メムノーン

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ファイル:Akhilleus Memnon Staatliche Antikensammlungen 1410.jpg
アキレウスと戦うメムノーン。その両側に両者の母である女神テティスエーオース。紀元前510年頃のアッティカのアンフォラ型容器。ミュンヘン州立古代美術博物館en)所蔵

メムノーン古希: Μέμνων, Memnōn)は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してメムノンとも表記される。

エーオースティートーノスの子で、エーマティオーンと兄弟。エティオピアの王。このエティオピアは、現在のエチオピアとする説と、現在のイスラエルヨルダンエジプトの一部を含み、ヤッファを都としたフェニキアの王国とする説[1]がある。

トロイア戦争

トロイア戦争で、メムノーンはエティオピア軍を率いて、トロイアの援軍にやって来る。戦闘でアンティロコスを殺すが、復讐に燃えるアキレウスによって殺される。

このメムノーンの死は、パトロクロスを殺したことでアキレウスに復讐され殺されたトロイア王子ヘクトールの話と似ている。

死後、ゼウスはエーオースの涙に心動かされ、メムノーンに不死性を与える。

メムノーンの物語は失われた叙事詩アイティオピス』に描かれていた。それを基にしたスミュルナのコイントスの『トロイア戦記』にもメムノーンの死は描かれている。

系図

テンプレート:メムノーンの系図

脚注

外部リンク