「マンゴー」の版間の差分

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'''マンゴー'''(檬果、芒果、学名: ''Mangifera indica'')
 
'''マンゴー'''(檬果、芒果、学名: ''Mangifera indica'')
  
ウルシ科の常緑高木。南アジア,マレー半島の原産で,現在では重要な果樹として熱帯地方で盛んに栽培されている。幹の高さ 10~30m,暗褐色の樹皮をもつ。葉は互生し長さ 10~15cmの長楕円形で先がとがり,縁に鋸歯はない。長い総状花序に無数の小さな花がつく。独特の香りがある虫媒花で,両性花と雄花があり,緑色の萼片と黄白色の花弁が各5枚ある。両性花ではおしべは退化し1個のみが成熟して花粉を生じる。果実はゆがんだ楕円状球形で熟すると橙黄色になる。果肉は生食のほかに缶詰,干菓子,酒などに造られる。種子は薬用,材は堅牢で家具,樹皮から得るゴム質はアラビアゴムの代用にされることもある。熱帯の街路樹,庭園樹としても使われ,日本でも南西諸島や小笠原諸島でわずかにつくられている。
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ウルシ科の常緑高木。
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南アジア,マレー半島の原産で,現在では重要な果樹として熱帯地方で盛んに栽培されている。幹の高さ 10~30m,暗褐色の樹皮をもつ。
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葉は互生し長さ 10~15cmの長楕円形で先がとがり,縁に鋸歯はない。長い総状花序に無数の小さな花がつく。
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独特の香りがある虫媒花で,両性花と雄花があり,緑色の萼片と黄白色の花弁が各5枚ある。両性花ではおしべは退化し1個のみが成熟して花粉を生じる。
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果実はゆがんだ楕円状球形で熟すると橙黄色になる。果肉は生食のほかに缶詰,干菓子,酒などに造られる。
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種子は薬用,材は堅牢で家具,樹皮から得るゴム質はアラビアゴムの代用にされることもある。
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熱帯の街路樹,庭園樹としても使われ,日本でも[[南西諸島]]や[[小笠原諸島]]でわずかにつくられている。
  
 
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2018/8/29/ (水) 21:56時点における最新版


マンゴー(檬果、芒果、学名: Mangifera indica

ウルシ科の常緑高木。

南アジア,マレー半島の原産で,現在では重要な果樹として熱帯地方で盛んに栽培されている。幹の高さ 10~30m,暗褐色の樹皮をもつ。

葉は互生し長さ 10~15cmの長楕円形で先がとがり,縁に鋸歯はない。長い総状花序に無数の小さな花がつく。

独特の香りがある虫媒花で,両性花と雄花があり,緑色の萼片と黄白色の花弁が各5枚ある。両性花ではおしべは退化し1個のみが成熟して花粉を生じる。

果実はゆがんだ楕円状球形で熟すると橙黄色になる。果肉は生食のほかに缶詰,干菓子,酒などに造られる。

種子は薬用,材は堅牢で家具,樹皮から得るゴム質はアラビアゴムの代用にされることもある。

熱帯の街路樹,庭園樹としても使われ,日本でも南西諸島小笠原諸島でわずかにつくられている。




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