宮津市

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宮津市(みやづし)は、京都府北部に位置する日本海若狭湾に面しており、日本三景天橋立がある。

地理

ファイル:Miyazu city center area Aerial photograph.1975.jpg
宮津市中心部周辺の空中写真。市街地北方に宮津湾天橋立が広がる。1975年撮影の12枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

間に与謝野町(旧岩滝町)を挟み、市域が南北に飛び地になっている。この南北の飛び地を天橋立がつないでいるが、自動車は天橋立を通行できないため、自動車で南北の飛び地間を移動するときは与謝野町を通過することになる。市の中心部は南部にあり、市街地が宮津湾に面している。天橋立の東側、栗田半島の西側の海が宮津湾、天橋立の西側が阿蘇海である。栗田半島にはリアス式海岸の入り組んだ地形が見られる。北部には世屋高原がある。

瀬尾まいこは宮津市内の中学校で教師をしていたことがある。『天国はまだ遠く』の映画版は宮津市内で撮影された。『男はつらいよ』シリーズ第29作は宮津市内で撮影された。『Y・O・U やまびこ音楽同好会』は宮津市内で撮影された。川井龍介の著書『大和コロニー フロリダに「日本」を残した男たち』(2015年、旬報社)は、宮津市出身でアメリカ合衆国フロリダ州デルレイビーチに移民した森上助次らの人生を描いたノンフィクション作品である。

市内の地区

市内は昭和の合併前の旧町村の区域が小中学校の校区とほぼ重なるため、これに基づき次のようないくつかの地域に分けられる。

  • 北部
    • 日ヶ谷地区
    • 養老地区
    • 世屋地区
    • 日置地区
    • 府中地区
  • 南部
    • 吉津地区
    • 宮津地区
    • 上宮津地区
    • 栗田地区
    • 由良地区

市の中心部(宮津地区)の東側に栗田地区があり、さらに東の奈具海岸を超えると由良地区があり、舞鶴市につながる。宮津地区の南側が上宮津地区で、天橋立の西側、与謝野町に接する地域が吉津地区である。天橋立の北側(市の北部)には、海岸沿いには南から順に府中地区、日置地区、養老地区があり、日置地区の西側の山間部に世屋地区、養老地区の西側の山間部に日ヶ谷地区がある。養老地区・日ヶ谷地区は北の伊根町につながる。

なお、北部の府中地区と南部の吉津地区は、その間に挟まれた与謝野町の岩滝地区とともに、橋立中学校の校区を構成している。[1]

人口

平成22年の国勢調査の統計では前回の国勢調査からの人口増減をみると、7.25%減の19,953人であり、増減率は府下26市町村中22位、36行政区域中32位。

宮津市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

隣接している自治体

京都府の旗 京都府

歴史

沿革

行政

施設

裁判所

検察庁

警察

交番
駐在所
  • 栗田駐在所 - 宮津市上司
  • 吉津駐在所 - 宮津市須津
  • 府中駐在所 - 宮津市中野
  • 日置駐在所 - 宮津市日置
  • 由良駐在所 - 宮津市由良
  • 養老駐在所 - 宮津市岩ケ鼻

消防

本部
消防署
  • 宮津与謝消防署(宮津市字須津)
分署
  • 宮津分署(宮津市字魚屋)

郵便局

郵便番号

2007年に変更された。

  • 宮津郵便局(626、629-2231、629-2232、629-2233、629-2234、629-2241、629-2242、629-2243、629-2244、629-2251)
  • 岩ヶ鼻郵便局(626-02)

社会教育

1967年には多目的ホールとして島崎公園に宮津会館が開館。1971年には宮津会館の南東に宮津市立図書館が開館し、1983年には宮津市立図書館の南に宮津市立前尾記念文庫が開館した。2000年には宮津会館の西にみやづ歴史の館が開館し、宮津会館と一体的に運用されている。2017年には宮津市立図書館がミップルに移転。

マスメディア

電気

才賀藤吉が1910年(明治43年)2月に事業許可を受け、6月に宮津電燈[2] を設立し発電所(瓦斯力、出力75kW)を建設。1911年(明治44年)1月に事業開始したが[3]、1912年(明治45年)7月に宮津電燈、丹波電気丹後電気三社合併し、両丹電気へ社名変更した[4]

経済

ファイル:宮津阪急ビルミップル ac.jpg
宮津阪急ビル(ミップル)

商業

主な商業施設

立地企業

  • 京都北都信用金庫(ほくとしんきん)本店営業部(店番号 001)現存する信用金庫で三番目に古い歴史がある。
  • フクヤ本社
  • 京都銀行(京銀 きょうぎん)宮津支店(両丹銀行、宮津銀行、丹後商工銀行および丹後産業銀行の4行合併による丹和銀行創立時よりの流れを汲む)
  • 日本冶金工業大江山製造所(2003年、日本冶金工業の大江山製造所が分社化されYAKIN大江山となったが、2010年に再び日本冶金工業と統合された)
  • 金下建設株式会社(本社)
  • 株式会社三洋商事
  • グンゼ(登記上本社は綾部市)
  • さとう宮津店(宮津シーサイドマート ミップル)
  • 北近畿タンゴ鉄道株式会社(本社・運行本部。本社は京都市福知山市を経て2013年6月より)

姉妹都市・提携都市

国外

姉妹都市
友好都市

国内

提携都市

教育

高等学校

府立
私立

中学校

組合立
市立

小学校

市立

幼稚園

市立
  • 宮津市立宮津幼稚園
  • 宮津市立栗田幼稚園
私立

研究機関

主な研究所

交通

鉄道

ファイル:Amanohashidate-chienoyu.jpg
天橋立駅前にある「智恵の湯」

市の中心となる駅:宮津駅 観光拠点となる駅:天橋立駅

京都丹後鉄道(丹鉄)
天橋立鋼索鉄道

バス

路線バス

道路

高速道路
国道
道の駅

港湾

指定港
漁港
丹後海陸交通
  • 天橋立観光船
    • 宮津桟橋 - 天橋立桟橋 - 一の宮桟橋
平日は概ね30分間隔、土休日および8月上旬・中旬は20分-30分間隔で、9時から16時(冬期)18時(夏期)まで運航する。宮津桟橋発着は1往復のみ。

観光

2007年度には約267万人が訪れた[6]。宮津市は京都府において京都市宇治市に次いで3番目に観光入込客数の多い自治体である[6]。夏には多くの海水浴客で賑わう。

名所・旧跡

主な城郭
主な寺院
主な神社

観光スポット

レジャー

祭事・催事

主な祭事
主な催事
精霊船という大きな灯篭を宮津港で燃やし、付近に小さな追っかけ灯篭を流す。

出身者

脚注

  1. 橋立中学校は宮津市と与謝野町の設立による中学校組合立。
  2. 『帝国銀行会社要録 : 附・職員録. 大正元年(初版)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. 『電気事業要覧. 第〔5〕回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. 『電気事業要覧. 第8回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. http://www.town.miyagi-matsushima.lg.jp/index.cfm/7,240,c,html/240/20140728-160705.pdf
  6. 6.0 6.1 昭文社地図編集部『なるほど知図帳日本 2009』昭文社、2009年、ISBN 9784398200402

外部リンク