中国地方整備局
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| 中国地方整備局 | |
|---|---|
| 300px 中国地方整備局（広島合同庁舎第2号館） | |
| 種別 | 地方整備局 |
| 管轄区域 | 鳥取県、島根県、岡山県、広島県 山口県（港湾空港部は下関市を除く） |
| 所在地 | 広島市中区上八丁堀6-30 広島合同庁舎2号館 |
| リンク | 公式サイト |
中国地方整備局（ちゅうごくちほうせいびきょく）は、国土交通省の地方支分部局である地方整備局の一つ。中国地方5県（鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県）を管轄する。港湾空港部については歴史的な経緯から下関市が管轄外となっているほか、鳥取自動車道の一部を新直轄方式で整備したため、兵庫県内の鳥取自動車道も中国地方整備局の管轄区域に含まれる。
所在地
沿革
- 1889年（明治22年）7月 - 内務省の出先機関である第五土木監督署が徳島から広島に移転・設置される[1]。
- 1905年（明治38年）4月 - 土木監督署を廃止し、土木出張所に移行。全国が4区域に再編され、中国地方は大阪出張所の管轄区域となる[1]。
- 1911年（明治44年）4月 - 下関市に内務省下関土木出張所を新設、中国地方西部と九州・沖縄を担当[1]。
- 1943年（昭和18年）11月 - 組織再編により広島市猿楽町の広島県産業奨励館（現在の原爆ドーム）内に内務省中国四国土木出張所を設置、中四国9県を担当[1]。港湾事業は運輸通信省の管轄となり、中国地方は鳥取・島根・岡山・広島の各県を第三港湾建設部（神戸市）が、山口県を第四港湾建設部（下関市）が担当。
- 1945年（昭和20年）8月6日 - 広島市への原子爆弾投下により出張所が被爆。職員93名中52名が死亡。直下での被爆にもかかわらず難を逃れた職員がいたのは、空襲に備えて牛田町にあった官舎などで分散勤務していたためだとされている[1]。出張所は牛田旭区へ仮移転。
- 1948年（昭和23年）1月 - 内務省解体により建設院の出先機関である建設院中国四国地方建設局に移管[1]。同年7月には建設省に再移管。
- 1958年（昭和33年）6月 - 管轄区域を中国地方と四国地方に分割、名称を建設省中国地方建設局に変更[1]。四国地方は新設の四国地方建設局に移管。
- 2001年（平成13年）1月6日 - 省庁再編により国土交通省発足。建設省中国地方建設局と、運輸省第三港湾建設局と第四港湾建設局のそれぞれ一部を統合し国土交通省中国地方整備局を設置。
- 2010年（平成22年）3月28日 - 鳥取自動車道佐用JCT - 大原IC間開通により、兵庫県内の区間（佐用本線料金所以北）を近畿地方整備局から中国地方整備局へ移管[2]。
出先機関
| 名称 | 区分 | 管轄区域・施設 | 所在地 |
|---|---|---|---|
| 鳥取河川国道事務所 | 河川 道路 ダム管理 |
千代川 国道9号 国道29号 国道53号 国道373号（坂根交差点 - 駒帰交差点間及び智頭宿交差点以北に限る。） 国道482号（国道29号及び国道53号との重複区間に限る。） 鳥取自動車道 山陰自動車道 山陰近畿自動車道（岩美IC以西に限る。） 殿ダム[3] （千代川水系袋川） |
鳥取県鳥取市 |
| 倉吉河川国道事務所 | 河川 道路 |
天神川 国道9号 国道180号（国道9号との重複区間に限る。） 山陰自動車道 |
鳥取県倉吉市 |
| 日野川河川事務所[4] | 河川 砂防 海岸 ダム管理 |
日野川 大山 皆生海岸 菅沢ダム （日野川水系印賀川） 日野川堰（日野川） |
鳥取県米子市 |
| 境港湾・空港整備事務所 | 港湾整備 空港整備 |
鳥取港 境港 浜田港 美保飛行場（米子空港） |
鳥取県境港市 |
| 松江国道事務所 | 道路 | 国道9号 国道54号 国道180号（国道9号との重複区間に限る。） 国道184号（国道54号との重複区間に限る。） 山陰自動車道 松江自動車道（島根県内の整備に限る。） |
島根県松江市 |
| 浜田河川国道事務所 | 河川 道路 |
江の川 高津川 国道9号 国道186号（国道9号との重複区間に限る。） 国道187号（国道9号との重複区間に限る。） 国道191号（中吉田町交差点以西に限る。） 浜田三隅道路 益田道路 |
島根県浜田市 |
| 出雲河川事務所 | 河川 ダム管理 |
斐伊川 大橋川 中海 宍道湖 志津見ダム （斐伊川水系神戸川） 尾原ダム（斐伊川） |
島根県出雲市 |
| 岡山河川事務所 | 河川 | 吉井川 旭川 高梁川 |
岡山県岡山市北区 |
| 岡山国道事務所 | 道路 | 国道2号 国道30号 国道53号 国道179号（国道53号との重複区間に限る。） 国道180号（総社市以南に限る。） 国道250号（国道2号との重複区間に限る。） 国道429号（国道53号及び国道180号との重複区間に限る。） 鳥取自動車道（岡山県内の整備に限る。） |
岡山県岡山市北区 |
| 岡山営繕事務所 | 官庁営繕 | 岡山県 鳥取県 |
岡山県岡山市北区 |
| 苫田ダム管理所 | ダム管理 | 苫田ダム（吉井川） | 岡山県苫田郡鏡野町 |
| 宇野港湾事務所 | 港湾整備 | 宇野港 水島港 岡山港 |
岡山県玉野市 |
| 広島国道事務所 | 道路 | 国道2号（宮島街道を除く。） 国道31号 国道54号 国道183号（国道54号との重複区間に限る。） 国道185号（竹原市忠海東町四丁目以西に限る。） 国道191号（国道54号との重複区間に限る。） 国道261号（国道54号との重複区間に限る。） 国道433号（国道2号との重複区間に限る。） 東広島呉自動車道 |
広島県広島市南区 |
| 太田川河川事務所 | 河川 砂防 |
太田川 小瀬川 |
広島県広島市中区 |
| 中国技術事務所 | 建設技術 | 広島県広島市安芸区 | |
| 広島港湾・空港整備事務所 | 港湾整備 空港整備 |
広島港 呉港 音戸瀬戸 尾道糸崎港 福山港 広島空港 |
広島県広島市南区 |
| 広島港湾空港技術調査事務所 | 港湾・空港技術 | 広島県広島市中区 | |
| 福山河川国道事務所 | 河川 道路 |
芦田川 国道2号 国道317号（生口島道路） 尾道自動車道（甲奴IC以南の整備に限る。） |
広島県福山市 |
| 三次河川国道事務所 | 河川 国道 ダム管理 国営公園管理 |
江の川 国道54号 国道183号 国道184号（国道54号との重複区間に限る。） 国道375号（国道54号との重複区間に限る。） 尾道自動車道 松江自動車道 灰塚ダム （江の川水系上下川） 国営備北丘陵公園[5] |
広島県三次市 |
| 土師ダム管理所 | ダム管理 | 土師ダム（江の川） | 広島県安芸高田市 |
| 弥栄ダム管理所 | ダム管理 | 弥栄ダム（小瀬川） | 広島県大竹市 |
| 八田原ダム管理所 | ダム管理 | 八田原ダム（芦田川） | 広島県世羅郡世羅町 |
| 温井ダム管理所 | ダム管理 | 温井ダム （太田川水系滝山川） |
広島県山県郡安芸太田町 |
| 山口営繕事務所[6] | 官庁営繕 | 山口県 島根県 |
山口県山口市 |
| 山口河川国道事務所 | 河川 道路 ダム管理 |
佐波川 国道2号 国道9号 国道187号（国道2号との重複区間に限る。） 国道188号 国道189号（国道188号との重複区間に限る。） 国道190号 国道191号（下関市二見夫婦岩 - 長門市椎ノ木峠間を除く。） 国道262号（国道9号との重複区間に限る。） 国道490号（国道2号との重複区間に限る。） 萩三隅道路 島地川ダム （佐波川水系島地川） |
山口県防府市 |
| 中国幹線道路調査事務所[7] | 道路調査 | 関門海峡道路 山陰自動車道 廿日市大竹間道路 岩国地域周辺道路網調査 |
山口県岩国市 |
| 宇部港湾事務所 | 港湾整備 | 徳山下松港 宇部港 三田尻中関港 岩国港 油谷港 |
山口県宇部市 |
船舶
広島港湾・空港整備事務所に海面清掃船および港湾業務艇が配備されている。
- おんど2000 - 海面清掃船。母港は呉港。
- りゅうせい - 港湾業務艇。母港は広島港。
関連項目
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 国土交通省中国地方整備局総務部. “中国地方整備局 沿革” (日本語). . 2010閲覧.
- ↑ “鳥取自動車道（佐用本線料金所～鳥取ＩＣ） 鳥取河川国道事務所が管理します (PDF)”. 国土交通省中国地方整備局鳥取河川国道事務所 (2010年3月26日). . 2016閲覧.
- ↑ 2012年（平成24年）4月1日に殿ダム工事事務所から鳥取河川国道事務所殿ダム管理支所に名称変更。
- ↑ 1994年（平成6年）7月新設。倉吉工事事務所（現在の倉吉河川国道事務所）から業務移管。
- ↑ 2010年（平成22年）4月1日に国営備北丘陵公園事務所から三次河川国道事務所国営備北丘陵公園分室に名称変更。所在地は広島県庄原市。
- ↑ 2010年（平成22年）3月31日を以て廃止。業務は中国地方整備局本局内に移管。
- ↑ 2009年（平成21年）3月31日を以て廃止。業務は中国地方整備局本局内に移管。