|
|
| 1行目: |
1行目: |
| − | <div class="pathnavbox">
| |
| − | *{{Pathnav|令制国一覧|西海道|肥前国}}
| |
| − | *{{Pathnav|日本|九州地方|佐賀県}}
| |
| − | </div>
| |
| − | [[画像:Saga Saga-gun.png|frame|佐賀県佐賀郡の位置（水色：後に他郡から編入した区域）]]
| |
| − | '''佐賀郡'''（さがぐん）は、[[佐賀県]]（[[肥前国]]）にあった[[郡]]。
| |
| | | | |
| − | 明治初期に成立した[[佐賀市]]および佐賀県の名は、所属していた郡および県庁所在地である佐賀郡から採られている。
| + | '''佐賀郡'''（さがぐん） |
| | | | |
| − | == 郡域 ==
| + | 肥前国（佐賀県）東部の郡。明治の郡区編制では、東部から東北部にかけては神埼郡に接し、東南部は筑後川を距てて福岡県の三潴郡に対し、南部は有明海に臨み、西北部から西部にかけては小城郡に接していた。しかし現在はその郡のほぼ中央に佐賀市が分離し、のちまた西北部の小城郡南山村と北山村が佐賀郡内に編入されて、郡の北部は直接福岡県と界している。こうして現在の郡域をほぼ南北に二分し、北半分は筑紫山脈の南方に続く山地帯であり、南半分は有明海に至る沖積平野が開けている。『肥前国風土記』に「佐嘉郡 郷陸所（里一十九） 駅壱所 寺壱所」とあり、『和名類聚抄』には佐嘉郡として城埼・巨勢・深溝・小津・山田・防所の郡内六所の郷をあげている。郡名の初見は『肥前国風土記』であるが、『和名類聚抄』『延喜式』とともにいずれも佐嘉と嘉の字をあてていて、『日本霊異記』には佐賀と記して賀の字をあてている。中世近世を通じて佐嘉の用例が多かったが、明治初年に佐賀とすることとした。サカの地名の起源については、『肥前国風土記』に述べる楠の巨木伝説と賢女（さかしめ）伝説とがある。郡北部の山地帯や山麓地域には先土器文化の存在も確認されているが、縄文・弥生文化の時代に入ると遺跡も所々に発見され、遺物も数多く出土している。今の佐賀市に属する久保泉町櫟木の遺跡からは銅戈の鎔范が出ている。郡内における荘園は、太宰府安楽寺領の佐嘉荘・蠣久荘・牛島荘、宇佐八幡弥勒寺領の成道寺荘をはじめ、長講堂領巨勢荘、同じく安富荘、最勝寺領河副荘、以下三重屋荘・三重屋新荘・与賀荘・与賀新荘・鹿瀬荘などがあった。平安時代末から鎌倉時代初期にかけて、この地方における有力な武家として史料にみえるのは、平野部北部の高木・国分の二氏、南部の竜造寺氏などである。室町時代初期から戦国時代にかけては、大内・大友二氏の進出や、少弐氏盛衰のからみ合う中に、北部山地に神代氏が勃興し、南部平野の竜造寺氏は、次第に強盛に向かう。ことに元亀元年（一五七〇）大友氏の軍を今山に破って、竜造寺氏の覇権は確立し、やがて神代氏もこれに降る。天正十二年（一五八四）竜造寺隆信が島原に戦って敗死すると、佐嘉の支配権は次第に鍋島氏の手に移り、近世幕藩体制への移行とともに、鍋島氏による佐嘉藩が成立し、郡の大部分はその蔵入地であった。明治四年（一八七一）七月廃藩置県により佐賀県となり、同九月厳原県と合併して伊万里県、同五年佐賀県と改称したが、同九年佐賀県は三潴県に合併、のち西部の一部は長崎県に入り、ほどなく、残部も長崎県に入れられたが、同十六年長崎県を離れて現在の佐賀県となった。 |
| − | [[1878年]]（[[明治]]11年）に行政区画として発足した当時の郡域は、佐賀市の大部分（三瀬村各町・富士町各大字・蓮池町大字見島・蓮池町大字小松・蓮池町大字古賀・大和町大字名尾・大和町大字八反原を除く）にあたる。
| |
| | | | |
| − | == 歴史 ==
| + | {{テンプレート:20180815sk}} |
| − | 文献における初出は『[[肥前国風土記]]』（[[奈良時代]]初期・8世紀前半頃）で、'''佐嘉郡'''（さかのこおり）と表記された。一方『[[日本国現報善悪霊異記|日本霊異記]]』（[[平安時代]]初期・9世紀前半頃）では肥前国'''佐賀郡'''とあるように<ref name="市史273"/>、古代から江戸時代まで「佐嘉」「佐賀」両方の表記があった。[[1870年]]（明治3年）、[[佐賀藩]]の通達で「佐賀」に統一された<ref>佐賀市史編さん委員会、『佐賀市史』、第3巻、1978年、p.61</ref>。
| |
| − | | |
| − | === 古代 ===
| |
| − | ==== 由来 ====
| |
| − | [[伝説]]上の[[故事]]として、『肥前国風土記』は佐嘉郡の名の由緒を以下のように記している。
| |
| − | | |
| − | {{quotation|昔者 樟樹一株 生於此村。幹枝秀高 茎葉繁茂、朝日之影 蔽杵島郡蒲川山、暮日之影 蔽養父郡草横山也。日本武尊 巡幸之時、御覧樟茂栄、勅曰 此国可謂栄国。因曰栄郡。後改号佐嘉郡。|『肥前国風土記』佐嘉郡より一部抜粋（原文）|『佐賀市史』第1巻<ref>佐賀市史編さん委員会、『佐賀市史』、第1巻、1977年、p.299</ref>}} | |
| − | | |
| − | 古代、当郡のある村には楠（[[クスノキ]]）の大木が生い茂り、朝日の影は[[杵島郡]]蒲川山<ref group="注釈">肥前の国学者[[糸山貞幹]]は江北町佐留志の堤尾山と比定したが、現在の場所は不明。[[井上通泰]]は杵島郡東部の山と推定した。</ref>、夕日の影は[[養父郡 (佐賀県)|養父郡]]草横山<ref group="注釈">[[井上通泰]]の『肥前國風土記新考』では、四阿屋神社祠官三橋真国の話として[[九千部山]]に比定する。また糸山貞幹の『肥前旧事』では、みやき町中原の綾部山を草山ともいい、その傍を横山と呼ぶという。</ref>にまで届いたという。当地を巡幸した[[ヤマトタケル|日本武尊]]は楠樹の栄え繁る様を見て、「この国は『栄（さか）の国』と呼ぶがよかろう」と述べ、そこから「栄郡（さかのこおり）」と呼ばれるようになり、後に栄の字が佐嘉に転じたとする<ref name="市史273">佐賀市史編さん委員会、『佐賀市史』、第1巻、1977年、pp.273-275</ref><ref name="東与賀町史168">『東与賀町史』、1982年、pp.168-170</ref>。また、続けてもう1つの由緒も記している。
| |
| − | | |
| − | {{quotation|一云、郡西有川、名曰佐嘉川、年魚有之、其源 出郡北山 南流入海。此川上有荒神、往来之人 生半殺半。於茲 県主等祖大荒田 占問。于時 有土蜘蛛大山田女・狭山田女 二女子云、取下田村之土、作人形馬形、祭祀此神、必有応和。大荒田 即随其辞、祭此神。神歆此祭、遂応和之。於茲 大荒田云、此婦如是実賢女、故以賢女 欲為国名、因曰賢女郡。今謂佐嘉郡訛也。|『肥前国風土記』佐嘉郡より一部抜粋（原文）|『佐賀市史』第1巻<ref>佐賀市史編さん委員会、『佐賀市史』、第1巻、1977年、p.299</ref>}}
| |
| − | | |
| − | また別の者が云うには、当郡の西部に佐嘉川（現在の[[嘉瀬川]]）という川があり、年魚（[[鮎]]）がおり、北方の山から南方の海へ流れ出ていた。その川上には「荒ぶる神」が居て多くの人々が亡くなっていた<ref group="注釈">一説では、川の氾濫を指す。</ref>。これを鎮めるため、[[県主]]の祖の大荒田は占いを問う。[[土蜘蛛]]<ref group="注釈">天皇に恭順しない土着の豪傑を意味する蔑称。</ref>の大山田女・狭山田女という2人の賢女（さかしめ）によれば、下田の村の土で人形や馬形を作り、神を祀れば、鎮まるでしょうと言う。大荒田がその通りにすると氾濫が鎮まったため、賢女らを讃え、「賢女」を国の名にしようと言った。以来、この地は「賢女郡（さかしめのこおり）」となり、後に訛って「佐嘉郡（さかのこおり）」に転じたとする。このほかにも、故事に由来する説がいくつがあるが、いずれも不確かであるという<ref name="市史273"/><ref name="東与賀町史168"/>。
| |
| − | | |
| − | 一方、近代[[地名学]]の観点からは、例えば[[久米邦武]]は「佐賀」は「坂（さか）」の義であるとし、[[郡衙]]の推定所在地<ref group="注釈">佐嘉郡衙は特定されていないが、[[肥前国庁跡|肥前国府]]が大和町久池井に所在したことからその付近にあったのではないかという説がある。</ref>の近くに川上川<ref group="注釈">嘉瀬川上流の呼称。</ref>があり坂があることから、ここからきているのではないかという説を述べている<ref name="市史273"/>。また『古代地名語源辞典』では日本各地の「さか・さが」地名の語源として、傾斜地を指す「坂」説のほか、「さが」と濁るものは[[砂丘]]地を指す「洲処（すが）」の転訛説が挙げられている<ref>『古代地名語源辞典』、p.146「さか」（佐嘉、佐香、佐賀、佐加、佐我）、p.168「すか」</ref>。なお、同書別項「さかと」「さかひと」「さかべ」「さかゐ」のいずれも語頭に「さか」を持つ地名の語源を参照すると、「坂」のほか、[[潮汐]]作用などで水が逆流する意の「逆」、国や郡などの[[境界]]に近い郷を指す「境」などの「さか」音が派生したものだろうと記されている<ref>『古代地名語源辞典』、p.146「さかと」（尺度、坂門）、p.146「さかひと」（酒人）、p.147「さかべ」（酒部）、p.147「さかゐ」（酒井、酒甘）</ref>。
| |
| − | | |
| − | ==== 郷 ====
| |
| − | 『肥前国風土記』では、[[郷#律令制の郷|郷里制]]の下で佐嘉郡は6郷・19里とあるが、郷や里の名は登場しない。『[[和名類聚抄|和名抄]]』では同じく6郷とし郷名も記している<ref name="市史276">佐賀市史編さん委員会、『佐賀市史』、第1巻、1977年、pp.276-283</ref>。
| |
| − | * 城崎郷（木佐岐） - 遺称地として佐賀市大和町尼寺の国分地区に城崎という地名があり、この付近と推定される<ref name="市史276"/>。
| |
| − | * 巨勢郷 - 佐賀市巨勢町付近と推定<ref name="市史276"/>。
| |
| − | * 山田郷（也万多） - 佐賀市大和町東山田、大和町川上の西山田の付近と推定<ref name="市史276"/>。
| |
| − | * 小津郷（乎ツ・乎都） - 『[[與止日女神社|川上神社]]文書』では小津郷の地名に与賀里とあり、現在の佐賀市与賀町付近と推定<ref name="市史276"/>。
| |
| − | * 深溝郷（布加旡曽・布加無曽） - 佐賀郡の七条から九条との記載があり、他の郷との位置関係も考慮すると、佐賀市兵庫町から高木瀬町付近と推定<ref name="市史276"/>。
| |
| − | * 防所郷 - 遺称地がなく（[[上峰町]]坊所付近にあった郷が誤記されたとする説もある）、諸資料に他の郷名が無い。他の郷が比定されていない佐賀市鍋島町付近ではないかとの推定もある<ref name="市史276"/>。
| |
| − | | |
| − | ==== 式内社 ====
| |
| − | 『[[延喜式]]』[[延喜式神名帳|神名帳]]に記される郡内の[[式内社]]。
| |
| − | {{式内社一覧/header}}
| |
| − | {{肥前国佐嘉郡の式内社一覧}}
| |
| − | {{式内社一覧/footer}}
| |
| − | | |
| − | === 近世以降の沿革 ===
| |
| − | * 「[[旧高旧領取調帳]]」に記載されている[[明治]]初年時点での支配は以下の通り。（23町73村）
| |
| − | {| class="wikitable"
| |
| − | |-
| |
| − | ! style="width:25%" colspan=2 | [[知行]]
| |
| − | ! style="width:5%" | 村数
| |
| − | ! 村名
| |
| − | |-
| |
| − | | rowspan=4 | [[藩|藩領]]
| |
| − | | 肥前[[佐賀藩]]
| |
| − | | 23町<br/ >67村
| |
| − | | 光法村、為重村、南里村、大堂村、新郷村<ref>記載は新戸村。</ref>、木原村、徳富村、山領村、寺井津、諸富村<ref>記載は諸富津。</ref>、材木町、[[唐人 (佐賀市)|唐人町]]、呉服町、白山町、東魚町、中町、高木町、紺屋町、柳町、牛島町、寺町、長瀬町、道祖元町、六座町、西魚町<ref>西魚町・八丁馬場に分かれて記載。</ref>、八戸町、伊勢屋町、伊勢屋本町、本庄町、岸川町、天祐寺町、下今宿町<ref name="kisai">記載なし。</ref>、点合町<ref name="kisai" />、修理田村、牛島村、瓦町村、若宮村、淵村、藤木村、神野村<ref>記載は神浦村。</ref>、東高木村、高木村、長瀬村、尼寺村、下和泉村、上和泉村、川久保村、薬師丸村、千布村、金立村、久池井村、梅野村、小副川村、松瀬村、関屋村、福富村、小々森村、犬井道村、早津江村、大詫間村、西古賀村、早津江津<ref>記載は早津江村（92石余）。</ref>、鹿江村、下古賀村、田中村、飯盛村、高太郎村、相応津<ref>記載は相応村。</ref>、末次村、鹿子村、厘外村、本庄村、厘外津<ref>記載は厘外村（40石余）。</ref>、八戸村、中原村、十五村、荻野村、多布施村、八戸溝村、森田村、蠣久村、鍋島村、大財村、袋村、久保田村、新田村、久富村、徳万村、江上村、高尾村
| |
| − | |-
| |
| − | | 肥前[[蓮池藩]]
| |
| − | | 2村
| |
| − | | 東西村、蓮池村
| |
| − | |-
| |
| − | | 肥前[[小城藩]]
| |
| − | | 1村
| |
| − | | 東山田村
| |
| − | |-
| |
| − | | 佐賀藩、小城藩
| |
| − | | 3村
| |
| − | | 池上村、久留間村、川上村
| |
| − | |}
| |
| − | * 明治4年
| |
| − | ** [[7月14日 (旧暦)|7月14日]]（[[1871年]][[8月29日]]） - [[廃藩置県]]により、藩領が'''[[佐賀県]]'''（第1次）、'''[[蓮池県]]'''、'''[[小城県]]'''の管轄となる。
| |
| − | ** [[11月14日 (旧暦)|11月14日]]（1871年[[12月25日]]） - 第1次府県統合により'''[[伊万里県]]'''の管轄となる。
| |
| − | * 明治5年[[5月29日 (旧暦)|5月29日]]（[[1872年]][[7月4日]]） - '''佐賀県'''（第2次）の管轄となる。
| |
| − | * 明治初年 - 天祐寺町が六座町に合併。
| |
| − | * 明治9年（[[1876年]]）
| |
| − | ** [[4月18日]] - 第2次府県統合により'''[[三潴県]]'''の管轄となる。
| |
| − | ** [[8月21日]] - '''[[長崎県]]'''の管轄となる。
| |
| − | * 明治11年（[[1878年]]）[[10月28日]] - [[郡区町村編制法]]の長崎県での施行により、行政区画としての'''佐賀郡'''が発足。郡役所が佐賀に設置。
| |
| − | * 明治14年（[[1881年]]） - 佐賀城下の武家地より水ヶ江町・東田代町・松原町・与賀町・赤松町・西田代町が起立。（39町73村）
| |
| − | * 明治16年（[[1883年]]）[[5月9日]] - '''佐賀県'''（第3次）の管轄となる。
| |
| − | | |
| − | === 町村制以降の沿革 ===
| |
| − | [[ファイル:Saga Saga-gun 1889.png|frame|1.北川副村 2.東川副村 3.新北村 4.中川副村 5.大詫間村 6.南川副村 7.西川副村 8.本庄村 9.東与賀村 10.西与賀村 11.嘉瀬村 12.久保田村 13.神野村 14.古瀬村 15.鍋島村 16.兵庫村 17.高木瀬村 18.春日村 19.金立村 20.久保泉村 21.川上村 22.小関村 23.松梅村（紫：佐賀市 ＊：発足時の佐賀市）]]
| |
| − | * 明治22年（[[1889年]]）[[4月1日]]
| |
| − | ** [[市制]]の施行により、[[水ヶ江|水ヶ江町]]・東田代町・[[松原 (佐賀市)|松原町]]・与賀町・赤松町・西田代町・柳町・紺屋町・材木町・蓮池町<ref>柳町の枝町。本項では町数に数えない。</ref>・下今宿町・牛島町・高木町・上芦町<ref>高木町の枝町。本項では町数に数えない。</ref>・中町・呉服町・東魚町・白山町・元町<ref>呉服町の枝町。本項では町数に数えない。</ref>・寺町・[[唐人 (佐賀市)|唐人町]]・米屋町<ref name="naka">中町の枝町。本項では町数に数えない。</ref>・多布施町<ref name="naka" />・伊勢屋町・岸川町・長瀬町・六座町・点合町・伊勢屋本町・西魚町・道祖元町・本庄町・八戸町・厘外津および木原村の一部（安住<ref name="mizugae">水ヶ江町に編入。</ref>）・多布施村の一部（四本谷<ref name="yoga">与賀町に編入。</ref>）・本庄村の一部（西精・鬼丸・中ノ館・新地・四本谷<ref name="yoga" />）・袋村の一部（大崎<ref name="mizugae" />）・牛島村の一部（寺小路・木塚名・矢矧町・田代・天神名・江湖端<ref>東田代町に編入。</ref>）の区域をもって'''[[佐賀市]]'''が発足し、郡より離脱。
| |
| − | ** [[町村制]]の施行により、以下の各村が発足。●は佐賀市に編入された区域を除く。全域が現・佐賀市。（23村）
| |
| − | *** '''[[北川副村]]''' ← 江上村、●木原村、光法村、新郷村
| |
| − | *** '''[[東川副村]]''' ← 徳富村、大堂村、諸富村
| |
| − | *** '''[[新北村]]''' ← 寺井津、山領村、為重村
| |
| − | *** '''[[中川副村]]''' ← 早津江村、早津江津、福富村
| |
| − | *** '''[[大詫間村]]'''（単独村制）
| |
| − | *** '''[[南川副村]]''' ← 犬井道村、鹿江村
| |
| − | *** '''[[西川副村]]''' ← 南里村、西古賀村、小々森村
| |
| − | *** '''[[本庄村 (佐賀県)|本庄村]]''' ← ●本庄村、鹿子村［一本杉を除く］、●袋村、末次村、厘外村［正里］
| |
| − | *** '''[[東与賀町|東与賀村]]''' ← 下古賀村、飯盛村、田中村
| |
| − | *** '''[[西与賀村]]''' ← 高太郎村、厘外村［正里を除く］、相応津、鹿子村［一本杉］
| |
| − | *** '''[[嘉瀬村 (佐賀県)|嘉瀬村]]''' ← 荻野村、中原村、十五村、八戸村［一部］
| |
| − | *** '''[[久保田町|久保田村]]''' ← 久保田村、徳万村、新田村、久富村
| |
| − | *** '''[[神野村 (佐賀県)|神野村]]''' ← 神野村、●多布施村、大財村
| |
| − | *** '''[[巨勢村 (佐賀県)|古瀬村]]''' ← 高尾村、修理田村、東西村、●牛島村
| |
| − | *** '''[[鍋島村]]''' ← 八戸溝村、森田村、鍋島村、蠣久村、八戸村［大部分］
| |
| − | *** '''[[兵庫村 (佐賀県)|兵庫村]]''' ← 淵村、藤木村、瓦町村、若宮村、東高木村［西淵］
| |
| − | *** '''[[高木瀬村]]''' ← 高木村、東高木村［西淵を除く］、長瀬村
| |
| − | *** '''[[春日村 (佐賀県)|春日村]]''' ← 尼寺村、久池井村
| |
| − | *** '''[[金立村]]''' ← 金立村、薬師丸村、千布村
| |
| − | *** '''[[久保泉村]]''' ← 上和泉村、下和泉村、川久保村
| |
| − | *** '''[[川上村 (佐賀県)|川上村]]''' ← 東山田村、川上村、池上村、久留間村
| |
| − | *** '''[[小関村]]''' ← 小副川村、関屋村
| |
| − | *** '''[[松梅村]]''' ← 松瀬村、梅野村、[[神埼郡]]鹿路山［名尾］
| |
| − | *** 蓮池村が神埼郡蓮池村の一部となる。
| |
| − | * 明治30年（[[1897年]]）[[6月1日]] - [[郡制]]を施行。
| |
| − | * 明治32年（[[1899年]]）[[6月6日]] - 古瀬村が改称して'''[[巨勢村 (佐賀県)|巨勢村]]'''となる。
| |
| − | * [[大正]]11年（[[1922年]]）[[10月1日]] - 神野村が佐賀市に編入。（22村）
| |
| − | * 大正12年（[[1923年]]）4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
| |
| − | * 大正15年（[[1926年]]）[[7月1日]] - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
| |
| − | * [[昭和]]28年（[[1953年]]）4月1日 - 南川副村が町制施行して'''[[南川副町]]'''となる。（1町21村）
| |
| − | * 昭和29年（[[1954年]]）
| |
| − | ** [[3月31日]] - 兵庫村・巨勢村・西与賀村・嘉瀬村・高木瀬村が佐賀市に編入。（1町16村）
| |
| − | ** 10月1日 - 北川副村・本庄村・鍋島村・金立村・久保泉村が佐賀市に編入。（1町11村）
| |
| − | * 昭和30年（[[1955年]]）
| |
| − | ** [[3月1日]] - 東川副村・新北村が合併して'''[[諸富町]]'''が発足。（2町9村）
| |
| − | ** 4月1日 - 中川副村・大詫間村・南川副町が合併して'''[[川副町]]'''が発足。（2町7村）
| |
| − | ** [[4月16日]] - 春日村・川上村・松梅村が合併して'''[[大和町 (佐賀県)|大和村]]'''が発足。（2町5村）
| |
| − | * 昭和31年（[[1956年]]）[[9月30日]]（2町4村）
| |
| − | ** 西川副村が川副町に編入。
| |
| − | ** 小関村が[[小城郡]][[南山村 (佐賀県)|南山村]]・[[北山村 (佐賀県)|北山村]]と合併して'''[[富士町 (佐賀県)|富士村]]'''が発足
| |
| − | * 昭和33年（[[1958年]]）[[6月1日]] - 富士村の一部（八反原）が大和村に編入。
| |
| − | * 昭和34年（[[1959年]]）[[1月1日]] - 大和村が町制施行して'''[[大和町 (佐賀県)|大和町]]'''となる。（3町3村）
| |
| − | * 昭和41年（[[1966年]]）10月1日（5町1村）
| |
| − | ** 東与賀村が町制施行して'''[[東与賀町]]'''となる
| |
| − | ** 富士村が町制施行して'''[[富士町 (佐賀県)|富士町]]'''となる
| |
| − | * 昭和42年（[[1967年]]）4月1日 - 久保田村が町制施行して'''[[久保田町]]'''となる。（6町）
| |
| − | * [[平成]]17年（[[2005年]]）10月1日 - 諸富町・大和町・富士町が佐賀市・神埼郡[[三瀬村 (佐賀県)|三瀬村]]と合併し、改めて'''佐賀市'''が発足、郡より離脱。（3町）
| |
| − | * 平成19年（[[2007年]]）10月1日 - 川副町・東与賀町・久保田町が佐賀市に編入、同日佐賀郡消滅。
| |
| − | | |
| − | === 変遷表 ===
| |
| − | {{hidden begin
| |
| − | |title = 自治体の変遷
| |
| − | |titlestyle = background:lightgrey;
| |
| − | }}
| |
| − | {| class="wikitable" style="font-size:x-small"
| |
| − | !明治22年以前
| |
| − | !明治22年4月1日
| |
| − | !明治22年 - 昭和19年
| |
| − | ! colspan="2" |昭和20年 - 昭和34年
| |
| − | !昭和35年 - 昭和64年
| |
| − | ! 平成1年 - 現在
| |
| − | !現在
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | 佐賀市
| |
| − | | 佐賀市
| |
| − | | rowspan="2" colspan="2" | 佐賀市
| |
| − | | rowspan="12" | 佐賀市
| |
| − | | rowspan="20" | 平成17年10月1日<br />佐賀市
| |
| − | | rowspan="26" | 佐賀市
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 神野村
| |
| − | | 大正11年10月1日<br />佐賀市に編入
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 西与賀村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 西与賀村
| |
| − | | rowspan="5" colspan="2" | 昭和29年3月31日<br />佐賀市に編入
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 嘉瀬村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 嘉瀬村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 古瀬村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 明治32年6月6日<br />改称<br />巨勢村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 兵庫村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 兵庫村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 高木瀬村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 高木瀬村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 北川副村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 北川副村
| |
| − | | rowspan="5" colspan="2" | 昭和29年10月1日<br />佐賀市に編入
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 本庄村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 本庄村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 鍋島村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 鍋島村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 金立村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 金立村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 久保泉村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 久保泉村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 東川副村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 東川副村
| |
| − | | rowspan="2" colspan="2" style="background-color:#6ff;" | 昭和30年3月1日<br />諸富町
| |
| − | | rowspan="2" style="background-color:#6ff;" | 諸富町
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 新北村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 新北村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 春日村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 春日村
| |
| − | | rowspan="3" style="background-color:#9cf;" | 昭和30年4月16日<br />大和村
| |
| − | | rowspan="3" style="background-color:#6ff;" | 昭和34年1月1日<br />町制
| |
| − | | rowspan="3" style="background-color:#6ff;" | 大和町
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 川上村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 川上村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 松梅村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 松梅村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 小関村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 小関村
| |
| − | | rowspan="3" colspan="2" style="background-color:#9cf;" | 昭和31年9月30日<br />富士村
| |
| − | | rowspan="3" style="background-color:#6ff;" | 昭和41年10月1日<br />町制
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | 小城郡<br />北山村
| |
| − | | 小城郡<br />北山村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | 小城郡<br />南山村
| |
| − | | 小城郡<br />南山村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 南川副村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 南川副村
| |
| − | | style="background-color:#6ff;" | 昭和28年4月1日<br />町制
| |
| − | | rowspan="3" style="background-color:#6ff;" | 昭和30年4月1日<br />川副町
| |
| − | | rowspan="4" style="background-color:#6ff;" | 川副町
| |
| − | | rowspan="6" | 平成19年10月1日<br />佐賀市に編入
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 中川副村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 中川副村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 中川副村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 大詫間村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 大詫間村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 大詫間村
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 西川副村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 西川副村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 西川副村
| |
| − | | style="background-color:#6ff;" | 昭和31年9月30日<br />川副町に編入
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 東与賀村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 東与賀村
| |
| − | | colspan="2" style="background-color:#9cf;" | 東与賀村
| |
| − | | style="background-color:#6ff;" | 昭和41年10月1日<br />町制
| |
| − | |-
| |
| − | |
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 久保田村
| |
| − | | style="background-color:#9cf;" | 久保田村
| |
| − | | colspan="2" style="background-color:#9cf;" | 久保田村
| |
| − | | style="background-color:#6ff;" | 昭和42年4月1日<br />町制
| |
| − | |}
| |
| − | {{hidden end}}
| |
| − | | |
| − | == 脚注 ==
| |
| − | === 注記 ===
| |
| − | {{Reflist|group=注釈}}
| |
| − | === 出典 ===
| |
| − | {{Reflist}}
| |
| − | | |
| − | == 参考文献 ==
| |
| − | * [[角川日本地名大辞典]] 41 佐賀県
| |
| − | * 楠原祐介ほか、『古代地名語源辞典』第3版、東京堂出版、1985年 {{全国書誌番号|81048517}}
| |
| − | * [http://www.rekihaku.ac.jp/up-cgi/login.pl?p=param/kyud/db_param 旧高旧領取調帳データベース]
| |
| − | | |
| − | == 関連項目 ==
| |
| − | * [[消滅した郡の一覧]]
| |
| − | | |
| − | {{火国二国の郡}}
| |
| | {{デフォルトソート:さかくん}} | | {{デフォルトソート:さかくん}} |
| | [[Category:佐賀郡|*]] | | [[Category:佐賀郡|*]] |