北見市
北見市(きたみし)は、北海道オホーツク総合振興局にある市。オホーツク海沿岸から石北峠まで東西約110キロメートル (km) に広がっている。北海道(ただし、北方領土である択捉島などを除いた場合)で一番広い地方公共団体(日本国内では高山市、浜松市、日光市に続く4番目の広さ)である[1]。
Contents
概要
「北見」の名の由来は、明治政府から国名を諮問された松浦武四郎が「この地を従来から北海岸と唱えてきたので北の文字を用い、カラフト島が快晴の日には見えるので、北見としてはどうか」と進言したことによる[2]。旧北見市市制施行前の名称「野付牛」(のっけうし)は、アイヌ語の「ヌプンケシ」(野の一方の端)に由来している[3]。
旧北見市は商工業・サービス業、端野町は農業、常呂町は漁業・農業、留辺蘂町は林業・温泉を中心に発展した[4]。各地域の特性によって北見市は玉ねぎの生産量・出荷量、白花豆の生産量が日本一となっており[5]、ホタテ漁が盛んで「ホタテ養殖発祥の地」にもなっている[6]。また、ピアソン記念館やワッカ原生花園、常呂遺跡を含む「オホーツク沿岸の古代遺跡群」は「北海道遺産」に[7][8][9]、「北見のハッカとハーブ」は環境省による「かおり風景100選」に選定されている[10]。留辺蘂のつつじ山に自生しているエゾムラサキツツジは日本随一となるツツジの名所で「北海道指定天然記念物」になっている[11]。
スポーツ合宿の誘致に積極的に取り組んでおり、夏はラグビー・陸上競技・野球、冬はスキーなどで北見を訪れている[12]。
常呂自治区は旧常呂町時代からカーリングの町として知られており、区域内にカーリング専用施設(アドヴィックス常呂カーリングホール)があり、住民らによるカーリングチームとリーグ戦もあり[13]、多くのカーリングの五輪日本代表選手も輩出している。2018年に平昌オリンピックで日本のカーリング史上初のメダルを獲得したロコ・ソラーレ(LS北見)も常呂自治区を拠点としている。
また、人口に対する焼き肉店の割合が2018年時点で道内最多である[14]。
独自の自治区制度
「自治区に関するQ&A」参照[15]
「市町村の合併の特例に関する法律」(合併特例法)により日本の市町村の廃置分合(合併)が進んで北見地域でも2006年(平成18年)3月5日に新「北見市」が誕生した。しかし、合併特例法による地域自治区とは異なって、特段期限を設けずに自治区と特別職(副市長)の自治区長を置く方式で合併した[16]。北見市の自治区制度とは地方自治法に基づき条例を制定し自治区を設置するもので、自治区には「総合支所」「まちづくり協議会」「自治区長」を置くこととしている(北見自治区は本庁の組織がこれを行う)[17]。
自治区 | 総合支所 | 協議会名 |
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北見自治区 | - |
北見まちづくり協議会 |
端野自治区 | 端野総合支所 | 端野まちづくり協議会 |
常呂自治区 | 常呂総合支所 | 常呂まちづくり協議会 |
留辺蘂自治区 | 留辺蘂総合支所 | 留辺蘂まちづくり協議会 |
地理
北見市は北海道東部の東大雪山系三国山を源流とする常呂川・無加川流域に位置し、北見盆地を経てオホーツク海に至る東西110 kmある市域となっている[18]。常呂自治区はオホーツク海とサロマ湖に面し網走国定公園となっており[19]、砂嘴に広がるワッカ原生花園は「北海道遺産」に選ばれている[8]。
- 山:武華山(1,759 m)、三国山(1,541 m)、北見富士 (1,291 m) 、仁頃山 (829 m)
- 河川:常呂川、訓子府川、無加川、仁頃川、小町川
- 湖沼 :サロマ湖、富里湖(富里ダム)
- 原生花園:ワッカ原生花園
気候
オホーツク海気候に属し、梅雨や台風の影響を受けることは少なく、北海道内では温和な気候となっている[18]。気温は年間を通して寒暖差が大きく、冬期には-25℃まで冷え込むが夏季には35℃前後となることもある[18]。降水量は年間約800 mm、平均最深降雪量は71 cmと北海道内では比較的少ない地域となっている[18]。網走地方気象台による気象の細分地域は北見市常呂が網走地方西部、それ以外の地域が北見地方となっており[20]、地震情報の地域は北見地方に区分されている[21]。
北見市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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北見 (1981-2010) の気候資料 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 8.0(46.4) | 7.9(46.2) | 15.1(59.2) | 32.2(90) | 33.9(93) | 34.2(93.6) | 35.9(96.6) | 37.1(98.8) | 32.1(89.8) | 27.7(81.9) | 22.0(71.6) | 14.5(58.1) | 37.1(98.8) |
平均最高気温 °C (°F) | −2.9(26.8) | −1.9(28.6) | 2.9(37.2) | 11.3(52.3) | 17.6(63.7) | 21.2(70.2) | 24.3(75.7) | 25.7(78.3) | 21.3(70.3) | 15.4(59.7) | 7.5(45.5) | 0.1(32.2) | 11.9(53.4) |
日平均気温 °C (°F) | -8.5(16.7) | -7.8(18) | -2.4(27.7) | 5.0(41) | 10.9(51.6) | 15.0(59) | 18.7(65.7) | 20.2(68.4) | 15.6(60.1) | 9.1(48.4) | 2.1(35.8) | -5.0(23) | 6.1(43) |
平均最低気温 °C (°F) | −14.7(5.5) | −14.3(6.3) | −8.1(17.4) | −0.7(30.7) | 4.7(40.5) | 9.7(49.5) | 14.1(57.4) | 15.8(60.4) | 10.6(51.1) | 3.4(38.1) | −2.9(26.8) | −10.6(12.9) | 0.6(33.1) |
最低気温記録 °C (°F) | −30.1(-22.2) | −30.9(-23.6) | −24.3(-11.7) | −14.0(7) | −4.8(23.4) | −0.9(30.4) | 3.4(38.1) | 6.3(43.3) | 0.3(32.5) | −4.6(23.7) | −16.3(2.7) | −24.6(-12.3) | −30.9(-23.6) |
降水量 mm (inches) | 47.5(1.87) | 32.4(1.276) | 42.5(1.673) | 47.6(1.874) | 56.7(2.232) | 57.3(2.256) | 94.0(3.701) | 113.2(4.457) | 106.3(4.185) | 69.0(2.717) | 43.9(1.728) | 49.4(1.945) | 763.6(30.063) |
降雪量 cm (inches) | 118(46.5) | 92(36.2) | 92(36.2) | 27(10.6) | 1(0.4) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 14(5.5) | 88(34.6) | 432(170.1) |
日照時間 | 114.7 | 128.6 | 166.4 | 164.9 | 179.6 | 167.7 | 154.7 | 155.3 | 145.3 | 155.0 | 129.7 | 115.6 | 1,775.5 |
出典#1: 気象庁[22] | |||||||||||||
出典#2: 気象庁[23] |
常呂 (1981-2010) の気候資料 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 7.8(46) | 10.0(50) | 14.5(58.1) | ≧30.8 | 32.1(89.8) | 32.7(90.9) | 36.0(96.8) | 36.9(98.4) | 32.5(90.5) | 26.8(80.2) | 20.9(69.6) | 16.4(61.5) | 36.9(98.4) |
平均最高気温 °C (°F) | −2.6(27.3) | −2.7(27.1) | 1.4(34.5) | 9.2(48.6) | 15.0(59) | 18.1(64.6) | 21.9(71.4) | 24.3(75.7) | 20.7(69.3) | 15.0(59) | 7.4(45.3) | 0.5(32.9) | 10.7(51.3) |
平均最低気温 °C (°F) | −13.0(9) | −14.2(6.4) | −8.1(17.4) | −0.5(31.1) | 4.4(39.9) | 8.8(47.8) | 13.3(55.9) | 15.7(60.3) | 11.1(52) | 4.5(40.1) | −1.3(29.7) | −8.4(16.9) | 1.0(33.8) |
最低気温記録 °C (°F) | −29.6(-21.3) | −31.2(-24.2) | −26.8(-16.2) | −14.7(5.5) | −3.5(25.7) | −1.3(29.7) | 3.8(38.8) | 5.7(42.3) | 1.4(34.5) | −3.6(25.5) | −15.3(4.5) | −24.2(-11.6) | −31.2(-24.2) |
降水量 mm (inches) | 38.6(1.52) | 23.5(0.925) | 28.5(1.122) | 39.6(1.559) | 55.5(2.185) | 57.9(2.28) | 85.5(3.366) | 100.7(3.965) | 107.5(4.232) | 68.2(2.685) | 51.2(2.016) | 43.8(1.724) | 700.4(27.575) |
日照時間 | 104.7 | 137.2 | 178.3 | 177.2 | 193.5 | 180.4 | 170.1 | 172.0 | 166.2 | 153.6 | 112.7 | 103.8 | 1,850.7 |
出典#1: 気象庁[24] | |||||||||||||
出典#2: 気象庁[25] |
留辺蘂 (1981-2010) の気候資料 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 6.4(43.5) | 12.1(53.8) | 14.2(57.6) | 28.7(83.7) | 31.6(88.9) | 36.0(96.8) | 35.2(95.4) | 34.3(93.7) | 31.5(88.7) | 27.2(81) | 21.1(70) | 13.4(56.1) | 36.0(96.8) |
平均最高気温 °C (°F) | −4.2(24.4) | −3.3(26.1) | 1.3(34.3) | 9.7(49.5) | 16.6(61.9) | 20.6(69.1) | 23.7(74.7) | 24.8(76.6) | 20.1(68.2) | 14.1(57.4) | 5.8(42.4) | -1.5(29.3) | 10.6(51.1) |
平均最低気温 °C (°F) | −15.6(3.9) | −15.5(4.1) | −10.2(13.6) | −2.0(28) | 3.4(38.1) | 8.4(47.1) | 12.9(55.2) | 14.1(57.4) | 8.8(47.8) | 2.0(35.6) | −4.3(24.3) | −11.7(10.9) | -0.8(30.6) |
最低気温記録 °C (°F) | −28.7(-19.7) | −26.9(-16.4) | −25.4(-13.7) | −16.4(2.5) | −5.3(22.5) | −2.0(28) | 3.5(38.3) | 4.2(39.6) | -0.8(30.6) | −5.9(21.4) | −16.3(2.7) | −22.1(-7.8) | −28.7(-19.7) |
降水量 mm (inches) | 33.4(1.315) | 23.4(0.921) | 30.9(1.217) | 40.0(1.575) | 54.6(2.15) | 57.1(2.248) | 94.6(3.724) | 114.8(4.52) | 105.5(4.154) | 64.1(2.524) | 47.0(1.85) | 36.6(1.441) | 701.9(27.634) |
降雪量 cm (inches) | 142(55.9) | 114(44.9) | 109(42.9) | 34(13.4) | 1(0.4) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 24(9.4) | 108(42.5) | 533(209.8) |
日照時間 | 113.8 | 128.6 | 161.6 | 169.3 | 178.7 | 164.9 | 155.8 | 152.5 | 146.0 | 156.4 | 126.0 | 112.3 | 1,763.1 |
出典#1: 気象庁[26] | |||||||||||||
出典#2: 気象庁[27] |
人口
北見市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
年表
江戸時代以前
明治時代
明治改元後
- 明治2年8月15日(新暦換算:1869年9月20日) - 明治政府により、蝦夷地全体を対象とする広域行政区画が「北海道」の名で制定される[28]。同時に北海道で国郡里制が施行され、当地には北見国と常呂郡が設置される(北海道北見国常呂郡の成立)[28]。
- 明治5年(新暦換算:1872年)某月某日 - 常呂郡下に、トコロ村、チイウシ村、トウフツ村、ムエカホツネ村、フトチャンナヘ村、ノツケウシ村、テシマナイ村が置かれる。
- 1875年(明治8年)某月某日 - 村名の表記に漢字が当てられ、それぞれに「常呂村」「少牛村」「鐺沸村」「生顔常村」「太茶苗村」「野付牛村」「手師学村」と改められる。
- 1880年(明治13年)1月1日 - この日付にて、常呂に和人が住み着いたという最古の記録あり[28]。
- 1882年(明治15年)2月8日 - 全道で開拓使が廃止され、替わって三県が置かれる(三県一局時代の到来)[28]。当地域はそのうちの根室県に属することとなる[28]。
- 1883年(明治16年)某月某日 - 常呂村にて、常呂外6箇村戸長役場の設置(旧常呂町の開基)。
- 1888年(明治21年)某月某日 - 常呂にて、駅逓の開設[28]。
- 1891年(明治24年)某月某日 - 中央道路(網走—北見—旭川)の開削着工[28]。
日清戦争後
- 1895年(明治28年) - 田村喜蔵を団長とする土佐団体(土佐国の団体)29戸が常呂に入植する[28]。
- 1896年(明治29年) - 土佐国の坂本直寛らが、クンネップ原野を調査し、「北光社」を設立[28]。
- 1897年(明治30年)
- 1898年(明治31年)
- 某月 - 岐阜団体(岐阜県の団体)が常呂に入植する。
- この年までに、常呂には、官設駅逓、網走・常呂二郡水産業組合(網走)、木造架設、常呂神社、常呂教育所(学校)、郵便局為替(貯金事務の開始)、網走警察常呂分署が設けられていた。
- 1899年(明治32年)
日露戦争後
- 1909年(明治42年) - 野付牛が二級町村制施行し、野付牛村となる(生顔常村廃止し、野付牛大字オケトウンナイとなる)[29]。
- 1911年(明治44年)某月某日 - 池田(池田駅)—野付牛(北見駅)間の鉄道の開通。
大正時代
- 1912年(大正元年)某月某日 - 野付牛—網走(網走駅)間の鉄道の開通[29]。網走線を網走本線と改称。留辺蘂駅開設[29]。
- 1914年(大正3年) - 鐺沸村(後の佐呂間町)が常呂から分村。下生田原(安国駅)—留辺蘂間の鉄道開通(常紋トンネルの開通)[29]。
- 1914年(大正3年)5月31日 - ピアソン記念館の開設。
- 1915年(大正4年)某月某日 - 二級町村制を施行に伴い常呂村、少牛村、太茶苗村、手師学村が合併して常呂村となる。置戸村(現置戸町・訓子府町)、武華村(後の留辺蘂町)が野付牛村から分村。
- 1916年(大正5年)
- 某月某日 - 野付牛村が町制施行し、野付牛町となる(常呂村より大字少牛村の大部分と大字手師学村の一部(現・北見市端野町忠志、豊実、北登に相当する地区)を分割編入)。
- 某月某日 - 野付牛—湧別間の鉄道の開通[29]。
第一次世界大戦後
- 1920年(大正9年) - 武華村から29号まで森林鉄道の敷設[29]。
- 1921年(大正10年)某月某日 - 端野村(後の端野町)、相内村が野付牛村から分村。武華村が町制施行し、留辺蘂町と改称。
- 1924年(大正13年) - 北見農場試験場がハッカ「あかまる」を優良品種に決定[29]。
昭和時代
太平洋戦争前
- 1928年(昭和3年) - ピアソン夫妻が北見を離れ、米国へ出発[29]。
- 1932年(昭和7年) - 石北本線の開通[29]。
- 1933年(昭和8年) - 金華地区で金鉱の堀出[30]。
- 1934年(昭和9年)
- 某月某日 - 北聯(後のホクレン農業協同組合連合会)北見薄荷工場の落成(1983年閉鎖)[30]。
- 某月某日 - 日本赤十字社北海道支部野付牛療院の落成[30]。
- 1934年(昭和9年) - 北見ハッカ記念館の開設。
- 1936年(昭和11年) - 湧網線の網走——常呂間が開通[30]。
- 1937年(昭和12年) - 日清製粉北見工場の操業開始[30]。イトムカ(伊頓武華)で水銀鉱山を発見し、翌年からヤマト鉱業(現野村興産)が水銀鉱の開発に着手(イトムカ鉱山)[30]。
- 1939年(昭和14年) - 北見のハッカが世界市場の7割を占め、最盛期を迎える[30]。
- 1940年(昭和15年) - 野付牛酒清工場が落成し、航空機用燃料アルコールの製造が始まる[30]。
太平洋戦争中
太平洋戦争後
- 1947年(昭和22年)9月6日 - 北見市開基50周年。北見市紋章の制定[31]。
- 1949年(昭和24年) - 常呂町漁業協同組合の結成[30]。
- 1950年(昭和25年) - 常呂開基70周年。常呂村が町制施行し、常呂町を発足する。
- 1952年(昭和27年) - 北見林産興業(後の北見パルプ→北陽製紙→王子マテリア)の設立。パルプ工場の竣工(1983年閉鎖)[30]。
- 1953年(昭和28年)
- 1954年(昭和29年) - 『北見商工まつり』(後の北見夏まつり→北見ぼんちまつり)初開催[30]。
- 1956年(昭和31年) - 北見市と相内村が合併し、新生の北見市(第2次北見市)を発足。
- 1957年(昭和32年) - 大雪国道(国道39号)の全線開通[30]。
- 1960年(昭和35年)
- 1961年(昭和36年)
- 某月某日 - 網走本線の池田—北見間を池北線に、網走本線の北見—網走間と旧石北線全線の新旭川(新旭川駅)—北見間を併せて石北本線に改称。
- 某月某日 - 端野村が町制施行し、端野町となる。
- 1966年(昭和41年) - 北見市開基70周年。「北見市民憲章」制定[32]。
- 1967年(昭和42年) - 東京大学文学部常呂研究室(現在の東京大学大学院人文社会系研究科附属 北海文化研究 常呂実習施設)、北海文化史料陳列館(現常呂資料陳列館)の設置(現在のところ遺跡の森内)[32]。
- 1969年(昭和44年)6月12日 - 北見市と、エリザベス市(アメリカ合衆国ニュージャージー州の都市)が、姉妹都市提携の盟約を締結。
- 1971年(昭和46年)
- 1972年(昭和47年)
- 1973年(昭和48年) - フラワーパラダイスの開園。
- 1974年(昭和49年) - 北見競馬場が市内若松に移転[32]。
- 1975年(昭和50年) - 北見—網走間「SLさよなら列車」の運行[32]。
- 1976年(昭和51年) - 鎖塚供養碑除幕式、観音像入魂式[32]。
- 1977年(昭和52年)
- 6月6日 - 北海道立北見体育センターの落成。
- 某月某日 - オホーツクサイクリング(現在のインターナショナルオホーツクサイクリング)の開催[32]。
- 8月某日 - きたみ東急百貨店(現在のまちきた大通ビル)の開店。
- 1983年(昭和58年) - 常呂町開基100周年。
- 1983年(昭和58年) - 北きつね牧場の開設。
- 1984年(昭和59年)11月1日 - 北網圏北見文化センターの開館。
- 1985年(昭和60年)
- 1986年(昭和61年)
平成時代
- 1989年(平成元年) - 北海道旅客鉄道(JR北海道)池北線の廃止。北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の開業(140.0 km)。
- 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)
- 某月某日 - ショッピングセンターメッセ(北見メッセ)のグランドオープン。
- 某月某日 - 石北本線鉄道高架事業の竣工[34]。
- 1993年(平成5年) - 北見モイワスポーツワールドの開設。
- 1994年(平成6年)
- 某月某日 - 北見名水公園(現・北見市仁頃はっか公園の開園。
- 12月9日 - オホーツクビールが地ビールの製造免許取得(4月に申請、6月に内免許取得、12月に本免許取得)。1994年の酒税法改正後の取得第1号。
- 1999年(平成11年)
- 当年 - 温根湯温泉開湯100周年。
- 某月某日 - 日本赤十字北海道看護大学の開校。
- 2000年(平成12年)
- 某月某日 - 北見厳寒の焼き肉まつりの初開催[35]。
- 某月某日 - 北見サティ(現・イオン北見店)のグランドオープン。北見駅南北を結ぶ中央プロムナードの開通[35]。
- 2001年(平成13年)
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)6月1日 - 網走管内初のコミュニティ放送「FMオホーツク」の開局。
- 2009年(平成21年) - 北見ハーフマラソンの初開催[35]。
- 2010年(平成22年)10月1日 - 網走支庁に替わってオホーツク総合振興局が発足。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)6月3日 - 北見の日最高気温が観測史上最高値(37.2℃)を記録。
- 2015年(平成27年) - 北見市民温水プールの移転・新築オープン。
- 2018年(平成30年)2月25日 - 平昌オリンピックにて、女子カーリング日本代表として出場した北見のチーム「ロコ・ソラーレ」が、予選(2月8日開始)から大いに活躍すると共にアイドル的魅力でも注目を集め続け、この日、オリンピックにおける日本カーリング史上の最高成績である第3位に輝き、銅メダルを獲得する[41]。
姉妹都市・友好都市
「姉妹友好都市・国際交流」参照[42]
姉妹都市
- エリザベス市(ニュージャージー州)
- 1969年(昭和44年)6月12日提携
- 晋州市(慶尚南道)
- 1985年(昭和60年)5月16日提携
- 高知市(高知県)
- 1986年(昭和61年)4月28日提携
- 佐川町(高知県)
- 1988年(昭和63年)11月6日提携
- バーヘッド町(アルバータ州)
- 丸森町(宮城県)
友好都市
行政
現職市長
- 副市長 - 渡部 眞一(わたべ しんいち)
歴代市長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
官選 旧北見市長 | |||||
1942年(昭和17年)7月29日 | 1946年(昭和21年)2月20日 | ||||
1946年(昭和21年) 3月19日 | 1947年(昭和22年)某月某日 | ||||
公選 旧北見市長 | |||||
1947年(昭和22年)某月某日 | 1963年(昭和38年)4月30日 | ||||
1963年(昭和38年)5月1日 | 1967年(昭和42年)4月30日 | ||||
1967年(昭和42年)5月1日 | 1975年(昭和50年)4月30日 | ||||
1975年(昭和50年)5月1日 | 1987年(昭和62年)4月30日 | ||||
1987年(昭和62年)5月1日 | 1995年(平成7年)4月30日 | ||||
1995年(平成7年)5月1日 | 1999年(平成11年)4月30日 | ||||
1999年(平成11年)5月1日 | 2006年(平成18年)3月4日 | ||||
公選 北見市長 | |||||
2006年(平成18年)4月9日 | 2008年(平成20年)11月13日 | 2期目の満了を待たず、辞任して選挙で市民の信任を問うも、新人候補との一騎打ちに敗れる。 | |||
2008年(平成20年)12月21日 | 2012年(平成24年)12月5日 | 2期目を目指すも落選。 | |||
2012年(平成24年)12月6日 | 2015年(平成27年)8月6日 | 1期在任中に自殺。当日から次代市長就任までの間は、渡部眞一副市長が市長臨時代理を務めた[45]。 | |||
2015年(平成27年)9月28日 | 2015年(平成27年)9月27日当選(62歳)。1期目。任期満了日は2019年(平成31年)9月27日。 |
市役所
市庁舎建て替え問題
1980年代から市議会にて度々取り上げられてきた市庁舎建て替え問題は、1994年(平成6年)に当時の市長久島正が本館(旧庁舎)の建て替え構想を打ち出して議論が本格化した[46]。1995年(平成7年)の市長選挙では市の財政状況を踏まえた上で先送り論を掲げた小山健一が現職を破って当選。後に小山は財政状況改善を理由に建て替え論へと方針転換するが、1999年(平成11年)の市長選挙で建て替え凍結を主張した神田孝次に敗れた[46]。神田はきたみ東急百貨店が撤退したまちきた大通ビル(パラボ)の空きスペースを市庁舎に活用しようと考え、2008年(平成20年)に自ら辞職して民意を問うことにした[46]。ところが、市庁舎周辺に小さな庁舎を建てつつ既存の施設も活用することで経費を抑えることを主張した小谷毎彦が当選した。小谷の分散移転構想は市議会の支持基盤不足により頓挫し、市議会の意見によりまちきた大通ビル移転へと話が進んでいく[46]。この間、2011年(平成23年)には老朽化により旧市庁舎が解体されて約10か所の仮庁舎に分散した。2012年(平成24年)の市長選挙では一部見直しによる費用削減を唱えた櫻田真人が当選。櫻田は市民温水プール建設地を市庁舎の移転先に検討すると発言するも、これを数日で撤回[46]。商業組合からまちきた大通ビル隣接地の売却を持ち掛けられたことにより、市庁舎新築による移転計画を策定した[46][47]。
立法
市議会
「議会事務局」参照[48]
定数
- 議員数27名
議会
|
官公署
国の機関
- 警察庁北海道警察情報通信部北見方面情報通信部
- 北海道労働局
- 北見労働基準監督署
- 北見公共職業安定所(ハローワーク北見)
- 北海道農政事務所北見支局
- 林野庁北海道森林管理局
- 常呂川森林ふれあい推進センター
- 北見事務所
- 網走中部森林管理署
- 留辺蘂森林事務所
- 温根湯森林事務所
- 厚和森林事務所
- 富士見森林事務所
- 北見森林事務所
- 端野森林事務所
- 日吉森林事務所
- 常呂森林事務所
- 自衛隊帯広地方協力本部北見地域事務所
道の機関
- オホーツク総合振興局
- 北海道計量検定所北見支所
- 北海道立北見高等技術専門学院
- 北海道立青少年体験活動支援施設ネイパル北見[54]
裁判所
独立行政法人・特殊法人等
独立行政法人
- 中小企業基盤整備機構北海道本部北見オフィス
- 自動車技術総合機構北海道検査部北見事務所
特殊法人等
- 日本放送協会北見放送局
- 日本政策金融公庫北見支店
- 日本年金機構北見年金事務所
- 日本貨物鉄道北海道支社道北支店北見営業所
認可法人
- 軽自動車検査協会北見事務所
- NHK KITAMI.jpg
NHK北見放送局(2009年7月)
公共施設
- Kitami Art and Culture Hall.jpg
北見芸術文化ホール(2015年7月)
スポーツ施設
北見自治区
- 東陵公園
- 庭球場
- 陸上競技場
- 球技場
- 北海道立北見体育センター
- 北見市立体育センター
- パークゴルフ場
- 野球場
- 北見市武道館
- 北見市民温水プール
- 北見市民スケートリンク
- 北見若松市民スキー場
- 北見モイワスポーツワールド
- 球技場
- 庭球場
- パークゴルフ場
端野自治区
- 北見市端野町サンドームテンプレート:'94(全天候型多目的運動場)
- 北見市端野町屯田の杜公園
- 野球場
- 庭球場
- 多目的グラウンド
- ゲートボール場
- パークゴルフ場
- 端野町農業者トレーニングセンター
- 北見市端野町グリーンクアパーク パークゴルフ場
常呂自治区
- アドヴィックス常呂カーリングホール(北見市常呂町カーリングホール)
- 北見市常呂町スポーツセンター
- 北見市常呂町運動広場
- 北見市常呂町野球場
- 北見市常呂町屋内多目的競技場(スタジアムDo)
- 北見市常呂町健康温水プール
- 常呂森林公園パークゴルフ場
- ADVICS Tokoro Curling Hall.jpg
アドヴィックス常呂カーリングホール(2016年10月)
留辺蘂自治区
- 旭公園(旭運動公園)
- 第一野球場
- 第二野球場
- 多目的グラウンド
- 庭球場
- 総合グラウンド
- 庭球場
- 体育館
- 弓道場
- 八方台森林公園パークゴルフ場
- 八方台スキー場
- 北見市留辺蘂町格技場
- 温根湯温泉スポーツセンター
公的機関
警察
- Kitami police station.jpg
北見警察署(2007年3月)
- 北見運転免許試験場 20070523.jpg
北見運転免許試験場(2007年5月)
消防
- 北見地区消防組合
- 北見自治区:消防署、西出張所、東出張所、南出張所
- 端野自治区:端野支署
- 常呂自治区:常呂支署
- 留辺蘂自治区:留辺蘂支署
電気・ガス・水道
病院
- 北見赤十字病院新病棟.jpg
北見赤十字病院(2015年4月)
報道機関
新聞社
フリーペーパー
テレビ
コミュニティ放送
教育機関
大学・研究施設
国立大学法人
- 北見工業大学
- 東京大学大学院人文社会系研究科附属北海文化研究常呂実習施設・常呂資料陳列館[64]
私立
専修学校
高等学校
道立
私立
中学校
- 北見市立相内中学校
- 北見市立温根湯中学校
- 北見市立上常呂中学校
- 北見市立北中学校
- 北見市立小泉中学校
- 北見市立高栄中学校
- 北見市立光西中学校
- 北見市立端野中学校
- 北見市立東陵中学校
- 北見市立常呂中学校
- 北見市立北光中学校
- 北見市立東相内中学校
- 北見市立瑞穂中学校
- 北見市立南中学校
- 北見市立留辺蘂中学校
小学校
- 北見市立相内小学校
- 北見市立温根湯小学校
- 北見市立上常呂小学校
- 北見市立上仁頃小学校
- 北見市立川沿小学校
- 北見市立錦水小学校
- 北見市立小泉小学校
- 北見市立高栄小学校
- 北見市立北小学校
- 北見市立大正小学校
- 北見市立端野小学校
- 北見市立中央小学校
- 北見市立常呂小学校
- 北見市立豊地小学校
- 北見市立西小学校
- 北見市立東小学校
- 北見市立東相内小学校
- 北見市立北光小学校
- 北見市立瑞穂小学校
- 北見市立緑小学校
- 北見市立南小学校
- 北見市立美山小学校
- 北見市立三輪小学校
- 北見市立留辺蘂小学校
- 北見市立若松小学校
特別支援学校
- 北海道北見支援学校
学校教育以外の施設
- 北海道立北見高等技術専門学院
- 北見地域職業訓練センター(スキルアップセンター北見)[65]
- 北海道立青少年体験活動支援施設ネイパル北見[54]
- 野付牛自動車学校[66]
- 芽室自動車学校北見教習センター[67]
経済・産業
オホーツク圏の中心都市であり、産業別の就業者数は第一次産業7.6 %、第二次産業18.8 %、第三次産業73.6 %(平成22年)となっており、北海道内の主要都市を比較すると第一次産業の割合が高くなっている[68]。
農業においては玉ねぎの生産量・出荷量が日本一となっているほか、小麦、てん菜、馬鈴しょを基幹作物として米、豆類、野菜などの作物や畜産を含めた多様な経営が行われているが、農家戸数は年々減少している[68]。酪農、肉用牛の生産高は農業全体の約20%を占め、畜産物を通じた加工食品の生産などが産業を支えている[68]。漁業はオホーツク海とサロマ湖を漁場にホタテ、カキ、サケ、マスを中心とした沿岸漁業で、つくり育てる漁業(養殖業)も行っている[68]。工業は地場産業の中核として新製品開発や技術力向上に取組んできた[68]。また、地域の主力産品である玉ねぎの高次加工、水産資源の加工、木材資源の加工に関連した企業が集積しているが、こちらも事業所数、従業者数ともに減少している[68]。商業は北見市の卸売業、小売業の年間販売額はともに減少傾向にあり、事業所数、従業者数も減少している[68]。観光業においては、サロマ湖や温根湯温泉を中心に年間約150万人の観光客入込みがある[68]。宿泊者数は年間延べ約45万人前後で推移しており、いわゆる「通過型」の観光地となっている[68]。
立地企業
組合
- きたみらい農業協同組合(JAきたみらい)
- 常呂町農業協同組合(JAところ)
- ホクレン(ホクレン農業協同組合連合会)北見支所・北見鶏卵流通センター
- オホーツク農業共済組合(NOSAIオホーツク)本所・北見家畜診療所
- 常呂漁業協同組合
- サロマ湖養殖漁業協同組合
- 北海道森林組合連合会北見営業所
- 北見広域森林組合
- 北見地方建設事業協同組合
- 北見管工事事業協同組合
- 北見市商店街振興組合連合会
- 北見地方自動車整備協同組合
- 北見環境事業協同組合
- 赤帽北海道軽自動車運送協同組合北見支部
商業施設
ショッピングセンター・スーパーマーケット
- 北見メッセ
- 東武
- 東武イーストモール[69]
- イトーヨーカ堂(セブン&アイ・ホールディングス)
- イトーヨーカドー北見店
- イオン北海道(イオングループ)
- 道東ラルズ(アークスグループ)
- ビッグハウス小泉店
- ビッグハウスメッセ(ショッピングセンターメッセ内)
- スーパーアークス桜町店
- フクハラ三輪店
- フクハラタイガー店
- ラルズマート本町店
- ラルズマート高栄店
- ラルズマート留辺蘂店
- 生活協同組合コープさっぽろ北見地区
- みわ店
- きよみ店
- きたみ春光店
- ホクレン商事
- エーコープあいのない店
- エーコープたんの店
- エーコープるべしべ店
- エーコープおんねゆ店
- トライアルカンパニー
- スーパーセンター北見中ノ島店
金融機関
- 北洋銀行
- 北見中央支店、留辺蘂支店
- 北海道銀行
- 北見支店、北見とん田支店
- 北見信用金庫(2009年(平成21年)11月に紋別信用金庫と合併[70])
- 本店、留辺蘂支店、温根湯支店、相内支店、西支店、東支店、三輪支店、ことぶき支店、卸町支店、北光支店、端野支店、若葉支店、常呂支店、南大通支店、北支店、高栄支店
- 網走信用金庫
- 常呂支店、北見支店、北進支店
- 遠軽信用金庫
- 北見支店、西富支店、東支店
- 釧路信用組合
- 北見支店
- 北海道労働金庫
- 北見支店
- JAバンク北海道(北海道信用農業協同組合連合会)
- JAきたみらい温根湯支店、JAきたみらい留辺蘂支店、JAきたみらい相内支店、JAきたみらい上常呂支店、JAきたみらい端野支店、JAきたみらい本店
- JFマリンバンク北海道(北海道信用漁業協同組合連合会)
- 常呂
営業終了した金融機関
郵便
- 北見郵便局(集配局)
- 留辺蘂郵便局(集配局)
- 端野郵便局(集配局)
- 常呂郵便局(集配局)
- 仁頃郵便局
- 北見大町郵便局
- 北見青葉郵便局
- 北見大通郵便局
- 北見一条郵便局
- 北見緑町郵便局
- 北見高栄郵便局
- 北見美芳郵便局
- 北見寿町郵便局
- 北見美山郵便局
- 北見春光郵便局
- 北見南郵便局
- 北見常盤郵便局
- 北見とん田郵便局
- 北見北光郵便局
- 北見大和郵便局
- 温根湯郵便局
- 豊川郵便局
- 相ノ内郵便局
- 東相ノ内郵便局
- 上常呂郵便局
- 緋牛内郵便局
- 上仁頃簡易郵便局
- 北見卸町簡易郵便局
- 北見オニオン通簡易郵便局
- 北見花園簡易郵便局
- 北見三輪簡易郵便局
- 瑞穂簡易郵便局
- 留辺蘂旭簡易郵便局
- 留辺蘂栄町簡易郵便局
- 日吉簡易郵便局
- 栄浦簡易郵便局
宅配便
交通機関
鉄道
廃止となった路線・駅
バス
北海道北見バスが「北見バスターミナル」(北見駅隣接)を中心に運行。旧・北見市域と旧・常呂町域では佐呂間町ふれあいバス(佐呂間町間との利用のみ。北見市内間での利用は不可)[71]、旧常呂町域では網走バスと北見市営バス(旧・常呂町営バス)[72]も運行している。
タクシー
- 金星北見ハイヤー
- 北見北交ハイヤー
- 温根湯北交ハイヤー
- 常呂ハイヤー
- 北見個人タクシー協会[73]
道路
- Michinoeki Onneyu onsen.jpg
道の駅おんねゆ温泉
場外離着陸場
文化財
「指定文化財」参照[75]
国指定
道指定
- 天然記念物
- 温根湯エゾムラサキツツジ群落
市指定
- 天然記念物
- 緋牛内の大カシワ
- カタクリ及び周囲の北方性落葉広葉樹林
- 史跡
- 鎖塚の区域
- 民俗文化財
- 屯田兵人形 - 信善光寺
- 有形文化財
- 屯田兵屋 - 北網圏北見文化センター
- ピーボディ・マルチニー銃 - 北網圏北見文化センター
- 広郷遺跡の出土遺物 - 北網圏北見文化センター
- 中ノ島遺跡の出土遺物 - 北網圏北見文化センター
- 北進遺跡の出土遺物 - 北網圏北見文化センター
- 旧野付牛屯田第四大隊中隊本部被服糧秣庫
- ピアソン記念館
- 北見ハッカ記念館
- 武華駅逓(留辺蘂町開拓資料館)
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鎖塚(2007年8月)
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ピアソン記念館(2007年6月)
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薄荷蒸溜館(左)と北見ハッカ記念館(右)(2015年8月)
オホーツク海沿岸の遺跡群
常呂遺跡は、縄文時代・続縄文時代・擦文時代・オホーツク文化・アイヌ文化に渡る遺跡であり、先史オホーツク海沿岸の狩猟採集社会を残している[76][77]。2007年(平成19年)に北見市は標津遺跡群のある標津町・北海道とともに「北海道東部に窪みで残る大規模竪穴住居跡群」の名称で世界文化遺産暫定一覧表に記載する提案を文化庁に行い、記載に値する候補と位置づけられた[76]。
観光地・祭事・催事
北見自治区
端野自治区
- 北見市端野町屯田の杜公園
- 端野町歴史民俗資料館
- のんたの湯
- ノーザンアークリゾート
- オホーツクの森
- 森と木の里
常呂自治区
留辺蘂自治区
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北網圏北見文化センター(2013年9月)
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端野温泉 のんたの湯(2011年7月)
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北見市常呂町から眺めたサロマ湖奥に沈む夕日(2010年7月)
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ワッカネイチャーセンター(2011年4月)
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鳩時計「果夢林(かむりん)」(2004年6月)
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山の水族館(2013年2月)
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おんねゆ温泉郷(2011年7月)
祭り・イベント
- 北見厳寒の焼き肉まつり(2月上旬)
- 北見冬まつり(2月上旬)
- ハッカの大地北見ツーデーマーチ(でっかいどうオホーツクマーチの北見ステージ。6月上旬)
- サロマ湖100キロウルトラマラソン(6月最終日曜日)
- 北見ぼんちまつり(7月中旬)
- インターナショナルオホーツクサイクリング(7月中旬)[79]
- おんねゆ温泉まつり(8月上旬)
- たんの太陽まつり(8月中旬)
- たんのカレーライスマラソン(9月中旬)
- きたみ菊まつり・北見オクトーバーフェスト(10月中旬から11月上旬)
スポーツ
1985年(昭和60年)に旧北見市が明治大学ラグビー部の合宿を誘致したことをきっかけにラグビーをはじめとした各種スポーツ合宿事業に積極的に取り組んでいる[12][80]。また、近隣市町村と連携したオホーツク地域の活性化策として、道内外より多くのアスリートが集まるスポーツ振興を行っている[80]。
旧常呂町はカーリングが盛んな地域であり、多くのオリンピック選手を輩出している。1980年(昭和55年)に北海道とカナダ・アルバータ州とのスポーツ交流事業が十勝の池田町で開催され、そこで紹介されたカーリングを常呂町からの参加者が帰町後に手作りの用具で始めたことから広まり[81]、同年には常呂町カーリング協会を設立[81]。1981年(昭和56年)には専用リンクを造り第1回『NHK杯カーリング選手権大会』を開催し[81]、1988年(昭和63年)には日本国内初となるカーリング専用ホール「常呂町カーリングホール」がオープン。1989年(平成元年)には『第44回国民体育大会』(はまなす国体)デモンストレーション競技として「カーリング競技」を開催した[81]。1998年(平成10年)の『長野オリンピック』でカーリングが正式種目に採用されると、日本代表選手に当時人口5,000人の旧常呂町から5人選ばれたことが話題となった[81]。2013年(平成25年)には世界カーリング連盟の定める国際基準を満たす施設「アドヴィックス常呂カーリングホール」(北見市常呂町カーリングホール)がオープンした[82]。
名産・特産
北見は玉ねぎの生産量・出荷量が日本一であり、オニオンスープ・ふりかけなどの各種加工品がある[83]。かつて世界生産のおよそ70%を占めていた「北見のハッカ」は油・オーガニック化粧品・食品・雑貨などの製品やハーブ製品を販売している[83]。端野ではチコリ(チコリー)を生産している[83]。常呂はホタテの水揚げ量が日本有数の地かつ「ホタテ養殖発祥の地」であり[6]、干貝柱やくん油漬などの水産加工製品がある[6]。留辺蘂はインゲンマメの一種である白花豆の生産量が日本一となっており、甘納豆は特産品となっている[83]。また、木工のまちとして栄えたことを活かした木工加工品や木工クラフトを販売している[83]。オホーツクビールは北海道内初の地ビールで、1994年(平成6年)の酒税法改正に伴い日本国内で最初にビール製造免許申請を行い、同年12月にエチゴビール(新潟市)とともに免許取得第1号となった[84]。また、北見市内には焼き肉店が多く、人口1人当たりの店舗の多さは日本一とも言われている[85]。毎年2月には「北見の焼き肉文化をPRしよう」と転勤族の発案から始まった『北見厳寒の焼き肉まつり』が真冬の屋外で開催される[86]。2007年(平成19年)には、旅行雑誌『北海道じゃらん』の提唱によりご当地グルメ「オホーツク北見塩やきそば」が誕生[87]、『B-1グランプリ』にも参加している。「オホーツク北見塩やきそば応塩隊」は「ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」(愛Bリーグ)に加盟している[88][89]。
出身人物
※50音順
政治・経済
学術・文芸
- 浅羽良昌(経済学者)
- あや秀夫(漫画家)
- 一路晃司(ホラー作家)
- 伊東岳彦(漫画家)
- 伊藤哲寛(精神科医)
- 伊藤誠(漫画家)
- 内山ユニコ(画家・イラストレーター)
- 大沼邦博(法学者。関西大学教授)
- 小川一乗(仏教学者。大谷大学名誉教授)
- 加藤文(作家)
- 金谷武洋(言語学者(言語類型論))
- 茅薙隆裕(漫画家)
- 斉藤美彦(経済学者)
- 佐藤茂行(経済学者。北海道大学名誉教授。北海道武蔵女子短期大学名誉教授)
- 佐藤鉄男(法学者)
- 柴川林也(経営学者。一橋大学名誉教授)
- 柴田三雄(写真家)
- 柴田ヨクサル(漫画家)
- せきしろ(作家・コラムニスト)
- たなかかなこ(漫画家)
- 永井哲男(弁護士。元衆議院議員)
- 西垣内堅佑(弁護士)
- 長谷川知子 (作家)(画家・絵本作家)
- 松岡健一(工学者。元室蘭工業大学学長)
- 村越潔(考古学者)
芸能・マスコミ
- 浅井のぶ(旧称浅井修平。シンガーソングライター)
- 浅野祥之(ギタリスト)
- 安達祐子(フリーアナウンサー・北見観光大使)
- 亜矢(歌手)
- 安藤まり子(歌手)
- 伊東さな(タレント)
- 岩松祐輝(俳優)
- オーノキヨフミ(シンガーソングライター)
- 加藤シーナ(グラビアアイドル)
- 神田山陽(講談師)
- 菊地亜美(タレント。元アイドリング!!!メンバー)
- 喜多丘千陽(声優)
- 工藤忠幸(シンガーソングライター)
- クハラカズユキ(ドラマー)
- 此下弘美(元アナウンサー)
- 酒井由紀子(ピアニスト・シンガーソングライター)
- 沢田亜矢子(女優・歌手)
- 澤向要進(俳優)
- 柴田直人(ミュージシャン。ANTHEMリーダー)
- 俊(元GHOSTY BLOWドラマー)
- 橘家富蔵(落語家)
- CHAME(ミュージシャン)
- 外山高士(俳優・声優)
- はるの(元タレント)
- 平野由希(元タレント)
- 古家正亨(ラジオDJ)
- HOKT(ヒップポップミュージシャン)
- Whiteberry(ガールズバンド)
- 丸山礼(ものまねタレント)
- Miz(歌手)
- やおたくや(パスピエドラマー)
- 山内麻里子(ミュージシャン。映画監督)
- 山内要一(北海道放送(HBC)アナウンサー)
- 山田隆(プロレス記者・評論家)
- 渡辺健太(NHKアナウンサー)
スポーツ
この節には、JIS X 0213:2004 で規定されている文字(李在炅の3文字目)が含まれています(詳細)。 |
カーリング
※()内は出場したオリンピック
ゆかりの人物
脚注
- ↑ 北見市勢要覧 2014, p. 1.
- ↑ 北見市勢要覧 2014, p. 3.
- ↑ “北見について あゆみ”. 北見観光協会. . 2015閲覧.
- ↑ 北見公共施設白書 2015, p. 2.
- ↑ “北見の物産品”. 北見市. . 2015閲覧.
- ↑ 6.0 6.1 6.2 “常呂の紹介”. 常呂町観光協会. . 2015閲覧.
- ↑ “ピアソン記念館”. 北海道遺産協議会事務局. . 2015閲覧.
- ↑ 8.0 8.1 “ワッカ/小清水原生花園”. 北海道遺産協議会事務局. . 2015閲覧.
- ↑ “オホーツク沿岸の古代遺跡群”. 北海道遺産協議会事務局. . 2015閲覧.
- ↑ “北見のハッカとハーブ”. 国立環境研究所. 2015年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
- ↑ “北海道指定の文化財一覧”. 北海道教育委員会. . 2015閲覧.
- ↑ 12.0 12.1 “スポーツ合宿の里 きたみ”. 北見市. . 2015閲覧.
- ↑ LS北見の地元はカーリングの町 住民リーグは5部まで - 朝日新聞デジタル、2018年2月25日
- ↑ 藤沢五月サインに赤いサイロ、北見焼き肉店が人気 - 日刊スポーツ、2018年2月23日
- ↑ “自治区に関するQ&A”. 北見市. 2015年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
- ↑ “自治区制度等庁内検証会議報告書 (PDF)”. 北見市. p. 1 (2011年10月). . 2015閲覧.
- ↑ 北見市自治区設置条例 2006.
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参考資料
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関連項目
- 日本の地方公共団体 (き)
- 日本の地方公共団体一覧
- 2006年の市町村合併
- 北見内陸地域
- 北見 (小惑星)(3785 Kitami)
外部リンク
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