単純温泉

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単純温泉(たんじゅんおんせん)は、掲示用泉質名に基づく温泉泉質の分類の一種。療養泉に分類される泉質である。

概要

温泉水1kg中の溶存物質の含有量が1g未満の温泉が該当する。含有成分量が少ないことにより、刺激が少なく肌にやさしい。概ね無色透明で無味無臭。

単純温泉は成分の少ない単なる湯、質の低い温泉だと誤解されやすい。単純温泉とは、成分の含有量だけを評価したものであり成分の種類について規定したものではない。よって単純温泉とひとくくりにしても個々の泉質は多岐にわたるため単純な比較・分類はできない。成分の組成比によって、各種泉質の性質を帯びることもあるし、様々な成分を少量ずつ含んだバランスの良い泉質となっているものもある。

単純温泉と分類されるものの中には、モール泉も存在している。

新旧泉質名との対比

新旧泉質名では、以下に分類される。

新旧泉質名の対応[1]
旧泉質名 新泉質名 液性
単純温泉 単純温泉 pH8.5未満。泉質は概ね中性〜弱アルカリ性を示す。
単純温泉 アルカリ性単純温泉 pH8.5以上。泉質がアルカリ性を示すもの。

泉質の定義

温泉法による規定を満たした温泉のうち、温泉1kg中に含まれる溶存物質の含有量が総量1000mg未満のもの。

効能

泉質に基づく効能として、以下が挙げられる。

脚注

  1. 参考資料2新旧泉質名対照 (PDF)”. 環境省自然環境局自然環境整備課温泉地保護利用推進室. . 2018閲覧.