サポートセンター
    • メディアセンター
  • 研究・地域連携本部
    • 地域連携研究センター

教育

  • 特色ある大学教育支援プログラム
    • 高度専門教育と人間教育の一体化(ソフトウェア情報学部)

学生生活

学園祭

岩手県立大学の大学祭は「IPU Festa」と呼ばれていたが、2017年度から「岩手県立大学 大学祭」に名称を変更した。

大学関係者と組織

大学関係者組織

  • 同窓会は「素心知困の会」と称している。

大学関係者一覧

施設

キャンパス

学校教育法上、短期大学(短期大学部)と大学は、それぞれが別々の1つの学校であるが、便宜上、ここでは短期大学をひとつの学部とする。

滝沢キャンパス

  • 使用学部:看護学部、社会福祉学部、ソフトウェア情報学部、総合政策学部、盛岡短期大学部
  • 使用研究科:看護学研究科、社会福祉学研究科、ソフトウェア情報学研究科、総合政策研究科
  • 使用附属施設:教育・学生支援本部(健康サポートセンター、メディアセンター)、研究・地域連携本部(地域連携研究センター)
  • 交通アクセス:IGRいわて銀河鉄道 滝沢駅
  • 敷地面積:35.1ha(東京ドームおよそ7.5個分)

宮古キャンパス

  • 使用学部:宮古短期大学部
  • 使用研究科:なし
  • 交通アクセス:JR磯鶏駅
  • 敷地面積:5.6ha(東京ドームおよそ1.2個分)

サテライトキャンパス

アイーナキャンパス
  • 使用学部:なし
  • 使用研究科:総合政策研究科(公共政策特別コース:社会人向け夜間講座)
  • 交通アクセス:JR盛岡駅、IGRいわて銀河鉄道 盛岡駅

アイーナキャンパスは、岩手県立大学が地域と直接交流するための拠点として盛岡駅西口のいわて県民情報交流センター内に開設されたサテライトキャンパスである。なお、このセンターは「ああ、いいなあ」という言葉から、一般に「アイーナ」と呼ばれており、キャンパス名はこれによる。

学生食堂

学生食堂は、2010年1月より岩手県立大学生活協同組合が営業しており、 また窓はガラス張りであるため、晴れた日には雄大な岩手山を一望できる。開学から岩手県立大学生活協同組合へ運営変更されるまでは、みちのくキャンティーンが運営していた。

盛岡短期大学部および宮古短期大学部には設置されているが岩手県立大学には設置されていない。 しかし、岩手県立大学の学生でも盛岡短期大学部ひめかみ寮の入寮者が定員に満たない場合は入寮することが可能である。

対外関係

他大学との協定

いわて5大学学長会議

「岩手県内の高等教育・学術研究の振興と地域社会の発展に寄与する」ため、岩手県内の5大学(同大のほか、岩手大学岩手医科大学富士大学盛岡大学。以下「5大学」という。)が、研究教育活動について相互協力を約している。

  • 単位の互換
5大学で、単位の互換を協定している。
  • 図書館の相互利用
5大学の学生は、学生証等を示して手続きを踏めば、相互の大学の図書館を利用する事が出来る。

大学eラーニング協議会

高大連携

5大学は、2003年(平成15年)に、岩手県教育委員会との間で、5大学の学生と県立高校生のための連携事業を行う事を合意した。具体的な事業内容は概ね次のとおり。

  • 高校生に対する大学の授業科目の公開に関する事項
  • 大学による公開講座の実施に関する事項
  • 大学教員の高等学校への派遣に関する事項
  • 高等学校教員の大学への派遣に関する事項

公式サイト

脚注

注釈

  1. IPUも岩手県立大学を示す略称として浸透していたが、同じくIPUが略称の環太平洋大学を運営する学校法人創志学園商標登録をしていることがわかり、岩手県立大学では2017年6月に使用を取りやめる方針を決めた[1]

出典

  1. 岩手日報 (2017年7月21日). “岩手県立大が「IPU」使用取りやめ 商標権侵害指摘受け” (日本語). . 2017-7-22閲覧.

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