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{{基礎情報 会社
 
| 社名 = 住友商事株式会社
 
| 英文社名 = Sumitomo Corporation
 
| ロゴ = Sumitomo Shōji logo.svg
 
| 画像 = [[ファイル:Triton Square.JPG|250px|]]
 
| 画像説明 = 本社(晴海トリトンスクエア)
 
| 種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]
 
| 市場情報 = {{上場情報 | 東証1部 | 8053 | 1949年8月3日}}{{上場情報 | 名証1部 | 8053 | 1949年8月3日}}{{上場情報 | 福証 | 8053 | 1955年6月}}
 
| 略称 = 住商
 
| 国籍 = {{JPN}}
 
| 本社郵便番号 = 104-8610
 
| 本社所在地 = [[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]][[晴海 (東京都中央区)|晴海]]一丁目8番11号<br>[[晴海アイランドトリトンスクエア|晴海アイランドトリトンスクエア オフィスタワーY棟]]<br />{{ウィキ座標2段度分秒|35|39|23.4|N|139|46|53.1|E|region:JP-13|display=inline}}
 
| 設立 = [[1919年]]([[大正]]8年)[[12月24日]]<br />(大阪北港株式会社)
 
| 業種 = 6050
 
| 事業内容 = [[金属]]、[[輸送機]]・[[建機]]、[[環境]]・[[インフラ]]、[[メディア]]・[[生活]]関連、[[資源]]・[[化学品]]部門
 
| 代表者 = [[中村邦晴 (実業家)|中村邦晴]]([[取締役]][[会長]])<br>[[兵頭誠之]](代表取締役社長CEO)
 
| 資本金 = 2192億78百万円
 
| 売上高 = 連結:8兆5966億99百万円<br />([[国際財務報告基準]]収益:3兆7,622億36百万円)<br />単体:3兆2294億6百万円
 
| 純利益 = 連結:△731億70百万円<br />単体:△310億96百万円
 
| 総資産 =
 
| 従業員数 = 連結:7万5448人 単体:5208人
 
| 決算期 = [[3月31日]]
 
| 会計監査人 = [[有限責任あずさ監査法人]]
 
| 主要株主 = [[日本マスタートラスト信託銀行|日本マスタートラスト信託口]] 5.23%<br />[[日本トラスティ・サービス信託銀行|日本トラスティ・サービス信託口]] 4.45%<br />LIBERTY PROGRAMMING JAPAN,LLC 3.65%
 
| 主要子会社 = [[SCSK]] 51.21%
 
| 関係する人物 = [[田路舜哉]]
 
| 外部リンク = http://www.sumitomocorp.co.jp/
 
| 特記事項 = 各種経営指標は[[2015年]]([[平成]]27年)[[3月]]期のもの。<br />単独従業員数には他社への出向者1,815人等を含む。
 
}}
 
{{右|
 
[[画像:SUMITOMO mura 01.jpg|thumb|250px|関西ブロックが入居する住友ビル本館]]
 
}}
 
'''住友商事株式会社'''(すみともしょうじ、{{Lang-en-short|''Sumitomo Corporation''}})は、[[住友グループ]]の大手[[総合商社]]である。同社は[[TOPIX Large70]]の構成銘柄の一つでもある。
 
  
== 概要 ==
+
'''住友商事株式会社'''(すみともしょうじ、{{Lang-en-short|''Sumitomo Corporation''}})
[[戦前]]の住友には独立した商事部門がなく、住友商事は、[[戦後]]発足した商事会社であることから「'''遅れてきた商社'''」と呼ばれていた時代があった。これは、住友第三代総理事[[鈴木馬左也]]によって[[1921年]](大正10年)に言い渡された「'''商社設立禁止宣言'''」のためで、これ以降、住友では「商社の開設」は禁句となった。
 
  
しかし、[[第二次世界大戦]]の敗戦で住友本社の解体が決定的となり、住友本社職員および日本各地、外地からの引揚者のために職場を開設することが緊急課題となり、さし当たって大[[資本]]を必要とせず、大量[[雇用]]も可能な商事会社の設立案が浮上した。しかし、戦後の経済情勢で独立の商社設立が困難なため、[[不動産]]・建設会社で[[資産]]内容が良好な住友土地工務に商事部門を併設することになった(このため、住友商事の法人設立日は、住友土地工務の前身である大阪北港の設立日である)。
+
総合商社。住友総本店を中心に 1919年大阪北港として創業,土地開発と不動産経営にあたる。1944年住友ビルディングを合併して住友土地工務と改称。1945年日本建設産業と改称,貿易商事活動を開始。1952年現社名に変更。1970年相互貿易を合併。[[住友グループ]]の中核的な存在であり,同グループの海外への窓口の役割を果たしている。金属,機械,化学品などの取り扱いが主力だが,ケーブルテレビ事業や都市開発事業に独自色を出している。海外事業にも積極的に進出し,中東,アフリカ,中南米などでも大型事業で成果を上げている。
 
 
この商事部門の統轄責任者として[[田路舜哉]]が就任し、社名を'''日本建設産業'''と改め[[1945年]](昭和20年)に商事活動をスタートした。ただ、戦前商事会社がなかった住友には、商事に熟達した人材がおらず、さらに住友の禁を破って設立された商事会社であることから、[[住友グループ]]内からも異端児扱いされ厳しい船出となった。このような状況下で、田路社長時代の積極拡大路線によって[[1957年]](昭和32年)には年間売上高でベストテン入りを果たし、第四代社長[[植村光雄]]時代には、「'''ビッグ・スリー アンド ベスト・ワン'''」(売上高第三位、利益第一位)を全社ビジョンとし、[[1983年]](昭和58年)に利益第1位となった。
 
 
 
住友商事は、長年に渡って大阪に本社を構えていたが、[[1970年]](昭和45年)11月に大阪・東京の2本社制に再編し、その後[[2001年]](平成13年)の組織再編により本社は東京のみとなった。住友グループの企業の特徴として、[[住友財閥]]が[[大阪]]([[住友村]])を拠点にしていたことから大阪・東京の2本社制の特徴がある。
 
 
 
== 沿革 ==
 
* [[1919年]](大正8年)12月 - '''大阪北港株式会社'''(資本金3500万円)として設立。
 
* [[1944年]](昭和19年)11月 - 株式会社住友ビルディングを合併して、'''住友土地工務株式会社'''と改称。
 
* [[1945年]](昭和20年)11月 - 新たに商事部門への進出を図り社名を'''日本建設産業株式会社'''と改称し、商事会社として発足する。
 
* [[1949年]](昭和24年)8月 - 大阪・東京・名古屋の各[[証券取引所]]に株式を上場。
 
* [[1950年]](昭和25年)7月 - 日建設計工務株式会社(現:[[日建設計]])を新設。
 
* [[1952年]](昭和27年)6月 - 社名を'''住友商事株式会社'''と改称。
 
* [[1955年]](昭和30年)6月 - [[福岡証券取引所]]に株式を上場。
 
* [[1962年]](昭和37年)12月 - 大阪・東京の営業部門を一体とし商品本部制を実施、鉄鋼・非鉄金属・電機・機械・農水産・化成品・繊維・物資燃料・不動産の9本部を設置。
 
* [[1970年]](昭和45年)11月 - 本社および東京支社の名称を廃止し、大阪本社および東京本社と改称。
 
* [[1973年]](昭和48年)11月 - [[フランクフルト証券取引所]]に株式を上場。
 
* [[1978年]](昭和53年)7月 - 英文社名としてSUMITOMO CORPORATION (SUMITOMO SHOJI KAISHA, LTD.) を採用。
 
* [[1979年]](昭和54年)6月 - 営業部門制を実施、商品本部を鉄鋼・機電・非鉄化燃・生活物資の4営業部門とする。
 
* [[1996年]](平成8年)6月 - トレーダーの非鉄金属部長の浜中泰男が銅地金の不正取引で同社に2,850億円の損害を与えたことが発覚。さらに直後の[[株主総会]]では役員退職慰労金に関する株主の質問をさえぎって議事進行を強行。そのため[[株主代表訴訟]]および総会決議取消訴訟に発展した。
 
* [[1998年]](平成10年)2月 - 経営理念・行動指針を制定。
 
* [[2001年]](平成13年)4月 - 大阪本社および東京本社の名称を廃止し、6グループのコーポレート部門と9事業部門28本部の営業部門からなる本社に再編。関西、中部および九州・沖縄地域においてブロック制を導入。
 
* [[2001年]](平成13年)5月 - [[千代田区]][[一ツ橋]]から中央区晴海一丁目に本社移転。
 
* [[2007年]](平成19年)10月 - [[ベトナム]]住友商事を設立。
 
* [[2008年]](平成20年)4月 - 同社と[[昭和シェル石油]]は、[[液化石油ガス|LPG]]事業の経営会社を統合し、[[エネサンスホールディングス]]とする。
 
* [[2010年]](平成22年)4月 - 営業部門に新産業・機能推進事業部門を新設する一方、金融・物流事業部門を同事業部門に統合・廃止(7事業部門・25本部体制に変更なし)。
 
* [[2013年]](平成25年)4月 - 営業部門を5事業部門22本部に再編。
 
* [[2014年]](平成26年)4月 - 国内ブロック制を廃止。
 
* [[2015年]](平成27年)4月 - 営業部門を5事業部門21本部に再編。
 
 
 
== 歴代社長 ==
 
* 初代 - [[田路舜哉]]
 
* 第二代 - [[津田久]]
 
* 第三代 - [[柴山幸雄]]
 
* 第四代 - [[植村光雄]]
 
* 第五代 - [[伊藤正 (実業家)|伊藤正]]
 
* 第六代 - [[秋山富一]]
 
* 第七代 - [[宮原賢次]]
 
* 第八代 - [[岡素之]]
 
* 第九代 - [[加藤進 (実業家)|加藤進]]
 
* 第十代 - [[中村邦晴]]
 
*第十一代 ‐ 兵頭誠之
 
 
 
== 主力製品・事業 ==
 
* [[金属]]
 
* [[エネルギー資源|エネルギー]]
 
* [[エレクトロニクス]]
 
* [[資源]]
 
* [[機械]]
 
* [[化学品]]
 
* [[繊維]]
 
* [[食品]]
 
* [[マーケティング]]
 
 
 
== 主要事業所 ==
 
* 本社 - 東京都中央区晴海1丁目8番11号
 
* 関西支社 - [[大阪市]][[中央区 (大阪市)|中央区]][[北浜]]4丁目5番33号 [[住友ビル]]
 
* 中部支社 - [[名古屋市]][[東区 (名古屋市)|東区]][[東桜]]1丁目1番6号 [[住友商事名古屋ビルディング]]
 
 
 
== 主要関係会社 ==
 
=== 国内グループ企業 ===
 
* [[SCSK]] ([[東京証券取引所]]市場第一部)
 
* [[住友商事マシネックス]]
 
* [[住友商事北海道]]
 
* [[住友商事東北]]
 
* [[住友商事九州]]
 
* [[エネサンスホールディングス]]
 
* [[トモズ]]
 
* [[SMB建材]]
 
* [[サミット (チェーンストア)|サミット]]
 
* [[サミットエナジー]]
 
* サミットスチール株式会社
 
* ヌサ・テンガラ・マイニング
 
<!-- * [[グローバルトラベルオンライン]] -->
 
* [[日本カタン]]
 
* 住商グローバル・ロジスティクス
 
* [[住商アーバン開発]]
 
* [[住商建物]]
 
* [[住友商事ケミカル]]
 
* [[住商機電貿易]]
 
* [[住商鋼管]]
 
* [[住商ファーマインターナショナル]]
 
* [[住商メタレックス]]
 
* [[住商マテリアル]]
 
* [[住商モンブラン]]
 
* スミフル(旧:住商フルーツ)
 
* スミテックス・インターナショナル
 
* [[住商エアロシステム]]
 
* [[住商セメント]]
 
* [[住友商事フィナンシャルマネジメント]]
 
* [[アイジー工業]]
 
* [[キリウ]]
 
* [[スミトロニクス]]
 
* [[住商ブランドマネジメント]]
 
ほか多数
 
 
 
=== 関係会社 ===
 
* [[ジュピターテレコム]]
 
* [[ショップチャンネル|ジュピターショップチャンネル]]
 
* [[マミーマート]] ([[ジャスダック]])
 
* [[ティーガイア]] (東京証券取引所市場第一部)
 
* [[日本コークス工業]] (東京証券取引所市場第一部)
 
* [[日新製糖]] (東京証券取引所市場第一部)
 
* [[セブン工業]] (東京証券取引所市場第二部)
 
* [[住友三井オートサービス]]
 
* [[三井住友ファイナンス&リース]]
 
* [[大島造船所]]
 
ほか多数
 
 
 
== 著名な出身者 ==
 
* [[岸信夫]] - 参議院議員
 
* [[杉村太郎]] - 実業家
 
* [[堀義人]] - 実業家
 
 
 
== 関連事項==
 
* [[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]]・[[鹿島アントラーズ]]のオフィシャルスポンサーである。
 
* [[伊藤忠商事]] - [[住友銀行]]の融資系列先であり、戦前は実質的に住友財閥の商社機能を担っていた。戦後、住友商事の成長にともない住友系列から離脱し[[第一銀行]]グループ([[第一勧銀グループ|第一原子力グループ]])の中核商社へ移行。現在は[[みずほフィナンシャルグループ]]に親密。
 
* [[安宅産業]] - [[1975年]](昭和50年)、経営破綻。[[1977年]](昭和52年)、伊藤忠商事に事実上の救済合併。独立商社ではあるが戦前より住友財閥と親密であり、伊藤忠商事と共に住友財閥の商社機能を担い、これが[[安宅産業破綻]]の際に伊藤忠商事と合併する遠因でもある。詳しくは当該項目を参照。
 
* [[日経スペシャル 未来世紀ジパング]] - [[テレビ東京]]系列で提供されているテレビ番組。
 
 
 
== 参考文献 ==
 
* [[佐高信]]『逆命利君』(講談社文庫、[[1993年]]([[平成]]5年)) - [[1987年]]([[昭和]]62年)[[10月2日]]に死去した[[鈴木朗夫]](当時:[[常務取締役]]業務本部長)と[[伊藤正]](当時:社長)を描く。
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.sumitomocorp.co.jp/ 住友商事 公式サイト]
 
* [http://www.sumitomocorp.co.jp/ 住友商事 公式サイト]
* [http://www.sumitomo.gr.jp/ 住友グループ広報委員会]
 
* [http://www.barneys.co.jp/ BARNEYS NEW YORK]
 
* [http://www.thanglong-ip.com/ ベトナムタンロン工業団地]
 
 
{{住友グループ}}
 
{{TOPIX 100}}
 
{{グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク会員}}
 
  
 +
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[[Category:住友商事|*]]
 
[[Category:住友商事|*]]

2018/12/29/ (土) 11:54時点における最新版

住友商事株式会社(すみともしょうじ、: Sumitomo Corporation

総合商社。住友総本店を中心に 1919年大阪北港として創業,土地開発と不動産経営にあたる。1944年住友ビルディングを合併して住友土地工務と改称。1945年日本建設産業と改称,貿易商事活動を開始。1952年現社名に変更。1970年相互貿易を合併。住友グループの中核的な存在であり,同グループの海外への窓口の役割を果たしている。金属,機械,化学品などの取り扱いが主力だが,ケーブルテレビ事業や都市開発事業に独自色を出している。海外事業にも積極的に進出し,中東,アフリカ,中南米などでも大型事業で成果を上げている。

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