大黒天物産

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大黒天物産株式会社(だいこくてんぶっさん)は、岡山県を中心に西日本地域にディスカウントストア(ラ・ムー、ディオ、ディオマート、ハッピィ)、100円ショップ(バリュー100)ディスカウントコンビニ(ら・む~マート)を展開する企業。一部の店舗を除き24時間営業である。

元々は食品の卸売をしていた企業だったが、小売業が中心。現在は東京証券取引所1部上場企業[1]

沿革

プライベートブランド

「D-プライス」や「メガD-プライス」と名付けられた食料品を主体とした大黒天物産オリジナル商品。
ほとんどの商品を外部企業に製造を委託しており、海外の食品工場に委託して製造した商品の一部にはディープライスのロゴマークの部分以外は他社のプライベートブランドの商品とパッケージの印刷が全く同じ商品も見受けられる。
D-プライス商品に記載の発売元表示は統一されておらず、製造会社がそのまま発売元になっているもの、大黒天物産が発売元になっているもの、D-プライス商品の開発元の子会社のディープライスが発売元になっているものの3種類がある。中には、商品パッケージにはディープライスの表示がなく製造会社のオリジナルの包装袋使用した商品もある[3]

店舗

ファイル:LAMU Minami-Ibaraki.JPG
ラ・ムー南茨木店(2013年1月15日閉店)
店舗(業態)の特徴
ら・む~マート以外の全ての形態の店舗に共通していることは、取り扱う商品は食品と日用品、および若干の衣類・ペット用品のみで文房具[4]や化粧品は取り扱っていない。激安日用品類(洗剤や芳香剤等)は100円ショップでの販売品と同じ製造元のものや全く同じものであったりする。
出入り口付近の天井(出入り口が複数ある場合は一番大きな出入り口だけに設置)やレジの客用通路頭上に大型モニターが複数台設置されており、パソコンでウィンドウズメディアプレイヤーを使用して契約企業(通常のNBメーカー)のCMや大黒天物産が協賛したイベントなどのお知らせや従業員が出演するレシピ紹介やおすすめ自社開発商品(ディープライス商品)の紹介や総菜コーナーのおすすめ品が放映されている。以前には、テーマソングの歌をうたっている歌手のMVが放映されていた。モニターで放映しているコマーシャルの商品には、値札のPOPにテレビCM放映中商品であることが以前は書いてあったが今はない。
商品の陳列や棚卸しの際も店舗・売り場を閉鎖せず、営業を継続したまま行われる。深夜・早朝の時間帯は陳列作業を集中的に行うため、一時的にレジが無人になることも多い。この際は作業中の店員に声を掛ければレジに入ってくれる。
数ヶ月おきの深夜の数時間に休業して行う大掃除の時間帯以外は年中無休の24時間営業である。(一部24時間営業でない店舗も存在する。)
ディオ (Dio)
24時間営業のディスカウントストア(一部店舗を除く)。ラ・ムーよりも古くからある業態である。外観は派手な緑色をしており、青の縁と赤の半円を組みあわせたマークが特徴。店舗によっては大黒天神の像が建物に設置されている。店内は簡素な設計であり、商品のアイテム数も一般的なSM・GMSに比べて少なく絞り込んでいる。大量に入荷した商品はダンボールの直積みで陳列されている。店によっても異なるが売り場の約半分が直積み陳列である。店内にはディオオリジナルのナレーションと歌が流れている。
ラ・ムー (LAMU)
ディオを複合商業施設やSC向けに発展させた業態とHPでは説明されている。岡山県下の出店はディオが中心だが、県外での出店ではラ・ムー業態で出店しているケースが多い。また、ラ・ムーの場合は居抜き型店舗などディオでは見られない形態の出店がみられる。外観はピンク色をしており、ディオよりも店舗面積が大きい。太陽と月を表したようなマークに「LAMU」に英字ロゴが特徴である。店内の作りは、ディオと同じである。流れているBGMがラ・ムー専用のオリジナルのYAK.の歌とナレーション。ディオでも複合型の店舗である場合やラ・ムーの平均サイズよりも面積の大きいディオが存在するなど、ラ・ムーとディオの違いはややあいまいでもある。なお、長野県下の店舗は子会社の西源による運営である。
ディオマート (DM)
ディオをベースに、営業時間短縮などさらなる低コストを追求した業態。現在岡山県でのみ展開。
ザ・大黒天
ディオマートをベースに、営業時間短縮などさらなる低コストを追求した業態。現在岡山県と鳥取県でのみ展開。
パクパク(PAKU-PAKU)
ディオやラ・ムーに設置されている100円ファーストフード店。メインのメニューは100円のたこ焼きと100円のソフトクリーム。季節によって焼きいもやかき氷などが販売される。お金のやりとりは自動販売機で行っている。HPでは店舗として扱われているが、大黒天物産系の店舗以外には出店されていない。たこ焼きは、総菜売場での販売用も製造している様である。
生鮮市場ハッピィ
小売参入当初の店舗「幸福の店」を引き継いでいる業態。ディオやラ・ムーに比べ建物も旧く面積が狭く取り扱い点数が圧倒的に少ない。BGMはオリジナルでなく有線放送を流している。ディオ倉敷西店の開店に伴い中島店が閉店し、現在は本店1店舗のみ。
バリュー100
ワッツとの共同出資。いわゆる100円ショップの業態。現在1店舗(バリュー茨木太田)のみ。
ら・む~マート
コンビニ並の店舗面積の小型スーパー。小商圏型で都市中心部への出店が中心。野田店が第1店舗目。鮮魚・精肉・総菜は、総社市の自社工場で加工や製造したものが置いてある。自社工場を建設するまでは、一番近いラ・ムーとディオの店舗から配達されていた。

POSシステム

脚注

  1. 1.0 1.1 “東京証券取引所における上場市場第一部指定承認に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 大黒天物産, (2012年6月1日), http://www.e-dkt.co.jp/ir/pdfs/library/kaiji_20120601.pdf . 2012閲覧. 
  2. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「e-dkt20120424」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  3. 不二家のカントリーマアムのD-プライス向けの商品など
  4. 年賀状を書く時期だけ筆ペンを販売することがまれにある。筆ペン以外の文房具は見かけない。

外部リンク