大島町

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大島町(おおしままち)は、東京都である。東京都島嶼部伊豆諸島の北端にある伊豆大島全域を町域とし、所属するはなく「東京都大島町」が正式な表記である。

三原山椿、あんこさんで知られる。気候は温暖であり、 年間平均気温は摂氏15.8度。

地理

歴史

年表

行政区域変遷

  • 変遷の年表
  • 変遷表

人口

大島町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より
  • 大島町役場と元町港がある元町が1番人口が多く、2番目が差木地である。

行政

都の行政機関

国の行政機関

立法

議会

  • 議長:高橋千香(たかはし ちか)[7]
  • 副議長:坂上長一(さかうえ ちょういち)
  • 定数:14人(任期満了日 : 2019年4月29日[6]
  • 党派:日本共産党3人、公明党2人、自由民主党2人、無所属7人
  • 常任委員会:総務文教経済常任委員会、住民福祉環境常任委員会
  • 特別委員会:羽田大島空路維持特別委員会(2017年5月8日設置)[8]

都政

大島町が属する島部選挙区から選出される東京都議会議員の定数は1議席である。

国政

衆議院

品川区の一部、大田区の一部、および島嶼から構成される東京都第3区選挙区となる。

参議院

参議院東京ブロック・東京都選挙区に属する。

なお、選出議員についての詳細は、それぞれの選挙区の項を参照のこと。

司法

地域

大島町は北から泉津(せんづ)、岡田(おかた)、元町(もとまち)、野増(のまし)、差木地(さしきち(じ))、波浮港(はぶみなと)の六集落からなるが、北の山(きたのやま:元町字北の山を中心とした一帯、岡田と元町の中間)、間伏(まぶし:野増字間伏とその周辺、野増と差木地の中間)、クダッチ(差木地字クダッチ、差木地と波浮港の中間)を一つの地域と見なすこともある。また、島内を南部と北部に二分する表現が用いられることもある。その場合、差木地より南が南部に入ることは間違いないが、間伏地区がどちらに入るかは明確ではない。

カルデラ式火山である三原山の外輪山から内側がどの集落に属するのかは明確にされていない。外輪山にある大島温泉ホテルは泉津字木積場(きつんば)、バス停終点付近にある歌乃茶屋付近は正式には元町字二阡坪山(にせんつぼやま)だが、俗称元町字鏡端(かねはた、かがみばた)が使われることもある。しかし、その付近の一部区域は野増に属するところもある。

教育

小学校
  • 大島町立さくら小学校
  • 大島町立つばき小学校
  • 大島町立つつじ小学校
中学校
  • 大島町立大島第一中学校
  • 大島町立大島第二中学校
  • 大島町立大島第三中学校
高等学校

交通

航空

かつては全日本空輸東京国際空港(羽田空港)とを結ぶ便を運航していた。YS-11の退役による小型ジェット機への機材転換が必要となり、2002年に小型ジェット機が離着陸可能な滑走路長1,800メートルに延長された(当初の計画としてB737-500が1日3往復。大島空港拡張事業環境影響評価書より)。しかし、観光客の減少、高速船の運航等により乗客数を確保できなくなり、2009年10月からは、ボンバルディアDash 8 Q300型機での1日1便運航となった。その後同機材の退役により、2014年3月30日から再度、ボーイング737-700によるジェット化がなされたが、2015年10月24日をもって廃止された。

鉄道

  • 町内に鉄道はない。

バス

タクシー

  • あいタクシー
  • 大島交通
  • 長岡交通
  • 花交通タクシー

レンタカー

海上航路

道路

※町内に国道はない。

都道

港湾

経済

産業

観光業農業漁業畜産が柱であるが、高齢化や人口減少のため何れも衰退傾向にある。

  • 観光業は古くからの主産業である。ジェット船の投入などアクセス改善が図られたものの観光整備の遅れから観光客は減り続けており、2005年の観光客数は1973年の3割弱にまで落ち込んでいる(大島町の資料より)。伝統的に釣り客が多く、多様化した観光客に対応し切れていないことも減少の理由とされる。
  • 農業は気候を活かした花き類とサヤエンドウが中心である。こちらも離島ゆえの物流コストの高さや輸送時間の問題から生産量の減少に歯止めがかかっていない。
  • 畜産は搾乳が中心で、かつては高品質の「大島バター」で知られ、前は北海道産バターを大島バターの箱に詰め替えた偽物まで出るほどであった。戦後は輸入品に押され、牛乳消費の低迷もあって運営会社が経営難に陥り2007年2月にバター生産を断念した。元従業員らがブランド復活を目指している。

郵便局・金融機関

特記の無い店舗は、店舗名と同名の住所(大字)に所在。

郵便局(日本郵便

(※2013年10月現在)

  • 大島郵便局 - 元町に所在。郵便窓口は土曜(9:00~17:00)・休日(9:00~12:30)も開設。ゆうちょ銀行ATMのホリデーサービス実施局。
  • 岡田(おかた)郵便局
  • 泉津(せんづ)郵便局
  • 波浮港(はぶみなと)郵便局
  • 差木地(さしきぢ)郵便局
  • 野増(のまし)郵便局
  • 大島北の山簡易郵便局 - 元町に所在。
その他の金融機関
  • みずほ銀行 - 当町の指定金融機関となっている。
    • 大島特別出張所 - 元町に所在。築地支店を母店とする出張所。
  • 七島信用組合
    • 本部・本店 - 元町に所在。
    • 波浮港(はぶみなと)出張所 - 差木地に所在。

姉妹都市・友好都市

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

ファイル:Preserved traditional residence, Izu Oshima, Tokyo, Japan.JPG
郷土資料館の敷地にある伝統的な民家
  • 三原山
普段から火口から湯気の立つのが見られる。外輪山には三原山温泉がある。
野増地区都道沿いの崖面に長い距離にわたり地層が露出している。
  • 都立大島公園
泉津地区にある都立公園で、広大な敷地の中に動物園、世界最大級の椿園、椿資料館などがある。椿まつりの会場でもある。
  • 椿花ガーデン・リス村
放し飼いにされたリスにエサを与える事ができる。
  • 椿トンネル
泉津、差木地など島内数ヶ所にある。ヤブツバキの大木が道沿いに連なり、トンネルを形作っている。ヤブツバキなので花は小さいが、多数の花を見上げながら通り抜けられる。
  • 波浮港
9世紀の火口跡で江戸時代末期に秋廣平六により整備された港。かつては利島行の連絡船が出ていたが、現在は漁港。円形を描く入江が美しい。また、港の集落には大正時代に立てられた木造三階建の建造物が残っている。新民謡「波浮の港」で有名。
  • 椿まつり
毎年1月末から3月末まで都立大島公園などで開催される催事。様々な種類の椿が一斉に咲くさまは圧巻である。全島で様々なイベントも開催される。
  • 大島桜
山桜の一種である大島桜は、3月に島内で一斉に白い花を咲かせる。集落を外れた都道沿いや山の中腹などに、遠目にもそれと分かるような大木がある。

ゆかりの作品

ご当地ソング

1928年(昭和3年)に発表された新民謡の曲。大島町では午後5時になると、この曲が流れる。波浮港には記念碑がある。ただし、野口雨情は大島に来島することなく作詞したという。
波浮港を見下ろす高台に歌詞碑がある。

ロケ地となった作品

著名な出身者

脚注

  1. 1.0 1.1 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 13 東京都』、角川書店、1978年、ISBN 4040011309より
  2. 2.0 2.1 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
  3. 3.0 3.1 1955年(昭和30年)3月31日総理府告示第993号「町村の廃置分合」
  4. 全島一万人、史上最大の脱出作戦
  5. 【台風26号】「風呂桶ひっくり返したような雨」「山崩れ漁港埋めた」おののく伊豆大島の住民”. msn産経ニュース. . 2013閲覧.
  6. 6.0 6.1 平成27年 選挙執行一覧”. 東京都選挙管理委員会. . 2017閲覧.
  7. 大島町議会議員名簿”. 大島町議会. . 2017閲覧.
  8. 東京都大島町議会構成”. 大島町議会. . 2017閲覧.

関連項目

外部リンク