三田駅 (東京都)

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三田駅(みたえき)は、東京都港区五丁目にある、東京都交通局都営地下鉄)のである。

概要

浅草線三田線が乗り入れており、それぞれ駅番号として、浅草線にA 08、三田線にI 04が制定されている。

また、東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線京浜東北線田町駅乗換駅となっており、当駅A4出口が田町駅の三田口に隣接する形になっている。しかし、JR田町駅では乗換案内は行っておらず、連絡運輸は定期券に限定されている。

歴史

  • 1968年昭和43年)6月21日 - 都営地下鉄1号線の三田駅が開業し、日本国有鉄道(国鉄)田町駅と乗り換え業務を開始。
  • 1973年(昭和48年)11月27日 - 都営地下鉄6号線の三田駅が開業。当初は終着駅だった。
  • 1978年(昭和53年)7月1日 - 都営地下鉄1号線を浅草線に、都営地下鉄6号線を三田線に改称。
  • 2000年平成12年)9月26日 - 三田線が目黒駅まで延伸し、中間駅になる。同時に三田駅務区が廃止となり、日比谷駅務管理所管内日比谷駅務区の被管理駅となる(浅草線業務は引き続き五反田駅務区管轄)。
  • 2015年(平成27年)4月1日 - 浅草線業務が五反田駅務管理所五反田駅務区から日比谷駅務管理所日比谷駅務区に移管される。
  • 2016年平成28年)4月1日 - 駅務区制から駅管区制に移行されて、日比谷駅務管理所管内日比谷駅務区の被管理駅から日比谷駅管区の被管理駅となる

駅構造

浅草線は第一京浜(国道15号)、三田線は日比谷通りそれぞれの真下にあり、連絡通路で相互に連絡している。両駅は近接しているものの、連絡通路に高低差があることから、乗り換えには約3分程度を要する。なお、連絡通路には両線の発車標が設置されている。A9出口付近に定期券発売所がある。

浅草線は島式ホーム1面2線を有する地下駅で、地下2階にある。

三田線は単式ホーム1面1線が2つある地下駅で、目黒方面が地下2階、西高島平方面が地下3階と、2層式のホームになっている。このような構造となっているのは、直上の東京都保有地(かつての都電三田電車営業所の敷地も含む)にスペースを収めるためと、建設当時は東京急行電鉄池上線・泉岳寺線相互直通運転を行う構想があり、浅草線と並行して泉岳寺方面に延伸するためである。しかし、この構想は消滅し、結局白金高輪東京メトロ南北線(開業は帝都高速度交通営団時代)と区間を共用して目黒まで延伸し、東急目黒線と相互直通運転を行う形をとった。なお、三田線が目黒まで延伸される前は2層式のホームがともに西高島平方面のりばとなっており、分岐器芝公園駅の手前に設置されていたため、目黒まで開通する前は案内掲示板等で次の列車の発車ホームを確認する必要があった。

線路側の側壁には、駅名標の照明看板が設置されていない。

エスカレーターは三田線改札口 - ホーム間と浅草線・三田線連絡通路内に、エレベーターは浅草線泉岳寺寄り改札口 - ホーム間と三田線芝公園寄り改札口 - ホーム間に設置されている。この他、A3出入口に直結するアミタにはエスカレーターとエレベーターが、A8出入口にはエスカレーターが、三田線芝公園寄り改札口の反対側にはエレベーター専用出入口が設置されている。

トイレは、浅草線泉岳寺寄り改札口の反対側と三田線ホームに設置されている。3番線ホーム設置のものを除き、「だれでもトイレ」が設置されている。

A1からA10まで10か所の出入口があるほか、三田ステーションビル「アミタ」にも直結している。さらに、三田線の駅からはNECスーパータワーに直結した出入口がある他、三菱自動車工業本社が入居する第一田町ビルと第二田町ビルに直結した出入口がある。なお、第二田町ビル脇には、連絡通路を経由した2か所の地上への出入口が設置されている。

現在、浅草線駅業務は東京都営交通協力会に委託されている。

三田線側にはかつて日比谷駅務管理所三田駅務区(三田 - 内幸町間の各駅を管理)が設置されていたが、駅務区見直しにより日比谷駅務区に移管された。定期券発売所が設置されているが、こちらは浅草線駅業務同様に東京都営交通協力会に委託されている。

のりば

番線 路線 行先
1 A 都営浅草線 西馬込京急線Pictograms-nps-airport.svg.png 羽田空港方面
2 押上京成線北総線Pictograms-nps-airport.svg.png 成田空港方面
3 I 都営三田線 白金高輪目黒東急線方面
4 日比谷巣鴨西高島平方面


利用状況

  • 都営地下鉄[1]
    • 浅草線 - 2016年度の1日平均乗降人員は106,281人(乗車人員:53,045人、降車人員:53,236人)である。
    • 三田線 - 2016年度の1日平均乗降人員は103,825人(乗車人員:51,996人、降車人員:51,829人)である。

近年の1日平均乗降人員は下表の通り。

年度別1日平均乗降人員[2]
年度 都営地下鉄
浅草線 三田線
1日平均
乗降人員
増加率 1日平均
乗降人員
増加率
2003年(平成15年) 84,308 −0.6% 76,561 −0.5%
2004年(平成16年) 83,239 −1.3% 76,386 −0.2%
2005年(平成17年) 85,126 2.3% 78,268 2.5%
2006年(平成18年) 88,086 3.5% 80,791 3.2%
2007年(平成19年) 94,212 7.0% 87,784 8.7%
2008年(平成20年) 96,567 2.5% 92,265 5.1%
2009年(平成21年) 96,720 0.2% 93,702 1.6%
2010年(平成22年) 94,933 −1.8% 92,331 −1.5%
2011年(平成23年) 91,208 −3.9% 88,881 −3.7%
2012年(平成24年) 93,072 2.0% 91,406 2.8%
2013年(平成25年) 94,813 1.9% 93,919 2.7%
2014年(平成26年) 97,251 2.6% 96,226 2.5%
2015年(平成27年) 101,939 4.8% 100,132 4.1%
2016年(平成28年) 106,281 4.3% 103,825 3.7%

近年の1日平均乗車人員数は下表の通り。

年度 浅草線 三田線 出典
1990年 20,863 14,323 [3]
1991年 22,000 15,003 [4]
1992年 [5]
1993年 [6]
1994年 [7]
1995年 21,352 14,281 [8]
1996年 21,384 14,655 [9]
1997年 21,959 14,893 [10]
1998年 22,337 15,167 [11]
1999年 21,609 14,653 [12]
2000年 21,677 15,929 [13]
2001年 22,170 17,534 [14]
2002年 22,167 17,723 [15]
2003年 21,145 16,874 [16]
2004年 20,255 16,534 [17]
2005年 20,370 16,652 [18]
2006年 43,512 40,523 [19]
2007年 46,590 43,852 [20]
2008年 48,071 46,112 [21]
2009年 48,236 46,793 [22]
2010年 47,299 46,241 [23]
2011年 45,652 44,537 [24]

駅周辺

駅前を交通量の多い第一京浜(国道15号)が通り、三菱自動車工業や日本電気、森永製菓をはじめとしていくつかの大企業の本社が点在し、高層・超高層のビルが多い。また、慶應義塾大学戸板女子短期大学をはじめとして学校などの教育施設も多いため、学生街の様相も呈し、飲食店など商業施設も集積している。港区の他のエリアと同様、近隣にボツワナハンガリーイタリアなど多数の大使館も立地する。

隣接する田町駅の芝浦口方面は埋め立て地であり、倉庫やオフィスが多く立地するのとは対照的に、地形的には平地のほか丘も多く起伏に富み、やや離れた丘陵地には高級住宅やマンションが立地するほか、駅周辺にも高層高級マンションが建設されている。

交通

官公施設

大使館

病院

  • 芝浦船員保険診療所

教育施設

ファイル:Keio university Mita campus 001.jpg
慶應義塾大学三田キャンパス

博物館・美術館

  • 港郷土資料館

宗教施設

  • 阿含宗関東別院
  • 龍生院
  • 御穂鹿島神社
  • 蓮乗寺
  • 正念寺
  • 安楽寺
  • 法泉寺
  • 西慶寺
  • 法音寺
  • 御穂神社
  • 宗光寺
  • 春日神社
  • 仏教伝道センタービル

企業

郵便局

  • 港芝四郵便局
  • 港芝浦郵便局

銀行

宿泊施設

娯楽・スポーツ施設

その他

ファイル:Catherina Mita.jpg
カテリーナ三田

バス

最寄り停留所は、第一京浜上などにある三田駅前田町駅前浅草線三田駅前三田線三田駅前田町駅西口となる。以下の路線が乗り入れ、東京都交通局フジエクスプレスにより運行されている。

三田駅前
田町駅前
浅草線三田駅前
  • 港区コミュニティバス「ちぃばす」
    • 田町ルート:六本木ヒルズ行、田町駅東口行
    • 芝ルート:新橋駅行、田町駅東口・みなとパーク芝浦行
    • 高輪ルート:品川駅東口行
三田線三田駅前
  • 港区コミュニティバス「ちぃばす」
    • 田町ルート:田町駅東口行
    • 芝ルート:田町駅東口・みなとパーク芝浦行
田町駅西口
  • 港区コミュニティバス「ちぃばす」
    • 田町ルート:田町駅東口行
    • 芝ルート:田町駅東口・みなとパーク芝浦行

駅名の由来

三田三丁目にある「御田八幡神社」の「御田」がいつしか「三田」になったのが由来。古くは「御田」と呼ばれていたこの地が戦国時代の頃には「荏原郡三田郷」になり、江戸時代に「荏原郡三田村」に変更され、最終的に「三田」になったものである。

だが、一説にはこの地に「屯田(みた)」や「御田八幡神社」の「神田(みた)」が広がっており、それが「三田」になったともいう。

JR田町駅と駅名が違うのは、田町駅の三田口に駅が設置されたためである。当駅は田町駅とともに三田とは離れていたが、三田側の住民や施設関係者の請願によって名付けられた。なお、開業前は「田町」「芝」「芝田町」などが候補に挙げられていた。

都営地下鉄や東京地下鉄(東京メトロ)では「駅の設置場所をできるだけそのまま駅名にする」のが原則であるため、大門駅国立競技場駅など、「前」を付けない駅名が見られる。

付記

隣の駅

PrefSymbol-Tokyo.svg 東京都交通局
A 都営浅草線(泉岳寺 - 新橋間は全列車が各駅に停車)
泉岳寺駅 (A 07) - 三田駅 (A 08) - 大門駅 (A 09)
I 都営三田線
白金高輪駅 (I 03) - 三田駅 (I 04) - 芝公園駅 (I 05)

脚注

関連項目

外部リンク

都営地下鉄 浅草線
西馬込 - 馬込 - 中延 - 戸越 - 五反田 - 高輪台 - (品川・横浜三崎口羽田空港方面<<) 泉岳寺 - 三田 - 大門 - 新橋 - 東銀座 - 宝町 - 日本橋 - 人形町 - 東日本橋 - 浅草橋 - 蔵前 - 浅草 - 本所吾妻橋 - 押上(スカイツリー前) (>>青砥京成成田東成田芝山千代田印旛日本医大成田空港方面