地階

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地階(ちかい)は、英語の ground floor 等の訳語(つまり1階)として使われることもあるが、日本の建築基準法施行令では、床面が地盤面より下(地下)にあり、その低さが天井高の1/3以上あるである。

つまり、最大で天井高の2/3までなら地上に出てもかまわない。したがって、ドアを設置したり、ピロティ状の開放空間とすることも可能である。また、完全に地盤面より下にあっても、周辺の地盤を掘り下げドライエリア(空堀)を通じて外気に開放することもできる。

地階は上から順に地下1階(B1)・地下2階(B2)〜、地上階(地階でない階)は下から順に1階(1F)・2階(2F)〜と呼ばれる。ただし、一部が地盤面より上にある地階は、半地下と呼ばれることもある。

地階は、床面積の1/3まで、容積率の算出から除外できる。たとえば、容積率200%の場合、(各階の床面積を同じとして)地上2階・地下1階の建物を建てることができる。

建築基準法上、地階に居室をもうけるときは、防湿面から、規定の広さの開口部、換気設備、湿度調整設備のいずれかが必要である。また、防水構造も必要である。

関連項目