マフ

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ファイル:Francesc Masriera - Winter 1882 - Google Art Project.jpg
『1882年冬』 フランセスク・マリエラ(Francesc Masriera) 1882年 カタルーニャ美術館

マフ(仏語:moufle)は、ファーまたは織物の、両端の開いた円筒形の戸外用の防寒具である。両端から両手をそれぞれさし入れて用いる。

これは、16世紀に女性のファションに導入され、17世紀および18世紀に男女ともに人気があった。 20世紀はマフは女性のみによって用いられた。[1] このファッションは19世紀に大きく流行おくれになったということも報告されている。 これは1940年代後半と1950年代に短期間、戻ってきた。

ローマ時代に、グラヴ(glove)の地位は、手にまでとどく長いスリーヴ(manicae)によって取られ、そして冬はファーの特別なスリーヴが着られた。 中世ラテン語のmuffulaeという単語は、カン・ジュ(Du Cange)によってchirothecae pellitae et hibernae(冬の皮の手袋)と定義された。 彼は、冬のあいだに用いられるシープスキンのカヴァーの、修道士に発行される、817年の権利証書台帳から引用している。 これらは、ローマ人は確実にそうであったが、それぞれの手のためのカヴァーを分けていたかもしれないけれども、 引用された権利証書台帳はまた、夏のグラヴを冬着の muffulae から区別している。


フランス語moufleは、厚手のグラヴまたはミトン(mitten)を意味したし、そしてこれから、オランダ語 mof、ワロン語 mouffeが派生された。

注釈

  1. Chisholm 1911, p. 955.

参考文献

  • ブリタニカ百科事典 18巻、1911年、955ページ Muffの項目

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