「ヤマハ」の版間の差分

提供: miniwiki
移動先:案内検索
(1版 をインポートしました)
(内容を「 '''ヤマハ株式会社'''({{Lang-en-short|Yamaha Corporation}}) 世界最大の楽器メーカー。 1897年,山葉風琴製造所 (1887設立) の事業を継...」で置換)
(タグ: Replaced)
 
1行目: 1行目:
{{Otheruseslist|楽器メーカーのヤマハ|オートバイメーカーのヤマハ|ヤマハ発動機|その他用法|ヤマハ (曖昧さ回避)}}
 
{{基礎情報 会社
 
|社名 = ヤマハ株式会社
 
|英文社名 = Yamaha Corporation
 
|ロゴ = [[ファイル:Yamaha logo.svg|250px|ヤマハのロゴ]]
 
|画像 = [[ファイル:Yamaha Corporation Buildings.jpg|250px]]
 
|画像説明 = 本社([[静岡県]][[浜松市]][[中区 (浜松市)|中区]])<br />([[2017年]][[11月11日]])
 
|種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]
 
|市場情報 = {{上場情報 | 東証1部 | 7951}}
 
|略称 =
 
|国籍 = {{JPN}}
 
|本社郵便番号 = 430-8650
 
|本社所在地 = [[静岡県]][[浜松市]][[中区 (浜松市)|中区]]中沢町10番1号<br />{{ウィキ座標2段度分秒|34|43|9.7|N|137|44|1.0|E|region:JP|display=inline,title}}
 
|設立 = [[1897年]]([[明治]]30年)[[10月12日]]<br />(創業 : [[1887年]](明治20年))
 
|業種 = 3800
 
|統一金融機関コード =
 
|SWIFTコード =
 
|事業内容 = 楽器・AV機器・半導体・自動車関連部品の製造<br />レクリエーション事業<br />楽曲配信 など
 
|代表者 = [[中田卓也]]([[取締役]]兼[[代表執行役]][[社長]])
 
|資本金 = 285億3,400万円 <ref name="18ir">{{Cite web|url=http://www.hamakyorex.co.jp/ir/library/accounts/upload/tanshin_201803.pdf|title=平成30年3月期決算短信|date=2018-05-01|accessdate=2018-05-01|publisher=|format=PDF}}</ref>
 
|売上高 = 連結:4,329億6,700万円<br />(2018年3月期)<ref name="18ir"/>
 
|営業利益 = 連結:488億3,300万円<br />(2018年3月期)<ref name="18ir"/>
 
|純利益 = 連結:543億7,800万円<br />(2018年3月期)<ref name="18ir"/>
 
|純資産 = 連結:3,883億4,500万円<br />(2018年3月期)<ref name="18ir"/>
 
|総資産 = 連結:5,601億8,400万円<br />(2018年3月期)<ref name="18ir"/>
 
|従業員数 = 連結:20,175人<br />(2017年3月末時点)
 
|決算期 = [[3月31日|3月末日]]
 
|主要株主 = [[日本マスタートラスト信託銀行]]:12.2%<br />[[日本トラスティ・サービス信託銀行]]:8.7%<br />[[ヤマハ発動機]] : 5.5%<br />[[三井住友海上火災保険]]: 4.3%<br />[[静岡銀行]] :4.2% (2017年5月1日)
 
|主要子会社 = ''[[#関連会社・法人]]を参照''<br />計70社(連結対象:66社)<br />(2017年3月末時点)
 
|関係する人物 = [[山葉寅楠]](創業者)
 
|外部リンク = http://jp.yamaha.com/
 
|特記事項 =
 
}}
 
[[ファイル:YAMAHA (headquarters 3).jpg|thumb|right|250px|本社(2006年11月25日撮影)]]
 
[[ファイル:YAMAHA (headquarters 1).jpg|thumb|right|250px|別角度から]]
 
'''ヤマハ株式会社'''({{Lang-en-short|Yamaha Corporation}})は、[[楽器]]や[[半導体]]、[[音響機器]]([[オーディオ・ビジュアル]])、[[スポーツ]]用品、[[自動車]]部品の製造発売を手がける[[日本]]の[[メーカー]]。[[日経平均株価]]の構成銘柄の一つ。
 
  
1969年に[[ピアノ]]生産台数で世界一となり、販売額ベースで現在でも世界首位である。この他の楽器でも、[[ハーモニカ]]や[[リコーダー]]、[[ピアニカ]]といった学校教材用から[[エレクトリックギター]]や[[ドラム]]、[[ヴァイオリン]]、[[チェロ]]、[[トランペット]]、[[サクソフォーン]]など100種類以上もの楽器を生産する世界最大の総合楽器メーカーである。[[オートバイ]](二輪車)大手メーカーである[[ヤマハ発動機]]は、ヤマハの二輪車製造部門が独立して設立されたものである。
+
'''ヤマハ株式会社'''({{Lang-en-short|Yamaha Corporation}})
  
== 会社概要 ==
+
世界最大の楽器メーカー。 1897年,山葉風琴製造所 (1887設立) の事業を継承して日本楽器製造として設立。 1921年西川楽器製造を合併,55年オートバイ部門を分離して[[ヤマハ発動機]]を設立。 69年天竜楽器製造,70年日本管楽器,77年志摩開発をそれぞれ合併。 87年現社名に変更。「ヤマハ」の名で知られる多種類の楽器のほか,ステレオ,スキー,洋弓などのスポーツ用品,バスタブ,温水ボイラなどの家庭用品と家具,AV,半導体まで生産してきたが,現在はレジャー・リビング部門は分離。全国にヤマハ音楽教室を組織して楽器の普及に努めている。売上構成比は,ピアノ11%,電子楽器 22%,その他楽器 15%,AV情報通信機器 23%,電子機器 14%,その他 15%。年間売上高 5637億 5100万円 (連結。うち輸出 50%) ,資本金 285億 3300万円,従業員数 9044名 (1999) 。
[[明治|明治時代]]に創業して以来の事業である[[ピアノ]]製造をはじめとする伝統的な'''[[楽器|楽器事業]]'''では国内トップ[[ブランド]]<ref>出典:日経リサーチが実施した[[2006年]](平成18年)企業ブランド調査、[[2006年]](平成18年)[[6月29日]]、[[日経産業新聞]]</ref>。ピアノ生産量で世界シェア1位である。楽器は機械的な面での質の良さから、海外においても非常に知名度のあるブランドとなっている。
 
 
 
[[1897年]](明治30年)に日本楽器製造株式会社(ニチガク)として発足し、'''ヤマハ'''・'''YAMAHA'''のブランド名で展開した。創業90周年に当たる[[1987年]](昭和62年)に社名をヤマハに改称した。
 
 
 
1960年代から[[エレクトーン]]、[[電子ピアノ]]等の[[電子楽器]]を開発・製造しており、電子的な音源を開発して[[MIDI]]などの規格で制定企業となるほど高い技術力を持つ。これらの電子機器の開発から得られた技術力を活かし、[[半導体]]等の電子部品、[[ルーター]]等のネットワーク機器、[[オーディオ]]機器等の製造を行う'''AV・IT事業'''でも知られる。
 
 
 
これらの楽器製造から派生した事業として、ピアノの[[木工]]加工、[[塗装]]等のノウハウを活かし、高級車用の木工パネル製造等の'''自動車部品事業'''を展開。さらに楽器の普及のため、音楽教室や楽譜・楽曲データ類の出版・ダウンロード販売、[[アーティスト]]の発掘やそれに付随する[[音楽出版]]等の'''音楽関連事業'''、音楽をはじめとして生活に彩りを与えるものとして手がけられたリゾート施設等の'''[[レクリエーション]]事業'''、[[ゴルフクラブ]]を製造する'''ゴルフ・スポーツ用品事業'''などを本社および関連会社で行っている。
 
 
 
国内のアコースティックピアノにおけるシェアは約6割、[[河合楽器製作所]]が同4割で長らくこの比率は変わっていない。市場は1980年前後の約30万台をピークに縮小を続け、今や2万台を切るまでに縮小した。[[電子ピアノ]]で世界シェアで5割と圧倒的な競争力を誇り、管楽器においても世界シェアで3割を占める。フルート、サクソフォン、トランペット、ホルンなど楽器ごとにそれぞれ競合メーカーは異なるが、ヤマハは特にトランペットに強く、近年は米国向けに引き合いが強いが、管楽器は検品など生産に時間を要すため需要を満たしていない<ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/145120 ヤマハが成熟市場の楽器で利益を伸ばすワケ](2016年11月18日、東洋経済オンライン)</ref>。
 
 
 
2017年(平成29年)11月7日にヤマハ発動機とヤマハは、産業用ロボットの遠隔管理システムパッケージを共同開発して2018年度内の発売を目指す<ref>[http://news.mynavi.jp/news/2017/11/07/201/ ヤマハ、工場用IoT基盤・産業用ロボットの遠隔管理システムパッケージ開発 2017年11月7日 マイナビニュース]</ref>と発表し、ヤマハ発動機は[[ファクトリーオートメーション]]の[[モノのインターネット|IoT]]ビジネスへ本格的に参入する。
 
 
 
[[二輪車]]製造大手の'''[[ヤマハ発動機]]'''は[[1955年]](昭和30年)に日本楽器の二輪製造部門が独立して設立されたものである。[[2017年]](平成29年)時点においてはブランド名を共通とする関連会社である<ref>両社間でデザイン交換の試みも為されている。{{Cite news |url=http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150226-OYT1T50056.html |title=バイクと楽器の「ヤマハ」、デザイン交換 |newspaper=YOMIURI ONLINE |date=2015-02-26 |archiveurl=https://archive.is/20150307235024/http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150226-OYT1T50056.html |archivedate=2015年3月7日 |accessdate=2017-05-19 |deadurldate=2017年9月 }}</ref>。
 
 
 
== 社章・商標・ロゴマーク ==
 
ヤマハの前身である日本楽器製造株式会社が設立した翌年の[[1898年]](明治31年)、[[社章]]として'''「3本の[[音叉]]を交叉させたマーク」'''(音叉マーク)が定められた。<ref name="音叉マークの歴史">[https://www.yamaha.com/ja/about/history/logo/ 音叉マークの歴史]</ref><br>'''3本の音叉'''は次の意味が込められている<ref name="音叉マークの歴史" />。
 
*「技術」「製造」「販売」の3部門の強い協力体制
 
*音叉に象徴される、音および音楽を中心に世界(外円)にのびゆくたくましい生命力
 
*音楽の基本である「メロディー」「ハーモニー」「リズム」の調和
 
社章の制定と同時に、[[商標]]として'''「音叉をくわえた[[鳳凰]]」'''が定められた。以後、企業の成長とともにこの音叉マークも様々な形を経て、[[1967年]](昭和42年)に統一された。<ref name="音叉マークの歴史" />この音叉マークの統一にあわせ、音叉マークとヤマハ[[ロゴタイプ|ロゴ]]を組み合わせた'''「ヤマハロゴマーク」'''が制定された(ロゴタイプは大文字英字で'''YAMAHA''')。<ref name="ヤマハロゴマークの歴史">[https://www.yamaha.com/ja/about/history/logo/ ヤマハロゴマークの歴史]</ref><br>現在使われているロゴマークは[[2016年]](平成28年)にマイナーチェンジされたもので、外円と音叉が'''白地に黒'''で表現される1種類のみが使用されている。これ以前までには、デザイン自体は現在と同じであるものの、'''白地に黒'''と'''黒地に白抜き'''の2種類があり、主に使用する'''「標準型」'''と、補助的に用いるもの('''「裏図形」'''や'''「特殊型」'''の呼称)として定められており、年代によって両者を入れ替えて使用されていた。直近では[[1998年]](平成10年)に、外円と音叉が'''黒地に白抜き'''で表現されるものを'''「標準形」'''、現在のもの(外円と音叉が'''白地に黒'''で表現されるもの)を'''「特殊形」'''とする2種類を制定し使用されていた。<ref name="音叉マークの歴史" /><br>日本楽器製造の時代は[[ヤマハ発動機]]と共通のカタカナ表記の「'''ヤマハ'''」ロゴも使われたが、日本企業各社で[[コーポレートアイデンティティ|CI]]が盛んであった[[1987年]](昭和62年)の社名改称時にカタカナロゴは廃止された。
 
 
 
=== ヤマハ発動機との違い ===
 
[[1955年]](昭和30年)、日本楽器製造から二輪車製造部門が独立・分離する形で[[ヤマハ発動機|ヤマハ発動機株式会社]]が設立された。それ以降、現在においてもヤマハとヤマハ発動機は関連会社とはいえ完全に別会社であるが、音叉マークやロゴマークはヤマハ発動機設立当時に日本楽器製造から引き継がれ、現在も使用している。<br>見た目はほぼ同じ図案であるが、両者は細部に下記の違いがある。<ref name="ヤマハロゴマークの歴史" />
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
! 異なる点 !! ヤマハ !! ヤマハ発動機
 
|-
 
|  || style="text-align:center"|[[ファイル:Yamaha logo.svg|150px]] || style="text-align:center"|[[ファイル:Yamaha Motor logo.svg|150px]]
 
|-
 
| 音叉マーク || 音叉の先端が外円の'''内側に収まる''' || 音叉の先端が外円に'''重なる'''
 
|-
 
|rowspan="2" | 「YAMAHA」ロゴ || "M"の文字の中央部分が'''下(ベースライン)に付いていない''' || "M"の文字の中央部分が'''下に付いている'''
 
|-
 
|| 各[[アルファベット]]の文字の形が極く僅かだが'''左右非対称''' || 各アルファベットの文字の形が完全に'''左右対称'''
 
|-
 
| カラー表示<br>([[コーポレートカラー]]) || '''[[菫色|バイオレット]](<font color=#81D>薄紫色</font>)''' || '''<font color=#D00>赤色</font>'''
 
|}
 
 
 
== 沿革 ==
 
 
 
=== 創業  ===
 
ヤマハの源流は[[1887年]](明治20年)、[[山葉寅楠]]が浜松尋常小学校(現:[[浜松市立元城小学校|元城小学校]])でオルガンを修理したことがきっかけである。[[1888年]](明治21年)に[[浜松]]で日本最初の本格的[[オルガン]]の製造に成功した。
 
 
 
寅楠は[[1889年]](明治22年)に[[合資会社]]'''山葉風琴製造所'''を設立(「[[オルガン|風琴]]」ふうきん)。[[1891年]](明治24年)に出資引き揚げにより一旦は会社を解散するが、[[河合喜三郎]]<ref>カザリ職人。技術のみならず、金銭的にも寅楠を援助をした。[[河合楽器製作所]]創業者一族とは無関係。</ref>と共同で'''山葉楽器製造所'''を設立した。[[1897年]](明治30年)10月に'''日本楽器製造株式会社'''に改組した。当時の資本金は10万円であった。
 
 
 
[[1916年]](大正5年)の寅楠の死後は2代目社長に[[天野千代丸]]が就任し、ピアノ製造は一族の[[山葉直吉]]<ref>寅楠の姉の婿。</ref>らがあたった。[[1921年]](大正10年)に[[大日本帝国陸軍|帝国陸軍]]の要請により、[[軍用機|軍用航空機]]の木製[[プロペラ]]の製造を、[[1931年]]に金属製プロペラの製造を開始し、プロペラの実験用からエンジンも製作した。これは後のヤマハ発動機に至る事業となる。同年8月に西川楽器(西川オルガン)を合併<ref>西川オルガンの創設者の西川寅吉は[[1884年]](明治17年)頃に風琴の試作に成功したとされ、これが事実であれば寅楠より先に製造していたことになる。現在のヤマハによる沿革紹介でも自らが「日本初」であったとは明記していない。</ref>。西川オルガンは[[1890年]](明治23年)の第3回[[内国勧業博覧会]]でもヤマハに次ぐ2等賞を得るなど評価が高く、合併後も「Nishikawa」のブランドで製造が続けられていた。この[[1921年]](大正10年)に[[家具]]の製作を開始する。
 
 
 
1926年4月に大規模な労働争議が発生する。社外の労働運動家が多く加わり105日間の[[ストライキ]]が実行され、会社役員宅が爆破されるなどの暴力的な騒動となる<ref>参考文献:大庭伸介著『浜松・日本楽器争議の研究』、五月社、1980年</ref>。争議の責任から翌[[1927年]](昭和2年)に天野が辞任し、[[住友電工|住友電線]]の取締役であった[[川上嘉市]]が3代目社長に就任した。[[1930年]](昭和5年)に釧路工場を[[大日本人造肥料]]へ売却し負債を整理し、嘉市は[[住友]]財閥の支援も受け、経営の合理化と技術革新でヤマハの再建を果たしたと評されるが、のちに「非オーナーでありながら経営者を世襲」して川上親子が経営を続ける。
 
 
 
経営の好転後、[[1935年]](昭和10年)にヤマハ初の電気楽器「マグナオルガン」を製作し、[[1937年]](昭和12年)に[[管楽器]]製造をする日本管楽器株式会社('''ニッカン''')の経営を援助し、嘉市が[[監査役]]となるなど実質的にグループ化して総合楽器製造企業へ成長しつつあった。
 
 
 
しかし時勢は戦時の雰囲気を強めつつあり、[[1938年]](昭和13年)に陸軍管理下の軍需工場となり、金属プロペラおよび木製プロペラ(小型[[練習機]]用)の生産を行い大工場になる。[[太平洋戦争]]中には[[一式戦闘機|一式戦闘機「隼」]]や[[一〇〇式司令部偵察機]]など、多くの陸軍機のプロペラを生産した。[[1944年]](昭和19年)11月に楽器類の生産は完全休止し、1945年7月にイギリスの戦艦[[キング・ジョージ5世 (戦艦)|キング・ジョージ5世]]の[[艦砲射撃]]で[[浜松]]の工場が全壊するなどの被害を受け([[浜松空襲]])、終戦を迎えた。
 
 
 
=== 多角化経営へ ===
 
終戦2か月後の[[1945年]](昭和20年)10月に[[ハーモニカ]]、[[シロフォン]]の製造を再開し、[[1947年]](昭和22年)4月にピアノの製造を再開した。[[1949年]](昭和24年)5月に[[東京証券取引所]]第1部に[[上場]]する。
 
 
 
[[1950年]](昭和25年)に嘉市の息子である[[川上源一]]が38歳で第4代社長に就任する。源一は伝統の楽器事業を充実させ、社有の技術を応用して経営の多角化を図り、戦後の経済復興とともに音楽を手始めに生活に彩りを加えることを目指した。源一のかけ声は「日本にエピキュロス<ref>直訳では「快楽主義(者)」となるが趣旨としては余暇を楽しむ思想をもとうという意味であろう。</ref>を」であった。
 
 
 
[[ファイル:YAMAHA Electone D-1.jpg|thumb|upright|浜松市楽器博物館で展示されているYAMAHA Electone D-1]]
 
[[ファイル:Yamaha Electone C-35 (analog organ).jpg|thumb|upright|エレクトーンC-35]]
 
日本の狭い住宅環境で鍵盤楽器を親しむことを目指し、[[1959年]](昭和34年)12月に[[エレクトーン]]D-1を開発して[[ヤマハ音楽振興会#ヤマハ音楽教室|ヤマハオルガン教室]]を開設する。ピアノ、エレクトーンの販売のために[[割賦販売|割賦]]会社のヤマハクレジットを設立する。[[1965年]](昭和40年)に管楽器、打楽器の製造を開始する。[[1966年]](昭和41年)に財団法人[[ヤマハ音楽振興会]]を発足し、[[1967年]](昭和42年)に第1回全日本LMC(ライトミュージックコンテスト)、[[1969年]](昭和44年)11月に第1回作曲コンクール(後の[[ヤマハポピュラーソングコンテスト|ポプコン/POPCON]])を開催するなど、手軽に購入できる楽器と音楽教室、コンクール開催で『趣味としての音楽演奏』の普及を図った。1960年代は[[グランドピアノ]]から管楽器、[[打楽器]]、[[弦楽器]]まで幅広く製造する総合楽器メーカーとしての基礎を固め、[[1968年]](昭和43年)11月にピアノ・弦楽器製造の天竜楽器を、[[1970年]](昭和45年)5月に日本管楽器を吸収合併する。
 
 
 
[[ファイル:Yamaha YA-1 00.jpg|thumb|upright|YA-1]]
 
楽器以外の分野で[[1954年]](昭和29年)に[[ヤマハ・YA-1]](愛称は赤トンボ)の製造を開始し、[[1955年]](昭和30年)7月に二輪車部門を独立し[[ヤマハ発動機]]株式会社とした。初のスポーツ用品である[[アーチェリー]]は[[1959年]](昭和34年)に開発する。アーチェリーの素材である[[繊維強化プラスチック|FRP]]の開発が、[[1961年]](昭和36年)の[[スキー板]]、住宅用[[風呂|浴槽]]の発売につながる。[[1975年]](昭和50年)に高級家具の製造を開始する。
 
 
 
[[1964年]](昭和39年)に[[鳥羽国際ホテル]]をオープンし[[リゾート]]事業に参入する。以降[[1967年]](昭和42年)に[[三重県]][[志摩市]]に[[合歓の郷]]、[[1974年]](昭和49年)に[[静岡県]][[掛川市]]に「[[ヤマハリゾートつま恋|つま恋]]」、[[1978年]](昭和53年)に[[袋井市]]に大正[[モダニズム|モダン]]風の「葛城北の丸」、[[1979年]](昭和54年)に[[沖縄県]][[竹富町]][[小浜島]]に「[[はいむるぶし]]」をそれぞれ開業した。
 
 
 
余暇産業へ多角化を図る源一の経営方針は、1960年代から1970年代の日本の行楽・観光市場拡大と合致して業績が成長した。浜松の[[スズキ (企業)|スズキ]]の[[鈴木修 (実業家)|鈴木修]]が昭和30年代の新入社員時代に、飲み屋で「つけといてくれ。スズキの社員だ」と言うと「日本楽器(製造)さんならいいけど」<ref>出典:1992年5月14日 日本経済新聞</ref>、と応えられるほどに浜松でヤマハの評判は大きくなった。源一は「ヤマハ中興の祖」と言われたが強い性格と強引な経営傾向も指摘された。[[1977年]](昭和52年)1月に「足元の明るいうちにグッドバイ」と第5代社長を[[河島博]]に譲るが、意見の対立から[[1980年]](昭和55年)6月に第6代社長に復帰している。
 
 
 
=== ハイテク企業への成長 ===
 
エレクトーンの核となる[[トランジスタ]]を[[日本電気]]と共同開発して得た技術が発展して、[[1971年]](昭和46年)に初の[[集積回路|IC]]生産を開始し、1970年代から1980年代前半にかけて[[音楽ミキサー]]やエレクトーン、電子ピアノ等の電子楽器の開発を進めた。[[1981年]](昭和56年)に[[ローランド]]など5社共同で[[MIDI]]規格をまとめる。この規格を取り入れた[[1983年]](昭和58年)5月に発売された[[ヤマハ・DXシリーズ|デジタルシンセサイザーDX7]]は「バンドブーム」<ref>例えば[[チェッカーズ]]のデビューは[[1983年]](昭和58年)9月である。</ref>と重なりヒット商品となった。
 
 
 
[[ファイル:YAMAYAMA.JPG|thumb|upright|<span style="font-size:90%;">MSXパソコン YIS503II</span>]]
 
[[1983年]](昭和58年)10月に[[MSX]]規格のパソコンを発売する。[[1985年]](昭和60年)の[[MSX|MSX2]]規格、[[1988年]](昭和63年)の[[MSX|MSX2+]]規格、[[1990年]](平成2年)の[[MSX|MSXturboR]]規格でヤマハの開発した[[VDP]]や[[FM音源]]が採用されるなど、[[パーソナルコンピュータ]]の分野で「音源チップのヤマハ」と好評を博す。
 
 
 
[[1984年]](昭和59年)に[[ハードディスク]]に用いる薄膜磁気ヘッドの開発を開始し、ハードディスクの普及にともない急成長した。
 
 
 
=== 混迷・低迷から再構築へ ===
 
源一は[[1983年]](昭和58年)に長男の[[川上浩]]を第7代社長に指名して自らは会長に就いたものの、[[取締役会]]の招集権限は会長が有するなど[[院政]]の傾向があった。源一は後に社長となる上島清介を社長に推すが、上島は固辞した。源一は「浩が(甲斐武田氏が滅亡した)[[武田勝頼]]になりはしないか。身内として非常に心配だ」と浩の社長就任の際に語った<ref>出典:1992年5月13日付け日本経済新聞</ref>。
 
 
 
浩は社長就任後に組織を21の事業部制に変更する。創業90周年を迎えた[[1987年]](昭和62年)に山葉寅楠のオルガン修理から100周年を記念し、社名を日本楽器製造株式会社(ニチガク)から商標で知名度が高い'''ヤマハ株式会社'''へ変更した。
 
 
 
伝統的な楽器事業のピアノは[[1980年]](昭和55年)、エレクトーンは[[1981年]](昭和56年)にそれそれの出荷台数がピークを迎えて以降は減少傾向が続いた。新規事業を育むためにAV機器事業で従来の高級機から普及機への進出を図るなどしたが結果は残せなかった。半導体・電子部品事業も競争は激しく、楽器事業の余剰人員を吸収することはできなかった。[[1980年代]]後半は[[バブル景気|バブル]]期であるが社内要因から経営が振るわぬ一方で、「[[キロロリゾート]]」の開発に着手した。
 
 
 
[[1991年]](平成3年)に実施された希望退職制度の「転進ライフプラン援助制度」へ従業員の6%にあたる724名が応募し、会社側が予想する以上の人材流出を招いた。しかし、これに対し、浩は「停滞感のある職場から、どこか活気ある職場に移りたい従業員にはそういう機会を与えた」<ref>出典:1992年1月16日、日本経済新聞</ref>とコメントし、[[1991年]](平成3年)10月には中堅社員の96%が経営に危機感をもち、半数がモラル低下を感じていた<ref>出典:1992年2月25日、日経産業新聞</ref>。
 
 
 
[[1992年]](平成4年)2月に[[労働組合]]が浩へ「出処進退申入書」を提出して浩は社長退任を表明し、上島清介が第8代社長に就く。川上家の経営からの退場は[[ヤマハ音楽振興会]]などを巻き込み1年後まで混乱が続く。
 
 
 
上島は社内組織を再構築するとともに、半導体・電子部品事業によって経営を立て直しを図る。折しも[[バブル崩壊]]による景気の後退が始まっており、ゾート事業の不振に加えて、音源チップが主力であった半導体も需要が急変するなど難しい舵取りとなった。
 
 
 
半導体はその後ゲーム機や[[通信カラオケ]]機器に搭載<ref>[[セガサターン]]や通信カラオケ[[DAM (カラオケ)|DAM]]等</ref>されるなどし、電子部品は[[1995年]](平成7年)にハードディスク用薄膜ヘッドの世界シェアは25%<ref>1995年6月11日、日本経済新聞</ref>となるなど成果を得ていたが、不安定な需要変動から安定した利益を得ることは難しかった。[[1997年]](平成9年)6月に第9代社長に半導体・電子部品事業出身の石村和清が就任する。[[長野オリンピック]]開催間際にスキー板・用品およびテニスラケットの製造とスキー[[実業団]]「ヤマハスキーチーム」を担っていたスポーツ事業部を廃止し、電子部品分野の事業強化を図ったが、[[1998年]](平成10年)に増設した半導体工場をわずか1年後の[[1999年]](平成11年)に[[ローム]]に売却する。同年3月期は上場以来初の営業赤字に転落した。この不振からの脱出のため、[[2000年]](平成12年)に稼ぎ頭だった磁気ヘッド製造事業も売却した。
 
 
 
レクリエーション事業は[[1993年]](平成5年)に全面開業した「[[キロロリゾート]]」の会員制[[ゴルフ場]]・会員制[[リゾートホテル]]の会員権販売が不振に陥り、[[1995年]](平成7年)にヤマハ北海道リゾート開発を解散し149億円の負債を整理するとともに支援を継続。[[2002年]](平成14年)3月31日にレクリエーション施設を管掌していた[[ヤマハリゾート]](旧社)を吸収合併し、不動産評価損で生じた129億円の[[債務超過]]をヤマハ本体が処理した。
 
 
 
[[2000年]](平成12年)3月にヤマハ発動機の株式5%を[[トヨタ自動車]]に売却し、ヤマハ発動機の間接的買収防衛策として2007年5月にヤマハ発動機株式の7.8%を[[三井物産]]などに売却するとともに、ヤマハ発動機も[[2008年]](平成20年)[[3月]]下旬までに市場を通じてヤマハ株式5%を取得して両者で持ち合い関係を確立させることになっている。
 
 
 
これらの事業の再構築が功を奏し、[[2002年]](平成14年)以降は業績が回復。特に[[2004年]](平成16年)以降は[[携帯電話]]の[[着メロ]]用の半導体の需要が堅調である。日本国内は[[着うた]]へ移行しているが、[[中華人民共和国|中国]]等の成長市場においてはヤマハ製の音源チップ内蔵の携帯電話の需要が見込まれている。
 
 
 
[[2000年]](平成12年)4月に就任した第10代社長の[[伊藤修二]]は、今後の経営方針のキーワードを『音楽のヤマハ』・『大人市場』・『中国』としている。楽器レンタル、楽譜のオンライン販売、大人向け音楽教室の展開などにより大人の音楽市場をさらに開拓するとしている。中国をはじめとするアジアの成長市場においてもピアノ市場は年間販売台数が15万台から20万台と見込まれており、[[2004年]](平成16年)[[10月]]から[[杭州市|杭州]]での現地生産を開始している。[[2005年]](平成17年)10月に[[上海]]で音楽教室を開始する。[[2005年]](平成17年)にドイツの音楽ソフトウェア会社である[[スタインバーグ]]を買収し、[[2008年]](平成20年)に[[オーストリア]]の老舗ピアノメーカーである[[ベーゼンドルファー]]を傘下に収める。
 
 
 
[[2009年]](平成21年)[[3月]]期決算においては、[[世界金融危機]]を起因とした消費萎縮により大幅減益となり、[[連結経営|連結]]での[[特別損失|最終損失]]が206億円に膨らみ上がった。このため、国内の楽器製造工場を集約化(日本管楽器の流れをくむ埼玉工場を閉鎖し、豊岡工場へ移転させる等)させ、[[マグネシウム]]部品事業と[[住宅設備]]部門を売却により事業撤退するリストラを決定。住宅設備部門子会社のヤマハリビングテックは[[2010年]](平成22年)[[3月]]中に株式持分85.1%が[[日本産業パートナーズ]]と外資系投資ファンド3社に譲渡し、[[2013年]](平成23年)[[10月1日]]にMBOによりヤマハグループから離脱し、[[トクラス]]に変更した。
 
 
 
[[2014年]](平成26年)[[4月1日]]、[[会社分割]]により国内における楽器・音響機器の生産事業を子会社3社に承継した<ref>[https://archive.yamaha.com/ja/news_release/2013/pdf/1310310301.pdf 会社分割(吸収分割)による当社国内生産事業の分社化および子会社商号変更に関するお知らせ]</ref>。この子会社3社は、[[2017年]](平成29年)4月1日までに順次合併し、現在は株式会社ヤマハミュージックマニュファクチュアリングとなっている。
 
 
 
2018年(平成30年)1月17日の年頭記者会見で、欧州などで自動車への搭載義務化が進む緊急通報システムの機能を持つ車載通話モジュール(複合部品)を新たに開発し、車載関連機器市場に本格参入することを明らかにした。[http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/447428.html 静岡新聞記事]ヤマハの製品は、複数のメーカーで採用の内定を得ているとのこと。
 
 
 
本社構内の[[イノベーション]]センター1階に2018年7月3日、歴代製品などを展示した企業ミュージアム「イノベーションロード」を開設した。見学は予約制<ref>[https://www.yamaha.com/ja/news_release/2018/18061901/ ヤマハ企業ミュージアム INNOVATION ROAD −7月3日(火)のオープンに先立ち、6月19日(火)から、見学の予約を受け付け開始]ヤマハ ニュースリリース(2018年6月19日)2018年7月12日閲覧。</ref>。
 
 
 
== 主要な製品 ==
 
=== ピアノ ===
 
[[ファイル:DisklavierView2.jpg|thumb|300px|ヤマハ グランドピアノ <!-- DC6 Mark IV Pro -->]]
 
*[[ピアノ]] - [[グランドピアノ]]、[[アップライトピアノ]]、エレクトリックピアノ(電気ピアノ)、サイレントピアノ(電子ピアノ)
 
 
 
ヤマハの[[ピアノ]]は、1960年代以前から国内で高い認知度と市場占有率であったが、海外では認知されていなかった。ヤマハは[[第二次世界大戦]]前に[[ベヒシュタイン]]から技術導入したピアノ製造方法を踏襲し、海外で主流となった[[スタインウェイ]]と音質や音量が異なっていたことによる。
 
 
 
1960年代中期より、グランドピアノの研究対象を[[ベヒシュタイン]]から[[スタインウェイ・アンド・サンズ]]に変更し、大ホールでの使用に適する豊かな音量と煌びやかな高音を持つことを目的としたフルコンサートピアノFCシリーズを開発したが、十分な評価が得られなかった。
 
 
 
このため、スタインウェイピアノをさらに徹底的に研究すると共に、イタリアより技術者タローネを招聘し、材質・加工製造方法・精度・強度・剛性等を改良し、フルコンサートピアノCFシリーズを開発した。普及型グランドピアノも、放射状支柱、およびコレクターを後框および金属フレームに結合させ、[[アリコート張弦#歴史|アリコート]]を取り入れ、アクションをエルツ式としたCシリーズを投入した。
 
 
 
さらに、ピアノの調律・整調・整音技術の研修のために[[村上輝久]]、松山乾次らを[[アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ]]や[[スヴャトスラフ・リヒテル]]の[[ピアノ調律師]]として派遣し、コンサート前調律のノウハウや演奏家の要求を学び、コンサートチューナーとして信頼を得ると共に、その技術を国内にもフィードバックした。
 
 
 
数年後に多くの一流のピアニストにCFシリーズを紹介する機会が訪れ、欧米でもCFシリーズが次第に使われた。晩年の[[グレン・グールド]]がCFシリーズを愛用するなど優秀性が認知され、現在は国際的なピアノコンクールでスタインウェイに次いで多く使用されるピアノとなっている。[[2010年]]に新型フルコンサートピアノCFXを使用した[[ユリアンナ・アヴデーエワ]]が第16回[[ショパン国際コンクール]]で優勝した。
 
 
 
アップライトピアノについても、1970年代から研究対象をベヒシュタインからスタインウェイ、およびスタインウェイと同じ起源をもつドイツの[[グロトリアン]]とし、UXシリーズなどの高品質なピアノを生産した。
 
 
 
しかし、国内のピアノ需要は少子化、生活スタイルの変化、住宅問題や騒音問題などにより[[1980年代]]初頭の年産20万台をピークに減少を続け、現在は輸出が有力となっている。海外で精度や耐久性が優れたヤマハピアノの評価は高く、国内よりも高価格で流通し、国内で1970年代から1980年代に生産された多くの中古ヤマハピアノが輸出されている。
 
 
 
アコースティックに電子技術を結合して高度な自動演奏や通信を持つディスクラビアシリーズやDGPシリーズを出荷している。消音可能なサイレント仕様を多くのモデルに用意している。電子ピアノの分野でも、アコースティックピアノのアクションを電子ピアノに搭載した[[アバングランド]]シリーズやDGPシリーズを出荷している。そのデザイン力も高く評価されており、P-140シリーズは[[2005年]]の[[グッドデザイン賞]]を受賞している。
 
*[[オルガン]]
 
*[[チェレスタ]]
 
 
 
=== 各種打楽器 ===
 
[[ファイル:Bass drum.jpg|thumb|upright|ドラムセット]]
 
*[[ティンパニ]]
 
*[[マリンバ]]
 
*[[シロフォン]]([[木琴]]の一種)
 
*[[グロッケンシュピール]]([[鉄琴]]の一種)
 
*[[チューブラーベル]](チャイム、コンサートチャイム)
 
*[[ヴィブラフォン]]
 
*[[バスドラム]]
 
*[[スネアドラム]]
 
*[[マーチングパーカッション]]各種
 
*ほか、関連商品(マレット、スタンドなど)
 
*[[ドラムセット]]関連楽器
 
 
 
=== 電子楽器 ===
 
*[[電子オルガン]]
 
**[[エレクトーン]]
 
**[[ヤマハ・D-DECK|D-DECK]]
 
**[[ヤマハ・YCシリーズ|YCシリーズ]]
 
*[[電子ピアノ]]
 
**[[ヤマハ・Pシリーズ|Pシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・CPシリーズ|CPシリーズ]]
 
**[[クラビノーバ]]
 
*[[キーボード (楽器)|キーボード]]
 
**[[ポータトーン]]
 
**[[ポータサウンド]]
 
{|class="wikitable" style="float:right;position:relative;right:-15px;border:0;"
 
|-
 
|style="border-bottom-width:0;"|[[ファイル:Yamaha CS-80.jpg|180px]]
 
|-
 
|style="border-top-width:0;font-size:90%;line-height:14px;padding-left:5px;"|CS-80 <small>(ポリフォニックシンセ)</small>
 
|-
 
|style="border:0;"|
 
|-
 
|style="border-bottom-width:0;"|[[ファイル:YAMAHA_DX7.jpg|180px]]
 
|-
 
|style="border-top-width:0;font-size:90%;line-height:14px;padding-left:5px;"|DX7 <small>(FMシンセ)</small>
 
|-
 
|style="border:0;"|
 
|-
 
|style="border-bottom-width:0;"|<div style="height:72px;overflow:hidden;"><div style="position:relative;top:-20px;"></div></div>
 
|-
 
|style="border-top-width:0;font-size:90%;line-height:14px;padding-left:5px;"|MO6 <small>(ワークステーション)</small>
 
|}
 
*[[シンセサイザー]]
 
**[[ヤマハ・DXシリーズ|DXシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・Vシリーズ|Vシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・EOSシリーズ|EOSシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・SYシリーズ|SYシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・VL/VPシリーズ|VL/VPシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・QSシリーズ|QSシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・Wシリーズ|Wシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・CSシリーズ|CSシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・ANシリーズ|ANシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・EXシリーズ|EXシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・Sシリーズ|Sシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・MOTIFシリーズ|MOTIFシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・Refaceシリーズ|Refaceシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・MONTAGEシリーズ|MONTAGEシリーズ]]
 
*[[ドラムセット|電子ドラム]]
 
**[[DTXPLORER]]
 
**[[DTXPRESSシリーズ]]
 
**[[DTXTREMEシリーズ]]
 
*電子エンターテイメント楽器
 
**光るギター(EZ-EG、EZ-AG)
 
**歌う!トランペット(EZ-TP)
 
**デジタルパーカッション(DD-65)
 
**ウインドコントローラー(WX5) – 下記のウインドシンセサイザー、WXシリーズを参照
 
**TENORI-ON
 
[[ファイル:Yamaha mu2000.jpg|thumb|upright|MU2000 (XG音源)]]
 
*[[音源モジュール]]
 
**[[ヤマハ・TXシリーズ|TXシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・TGシリーズ|TGシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・MUシリーズ|MUシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・FS1R|FS1R]]
 
**[[ヤマハ・MOTIFシリーズ|MOTIF-RACK]] / [[ヤマハ・MOTIFシリーズ|MOTIF-RACK ES]] / [[ヤマハ・MOTIFシリーズ|MOTIF-RACK XS]]
 
<!-- [[画像:YAMAHA QY20.jpg|thumb|upright|QY20 <small>(音源内蔵シーケンサ)</small>]] -->
 
*[[ミュージックシーケンサー|シーケンサー]]
 
**[[ヤマハ・QXシリーズ|QXシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・QYシリーズ|QYシリーズ]]
 
[[ファイル:Yamaha RM1x.jpg|thumb|upright|RM1x <small>(グルーヴマシン)</small>]]
 
*[[ドラムマシン|リズムマシン]]
 
**[[ヤマハ・RYシリーズ|RYシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・RXシリーズ|RXシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・RM/RSシリーズ|RM/RSシリーズ]]
 
[[ファイル:Yamaha shs-10.jpg|thumb|ショルキー]]
 
*[[キーボード (楽器)|マスターキーボード]]
 
**[[ヤマハ・KXシリーズ|KXシリーズ]]
 
*[[ウインドシンセサイザー]]
 
**[[ヤマハ・WXシリーズ|WXシリーズ]]
 
*[[ギターシンセサイザー]]
 
**[[ヤマハ・Gシリーズ|Gシリーズ]]
 
*[[サンプラー]]
 
**[[ヤマハ・Aシリーズ|Aシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・SUシリーズ|SUシリーズ]]
 
[[ファイル:Tenori-On.jpg|thumb|upright|TENORI-ON]]
 
*音楽ソフトウェア
 
**[[XGworks]]
 
**[[VOCALOID]]
 
*そのほか
 
**[[Miburi]]
 
**[[TENORI-ON]]
 
 
 
=== 弦楽器 ===
 
[[ヴァイオリン|バイオリン]]・[[ギター]]・[[ベース (弦楽器)|ベース]]など(サイレント楽器を含む)。
 
[[ファイル:Yamaha-sv-100.jpg|thumb|upright|サイレント・バイオリン]]
 
*[[ヴァイオリン]]
 
*[[ヴィオラ]]
 
*[[ヴィオリラ]]
 
*[[チェロ]]
 
*[[コントラバス]]
 
*[[クラシックギター]]
 
*[[フォークギター]]
 
**[[ヤマハ・A|Aシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・APX|APXシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・CPX|CPXシリーズ]](COMPASSシリーズも含み)
 
**[[ヤマハ・FG|FGシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・L|Lシリーズ]]
 
[[ファイル:YAMAHA SG175.JPG|thumb|upright|90px|SGシリーズ]]
 
*[[エレクトリックギター]]
 
**[[ヤマハ・PACIFICA|PACIFICAシリーズ]]
 
**AESシリーズ
 
**RGXシリーズ - かつては[[ジャクソン (楽器メーカー)|ジャクソン]]や[[アイバニーズ・RG]]に通じる[[フェンダー・ストラトキャスター|ストラト]]型コンポーネントスタイルのシリーズ(同様のシリーズでRGZシリーズも存在した)だったが、2000年頃よりその路線をPACIFICAに吸収させ、6半音(増4度)下げ前提の"Drop 6"や[[ヤマハ・RGXA2|RGXA2]]といった先鋭的なモデルに特化している。
 
**[[ヤマハ・SG|SGシリーズ]] - [[高中正義]]、[[野呂一生]]らのシグネチャーモデルも存在した。
 
**BJシリーズ - [[寺内タケシとブルージーンズ]]独自モデル。
 
**SXシリーズ
 
**MGシリーズ - [[ヤマハ・MG-M|MG-M]]・[[ヤマハ・MG-KEN|MG-KEN]] - MG-Mは[[松本孝弘]]シグネチャーモデル(数種ある)、MG-KENはMG-Mベースに製作された[[北島健二]]シグネチャーモデル、[[ヤマハ・KK-1|KK-1]]は北島独自のシグネチャーモデルである。
 
*[[エレクトリックベース]]
 
**[[ヤマハ・BB|BBシリーズ]]
 
**[[ヤマハ・LB|LB]]・[[ヤマハ・MB|MB]] - MOTION BASSシリーズ。MBは[[ミディアム・スケール]]モデル。
 
**TRBシリーズ
 
**RBXシリーズ
 
**[[ヤマハ・SBV|SBVシリーズ]]
 
**[[RBS model 200]]
 
 
 
エレクトリックギターおよびエレクトリックベースはモデルライフが短い物が多く、定番となっているモデル以外は生産終了となるものが多い。近年は発売されている種類が大幅に整理されている。
 
 
 
=== 管楽器 ===
 
[[ファイル:Piccolo.jpg|thumb|upright|[[ピッコロ]] <small>(YPC32)</small>]]
 
*[[木管楽器]]
 
**[[フルート]]
 
**[[オーボエ]]
 
**[[ファゴット]]
 
**[[クラリネット]]
 
**[[サクソフォーン]]
 
<!-- [[ファイル:Trompette - corps.JPG|thumb|upright|[[トランペット]] <small>(YTR6335)</small>]] ←コメントアウト。ノート参照-->
 
*[[金管楽器]]
 
**[[トランペット]]
 
**[[コルネット]]
 
**[[フリューゲルホルン]]
 
**[[アルトホルン]]
 
**[[ホルン]]
 
**[[トロンボーン]]
 
**[[バリトン]]
 
**[[ユーフォニアム]]
 
**[[チューバ]]
 
**[[マーチングバンド|マーチングブラス]]
 
**[[サイレントブラス]](金管楽器用無音・弱音システム)
 
[[ファイル:Japanese_YAMAHA_Instruments_Recorders_1.JPG|thumb|upright|[[リコーダー]]]]
 
*その他管楽器
 
**[[リコーダー]]
 
**[[ヴェノーヴァ]]
 
 
 
[[ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団]]は伝統的なウィーン式の管楽器を使用し、それが同楽団の音の特徴の一つにもなっているが、1970年代になると欧州は市場の限られたウィーン式の管楽器を製作する業者は深刻な後継者難に陥る。第一トランペット奏者のヴァルター・ジンガーが1973年のウィーン・フィル来日公演時にヤマハ銀座店を訪れてトランペットの製作を依頼したことをきっかけに、同楽団の奏者たちと伝統的なウィーン式の管楽器を共同開発する。以降、ウィーン・フィルのオーボエ、ホルン、フルートなどはヤマハが制作している<ref>[http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/winds/history/since-1963/joint/ 1963~1974 ウィーンフィル・メンバーとの共同開発](ヤマハ)</ref><ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/12738 ヤマハ、楽器大手の真髄](2013年02月01日、東洋経済オンライン)</ref>。
 
 
 
=== 教育楽器 ===
 
*[[アコーディオン]]
 
*[[ハーモニカ]]
 
*[[鍵盤ハーモニカ]] 商品名:ピアニカ
 
*教育用[[電子オルガン]]
 
<!--*打楽器については打楽器の項参照-->
 
 
 
=== 防音室 ===
 
*[[防音室]] アビテックス
 
 
 
=== 各種アクセサリー ===
 
*[[メトロノーム]]
 
*[[チューニング・メーター]]
 
*[[譜面台]]
 
 
 
{|class="wikitable" style="float:right;position:relative;right:-15px;border:0;"
 
|-
 
|style="border-bottom-width:0;"|[[ファイル:EL-900m.jpg|140px]]
 
|style="border:0;"|
 
|style="border-bottom-width:0;"|[[ファイル:Clavinova CVP-303.jpg|140px]]
 
|style="border:0;"|
 
|style="border-bottom-width:0;"|[[ファイル:Yamaha Tyros.jpg|140px]]
 
|-
 
|style="border-top-width:0;font-size:90%;line-height:14px;padding-left:5px;"|[[エレクトーン]]
 
|style="border:0;"|
 
|style="border-top-width:0;font-size:90%;line-height:14px;padding-left:5px;"|[[クラビノーバ]]
 
|style="border:0;"|
 
|style="border-top-width:0;font-size:90%;line-height:14px;padding-left:5px;"|Tyros
 
|}
 
 
 
=== 業務用音響機器 ===
 
[[ファイル:M7CL Full.jpg|thumb|M7CL (ライブ用コンソール)]]
 
ミキシングコンソール、パワーアンプが知られている。デジタルエフェクトプロセッサーSPXシリーズ、モニタースピーカーNS-10Mシリーズは、業界標準とされている。
 
*[[ミキシング・コンソール]]
 
*[[スピーカー|スピーカーシステム]]
 
*[[アンプ|パワーアンプリファイアー]]
 
*[[デジタルシグナルプロセッサ]] (DSP)
 
*[[ミュージックサイレン]]
 
 
 
=== 音響機器・映像機器 ===
 
[[ファイル:Yamaha NS-2000 Speaker -front cover-.jpg|thumb|90px|NS-2000]]
 
かつて、[[TDK]]からOEM供給で[[コンパクトカセット]](カセットテープ)を発売していた。
 
*[[ホームシアター]]システム
 
*アンプ
 
*[[スピーカー]]
 
*: 楽器メーカーとして木材の加工ノウハウを持っていたことから、スピーカーは定評があった。特に銘機として名高い[[NS-1000M]]は、一般家庭のみならず[[録音スタジオ]]や[[放送局]]の音質評価(モニター)用にも使われ、[[1974年]](昭和49年)の発売から[[1997年]](平成9年)の生産完了までに20万組以上が出荷された。
 
*[[ヘッドフォン]]
 
*Hi-Fiコンポーネント
 
*レーザーディスクプレイヤー
 
*: [[1985年]](昭和60年)に発売されたLV-X1は10万円を切る価格で水平解像度400本とコストパフォーマンスに優れ、パイオニアが寡占していたLDプレーヤー市場で好評を博した。
 
 
 
=== 情報通信機器・電子部品 ===
 
かつては[[MSX]]や[[CD-RW]]ドライブといった[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]および関連製品を製造していたが、現在は撤退している。[[1995年]](平成7年)に世界シェアの25%を誇った[[ハードディスク]]の磁気ヘッドも[[2000年]](平成12年)に撤退している。
 
 
 
*[[ルータ]]・[[ファイアウォール]]
 
*: 電子楽器の開発で培われた高度な[[デジタル]]信号処理技術を生かし、[[1987年]](昭和62年)にアナログ回線用[[モデム]][[集積回路|LSI]]を発売して通信機器業界に参入した。当初は国内の販売実績が低かったが、米国で月当たりの販売数が20万となり通信用デバイスのヤマハの印象が定着した。その後、機能性の高い[[ルータ]]のRT100i、RTA50i、[[RTX1000]]などを数多く世に送り出し、国内で中規模ネットワーク向けの[[ルータ]]販売数が高いシェアを占める。[[2005年]]に発売された[[RTX1100]]はRTX1000の後継にあたり、定番とされていたが、最大[[ネットワークアドレス変換|NAT]]セッション数が4096と少なくWebアプリケーションの普及などから端末毎の消費セッション数の増大もあり、[[2008年]]に発売された[[RTX1200]]が後継した。
 
**RTシリーズ
 
**SRTシリーズ
 
**RTXシリーズ
 
**FWXシリーズ (ファイアウォール)
 
**RTVシリーズ
 
**NetVolanteシリーズ
 
*[[L2スイッチ]]
 
**SWXシリーズ
 
*[[無線LAN アクセスポイント]]
 
**WLXシリーズ
 
*[[会議システム]]
 
*: 同メーカーの持つ音声技術と[[コンピュータネットワーク|ネットワーク]]技術を組み合わせることによって、高品質な音声による会議システムを提供することを目玉とした製品群。[[2006年]](平成18年)3月に世界初のアレイマイク/スピーカ一体型で高性能なエコーキャンセラーの搭載などを特徴とする、音声会議システムのPJP-100HとPJP-100UHをリリースし、10月にIPテレビ会議システムPJP-300Vなどを発売する。
 
**PJPシリーズ
 
 
 
=== 半導体 ===
 
[[Image:Yamaha_ymf744b_v.jpg|240px|thumb|YMF744 (YMF724の後継)]]
 
[[携帯電話]]用の[[SMAF]]フォーマット対応サウンド制御用LSI(ヤマハMAシリーズ。主に一部の[[Au (携帯電話)|au]]([[KDDI]]/[[沖縄セルラー電話]])および[[ソフトバンクモバイル|SoftBank]]向け端末。[[NTTドコモ|ドコモ]]向け端末は[[日本電気|NEC]]製の一部機種に限られる)[[AudioEngine]]シリーズを開発している。かつては[[FM音源]]を実用化し、数多くのパソコン、[[アーケードゲーム]]や[[メガドライブ]]などのゲーム機に搭載されたことで知られている。[[1998年]](平成10年)にパソコンの[[Peripheral Component Interconnect|PCI]]バス用[[PCM]]音源チップ、YMF724を開発して発売し、半ハードウェアXG対応MIDI音源が搭載されて安価であることから自作パソコンマニアを中心に爆発的に普及した。現在は撤退している。
 
*モバイルオーディオ
 
*サウンドジェネレーターLSI([[FM音源]]、[[Programmable Sound Generator|PSG]]など)
 
 [[AudioEngine]]シリーズは、専用のデジタルアンプとバスレフ方式のスピーカーとセットになって、“YAMAHA サウンドシステム”の名称を付けられ、[[日本電気|NEC]]製の一部ノートPCに搭載されている。
 
*画像LSI
 
*通信LSI
 
*オーディオシステムLSI (アンプ/DSP)
 
*LEDドライバ (アミューズメント機器向け)
 
 
 
=== コンテンツ配信 ===
 
*[http://mysound.jp/ MySound]
 
*[http://mobile.yamaha.co.jp/ モバイル・ヤマハ]
 
*[[ゴルゴンゾーラ (企業)|ゴルゴンゾーラ]]
 
 
 
=== ヤマハが提唱した規格 ===
 
*[[XGフォーマット]]
 
*[[mLAN]]
 
*[[SoundUD]]
 
 
 
=== 一般家庭向け用品 ===
 
あまり知られてはいないが、かつてヤマハブランドの一般家庭向け洗面台を製造していた時期があった。
 
 
 
== 主な使用ミュージシャン ==
 
*[[山本恭司]](エレキギターHRシリーズ)
 
*[[伊東たけし]](サックス)
 
*[[勝田一樹]](サックス)
 
*[[野呂一生]](エレキギターIN-1)
 
*[[向谷実]](シンセサイザー)
 
*[[小野塚晃]](シンセサイザー)
 
*[[北島健二]](エレキギターKK-1、アコースティックピアノ)
 
*[[西村麻聡]](エレキベース、アップライトベース、アコースティックギター、シンセサイザー、エレキピアノ)
 
*[[山田亘]](ドラム)
 
*[[則竹裕之]](ドラム)
 
*[[北尾一人|KATCHAN]](ドラム)
 
*[[神保彰]](ドラム)
 
*[[菅沼孝三]](ドラム)
 
*[[FUZZY CONTROL#メンバー(現在)|菅沼知子]](ドラム)
 
*[[阿部薫 (ドラマー)|阿部薫]](ドラム)
 
*[[上田雅利]](ドラム)
 
*[[手島いさむ]](エレキギター)
 
*古川望(エレキギター)
 
*[[亀田誠治]](エレキベース BB2024カメダバージョン等)
 
*[[ビリー・シーン]](エレキベースATTITUDE)
 
*[[ネイザン・イースト]](エレキベースBB-NE)
 
*[[さだまさし]](アコースティックギター)
 
*[[石川鷹彦]](アコースティックギター)
 
*[[南こうせつ]](アコースティックギター、S-51KOHSETSU-SPECIALほか)
 
*[[中島みゆき]](アコースティックギター、サイレントギター)
 
*[[長渕剛]](アコースティックギター)
 
*[[岩沢厚治]](アコースティックギター The FG Custom)
 
*[[松本孝弘]](アコースティックギター、エレキギターMG-Mシリーズ)
 
*[[小室哲哉]](グランドピアノ、MIDIピアノ)
 
*[[木根尚登]](アコースティックギター)
 
*[[ASKA]](エレキギターVG Custom、アコースティックギター)
 
*[[アリシア・キーズ]](グランドピアノ)
 
*[[かみじょうちひろ]](ドラム)
 
*[[坂本龍一]](MIDIピアノ、シンセサイザー)MIDIピアノの開発に協力
 
*[[上原ひろみ]](グランドピアノ)
 
*小林信吾(グランドピアノ、MIDIピアノ)
 
*[[ジャン=マルク・ルイサダ]](グランドピアノ)
 
*[[マリア・ジョアン・ピレシュ]](グランドピアノ)ホールによりスタインウェイと使い分けている
 
*[[八神純子]](キーボード)
 
 
 
== かつて使用していたミュージシャン ==
 
*[[高中正義]](エレキギター)
 
*[[是方博邦]](エレキギター)
 
*[[佐橋佳幸]](エレキギター)
 
*[[櫻井哲夫]](エレキベース)
 
*[[小室哲哉]](シンセサイザー)
 
*[[浅倉大介]](シンセサイザー)
 
*[[木根尚登]](エレキギター)
 
*[[パッパラー河合]](エレキギターMG-K,PACIFICA)
 
*[[玉置浩二]](エレキギター)
 
*[[池間史規]](エレキベース)
 
*[[車谷浩司]](エレキギター)
 
*[[THE ALFEE]](ギター、ベース)
 
*[[マイケル・アンソニー]](エレキベース)
 
*[[COSMOS-keyboards trio-]](田中裕美子・海江田ろまん・土居慶子)(シンセサイザー・エレクトーン)
 
*[[カルロス・サンタナ]](エレキギター)
 
*[[スヴャトスラフ・リヒテル]](グランドピアノ)<ref>http://www.yamaha.co.jp/plus/piano/trivia/?ln=ja&id=103004</ref>
 
*[[グレン・グールド]] (グランドピアノ)遺作の[[ゴールドベルグ変奏曲]]はヤマハで録音されている)
 
 
 
== レクリエーション事業 ==
 
{{see|ヤマハリゾート}}
 
 
 
== 音楽教室 ==
 
*[[ヤマハ音楽振興会]]が「'''[[ヤマハ音楽教室]]'''」の名称でカリキュラムを定めて運営しており、ヤマハ完全子会社のヤマハミュージックリテイリング店舗や約1,400店ある特約店で実施されている。[[2004年]](平成16年)時点での生徒数は50万人。
 
*中国、韓国で直営による音楽教室を開設している。
 
 
 
== コンサートホール ==
 
*[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]][[銀座]]7丁目のヤマハ銀座ビル(ヤマハミュージックリテイリングが運営するヤマハ銀座店が核テナント)に「[[ヤマハホール]]」が設置されている。
 
 
 
== 音楽事業 ==
 
*[[1925年]](大正14年)に横浜工場が「パイオニヤレコード」のレーベルで短期間レコード制作を行った後、音楽ソフト事業から一旦撤退した。
 
*戦後は、[[ヤマハ音楽振興会]]によりアーティスト発掘と原盤制作が行われ、様々なレコード会社へ原盤供給を行っていた。
 
*[[2007年]](平成19年)6月に音楽ソフト事業を統括する子会社の[[ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス]]を設立し、各音楽ソフト事業子会社を統括会社の傘下に移す。
 
*傘下のレコード会社[[ヤマハミュージックコミュニケーションズ]](YMC)に[[中島みゆき]]、[[矢野顕子]]らが所属している。
 
 
 
== リビング事業 ==
 
ピアノ製造の木材加工のノウハウから高級家具を製造したことからはじまり、[[1991年]](平成3年)に[[トクラス|ヤマハリビングテック]](YLT)を設立し分社化。[[ユニットバス]]、[[システムキッチン]]等の製品を製造販売していた。家具については[[1992年]](平成4年)にシステム家具の販売取り止めを決定、品目の絞り込みを行った末[[2005年]][[3月]]に受注・生産を終了した<ref name="furniture">[https://www.yamaha-living.co.jp/news/20041224/index.html ヤマハ家具商品生産終了に関するご案内](2004年12月24日、ヤマハリビングテック・ニュースリリース)</ref>。
 
 
 
[[2010年]](平成22年)にリストラの一環でヤマハはYLT持株85.1%を[[日本産業パートナーズ]]と外資系投資ファンド3社へ売却。この時点でYAMAHAブランドおよび社名は継続されたが、実質的に経営から撤退。その後、YLTによるヤマハおよび投資ファンドの出資分についての[[マネジメント・バイアウト|MBO]]実施、[[2013年]][[10月1日]]付の社名変更<ref name="mbo">[http://www.yamaha-living.co.jp/news/20130628/index.html 資本構成ならびに商号変更に関するお知らせ](2013年6月28日、ヤマハリビングテック・ニュースリリース)</ref><ref name="mbo_nikkei">[http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD280I0_Y3A620C1TJ1000/ ヤマハリビングテックがMBO 社名「トクラス」に](2013年6月28日、日本経済新聞)</ref>により、名実ともに住宅機器事業から撤退した。
 
 
 
== 自動車関連 ==
 
*主に[[トヨタ自動車]]([[レクサス]]も含む)向けの[[高級車]]の内装木工パネルを製造している。
 
*[[レクサス・LFA]]の室内エンジンサウンド開発を[[ヤマハ発動機]]と共に共同参画し、内装カーボンパネルも納入する。
 
 
 
== スポーツ用品 ==
 
[[アーチェリー]]用具の開発から始まり、FRP成形技術を活かして[[スキー板]]、[[テニスラケット]]を製造していた。[[1997年]](平成9年)にスポーツ事業部を廃止し、スキー板・スキー用品・テニスラケットから撤退。[[2002年]](平成14年)にアーチェリー用具からも撤退。現在はゴルフHS事業部による[[ゴルフ]]クラブのみとなっている。マリンスポーツは系列外の[[ヤマハ発動機]]が管掌している。
 
 
 
== アナウンス・発車メロディー ==
 
*1989年3月に従来の発車ベルを代替し、ヤマハ製の[[発車メロディー]]が[[渋谷駅]]と[[新宿駅]]それぞれで導入された。[[1990年]](平成2年)に[[水戸駅]]で、[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]で4番目に発車メロディが採用され、[[西日本旅客鉄道|JR西日本]]の[[北陸本線]]の[[金沢駅]]でも採用された。渋谷と新宿は[[ピアノ]]や[[鈴]]、[[ハープ]]などの音色であった。現在使われている[[水戸駅]](8番線を除く)と金沢駅は[[琴]]の音色である。その後放送機器の老朽化を理由に順次[[テイチクエンタテインメント|テイチク]]製への置き換えが行われ、現在は水戸駅(8番線を除く)と金沢駅である。
 
*2014年9月に音のユニバーサルデザイン化支援システム「[[おもてなしガイド]]」を発表する。[[SoundUD]]規格を活用し、対応するアナウンス音声が[[スマートフォン]]の[[アプリケーションソフトウェア|アプリ]]により多言語文字で表示される。2015年5月の[[ミラノ万博]]日本館で公式採用され、全国の空港、鉄道会社、バス会社、商業施設、観光施設で導入されている。2016年6月に自治体初の連携を[[京都府]]と[[京都市]]と行なった。2016年12月に「平成28年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」で「内閣府特命担当 大臣奨励賞」を受賞した。
 
 
 
== 関連会社・法人 ==
 
*株式会社[[ヤマハリゾート]]- [[2011年]](平成23年)[[4月1日]]に株式会社[[葛城]]と株式会社[[つま恋]]が合併して誕生、旧・ヤマハリゾートは[[2002年]](平成14年)にヤマハ本体に吸収合併され解散。
 
*[[北見木材]]株式会社([[北海道]][[紋別郡]][[遠軽町]])
 
*[[桜庭木材]]株式会社([[北秋田市]])
 
*[[スタインバーグ]]
 
*[[ネキソ]]
 
*ライン6
 
*[[ベーゼンドルファー]]<!--代理店のベーゼンドルファー・ジャパンは解散-->
 
*[[ヤマハサウンドシステム]]株式会社([[中央区 (東京都)|中央区]])<!-- 旧:[[不二音響]]株式会社-->
 
*株式会社[[ヤマハトラベルサービス]](浜松市中区)
 
*[[ヤマハハイテックデザイン]]株式会社(磐田市)
 
*[[ヤマハ発動機]]株式会社(磐田市) - 敵対的買収防止のため出資比率を下げた代わりに、株式の相互持合いを開始、現在信託分・自己保有を除いた上での当社筆頭株主<ref>{{Cite web|url=https://www.yamaha.com/ja/ir/stock_info/|title=株式の状況 - 投資家向け情報|accessdate=2018-01-01|publisher=ヤマハ株式会社}}</ref>
 
*[[ヤマハピアノサービス]]株式会社(浜松市中区)
 
*株式会社[[ヤマハビジネスサポート]](浜松市中区)
 
*[[ヤマハファインテック]]株式会社(浜松市[[南区 (浜松市)|南区]])
 
*株式会社[[ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス]]([[渋谷区]]:出版事業、音楽配信事業、音楽プロダクション事業、音楽出版事業、レーベル事業)
 
**株式会社[[ヤマハミュージックコミュニケーションズ]](渋谷区:音声・映像ソフトの企画・制作・製造・販売)
 
*株式会社[http://www.yamahamusic.jp/corp/ymrj/ ヤマハミュージックリテイリング]([[港区 (東京都)|港区]]:楽器販売、音楽教室等)
 
*株式会社[[ヤマハミュージックマニュファクチュアリング]](磐田市)
 
*株式会社[[ヤマハミュージックジャパン]](港区:国内における楽器・音響機器販売および教室事業)
 
*株式会社[[松木屋 (音楽)|松木屋]]([[福井県]][[福井市]])
 
*株式会社[[ヤマハアイワークス]](浜松市中区)
 
*財団法人[[ヤマハ音楽振興会]]
 
 
 
== 主な工場 ==
 
*天竜工場([[静岡県]][[浜松市]][[天竜区]])(自動車用内装部品等の製造、ヤマハファインテック株式会社が運営)
 
*掛川工場(静岡県[[掛川市]])(グランドピアノ・アップライトピアノの製造、株式会社ヤマハミュージックマニュファクチュアリングが運営)
 
*豊岡工場(静岡県[[磐田市]])(電子楽器・管楽器・音響機器の製造および研究開発、株式会社ヤマハミュージックマニュファクチュアリングが運営)
 
*磐田工場(静岡県磐田市)(ピアノフレームの製造、株式会社ヤマハミュージックマニュファクチュアリングが運営)
 
 
 
== 関連項目 ==
 
*[[ヤマハ音楽振興会]] - ヤマハ音楽教室・各種コンクールの企画・主催
 
*[[ヤマハ音楽能力検定]](ヤマハグレード)
 
*[[ヤマハ硬式野球部]]
 
*[[音遊人]]
 
*[[オリジナルコンサート]]
 
*[[ヤマハヤングジャンボリー]]([[一社提供]]番組)
 
*[[住友グループ]]
 
*[[みずほグループ]]
 
*[[河合楽器製作所]]
 
*[[ピアノ調律師]]
 
*[[Terry's Terry]] - 中本輝美(アコースティックギターマスタービルダー)
 
*[[VOCALOID]]
 
*[[ジュビロ磐田]](サッカー) - 「ヤマハ」グループの一員として出資<ref>{{Cite web|url=http://www.jubilo-iwata.co.jp/club/company.php|title=クラブ概要|accessdate=2018-01-01|publisher=株式会社ジュビロ}}</ref>し、スポンサーも務める<ref>{{Cite web|url=http://www.jubilo-iwata.co.jp/general/sponsor.php|title=スポンサー|accessdate=2018-01-01|publisher=株式会社ジュビロ}}</ref>
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}{{Reflist}}
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{Commonscat|Yamaha}}
 
*{{Official websites|http://jp.yamaha.com/|日本語サイト|http://www.yamaha.com/|国際サイト(英語)}}
 
*[https://haken.inte.co.jp/i-engineer/interesting/yamaha-history 「YAMAHAのコピペ」ってどこまで本当なの? ヤマハ本社に聞いてきた(2016年9月30日)]
 
 
 
{{Normdaten}}
 
{{ヤマハ}}
 
  
 +
{{テンプレート:20180815sk}}
 
{{デフォルトソート:やまは}}
 
{{デフォルトソート:やまは}}
  

2018/12/29/ (土) 11:37時点における最新版

ヤマハ株式会社: Yamaha Corporation

世界最大の楽器メーカー。 1897年,山葉風琴製造所 (1887設立) の事業を継承して日本楽器製造として設立。 1921年西川楽器製造を合併,55年オートバイ部門を分離してヤマハ発動機を設立。 69年天竜楽器製造,70年日本管楽器,77年志摩開発をそれぞれ合併。 87年現社名に変更。「ヤマハ」の名で知られる多種類の楽器のほか,ステレオ,スキー,洋弓などのスポーツ用品,バスタブ,温水ボイラなどの家庭用品と家具,AV,半導体まで生産してきたが,現在はレジャー・リビング部門は分離。全国にヤマハ音楽教室を組織して楽器の普及に努めている。売上構成比は,ピアノ11%,電子楽器 22%,その他楽器 15%,AV情報通信機器 23%,電子機器 14%,その他 15%。年間売上高 5637億 5100万円 (連結。うち輸出 50%) ,資本金 285億 3300万円,従業員数 9044名 (1999) 。



楽天市場検索: