名古屋工業大学
名古屋工業大学 | |
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大学設置 | 1949年 |
創立 | 1905年 |
学校種別 | 国立 |
設置者 | 国立大学法人名古屋工業大学 |
本部所在地 |
愛知県名古屋市昭和区御器所町 東経136度55分29.07秒北緯35.1565639度 東経136.9247417度 |
キャンパス | 御器所(名古屋市昭和区) |
学部 | 工学部 |
研究科 | 工学研究科 |
ウェブサイト | 名古屋工業大学公式サイト |
名古屋工業大学(なごや こうぎょうだいがく、英語: Nagoya Institute of Technology、公用語表記: 名古屋工業大学)
1949年に設置。大学の略称は名工(めいこう)、名工大(めいこうだい)。
沿革
年表
- 1905年(明治38年)3月28日 - 名古屋高等工業学校が創立
- 1943年(昭和18年)2月16日 - 愛知県立工業高等学校が創立
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 名古屋高等工業学校を名古屋工業専門学校に改称
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 愛知県立工業高等学校を愛知県立工業専門学校に改称
- 1949年(昭和24年)5月31日 - 名古屋高等工業学校と愛知県立工業専門学校を前身とし、新制国立名古屋工業大学を設置
- 1951年(昭和26年)4月 - 短期大学部を設置
- 1959年(昭和34年)4月 - 短期大学部を工学部第二部に改組
- 1964年(昭和39年)4月 - 大学院工学研究科(修士課程)設置
- 1985年(昭和60年)4月 - 大学院工学研究科(博士課程)設置
- 2004年(平成16年)4月1日 - 国立大学法人名古屋工業大学発足
基礎データ
所在地
教育および研究
組織
学部
大学院
- 工学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 2016年度入学生以降[2]
- 2015年入学生まで[3]
- 物質工学専攻
- 分野:有機、無機、プロセス、物性、生命機能
- 機能工学専攻
- 分野:エレクトロニクス、計測、機構、エネルギ
- 情報工学専攻
- 分野:情報数理、知能科学、通信・計算機、システム制御、メディア情報
- 社会工学専攻
- 分野:人間空間、社会基盤、環境防災、マネジメント
- 産業戦略工学専攻(博士前期課程のみ)
- 分野:産業技術経営、コアテクノロジー
- 未来材料創成工学専攻
- 分野:環境調和セラミックス工学、エネルギー変換工学、ナノ・ライフ変換科学、連携
- 創成シミュレーション工学専攻
- 分野:計算応用科学、 計算システム工学、 都市シミュレーション工学
- 共同ナノメディシン科学専攻(2013年に設置。名古屋市立大学との共同大学院。博士後期課程のみ)
- 部門:機能医薬創成学、薬物送達・動態科学、医薬支援ナノ工学
- 物質工学専攻
領域(教員組織)
従来の縦割り学問分野による学科組織から離れて、異分野の教員が交流する横断的、学際的な研究系組織として、大学院に置かれる。
- おもひ領域
- 「おもひ」は、発想することを意味する。
- しくみ領域
- 「しくみ」は、設計することを意味する。
- つくり領域
- 「つくり」は、制作することを意味する。
- ながれ領域
- 「ながれ」は、運用することを意味する。
附属機関[4]
- 教育研究センター機構
- 教育研究センター[注 4]
- 国際交流推進本部
- 国際交流推進室
- リサーチ・アドミニストレーション・オフィス
- インスティテューショナル・リサーチ室
- 産学官連携センター
- 工学教育総合センター
- 留学生センター
- 情報基盤センター
- 大型設備基盤センター
- リスクマネジメントセンター
- 若手研究イノベータ養成センター
- 教員再雇用センター
- 男女共同参画推進センター
- ものづくりテクノセンター
- 先進生産技術研究センター[5]
- 先進セラミックス研究センター
- 極微デバイス次世代材料研究センター
- NITech AI研究センター
- 窒化物半導体マルチビジネス創生センター
- 創造工学教育推進センター
- 保健センター
- 附属図書館
研究
21世紀COEプログラム
- 採択1件
- 2002年
- 化学・材料科学
- 環境調和セラミックス科学の世界拠点
学生生活
JR中央本線鶴舞駅にほど近い良い立地ということもあり、東海地方各地の高校から進学する学生が比較的多い。さらに卒業生のうち多くが大手製造業に就職する。中でも地元企業に強く、トヨタグループまたは関連会社への就職が目立つ。その他、輸送機器、電機、重工業、化学など様々な分野の産業へ就職する。
学科にもよるが卒業生の約8割が大学院(博士前期課程)へ進学する。博士後期課程まで進むのは約1割である。
正門付近には、名古屋工業大学で研究している音声言語処理技術をもとに開発された双方向音声案内デジタルサイネージを設置している。大型ディスプレイに登場する3Dキャラクター「メイちゃん」が来校者の音声を認識し学内を案内するという、世界初の全天候型デジタルサイネージである。
大学の土地面積はやや狭く駐車場が小さいため、学生は基本的に自動車では通学できない。最近では学内組織(環境委員会)の働きで学内環境は改善の方向に向かっている。
学生の男女比は、男子が約8割強。女子推薦入学などの影響もあり、近年は女子の割合が増えてきている。
学生食堂は大学会館1階の生協大食堂と、2階のカフェテリアがある。また、大学の周辺には安価な食堂が数軒ある。2005年5月、近辺にイオン千種ショッピングセンター(現・イオンタウン千種。マックスバリュ)ができ、ファストフード店などに行く学生もいる。
学生食堂については、2012年4月に改修された大学会館がオープン。1階の大食堂、2階のカフェテリアともに大幅に席数が増加し、以前のような混雑は解消された。メニューにも学生の声を生かす工夫がされている。学内には大学生協運営のコンビニエンスストアが3つあり、夜10時まで営業。大学会館改修中に1号館内に設置されたミニコンビニも継続している。
また、大学に隣接した場所にコンビニエンスストアがあり、イオンタウン千種も24時間利用できるため、研究室の徹夜組には便利な存在となっている。
東京理科大学や電気通信大学などと並び比較的留年が比較的多い大学とされる。構内には一本松古墳が存在し、その「古墳に登ると留年する(あるいは単位を落とす)」という学生に伝わる伝説がある。
大学のすぐ隣にある鶴舞公園は名古屋でも有数の花見の名所であり、毎年花見のシーズンになると鶴舞公園で宴会を行う学生も多い。研究室に配属されたばかりの4年生は、研究室によっては場所取りをすることもある。
学園祭
名古屋工業大学の学園祭は工大祭と呼ばれ、2008年までは毎年6月に行われていたが、2009年以降は11月に行われている。各種模擬店や、「名古屋工業大学での研究を一般客に見てもらう」という工大祭の本来の姿であった企画の研究室開放等が催される。
大学関係者と組織
大学関係者組織
- 名古屋工業大学の全学同窓会
大学関係者一覧
- 参照: 名古屋工業大学の人物一覧
施設
キャンパス
御器所キャンパス
多治見キャンパス
- 使用附属施設:先進セラミックス研究センター
- 交通アクセス:JR中央本線多治見駅
学生寮
- 恒和寮(名古屋市千種区北千種2-5-46)
- 定員:男子116名(個室)
対外関係
国内の大学との協定
2007年に名古屋市立大学との間で連携・協力に関する基本協定を締結している。
海外の大学・研究機関との学術交流協定締結大学一覧
アジア
オセアニア
ヨーロッパ
北米
南米
脚注
注釈
- ↑ 学科・課程、分野・コースの構成は、名古屋工業大学教育課程履修規程による。
- ↑ 2016年入学生用の大学案内によると、生命・物質化学、ソフトマテリアル、環境セラミックス、材料機能、応用物理、電気電子、機械工学の7分野から1分野を1年後期に選択。
- ↑ 2016年入学生用の大学案内によると、ネットワーク、知能情報、メディア情報、建築・デザイン、環境都市、経営システムの6分野から1分野を1年後期に選択。
- ↑ 名古屋工業大学教育研究センター機構規則によると、教育研究センターとして、次世代自動車工学教育研究センター、高度防災工学センター、コミュニティ創成教育研究センター、オプトバイオテクノロジー研究センター、グローバル共生情報研究センター、マルチエネルギーイノベーションセンターを置いている。
出典
関連項目
外部リンク