屋良朝幸

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屋良 朝幸(やら ともゆき、1983年2月1日[1] - )は、日本俳優[2]タレントダンサー[2][3]振付師[3][4]である。愛称屋良っち[5]

千葉県出身[1][6]ジャニーズ事務所所属。

来歴

ジャニーズに興味を持っていた姉がテレビ番組に応募し、SMAPの「がんばりましょう」を姉の考えた振り付けで踊ってオーディションを受ける[7]。緊張しすぎてうまくできず落選したものの、その場にいた社長のジャニー喜多川が「踊りがよかった」と1週間後の別のオーディションに来るよう誘われる[7]。行ってみるとオーディションではなくすでにコンサートのリハーサルで、社長と面談後、コンサートにそのまま出演し[8]、振付師の指示で踊った[7]1995年、12歳でジャニーズ事務所に入所[2][7]タッキー&翼滝沢秀明今井翼は唯一の同期[2][9]

ジャニーズJr.内ユニット・Musical Academy(MA)として舞台を中心に活動し、2003年、『青木さん家の奥さん』でMAとして初の主演舞台を務める[10]。しかし個人としてはなかなか認められず主演作品も無いまま[6]、18歳になりジャニーズSr.という扱いにされてしまう[2]。後輩の関ジャニ∞が次々デビューしていたことで焦りも感じるが[2][4]、15歳ぐらいの頃に芽生えた“踊りが好き”という強い気持ち[7][8]、ダンスをメインでやっていきたいという強く揺らぎのない信念をもち[7]、20歳頃からはTETSUHARUのダンスレッスンに通うなど[11]、勉強や研究を続ける[7]。そして2006年、23歳の時に『KOICHI DOMOTO CONCERT TOUR 2006 mirror The Music Mirrors My Feeling』にて、堂本光一本人の依頼[2]でソロ曲「SNAKE」を初めてバックダンサー全体を含めて1曲丸ごと振り付けをすることになる。これをきっかけに自身のダンスパフォーマンスの振り付けの他、嵐、タッキー&翼、関ジャニ∞などの楽曲でも振り付けを行うようになり、振付師としての道を開く[3][4]

2007年、滝沢秀明プロデュースユニット・舞闘冠のメンバーに選ばれる[7][12]。メンバーは屋良を中心としてダンスに長けた塚田僚一千賀健永浜中文一、山本亮太の5名で結成され、2009年には「コンバット」(大日本除虫菊)のCMにも出演して話題となった[7]

2010年11月から約2か月間、ロサンゼルスにダンス留学をする[13]

事務所入所16年目の2012年、『道化の瞳』にて初の単独主演舞台を務める[14][15]。同年、『Endless SHOCK』に振付助手として参加[3]したのをはじめとし、以降舞台の振付助手としても活動の幅を広げる[16]

2015年10月15日、ジャニーズ事務所公式ホームページで単独ページができ、事実上のジャニーズJr.卒業となる[17][18]

人物

  • 屋良家の慣例(男に“朝”の字をつける)に従い、名前は父の“朝”、母の“幸”をとってつけられた[7]
  • 趣味はスキューバダイビング[6]

出演

振付を担当したものはあわせて表記。グループでの出演はMusical Academy#出演舞闘冠を参照。個人での出演のみ記載。

舞台

  • KYO TO KYO
    • ジャニーズ・ファンタジー KYO TO KYO (1997年8月7日 - 1998年2月10日)
    • ジャニーズ・ファンタジー KYO TO KYO プレビュー公演(1998年3月 - 4月)
    • ジャニーズ・ファンタジー KYO TO KYO (1998年4月18日 - 11月29日)
    • ジャニーズ・ファンタジー KYO TO KYO オールジャニーズJr.公演(1997年8月29日・9月7日・10月26日)
  • PLAYZONE
  • SHOCK[注 1]
    • MILLENNIUM SHOCK(2000年11月2日 - 26日、帝国劇場
    • SHOW劇・SHOCK(2001年12月1日 - 2002年1月27日、帝国劇場)
    • Shocking SHOCK(2004年2月6日 - 29日、帝国劇場)
    • Endless SHOCK(2005年1月8日 - 2月28日、帝国劇場)
    • Endless SHOCK(2006年2月6日 - 3月29日、帝国劇場)
    • Endless SHOCK(2007年1月6日 - 2月28日、帝国劇場)
    • Endless SHOCK(2008年1月6日 - 2月26日、帝国劇場) - ヤラ 役
    • Endless SHOCK(2009年2月5日 - 3月30日、帝国劇場) - ヤラ 役
    • Endless SHOCK(2010年2月14日 - 3月30日、帝国劇場) - ヤラ 役[7]
    • Endless SHOCK(2013年2月4日 - 3月31日、帝国劇場 / 4月8日 - 30日、博多座) - ヤラ 役
    • Endless SHOCK(2014年2月4日 - 3月31日、帝国劇場) - ヤラ 役
    • Endless SHOCK 15th Anniversary(2015年2月3日 - 3月31日、帝国劇場) - ヤラ 役
    • Endless SHOCK(2016年2月4日 - 3月31日、帝国劇場) - ヤラ 役[4][23]
    • Endless SHOCK(2017年2月1日 - 3月31日、帝国劇場) - ヤラ 役[24]
  • クリスマスボックス(2001年11月9日 - 12月9日、東京・大阪) - バリー 役
  • My Mirage(2002年9月、神奈川)
    • My Mirage II(2003年10月、東京)
  • 東山紀之DINNER SHOW(2002年12月11日 - 28日、東京 / 札幌 他)
  • スカパン LES FOURBERIESDE SCAPIN(2004年8月29日 - 9月5日、まつもと市民芸術館 / 9月10日 - 18日、東京グローブ座) - レアンドル 役[25]
  • DREAM BOYS 2007(2007年9月5日 - 3日、帝国劇場)[26]
  • グリース(2008年10月20日 - 11月4日、青山劇場 / 11月14日 - 17日、シアターBRAVA!) - ケニッキー 役[27]
  • 滝沢歌舞伎 -TAKIZAWA KABUKI-(2010年4月4日 - 5月8日、日生劇場[28]
  • 道化の瞳(2012年4月10日 - 24日、シアタークリエ / 4月26日、愛知県芸術劇場 / 4月28日、金沢歌劇座 / 4月30日 - 5月1日、サンケイホールブリーゼ) - 主演・宮岸健一/クーガン 役[6][14][15]
    • 道化の瞳(2014年10月5日 - 25日、シアタークリエ / 11月1日 - 3日、サンケイホールブリーゼ) - 主演・宮岸健一/クーガン 役[29]
  • SONG WRITERS(2013年10月5日 - 10月30日、シアタークリエ / 11月12日、愛知県芸術劇場 / 11月16日 - 17日、森ノ宮ピロティホール) - 主演・エディ・レイク 役[9]
    • SONG WRITERS(2015年7月20日 - 8月9日、シアタークリエ / 8月15日 - 16日、京都劇場) - 主演・エディ・レイク 役[30]
  • ドッグファイト(2015年12月11日 - 14日、サンケイホールブリーゼ / 12月17日 - 30日、シアタークリエ) - 主演・エディ 役[31]
    • ドッグファイト(2017年12月8日 - 11日、サンケイホールブリーゼ / 12月14日 - 30日、シアタークリエ / 2018年1月6日、愛知県芸術劇場大ホール) - 主演:エディ・バードレイス 役[32]
  • THE CIRCUS!(2016年5月14日 - 29日、よみうり大手町ホール) - 主演・ケント 役[11][33]
    • THE CIRCUS!‐エピソード1 The Core‐(2017年9月24日 - 10月15日、よみうり大手町ホール / 10月18日、刈谷市氏総合文化センターアイリス大ホール / 10月20日 - 23日、サンケイホールブリーゼ / 10月24日、福岡市民会館[34]
    • THE CIRCUS!‐エピソード2 Separation‐(2018年6月17日 - 7月1日、よみうり大手町ホール / 7月3日、やまと芸術文化ホール / 7月5日 - 8日、サンケイホールブリーゼ / 7月10日、青少年文化センター アートピアホール / 7月12日 - 13日、ももちパレス)[35]
  • A NEW MUSICAL クロスハート(2016年11月11日 - 13日、EX THEATER ROPPONGI[注 2] / 12月9日 - 28日、Zeppブルーシアター六本木 / 2017年1月6日 - 8日、森ノ宮ピロティホール) - 主演・リュック / 立花陸 役(中山優馬とW主演)[37]
  • I LOVE A PIANO(2017年5月25日 - 6月11日、DDD 青山クロスシアター / 6月13日 - 6月14日、松下IMPホール / 6月16日、よみうり大手町ホール) - 主演・レオン 役[38]
  • THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE(2018年2月24日 - 3月2日、品川プリンスホテルクラブeX / 3月10日・11日、サンケイホールブリーゼ) - 出演および振付・演出・総合プロデュース[39][40]
    • THE YOUNG LOVE DISCOTHEQUE Re FEVER(2018年8月15日・16日、Zepp Nagoya / 9月1日 - 9日、品川プリンスホテル クラブ eX / 9月15日・16日、大野城まどかぴあ 大ホール / 9月19日・20日、Zepp Namba)
  • TOP HAT(2018年11月5日 - 11月25日、東急シアターオーブ / 12月1日 - 5日、梅田芸術劇場 メインホール) - アルベルト 役[41]

コンサート

テレビドラマ

  • 伝説の教師(2000年、日本テレビ) - 畑山 役
  • おふくろシリーズ(フジテレビ) - 俊也 役
    • (17)おふくろのお節介(2001年)
    • (18)続・おふくろのお節介(2002年)
  • 少年タイヤ〜セレクトステージ ジプシー(2001年11月 - 12月、フジテレビ)
  • 劇団演技者 あの娘ぼくがロングコント決めたらどんな顔するだろう(2005年、フジテレビ) - 西能ジャック 役
  • ぼんくら2 第4話 - (2015年11月12日 - ) - 湊屋宗一郎 役

作品

参加作品

振り付け

楽曲

[15]
タッキー&翼
関ジャニ∞[15]
中山優馬

CM

コンサート

舞台

  • Endless SHOCK(2012年1月7日 - 31日、博多座 / 2月7日 - 4月30日、帝国劇場) - 振付助手[3]
  • ミクロワールド・ファンタジア(2017年7月26日 - 8月1日、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA / 8月4日 - 6日、ナレッジシアター)[51]

脚注

注釈

  1. 「2017年2月25日夜公演でSHOCKシリーズ通算出演回数が1000回に到達する」[21]と発表されていたが、のちに2017年3月の公演中でも1000回には達しないと訂正された[22]
  2. 11月公演は「Live Version」として上演。出演するだけでなく、オープニングの構成・振付も担当した[36]

出典

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  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 今年30歳 さらに輝きをます屋良朝幸”. リアルライブ (2013年9月30日). . 2013閲覧.
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 「屋良朝幸 Endless SHOCK」、『TVnavi SMILE』第7巻2013年3月号、産経新聞出版、 86-87頁。
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 屋良朝幸 デビューへの葛藤語る「後輩に抜かされる焦りが…」”. 女性自身. 光文社 (2016年4月2日). . 2016閲覧.
  5. “屋良朝幸さんの特集です”. YOMIURI ONLINE. (2017年9月20日). http://blog.yomiuri.co.jp/popstyle/2017/09/post-e447.html . 2018閲覧. 
  6. 6.0 6.1 6.2 6.3 屋良朝幸 (2012年2月14日). 【屋良朝幸】ジャニーズ入りから17年…転機の29歳. インタビュアー:やなぎ喬. zakzak.. http://www.zakzak.co.jp/people/news/20120214/peo1202140805000-n1.htm . 2015閲覧. 
  7. 7.00 7.01 7.02 7.03 7.04 7.05 7.06 7.07 7.08 7.09 7.10 7.11 屋良朝幸 (2010年4月26日). 【屋良朝幸】舞人生「ゴールがないことは難しいことだが、やりがいがある」. インタビュアー:栗原智恵子. zakzak.. http://www.zakzak.co.jp/people/news/20100426/peo1004261345000-n2.htm . 2016閲覧. 
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  13. 13.0 13.1 13.2 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「nikkan20111228」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
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  24. 光一、“スレた”後輩が「頼もしい」!”. テレ朝NEWS. テレビ朝日 (2017年1月31日). . 2017閲覧.
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  34. 屋良朝幸「全力でステージの上で暴れたい」オリジナルミュージカル「THE CIRCUS!‐エピソード1 The Core‐」記者会見”. TVLIFE Web. 学研プラス (2017年9月6日). . 2017閲覧.
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  36. 中山優馬&屋良朝幸がダンスバトル!「クロスハート」LiveVersion開幕”. ステージナタリー (2016年11月11日). . 2016閲覧.
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  38. “アメリカン・ポップスの名曲が蘇る『I love a PIANO』屋良朝幸「自分の武器を封印して」ピアノ生演奏にも初挑戦”. エンタステージ!. (2017年5月30日). http://enterstage.jp/news/2017/05/007240.html . 2017閲覧. 
  39. 屋良朝幸、新エンタメライブを総合プロデュース m.c.A・Tと初タッグ”. モデルプレス (2017年12月4日). . 2017閲覧.
  40. 屋良朝幸「関西と東京のジュニアをぶつけたかった」 総合プロデュース作品の初日公演に手応え”. エンタメOVO. 共同通信社 (2018年2月24日). . 2018閲覧.
  41. ミュージカル「TOP HAT」上演決定、坂本昌行・多部未華子らが出演”. ステージナタリー (2018年5月1日). . 2018閲覧.
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  47. “関ジャニ∞全国ツアー横浜でスタート”. nikkansports.com. (2008年4月4日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20080404-343971.html . 2008閲覧. 
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外部リンク