「向谷実」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
ja>Sakiyama-y
(近年)
 
(内容を「 '''向谷 実'''(むかいや みのる、1956年10月20日 - ) 日本ミュージシャンキーボーディスト)、音楽プロデ…」で置換)
(タグ: Replaced)
 
(同じ利用者による、間の1版が非表示)
1行目: 1行目:
{{Infobox Musician <!--[[Wikipedia:ウィキプロジェクト 音楽家]]を参照-->
 
| Name                = 向谷 実
 
| Img                = 2008TaipeiGameShow Day2 SCET Minoru Mukaiya.jpg
 
| Img_capt            = 向谷実(2008年台北ゲームショウ)
 
| Landscape          = yes
 
| Background          = instrumentalist
 
| Birth_name          =
 
| Alias              =
 
| Born                = {{生年月日と年齢|1956|10|20}}
 
| Blood              = A
 
| School_background  = [[東京都立大学附属高校]]卒業
 
| Died                =
 
| Origin              = {{JPN}} [[東京都]]
 
| Instrument          = [[キーボード (楽器)|キーボード]]、[[ピアノ]]、[[シンセサイザー]]
 
| Genre              = [[フュージョン (音楽)|フュージョン]]
 
| Occupation          = 音楽家
 
| Years_active        = [[1977年]] -
 
| Label              =
 
| Production          = [[音楽館]]
 
| Associated_acts    = [[カシオペア (バンド)|カシオペア]] (1979-2012)
 
| URL                = [http://www.ongakukan.co.jp/ 株式会社音楽館]
 
| Current_members    =
 
| Past_members        =
 
}}
 
'''向谷 実'''(むかいや みのる、[[1956年]][[10月20日]] - )は、[[日本]]の[[ミュージシャン]]([[キーボーディスト]])、[[音楽プロデューサー]]、[[実業家]]、[[タレント]]。[[フュージョン (音楽)|フュージョン]]バンド、[[カシオペア (バンド)|カシオペア]]の元キーボード奏者([[1977年]]-[[2012年]])。[[シミュレーションゲーム]]ソフト『[[Train Simulator (音楽館)|Train Simulator]]』の制作者であり、制作元である株式会社[[音楽館]]の[[代表取締役]][[社長]]として知られる。
 
  
== 人物 ==
+
'''向谷 実'''(むかいや みのる、[[1956年]][[10月20日]] - )
[[1977年]][[ヤマハ音楽院|ネム音楽院(現:ヤマハ音楽院)]][[エレクトーン]]科在籍中であった20歳の時に、当時まだアマチュアバンドであったカシオペアにキーボーディストとして加入。[[1979年]]にカシオペアはメジャーデビューし、[[2006年]]の活動休止までリーダーの[[野呂一生]]と共に29年間歩み、カシオペアのサウンドを支えてきたが、6年後の[[2012年]]に活動再開する際に脱退した。脱退以後の音楽マネージメントは自身の会社である[[音楽館]]で行っている。
 
  
[[1995年]]、自身が培ってきたコンピューター技術を活かして、音楽館で実写版[[鉄道シミュレーター|鉄道シミュレーションゲーム]][[Train Simulator (音楽館)|Train Simulator]]』シリーズの制作および発売開始。[[1990年代]]後半から[[2000年代]]に掛けては、カシオペアとともに活動の柱となっていった。なお、音楽館は[[2000年代]]後半より[[コンシューマーゲーム]]から業務用分野の鉄道シミュレーターに事業を転換している。
+
[[日本]][[ミュージシャン]]([[キーボーディスト]])、[[音楽プロデューサー]]、[[実業家]]、[[タレント]]。[[フュージョン (音楽)|フュージョン]]バンド、[[カシオペア (バンド)|カシオペア]]の元キーボード奏者([[1977年]]-[[2012年]])。[[シミュレーションゲーム]]ソフト『[[Train Simulator (音楽館)|Train Simulator]]』の制作者であり、制作元である株式会社[[音楽館]][[代表取締役]][[社長]]として知られる。
  
カシオペア活動中からソロでの音楽活動を行っており、様々なアーティストのレコーディングに参加。自身が中心となって[[音楽プロデューサー|プロデュース]]したものも数多い。『Train Simulator』を制作していた頃はそちらに没頭していたために抑え気味ではあったが、『Train Simulator』シリーズの制作が収束したのとカシオペアの活動休止が重なった2000年代後半からは再び活発化。近年は[[ニコニコ生放送]]による動画配信を積極的に導入して、作曲(ときには作詞も)、そしてレコーディングに至るまで制作過程の可視化に挑むなど、新しい音楽制作の試みとして話題を呼んでいる。また、音楽活動のルーツであるエレクトーンにも回帰していて、自身が弾くほかにエレクトーン専門のプロ奏者とのコラボレーションも頻繁に行っている。
+
{{テンプレート:20180815sk}}
  
音楽館における音楽事業と鉄道事業の売上げ比率は[[2015年]]の時点において鉄道事業の方が8〜9割を占めているが、向谷は「音楽的なひらめきは大切。音楽と鉄道は甲乙つけずイーブンでいる」と説明している<ref>[[日経産業新聞]] 2015年2月6日付け記事「ものづくり」鉄道シミュレーター開発の音楽館 実映像と音楽で臨場感</ref>。
+
{{デフォルトソート:むかいや みのる}}
 
 
カシオペア在籍時はライブで[[司会|MC(司会)]]も担当。MCでの巧みな話術はメディア出演でも評判となり、『Train Simulator』制作以後は熱狂的な[[鉄道ファン]]として鉄道関連番組に頻繁に出演するようになる。近年は『[[Mr.サンデー]]』([[フジテレビジョン|フジテレビ]]系)などの情報番組にコメンテーターとしても出演するようになり、従来の音楽ファン、鉄道ファン以外からも広い知名度を得ている。
 
 
 
自らが発信するニコニコ生放送の番組では視聴者からのプライベートな領域まで及んだ質問にもざっくばらんに答えたり、一般人である家族との出演、そして自宅から中継する回もあるなど、私生活をかなりオープンにしている。2015年1月、[[Facebook]]と[[Twitter]]でナレーター・藤みさきと再婚したことを自ら報告した<ref>[https://twitter.com/MinoruMukaiya/status/556856298327654400 昨日結婚しましたたことをご報告いたします。]</ref>。
 
 
 
== 来歴 ==
 
=== 学生時代 ===
 
[[世田谷区]][[二子玉川]]出身<ref>『ブラタモリ』2009年10月15日</ref>。幼少の頃から音楽を学び、4歳半からオルガンを、5歳からピアノを習い始め、6歳で既に作曲を行っていたという<ref name="bizmakoto">[http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0812/23/news003.html 向谷実氏が考える鉄道と音楽(前編)――発車メロディ3つのオキテ] - Business Media 誠 2008年12月23日</ref>。その後に[[エレクトーン]]に移行した。中学生時代はエレクトーンに精力を傾け、地区のコンクールで優勝するなどしていた。
 
 
 
しかし、エレクトーンにおける全国大会出場への強化合宿に軽い気持ちで出たところ、高度な英才教育を施されてきた他の参加者達とのレベルの違いに愕然とする。そういった理由もあり、[[東京都立大学附属高等学校]](現・[[東京都立桜修館中等教育学校]])入学後の高校生時代は、音楽はあくまでも趣味レベルに留めることにしたが、エレクトーンの教習には通い続けて、アルバイトでデモンストレーター(楽器店の店頭における試演奏者)もやっていく。将来の目標は、弁護士として社会奉仕活動に従事することを掲げていた。高校三年生の現役時、その目標のために幾つかの難関大学を受験するものの、あえなく全滅。高校を卒業後、大学受験浪人として予備校生活に入る。しかし、通学途中の繁華街で遊興に耽る日々が続き、さらなる学力低下を招いてしまう。我に戻って危機を感じた向谷は翌年の大学受験は諦めることにして、進路変更を決意。「手に職を付ける」、「就職に有利」な面から、長年やってきたエレクトーンの腕を活かすことにして、[[ヤマハ音楽院|ネム音楽院(現:ヤマハ音楽院)]]のエレクトーン科に進学した。向谷はそこで[[ヤマハ音楽能力検定]]の「エレクトーン部門グレード3級(演奏)」と「指導者グレード3級」の両資格を取得している。
 
 
 
=== 1977年、カシオペアに加入 ===
 
このネム音楽院在籍時の[[1977年]]、友人を介して同学年の年齢だった[[野呂一生]]と知り合い、野呂が[[櫻井哲夫]]と結成していたバンド、カシオペアがアマチュアバンド・コンテスト「[[EastWest|EastWest'77]]」に出場するにあたり、キーボーディストとして加入の誘いを受ける。その際、野呂はカシオペアの指向について、向谷が信奉していたミュージシャンのひとりを引き合いに出して「[[チック・コリア]]みたいな音楽(当時活動していたエレクトリック編成の[[リターン・トゥ・フォーエヴァー]])をやっている」と口説いた。カシオペアは前年度の同コンテスト(「EastWest'76」)に出場して決勝大会まで進出したこともあって、交友関係の輪の中にいた向谷も存在を知っていた。当初参加した理由は、前年度の同コンテストで野呂が最優秀ギタリスト賞を受賞し、その賞品として当時最新型にして最高級のエレクトリック・ギター([[ヤマハ・SG|ヤマハSG-2000]])を獲得したことが野呂本人から吹聴され、“この有望なバンドで決勝大会に出られれば、自分も欲しい楽器を獲得出来るかもしれない”という一時的なものだった。同じプロミュージシャンでも、これをきっかけにして(収入が不安定な)バンドマンになるなんて気はなくて、安定したエレクトーン業界で生活していく将来設計は据え置いていた。そして向谷を入れたカシオペアは自らのオーディションにより選んだドラマーの[[佐々木隆]]を加えて同コンテストに再出場することになる。
 
 
 
カシオペアに加入した向谷は、野呂が作ってきた楽曲における音楽性の高さに感銘する一方で、それまで独学で書いていた[[楽典]]を添削・修正する役割も請け負った。また、前年度の決勝大会に出場したカシオペアの再出場は「EastWest'77」の注目の的であり、下馬評で最高位のグランプリが確実視されるなど、軽い気持ちで参加した向谷をどんどん本気にさせていった。そしてカシオペアは前年度に続き、決勝大会まで進出。惜しくもグランプリは獲れなかったが、優秀グループ賞を受賞した(なお、本年度は当初目当てにしていた賞品は出されなく、賞状のみであった)。この頃になると、向谷の気持ちはすっかり変わり、元からプロ志望であった野呂とともにカシオペアとしてプロデビューを目指すことになっていく。そして、カシオペアは「EastWest'77」出場メンバーで都内近郊でライブ活動開始。このデビュー前の時期、「EastWest'77」の審査員だった[[鳴瀬喜博]]に見いだされ、プロとしての仕事に度々誘われるようになる。また、この頃から家庭を持ち始めたこともあって、自活のために引き続きエレクトーンのデモンストレーターや[[スタジオ・ミュージシャン]]、コピー譜の採譜作業をするようになる。
 
 
 
=== 1979年、カシオペアでプロデビュー ===
 
[[1979年]][[5月25日]]、日本におけるフュージョンブームの真っ直中、カシオペアはアルバム『[[CASIOPEA (アルバム)|CASIOPEA]]』でメジャーデビュー。野呂の優れた作・編曲の能力と共に、ライブで完全再現させる演奏力で高い評価を得ていく。そのデビューアルバムに付けられたキャッチコピー「スリル、スピード、スーパー・テクニック」の表現通り、超絶技巧かつアクロバティックな演奏スタイルで、向谷は同時に2台のキーボードを弾き分けるなどエレクトーン・プレーヤー出身の素性が活かされた。また、カシオペアはライブにおいて、結成時からしばらくはリーダーである野呂が[[司会|MC(司会)]]を務めていたのだが、この頃に向谷に移行されることになる。カシオペアの演奏とともに向谷のMCも評判となり、その軽妙さから向谷の名字をもじり、'''司会屋実'''(しかいやみのる)の異名が与えられた。
 
 
 
カシオペアは当時半年というインターバルでのアルバムのリリースごとに売り上げを伸ばし続け、ライブの規模と動員もそれにともなって拡張していった。カシオペアが多忙になったこと、そしてカシオペアで安定した収入が得られるようになったこともあり、デビュー後も行っていたスタジオ・ミュージシャンを一時休止し、1980年代前半の一時期はカシオペアの活動だけに専念するようになる。しかしながら、カシオペア以外の音楽活動にも意欲的な心は持ち続けていて、[[1984年]]に初めて自身が音楽制作のイニシアチブを取って、[[亜蘭知子]]のアルバム『[[More Relax]]』をサウンドプロデュースした。さらに同年には都内にレコーディング・スタジオ「スタジオJIVE」を賛同者とともに建設し、向谷は関連会社の[[音楽館]]を興してスタジオ運営に参画する。以降、このスタジオJIVEが、初のソロアルバム『[[ミノル・ランド]]』のレコーディングを始めとした向谷のホームグラウンドとなり、カシオペアの国内におけるレコーディングもここを中心になされていくようになる。
 
 
 
1980年代前半、趣味の一環としてパソコンを購入。熱中するようになった向谷は、国産からすぐに米国[[アップル (企業)|アップルコンピュータ]]が出したばかりの[[Macintosh]]に辿り着き、[[パソコン通信]]で海外音楽関係者と情報のやりとりをしたり、デジタル機材のデータ管理など音楽活動にも用いていくようになる。1980年代後半から1990年代前半に掛けて、パソコン、とりわけMacintoshを使うミュージシャンの代表格として各種メディアに取り上げられるようにもなる。そして[[1993年]]、向谷は自身が経営する音楽館で、カシオペアが題材となった、映像と音楽を融合させたCD-ROMソフト『Touch the Music by Casiopea』を制作して発売する。これは後に制作する『Train Simulator』のプロトタイプともなった。
 
 
 
=== 1995年、Train Simulatorを発表 ===
 
幼少の頃から鉄道が趣味で、切符収集から始まり、学生時代は当時ブームだった[[8ミリ映画]]カメラでSL([[蒸気機関車]])を撮りに遠方まで出掛けていた。カシオペア在籍時代もライブツアーで全国各地を廻る際、機会があればその地元の路線に乗りに出掛けたり、他のメンバーやスタッフが旅客機や新幹線で時間的に効率な移動をするなか、好んで移動時間が掛かる夜行列車など利用して鉄道趣味を堪能していた。また、[[1985年]]に発表した初のソロアルバム『[[ミノル・ランド]]』にSLの音が取り入れられた曲「TAKE THE SL TRAIN」を作って収録するなど、その趣味の熱心さは以前からカシオペア・ファンには知られる事柄であった。
 
 
 
[[1995年]]に世界初の実写版鉄道シミュレーションゲーム『[[Train Simulator (音楽館)|Train Simulator]]』第1弾「[[中央線快速|中央線]]201系(中野-豊田)」(Macintosh用)を自身の会社、[[音楽館]]で制作して発売する。音楽活動で培ったコンピューター技術を用いて、列車の乗務員室から業務用ビデオカメラで撮影した実写のノンストップ動画を処理して完成したのが本作である。ソロ活動の一環ではあったが、多分な趣味的要素で個人的にプロジェクトを立ち上げたものであった。しかし、[[ドライビングシミュレーター#アミューズメント用|ドライブシミュレーションゲーム(自動車)]]・[[フライトシミュレーション#ゲーム|フライトシミュレーションゲーム(飛行機)]]しかなかった[[シミュレーションゲーム#実機シミュレーションゲーム|実機シミュレーションゲーム]]に「鉄道シミュレーションゲーム」という新たなジャンルを生み出してヒットさせた。
 
 
 
これ以後、1990年代後半から2000年代前半に掛けて、向谷にとって『Train Simulator』シリーズの制作はソロ活動の柱となった。『Train Simulator』の音楽制作は自らで手掛けていたが、それ以外のソロにおける音楽活動は激減していった。時を同じくして、カシオペア自体の活動も年々減少していく。そのため、『Train Simulator』制作者として音楽とは異分野でメディア出演が増えていくも音楽シーンにおいては霞がちになっていった。[[2006年]][[8月1日]]、カシオペアはリーダー・野呂の「カシオペアとしての一切の活動を休止したい」との意向により、レコーディングおよびライブなどの活動をすべて休止した。
 
 
 
=== 近年の活動 ===
 
カシオペア休止以降、向谷の音楽活動は逆に精力的になり、鉄道事業の音楽制作において起用したミュージシャンらで、'''向谷実とメロディーズ'''([[宮崎隆睦]]、[[矢堀孝一]]、鹿島達彦、平川象士、壷井彰久)を結成し、鉄道イベント等でのデモンストレーション・ライブの他、有料公演なども開催した。また、カシオペアのデビュー直後から親交がある[[三枝成彰]]の実験的なコンサートにも参加していくようになる。[[2010年]]、[[twitter]]での交流をきっかけに歌手・[[中西圭三]]と'''向谷実×中西圭三プロジェクト'''が立ち上げられた。twitterで一般から歌詞を公募、レコーディング作業はすべて[[Ustream]]で実況中継して制作過程を可視化、さらに当初はCDは制作せずに[[ダウンロード販売]]でするなどインターネットがフル活用された実験的な音楽制作を行って話題となった。この2010年以降、インターネットによるコミュニケーションを用いた向谷の音楽制作は「向谷倶楽部」と称されていく。
 
 
 
[[2000年代]]後半、『Train Simulator』シリーズは[[タイトー]]との合作による『[[Railfan]]』に収束して制作が休止するものの、向谷と音楽館はその応用として[[富士通]]と提携して鉄道会社が実際に乗務員の訓練に使用する業務用シミュレーターの開発を手がけるようになり<ref name="bizmakoto"/>、[[2007年]]には[[鉄道博物館 (さいたま市)|鉄道博物館]]の展示品で来場者が動かす「[[国鉄D51形蒸気機関車]]運転シミュレーター」の開発にも携わった。これらが近年の主な事業となっていく。
 
 
 
『Train Simulator』制作以後、鉄道タレントとして鉄道関連のメディア出演も増えていく。『[[タモリ倶楽部]]』([[テレビ朝日]]系)の鉄道ネタの回には比較的出演することが多い。また、ケーブルテレビ及びCS放送の専門局で放送される、鉄道評論家の[[川島令三]]とで『[[川島令三&向谷実の鉄道マニア倶楽部]]』、単独で『向谷鉄道倶楽部』などの冠番組を持っていた。近年は音楽や鉄道を取り上げない情報番組(『[[Mr.サンデー]]』など)にも出演していることが多い。
 
  
2012年よりドワンゴ主催の[[ニコニコ超会議]]において、団体臨時列車ニコニコ超会議号の運行および鉄道エリアのプロデューサーを務めている。
 
 
[[2001年]] から[[2010年]]まで[[名古屋芸術大学]][[音楽学部]]音楽文化応用学科の新設と共に専任教授を務めた。
 
 
2011年より毎年の[[ゴールデンウィーク]]に[[東急百貨店]]東横店で「鉄道フェスティバル in SHIBUYA」をプロデュースし、[[SUPER BELL"Z]]らとのライブも行っている。
 
 
[[2012年]]4月、カシオペアのメンバー間での話し合いにより、向谷がカシオペアから脱退することがカシオペアの公式サイトで発表された(カシオペアは[[CASIOPEA#第3期(2012年から)|CASIOPEA 3rd]]として6年ぶりに活動再開も表明。向谷の後任には[[大高清美]]が起用された)。これにより、向谷の音楽マネージメントも音楽館に移管されることになった。
 
 
[[2013年]]1月14日より'''向谷実とチャージ&バックス'''([[BLUFF (バンド)#メンバー|松木隆裕]]<ref>{{Twitter|takahiromatsuki|松木隆裕(takahiromatsuki)}}</ref>、宮崎隆睦、矢堀孝一、堀川真里夫、平川象士、壷井彰久)を結成し、配信およびライブ活動を行っている。
 
 
[[2014年]]5月、[[中央競馬実況中継 (日経ラジオ社)|中央競馬実況中継]]を放送している[[日経ラジオ社|ラジオNIKKEI]]は開局60周年のこの年、同じく創立60周年のJRAとコラボレーションして競馬場でのイベント等を実施。その一環として番組のテーマ音楽をリニューアルすることを発表。競馬ファンでもある向谷が音楽制作を担った(オープニングテーマ「ビクトリー・ロード」、エンディングテーマ「日はまた昇る」)。第81回ダービーが行われる同年6月1日より使用される。
 
 
== 鉄道音楽の制作 ==
 
『Train Simulator』以外にも鉄道に関する音楽の活動を行っている。
 
 
[[2004年]]には[[九州旅客鉄道]](JR九州)の[[九州新幹線 (鹿児島ルート)|九州新幹線]][[新八代駅]] - [[鹿児島中央駅]]が開通した際に同線の業務音楽(発車音楽や車内音楽)制作を手がけたのをはじめ、以下の鉄道関連の音楽を手がけている。
 
* [[京阪電気鉄道]]全駅の[[接近メロディ]]と通過メロディ、18駅の[[発車メロディ]]作曲<ref>[http://www.keihan.co.jp/traffic/topics/melody/ 京阪線18駅で発車メロディーを流しています] - 京阪電気鉄道公式サイト</ref>(2007年6月)
 
* [[阪神電気鉄道]]全駅の発車・到着メロディ作曲・編曲([[阪急電鉄]][[阪急神戸高速線|神戸高速線]][[高速神戸駅]]・[[新開地駅]]を含む)<ref>{{PDFlink|[http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/SR200901261N1.pdf 駅ホーム上のメロディーを変更します] - 阪神電気鉄道2009年1月26日付ニュースリリース}}</ref>(2009年1月)
 
* [[京成電鉄]]・[[スカイライナー]]([[京成AE形電車 (2代)|2代目AE形]])の[[ミュージックホーン]]と出入口で流されるBGM及び車内チャイム作曲<ref>『[[鉄道ジャーナル]]』通巻514号(2009年8月号) p94</ref>(2009年5月)
 
* JR九州の観光特急「[[海幸山幸 (列車)|海幸山幸]]」のミュージックホーンと車内チャイム作曲<ref>[http://sankei.jp.msn.com/life/news/110127/trd11012723450235-n1.htm 観光特急「海・山幸」 女性好みの可愛い列車] - 産経MSNニュース2009年11月23日</ref>(2009年10月)
 
* JR九州所属の[[新幹線N700系電車]]の車内チャイムおよび[[九州新幹線]]の発車メロディ作曲(博多駅以外)<ref>[http://rail.hobidas.com/news/info/article/126022.html CD「さくら〜九州新幹線全線開業記念BGM」] - [[ネコ・パブリッシング]]鉄道ホビダス2011年2月17日</ref>(2011年3月)
 
* JR九州の観光特急「[[A列車で行こう (列車)|A列車で行こう]]」の車内BGM作曲(2011年10月)
 
* [[博多駅]]在来線ホームの発着メロディ作曲(2012年3月)<ref>[http://www13.jrkyushu.co.jp/newsreleaseweb.nsf/9dd28b8cb8f46cee49256a7d0030d2e6/dfd567b094b58506492579c5003eed06?OpenDocument 博多駅在来線ホームの自動放送に新しくメロディーを導入します。(九州旅客鉄道プレスリリース 2012年3月16日)]</ref>
 
* [[東京急行電鉄]][[東急東横線|東横線]][[渋谷駅]]の地上ホーム到着ベルメロディおよび地下ホーム発車ベルメロディ(2013年3月)<ref>[http://www.tokyu.co.jp/contents_index/guide/news/130228-1.html 東横線・東京メトロ副都心線 相互直通運転開始記念!東横線渋谷駅にオリジナルベルメロディを導入します] - 東京急行電鉄、2013年2月28日</ref>
 
* [[西武鉄道]][[西武池袋線|池袋線]][[練馬高野台駅]]の発車メロディ編曲(2015年1月)<ref>{{PDFlink|[http://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2014/__icsFiles/afieldfile/2015/01/19/20150119nerimatakanodai.pdf  1月31日(土)正午から練馬高野台駅の発車メロディーをお子さま作曲によるメロディーに変更します!]}} (ニュースリリース) - 西武鉄道(2015年1月19日)</ref>
 
* [[小倉駅 (福岡県)|小倉駅]]在来線ホーム・[[大分駅]]・[[宮崎駅]]・[[由布院駅]]・[[宮崎空港駅]]の接近・発着メロディ作曲(2015年5月)
 
* [[東京メトロ東西線]]全駅([[中野駅 (東京都)|中野駅]]を除く)の発車メロディ作曲・編曲(2015年5月)<ref>{{cite web|url=http://www.oricon.co.jp/news/2050593/full/|title=向谷実、東西線全駅の発車メロディーを制作 九段下駅は「大きな玉ねぎの下で」|publisher=[[オリコン|ORICON]]|date=2015-03-26|accessdate=2015-03-26}}</ref>
 
* [[若桜鉄道]]の車内メロディ作曲(2015年10月)<ref>{{Cite web |title=若桜鉄道の車内メロディーを向谷実さんが作曲…報酬は運転体験|url=https://response.jp/article/2015/09/30/261093.html|accessdate=2017-10-01}}- レスポンス2015年09月30日</ref> 
 
* [[京阪鋼索線]](男山ケーブル)の車内BGM(上下、通常期・正月期・七五三期)作曲(2016年4月)<ref>{{Cite web |title=男山ケーブルの車内放送を 平成28年4月29日(金・祝)にリニューアルします〜音楽家・向谷実氏がプロデュース(ケーブルカーは初)〜|url=https://www.keihan.co.jp/info/upload/2016-04-06_otokoyama-cable.pdf|publisher=京阪電気鉄道|format=PDF |date=2016-04-06|accessdate=2017-03-23}}</ref>
 
* [[西武鉄道]]観光列車「[[西武4000系電車#西武 旅するレストラン 52席の至福|旅するレストラン 52席の至福]]」の車内メロディ(2016年)<ref>[https://www.seiburailway.jp/railways/seibu52-shifuku/overview/ 「52席の至福」の概要] - 西武鉄道</ref>
 
* [[JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」]]の車内BGM(2016年7月)<ref>{{Cite web |title=JR KYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」1周年を記念し、車内音楽を新たに作曲します♪|url=http://www.jrkyushu.co.jp/news/pdf/160624005aruressyaongaku.pdf|publisher=九州旅客鉄道|format=PDF |date=2016-06-24|accessdate=2017-03-23}}</ref>
 
* [[三陸鉄道]][[釜石駅]]の発車メロディ(2016年7月)<ref>{{cite news|url=http://www.sanrikutetsudou.com/?p=5003|title=向谷実氏提供の釜石駅発車メロディーができました! |newspaper=三陸鉄道|date=2016-07-18|accessdate=2017-03-23}}</ref>
 
* 京阪電気鉄道の快速特急「洛楽」停車駅5駅の発車メロディの作曲(2017年8月)<ref>{{Cite web |title=快速特急「洛楽」の発車メロディを平成29年8月3日(木)からリニューアルします 〜「洛楽」の発車メロディもつなげて聞くと1つの曲になります〜|url=https://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/2017-07-31_melody.pdf|publisher=京阪電気鉄道|format=PDF|date=2017-07-31|accessdate=2017-07-31}}</ref>
 
 
== ディスコグラフィー ==
 
=== ソロ・アルバム ===
 
* 『[[ミノル・ランド]]』 (''WELCOME TO THE MINORU'S LAND''、[[1985年]])
 
: シンセサイザーと打ち込み(シーケンサー)を多用した楽曲中心。
 
* 『[[ティクル・ジ・アイボリー]]』 (''TICKLE THE IVORY''、[[1993年]]、廃盤)
 
: オリジナル楽曲のほか、カシオペアの代表曲をいくつか再アレンジして演奏・収録。[[高中正義]]、神保彰、[[櫻井哲夫]]がゲストとして参加している。
 
: 2010年以降頻繁に演奏される「A Day in the Stars」の初出はこのアルバム。
 
 
=== 鉄道関連の作品 ===
 
* 『[[東横特急 (SUPER BELL"Z&向谷実のアルバム)|東横特急]]』(2008年5月8日発売)
 
: [[SUPER BELL"Z]]とのコラボアルバム。[[東急東横線]]開業80周年を記念して発売された。SUPER BELL"Zの初期の楽曲が初CD化している。11曲中7曲が向谷の、残りの4曲がSUPER BELL"Zの作曲となっている。
 
* 『京阪電車発車メロディcollection』([[2008年]][[11月1日]]発売)<ref>[http://www.keihan.co.jp/traffic/topics/goods_melodycollection/ 「京阪電車 発車メロディ COLLECTION」を発売]、[[京阪電気鉄道]]。</ref><ref>[http://www.keihan.co.jp/corporate/release/orig_pdf/data_h20/2008-09-18-02.pdf 京阪電車 発車メロディcollection 11月1日(土)リリース!]、京阪電気鉄道。</ref>
 
: 向谷が制作した京阪電車の新発車メロディを収録。京阪の[[中之島駅]]、[[淀屋橋駅]]、[[天満橋駅]]、[[京橋駅 (大阪府)|京橋駅]]、[[守口市駅]]、[[寝屋川市駅]]、[[香里園駅]]、[[枚方市駅]]、[[樟葉駅]]、[[中書島駅]]、[[丹波橋駅]]、[[祇園四条駅]]、[[三条駅 (京都府)|三条駅]]、[[浜大津駅]]にて限定販売。その後は子会社の京阪エージェンシーにて通信販売を実施。
 
* 『海幸・山幸BGM集(付録・九州新幹線BGM集)』([[2009年]][[11月27日]]発売)
 
:2009年10月10日にデビューしたJR九州日南線観光特急「[[海幸山幸 (列車)|海幸山幸]]」のミュージックホーン・車内チャイム・テーマソングと、付録として九州新幹線の発車メロディ・車内チャイム・テーマソングなど、全11曲。「海幸山幸」車内・九州内の主要駅Kioskで販売。JR九州エージェンシーと音楽館で通信販売。
 
* 『京阪電車発車メロディCOLLECTION 2013』(2013年[[5月11日]]発売)<ref>[http://www.keihan.co.jp/traffic/specialtrain-goods/goods_melodycollection/ 京阪電車発車メロディCOLLECTION2013 臨時列車・オリジナルグッズ]、[[京阪電気鉄道]]。</ref>
 
: 2008年に発売されたCDに、新曲「YOU GO!」と前作未収録の発車音(3秒)2種類の音源を加え発売。なお「YOU GO!」は初代特急発車メロディを今回のCDのために向谷がアレンジした楽曲である。また、「ニコニコ超会議2」の超鉄道エリア(向谷がプロデュース)と、浜大津駅特設会場にて先行販売が行われた。京阪の[[中之島駅]]、[[淀屋橋駅]]、[[天満橋駅]]、[[京橋駅 (大阪府)|京橋駅]]、[[守口市駅]]、[[寝屋川市駅]]、[[香里園駅]]、[[枚方市駅]]、[[樟葉駅]]、[[中書島駅]]、[[丹波橋駅]]、[[祇園四条駅]]、[[三条駅 (京都府)|三条駅]]、[[浜大津駅]]と、京急百貨店5階おもちゃうりば(神奈川県横浜市)、さいか屋横須賀店4階リビング用品売場(神奈川県横須賀市)、京阪カードの通信販売サイト「e-kenet マーケット」にて購入することが出来る。
 
* 『東京メトロ東西線 発車メロディCollection』(2015年5月13日発売)
 
:2015年5月から全面リニューアル・導入される[[東京メトロ東西線]]の発車メロディのオリジナル音源全曲(22駅48パターン各7秒)を収録。西船橋へ向かうA線・折り返しのB線のメロディを続けて聴くと一曲になるという仕掛けもある。また、[[九段下駅]]に導入される[[爆風スランプ]]の『[[大きな玉ねぎの下で 〜はるかなる想い]]』は作詞をした[[サンプラザ中野くん]]自らが「East&West Ver.」として歌詞をアレンジし再レコーディングした。また[[日本橋駅 (東京都)|日本橋]]に導入されるメロディは民謡の『[[お江戸日本橋]]』をジャズアレンジを施して収録した。
 
* 『京阪電車発車メロディCOLLECTION 2016』(2016年[[5月14日]]発売)<ref>[http://www.keihan.co.jp/traffic/specialtrain-goods/goods-melodycollection2016/index.html 京阪電車発車メロディCOLLECTION2016 臨時列車・オリジナルグッズ]、[[京阪電気鉄道]]。</ref>
 
: 2013年に発売されたCDに、[[京阪鋼索線]]の車内メロディと2016年より採用の中央競馬のレース「[[京阪杯]]」限定で使用される本馬場入場曲、2014年にリニューアルした[[くずはモール]]の開店・閉店時の[[バックグラウンドミュージック|BGM]]を新規に収録して発売。「ニコニコ超会議」の超鉄道エリアと、石清水八幡宮特設会場にて先行販売が行われた。
 
 
=== 企画盤、もしくは他アーティストへのサウンドプロデュース作品 ===
 
{|class="wikitable" style="font-size:small"
 
|-
 
! アーティスト
 
! 作品名
 
! 発売日
 
! 備考
 
|-
 
| [[亜蘭知子]]
 
| [[More Relax]]
 
| [[1984年]][[6月25日]]
 
| カシオペアのメンバー全員が作曲に参加し、櫻井と神保が演奏に参加。
 
|-
 
| [[松原みき]]
 
| [[LADY BOUNCE]]
 
| [[1985年]][[6月21日]]
 
| カシオペアのメンバー全員が制作(野呂作曲、櫻井と神保が演奏)に参加。
 
|-
 
|
 
| スーパーマンサンタ
 
| [[1986年]][[11月21日]]
 
| 野呂との共同プロデュースによる子供向けクリスマス企画アルバム。
 
|-
 
| TOKI CLUB
 
| TWEENER
 
| [[1989年]][[10月21日]]
 
| [[土岐英史]]との共同プロデュース。TOKI CLUBとは向谷と土岐による企画ユニット名。
 
|-
 
|
 
| [[三國志II]]・[[三國志III]]
 
| [[1989年]][[12月21日]]
 
| [[コーエー]]から発売された同名シミュレーションソフトのゲームミュージック。
 
|-
 
| 向谷実
 
| TIME SLIP
 
| [[1992年]]
 
| [[ヤマハ]]シンセサイザー[[ヤマハ・SYシリーズ|SY85]]販売促進[[8センチCD]](非売品)。向谷によるSY85の[[ミュージックワークステーション]]機能の紹介とそれを使用した自作自演曲。
 
|-
 
| 向谷倶楽部
 
| 向谷倶楽部の奇蹟
 
| [[2011年]][[8月29日]]
 
| ダウンロード販売のみだった音源をCD化したオムニバス盤。メイキング集なども収めたDVDを入れた3枚組となっている。
 
|}
 
 
=== 参加作品 ===
 
{|class="wikitable" style="font-size:small"
 
! アーティスト
 
! 作品名
 
! 発売年
 
! 備考
 
|-
 
|
 
| LOFT SESSIONS vol.1
 
| [[1978年]]
 
| デビュー前の作品。野呂とともに1曲参加。
 
|-
 
| 小熊達弥
 
| スパイアラル・フュージョン
 
| [[1979年]]
 
| カシオペアで全曲の演奏に参加。<BR>エレクトーン奏者のアルバムで、向谷はエレクトリック・ピアノを担当。
 
|-
 
| [[山根麻衣]]
 
| たそがれ
 
| [[1980年]]
 
| 演奏に参加。
 
|-
 
| ジュディー・アントン
 
| SMILE
 
| [[1980年]]
 
| 3曲を提供し、演奏とアレンジに参加。
 
|-
 
| 山根麻衣
 
| SORRY
 
| [[1981年]]
 
| 2曲を提供し、演奏に参加。
 
|-
 
| [[ブレッド&バター]]
 
| トゥナイト愛して
 
| [[1981年]]
 
| シングル曲。複数のベストアルバムにも収録。<br>カシオペアで演奏に参加。
 
|-
 
| [[三枝成彰]]
 
| ラジエーション・ミサ
 
| [[1981年]]
 
| 演奏に参加。
 
|-
 
| [[大野方栄]]
 
| MASAE A LA MODE
 
| [[1983年]]
 
| 全10曲中9曲にカシオペアで演奏に参加。
 
|-
 
| [[マリーン]]
 
| Be・Pop
 
| [[1985年]]
 
| 2曲の演奏とアレンジに参加。
 
|-
 
| [[亜蘭知子]]
 
| IMITATION LONELY<br>―都会は、淋しがりやのオモチャ箱―
 
| [[1985年]]
 
| [[神保彰]]が手掛けた3つの作・編曲に演奏で参加。
 
|-
 
| [[坂田おさむ]]<br>[[森みゆき]]
 
| ドラネコロックンロール
 
| [[1986年]]
 
| 作曲。[[NHK教育テレビジョン|NHK教育テレビ]](NHK Eテレ)『[[おかあさんといっしょ]]』の「[[おかあさんといっしょの今月の歌|今月の歌]]」。<br>放送後にシングル化。他にも『おかあさんといっしょ』関連のアルバムに収録。
 
|-
 
| 坂田おさむ<br>[[神崎ゆう子]]
 
| げんきひゃっぱい
 
| [[1987年]]
 
| 作曲。NHK教育テレビ『おかあさんといっしょ』の「今月の歌」。<br>後に『おかあさんといっしょ』関連のアルバムに収録。
 
|-
 
| [[堀井勝美|堀井勝美プロジェクト]]
 
| OCEAN DRIVE
 
| [[1988年]]
 
| 演奏に参加。
 
|-
 
| [[MALTA]]
 
| SAPPHIRE
 
| [[1989年]]
 
| 演奏に参加。
 
|-
 
|
 
| PLAYERS POLE POSITION Vol.2<br>SURFIN' U.S.A.
 
| [[1989年]]
 
| [[ザ・ビーチボーイズ]]のカバー曲集。<br> 野呂、翌年にカシオペアに加入する鳴瀬らと3曲の演奏に参加。
 
|-
 
| [[鳥山雄司]]
 
| プラチナ通り
 
| [[1990年]]
 
| 2曲の演奏に参加。
 
|-
 
| [[中西圭三]]
 
| Ticket To Paradise
 
| [[1992年]]
 
| シングル曲。ベストアルバム『[[SINGLES (中西圭三のアルバム)|SINGLES]]』にも収録。<br>ホーンアレンジを担当。ギタリストとして野呂が演奏に参加。
 
|-
 
| [[高中正義]]
 
| Fade to Blue
 
| [[1992年]]
 
| 演奏とアレンジに参加。
 
|-
 
| 高中正義
 
| AQUA PLANET
 
| [[1993年]] 
 
| 演奏とアレンジに参加。
 
|-
 
| [[今田耕司|KOJI12000]]
 
| DISGUSTING
 
| [[1998年]]
 
| [[テイ・トウワ]]プロデュース。[[矢沢永吉]]のカヴァー「[[時間よ止まれ (矢沢永吉の曲)|時間よ止まれ]]」にカシオペアとして演奏に参加。
 
|-
 
|}
 
 
=== その他 ===
 
* 中央競馬重賞競走「[[京阪杯]]」本馬場入場曲「A Promising Moment」。2016年開催のレースより採用開始。
 
 
== 使用楽器 ==
 
=== 近年 ===
 
[[ヤマハ・MONTAGE|ヤマハ・MONTAGEシリーズ]]を[[2016年]]の発表当初からメイン機材として使用している。また、かつてメインで使っていたヤマハ[[ヤマハ・DXシリーズ|DX7]]や[[ローランド]]VP-330などもその音色への懐かしさを求めて時折使っている。
 
 
=== 過去 ===
 
カシオペア時代からヤマハ製のキーボードをメインに使用していて、代表的なユーザーのひとりである。しかし、[[1979年]]のデビュー時は、ヤマハ製のキーボードは向谷個人では持っておらず、ライブではアマチュア時代から使っていた[[フェンダー (楽器メーカー)|フェンダー]][[ローズ・ピアノ|ローズ・スーツケース・ピアノ]](73鍵式)と[[コルグ]]800DV([[1974年]]発売開始の[[アナログシンセサイザー]])、その二機種のみを使用していた(なお、その二機種はネム音楽院の同窓生だった[[倉田信雄]]から譲渡してもらったものである)。デビュー直後に[[ローランド]]から当時出たばかりのVP-330([[ヴォコーダー]])とPROMARS、ヤマハのCS40Mを購入して前述の二機種に加えて使うようになる。いわゆる[[フラグシップ機|フラグシップモデル]]の類は持っていなかったが、レコーディングでは手持ちのキーボードに加えて、それらのキーボードもその都度レンタルで借り受けて使っていた。
 
 
[[1980年]]頃にライブで使用していた機材は前述のローズ、800DVに加えポリフォニックシンセの[[コルグ]]DELTA(後に音色メモリーのついたポリフォニックシンセの同TRIDENTに変更)、オルガンの[[コルグ]]CX-3などで、その他に[[ヤマハ]]CP70や[[ヤマハ]]SK20なども使用するようになりキーボードの台数は増えていく。その後他のメンバーと同様に本格的にヤマハからの支援を受け、[[ヤマハ・CSシリーズ|CS70M]]や[http://jp.yamaha.com/products/music-production/stagepianos/gs1/?mode=model GS1]などヤマハ製キーボードのフラグシップモデルが貸与されるようになる(ほかにもヤマハが輸入元となっていた[[モーグ・シンセサイザー]]も貸与される)。また、[[デジタルシンセサイザー]]の先駆けである[[ヤマハ・DXシリーズ]]の音色開発も初期の頃から手掛けるようになり、そのシリーズ初の製品であるDX7や、DX7の派生機種であるDX1、DX5、DX9なども発売前の段階からカシオペアのレコーディングとライブで使っていたことで、いち早く代表的なDXシリーズのプレーヤーともなった。プロ仕様ながらも比較的低価格だったDX7はカシオペアをコピー演奏するアマチュア・キーボーディストにとってもマストアイテム的なものとなり、それに応えるかたちで、向谷が実際に使っていたDX7用の音色データを専用ROMに収めたソフト「Voice ROM for DX7 向谷実」([[リットーミュージック]])が発売された。
 
 
DXシリーズに搭載されていた[[MIDI]]を駆使した複合的なキーボードサウンドを早期から積極的に導入していたことで、[[1980年代]]後半からは[[ヤマハ・TXシリーズ|TX816]]などのラック式の[[音源モジュール]]にマスターキーボードである[[ヤマハ・KXシリーズ]]のKX88及びKX76をつなぐ合理的なシステムが構築された。使用する音源モジュール類は、デジタルシンセサイザーの急速な進化とともに日々目まぐるしく変わっていったが、この二つのマスターキーボードは1980年代後半から[[1990年代]]後半まで十年以上にわたって向谷のフロントに置かれ続けたことにより、当時のカシオペアと向谷にとって[[アイコン]]になった。その後、[[1998年]]に出された[[ヤマハ・EXシリーズ]]、[[2001年]]に出された[[ヤマハ・MOTIFシリーズ]]を使うようになり、フロントのマスターキーボードとしても置かれたことにより、KX88とKX76は表舞台から去った。意外なことにはヤマハとは楽器使用に関しては専属契約を一度もしていないと言う。ヤマハ製のものが占めるようになってからも、自ら購入したVP-330は長年にわたって使い続け、その他の他社製品もレコーディングおよびライブで使っていることを隠していない。
 
 
== 著書 ==
 
* {{Cite book|和書|title=フュージョン狂時代: ワールド・ツアー雑記帳|author =[[向谷実]]|origyear=1995|publisher=[[ヤマハミュージックメディア]]|isbn =4-636-20931-1}}
 
* {{Cite book|和書|title=攻略トレインシミュレータ : For Windows 95 & Macintosh 2|author =[[向谷実]]|origyear=1998|publisher=[[ソフトバンククリエイティブ]]|series =SOFTBANK BOOKS|isbn =4-797-30541-X}}
 
* {{Cite book|和書|title=オンチは楽器がうまくなる|author =[[向谷実]]|origdate=2006-05-01|publisher=[[草思社]]|isbn =4-7942-1501-0}}
 
* {{Cite book|和書|title=鉄道の音|author =[[向谷実]]|origdate=2009-03-10|publisher=[[アスキー・メディアワークス]]|series =アスキー新書|isbn =4-0486-7666-0}}
 
* {{Cite book|和書|title=向谷実の青春60切符♪ NO MUSIC,NO TRAIN,NO LIFE|author =[[向谷実]]|origdate=2016-10-20|publisher=[[音楽之友社]]|series =ONTOMO MOOK|isbn =978-4276962590}}
 
 
== テレビ番組・ビデオ・DVDなど ==
 
* [[プルプルプルン]]([[NHK教育テレビジョン|NHK教育テレビ]]、[[1988年]]-[[1990年]])-モリモリ<ガミガミ>たいそう 作曲
 
* [[NTTビートカフェ・メルティングポット]]([[エフエム東京|FM東京]]、現・TOKYO FM)、1988年 - 1990年 - パーソナリティ
 
* [[ティーンズねっとわーく]](NHK教育テレビ、[[1995年]] - [[1996年]]) - 司会
 
* [[熱中時間 忙中"趣味"あり]]([[2004年]]6月27日)
 
* [[川島令三&amp;向谷実の鉄道マニア倶楽部]]([[MONDO21]]、[[2006年]]4月 - 6月)
 
* 川島令三&amp;向谷実の鉄道マニア倶楽部 Ver.2(MONDO21、2007年5月 - 10月)
 
* 川島令三&amp;向谷実の鉄道マニア倶楽部 Ver.3(MONDO21、2008年5月 - 10月)
 
* [[鉄道建設・運輸施設整備支援機構|鉄道・運輸機構]] 交通ネットワークの未来に向けて 〜鉄道・運輸機構の果たす役割〜([[2007年]]3月、非売品)
 
* [[世界一奇妙なクイズ]](2007年8月、12月、[[2008年]]1月)
 
* [[おかあさんといっしょ]] - 作曲を担当
 
* [[タモリ倶楽部]]([[テレビ朝日]]) - 不定期出演。タモリ電車クラブ(ゴールド会員)NO.3
 
* [[宇宙一せまい授業!]]([[あっ!とおどろく放送局]]、2008年11月25日)
 
* [[ブラタモリ]]([[NHK総合テレビジョン|NHK総合テレビ]]、2009年10月15日) - 第3回「二子玉川」の回に出演
 
* [[鉄道写真物語 1枚にかける旅]]([[TwellV]]、[[2010年]])
 
* [[BSデジタル号がゆく!〜ブルートレイン 九州一周の旅〜]]([[NHKデジタル衛星ハイビジョン|NHK BSハイビジョン]]、2010年[[9月4日]]・[[9月5日|5日]])
 
* [[RadioMukaiya]]([[ラジオ日経]]、[[2011年]][[4月6日]] - [[12月28日]]) - 毎週水曜。USTREAM・ニコニコ生放送とも連動
 
* [[きん☆すた]]([[NHK福岡放送局]]、2011年[[4月15日]] - 「ぶっつけ本番!鉄道の旅」レギュラー出演[http://www.nhk.or.jp/fukuoka/kinsta/railroad/]
 
* [[我思う、故に我ラーメン]]([[北海道テレビ放送|HTB]]、2011年[[6月30日]])深夜の新番組。最終回にゲスト出演。[[札幌]]のラーメン屋「麺屋 菜々兵衛」を訪問し、実食
 
* [[フジテレビワンツーネクスト|フジテレビONE TWO NEXT]] チャンネルリニューアル記念!春のCS番組まつり!!([[2012年]][[3月9日]]他、[[フジテレビONE]]において生放送。ニコニコ生放送とも連動。後日、ONE、TWO、NEXTにおいてリピート放送あり) - 新番組(後記「向谷鉄道倶楽部」)の宣伝のためにゲスト出演
 
* [[向谷鉄道倶楽部]]([[フジテレビNEXT]]、2012年[[4月5日]] - ) - 鉄道情報バラエティー番組。毎月1本新作放送予定。アシスタントは横尾真梨子<ref>[http://www.fujitv.co.jp/otn/b_hp/912200064.html フジテレビONE TWO NEXT「向谷鉄道倶楽部」紹介]</ref>
 
** [[向谷鉄道倶楽部|向谷鉄道倶楽部presents駅弁倶楽部]](フジテレビNEXT、2012年4月8日 - ) - 向谷鉄道倶楽部で紹介した駅弁を紹介する。毎月1本新作放送
 
* [[探検バクモン]](NHK総合テレビ、2012年[[7月25日]]) - [[横浜市]]にある[[原鉄道模型博物館]]の取材に同行
 
* [[おしあげNOW]]([[TOKYO MX]]、2012年9月23日) - ゲスト出演
 
* [[NIKKEI×BS LIVE 7PM]]([[BSジャパン]]、2012年11月1日) - ゲスト出演
 
* [[Mr.サンデー]]([[フジテレビ]]) - ゲスト出演
 
* [[笑神様は突然に…]]([[日本テレビ]]、2014年2月7日)準レギュラーコーナー「鉄道マニアの旅」の特別ゲストとして出演。渋谷ヒカリエ開業1周年特別仕様列車「Shibuya Hikarie号」を貸切ってのロケ[https://twitter.com/waragamisama/statuses/431626678314364928]
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[音楽館]] - 向谷実により[[1985年]]に設立された[[株式会社]]
 
* [[pop'n music]] - 『Train Simulator』のテーマ曲『Railroad Force』を提供。初出は13カーニバル
 
* [[三國志II]]、[[三國志III]]、[[戦国無双2]]、[[戦国無双2 Empires]](すべて[[コーエー]]) - [[バックグラウンドミュージック|BGM]]を担当
 
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.ongakukan.co.jp/ 株式会社音楽館]
 
* [http://mukaiya.cocolog-nifty.com/mukaiya/index.html 向谷実の鉄道と音楽がいっぱい]
 
* {{Twitter|MinoruMukaiya|向谷実}}
 
* {{Facebook|mmukaiya|向谷 実}}
 
* [http://ch.nicovideo.jp/channel/ch262 ニコニコチャンネル向谷倶楽部]
 
* [http://mukaiyaclub.com/ 向谷倶楽部]
 
* [http://www.ustream.tv/user/MinoruMukaiya Ustream向谷実チャネル]
 
* [http://lmc.yamaha.co.jp/interview/001/index.html ヤマハ 向谷実インタビュー]
 
* {{discogs artist | artist = 752722-Minoru-Mukaiya | name = Minoru Mukaiya }}
 
* {{MusicBrainz artist|id=2265efef-1415-486b-a519-f6b3a37a7659|name=向谷実}}
 
* [https://vgmdb.net/artist/627 MInoru Mukaiya discography on VGMdb]{{En icon}}
 
* {{MusicBrainz artist|id=2a628b60-ba55-4cc4-adfa-9b3ae8624fa3|name=向谷倶楽部}}
 
* [http://www.sankei.com/entertainments/news/160316/ent1603160001-n1.html 産経ニュース 音楽プロデューサー・向谷実(3) カシオペア結成、インストの先駆けに]
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group=注}}
 
=== 出典 ===
 
{{Reflist|2}}
 
 
{{デフォルトソート:むかいや みのる}}
 
{{Music-bio-stub}}
 
{{カシオペア (バンド)}}
 
{{Authority control}}
 
 
[[Category:日本のミュージシャン]]
 
[[Category:日本のミュージシャン]]
 
[[Category:日本のフュージョン・ミュージシャン]]
 
[[Category:日本のフュージョン・ミュージシャン]]

2018/10/8/ (月) 18:37時点における最新版

向谷 実(むかいや みのる、1956年10月20日 - )

日本ミュージシャンキーボーディスト)、音楽プロデューサー実業家タレントフュージョンバンド、カシオペアの元キーボード奏者(1977年-2012年)。シミュレーションゲームソフト『Train Simulator』の制作者であり、制作元である株式会社音楽館代表取締役社長として知られる。



楽天市場検索: