ラッド (魚類)

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ラッド(英語:Rudd、学名:Scardinius erythrophthalmus)は、世界に広く分布するコイ科の小型のである。ラッドはスカルディニウス属の総称でもあるため、特に本種を指す場合はコモン・ラッド(Common Rudd)と呼ぶ。

分布

外洋域や淡水に住む底生生物で、ヨーロッパから中東にかけ、北海バルト海黒海カスピ海アラル海に生息する。またアイルランドアメリカ合衆国モロッコマダガスカルチュニジアニュージーランドカナダスペインにも人為的に持ち込まれている。

特徴

全長は45–50cm。形態的にはローチと非常によく似ているため、しばしば混同されるが、目の色が黄色でなく深紅色であることや背びれの筋が8-9本と若干少ないことで見分けられる。さらにややこしいことに、これらの種は交雑して雑種を作ることもできる。

ニュージーランドやカナダでは、自然の生態系への影響が大きいことから、害魚(侵略的外来種)とされている。

釣りなど

釣りでの餌はミミズウジやウジのサナギスイートコーンが用いられる。ラッドは水の流れのゆるいところにいるので、ウキを利用した釣り方が一般的である。さまざまな淡水域に生息している魚であるため、年齢を問わず多くの人々にとって釣りの対象となっている。

参考文献