「国鉄14系客車」の版間の差分

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{{ブルーリボン賞 (鉄道)|15|1972}}
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'''国鉄14系客車'''(こくてつ14けいきゃくしゃ)は、[[日本国有鉄道]](国鉄)が[[1971年]]([[昭和]]46年)より設計・製造した[[客車]]の形式。
 
 
 
== 概要 ==
 
[[ファイル:Suhanehu14-15.jpg|thumb|200px|「[[富士 (列車)|富士]]」で使用された14系15形]]
 
[[ファイル:JNR truck TR217C.jpg|thumb|200px|14系・24系の多くの車両に使用されているTR217C形台車]]
 
客車の冷暖房用などのサービス電源を、床下の[[発電機|ディーゼル発電機]]でまかなう「分散電源方式」を初めて採用した[[国鉄12系客車|12系客車]]をベースとし、同じく分散電源方式を踏襲しつつ、[[特別急行列車|特急列車]]での使用を前提とした車内設備に変更した客車が本系列である。昼行特急列車や座席夜行列車に使用する[[座席車]]と寝台特急列車に使用する[[寝台車 (鉄道)|寝台車]]があり、さらに寝台車は製造時期や仕様の違いにより14形と15形に分かれているが、いずれもサービス電源等の仕様は基本的に同一で、混用可能である<ref group="注">[[北陸トンネル火災事故]]の火災対策において、[[国鉄24系客車]]との製造および電源方式において併結問題での兼ね合いもある。</ref><ref>[[#IA-NewBlueTrain|ブルトレ新系列客車のすべて、pp.11-15。]]</ref>。
 
 
 
第15回([[1972年]])[[鉄道友の会]][[ブルーリボン賞 (鉄道)|ブルーリボン賞]]受賞<ref>{{Cite web|url=http://www.jrc.gr.jp/award/bl/bl1972.htm|title=1972年ブルーリボン・ローレル賞選定車両|accessdate=2015-03-12|publisher=鉄道友の会}}{{リンク切れ|date=April 2018}}</ref>。
 
 
 
== 寝台車 ==
 
{{Sound|JNR 14series PC kitaguni ohane14 87 kyoto.ogg|オハネ14 87の走行音(501列車 急行きたぐに、8号車)|(東海道本線大阪-京都間、1985年3月3日)}}
 
[[国鉄20系客車|20系客車]]は[[寝台列車]]として大成功を収めたが、列車内でのサービス電源を[[電源車]]から供給する「集中電源方式」を採用していたことから、[[多層建て列車]]として運行する際には、分割された編成に給電するための別の電源車を必要とし、これが運用上の制約となった<ref>[[#IA-NewBlueTrain|ブルトレ新系列客車のすべて、pp.11-13。]]</ref>。
 
 
 
この運用上の制約を排除するため、客車のサービス電源を床下のディーゼル発電機でまかなう「分散電源方式」を採用して増備していた、[[国鉄12系客車|12系客車]]を基本とした[[寝台車 (鉄道)|寝台車]]として設計・製作された形式が14系寝台車である<ref group="注">12系をベースに設計されたため、試作車のB寝台車2形式は、当初「12系寝台車オハネ14形・スハネフ14形」として製造された。後にA寝台車・食堂車を含む量産車が登場した段階では「14系寝台車」と規定されている。{{要出典|date=2017年5月}}</ref>。製造年度により[[B寝台]]車室の違いなどから、14形・15形と2種類に分類{{Refnest|group="注"|14形と15形では定員や消火装置の有無などが異なるが、元々12系客車をベースとした共通の給電方式であり、その後[[国鉄24系25形客車|24系25形寝台車]]の編入車が増えてきたこと、14形・15形自体の両数が減少しているなどの理由から、現在では14形・15形を区分することに意味がなくなりつつある<ref>[[#IA-NewBlueTrain|14系寝台客車の系譜図、 p.17。]]</ref>。}}される。
 
 
 
また、[[寝台車 (鉄道)|個室寝台]]に改造されたケース<ref group="注">最初の事例は[[1984年]](昭和59年)に登場した「[[さくら (列車)|さくら]]」・「[[はやぶさ (列車)|みずほ]]」に連結された[[国鉄14系客車#オハネ14形の4人用個室化改造(オハネ14形700番台)|オハネ14形700番台]]4人個室寝台「カルテット」である。</ref>もある。
 
 
 
一部の車両については、[[#座席車|座席車]]同様、[[北海道]]で使用していた旧形客車を[[廃車 (鉄道)|廃車]]にする際の代替車両用として、耐寒耐雪改造が実施された。この車両は、折戸を引戸に改修するなどの措置が取られており、500番台の[[鉄道の車両番号|車両番号]]が与えられている。これらは14系500番台座席車同様、[[急行列車]]に使用されたが、急行が特急格上げ・気動車化された後、一部は[[気動車]]連結のために改造され、また「[[北斗星 (列車)|北斗星]]」の個室車両用に改造(同時に[[国鉄24系客車|24系]]に編入)された車両もある。<!--脚注内での内部リンクなので、再掲。-->
 
{{-}}
 
 
 
=== 製造の状況(寝台車) ===
 
1970年(昭和45年)-1977年(昭和52年)の製造予算は以下の通りである<ref>[[#IA-NewBlueTrain|14系製造予算、p.12。]]</ref>。
 
{| class="wikitable" style="font-size:90%; text-align:center; float:left; margin:1em 0 2em 3em;"
 
|-
 
!rowspan="2" style="width:8em;"|予算区分
 
!rowspan="2" style="width:8em;"|形式
 
!colspan="3"|製造所
 
!rowspan="2" style="width:4em;"|両数
 
|-
 
!style="width:8em;"|[[新潟鐵工所]]
 
!style="width:8em;"|[[SUBARU|富士重工業]]
 
!style="width:8em;"|[[日本車輌製造]]
 
|-
 
!rowspan="2"|昭和45年度<br />第3次債務負担
 
!オハネ14形
 
|1
 
|2
 
|3 - 7
 
|rowspan="2"|10両
 
|-
 
! スハネフ14形
 
| 1
 
| 2
 
| 3
 
|-
 
!rowspan="4"|昭和46年度<br />本予算
 
!オロネ14形
 
|&nbsp;
 
|&nbsp;
 
|1 - 7
 
|rowspan="4" |84両
 
|-
 
! オハネ14形
 
| 8 - 11<br />37 - 41
 
| 12 - 16<br />42 - 46
 
| 16 - 36<br />47 - 53
 
|-
 
! スハネフ14形
 
| 4 - 7<br />20 - 22
 
| 8・9<br />23・24
 
| 10 - 19<br />25 - 27
 
|-
 
! オシ14形
 
| 1 - 7
 
| &nbsp;
 
| &nbsp;
 
|-
 
!rowspan="4"|昭和46年度<br />第3次債務負担
 
!オロネ14形
 
|&nbsp;
 
|&nbsp;
 
|8 - 12
 
|rowspan="4"|63両
 
|-
 
! オハネ14形
 
| 54 - 69
 
| 70 - 85
 
| 86 - 88
 
|-
 
! スハネフ14形
 
| 28 - 35
 
| 36 - 43
 
| 44・45
 
|-
 
! オシ14形
 
| 8 - 12
 
| &nbsp;
 
| &nbsp;
 
|-
 
!rowspan="4"|昭和46年度<br />民有車両
 
!オロネ14形
 
|&nbsp;
 
|&nbsp;
 
|13・14
 
|rowspan="4"|31両
 
|-
 
!オハネ14形
 
|89 - 96
 
|97 - 104
 
|105・106
 
|-
 
! スハネフ14形
 
| 46 - 49
 
| 50 - 53
 
| 54
 
|-
 
! オシ14形
 
| 13・14
 
| &nbsp;
 
| &nbsp;
 
|-
 
! rowspan="2"|昭和52年度<br />第1次債務負担
 
! オハネ15形
 
| 1 - 22
 
| 23 - 42
 
| &nbsp;
 
|rowspan="2"|63両
 
|-
 
! スハネフ15形
 
| 1 - 12
 
| 13 - 21
 
| &nbsp;
 
|-
 
! colspan="2"|製造所別両数
 
| 92両
 
| 81両
 
| 78両
 
| 251両
 
|}
 
{{-}}
 
 
 
=== 14形寝台車 ===
 
[[ファイル:JNR 14 series PC ginga suhanehu14.jpg|thumb|200px|「[[銀河 (列車)|銀河]]」で使用された14系14形(1985年ごろ 大阪駅)]]
 
[[ファイル:JNR oshi14 7.jpg|thumb|200px|「[[出雲 (列車)|出雲3・2号]]」 オシ14 7 (1982年 鳥取駅)]]
 
車両の概要としては、[[#寝台車|上記]]にあるとおりであるが、特徴としては、[[B寝台|B寝台車]]の内装が、それ以前の標準寝台幅52cmを踏襲した20系客車と異なり、B寝台車のベッド幅を[[国鉄583系電車|581・583系電車]]で採用したのと同様の70cmと大型化し、またユニット方式で内装を製造して車内に取り付ける形を初めて採用した。また、寝台車のベッドの収納などを省力化するため、中段寝台の自動昇降装置を初めて取り付けた<ref group="注">1971年 大井工場で「旅客車のサービス業務省力化」研究の一環としていくつか試作研究された中から採用に至ったもの。この中では新幹線・特急用座席の自動転換や、581系上段・中段寝台を自動で回転設置・収納するというものも試作されていた。</ref>。
 
 
 
形式はB寝台車のオハネ14形・スハネフ14形、[[A寝台|A寝台車]]のオロネ14形、[[食堂車]]のオシ14形が用意された。A寝台車については、「プルマンタイプ」の開放式寝台車のみが製造された。食堂車については、電車・気動車の食堂車とほぼ共通の仕様となってコストダウンが図られた。合計188両が1971年から翌年にかけて製造されている。
 
 
 
まず、1971年に急行「[[瀬戸 (列車)|瀬戸(下り)2号・(上り)1号]]」に試作車のオハネ14 1 - 7とスハネフ14 1 - 3が連結され、試験的に運行を開始した。同列車では他の従来型客車と連結する必要があったため、試作車は蒸気暖房(SG)管と電気暖房用引通し線を新製時より搭載している<ref group="注">量産車は新製時より非搭載。試作車についても、後年になり両方とも撤去されている。(『鉄道ピクトリアル』1991年8月号、2007年8月号{{要ページ番号|date=2018-01-11}})</ref>。
 
 
 
[[1972年3月15日国鉄ダイヤ改正|1972年3月ダイヤ改正]]で寝台特急「[[さくら (列車)|さくら]]」・「[[はやぶさ (列車)|みずほ]]」・「[[あさかぜ (列車)|あさかぜ(下り)2号・(上り)3号]]」の3往復で運用が開始された。その際の編成は[[:Template:JNR PC14 Primary Format 1972|こちら]]を参照されたい。
 
 
 
しかし[[1972年]](昭和47年)に発生した[[北陸トンネル火災事故]]を機に、火元となる可能性のある電源エンジンを客室の直下に置く分散電源方式は防火安全対策上問題があるとされ、本形式の製造は一旦中止され、以後の増備は集中電源方式の[[国鉄24系客車|24系客車]]に移行した。
 
 
 
[[1980年代]]から[[1990年代]]にかけてB寝台車の2段寝台化が行われたが、需給関係との兼ね合いもあり、全車には及ばなかった。2段化されなかった車両は急行列車や波動輸送用に使われたほか、JR西日本管轄であった「[[出雲 (列車)|出雲3・2号]]」に廉価サービスの一環として、[[1989年]]([[平成]]元年)から3段B寝台車を1両連結する措置がとられ、同列車が[[1998年]](平成10年)に[[JR西日本285系電車|電車]]化されるまで続けられた。
 
{{-}}
 
 
 
=== 15形寝台車 ===
 
[[ファイル:JNR-14 ohane15-7.jpg|thumb|200px|オハネ15 7(1986年ごろ)]]
 
14系14形の製造が中止された後に、防火安全対策を強化して[[1978年]](昭和53年)に製造されたグループである。B寝台車のみ63両が製造された。
 
 
 
床下発電機にはハロン式自動消火装置が付き<ref group="注">後に14形も改造され同様の装置が取付られた。</ref>[[地下鉄等旅客車|A-A基準]]に準拠して製作された。
 
 
 
電源システムなどは14形と同じで混結が可能だが、24系25形寝台車に準じた車体形状を持ち、B寝台も2段化されオハネ15形・スハネフ15形のみが製造された。なお、登場時編成図は[[:Template:JNR PC15 Primary Format 1978|こちら]]を参照されたい。
 
 
 
新製当初、15形は寝台特急「[[あかつき (列車)|あかつき]]」2往復に投入されたが、後に「[[なは (列車)|明星]]」との併結運転を実施。
 
 
 
国鉄の分割民営化を控えた[[1986年11月1日国鉄ダイヤ改正|1986年(昭和61年)]]に「あかつき」の減車および1往復削減に伴い、一部の15形が[[熊本鉄道事業部|熊本運転所]]へ転属し、14形に混じって「さくら」・「みずほ」にも投入された。
 
 
 
JR化以降、[[国鉄12系客車|12系]]と併結の急行「[[だいせん (列車)|だいせん]]」・「[[ちくま (列車)|ちくま]]」などにも使用された。
 
 
 
「あかつき」の運転終了後は、熊本に転属したスハネフ15形4両・オハネ15形5両が、スハネフ14形6両<ref group="注">うち1両はオハネフ24形改造の100番台。</ref>、オロネ25形改造のオロネ15形3000番台5両、オハネ25形1000番台改造のオハネ15形2000番台5両、オハネ25形100番台改造のオハネ15形1100番台6両とともに、「[[富士 (列車)|富士]]」・「[[はやぶさ (列車)|はやぶさ]]」で列車廃止まで運用された。
 
 
 
=== 国鉄時代の改造車 ===
 
車体構造が共通である24系客車への転出、あるいは同系からの改造編入は、登場直後から行なわれている。系列内改造では、北海道への転用改造が質および量ともに大規模なものとしてあげられる。
 
 
 
==== オシ14形のオシ24形100番台への改造 ====
 
[[ファイル:JNR oshi24 103.jpg|thumb|200px|オシ24 103(旧オシ14 10)]]
 
[[1975年3月10日国鉄ダイヤ改正|1975年3月のダイヤ改正]]により、24系24形が品川客車区に転属して「はやぶさ」・「富士」・「[[出雲 (列車)|出雲]]<ref group="注">1978年10月より、JR化以降の1998年7月まで「出雲1・4号」</ref>」を受け持つこととなった際に不足する食堂車5両を補うため、オシ14形に難燃化・電気系統の改造によりオシ24形100番台に編入したものである。
 
 
 
国鉄分割民営化に際しては、全車がJR九州に引き継がれたが、[[1999年]](平成11年)をもって運用から外され全車廃車となった。
 
: オシ14 5・6・10・11・14 → オシ24 101 - 105
 
 
 
==== オハネフ24形のスハネフ14形100番台への改造 ====
 
[[ファイル:JNR suhanefu14101.jpg|thumb|200px|スハネフ14 101]]
 
[[1977年]](昭和52年)に系列間の需給調整のため、24系客車のB寝台緩急車オハネフ24形に電源用ディーゼル発電機を取り付け14系化した車両で3両が改造された。もともと、24系客車自体が当系列を基本にした系列のため、外観上の差異はほとんどなく、屋上エンジン排気筒ならびに後位クーラー廻りの寸法、前位車端部の手すりの取付け方が異なる程度である。改造当初は101と102が[[品川運転所]](当時は品川客車区)、103が[[早岐客貨車区]]に配置された。
 
 
 
102は、1982年(昭和57年)3月15日に[[名古屋駅]]構内で発生した[[国鉄DD51形ディーゼル機関車|DD51形ディーゼル機関車]]との衝突事故([[名古屋駅寝台特急「紀伊」機関車衝突事故]])により廃車となり、101がJR九州、103がJR東日本に引き継がれた。103は尾久客車区(現・[[尾久車両センター]])に所属し、3段寝台のまま急行「[[能登 (列車)|能登]]」や「[[カートレイン#日本における例|カートレイン九州]]」で使用されたが1998年に廃車となり、その後は101のみがJR九州[[熊本鉄道事業部#熊本車両センター|熊本鉄道事業部熊本車両センター]]に配置、2009年廃止の「富士」「はやぶさ」に充当されたが、2013年度に廃車され区分番台消滅となった。
 
: オハネフ24 16 - 18 → スハネフ14 101 - 103
 
 
 
==== オロネ14形のオロネ24形100番台への改造 ====
 
[[1982年11月15日国鉄ダイヤ改正|1982年11月のダイヤ改正]]で24系24形寝台車が秋田運転所に転属となり、「[[あけぼの (列車)|あけぼの]]」・「[[東北本線優等列車沿革|ゆうづる]]」・「[[あけぼの (列車)|出羽]]」に運用する際に不足するA寝台車を補うため、オロネ14形1両の電気系統を変更して、オロネ24形100番台に編入したものである。1986年には、急行「[[銀河 (列車)|銀河]]」24系置き換えの際に不足する2両が追加改造されている。
 
 
 
国鉄分割民営化で、101がJR東日本、102・103がJR西日本に引き継がれた。1991年(平成3年)に101はスロネ24形に改造されたため、残った102・103の2両がJR西日本[[宮原総合運転所]]に配置されていたが、2008年(平成20年)に廃車となり形式消滅。
 
: オロネ14 11・9・10 → オロネ24 101 - 103
 
 
 
==== 北海道向け改造(オハネ14形・スハネフ14形500番台) ====
 
[[ファイル:JNR 14 PCseries suhanehu14 508 rishiri sapporo.jpg|thumb|200px|スハネフ14 508<br />(1986年 [[札幌駅]])]]
 
[[ファイル:JNR 14 PCseries ohane14 503 rishiri sapporo.jpg|thumb|200px|オハネ14 503<br />(1986年 札幌駅)]]
 
[[1983年]]、北海道内の急行列車「[[まりも (列車)|まりも]]」・「[[オホーツク (列車)|大雪]]」・「[[利尻 (列車)|利尻]]」で使われていた[[国鉄10系客車|10系寝台車]]の置き換えのため、後述の[[#座席車|座席車]]に引き続き、本系列に暖房強化と冬季の着雪・凍結対策として折戸であった客用扉の引戸化など道内向け改造を施したものである<ref name="Jトレイン42運転史">[[#JT42 79-98|14系座席車 運転史、pp.79-98。]]</ref>。在来客車との併結のため、蒸気暖房管が引き通された。[[鉄道車両の台車|台車]]はブレーキシリンダを台車装備とし、[[鋳鉄]]製制輪子を使用したTR217FとTR217Gに変更され、最高速度が95km/hに抑えられたため、区別のため車体側面の[[鉄道の車両番号|形式番号]]標記の前に「○ホ(○の中にホ)」マークが加えられた。
 
 
 
オハネ14形が17両、スハネフ14形が8両が改造された。
 
: オハネ14 66・84・85・68・69・73・74・79・65・72・75・78・81・83・55・70・71 → オハネ14 501 - 517
 
: スハネフ14 42・43・53・41・46・51・52・54 → スハネフ14 501 - 508
 
 
 
これらは、主に寝台車を連結した[[夜行列車|夜行]][[急行列車]]に用いられたが、車両設備の更新のため一時期[[宗谷本線]]の昼行急行列車である[[宗谷 (列車)|「宗谷」・「天北」]]にも座席車代用としても用いられた<ref name="Jトレイン42運転史" />。
 
<gallery>
 
ファイル:JRH-Suhanehu14 500-Express Tenboku.jpg|下り「天北」<br />(1987年9月10日 [[札幌駅]])
 
ファイル:JNR 14 PCseries suhanehu14 soya wakkanai.jpg|上り「宗谷」<br />(1986年 [[稚内駅]])
 
</gallery>
 
 
 
==== グリーンシート改装車 ====
 
1985年3月に、五稜郭車両所でオハネ14 501 - 503の寝台1区画をソファシート(後述のオハネ14形700番台と同じ仕様)に改装し、昼行運用時のみ[[グリーン車|グリーン席]]としたもの。夜行運用時は2段式B寝台4席のみとして発売された。
 
 
 
14系客車置き換え前の気動車時代に連結されていたグリーン車のサービスを受け継ぐもので、急行「宗谷」(上りのみ)「天北」(下りのみ)で運用されたが、現地でしか購入できないなど発売方法に問題があり利用が振わず、1986年10月までに原型に戻された<ref name="Jトレイン42運転史" />。
 
 
 
==== オハネ14形の4人用個室化改造(オハネ14形700番台) ====
 
[[ファイル:JNR-PC14 ohane14-702.jpg|thumb|200px|オハネ14 702「カルテット」(1987年)]]
 
1984年、[[高速バス]]や[[航空機]]の台頭に伴う夜行列車の利用率低下を打開するため、B寝台車では初めて登場した4人用個室「カルテット」を配置した寝台車である。種車の寝台レイアウトはそのままに通路との仕切りを設け、昼間利用時の居住性向上のため下段寝台を折りたたみ式のソファーベット化するなどシンプルな改造内容で、原状への復元が容易に行える構造であったが、登場当初はグループ利用者を中心に人気を集め、「さくら」・「みずほ」に使用された。
 
 
 
: オハネ14 32・22・29・51・36・88 → オハネ14 701 - 706
 
 
 
国鉄分割民営化で全車がJR九州に引き継がれたが、夜行需要自体の減少のみならず、上段が3段式時代のままであったことや個室の少人数指向が進んだことで利用率が低下したことから、1997年に定期運用を離脱。その後個室のドアを撤去し、通常の2段式[[B寝台]]として「シュプール大山」に充当されたが、翌1998年までに全車廃車されている。
 
 
 
==== 「ホリデーパル」サロンカーへの改造(オハ14形700番台) ====
 
[[ファイル:JR west oha14 701 SLyamaguchi.jpg|thumb|200px|オハ14 701「ホリデーパル」サロンカー(画像は[[SLやまぐち号]]連結時、1990年 津和野駅)]]
 
[[西日本旅客鉄道広島支社|広島鉄道管理局]]で、1984年に[[国鉄20系客車|20系寝台車]]改造の簡易個室式[[ジョイフルトレイン]]「[[国鉄20系客車#ジョイフルトレイン「ホリデーパル」|ホリデーパル]]」のサロンカーとして、オシ14 1を幡生車両所で改造したもので、改造後はオハ14 701に改番された。車内は、食堂設備をすべて撤去して[[絨毯|カーペット]]敷きとされたが、外観上は[[台所|厨房]]部の窓を固定化したのが目立つ程度で、大きな変更はない。
 
 
 
電気系統は20系の[[三相交流]]60Hz/600Vに適合するように改造されたが、回路の切替えにより従来どおり14系や12系に組み込んで使用することも可能であった。国鉄分割民営化でJR西日本に引き継がれ、1990年には白を基調とした新塗装に塗り替えられたが、1997年に20系側の老朽化により廃車された。
 
 
 
==== 「はやぶさ」・「富士」用ロビーカーへの改造(オハ24形700番台) ====
 
[[ファイル:24 oha24-702 LOBBYCAR.jpg|thumb|200px|オハ24 702「ロビーカー」<br />(1986年3月25日)]]
 
[[ファイル:JNR oha24 704.jpg|thumb|200px|オハ24 704「ロビーカー」]]
 
1985年3月、東京対九州[[ブルートレイン (日本)|ブルートレイン]]の設備改善のため、[[ホテル]]のロビーのような機能を持つフリースペースとして「[[ロビーカー]]」を「はやぶさ」に連結することとなり、登場。本グループの種車は、当時余剰となっていたオシ14形およびオハネ14形が充てられた。両者の外観は大きく異なるが、種車の設備は完全に撤去され、中央部にソファと1人用の回転椅子を設けたロビーコーナー、前位寄りに[[清涼飲料水|飲料]]の[[自動販売機]]を備えたサービスコーナー、後位寄りにPRコーナーが設けられた。また、ロビーコーナーの前位寄りには、サービスカウンターも設けられていた。外観は、銀色のメタリックテープで翼を広げたようなデザインが行なわれ、ロビーカーであることをアピールした。その後カード式公衆電話が設置された。
 
 
 
「はやぶさ」用には、オシ14形改造車2両、オハネ14形改造車1両が用意されたが、1986年11月から連結が開始された「富士」用には、オハネ14形改造車2両が増備された。両グループは区別されることなく連番が付番されている。オシ14形から改造された701・702には、客用扉は設置されていない。
 
 
 
: オシ14 9・4、オハネ14 67・2・4 → オハ24 701 - 705
 
 
 
改造は全車が大宮工場(現・[[大宮総合車両センター]])で当初は[[品川運転所]]に配置されたが、国鉄分割民営化に伴い全車が熊本運転所へと転属し、JR九州に引き継がれた。2005年(平成17年)の「富士」「はやぶさ」併結運転化に伴って編成から外され、同年に全車が廃車となった。
 
 
 
=== JRへの継承(寝台車) ===
 
1987年に実施された国鉄分割民営化に際しては、240両がJR4社に継承された。その状況は、次のとおりである。国鉄時代の廃車は、1982年度に事故廃車となった1両(スハネフ14 102)のみであった。その他に改造による減が13両、増が3両で、廃車と合わせて11両の減である。
 
:{| class="wikitable" style="font-size:80%; text-align:center; float:left; margin:1em 0em 2em 3em;"
 
|-
 
!style="width:8em;"|形式
 
!style="width:4em;"|北海道
 
!style="width:4em;"|東日本
 
!style="width:4em;"|西日本
 
!style="width:4em;"|九州
 
!style="width:4em;"|両数
 
|-
 
! オロネ14形
 
|
 
| 3
 
| 3
 
| 5
 
! 11
 
|-
 
! オハネ14形
 
| 17
 
| 42
 
| 27
 
| 17
 
! 103
 
|-
 
! オハネ15形
 
|
 
|
 
| 35
 
| 7
 
! 42
 
|-
 
! スハネフ14形
 
| 8
 
| 24
 
| 14
 
| 10
 
! 56
 
|-
 
! スハネフ15形
 
|
 
|
 
| 17
 
| 4
 
! 21
 
|-
 
! オハ14形
 
|
 
|
 
| 1
 
|
 
! 1
 
|-
 
! オシ14形
 
|
 
|
 
|
 
| 6
 
! 6
 
|-
 
! 寝台車合計
 
! 25
 
! 69
 
! 97
 
! 49
 
! 240
 
|}
 
{{-}}
 
 
 
=== 国鉄分割民営化後の状況 ===
 
==== JR北海道 ====
 
[[北海道旅客鉄道]](JR北海道)へは、オハネ14形500番台17両とスハネフ14形500番台8両の計25両が承継された。「[[北斗星 (列車)|北斗星]]」3・4号の定期列車化に伴い、オハネ14形の一部は24系客車へ改造編入され、残存車は引き続き「まりも」「大雪」「利尻」など夜行急行列車を主に運用された。これら夜行列車群が気動車に置換えられる際に、寝台車組込のため気動車との併結改造が行なわれた。道内発着の夜行列車は[[2008年]](平成20年)[[8月31日]]出発の特急「[[まりも (列車)|まりも]]」の臨時運転をもってすべて廃止され、オリジナルの14系寝台車の運用は消滅した。[[札幌運転所]]に配置されていた残存車は同年10月17日をもってすべて廃車となった。2016年3月、急行「はまなす」用の24系改造編入車2両<ref name="Jトレイン42運転史" />も廃車され、北海道から14系寝台車は消滅した。
 
 
 
===== 「北斗星」3・4号定期列車化用改造車 =====
 
[[1988年]](昭和63年)3月、[[青函トンネル]]の開通に伴って[[上野駅]] - [[札幌駅]]間で運転が開始された寝台特急「北斗星」は1・2号をJR北海道、5・6号をJR東日本が担当し、3・4号はモノクラスの季節列車として設定されたが、豪華編成の1・2・5・6号に続いて、3・4号にもハイグレード客車を連結して[[1989年]]3月から定期列車化することとなった。その際、JR北海道とJR東日本で1本ずつ編成を受け持つこととなったが、JR北海道では種車となる24系が払底していたため、宗谷本線急行「宗谷」「天北」の[[JR北海道キハ400系気動車|キハ400系気動車]]へ置き換えによって捻出したオハネ14形11両が種車とされた。改造詳細は[[国鉄24系客車#JR北海道]]を参照。
 
: オハネ14 514 → オロネ25 551(ニューツインDX/1・2号用)
 
: オハネ14 513 → オロハネ25 554(ロイヤル・デュエット)
 
: オハネ14 512 → オロハネ25 555(ロイヤル・ソロ)
 
: オハネ14 505・509・511・516 → オハネ24 501 - 504
 
: オハネ14 508・507 → オハネフ24 501・502
 
: オハネ14 515 → スハネ25 503(ソロ・ロビー/1・2号用の予備車増備)
 
: オハネ14 517 → オハ25 551(ロビーカー)
 
 
 
===== 北斗星「ロイヤル」増結用改造車 =====
 
「北斗星」のA個室「ロイヤル」が[[寝台券]]がプラチナチケットとなっていたことから、「ロイヤル」の室数を増やすため、[[1990年]](平成2年)から全列車に「ロイヤル・ソロ」を1両増結することとなった。JR北海道では前節と同じ事情でオハネ14形3両が種車となった。
 
: オハネ14 503・506・510 → オロハネ25 556 - 558
 
 
 
===== 「はまなす」用寝台車への改造(スハネフ14形550番台) =====
 
[[ファイル:JRH-Suhanehu14-552.jpg|thumb|200px|スハネフ14 552]]
 
1991年の急行「[[はまなす (列車)|はまなす]]」への寝台車連結に伴い、当時14系寝台車が不足していたことから、「北斗星」1・2号の個室化推進に伴い余剰になったオハネフ25形の床下に廃車となったスハフ14形500番台から捻出した電源装置を取り付け、14系化したものである。種車はオハネフ25形200番台だが、改造時に帯を白帯に変更した以外は上述のスハネフ15形に準じている。
 
: オハネフ25 218・220 → スハネフ14 551・552
 
 
 
===== 気動車併結化改造 =====
 
[[ファイル:JRH-Suhanehu14-502.jpg|thumb|200px|スハネフ14 502]]
 
1991年3月、宗谷本線の夜行急行「[[利尻 (列車)|利尻]]」をキハ400系気動車に置き換えることとなったが、寝台車の連結を続行するため、スハネフ14 501・505・508を気動車編成に組み込んで運転することとした。併結のための給電や放送、戸閉回路など引通し関係、ブレーキ管の改造が行なわれ、車内設備についても寝台モケットの張り替えや、[[列車便所|トイレ]]・洗面所のグレードアップが行なわれた。外板塗色は、併結する気動車に準じた灰白色ベースに変更<ref group="注">当初はキハ400系気動車に準じたものだったが、特急化されてからはキハ183系に合わせた塗色に変更。</ref>され、[[貫通幌|幌]]受け座が気動車タイプのものに交換された。前位側には、従来からの電気連結栓も存置されたため、客車列車に組み込んで使用することも可能であるが、気動車用引通しの関係から後位車掌室側を稚内向きに固定している。
 
 
 
その後、[[1992年]](平成4年)の[[石北本線]]夜行急行「大雪」の特急「[[オホーツク (列車)|オホーツク]]」への格上げ、[[1993年]](平成5年)の[[根室本線]]夜行急行「まりも」の特急「[[おおぞら (列車)|おおぞら]]」への格上げによる[[国鉄キハ183系気動車|キハ183系気動車]]化により、残存していたオハネ14 501・502・504、スハネフ14 502 - 504・506・507が、キハ183系気動車との併結対応に改造された。こちらの改造内容も「利尻」用とほぼ同様であるが、外板塗色は併結するキハ183系に合わせたものとなっている。また、オハネ14形の車掌室跡には飲料水の自動販売機も設置されている。
 
 
 
==== JR東日本 ====
 
東日本旅客鉄道(JR東日本)へは、「さくら・みずほ」「北陸」「能登」用の計69両が引き継がれた。「みずほ」の廃止と「さくら」の移管、「能登」の電車化により余剰車が廃止され、「北陸」用のみが運用されていたが、2010年3月の列車廃止に伴い、運用が消滅した。
 
 
 
===== 「[[北陸 (列車)|北陸]]」用改造車 =====
 
2010年3月14日のダイヤ改正で「北陸」が廃止されたため、使用されているものは無い。
 
* '''オロネ14形701 - 703'''
 
: [[1989年]]に、比較的少人数のビジネス利用の多い「北陸」を個室化することになり、後述のスハネ14形とともにオロネ14形を1人用A個室寝台(シングルDX)化し登場した車両である。1人用個室をまくらぎ方向に11室備えた。個室には収納式の洗面台やAV装置をそなえるが、[[シャワー]]室はない。
 
: オロネ14 12 - 14 → オロネ14 701 - 703
 
 
 
[[ファイル:JRE-Suhane14-756.jpg|thumb|200px|スハネ14 756]]
 
* '''スハネ14形701 - 703・751 - 759'''
 
: 上述のオロネ14形700番台と同じく「北陸」の個室化に伴い登場した、1人用B個室寝台(ソロ)車両。
 
: 1人用個室14室とシャワー室を備えた701 - 703と、1人用個室20室を備える751 - 759の計12両が登場した。
 
: 750番台は1999年(平成11年)に「北陸」の編成両数が見直された際に751・753・754・757の4両が余剰となり、2000年から2003年にかけて廃車された<ref group="注">廃車された車両のうち、スハネ14 757は[[茨城県]][[大洗町]]の大洗キャンプ場にて静態保存されており、年に数回一般公開もされている([http://www.oarai-camp-jo.com/oc_overview.html 大洗キャンプ場 概要]{{出典無効|date=2018-01-11 |title=一般公開の記述がアーカイブでも見つかりません。}})。</ref>。
 
: オハネ14 93・97・106 → スハネ14 701 - 703
 
: オハネ14 1・96・98・6・92・94・95・99・100 → スハネ14 751 - 759
 
 
 
==== JR西日本 ====
 
西日本旅客鉄道(JR西日本)へは、97両が引き継がれた。民営化時点の運用は、「ちくま」「だいせん」「あかつき」「彗星」「出雲2・3号」があり、特急列車用へはアコモデーション改良もなされたが、2005年の「彗星」の廃止、2008年の「あかつき」の廃止により定期運用が消滅した。2016年3月21日に「特別なトワイライトエクスプレス」が運用を終了し、2018年3月31に「あすか」の1両も廃車されたため、西日本から14系寝台車は消滅した。
 
 
 
===== 和風客車「あすか」用改造車 =====
 
* '''オロ14 851'''
 
: 1987年、[[ジョイフルトレイン]]「[[あすか (鉄道車両)|あすか]]」用のサロンカーとしてオハネ14形からの改造により登場した。2016年10月18 - 19日にかけて[[吹田総合車両所]]に廃車を前提とした回送がなされ、2018年3月31日付で廃車された<ref name="RF687">{{Cite journal ja-jp|和書 |title=JR旅客会社の車両配置表|url=https://railf.jp/japan_railfan_magazine/2018/687/687-furoku.html |publisher=[[交友社]]|journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]|serial=通巻687号(2018年7月号) |volume=58 |pages=4,27,40}}(別冊付録)</ref>。
 
 
 
: オハネ14 3 → オロ14 851
 
 
 
===== オハネ15形をオハネ25形に改造 =====
 
* '''オハネ25 251・252'''
 
: [[1990年]]、「銀河」「日本海1・2号」用のB寝台車が不足したため、オハネ15形2両をオハネ25形に改造し、250番台とした。電源引き通し関係の改造のみで、外観の変化はない。
 
 
 
: オハネ15 38・39 → オハネ25 251・252
 
 
 
===== 「トワイライトエクスプレス」第3編成用改造車 =====
 
* '''オハ25 553'''
 
: 寝台特急「[[トワイライトエクスプレス]]」は、運転日を増やすため、[[1991年]]に第3編成を増備することとなった。そのうちのサロンカーについて、本系列から種車が選定され、幡生車両所で改造された。
 
 
 
: オロネ14 8 → オハ25 553
 
 
 
===== 「出雲3・2号」用グレードアップ改造車 =====
 
[[File:1996-8-13-orone14-300.JPG|thumb|オロネ14 300番台]]
 
[[File:1996-8-13-ohane14-300.JPG|thumb|オハネ14 300番台]]
 
[[1991年]]、「出雲」3・2号用に登場したグレードアップ個室寝台車で、1人用A寝台車(シングルDX)3両と1人用B個室寝台(シングル)・2人用B個室寝台(ツイン)合造車3両の計6両が登場した。
 
* '''オロネ14 301 - 303'''
 
: 1人用A個室寝台(シングルDX)車両。
 
: 車両構造は1989年に登場した「[[あさかぜ (列車)|あさかぜ]]」・「[[瀬戸 (列車)|瀬戸]]」用の[[国鉄24系客車#「あさかぜ3・2号」、「瀬戸」用改造車|オロネ25形300番台]]に準じる。
 
 
 
: オハネ14 16・35 オロネ14 6 → オロネ14 301 - 303
 
 
 
: 「あかつき」に転用後は、「日本海」1・4号のオロネ25形300番台の予備を兼ねるため、24系にも併結可能な様に改造が実施された。
 
 
 
* '''オハネ14 301 - 303'''
 
: 上記のオロネ14形300番台と同じく「出雲」3・2号用に登場した、1人用B個室寝台(シングルツイン)、2人用B個室寝台(ツイン)合造車。
 
: 「[[トワイライトエクスプレス]]」用に改造された[[国鉄24系客車#「トワイライトエクスプレス」改造車|オハネ25形520番台]]に準じたエキストラベットを備えた1人用個室6室と、同じくオハネ25形510番台に準じた4人利用も可能な2人用個室7室を備える。
 
: [[1998年]]に「出雲」3・2号が[[JR西日本285系電車|285系電車]]による「サンライズ出雲」化されたことに伴い、上述のオロネ14形300番台とともに「あかつき」に転用されたが、2008年に「あかつき」も廃止されたため、定期運用がなくなった。
 
 
 
: オハネ14 15・17 オロネ14 7 → オハネ14 301 - 303
 
 
 
===== 「あかつき」用B個室寝台車 =====
 
* '''オハネ15 351 - 353'''
 
: [[1992年]]、「あかつき」用にオハネ15形の改造により登場した、1人用B個室寝台(ソロ)車。
 
: 定員確保のため通路を車両中央に設け、その両側に1人用個室を合計28室設けている。
 
: [[2000年]]、「あかつき」の「[[彗星 (列車)|彗星]]」との併結化に伴い同車は一旦「彗星」の編成に移され、[[2005年]]には「彗星」の廃止に伴い再び「あかつき」で使用されていたが、2008年に「あかつき」も廃止されたため、定期運用が無くなった。
 
 
 
: オハネ15 8・24・29 → オハネ15 351 - 353
 
 
 
==== JR九州 ====
 
九州旅客鉄道(JR九州)へは、「さくら」「みずほ」用に49両が継承された。両列車の廃止後は、「富士」「はやぶさ」用となったが、初期の14形が多かったため、随時24系25形から改造補充された。2009年の「富士・はやぶさ」廃止により定期運用を失ったが、九州島内での臨時列車に使用されている。
 
* '''オハネ15形1100番台'''
 
:[[1997年]](平成9年)「さくら」に使用されていたオハネ14の老朽化に伴い、「はやぶさ」の運転区間短縮によって余剰になった24系のオハネ25形100番台車を14系に編入した番台区分である。車両番号は種車の番号+1000になっている。改造内容は、引通し線を変更した程度で外観については種車と変わっておらず、オハネ15形はもともとオハネ25形100番台を基本に製造された車両であるため、オハネ15形新製車との差もほとんどない。「さくら」減車時に2両が廃車されたが、その後1両が追加改造され、現在も、JR九州熊本運輸センターに配置の上、2009年3月14日まで、「富士」「はやぶさ」に使用されていた。
 
 
 
: オハネ25 102・112・185・201・202・204・222・246 → オハネ15 1102・1112・1185・1201・1202・1204・1222・1246
 
 
 
{{Vertical_images_list
 
|幅= 200px
 
| 1=JNR ohane15 2003.jpg
 
| 2=オハネ15 2003
 
| 3=JNR orone15 3006.jpg
 
| 4=オロネ15 3006
 
}}
 
* '''オハネ15形2000番台'''
 
:「はやぶさ」「富士」用に改造された全室1人用B個室寝台車(ソロ)オハネ25形1000番台を、1999年に「さくら」転用のため、サービス電源の変更を行って14系に編入したもの。詳細は[[国鉄24系客車#「はやぶさ」・「富士」用改造車|国鉄24系客車 オハネ25形1000番台の項]]を参照。
 
 
 
: オハネ 25 1001 - 1005 → オハネ15 2001 - 2005
 
 
 
* '''オロネ15形3000番台'''
 
: 2005年に「はやぶさ」「富士」で使用されていた1人用A個室寝台車(シングルDX)オロネ25形を14系仕様に改造したもの。詳細は[[国鉄オロネ25形客車|国鉄24系客車 オロネ25形の項]]を参照。
 
 
 
: オロネ25 1・2・4・5・6 → オロネ15 3001・3002・3004・3005・3006
 
 
 
=== 運用 ===
 
1971年に開発され、その年に急行「瀬戸」で試験的に運用された後、[[1972年3月15日国鉄ダイヤ改正]]から本格的に営業運転に投入された。このダイヤ改正では、途中駅で分かれて別々の目的地を目指す運行形態を採っていた「さくら」などの列車に、当初の開発計画のとおり投入された。その後も「いなば」・「[[紀伊 (列車)|紀伊]]」など多層建ての寝台列車にも投入され、[[国鉄24系客車|24系]]の開発・運用開始後も同系とともに寝台列車の主力として使用された。
 
 
 
しかしその後、寝台列車は次第に需要が低迷するようになり、列車の廃止に伴って余剰となり始めた本系列も次第に活躍の場を狭めていった。また、北海道にみられた気動車併結列車も2007年10月のJR北海道ダイヤ改正での「[[まりも (列車)|まりも]]」の臨時列車化に伴い定期運用がなくなった。2010年3月13日のダイヤ改正で、寝台特急「[[北陸 (列車)|北陸]]」が廃止されたことにより、特急列車での定期運用は無くなった。そして2012年4月現在、定期列車では急行「[[はまなす (列車)|はまなす]]」に使用されるだけとなり、2016年3月21日の青森発をもって運行終了へと到った。
 
 
 
* 「[[はまなす (列車)|はまなす]]」:[[青森駅]] - 札幌駅
 
 
 
2009年(平成21年)3月まで[[多層建て列車]]として運転されていた、東京駅 - [[門司駅]]間併結の「富士」・「はやぶさ」では、それぞれの編成内容を共通化することで、1つの編成について、熊本-「はやぶさ」-東京-「富士」-大分-「富士」-東京-「はやぶさ」-熊本という、14系の長所を最大限に活かした車両運用が行われていた点が注目された。
 
 
 
* 「はやぶさ」:[[東京駅]] - [[熊本駅]]
 
* 「富士」:東京駅 - [[大分駅]]
 
 
 
{| style="font-size:80%; border:solid 1px #999; margin:1em; padding:1em;"
 
|-
 
|
 
{| class="wikitable" style="text-align:center;"
 
|+ 2005年3月15日以降の「[[はやぶさ (列車)|はやぶさ]]」・「[[富士 (列車)|富士]]」編成図
 
|-
 
!号車
 
|1||2||3||4||5||6||7||8||9||10||11||12
 
|-
 
!喫煙・禁煙
 
|colspan="3"|喫煙席
 
|colspan="3"|禁煙席
 
|colspan="3"|喫煙席
 
|colspan="3"|禁煙席
 
|-
 
!座席種類
 
|B||A1||B1||B||B||B||B||A1||B1||B||B||B
 
|-
 
! 形式
 
|スハネフ14形<br />または<br />スハネフ15形
 
|オロネ15形<br />3000番台
 
|オハネ15形<br />2000番台
 
|オハネ15形
 
|オハネ15形
 
|スハネフ14形<br />または<br />スハネフ15形
 
|スハネフ14形<br />または<br />スハネフ15形
 
|オロネ15形<br />3000番台
 
|オハネ15形<br />2000番台
 
|オハネ15形
 
|オハネ15形
 
|スハネフ14形<br />または<br />スハネフ15形
 
|-
 
!下り列車
 
|style="text-align:left;"|← 熊本
 
|colspan="4" style="text-align:center;" |'''「はやぶさ」'''
 
|rowspan="2" style="text-align:right;" |東京 →
 
|style="text-align:left;"|← 大分
 
|colspan="4" style="text-align:center;"|'''「富士」'''
 
|rowspan="2" style="text-align:right;"|東京 →
 
|-
 
!上り列車
 
|style="text-align:left;"|← 大分
 
|colspan="4" style="text-align:center;"|'''「富士」'''
 
|style="text-align:left;"|← 熊本
 
|colspan="4" style="text-align:center;"|'''「はやぶさ」'''
 
|}
 
|-
 
|&nbsp;
 
|-
 
|
 
; 座席種別凡例
 
* A1=[[A寝台]]1人用個室寝台「シングルデラックス」
 
* B1=B寝台1人用個室寝台「ソロ」
 
* B=開放式[[B寝台]]
 
|}
 
 
 
詳細としては「スハネフ14 (15) 形 - オロネ15形3000番台 - オハネ15形2000番台 - オハネ15形 - オハネ15形 - スハネフ14 (15) 形」1編成を、上り「はやぶさ」→下り「富士」→上り「富士」→下り「はやぶさ」とする運用を組み合わせる形で使用されていた。
 
 
 
車両の面から見ると「富士」「はやぶさ」に使用されている14系の製造時の形式は、14系14形が5両(スハネフ14形0番台)、14系15形が9両(スハネフ15形・オハネ15形0番台)、24系24形が1両(オハネフ24形改造のスハネフ14 101)、24系25形が16両(オロネ15形3000番台・オハネ15形2000番台・オハネ15形1100番台)とすでに廃車となっている[[国鉄20系客車|20系客車]]を除く寝台特急用客車の全形式にわたっていた。
 
 
 
趣味的な観点であるが、銀帯の車両が多数派となっているが、もともと白帯であるスハネフ14形に加え、更新改造時に銀帯(ステンレス)を白帯(塗装)に変更した15形車両も存在するため、帯の色が統一された編成となることはほとんどない。2008年3月現在、スハネフ14形、スハネフ15形の一部、オハネ15形1100番台が白帯、スハネフ15形の一部、オハネ15形0番台、オハネ15形2000番台、オロネ15形3000番台が銀帯となっていた。
 
 
 
=== 廃車の状況(寝台車) ===
 
[[#RF683 34-43|鉄道ファン2018年3月号、資料:14・24系客車 車歴表、pp.34-38。]]に基づく。
 
* 1982年(昭和57年)度
 
** スハネフ14形 : 102(南シナ)
 
* 1992年(平成4年)度
 
** スハネフ14形 : 2(熊クマ)
 
* 1994年(平成6年)度
 
** オシ14形 : 13(熊クマ)
 
* 1996年(平成8年)度
 
** オハネ14形 : 18・39・40・43・45・47・48・49・52・53(東オク)、706(熊クマ)
 
** スハネフ14形 : 16・18・19(東オク)
 
** オハ14形 : 701(広セキ)
 
* 1997年(平成9年)度
 
** オハネ14形 : 7・8・10・11・12・13・19・20・23・24・701・702・703・704・705(崎サキ)、9(熊クマ)、21(東オク)、57・61・86・87(大ミハ)
 
** スハネフ14形 : 21・22(東オク)、48・49(大ミハ)
 
* 1998(平成10年)年度
 
** オハネ14形 : 5・26・27・28・30・31・34・37・38・56・58(米イモ)、60・62・64・76・77(大ミハ)、25・41・42・44・46・50・54・59・101・105(東オク)
 
** オハネ15形 : 12(大ミハ)
 
** スハネフ14形 : 7・8・9・10・17・38・103(東オク)、14・15・23・26(米イモ)、34・36・45・47(大ミハ)
 
* 1999年(平成11年)度
 
** オロネ14形 : 1・2・3・4・5(崎サキ)
 
** オハネ15形 : 27(京キト)
 
** スハネフ14形 : 4・13(崎サキ)、39・40(東オク)、44(京キト)
 
** オシ14形 : 2・3・7・8・12(崎サキ)
 
* 2000年(平成12年)度
 
** オハネ14形 : 14(大ミハ)、80・90・102・103・104(東オク)
 
** スハネ14形 : 751・753(東オク)
 
** スハネフ14形 : 1(崎サキ)、33(東オク)
 
* 2001年(平成13年)度
 
** オハネ15形 : 5・7・1112・1185(崎サキ)、13・17・18・19・21・22・34・35・36(大ミハ)
 
** スハネ14形 : 754(東オク)
 
* 2002年(平成14年)度
 
** オハネ15形 : 9(大ミハ)
 
* 2003年(平成15年)度
 
** オハネ14形 : 33(大ミハ)
 
** スハネ14形 : 757(東オク)
 
** オハネ15形 : 10・11(大ミハ)、25(京キト)
 
** スハネフ14形 : 25・50(大ミハ)、37(東オク)
 
** スハネフ15形 : 5・6・9・10・11・13(大ミハ)
 
* 2004年(平成16年)度
 
** オハネ15形 : 26(京キト)
 
** スハネフ14形 : 24(京キト)
 
* 2005年(平成17年)度
 
** オハネ15形 : 14・16・23・28・30・31・32・33・37・40・41・42(京キト)
 
* 2006年(平成18年)度
 
** スハネフ14形 : 503(札サウ)
 
** スハネフ15形 : 19(京キト)
 
* 2007年(平成19年)度
 
** オハネ14形 : 501・502・504(札サウ)
 
** スハネフ15形 : 8・15・17・18(京キト)
 
* 2008年(平成20年)度
 
** オロネ14形 : 301・302・303(京キト)
 
** オハネ15形 : 351・352・353(京キト)
 
** スハネフ14形 : 501・502・504・505・506・507・508(札サウ)
 
** スハネフ15形 : 3・4・7・12・14・16(京キト)
 
* 2009年(平成21年)度
 
** オロネ15形 : 3002・3004・3005(熊クマ)
 
** オハネ15形 : 1・2・6・1201・1202・2001・2003・2005(熊クマ)
 
** スハネフ14形 : 3・5・12(熊クマ)
 
** スハネフ15形 : 1・21(熊クマ)
 
* 2010年(平成22年)度
 
** オロネ14形 : 703(東オク)
 
** オハネ14形 : 63・82・89・91(東オク)
 
** スハネ14形 : 701・703・752・755(東オク)
 
** スハネフ14形 : 20・28・29・30・31・32・35(東オク)
 
** オロネ15形 : 3001(熊クマ)
 
** オハネ15形 : 1102・1246・2004(熊クマ)
 
** スハネフ14形 : 6(熊クマ)
 
** スハネフ15形 : 2(熊クマ)
 
*: 熊クマの6両分は2010年3月29日に[[マレーシア鉄道公社]]に譲渡<ref name="RF683_34-35" /><ref name="RF687" />。
 
* 2013年(平成25年)度
 
** オロネ14形 : 701・702(東オク)
 
** オロネ15形 : 3006(熊クマ)
 
** オハネ15形 : 3・4・1122・1204・2002(熊クマ)
 
** スハネ14形 : 702・756・758・759(東オク)
 
** スハネフ14形 : 27(東オク)、101(熊クマ)
 
** スハネフ15形 : 20(熊クマ)
 
*2015年(平成27年)度
 
**スハネフ14形 : 551・552(札サウ)
 
**スハネフ14形 : 11(熊クマ)
 
*: 九州鉄道記念館に保存<ref name="RF683_35" /><ref name="RF687" />。
 
*2017年(平成29年)度
 
** オロ14形 : 851(近ミハ)
 
 
 
=== 現状(寝台車) ===
 
2018年3月31日付でオロ14形851の廃車を最後に全廃している<ref name="RF687"/>。
 
 
 
== 座席車 ==
 
[[ファイル:JNR 14 -interior.jpg|thumb|200px|14系座席車の車内]]
 
[[1969年]](昭和44年)から、国鉄は[[臨時列車|波動輸送]]用として12系客車を製造していた。12系は急行用としたことから[[鉄道車両の座席|座席]]は向かい合わせの固定式クロスシートであるものの、110km/h運転が可能で[[エア・コンディショナー|冷房装置]]を完備した唯一の昼行用客車ということもあり、当初は臨時特急列車にも12系を使用していたが、[[特別急行券|特急料金]]の割引を行っても利用者の評判は芳しくなかった。そこで12系客車の設計を基本とし、[[国鉄183系電車|183系電車]]と共通の車内設備をもつ[[特急形車両]]として[[1972年]]から[[1974年]]にかけて新潟鉄工所・富士重工業・日本車輌製造で合計325両が製造されたのが14系座席車である。波動輸送用として増備されたことから、[[グリーン車]]・食堂車の製造は計画されず、[[普通車 (鉄道車両)|普通車]]のみが製造された。簡易リクライニングシート・AU13A形[[分散式冷房装置]](製造途中から難燃化構造としたAU13AN形に変更)を搭載し台車はTR217D形を採用した。車体の屋根高さは12系客車よりも10cm低い3,520mmである<ref group="注">本形式のAU13形冷房装置には、冬季でも運転可能なように送風ファンの上にカバーが付けられていることから12系のAU13形よりも高さが10cmほど高い。そのため、車両限界内に収めるために屋根高さを10cm低くして対応した。</ref>。また、窓框の高さなど183系電車の普通車とほぼ同一であるが、窓部の側構は同じ特急形でも電車・気動車と異なり内傾しておらず垂直である。また、波動用という事でレジャー客の[[スキー板]]や[[ゴルフ]]バッグなどの大型荷物の携行が予想されたため、客室の一端に大型荷物置場を設置した<ref>『鉄道ジャーナル』1978年8月号{{要ページ番号|date=2018-01-11}}</ref>。12系・14系寝台車以外の系列との併結は考慮されず、蒸気暖房管と電気暖房用引通し線は未装備である<ref name="rp200502">『鉄道ピクトリアル』2005年2月号{{要ページ番号|date=2017年5月}}</ref>。
 
 
 
=== 形式 ===
 
[[ファイル:JRW-Oha14-165.jpg|thumb|200px|オハ14 165]]
 
; オハ14形(オハ14 1 - 209)
 
: 定員72名の普通車である。
 
[[ファイル:JRWest-Suhahu14-32.jpg|thumb|200px|スハフ14 32]]
 
; スハフ14形(スハフ14 1 - 63)
 
: 定員64名の普通[[緩急車]]である。サービス用電源としてDMF15HZ-G形[[ディーゼルエンジン]]駆動(出力270PS)によるDM93発電機(容量210kVA)を搭載し、スハフ14形1両当たり自車を含む6両に給電可能とした<ref group="注">[[食堂車]]オシ14形連結の場合は5両まで</ref>。後位側妻面(車掌室)の貫通扉には手動式の表示幕が取り付けられ、他の特急形客車と同様にテールマークの表示が可能となっている。
 
[[ファイル:JRW-Ohafu15-23.jpg|thumb|200px|オハフ15 23]]
 
; オハフ15形(オハフ15 1 - 53)
 
: 定員64名の普通緩急車である。車体の基本構造はスハフ14形と同じであるが、サービス電源用の発電セットを搭載しない。また12系のオハフ13形では搭載準備工事が施工されていたが本形式では未施工である<ref name="rp200502"/>。
 
 
 
=== 製造の状況(座席車) ===
 
下表に記すように4回に亘って発注された。
 
増備の都度、細部の改良が行われているが、特に昭和48年度第3次民有車両では[[北陸トンネル火災事故]]の教訓から難燃性の向上が図られ、車体構造を含む多数の変更が行われた。
 
*床構造の金属化(木材→アルミ材)
 
*貫通路扉のガラスを網入り磨きガラスに変更して、ガラス押さえはステンレス材とした
 
*冷房装置の難燃化
 
*カーテン・シート詰め物の難燃化
 
また、ジャンパ連結器を24系客車に合わせた。ジャンパ栓収めを2箇所(KE8・KE85)妻板の1・4位に設置した。
 
 
 
1972年(昭和47年)-1974年(昭和49年)度の製造予算は以下の通りである{{要出典|date=2017年5月}}。
 
{| class="wikitable" style="font-size:80%; text-align:center; float:left; margin:1em 0 2em 3em;"
 
|-
 
!rowspan="2" style="width:8em;"|予算区分
 
!rowspan="2" style="width:8em;"|形式
 
!colspan="3"|製造所
 
!rowspan="2" style="width:4em;"|両数
 
|-
 
!style="width:8em;"|[[新潟鐵工所]]
 
!style="width:8em;"|[[SUBARU|富士重工業]]
 
!style="width:8em;"|[[日本車輌製造]]
 
|-
 
!rowspan="3"|昭和47年度<br />第1次民有車両
 
!オハ14形
 
|1 - 8<br />17 - 25
 
|9 - 16
 
|26 - 49
 
|rowspan="3"|76両
 
|-
 
!スハフ14形
 
|1・2<br />6 - 8
 
|3 - 5
 
|9 - 14
 
|-
 
!オハフ15形
 
|1・2<br />5 - 7
 
|3・4
 
|8 - 13
 
|-
 
!rowspan="3"|昭和47年度<br />第2次民有車両
 
!オハ14形
 
|66 - 77
 
|50 - 57
 
|58 - 65<br />78 - 81
 
|rowspan="3"|49両
 
|-
 
!スハフ14形
 
|19 - 21
 
|15・16
 
|17・18<br />22・23
 
|-
 
!オハフ15形
 
|18 - 20
 
|14・15
 
|16・17<br />21
 
|-
 
!rowspan="3" |昭和48年度<br />第3次民有車両
 
!オハ14形
 
|82 - 105
 
|106 - 121
 
|122 - 145
 
|rowspan="3" |100両
 
|-
 
!スハフ14形
 
|24 - 29
 
|30 - 35
 
|36 - 43
 
|-
 
!オハフ15形
 
|22 - 27
 
|28 - 31
 
|32 - 37
 
|-
 
!rowspan="3" |昭和49年度<br />第2次民有車両
 
!オハ14形
 
|146 - 185
 
|186 - 209
 
|&nbsp;
 
|rowspan="3" |100両
 
|-
 
!スハフ14形
 
|44 - 53
 
|54 - 63
 
|&nbsp;
 
|-
 
!オハフ15形
 
|38 - 47
 
|48 - 53
 
|&nbsp;
 
|-
 
!colspan="2"|製造所別両数
 
|141両
 
|91両
 
|93両
 
|325両
 
|}
 
{{-}}
 
※ジョイフルトレインへの改造車については、その項を参照のこと。
 
 
 
=== 日本国外向けの派生車 ===
 
日本の車両メーカーによるこの時点までの輸出用客車製造には、43系ベースのブラジル国鉄向け客車と、10系ベースのタイ国鉄向け軽量客車があったが、この14系でも[[近畿車輛]]が[[1976年]](昭和51年)に座席車をベースとして[[メキシコ]]・[[チワワ太平洋鉄道]]向けに冷房付で製造している。冷房装置はAU13AN形が搭載されていたが、老朽化対策としてメキシコ[[三菱電機]]製セゾンエアコンに換装された。冷房電源用ディーゼル発電機も2両毎に付けられているのも共通している。
 
 
 
=== 国鉄時代の改造車(座席車) ===
 
==== 北海道向け500番台改造(座席車) ====
 
[[ファイル:JNR-Oha14 500.jpg|thumb|200px|500番台座席車<br />蒸気管と旧形客車併結用のKE85-KE54特殊両栓ジャンパ線装備]]
 
[[ファイル:JNR 14 PCseries suhahu14 niseko sapporo.jpg|thumb|200px|急行「ニセコ」<br />(1986年 札幌駅)]]
 
[[1981年]](昭和56年)、北海道の急行列車で使われていた旧形客車の置き換えのため、本州内の急行列車廃止で余剰になっていた本系列に暖房強化や空気圧縮機の大型化、これに伴いスハフ14形1両当たり自車を含めた6両から4両給電に変更、冬季の着雪・凍結対策として折戸であった客用扉の引戸化など道内向け改造を施した番台区分。当初から、[[荷物車]]、[[郵便車]]、寝台車(当初は10系寝台車と混結されていた)などの旧形客車との併結が前提であったため、12系客車と同じく機関車からの暖房用蒸気を旧形客車に送るための、暖房用蒸気の引通管が新たに設けられた。オハ14 501 - 539・スハフ14 501 - 509が改造された
 
 
 
4両給電化によってスハフ14形の所要両数が増えて種車となるスハフ14形が不足するため、オハフ15形をスハフ14形に改造の上充当している。上記の道内向け改造に加え、電源用ディーゼル発電セットの取付が行なわれた。この改造によりスハフ14形に編入された車両の番台区分は550番台の551 - 561となった。
 
 
 
当初は座席車のみの落成となったが、後に寝台車も改造され投入された。500番台寝台車と同様の台車のため、最高速度が95 km/hに抑えられていたが、青函トンネル内に限り再度110 km/h走行が可能となった。
 
 
 
500番台はさらなる改造の種車となったものが多く、残存したのはオハ14形が11両、スハフ14形500番台が5両、スハフ14形550番台が4両となっている。
 
 
 
青函トンネル内での防火対策として、床下にディーゼル発電機を搭載するスハフ14 501 - 509・551・555 - 557に自動消火装置が搭載されており、急行「はまなす」の編成に限定使用されている<ref name="rf201602">『鉄道ファン』2016年2月号 p.46</ref>。
 
 
 
1997年3月のダイヤ改正では、快速「海峡」が110 km/h運転を開始したため、その対応として43両にA急ブレーキ弁取付け工事が行われた、これにより、最高速度が95 km/hから110 km/hに向上した<ref name="rf201602"></ref>。
 
<gallery>
 
ファイル:JNR 14 PCseries suhahu14 tenpoku nayoro.jpg|上り「天北」<br />(1986年 [[名寄駅]])
 
ファイル:JNR 14 PCseries suhahu14 rishiri sapporo.jpg|上り「利尻」<br />(1986年 札幌駅)
 
ファイル:JNR 14 PCseries suhahu14 taisetsu sapporo.jpg|上り「大雪」<br />(1986年 札幌駅)
 
ファイル:JNR 14 PCseries suhahu14 marimo sapporo.jpg|上り「まりも」<br />(1986年 札幌駅)
 
</gallery>
 
 
 
==== 欧風客車への改造 ====
 
[[1983年]](昭和58年)に、新しい団体需要の獲得を目的として東京南鉄道管理局と大阪鉄道管理局で7両編成2本が欧風客車([[ジョイフルトレイン]])に改造された。東京南鉄道管理局のものは「[[サロンエクスプレス東京]]」、大阪鉄道管理局のものは「[[サロンカーなにわ]]」と称する。1987年には、東京北鉄道管理局で「[[スーパーエクスプレスレインボー]]」が製作されている。
 
 
 
詳細については、各列車の項目を参照されたい。
 
 
 
==== オハフ15形に電源装置を取り付け(スハフ14形400番台) ====
 
1983年に、座席車のジョイフルトレインへの改造に伴い不足する電源車を補う目的で、オハフ15形に電源用ディーゼル発電機を取付けスハフ14形化した車両。スハフ14 401・402の2両が存在。
 
 
 
同車は長らく尾久客車区(現・[[尾久車両センター]])において、急行列車や[[団体専用列車]]などに用いられたが、急行列車の廃止や団体専用列車の電車化に伴い、[[2003年]](平成15年)までに2両とも廃車され区分消滅している。
 
 
 
==== 和風客車への改造 ====
 
1986年に、老朽化したスロ81系和式客車の代替として、大阪鉄道管理局で7両編成1本が和風客車「[[みやび (鉄道車両)|みやび]]」に改造された。当編成は、落成わずか8か月後の同年12月に[[余部橋梁]]から転落し廃車となった。14系座席車出自の車両としては国鉄時代唯一の廃車事例である。
 
 
 
=== JRへの継承(座席車) ===
 
国鉄分割民営化に際しては、JR四国を除く5旅客鉄道会社へ318両が継承された。国鉄時代の廃車は、事故廃車となった「みやび」の7両のみである。
 
{| class="wikitable" style="font-size:80%; text-align:center; float:left; margin:1em 0 2em 3em;"
 
|-
 
!style="width:8em;"|形式
 
!style="width:4em;"|北海道
 
!style="width:4em;"|東日本
 
!style="width:4em;"|東海
 
!style="width:4em;"|西日本
 
!style="width:4em;"|九州
 
!style="width:4em;"|両数
 
|-
 
!オロ14形
 
|&nbsp;
 
|9
 
|&nbsp;
 
|5
 
|&nbsp;
 
!14
 
|-
 
!スロフ14形
 
|&nbsp;
 
|4
 
|&nbsp;
 
|2
 
|&nbsp;
 
!6
 
|-
 
!オハ14形
 
|39
 
|84
 
|24
 
|35
 
|8
 
!190
 
|-
 
!スハフ14形
 
|20
 
|30
 
|7
 
|9
 
|2
 
!68
 
|-
 
!オハフ15形
 
|&nbsp;
 
|22
 
|6
 
|10
 
|2
 
!40
 
|-
 
!座席車合計
 
!59
 
!149
 
!37
 
!61
 
!12
 
!318
 
|}
 
{{-}}
 
 
 
=== 分割民営化後の改造車(座席車) ===
 
==== JR北海道(座席車) ====
 
===== 「まりも」用指定席車「ドリームカー」への改造 =====
 
[[ファイル:Oha14 marimo dreamcar.jpg|thumb|200px|オハ14 500番台ドリームカー]]
 
急行「[[まりも (列車)|まりも]]」の[[座席指定席]]車のグレードアップを目的として改造された車両。オハ14 503・505・507・508・510の5両が改造されたが、改造後の番号変更はない。座席は、キロ182形のグレードアップにより発生したグリーン車用[[リクライニングシート]]に交換された。2016年3月まで急行「はまなす」の指定席車として使用されていた。
 
 
 
===== 「はまなす」用カーペットカーへの改造 =====
 
[[ファイル:JRH-Oha14-515.jpg|thumb|200px|オハ14 515]]
 
[[1997年]]に急行「[[はまなす (列車)|はまなす]]」・快速「[[白鳥 (列車)#青函連絡船代替快速「海峡」|海峡]]」用に改造された車両。車内は2段式の[[絨毯|カーペット]]敷きとなり、上段は線路方向、下段は枕木方向に横になるレイアウトである。オハ14 512・515の2両が改造され、2016年3月まで急行「はまなす」に連結されていた。
 
 
 
また、[[1998年]]には[[東青森駅]] - [[白石駅 (JR北海道)|白石駅]]間で運転された「[[カートレイン|カートレインさっぽろ]]」用にオハ14 513がカーペット車に改造された。こちらは「はまなす」用と異なり上段がなく、仕様も「海峡」用[[国鉄50系客車|51系]]の「ゆったりカーペット車」に近いものであったが、既に廃車されている。
 
 
 
=====「北斗星」用寝台車への改造 =====
 
 
 
「北斗星」増発に伴い所要となる車両について、一部はオハ14形が種車となった。寝台車仕様の車体を新規に製造し、外観は種車から大きく変化した。
 
詳細は[[国鉄24系客車]]の該当節を参照されたい。
 
:*オハ14 502・538→オハネ25 551・552
 
:*オハ14 527・537→オハネ25 561・562
 
 
 
===== SL列車用客車への改造 =====
 
[[ファイル:JR hokkaido SU HA FU 14 505.JPG|thumb|200px|スハフ14 505]]
 
1999年に「[[SLすずらん号]]」用に用意された。ぶどう色の地に赤帯に塗色変更されたオハ14 519・526とスハフ14 505の3両で、竣工直後は青20号一色という出で立ちであったが、出場後3日でぶどう色に赤帯に変更されるというハプニング的事例が発生している。青20号での運転は本線試運転の一回のみである。改装当初は室内にドラフト音を流す客室への[[バックグラウンドミュージック|BGM]]用[[スピーカー]]、[[マイクロフォン#その他の分類|ワイヤレスマイク]]用回路の設置のみであったが、1季節終えた後、座席を4人がけボックスシートに改造したほか、[[ダルマストーブ]]の設置などが行なわれている。2003年にスハフ14 507を追加で改造した。2016年現在、「[[SL冬の湿原号]]」専用車両となっている。
 
{{-}}
 
 
 
==== JR東日本(座席車) ====
 
===== 和式客車「浪漫」への改造 =====
 
1995年に、老朽化した長野支社の12系和式客車「[[白樺 (鉄道車両)|白樺]]」の代替として[[長野総合車両センター|長野総合車両所]]で6両編成1本を改造し、「[[浪漫 (鉄道車両)|浪漫]]」と称した。
 
 
 
詳細は、当該項目を参照のこと。
 
 
 
===== 旅のプレゼント号用改造 =====
 
[[身体障害者]]にも旅を楽しんでもらおうという趣旨の元に企画・運転されている「旅のプレゼント号」用として、当時の[[尾久車両センター|尾久客車区]]<!--(東オク)-->に配置されていたオハ14 95にイベントスペースやテレビモニターなどを設置した。2003年廃車。
 
 
 
==== JR東海(座席車) ====
 
{{Double image aside|right|JRC-Ohafu15 701.JPG|200|JRC-Oha14 704.JPG|200|オハフ15 701|オハ14 704}}
 
===== アコモデーション改造車「ユーロピア」(700番台) =====
 
[[1990年]]、[[東海旅客鉄道]](JR東海)において、12系客車改造の「[[ユーロライナー (鉄道車両)|ユーロライナー]]」の増結用として、座席車の車内を改装した車両。「ユーロピア」とも呼ばれる。
 
 
 
「ユーロライナー」にあわせ、外板塗色を変更したほか、車内は簡易リクライニングシートから、シートピッチを拡大した背面テーブル付回転リクライニングシートに変更されている。そのため窓割と座席の位置が合わない席がある。
 
 
 
オハ14 701<ref group="注">オハ14 701という車両番号は、ジョイフルトレイン「ホリデーパル」の[[ロビーカー]]にも存在し、ホリデーパルの廃車まで重複車号となっていた。</ref> - 704・スハフ14 701・オハフ15 701の6両が[[美濃太田車両区]]に配置されたが、2004年度までに全車廃車されている。
 
 
 
==== JR西日本(座席車) ====
 
[[ファイル:Moonlight-kyushu InHakata.JPG|thumb|200px|スハフ14 202]]
 
[[ファイル:JR west moonlight kyusyu 14pc kokura.jpg|thumb|200px|オハフ15 201]]
 
===== リゾート&シュプール用改造車(200番台) =====
 
[[1988年]]、JR西日本が主に[[スキー]]客向けの臨時列車「[[シュプール号]]」に用いることを目的に改造。その後「リゾート白馬号」などに用いられたため「リゾート&シュプール」車とも呼ばれる。冬場以外の時期には臨時快速列車「[[ムーンライト九州]]」にも用いられた。
 
 
 
車体塗装が変更されたほか、座席は従来の簡易リクライニングシートから、リクライニング角度の大きい背面テーブル付のフリーストップリクライニングシートに取り替えられた。ただし、「ユーロピア」と異なり、シートピッチはそのままである。車端部の1窓(8席)をつぶし、スキー用の大型荷物置場を備える。2000年代に入り「シュプール号」運用が減少した後は冬場にも「ムーンライト九州」などに使用されていたが、2009年7月10日付で全車廃車された<ref name="yomi20090712">{{Cite news|title=ムーンライト九州、事前発表もなく姿消す|newspaper=[[読売新聞]]|date=2009-7-12|url=http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090128-945707/news/20090711-OYT1T00648.htm|accessdate=2015-03-12|publisher=YOMIURI ONLINE|archiveurl=https://archive.is/20090715175805/http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090128-945707/news/20090711-OYT1T00648.htm|archivedate=2009年7月15日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。
 
 
 
登場した車両は、オハ14 201 - 208・251 - 258・スハフ14 201 - 204・オハフ15 201 - 203・251の24両で、2009年4月時点ではオハ14 201・202・204・206 - 208<ref group="注">なお、オハ14は合計202両が製造されていたため、末期に製造された201・202は本番台区分との重複車号となっていたが、オリジナル車(最終所属は尾久客車区)の廃車により、重複は解消されていた。</ref>・251 - 253・256 - 258・スハフ14 201 - 204の16両が在籍していた<ref name="yomi20090712"/>。
 
: オハ14 251 - 258は更衣室付のための番号区分。
 
: スハフ14 201 - 204には簡易な車販準備室が設けられ、「シュプール号」最盛期には車内販売員が乗務した。
 
: オハフ15形はその後、車端部に「あすか」に準じた展望室を取付ける改造が施されていた。ただし、251は便所・洗面台の位置にラウンジが設けられたのみで、展望構造は不採用だった。
 
 
 
<gallery>
 
ファイル:Ml-kyushu-viewroom.jpg|展望室内部
 
ファイル:Ml-kyushu-zaseki.jpg|フリーストップリクライニングシート
 
ファイル:Ml-kyushu-baggage.jpg|大型荷物置場
 
</gallery>
 
 
 
===== 「あかつき」用レガートシート改造車(オハ14形300番台) =====
 
[[ファイル:Oha14-303.JPG|thumb|200px|オハ14 303]]
 
[[1990年]]、夜行高速バスとの競争力強化のため「あかつき」佐世保編成に組み込まれていた座席車オハ14形を、長崎編成に組換えのうえ夜行高速バス並みの独立3列シート化改造した車両である。愛称は「レガートシート」。車両後部に[[女性専用車両#夜行列車|女性専用席]]を設け、車内の通り抜けを少なくするため編成端部に連結することになった。そのため、最後部には女性専用の化粧室、更衣室が設けられている。編成端部側の貫通扉は埋められ、列車愛称表示器が取り付けられている。「あかつき」の廃止により、全車廃車となった<ref name="レガートシートJトレイン42">[[#JT42 79-98|14系座席車 運転史、p.98]]</ref>。
 
: オハ14 19・29・32→オハ14 301 - 303
 
 
 
==== JR九州(座席車) ====
 
===== 超魅力くまもと日本一周号 =====
 
{{Double image aside|right|JR west EF65 1121 JR kyusyu cho miryoku kumamoto.jpg|200|JR kyusyu 14kei cho miryoku kumamoto.jpg|200|EF65 1121牽引 超魅力くまもと日本一周号 スハフ14 27|超魅力くまもと日本一周号 スハフ14 27}}
 
[[1988年]]、JR九州と[[熊本県]]がタイアップした「熊本デステネーションキャンペーン」の一環として14系座席車5両とオシ14を改装し、9 - 12月の期間中全国12駅<ref>熊本・広島・高松・大阪・名古屋・品川・仙台・盛岡・札幌・秋田・富山・松江・博多。</ref>においてイベントを行った。車内は熊本をアピールする展示物やJR九州の鉄道関係の展示物が陳列されたほか、オシ14では軽食や酒類を含む飲料が提供された。イベント終了後は原型に復元。
 
: スハフ14 27(本部車) - オハ14 102(レセプション車) - オシ14 12(ショート・バー車) - オハ14 104(観光展示車) - オハ14 105(観光展示車) - オハフ15 27(シアター車)
 
{{-}}
 
 
 
=== 運用 ===
 
製造当初より定期列車での特急列車運用はなく、臨時特急「[[山陽本線優等列車沿革|しおじ]]」・「[[つばさ (列車)|つばさ]]」・「[[踊り子 (列車)|踊り子]]」など、臨時列車用として使用された。
 
 
 
[[1975年]]3月のダイヤ改正より、大阪始発の九州方面への[[夜行列車|夜行]][[急行列車]]である「雲仙」「西海」「阿蘇」「くにさき」の4列車に使用される事になり、同系列としては初めて定期列車運用となった<ref>j train (ジェイ・トレイン) 2011年 07月号 vol.42 (2011/5/21)「14系座席車 運転史(pp.79-90)」</ref>。その後も臨時特急・急行列車中心に使用され、[[1980年]]10月改正では前述の急行列車が廃止となって一時的に定期列車の運用が消滅したが、廃止による余剰車を北海道向けに改造して急行「ニセコ」の旧形客車を置き換えてから、次第に定期列車への使用が増えていった<ref name="Jトレイン42運転史" />。
 
 
 
14系各寝台車とは車体断面は大きく違うが、そもそも寝台車のほうが先に製造された後に座席車へシステムが応用されたため完全な互換性がある。そのため[[北陸トンネル火災事故]]後のスハネフ14形防火対策工事や名古屋駅「紀伊」機関車衝突事故での車両代替としてスハフ14形を連結したほか、1983年から1984年にかけてB寝台車の2段寝台化改造の際には、再びスハフ14形とオハ14形が編成に組み込まれた。
 
 
 
こうした座席車と寝台車の混結は1980年代以降の夜行急行列車のうち、寝台車を連結していた列車を[[国鉄10系客車|10系客車]]やそれ以前の旧形客車<!--雑型客車とは、木造車および私鉄買収車のこと-->から置き換える際にも多く見られるようになった。さらに進化した形として夜行高速バスとの競争力を要求されていた[[新大阪駅|新大阪]]発着の九州方面寝台特急のうち、[[1986年]]より「あかつき」の佐世保編成中にオハ14形1両を連結していた。[[1990年]]には[[グリーン車]]並みの[[椅子|座席]]を、[[鉄道車両の座席|3列独立配置]]とした「'''レガートシート'''」が登場。長崎編成に組換えのうえ編成位置も端に寄せられた<ref name="レガートシートJトレイン42" />。しかし、[[1980年代]]以降は急行列車の特急格上げや廃止が進み、12系客車とともにジョイフルトレインなどに改造される車両が出始めた。[[ファイル:C56 160 SL kazutoyo and chiyo togano.jpg|thumb|200px|SL急行「土佐二十四万石博一豊&千代号」<br />(2006年 斗賀野駅付近)]]
 
[[1987年]]のJR分社後は、それ以前に配置がされなかった[[四国旅客鉄道|JR四国]]を除く各社に承継された。配置がなかったJR四国には[[2005年]]5月にJR東海が所有していたスハフ14 1・5<ref group="注">スハフ14 5は「ユーロライナー」塗装のままであり使用されずにいたが、塗装変更を受け、[[2006年]](平成18年)11月に[[土讃線]]で運転された、「[[SL急行土佐二十四万石博一豊&千代号]]」([[国鉄C56形蒸気機関車|C56 160]]牽引)において初めて使用された。</ref>・オハ14 1・オハフ15 1の合計4両の譲渡を受けて[[高松運転所]]に配属された。これにより14系座席車はJR旅客6社すべてに配置されたことになる<ref name="JR四国">[[#JT42 72-78|14系座席車の軌跡、pp.72-78]]</ref>。しかし、[[1994年]]にJR九州の車両はすべて廃車となり、[[2002年]]にJR東日本では保有していたジョイフルトレイン以外の14系座席車をすべて廃車している。
 
また、1994年には[[第三セクター鉄道]]の[[樽見鉄道]]にもJR東海が所有していた車両の譲渡を受けて5両が移籍、[[通学]]や[[花見]]輸送などに用いられた<ref>[[#TR 10years|樽見鉄道10年史、p.74。]]</ref>が、2006年3月末日に廃車された。2015年12月14日に高松運転所の14系が先に廃車され同所構内に放置されていた元ムーンライト高知用の12系(2010年廃車)・[[国鉄キハ185系気動車|キロハ186-1]](2013年廃車)ともども多度津工場に回送されている<ref>{{Cite web|url=http://railf.jp/news/2015/12/14/180000.html|title=高松運転所に留置されていた客車とキロハ186が多度津工場へ|accessdate=2016年4月20日|date=2015年12月14日|work=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] railf.jp(鉄道ニュース)|publisher=[[交友社]]}}</ref>。
 
また前述通りに2016年3月21日始発基準で運行終了した「はまなす」用車両の内、同年4月11日に座席車10両が陣屋町に回送され<ref>{{Cite web|url=http://railf.jp/news/2016/04/14/153000.html|title=もと"はまなす"用14系座席車が回送される|accessdate=2016年4月20日|date=2016年4月11日|work=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] railf.jp(鉄道ニュース)|publisher=[[交友社]]}}</ref>、さらに同年4月12日にも座席車5両が苗穂工場へ回送され<ref>{{Cite web|url=http://railf.jp/news/2016/04/15/150000.html|title=14系座席車5両が苗穂工場へ|accessdate=2016年4月20日|date=2016年4月15日|work=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] railf.jp(鉄道ニュース)|publisher=[[交友社]]}}</ref>、15両とも同年4月30日付で廃車された<ref name="JRR 2017W 358">ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2017冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2016年、p.358。ISBN 9784330737164。</ref>。
 
 
 
なお、JR北海道所属車4両(スハフ 14 502・スハフ 14 557・オハ 14 511・オハ 14 535)については、[[大井川鐵道]]への譲渡が決定し<ref name="oigawa-railway.co.jp_3654">{{Cite press release|title=JR北海道より14系客室車両導入のお知らせ|publisher=[[大井川鐵道]]|date=2016年6月9日|url=http://oigawa-railway.co.jp/archives/3654|language=日本語|accessdate=2016年6月9日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160613022628/http://oigawa-railway.co.jp/archives/3654|archivedate=2016年6月13日}}</ref>、2016年6月8日にフェリーでの航送準備がされた。スハフ14形2両は翌日の6月9日に、オハ14形2両は3日後の6月11日に搬入され、載線作業が行われた<ref>{{Cite web|url=http://railf.jp/news/2016/06/10/160000.html|title=14系座席車が航送される|accessdate=2016年6月10日|date=2016年6月10日|work=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] railf.jp(鉄道ニュース)|publisher=[[交友社]]}}</ref><ref name="railf.jp_103000.html">{{Cite web|url=http://railf.jp/news/2016/06/13/103000.html|title=14系客車4両が大井川鐵道に到着|accessdate=2016年6月13日|date=2016年6月11日|work=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] railf.jp(鉄道ニュース)|publisher=[[交友社]]}}</ref>。
 
 
 
また、JR北海道所属車10両についてもタイ国鉄に譲渡されて、来年末より運行予定である{{要出典|date=2017年2月}}。
 
 
 
2017年2月20日-22日に掛けて、JR北海道札幌運転所に所属していた4両が、[[東武鉄道]]への譲渡のために甲種輸送がなされた<ref name="railf.jp/news/2017/02/23/130000.html">{{Cite web|work=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]] |date=2017年2月23日 |url=http://railf.jp/news/2017/02/23/130000.html |title=もと"はまなす"用14系座席車が東武鉄道へ |publisher=[[交友社]] |accessdate=2017年2月24日}}</ref>。
 
 
 
=== 廃車の状況(座席車) ===
 
[[#RF683 34-43|鉄道ファン2018年3月号、資料:14・24系客車 車歴表、pp.34-38。]]に基づく。
 
==== 国鉄時代 ====
 
* 1986年(昭和61年)度
 
** オロ14形 : 801・802・803・804・805(大ミハ)
 
** スロフ14形 : 801・802(大ミハ)
 
*: ジョイフルトレイン「[[みやび (鉄道車両)|みやび]]」用、[[余部橋梁#余部鉄橋列車転落事故|余部鉄橋の転落事故]]により1987年2月10日付で廃車<ref name="RF683_35">[[#RF683 34-43|資料:14・24系客車 車歴表]]、p.35。</ref>{{Refnest|group="注"|JR東日本の[[浪漫 (鉄道車両)|浪漫]](長ナノ)において、1995年11月15日付の改造でオロ14 801-804、スロフ14 801・802は車籍が重複している<ref name="RF683_35" />。 }}
 
 
 
==== JR分割後 ====
 
* 1993年(平成5年)度
 
** オハ14形 : 2・6・11・14・17(海ミオ)、98・99・100・101・102・103・104・105(熊クマ)
 
** スハフ14形 : 28・29(熊クマ)
 
** オハフ15形 : 2・3(海ミオ)、26・27(熊クマ)
 
* 1994年(平成6年)度
 
** オハ14形 : 5・8・13(海ナコ)
 
** スハフ14形 : 2・4(海ナコ)
 
* 1995年(平成7年)度
 
** オハ14形 : 9・18・20・37・42・43・44・50・51(盛アオ)
 
** オハフ15形 : 5・6・10・14・15・24(盛アオ)
 
* 1996年(平成8年)度
 
** オハ14形 : 54・58・63(東オク)、516・522・523・524・525(札サウ)
 
** スハフ14形 : 552・553・558・559・560・561(札サウ)
 
* 1997年(平成9年)度
 
** オハフ15形 : 9(盛アオ)
 
* 1998年(平成10年)度
 
** オハ14形 : 55・56・59・60・62(長ナノ)、122・123・124・127・128・129(東オク)
 
** スハフ14形 : 16(長ナノ)、554(札サウ)
 
** オハフ15形 : 16・17・48・50(東オク)
 
* 1999年(平成11年)度
 
** オハ14形 : 7・10・12・15・16(海ミオ)、52・53・204(盛アオ)
 
** スハフ14形 : 3(海ミオ)、48・49(盛アオ)
 
** オハフ15形 : 4(海ミオ)、32・33・34・41(東オク)
 
* 2000年(平成12年)度
 
** オハ14形 : 21・23・24・25・39・49・202・203(盛アオ)、66・67・68・69・70・71・72・73(新カヌ)、92・93・94・95・96・97(東オク)、139・140・144・145(海ミオ)
 
** スハフ14形 : 6・7・12・63(盛アオ)、14・401(東オク)、15(長ナノ)、19(新カヌ)、701(海ミオ)
 
** オハフ15形 : 18・19(新カヌ)、25・43・49(東オク)、36(海ミオ)、52・53(盛アオ)
 
* 2001年(平成13年)度
 
** オロ14形 : 711・712・713・714(東オク)
 
** スロフ14形 : 705・706(東オク)
 
** オハ14形 : 22・26・38・40・41・90・91・205・206・207・208・209(盛アオ)、89・173(広セキ)、254(大ミハ)
 
** スハフ14形 : 13・46・47・54・58・62(盛アオ)、20・22(新カヌ)
 
* 2002年(平成14年)度
 
** オハ14形 : 134・136・168・169・187・188・200(東オク)、176(広セキ)、501・506・509・514・517・518・520・521・528・529・530・532・533・534・536・539(函ハコ)、1702(新カヌ)
 
** スハフ14形 : 61(東オク)、503・504(函ハコ)
 
** オハフ15形 : 20(岡オカ)
 
* 2003年(平成15年)度
 
** オハ14形 : 74・75・76・78・79・80・81(岡オカ)、125・166・167・189・190・195・196・197・198・199・201(東オク)、203・205・255(大ミハ)、513(函ハコ)
 
** スハフ14形 : 26・27・36・39・40・41・45・59・402(東オク)
 
** オハフ15形 : 21(岡オカ)
 
* 2004年(平成16年)度
 
** オハ14形 : 114・117・701・702・703・704(海ミオ)
 
** スハフ14形 : 33(海ミオ)
 
** オハフ15形 : 701(海ミオ)
 
* 2006年(平成18年)度
 
** オロ14形 : 801・802・803・804・805(長ナノ)
 
** スロフ14形 : 801・802(長ナノ)
 
*: ジョイフルトレイン[[浪漫 (鉄道車両)|浪漫]]用
 
* 2007年(平成19年)度
 
** オハ14形 : 28・48・88(広セキ)、77(大ミハ)
 
** スハフ14形 : 23(大ミハ)
 
** オハフ15形 : 7・11(広セキ)、201・203(京キト)、202・251(大ミハ)
 
* 2008年(平成20年)度
 
** オロ14形 : 701・703・704・705(東オク)
 
** オハ14形 : 301・302・303(京キト)
 
* 2009年(平成21年)度
 
** オハ14形 : 165・207・208・258(大ミハ)、201・202・204・206・251・252・253・256(京キト)
 
** スハフ14形 : 10・32(大ミハ)、201・203(京キト)
 
* 2010年(平成22年)度
 
** オハ14形 : 185・227(大ミハ)
 
** スハフ14形 : 11・202・204(大ミハ)
 
** オハフ15形 : 23・42(大ミハ)
 
* 2015年(平成27年)度<ref>{{Cite journal ja-jp|和書 |author=鉄道ファン編集部|title=JR旅客会社の車両配置表|url=http://railf.jp/japan_railfan_magazine/mokuji/2016/663.html|year=2016|publisher=[[交友社]]|journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]|serial=通巻663号(2016年7月号)|volume=56|pages=37,39,47|ASIN=B01D5315EI}}(別冊付録)</ref>
 
** スロフ14形 : 701・702(東オク)
 
** オハ14形 : 504・505・511(札サウ)、1(四カマ)
 
** スハフ14形 : 501・508(札サウ)、1・5(四カマ)
 
** オハフ15形 : 1(四カマ)
 
*: 高松運転所所属であった4両は[[東武鉄道]]へ2016年10月4,5日付で譲渡され<ref name="tobu_160421_3.pdf" /><ref name="tobu/161201" />、2017年8月10日より運行開始した「SL大樹」用客車として利用している<ref name="RF681_24-25" />。
 
* 2016年(平成28年)度<ref>{{Cite journal ja-jp|和書 |author=鉄道ファン編集部|title=JR旅客会社の車両配置表|url=http://railf.jp/japan_railfan_magazine/mokuji/2017/675.html |year=2017 |publisher=[[交友社]]|journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]|serial=通巻675号(2017年7月号) |volume=57 |pages=33|ASIN=}}(別冊付録)</ref>
 
** オハ14形 : 503・507・508・510・512・515・531・535(札サウ)
 
** スハフ14形 : 502・506・509・551・555・556・557(札サウ)
 
*: 札幌運転所所属であった4両は大井川鐵道に譲渡されているものの、2018年3月でも運行の目処は経っていない<ref name="railf.jp/news/2018/03/11/195500" />。
 
*: 札幌運転所所属であった4両は東武鉄道への譲渡のために甲種輸送され<ref name="railf.jp/news/2017/02/23/130000.html" />、2015年度に譲渡された「SL大樹」用客車(JR四国からの譲渡分)への部品取り用とされている<ref name="RF681_24-25" />。
 
 
 
=== 現状(座席車) ===
 
2018年4月1日時点で、2社に11両が在籍する<ref name="RF687"/>。
 
 
 
* [[北海道旅客鉄道]]
 
** [[旭川運転所]](4両)
 
*** オハ14形 : 519・526
 
*** スハフ14形 : 505・507
 
以上4両は「SL冬の湿原号」用改造車。
 
* [[西日本旅客鉄道]]
 
** 網干総合車両所宮原支所(7両)
 
*** オロ14形 : 706・707・708・709・710
 
*** スロフ14形 : 703・704
 
以上7両は「サロンカーなにわ」改造車。
 
 
 
== 日本国内の保存車 ==
 
[[ファイル:Suhane14757sv.jpg|thumb|200px|スハネ14 757(大洗キャンプ場)]]
 
[[ファイル:SuHaNeFu 14-11 Kyushu Railway History Museum 20130817.jpg|thumb|200px|スハネフ14 11(九州鉄道記念館)]]
 
* オロネ14 703、スハネ14 703、スハネフ14 35: [[栃木県]][[那須烏山市]]那珂川清流鉄道保存会<ref>{{Cite web|url=http://www.ns-tetsudo.com/train/1067/list.html|title=軌間1067mm 保存車両 【那珂川清流鉄道保存会】|accessdate=2016年4月20日|publisher=那珂川清流鉄道保存会}}</ref><ref name="RF683_34-35">[[#RF683 34-43|資料:14・24系客車 車歴表]]、pp.34-35。</ref>
 
* オハネ15 2003、オハネ15 6、スハネフ14 3: [[くま川鉄道湯前線]][[多良木駅]][[列車ホテル]]「[http://www.bluetrain-taragi.com/ ブルートレインたらぎ]」<ref>{{Cite web |url=http://www.bluetrain-taragi.com/syaryou_info.html |title=ブルートレインたらぎ 車輛情報 |publisher=[[多良木町]] |accessdate=2017年5月11日<!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120113183341/http://www.bluetrain-taragi.com/syaryou_info.html |archivedate=2012年1月13日 |deadlinkdate=-->}}</ref><ref name="RF683_34-35" />
 
* オロネ15 3005、スハネフ14 5: [[大分県]][[日田市]]「[[日田天領水]]の里 元氣の駅」([http://www.hitatenryosui.co.jp/link/index.php 「寝台特急富士」展示場])<ref>[[ED76]] 91号機に連結された状態で屋根下に保存されている。</ref><ref name="RF683_34-35" />
 
* スハネフ14 11: [[福岡県]][[北九州市]][[九州鉄道記念館]]<ref>{{Cite web|url=http://www.k-rhm.jp/shisetsu_syaryo.html#train09|title=施設案内 -車両展示場-|accessdate=2016年4月20日|publisher=[[九州鉄道記念館]]}}</ref><ref name="RF683_35">[[#RF683 34-43|資料:14・24系客車 車歴表]]、p.35。</ref>
 
* スハネフ14 20: [[富士急行]][[下吉田駅]]「[http://www.fujikyu-railway.jp/sightseeing/article01.php 下吉田ブルートレインテラス]」<ref>{{Cite journal ja-jp|和書 |author=門倉佑樹|title=4/29,富士急行に「〜ブルートレインテラス」登場|url=http://railf.jp/japan_railfan_magazine/mokuji/2011/604.html|year=2011|publisher=[[交友社]]|journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]|serial=通巻604号(2011年8月号)|volume=51|page=162|ASIN=B0052TWK16}}</ref><ref>{{Cite web |work=トラベル Watch |date=2015年8月20日 |url=http://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/716963.html |title=富士急の下吉田駅でブルートレイン「富士」を見てきた |publisher=[[インプレス]] |accessdate=2017年5月13日<!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160724040838/http://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/716963.html |archivedate=2016年7月24日 |deadlinkdate=-->}}</ref><ref name="RF683_35" />
 
* スハフ14 508・501、オハ14 504・505:東武鉄道南栗橋車両管区{{要出典|date=2017年5月|title=譲渡節では東武鉄道への譲渡されていますが、部品取りの出典がある故に保存車としての検証が不十分です。}}
 
 
 
=== 解体 ===
 
* スハネ14 757: [[茨城県]][[大洗町]]の[[大洗キャンプ場]] (2013年12月解体)<ref>([http://www.oarai-camp-jo.com/oc_overview.html 大洗キャンプ場 概要])</ref>{{要出典|date=2016年6月|title=脚注ページでは解体の検証となっていません。}}<!--解体された様子のページ・鉄道研究会の部誌はありましたが、同人誌と同じく出典無効となります。-->。
 
 
 
== 譲渡 ==
 
=== 日本国内 ===
 
* 1994年4月1日に[[樽見鉄道]]へJR東海が所有していた5両(オハ14 5・8・13、スハフ14 2・4)が譲渡され<ref>[[#RF683 34-43|資料:14・24系客車 車歴表]]、pp.35-36。</ref>、[[樽見鉄道オハ2000形客車|オハ2000形、スハフ2200形]]として通学や花見輸送などの輸送力列車に用いられたが、2006年3月に廃車された。
 
* 2005年5月にJR四国へJR東海が所有していた4両(スハフ14 1・5、オハ14 1、オハフ15 1)が譲渡され、高松運転所に配置されたが、2016年3月31日付で除籍(廃車扱い)された<ref>{{Cite journal ja-jp|和書 |author=鉄道ファン編集部|title=JR旅客会社の車両配置表|url=http://railf.jp/japan_railfan_magazine/mokuji/2016/663.html|year=2016|publisher=[[交友社]]|journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]|serial=通巻663号(2016年7月号)|volume=56|page=47|ASIN=B01D5315EI}}(別冊付録)</ref>。これらは、[[東武鉄道]]が[[蒸気機関車]]復活運転を行うために、譲渡された<ref name="tobu_160421_3.pdf">{{Cite press release|title=蒸気機関車(SL)復活運転の車両・施設計画概要について|publisher=[[東武鉄道]]|date=2016年4月21日|url=http://www.tobu.co.jp/file/pdf/b1aa63bbdbbedc2f1f8e1b16523e14e7/160421_3.pdf|format=PDF|language=日本語|accessdate=2016年5月6日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160505225628/http://www.tobu.co.jp/file/pdf/b1aa63bbdbbedc2f1f8e1b16523e14e7/160421_3.pdf|archivedate=2016年5月5日}}</ref>。また、東武への譲渡前に該当4両の試運転が行われている<ref>{{Cite web|url=http://railf.jp/news/2016/09/02/180000.html|title=東武鉄道向け12系・14系客車の試運転が行われる|accessdate=2016年9月5日|date=2016年9月2日|work=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]]|publisher=[[交友社]]}}</ref>。[[2017年]]8月10日に運行開始が予定される東武でのSL名称は「大樹」(たいじゅ)に決定し、形式名も変更せず<ref name="tobu/161201">{{Cite press release|title=2017年夏に東武鬼怒川線で復活運転するSLの列車名称をSL「大樹」に決定!|publisher=東武鉄道|date=2016年12月1日|url=http://www.tobu.co.jp/file/pdf/dd4f61ac1ed1d06adcfcc19cd3348d14/161201.pdf|format=PDF|language=日本語|accessdate=2016年12月3日 <!--|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161203022038/http://www.tobu.co.jp/file/pdf/dd4f61ac1ed1d06adcfcc19cd3348d14/161201.pdf |archivedate=2016年12月3日-->}}</ref><ref name="railf/140000">{{Cite web|url=http://railf.jp/news/2016/12/02/140000.html|title=東武のSL列車の名称は「大樹」に|accessdate=2016年12月3日|date=2016年12月2日|work=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]]|publisher=[[交友社]]}}</ref><ref>{{Cite press release |title=東武鬼怒川線で復活するSL「大樹」の営業運転開始日を2017年8月10日(木)に決定! |publisher=東武鉄道 |date=2017年1月18日 |url=http://www.tobu.co.jp/file/pdf/7bf111d6f69b03dc6942d94a799be133/170118-2.pdf |format=PDF |language=日本語 |accessdate=2017年1月21日<!-- |archiveurl=https://web.archive.org/web/20170118103033/http://www.tobu.co.jp/file/pdf/7bf111d6f69b03dc6942d94a799be133/170118-2.pdf |archivedate=2017年1月18日-->}}</ref>、車籍に入っている<ref name="RF681_24-25">{{Cite journal ja-jp |和書 |author=宮田寛之 |title=特集 C11 207・D51 200 |url=http://railf.jp/japan_railfan_magazine/2018/681/681-008.html |year=2018 |publisher=[[交友社]] |journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] |serial=通巻681号(2018年1月号) |volume=58 |pages=24-25}}</ref><ref>[[#RF683 34-43|資料:14・24系客車 車歴表]]、pp.35,37。</ref>。そして、2017年2月にJR北海道札幌運転所所属だった4両(オハ14 504・505、スハフ14 501・508)も東武鉄道への譲渡のために甲種輸送され<ref name="railf.jp/news/2017/02/23/130000.html" />、同年3月26日にSL「大樹」の運行を前にして[[南栗橋車両管区]]にてC11 207けん引で元JR北海道車14系2両(オハ14 504・505)+車掌車(ヨ8709)の組成でSL撮影会・試乗会が実施され、他のSL使用客車も留置されていた<ref>{{Cite web|work=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]] |date=2017年3月27日 |url=http://railf.jp/news/2017/03/27/202000.html |title=東武鉄道で『SL撮影会』開催 |publisher=[[交友社]] |accessdate=2017年3月28日}}</ref><ref>{{Cite news |author=上新大介 |url=http://news.mynavi.jp/news/2017/03/26/169/ |title=東武鉄道、新型車両70000系「SL撮影会」で初公開 - SL「大樹」の試乗体験も |newspaper=[[マイナビニュース]]|publisher=[[マイナビ]]|date=2017年3月26日 |acessdate=2017年3月28日 <!--|archiveurl=http://web.archive.org/web/20170328033218/http://news.mynavi.jp/news/2017/03/26/169/ |archivedate=2017年3月28日-->}}</ref>。尚、元JR北海道車14系4両は発電システムを始めとした各部品の[[部品取り]]用としている<ref name="RF681_24-25" />。
 
*[[大井川鐵道]]がJR北海道より元「はまなす」用の座席車4両(スハフ14 502・557、オハ14 511・535)を購入した。2016年6月11日に搬入・載線作業が行われ<ref name="railf.jp_103000.html" />、運用開始は[[2017年]]6月としていたが<ref name="oigawa-railway.co.jp_3654" /><ref>[[#RF683 34-43|資料:14・24系客車 車歴表]]、p.37。</ref>、2018年3月現在では別途で譲渡購入した元SL「やまぐち」号用12系の留置場所確保のために新金谷から千頭に留置されている<ref name="railf.jp/news/2018/03/11/195500">{{Cite web|work=[[鉄道ファン (雑誌)|railf.jp(鉄道ニュース)]] |date=2018年3月11日 |url=https://railf.jp/news/2018/03/11/195500.html |title=大井川鐵道14系が千頭へ |publisher=[[交友社]] |accessdate=2018年3月14日}}</ref>。
 
 
 
=== 日本国外 ===
 
{{出典の明記|date=2017年5月|section=1|ソートキー=タイ国鉄国有鉄道フィリピン}}
 
 
 
JR西日本から[[タイ国有鉄道|タイ国鉄]]に対し、[[2004年]](14系20両)と[[2008年]](24系寝台車28両、14系寝台車4両)とJR北海道から[[2016年]](14系500番台仕様座席車10両)の3回にわたり、廃車となった寝台車および座席車計52両が譲渡された。タイの鉄道は1m軌間であるため導入に当たって台車の改造を行っている他、低床ホームに対応するためのステップ増設・トイレ改造(タイ式文化に合わせ、汚物タンクを撤去した)・塗色変更(妻面を警戒色に変更。側面は日本時代と同じ塗色)などを行って使用されている。全長や全幅などが従来のタイ国鉄車両の規格を超えるため、運用区間は限定されている。また現地にて12系などと発電セットを交換することも頻繁で、一部には25形寝台車にも発電セットを積み14系15形然とした改造をしたものも発生した。
 
[[File:SRT Oha14 103 20151106.jpg|thumb|200px|タイ国鉄新塗色(フワランポーン駅にて)]]
 
 
 
'''海外譲渡車両一覧は、[[#RF683 34-43|鉄道ファン2018年3月号、資料:14・24系客車 車歴表、pp.34-38。]]に基づく。'''
 
 
 
* 2004年譲渡車
 
** オハ14形 : 74(タイ国鉄A.S.C101)・75(タイ国鉄A.S.C102)・76(タイ国鉄A.S.C103)・78(タイ国鉄A.S.C104)・79(タイ国鉄A.S.C105)・80(タイ国鉄A.S.C106)・81(タイ国鉄A.S.C107)(オハ14 80 : 2009年事故廃車)
 
** オハフ15形 : 21(タイ国鉄A.S.C108)
 
** オハネ14形 : 33(タイ国鉄A.N.S101)
 
** オハネ15形 : 10(タイ国鉄A.N.S102)・11(タイ国鉄A.N.S103)・25(タイ国鉄A.N.S104)
 
** スハネフ14形 : 25(タイ国鉄A.N.S105初代)・50(タイ国鉄A.N.S106初代)
 
** スハネフ15形 : 5(タイ国鉄A.N.S107初代)・6(タイ国鉄A.N.S108初代)・9(タイ国鉄A.N.S109初代)・10(タイ国鉄A.N.S110初代)・11(タイ国鉄A.N.S111初代)・13(タイ国鉄A.N.S112初代)
 
* 2008年譲渡車
 
** スハネフ15形 : 8(タイ国鉄A.N.S203)・15(タイ国鉄A.N.S204)・17(タイ国鉄A.N.S205)・18(タイ国鉄A.N.S206)
 
* 2016年譲渡車
 
** オハ14形 : 503・507・508・510・531
 
** スハフ14形 : 506・509・551・555・556
 
 
 
また、JR東日本からも座席車5両がフィリピン国鉄に譲渡された<ref>[[#RF683 34-43|資料:14・24系客車 車歴表]]、pp.36-37。</ref>が、{{要出典|すでに全車廃車解体となっている|date=2018年2月}}。
 
* 2000年譲渡車
 
** オハ14形: 53(フィリピン国鉄7A2003)・54(フィリピン国鉄7A2004)・204(フィリピン国鉄7A2004)
 
** スハフ14形:48(フィリピン国鉄7A2001)・49(フィリピン国鉄7A2002)
 
 
 
2010年3月29日には、JR九州のオロネ15形1両・オハネ15形3両・スハネフ14形1両・スハネフ15形1両の寝台車6両も廃車扱いにされ<ref name="RF687" />、[[谷山港]]からマレーシア鉄道公社への譲渡がなされている<ref name="RF683_34-35" />。
 
 
 
2010年11月にJR西日本は「ムーンライト九州」「リゾート&シュプール」などに使用されていた座席車7両を[[マレーシア鉄道公社]]に譲渡すると発表した<ref>{{Cite press release|title=マレーシア鉄道公社への客車の譲渡について|publisher=西日本旅客鉄道株式会社|date=2010-11-5|url=http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175054_799.html|accessdate=2015-03-12|archiveurl=https://web.archive.org/web/20101108091332/http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175054_799.html|archivedate=2010-11-8}}</ref>。
 
 
 
* 2010年譲渡車
 
** 元JR西日本車<ref>[[#RF683 34-43|資料:14・24系客車 車歴表]]、pp.36-38。</ref>
 
*** オハ14形:185(マレーシア鉄道公社の車籍不明)・257(マレーシア鉄道公社BSC2005)
 
*** スハフ14形:11(マレーシア鉄道公社BSC2002)・202・204(以上2両はマレーシア鉄道公社の車籍不明)
 
*** オハフ15形:23(マレーシア鉄道公社BSC2003)・42<!--(マレーシア鉄道公社BSC2003)と重複であり誤植?-->
 
 
 
* 元JR九州車<ref name="RF683_34-35" />
 
** オロネ15形:3001(マレーシア鉄道公社BDNF101)
 
** オハネ15形:1102(マレーシア鉄道公社BDNS2701)・1246(マレーシア鉄道公社BDNS2702)・2004(マレーシア鉄道公社BDNF1102)
 
** スハネフ14形 :6(マレーシア鉄道公社BDNS2705)
 
** スハネフ15形 :2(マレーシア鉄道公社の車籍不明)
 
 
 
{{節スタブ}}
 
 
 
 
 
* 参考サイト:[http://www.2427junction.com/thailandtop.html タイの地下鉄・都市鉄道(タイの鉄道トピックス)]
 
 
 
== 参考文献 ==
 
* {{Cite book |editor=イカロスMOOK(イカロス出版販売部) |url=http://secure.ikaros.jp/sales/list.php?tidx=17&ID=2576 |date=2011年12月19日 |title=ブルトレ新系列客車のすべて |publisher=[[イカロス出版]] |language=日本語 |pages=6,10-13,17-69,202-221,238-242,251-279 |isbn=978-4-86320-541-3 |ref=IA-NewBlueTrain}}
 
** {{Cite book |editor=イカロスMOOK(イカロス出版販売部) |year=2007 |title=国鉄型車輌の系譜シリーズ07 形式14系 |publisher=[[イカロス出版]] |language=日本語 |isbn=978-4-87149-990-3 |ref=IA-jnr14_series}}
 
<!--* 電気車研究会『鉄道ピクトリアル』1990年7月号 No.530 特集 12・14系座席客車-->
 
<!--* 電気車研究会『鉄道ピクトリアル』1991年8月、9月号 No.547、548 特集 14・24系寝台車I、II-->
 
* 電気車研究会『[[鉄道ピクトリアル]]』
 
** 2005年2月号 No.757 特集 12・14系座席客車
 
** 2007年7・8月号 No.791・792 特集 14・24系寝台客車 I・II
 
* 交友社『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』
 
** 2005年10月号 No.534 特集 ブルートレイン・ノート p.16 - 41
 
* [[岡田誠一 (鉄道研究家)|岡田誠一]]「14系・24系寝台客車カタログ」
 
* j train (ジェイ・トレイン) Vol.42 ([[イカロス出版]]、2011年7月1日)
 
** {{Cite journal ja-jp |和書 |author=岡田誠一・J-train(山本和彦)・JR四国 |title=14系座席車の軌跡 |year=2011 |publisher=[[イカロス出版]] |journal=J-train |issue=Vol.42 |pages=72-78 |ASIN=B004Y0AJ2G |ref=JT42_72-78}}「元JR四国車(東武鉄道・SL「大樹」使用車両詳細)」
 
** {{Cite journal ja-jp |和書 |author=寺本光照 |title=14系座席車 運転史 |year=2011 |publisher=[[イカロス出版]] |journal=J-train |issue=Vol.42 |pages=79-98 |ASIN=B004Y0AJ2G |ref=JT42_79-98}}
 
* {{Cite book |和書 |author=樽見鉄道社史編集委員会 |date=1994年10月 |title=樽見鉄道10年史 |publisher=樽見鉄道 |ref=TR_10years}}<ref>『樽見鉄道10年史』は[[岐阜県図書館]]所蔵≪資料コード:8140140611、8140140596、請求記号:G /686 /タ /B 資料コード:8140140602、請求記号:G /686 /タ /A≫および[[東京都立中央図書館]]所蔵≪請求記号686.2/5022/1994、資料番号5000415882≫ [http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I001154591-00 国立国会図書館サーチ]{{リンク切れ|date=April 2018}}による。</ref>
 
* {{Cite journal ja-jp |和書 |author=手塚一之 |title=特集 14・24系カタログ |url=https://railf.jp/japan_railfan_magazine/2018/683/683-008.html |year=2018 |publisher=[[交友社]] |journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] |serial=通巻683号(2018年3月号) |volume=58 |pages=8-33,44-65 |ref=RF683_8-65}}
 
** {{Cite journal ja-jp |和書 |author=藤田吾郎 |title=資料:14・24系客車 車歴表 |url=https://railf.jp/japan_railfan_magazine/2018/683/ |year=2018 |publisher=[[交友社]] |journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] |serial=通巻683号(2018年3月号) |volume=58 |pages=34-43 |ref=RF683_34-43}}
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group="注"}}
 
=== 出典 ===
 
{{reflist|colwidth=30em}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
{{Commonscat|JNR 14 series passenger cars|国鉄14系客車}}
 
* [[ジョイフルトレイン]]
 
* 当系列改造の和式(風)・欧風客車
 
** [[サロンエクスプレス東京|「サロンエクスプレス東京」→「ゆとり」]]
 
** 「[[サロンカーなにわ]]」
 
** 「[[みやび (鉄道車両)|みやび]]」
 
** 「[[スーパーエクスプレスレインボー]]」
 
** 「[[浪漫 (鉄道車両)|浪漫]]」
 
 
 
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