レクサス

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レクサス
LEXUS
160px
製品種類 自動車
使用会社 トヨタ自動車 (所持会社)
使用開始 1989年
ウェブサイト LEXUS
Lexus International
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レクサス英語: LEXUS)は、トヨタ自動車が展開している高級車ブランドである。北米1989年から展開が開始された。日本では2005年から展開が開始された。

グローバルブランドスローガンは「EXPERIENCE AMAZING[1]

概要

アメリカ国内では、重厚で威厳を放つ高級車こそがアメリカンドリームを勝ち得た「成功者のシンボル」であり、それらの顧客向けの自動車市場はキャデラックリンカーンなどの限られた伝統的ブランドのフラッグシップ車が寡占していた。これらは設計が長らく更新されず燃費や信頼性に問題があったが、名門ブランドの名の下に許容されていた。そうしたメーカー都合の販売姿勢に対し、顧客の潜在的な不満は極めて高く、威圧的なデザインを好まない富裕層が一定数存在すること、顧客候補の若年層にとっては「古臭い」と見えていることを、トヨタは市場調査で把握していた。

そこでレクサスでは、伝統や威厳を前提とした旧来の高級車のあり方を否定し、極めて「機能的」かつ「高品質」なプレミアムを模索した。すなわち、メルセデス・ベンツBMWなどの西ドイツ(現ドイツ)製高級車に匹敵する品質や安全性と、日本車ならではの信頼性や経済性とを両立させ、なおかつリーズナブルな価格設定、そして最高の接客とアフターフォローによる高級感を構築しようとした。

当時はまだ「壊れないが、あくまで安物の大衆車」とのイメージが強かった日本車に、日本国外の高級車市場への参入余地はないというのが自動車業界の定説であったが、トヨタは新たなテストコースの建設を始めとした従来を大きく超える開発体制・品質基準を策定し約5年間にも及ぶ長い開発期間を経た後、1989年に初代LSが発売された。

トヨタの目論見通り、レクサスが掲げるコンセプトは好評をもって迎えられ、LSは発売初年度だけで約11,600台、ESの約4,700台と合わせると、レクサス全体で約16,300台を売り上げ、大衆車メーカーによる高級車市場参入の成功例となった。特に、LSの欧州車を凌駕する静粛性と内外装の組上げ精度は、メルセデス・ベンツやBMWなどの伝統高級車メーカーにも大きな衝撃を与え、高級車の概念をも変えてしまった。またレクサス開発の中で培われたノウハウは、トヨタ車にもフィードバックされトヨタにとっても大きな収穫となった。

機能性とシンプルさを重視したレクサスのデザインは、落ち着きのあるラグジュアリーブランドとして存在してきたが、トヨタブランドと共に「退屈で地味である」という印象を抱かれることもあった。そのため21世紀以降はモータースポーツに参戦したり、スポーツモデルの「F」を発表するなど、スポーティで熱い感情に訴えかけるブランドへと方針を転換してきている。

当初は日本国内外でのユーザー趣向の違い等の理由から日本国内でのレクサスブランド展開予定はなく、日本国外でレクサスブランドで販売される車種は日本向けに仕様変更やグレードの見直しをした上で、トヨタブランドから別名称で販売されていたが(LSは日本名「セルシオ」、同様にGS:「アリスト」、ES:「ウィンダム」、IS:「アルテッツァ」、SC:「ソアラ」、LX:「ランドクルーザーシグナス」、GX:「ランドクルーザープラド」、RX:「ハリアー」)、2005年の日本でのレクサスブランド展開開始以後は、順次レクサスブランドの全世界統一名称・品質基準へ変更の上、レクサス販売店での取扱いに変更されている。なお、後述の通り2015年現在においては、ESは日本国外のみでの販売となり「ウィンダム」の名称は消滅したほか、RXは2009年に3代目モデルがレクサスブランドで発売された後も、グレード整理のうえ旧モデル(2代目RX)が「ハリアー」としてトヨタブランドで継続販売されていた。LXは「ランドクルーザー」、GXは「ランドクルーザープラド」、およびHSは「SAI」と、それぞれプラットフォームほか車体の基本構造こそほぼ同一であるが、品質基準を筆頭にサイズ・デザイン・装備品などが大きく異なる姉妹車である(GXは2016年現在日本国外のみでの販売となっている)。

ブランドの再構築と日本での展開

1989年のブランド設立以来、レクサスは主に北米の高級車マーケットにおいて一定の地位を築いた一方、ヨーロッパなどではメルセデス・ベンツやBMWといった伝統的欧州車が寡占するマーケットで苦戦を強いられたほか、日本でも根強い舶来品信仰の影響もあって、高級車マーケットの中心は依然としてそれら欧州車の独擅場にあった。

また、上記の通り日本国内ではトヨタブランドの別名称で販売されていたため、実態は同一車種でありながらユーザーが求める要素に国内外で徐々に乖離が生じた。日本では、同ブランドの代表的な高級車クラウンを筆頭とする、日本の一般ユーザーの趣向に基づく車種階層に組み込まれたため、例えばLS(日本名セルシオ)ではショーファードリブン(運転手付き)用途での使用も多かった一方、海外ではあくまでオーナー自ら運転することが前提のドライバーズカーが基本コンセプトであり、双方のニーズに対応させることが困難となってきていた[2]

一方、日本では長く続いた平成不況を一旦脱し、後に「いざなみ景気」と呼ばれる景気回復期に差しかかりつつあった経済情勢も受け、日本国内でもレクサスブランドを展開することが2003年2月にトヨタ自動車から正式発表された。それを契機に、後述するデザイン基本理念「L-finesse(エルフィネス)」といったブランド再定義・再構築が行われ、全世界で通用する日本発の高級車ブランドとして新生「レクサス」を展開し、今後の経済成長が見込まれるアジア圏ほかを含めたさらなる成長を目指すこととなった。

2012年6月にはトヨタ自動車の社内組織改編が行われ、トヨタブランドとは一線を画した迅速な意思決定などが可能な体制構築を企図し、従前の「レクサス本部」が社内カンパニーに近い「レクサスインターナショナル」へ改組された。デザインや開発、マーケティングなどの機能が統合強化され人員も倍増されるなど、レクサスブランドにおけるヘッドクオーターとなる[3]

また、翌2013年4月には「レクサスインターナショナル」のほか、トヨタブランドの「第1トヨタ」(日本・北米・欧州を所管)・「第2トヨタ」(新興国を所管)および「ユニットセンター」(部品の企画開発や生産技術・生産機能を集約)の計4つのビジネスユニットが設置され、第1トヨタ・第2トヨタ・ユニットセンターはそれぞれを所管する副社長を事業責任者とする大幅な組織改編が行われたが、レクサスインターナショナルについては「日本発のグローバルプレミアムブランドとしてのイメージ確立に向けた変革が急務」との認識から、社長豊田章男自らが事業責任者となる別格の位置付けがなされた[4]

ブランド名・エンブレム

ファイル:2012 LEXUS LS600h Japan 03.JPG
LS600h(2012年、日本仕様)

ブランド名称である「レクサス(LEXUS)」の由来は、「ラグジュアリー」と「最先端テクノロジー」を表す造語である[5]。ブランド名を決定する際に「アレクシス」や「レクシス」が候補に挙がったが「レクサス」に決定した[5]。ブランドの立ち上げに関わったニューヨークの広告会社は、「レクサス」の名称には特定の意味はないとしている[6]。 一方では「"Luxury Exports to the U.S." (アメリカ合衆国への高級輸出品)の略」という説や[7]ドイツ語の「Luxus(贅沢)」からの造語という説もある[8]

エンブレムは横楕円に「LEXUS」の「L」の字であり、これも決定までには真円にLの字を三日月風に模したものや真円にLの字に模したものが候補に挙がっていた。

なお、販売店や広告などで使用されるブランドロゴは、従前はゴールド基調の色合いであったが、先進性や洗練性を強調する狙いから、2013年末までに順次プラチナ基調の色合いへ変更された[9]

日本国内で正規販売された車種では、車検証での車名はすべて「レクサス」となっているが、それ以前に日本へ並行輸入された車では「トヨタ」「レクサス」「LEXUS」が混在している。

またスポーツモデルの「F」では「LFA」、「F」、「F SPORT」でそれぞれ異なった、3つの「F」の字のロゴを使用する。

デザイン

L-finesse

トヨタ自動車のデザイン基本理念に「j-factor(全世界に受け入れられる日本独創のデザイン)」というキーワードがあるが、これに基づくレクサス独自のデザイン基本理念として「L-finesseエルフィネス)」というキーワードが掲げられる。「L」は「Leading edge=先鋭」、「finesse」は「人間の感性や巧みの技の精妙」を意味し、先端技術と日本的美意識の融和を意識しシンプルでありながら深みのあるデザインを目指すというものである。
L-Finesseは、以下の三つの要素の統合により日本らしさを体現させるものとされた[10]

  • 「純」-Incisive Simplicity 本質を究めたシンプルさ。明快な主張。
  • 「妙」-Intriguing Elegance 面や線の変化で生まれる、感性に響く深み。
  • 「予」-Seamless Anticipation もてなしの心につながる時間をデザインする

このように「L-finesse」はやや抽象的な理念であり、特に全車種共通のデザインアイコンなどは設定されなかったが、日本の伝統的な美の特徴は、華美な装飾要素を取り除いていって何事もシンプルにすることとの解釈に立ち、レクサスには他の高級車ブランドのような威圧感ではなく知的かつ先進的なステータスを与えたいという考えは明確にされており、各車種ごとの個性の中でこの考えを順守する方針でデザインされた[10]

具体的には、エクステリアにおいては「レゾリュートルック(毅然とした見た目)」と称される、フロントグリルヘッドライトより低い位置に配したシャープな表情のフロントマスクや、フロントからリアにかけてサイドウインドウ上部を一本に貫くシルバー色のモール、白色LEDを用いたリアナンバー灯(CTを除く)などに各車種の共通点を見出すことができるほか、G-Link(テレマティクスサービス)対応のカーナビゲーションシステムを搭載した車両には、ルーフ後端にフィン形状の通信アンテナが装着される。インテリアでは、ダッシュボードなどに使われるソフトパッドがトヨタブランド車とは異なるレクサス専用のシボ加工を施した手触りの良いものとなっているほか、カーナビゲーションシステムをパソコンマウスのように手元で操作できる「リモートタッチ」がRX(3代目モデル)から採用されている。

また、全世界で共通デザインとすることが基本方針とされており、一例としてアメリカ合衆国の法規で求められるオレンジサイドリフレクターが個々の国々の法規に係らず共通装着されている(CT、現行ISおよびHS後期型を除く)。なお、LS(3代目モデル)やRX(3代目モデル)などに装着されるLEDヘッドライトに関しては、各国の法規に適合しないシンガポール中国といった一部の国々向けの仕様には装着されていない。

ファイル:2014 Lexus RCF (16326196736).jpg
スピンドルグリルを採用したRC F
デザイン方針の転換 「スピンドルグリル」の採用

その後、「L-finesse」に対して「いろいろ説明をしなければ理解できないような非常にわかりにくい訴求」との反省があり[11]、レクサスのデザインには「高級車らしい押し出し感が弱い」「特徴がなく退屈」「トヨタブランド車との違いが分かりにくい」などの評価がついて回ったことから、BMWの「キドニーグリル」やアウディの「シングルフレームグリル」のように個性的かつ一目でレクサスと分かるような全車種共通のデザインアイコンを導入する方針への転換が図られた。

先にIS FやHS、CTで採用されていた、逆台形のアッパーグリルと台形のロアグリルを繋げた「スピンドル形状」(スピンドルとは紡績機の糸を巻き取る軸(紡錘)の意)のフロントマスクをベースとし、さらに存在感を強めたデザインにリファインされた「スピンドルグリル」が2012年発売のGS(4代目モデル)から採用され、以後に発売される他車種にも順次展開されている。

なおトヨタ自動車は豊田自動織機が源流であるため、ブランドのルーツである紡績をイメージしたとも言われているが、メーカー側はこの説を否定している[12]

また、その他の共通デザインアイコンとして、エクステリアでは「L」の文字をあしらったデザインのLEDフロントポジショニングランプやリアテールランプなど、インテリアでは前述の「リモートタッチ」のほか、LED自発光指針を用いたアナログ時計なども順次展開されている。

車種

車種名由来

車種名は基本的に、由来となる英語表記の頭文字であるアルファベット2文字と、エンジン排気量あるいは社内測定値による同等のパワーを発揮するエンジンの排気量(自然吸気)を表す3桁数字との組み合わせで表記される。具体的には、ハイブリッドユニットを搭載する「GS450h」の場合、搭載されるガソリンエンジンV型6気筒3500ccであるものの、電気モーター出力を加味することによりV型8気筒4500ccエンジン搭載モデルと同等以上の出力を発揮する計算となるため、プラス1000ccの「450h」という表記となる。特定のスポーツモデル(F SPORTSを除くハイパフォーマンスモデル)に関しては、排気量相当の3桁数字がなく、車種名中に「F」を組み合わせたものとなる。

ハイブリッドユニット搭載モデルの車種名末尾には「h」、ディーゼルエンジン搭載モデルの車種名末尾には「d」、ロングホイールベースモデルの車種名末尾には「L」、またコンバーチブルタイプの車種名末尾には「C」が追記される。ターボチャージャー搭載モデルの車種名末尾には従来は「t」が追記されていたが、2017年度から発売・フルモデルチェンジ及びマイナーチェンジするモデルのターボ車に関しては命名規則が変更になり[13]、同等出力を発揮する自然吸気エンジン排気量相当の数字のみになる(例:NX200t→NX300)。

このほか特定の四輪駆動モデルではリアの車種名エンブレムに「AWD」と付記されるほか、各車種のハイブリッドモデルについてはフロントとリアのブランドエンブレムおよび、車種名エンブレムの3桁数字と「h」の部分がブルー基調の専用カラーとなり、リアドア下部に「HYBRID」(マルチステージハイブリッド車は「MULTI STAGE HYBRID」)のエンブレムが装着される。

開発

レクサス車の開発キーワードは「I.D.E.A.L.」(アイディアル・理想)である。以下の5つの要素で構成される。

  • Impressive(印象的)- 車種ごとの個性がありながらブランドとしてのトータルイメージを持つ。
  • Dynamic(動的)- 乗って楽しいものを創る。
  • Elegant(優雅)- 見た目だけではなく乗る人の動線も含めたすべてがElegantになる。
  • Advanced(先進)- 他ブランドに先駆けて最先端である。
  • Lasting(普遍的価値)- 永続性のあるもの。

また、商品化における基準として、約500項目に細分化された達成基準「レクサス MUSTs(マスツ)」が設定されている。トヨタブランド車とは全く別物の達成基準であり、数値目標のほかに、カップホルダーの開閉感覚といったような「感性品質」も定められている。また、「レクサス専用部品は他のトヨタ車では使用禁止」「最新技術は基本的にレクサスから先行投入する」ことも基準に定められている。

プラットフォーム

プラットフォームについては、特定の車種でトヨタブランド車と共通のものをベースとしている。エンジンについてもトヨタブランド車と同一型式のものが多く搭載されているものの、レクサス独自のより高い品質管理基準に基づき生産されている。

なお異なる自動車ブランド間でのプラットフォーム共有については、アウディフォルクスワーゲンランボルギーニと共有)、ポルシェ(フォルクスワーゲン・アウディと共有)、ボルボフォードマツダと共有)といった例があるように、以前から自動車業界ではごく一般的なものであり、単なるバッジエンジニアリングとは全く別物である。しかし自国発の高級車ブランドが展開されていなかった日本国内においては、一部のユーザーから理解されず「レクサスはトヨタ車の外観を変えて高くしただけ」などといった揶揄を受けることがあった。

トヨタ側もそのような課題点を認識しており、2012年以降は前述のようなデザイン刷新に留まらず、同年発売のGS(4代目モデル)ではそれまでトヨタ・クラウン系と共通だったプラットフォームをやめ、レクサス専用のものを新規開発し採用している。

販売実績

2015年のグローバル販売台数は約65万2,000台(前年比112%)で、3年連続で過去最高実績を更新した[14]。高級車ブランドとしては、BMW(約190万5,000台)、メルセデス・ベンツ(約187万2,000台)、アウディ(約180万3,000台)に次ぐ世界第4位である。

北米

ファイル:Newport Lexus showroom.jpg
アメリカ・カリフォルニアのディーラー(2008年)

北米における高級車のブランド別販売台数では、1999年から2010年まで11年連続でトップを維持していたが、2011年東日本大震災の被害による減産や、極度の円高による輸出採算悪化の影響もあり、BMWとメルセデス・ベンツに抜かれ3位となりトップの座を明け渡した。その後、2015年はメルセデス・ベンツを抜き返し、BMWに次ぐ2位であった[15]

なお、北米での販売においてはESや、高級クロスオーバーSUVの先駆けとなったRXなど比較的安価な車種が過半を占めている現状であり、LSやGSなど、より高価格帯となる車種の販売強化を目指している。その他の車種についても、標準装備品(カーナビゲーションの有無など)の違いなどもあり、押しなべて日本国内向けより安価な価格設定がされている。

JDパワーの米国自動車初期品質調査SM(VDS)において、ブランド別ランキングでは2009年まで15年連続のトップであった。その後2010年はポルシェにトップの座を奪われたが、2011年・2012年は2連連続でトップに返り咲いている。また、セグメント別でも常に上位を占め、特にLSとLXは数度にわたり1位を獲得している。2012年はLS、ES、RXがそれぞれのセグメントで1位となった。

コンシューマー・レポートによればブランド別の信頼度順位を発表し、レクサスは1位を獲得した[16]

日本

ファイル:Lexus Car dealership (setagaya tokyo).JPG
日本・東京のディーラー(2008年)
ファイル:Lexus College.jpg
富士レクサスカレッジ

2015年の日本国内販売台数は約48,000台(前年比109%)であり、2005年の国内展開開始以来、過去最高を更新した。

日本国内におけるレクサスブランドの展開については、トヨタ自動車から2003年2月に正式発表された後、2005年8月に開業し全国に143店舗が開設された。開設当初約1年間の取扱車種はGS、IS、SCの3車種のみで、これらは主要市場である北米で展開されていたレクサス8車種のうち販売台数でそれぞれ5位、7位、8位(2005年[1])という非主流モデルであったが、開業後1年間の販売実績でアウディやボルボの日本国内販売台数を上回った。

2006年10月に最上級車のLSを発売した直後はLSの好調な受注によって販売台数が急増した[2]が、各車種の新車効果が徐々に薄れる中でリーマン・ショックが端緒の世界同時不況で国内消費も低下し、2008年の国内販売台数は前年比25.5%減の25945台であった。日本人特有の舶来品信仰が依然として根強く、店舗数や車種の少なく、トヨタブランドの高級車種と比して割高感が強く、原則値引きなしのワンプライス販売で、直接顧客先に出向いて営業を行わない販売方法などが販売不振の原因に挙げられた[3]

エコカー補助金などの追い風で2009年発売の3代目RXは2010年に6552台、HSは同年に14247台と販売効果が見られて2010年に3万台以上の販売台数を回復し、翌2011年はCTが20704台の好調な販売実績を受けて国内展開開始以来最高となる42,365台を販売した。新車購入者のうち輸入車からの代替は2割程度に留まっており、2012年以降は走行性能やデザインの一新を図ったモデルチェンジで輸入車市場を牙城にかける計画である[17]

多くの輸入車ブランドとは異なり47都道府県全てに販売店が設置され、ショールーム、商談ルーム、オーナー専用のラウンジ、外観などが全ての店舗で高級感あるデザインで統一されており、初めて来訪する店舗でも判別しやすい。店舗数は2015年で全国約170店舗ほどで、青森県岩手県秋田県山形県山梨県・福井県・鳥取県島根県は各県に1店舗しかなく販売不振の一因とも指摘された。2017年より、全店舗を順次リニューアルしていく。木目とスピンドルを基調としたデザインを新世代の店舗統一アイコンとして導入する。

「レクサスとトヨタは別ブランド」であるため、トヨタブランドの各販売チャネルであるトヨタ店トヨペット店トヨタカローラ店ネッツ店では新車を販売せず、オイル交換やタイヤ交換など軽作業以外の整備もトヨタブランド店の整備工場では原則扱わない[18]

店頭の接客は小笠原流礼法を基礎にした独自の接客マナーを徹底し、高級ホテル百貨店コンシエルジュからも研修を受けて高級ブランドにふさわしい最高のもてなしを志向したサービスを展開している。納車時には記念写真撮影やノベルティグッズ贈呈などのセレモニーが行われ[19]、納車後はレクサスが主催するコンサートやゴルフコンペなどのオーナー限定イベントへ招待するなどサービスしている。

ユーザーの裾野拡大およびリセールバリュー維持の観点から認定中古車(CPO:Certified Pre-Owned)の販売も積極的に行い、全国どの在庫車も最寄りのレクサス販売店で購入することが可能で、CPO専門店は全国に6店舗ある。販売店のほかに広く一般向けのギャラリーが、東京都内に港区青山高輪愛知県内に名古屋市中村区名駅ミッドランドスクエア内、に設置されている

反社会的勢力タクシー用途への販売は認めていない。このため、LSの先代に当たるセルシオ販売終了時に、トヨタディーラーで同車を駆け込み導入したタクシー事業者も少なくなかった。現在では、東京都内などでLSやHSなどの個人タクシーが営業している事実が見受けられるが、これは新車または中古車購入後に独自にタクシー仕様に改造されたものである。改造後のメンテナンスサービス等は販売現場での判断に委ねられているといえる。また、法人タクシーでは、同じく都内に営業拠点を置く国際自動車東京MKタクシーなどがハイヤー用途でLSを運用している他、群馬県のサイトウ観光(東洋タクシー)はハイヤー・タクシー兼用としてHSを複数台運用している。

2008年6月、LS600hLが新たな内閣総理大臣専用車として導入された(従来のトヨタ・センチュリーも継続して併用される)。

ディーラーの経営形態
レクサスの販売店は、既存のトヨタブランド店(トヨタ店など)も運営する各地域別の販売会社が経営しており、トヨタブランド店から選抜された社員が、富士スピードウェイ内にある、レクサス店スタッフの専用研修施設「富士レクサスカレッジ」[4]で専門の研修を経た上で配属される。そのため各店舗は独立した法人格を持たないものの、メーカーであるトヨタ自動車との取引は母体の販売会社ではなく各店舗が直接行っているという[5]。ちなみに、東京都内にはサウジアラビア資本による販売店が存在する[6]
カーナビゲーションシステム
日本仕様車では、全車種・全グレードにカーナビゲーションが標準装備される。
G-Link(テレマティクスサービス)[20]
KDDIau)の携帯電話回線網を介し、車載のカーナビゲーションとオペレーションセンター間で相互通信を行う。車両盗難車上狙いなどに遭った場合、あらかじめ登録した自身の携帯電話へ緊急通報されるほか、要請に応じて盗難車両の位置追跡や警備員派遣などが可能。その他、独自のデータに基づく渋滞回避ルート検索機能や、ヘルプネット機能(急病時などに車内の緊急ボタンを押すだけで、オペレーションセンターと回線が繋がり救急車出動要請等が可能)などがある。自宅のパソコンスマートフォンから、ナビゲーションの遠隔設定や定期メンテナンスの予約をすることもできる。
G-BOOKの項も参照。
コンシエルジュサービス
レクサス店で新車もしくは認定中古車を購入した顧客は、専門オペレーターによる24時間365日対応可能な電話サポートサービスが受けられる。事故や故障時の対応のほか、目的地・宿泊地に関する各種問合せや手配、カーナビゲーションの設定(オペレーターからの遠隔操作)などが行える。新車登録時から3年間は無料(認定中古車は2年間)。
アフターフォロー(メーカー保証、メンテナンス)
メーカー保証は新車登録時から5年間10万kmまで。その他、オイルワイパーゴム、エアフィルタなど消耗品類の定期交換、その他内外装部品の定期点検といったメンテナンスサービスが新車登録時から3年間無料で受けられる(認定中古車は2年間)。
ワンプライス販売
車両本体価格からの値引き販売は原則として行わないが(メーカーによる販売価格の拘束は不公正な取引方法として独占禁止法に抵触する可能性が指摘されている)、レクサスオーナー限定のクレジットカードである「レクサスカード」加入による優待や、下取車の高額買取・オプション品サービスなどの形で実質的な値引き販売が行われるケースもある[7]
スピードメーターおよびスピードリミッター
海外仕様車におけるスピードメーターのスケールが260km/h、160マイル/hであるのに対して、日本国内仕様では販売開始当初、全ての車種でリミッターの作動速度に準じた180km/hスケールのメーターが装着されていたが、2010年以降に追加された車種やモデルチェンジ・マイナーチェンジを受けた車種では、海外仕様車同様に各車種の性能に応じた220~300km/h超スケールのメーターが装着されるようになっている。リミッターの作動速度は従来通り180km/h、またクルーズコントロールの設定最高速度は従来の約115Km/hから018年春以降の一部改良により順次180Km/hに引き上げられている。
競合他社の動向
同様の日本メーカーによる高級車ブランドとしては、本田技研工業(ホンダ)が「アキュラ」を2010年以降に日本でも展開することを発表していた[8]が、その後の経済情勢変化によりブランド投入自体が白紙撤回となってしまった。日産自動車も「インフィニティ」ブランドと専用店舗での国内展開は行わないものの、インフィニティ・Q50をフロントグリルにインフィニティエンブレムをつけたV37型スカイラインとして、2014年2月末から国内発売した[21]
輸入車の日本国内販売は1996年以降漸減しており[9]、レクサスの日本開業以降においてもその傾向は不変である。2007年上半期、LSを投入したことで好調なレクサスの販売台数は前年比165.4%であったが、高級・高額車の多い輸入ブランドではメルセデス・ベンツが同84.6%、BMWが同96.6%、ジャガーが同84.0%と軒並み減少を記録した[10]

欧州

ファイル:Munich Autoverkaufshaus LEXUS.JPG
ドイツ・ミュンヘンのディーラー(2012年)

欧州での販売台数は、歴史に根差した高いブランド力と豊富な車種構成、密な販売網を持つ現地メーカーであるメルセデス・ベンツやBMW、アウディなどを大きく下回るが、ハイブリッド車の認知拡大などにより徐々に販売を増やしている。事実、2006年の欧州における販売台数は車種の追加やブランドイメージの浸透、発売国の追加などにより5万1000台と前年より倍増しており、10年連続で販売台数の最高記録を更新していることになる[22]。2015年の欧州販売台数は約64,000台(前年比120%)と過去最高を更新した[23]

ロシアでは、富裕層の増加に伴い首都モスクワを中心としてレクサスの販売が好調であり、2007年にはトヨタ自動車が同国における新車販売額でのトップとなった[11]

モナコでは、2011年にLS600hLが元首たるモナコ大公アルベール2世公用車として採用され、コーチビルダーの手によってランドーレット仕様に改造されている。この「LS600hL ランドーレット(LS600hL ランドレー)」は同年7月2日の大公成婚パレードで使用され、また2012年のモナコグランプリではアルベール2世自らが運転しフォーメーションラップに登場した。なお、2013年のモナコグランプリでは、アルベール2世が個人的に所有しているIS Cを妃であるシャルレーヌが運転し登場している。

アジア

ファイル:LEXUS L600hL HKSAR CE vehicle.JPG
香港特別行政区行政長官専用車として運用されるLS600hL(2010年)

シンガポールの初代首相リー・クアンユーが、自家用車をメルセデス・ベンツからレクサスに乗り換えた逸話がある。韓国では、それまで実施されていた日本車の輸入禁止措置がWTO加盟に伴い1998年に解除され、2001年韓国トヨタによってレクサスの販売が開始された。2005年には、それまで輸入車販売のトップだったBMWを上回り、ブランド別輸入車販売台数の1位となった。台湾でも、2005年から輸入車ブランドの1位である[24]

香港では、2007年に特別行政区行政長官(香港行政長官)の専用車としてLS600hLが導入されている。

受賞など

コンセプト・カー

現在まで発表されているコンセプト・カーは以下のとおり。

モータースポーツ

ファイル:Lexus Rolex 24 Racing 02.jpg
デイトナ24時間総合優勝のライリー・レクサス(2008年)
ファイル:YOSHIHIDE MUROYA Special Flight (2) (36267897734).jpg
SUPER GTでデモ飛行を行う室屋義秀のEA-300SC(2017年)

最先端技術を盛り込んだ高性能な、かつ派手ではない市販車を顧客に提供することを第一に掲げていたレクサスは、資金を研究開発に費やしていたためモータースポーツにおいて、レクサスブランドを標榜したワークス活動はほとんどしてこなかった。しかし21世紀に入ってからは性能一辺倒だけでなく高級車に不可欠なブランド力を高めるために積極的にモータースポーツへ関わっている。

1999年にグランダム・ロードレーシングが主催するモトローラカップ(現在のCTSC)のスポーツクラスに、チームレクサスとして2台のGS400を投入したのが、最も古いレクサスのワークス活動である。2001年にはBTCCでプライベーターがIS200を採用している[27]

2004年からはデイトナ24時間レースに代表されるロレックス・スポーツカー・シリーズ(グランダム)にエンジン供給を開始。2006〜2008年にチップ・ガナッシ・レーシングがデイトナ24時間を3制覇する成功を収めている。また2008年にはシリーズのドライバーズタイトルも制した。

2005年のニュルブルクリンク24時間レースには、ハイブリッドカーのSUVであるRX400hを参戦させて注目を集めた。2008年には豊田章男率いるGAZOOレーシングが、プロトタイプの開発を目的としてLF-Aニュルブルクリンク24時間レースに参戦。以降VLN(ニュル耐久シリーズ)を含めたニュルのレースにIS250IS FCT200hRCRC FLFA Code Xなどを投入し、現在に至るまで「人と車を鍛える」活動として参戦を続けている。

日本においてはレクサス店が本格的に展開を開始したことから、2006年からのトヨタブランドでのSUPER GT・GT500活動をレクサスブランドのSC430に切り替えた。SC430は2013年までに3度のドライバータイトル、4度のチームタイトルを獲得した。 2014年からのSUPER GT・GT500クラスは、ドイツツーリングカー選手権との車両規格統一に伴う新車両規定導入に合わせる形で、ベース車両をこれまでのSC430からRC Fに変更し、2016年にドライバー・チームの2冠に輝いた。2017年からはLC500に変更して参戦し、2年連続で2冠を獲得した。

GT300クラスでは2009年にウェッズスポーツがIS350で2冠を獲得した以外は目立った動きはなかったが、2015年からFIAグループGT3規定のRC Fも開発して参戦を開始。FIAのホモロゲーションを取得した2017年には米IMSA、欧州GTオープンなどでもセミワークス参戦を開始している。

ワークス活動以外では、スーパー耐久やドリフトでもレクサスを見ることができる。D1仕様のSC430が東京オートサロン2008に登場、ハチロクの後継として2008年シーズンお台場戦からDRoo-Pより吉岡稔記が乗っている(V8の3UZ-FEから、直4の3S-GEに載せ替え、エアロはトムスになっている)。またSUPER GT・GT300クラスにも2008年よりRACING PROJECT BANDOHTEAM TAKEUCHIがIS350を用いて参戦している。2010年から前年までヴェロッサ で参戦していた廣田友和がGS350改でD1に参戦している。

ワンメイクレースとしては、インタープロトシリーズと併催されているCCS-R(IS-Fのサーキット専用仕様)レースがある。

自動車以外ではレッドブル・エアレース・ワールドシリーズに参戦する室屋義秀とサポート契約を結び[28]、2016年からは日本大会におけるナショナルパートナーとしてオフィシャルカーを提供している[29]。室屋はレクサスが参戦するレースにおいて、レクサスのロゴを掲示したエクストラ EA-300SCでのデモ飛行を行っている。室屋は2017年にワールドチャンピオンとなった。

広告・プロモーション

レクサス創設当初は「The Relentless Pursuit of Perfection」、2013年4月までは「The Pursuit of Perfection(完璧への飽くなき追求)」というコピーが使われていた。
日本国内では、2005年の開業当初は「微笑むプレミアム」、2009年から2012年にかけては「この道と語り、この星を想う。」というコピーも用いられていた。

ブランド戦略

2012年からは、車そのものではなく「ラグジュアリーなライフスタイルのブランド」を志向した販売戦略を行っている。「クルマだけではなく人々のライフスタイルにも、レクサスが考えるプレミアムを提案していく」ことを志向し、デザイン・映像・建築・アート・食・ファッションなどとのコラボレーションも積極的に展開する。2017年にお披露目したレクサス・ブランドの高級ボートはその一例である[30]

2013年からは、レクサス初の全世界統一ブランドキャンペーンとして「AMAZING IN MOTION」をキャッチコピーとした。コンセプトは「ユーザーの期待を超える驚きと感動を提供する」である。「AMAZING IN MOTION」は2016年まで使われ、2017年からは「EXPERIENCE AMAZING」を使用している。

INTERSECT BY LEXUS

レクサスブランドの体験・広報スペースとして、2013年8月30日に東京の青山にオープンした。その他にアメリカのニューヨーク、アラブ首長国連邦ドバイの計3か所にある。

「都市とつながり、人と人、人とクルマが交わる」をテーマに、デザインやアート、ファッション、カルチャーなどを通じて、レクサスの車そのものではなく「レクサスブランドが持っているプレミアムな価値観」を展示する場所としている。

東京は、1階がノルウェー発のコーヒーバー・FUGLENとコラボしたコーヒースタンドとクルマカルチャー×ライフスタイルの新しい魅力を提案するガレージ、2階がフードディレクターの田島大地が監修したビストロと、レクサスのクラフトマンシップに共鳴する「若き匠」とのコラボレーションにより生まれたグッズを扱ったショップ「CRAFTED FOR LEXUS」になっている。2013年10月からは、J-WAVEのラジオ番組「LEXUS AMAZING MOMENT」の公開収録も行われる。

LEXUS MEETS...

2018年3月29日、東京ミッドタウン日比谷内に、もう一つのブランド体験・広報スペース『LEXUS MEETS...』をオープンした[31]。全世界向けの「INTERSECT BY LEXUS」よりも間口を広げ、プレミアムな価値観を身近に体験できるスペースとしている。

三越伊勢丹および三越伊勢丹トランジットとの協業であり、様々なジャンルのセレクトグッズとレクサス車の展示を行う「STEER AND RING」、プレミアムな世界観を食で表現した「THE SPINDLE」、レクサス車フルラインアップを実際に試乗できる「TOUCH AND DRIVE」の3ゾーンに分かれている。

提供番組

テレビ朝日
BS朝日
  • AMAZING BANG BACK(2013年4月 - 2014年3月)
  • 上質の会議〜GRAND ATLAS〜(2014年4月 - 2015年3月)
J-WAVE

リコール

他ブランドと比較してレクサスのリコールは少ないが、トヨタの品質が槍玉に挙げられた2010年に集中的に発生した。

  • 2010年2月9日アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)の制御プログラム修正で、HS250hをリコールトヨタ自動車の大規模リコール (2009年-2010年))。
  • 2010年4月14日、アメリカの消費者団体専門誌「コンシューマー・レポート」で横転事故の危険性が指摘されたことを受け、トヨタ自動車はGX460の販売を一時中止することを発表した。同誌面によると、電子制御装置の作動遅れが原因となり高速で急旋回した際に後輪が滑ると指摘されており、トヨタ側ではアメリカの安全基準は満たしており実際に事故や苦情は発生していないものの、先刻の大規模リコールの反省から顧客に不安を与えるべきではないとの判断により販売停止を早期に決定した[32]4月19日には全世界で約13,000台を対象に横滑り防止装置(VSC)のソフトウェア修正を行うことを発表している[33]
  • 2010年5月19日、VGRS(ギア比可変ステアリング)の制御プログラムの問題により、ステアリングを最大に切った後で急に戻した際にタイヤの動きが一時的にステアリングと連動しなくなる不具合があるとして、国内外合わせLSの約11,500台がリコールとなった。2009年11月9日以降販売分のハイブリッド仕様車(LS600h・LS600hL)と、2009年10月16日以降販売分のガソリンエンジン仕様車(LS460・LS460L)がリコール対象となる[34]
  • 2010年6月25日アメリカ運輸省が行った衝突試験において、基準値を上回る燃料漏れが生じたため、HS250hの約17,000台をリコール。トヨタ社内試験では基準を満たしており、改修方法が確立していないため、当面の間は生産および販売を見送ることとなった[35]
  • 2010年7月1日、製造過程でエンジンのバルブスプリング(新日本製鐵製)へ異物が混入したためエンジンに亀裂が入る恐れがあるとして、LS460・LS600h・GS460・GS450h・GS350・IS350、およびトヨタクラウンの日本国内約9万台、海外約18万台、計約27万台がリコールとなった[36]
  • 2010年7月29日、アメリカにおいて、ステアリングシャフトの不具合により2003年-2007年型のLX470(約39,000台)およびトヨタアバロン(約373,000台)がリコールとなった[37]
  • 2013年6月5日、電子制御ブレーキシステムにおいて、アキュームレータ(蓄圧器)の強度検討が不足しており制動力が低下する恐れがあるため、2009年6月から10月まで製造のHS250hがトヨタ・プリウス ZVW30同様にリコール対象となった[38]
  • 2016年6月29日、燃料蒸発ガス排出抑制装置の蒸発ガス通路端部形状が不適切なため、亀裂が発生し貫通した場合は満タン時に燃料が漏れて燃料臭が発生することから、2010年11月から2015年2月まで製造のCT200h及び2012年12月から2015年2月まで製造のHS250hがリコール対象になった[39]

脚注

  1. LEXUS > BRAND - lexus.jp
  2. 三栄書房「LEXUSのすべて」 2005年
  3. レクサス伊勢プレジデント「遠慮せず思い通りにやろう」、Response、2012年7月6日
  4. 新体制を公表 | ニュース - トヨタ自動車 2013年3月6日
  5. 5.0 5.1 BEYOND BY LEXUS 2015年5号より
  6. Mahler, Jonathan (2004). "The Lexus Story: The Behind the Scenes Story of the #1 Automotive Luxury Brand in America", pp. 56-57. DK Melcher Media, NY
  7. Watanabe's Toyota Rolls Out Lexus In Japan" Forbes. http://www.forbes.com/facesinthenews/2005/07/26/toyota-lexus-autos-cx_cn_0726autofacescan02.html. Retrieved 2008-06-05
  8. 日本経済新聞社「レクサス トヨタの挑戦」(長谷川洋三著)
  9. レクサスのロゴ、金からプラチナに 「先進性」アピール朝日新聞デジタル(2013年4月25日のウェブアーカイブ / 2016年1月1日閲覧)
  10. 10.0 10.1 【デザイナー対談】 自問自答の「L-finesse」、Responce
  11. 【レクサス GS 開発ストーリー】大阪のエルフィネスを目指して、GAZOO、2012年1月25日
  12. 【レクサス GS 開発ストーリー】スピンドル=糸巻きグリルは紡績のルーツを示したデザインなのか!? -
  13. LEXUS、新型「NX」を上海でワールドプレミア-予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を標準装備- - トヨタグローバルニュースルーム(トヨタ自動車) 2017年4月19日(2017年4月19日閲覧)
  14. LEXUS、2015年の全世界販売実績-3年連続で過去最高を達成- LEXUS 2016年2月2日
  15. 米高級車販売:BMWが年間首位を維持-メルセデスとレクサスを制す Bloomberg 2016年1月6日
  16. 畑中徹 (2014年10月28日). “車の信頼度、レクサスがV2 米誌調査、日系が上位独占”. 朝日新聞. http://www.asahi.com/articles/ASGBX3DG5GBXUHBI00C.html . 2014-11-1閲覧. 
  17. レクサスGS 打倒高級輸入車狙う、読売新聞、2012年1月27日
  18. トヨタブランド店には、レクサス車の技術情報や専用特殊工具が提供されない。
  19. なお「納車式」は省略することもできる。
  20. 東京ガス登録商標であるが、使用許諾を得て使用している。
  21. 日産、新型スカイラインを発表 F1-Gate.com 2013年11月11日
  22. Edmundson, Gale (2006年2月19日). “Europe's Car Market: The '06 Report Card”. BusinessWeek. . 2010閲覧.
  23. LEXUS、2015年の全世界販売実績-3年連続で過去最高を達成- LEXUS 2016年2月2日
  24. Taiwan Auto Sales Hit 10-Year High in 2005”. Taiwan Economic News (2006年1月19日). . 2010閲覧.
  25. 【フランクフルトモーターショー09】レクサス初の5ドアハッチ、LF-Ch…全容見えた!!
  26. Lexus THE NEW LC
  27. THE MOTORSPORT MILESTONES OF LEXUS
  28. LEXUS×室屋義秀 特設サイト
  29. 【レッドブル・エアレース 第3戦】2kmの会場、現場スタッフの移動に小型EV…レクサス車も多数 | レスポンス(Response.jp)
  30. レクサス、勝負の年 ボートで「ライフスタイルブランド」へ日本経済新聞』ネット版(2017年5月26日)
  31. LEXUS、ブランド体験型施設「LEXUS MEETS...」を日比谷にオープン - トヨタグローバルニュースルーム(トヨタ自動車) 2018年3月22日(2018年3月22日閲覧)
  32. トヨタ・レクサスGXの販売一時中止、世界全体に拡大MSN産経ニュース 2010年4月14日
  33. トヨタ レクサスSUVなど全世界で3万4000台リコールMSN産経ニュース 2010年4月20日
  34. トヨタ:「レクサス」リコールへ ハンドル不具合で毎日jp 2010年5月19日
  35. トヨタ、米でレクサスをリコール、1万7000台 衝突試験で基準値を上回るガソリン漏れ日本経済新聞 2010年6月26日
  36. トヨタ、レクサスなどリコール 8車種、27万台に日本経済新聞 2010年7月1日
  37. Lexus Announces Intnt to Voluntarily Recall Certain LX470 VehiclesLexus Recall Information (2010/08/04)
  38. HS250hのリコール - トヨタ自動車 2013年6月5日
  39. CT200h、HS250hのリコール - レクサス公式 2016年6月29日

関連項目

外部リンク