国道193号

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高松市上天神町交差点付近。高松自動車道との交差点で片側4車線となっている。
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那賀町沢谷字釜ヶ谷の雲早トンネル。国道標識が立っているが周辺区間は国道指定されていない。
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那賀町旧符殿橋付近。2004年の台風10号による山腹崩壊現場。(2005年8月撮影)
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那賀町出合橋交差点からは国道195号との重複区間となる。

国道193号(こくどう193ごう)は、一般国道香川県高松市から徳島県海部郡海陽町に至る一般国道である。

概要

香川県高松市から南へ讃岐山脈を越えて徳島平野西部に位置する徳島県美馬市を経て、四国山地雲早山を越えて太平洋側の海陽町へと南北方向に結ぶ一般県道の路線である。高松市北部の上天神町交差点から同市香南町岡までは、通称「空港通り」とよばれる高松空港へのアクセス道路として機能する。徳島県内の土須峠(神山町 - 那賀町)と霧越峠(那賀町 - 海陽町)の2つの未整備・未改良区間を有しており、四国の一般国道の中で国道439号に次ぐ「酷道」とよばれている区間でもある[1]。土須峠は分断区間がある未開通国道でもあり、徳島県道253号山川海南線が分断区間の代替路となっている[1]。神山町から雲早峠へ向かう道は、日本最長の林道である剣山スーパー林道へのアクセス路としても機能する[1]国道195号を交差してから南へ霧越峠を越える道筋は土佐中街道ともよばれ、林道区間が国道へと付け変わった道路である[1]

路線データ

一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。

歴史

年表

災害

  • 2004年7月30日から8月1日にかけての台風10号の豪雨により、木沢村(現:那賀町)で山腹崩壊が発生し、坂州木頭川にかかる符殿橋と加州谷橋や符殿トンネルが流出した。同箇所は更なる崩壊の恐れがあるため、災害復旧としては異例の別ルートでの復旧工事が行われることとなり(木沢トンネル)、2007年4月27日に開通した。上那賀町(現:那賀町)海川でも2年以上にわたり通行止めになっていたが、2007年4月に復旧工事が終わり通行止めは解除された。

路線状況

高松市の空港通りは4車線の道路として整備は完了しているため、既に旧国道193号の大部分は香川県道280号高松香川線となっているが、高松市香川町川東下から同市香川町安原下までは国道193号旧道のままとなっており、この区間は新旧の国道193号が並行する(2016年3月現在)。

空港通りの終わりとなる高松市塩江地区以南からは阿讃山脈を越える山道となる。カーブも多くなるが、徳島県美馬市穴吹町穴吹までの区間は、高松市と吉野川中流域を結ぶ幹線道路であり、交通量も多い。美馬市の穴吹橋吉野川を越えると、その南詰交差点で国道192号との重複区間となり、吉野川市まで吉野川沿に東進する。吉野川市の瀬詰交差点で国道192号から分岐すると、四国山地を南北に縦断する山道になり、狭路が連続する蛇行した道路となる。

倉羅峠を越え神山町に入り、上分川又で国道438号と交差したあと土須峠に向かうが、その途中の上分大中尾で突如として国道193号指定区間は途切れる。道路は延長連続する形で続いているが、ここから町境の雲早トンネルを越えて那賀町沢谷字釜ヶ谷までは国道指定されておらず、徳島県道253号山川海南線となっている。この県道区間は積雪等により冬季閉鎖される。

土須峠と釜ヶ谷峡の隘路を過ぎて、那賀町日真出合の那賀川にかかる出合橋からは国道195号との重複区間となる(案内標識は両国道が併記されている)。平谷地区大殿の交差点で195号と分岐後もしばらくは車線が確保された道路が続くが、海川地区の集落を過ぎると国道193号最大の難所、霧越峠区間に入る。峠を越えた後、海陽町小川西桑原から先は改良工事が完成しており、海部川沿の快走路となる。大里交差点で国道55号に接続して国道193号は終わる。

高松市 - 美馬市脇町間は将来香南脇道路として整備する計画がある。酷道区間も阿波海南道路として整備を促進中。

バイパス

  • 空港通り - 香川県高松市
  • 倉羅バイパス - 徳島県吉野川市-名西郡神山町
  • 出合大戸バイパス - 徳島県那賀郡那賀町
  • 皆ノ瀬工区
    • 皆ノ瀬工区は、海陽町小川〜西桑原間延長1600 mの改良工事であり、幅員狭小、線形改良を目的に1999年(平成11年)に着手し、2014年10月22日開通した[8]

通称

  • 空港通り(高松市)
  • 塩江街道
  • 曽江谷街道
  • 木頭街道

重複区間

分断区間

徳島県名西郡神山町上分 - 那賀郡那賀町沢谷に1か所の分断区間があり、代替路として国道193号と変わらない舗装状態の徳島県道253号山川海南線で通過することができる[1]。この分断区間の県道253号が国道193号に付け替えられない理由については不明で、国道愛好家の間でも謎とされている[1]

道路施設

トンネル

  • 倉羅トンネル(L=2700m)*建設中
  • 木沢トンネル(L=1280m、2007年完成)
  • 出合トンネル(L=110m、1956年完成)
    出合橋で那賀川を渡った直後に存在するトンネル。坑内は狭隘で自動車の離合が難しいため、トンネル両側に信号機が設置してあり、常時片側交互通行が行われている。
  • 十二弟子トンネル(L=827m、1987年完成)

橋梁

道の駅

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道の駅しおのえ付近

地理

通過する自治体

交差する道路

香川県
徳島県

沿線

自然要衝

  • 清水峠(標高325m):香川県木田郡三木町 - 徳島県美馬市
  • 倉羅峠(別名経ノ坂峠、標高770m):徳島県吉野川市 - 名西郡神山町
  • 土須峠 :徳島県名西郡神山町 - 那賀郡那賀町
  • 鎌ヶ谷峡(大釜の滝大轟の滝):徳島県那賀郡那賀町
  • 十二弟子峠(標高500m):徳島県那賀郡那賀町
  • 霧越峠(標高693m):徳島県那賀郡那賀町 - 海部郡海陽町

脚注

注釈

  1. 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. 2.0 2.1 2006年3月31日に3町が合併して海部郡海陽町発足。
  3. 2006年1月10日に高松市へ編入。
  4. 2005年9月26日に高松市へ編入。
  5. 2005年3月1日に3町1村が合併して美馬市発足。
  6. 6.0 6.1 2004年10月1日に3町1村が合併して吉野川市発足。
  7. 2005年3月1日に3町2村が合併して那賀郡那賀町発足。
  8. 8.0 8.1 8.2 8.3 8.4 8.5 8.6 2015年4月1日現在

出典

参考文献

関連項目

外部リンク

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