ブリスベン空港

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ブリスベン空港（ブリスベンくうこう、英: Brisbane Airport）は、オーストラリア・クイーンズランド州ブリスベンにあり、同都市圏のほとんどの空輸需要をまかなう国際・国内空港である。

歴史

元々、ブリスベン空港のあったイーグルファーム地区は農業地帯であったが、平地が多く飛行場建設に適していたことから、1925年にイーグルファーム空港（English版）が開港し、翌1926年にはカンタス航空が定期便を就航させた。しかし、イーグルファーム飛行場は定期便の運航を開始したものの、当時のブリスベンの空の玄関口は12km程離れたアーチャーフィールド空港であり、イーグルファーム飛行場が本格的に整備されるのは、太平洋戦争中にダグラス・マッカーサーの司令部が置かれてからであった。

戦後、1970年代にイーグルファーム空港の空港施設では将来の航空需要に対応できないことが判明したため、オーストラリア連邦政府主導のもと、イーグルファーム空港の北側を拡張して新空港を建設することが決定された。

新空港はレイトン•ホールディングス（English版）が工事を請け負い、モートン湾に浮かぶクリブ島（English版）の土を使って行われ、1988年に開業した。


ターミナル

ブリスベン空港には旅客ターミナルが2つ、貨物ターミナルが1つある。

国内線ターミナル

航空会社 就航地
オーストラリアの旗 アライアンス航空（English版） [チャーター便]: アリス・スプリングス、バレラ、クロンカリー（English版）、エメラルド（English版）、マイルズ（English版）、ナラブリ（English版）、グラッドストーン（English版）、ザ・グラナイツ（English版）、ザ・モニュメント（English版）、ニューカッスル（English版）、タウンズビル、トレペル[1]
オーストラリアの旗 ブリンダベラ航空（English版） アーミデイル（English版）、コフスハーバー（English版）、タムワース（English版）
オーストラリアの旗 GAM航空 [チャーター便]: チンチラ（English版）
オーストラリアの旗 JETGOオーストラリア（English版） ダッボー（English版）、タムワース
[チャーター便]: バーカルディン（English版）、オズボーンマイン（English版）、タウンズビル
オーストラリアの旗 ジェットスター航空 アデレード、ケアンズ、ダーウィン、ホバート、ローンセストン（English版）、マッカイ（English版）、メルボルン、ニューカッスル、パース、プロサパイン（English版）、シドニー、タウンズビル
オーストラリアの旗 カンタス航空 アデレード、アリス・スプリングス、ケアンズ、キャンベラ、ダーウィン、メルボルン、マウントアイサ（English版）、パース、ポートヘッドランド（English版）[2]、シドニー、タウンズビル
[季節運航]: ブルーム、ホバート[いずれも2015年12月27日から2016年1月24日まで運航]
オーストラリアの旗 カンタスリンク
運航はオーストラリアの旗 サンステート航空（English版） 		バーカルジン（English版）、ビロエラ/サンゴール（English版）、ブラックオール（English版）、バンダバーグ（English版）、ケアンズ、キャンベラ、チャールヴィル（English版）、エメラルド、グラッドストーン、ハミルトン島（English版）、ハービー・ベイ（English版）、ロングリーチ（English版）、ロード・ハウ島（English版）、マッカイ、モランバ（English版）、ニューカッスル、ロックハンプトン（English版）、ローマ（English版）、タウンズビル
オーストラリアの旗 カンタスリンク
運航はオーストラリアの旗 コバム航空オーストラリア（English版） 		アリス・スプリングス、キャンベラ、マッカイ、マウントアイサ、ロックハンプトン
オーストラリアの旗 リージョナルエキスプレス航空（English版） ベドーリー（English版）、バーズビル（English版）、ブーリア（English版）、チャールズヴィル、カナマラ（English版）、マウントアイサ、クイルピー（English版）、セント・ジョージ（English版）、サーゴミンダー（English版）、トゥーンバ（English版）、ウィンドラー（English版）
[チャーター便]: エメラルド
オーストラリアの旗 スカイトランス航空（English版） チンチラ、タルーム（English版）
オーストラリアの旗 タイガー・エアウェイズ・オーストラリア アデレード、ケアンズ、ダーウィン、メルボルン、シドニー
オーストラリアの旗 ヴァージン・オーストラリア アデレード、ケアンズ、キャンベラ、クロンカリー、ダーウィン、ハミルトン島（English版）、ホバート、マッカイ、メルボルン、マウントアイサ、ニューカッスル、パース、プロサパイン、ロックハンプトン、シドニー、タウンズビル
[季節運航]: ローンセストン[3]
オーストラリアの旗 ヴァージン・オーストラリア・リージョナル航空 バンダバーグ（English版）、エメラルド、グラッドストーン、ポートマクォーリー（English版）、ロックハンプトン
[季節運航]: マイルズ、ローマ

国際線ターミナル

航空会社 目的地
オーストラリアの旗 カンタス航空

日本: 東京/成田
オセアニア: ヌメア
アジア: 香港、シンガポール
北米: ロサンゼルス

オーストラリアの旗 カンタス航空
運航はオーストラリアの旗 ジェットコネクト（English版） 		オークランド
[季節運航]: クライストチャーチ、クイーンズタウン、ウェリントン
オーストラリアの旗 ジェットスター航空 バリ/デンパサール、ホノルル
オーストラリアの旗 ヴァージン・オーストラリア

ニュージーランド: オークランド、クライストチャーチ、ダニーデン、クイーンズタウン、ウェリントン
メラネシア: ホニアラ、ナンディ、ポートモレスビー、ポートビラ
アジア: デンパサール/バリ
北米: ロサンゼルス

カナダの旗 エア・カナダ バンクーバー[4]
中華人民共和国の旗 中国国際航空 北京/首都（2018年8月22日をもって運休予定）[5]
ニュージーランドの旗 ニュージーランド航空 オークランド、クライストチャーチ、ダニーデン、ノーフォーク島[6]
[季節運航]: クイーンズタウン
パプアニューギニアの旗 ニューギニア航空 ポートモレスビー
バヌアツの旗 バヌアツ航空 ルーガンビル、ポートビラ
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias NCL|border|25x20px|テンプレート:Country alias NCLの旗]] エア・カレドニア・インターナショナル ヌメア
香港の旗 キャセイパシフィック航空 香港
台湾の旗 チャイナエアライン オークランド、台北/桃園
中華人民共和国の旗 中国東方航空 上海/浦東[7]
中華人民共和国の旗 中国南方航空 広州
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 ドバイ（一部シンガポール経由）、シンガポール
アラブ首長国連邦の旗 エティハド航空 アブダビ（シンガポール経由）、シンガポール
台湾の旗 エバー航空 台北/桃園
フィジーの旗 フィジー・エアウェイズ ナンディ
中華人民共和国の旗 海南航空 深圳[8]
ハワイ州の旗 ハワイアン航空 ホノルル
大韓民国の旗 大韓航空 ソウル/仁川
マレーシアの旗 マリンド・エア クアラルンプール（バリ/デンパサール経由）[9]、バリ/デンパサール[9]
ナウルの旗 アワー航空 ナウル
[[ファイル:テンプレート:Country flag alias PHL|border|25x20px|テンプレート:Country alias PHLの旗]] フィリピン航空 マニラ
シンガポールの旗 シンガポール航空 シンガポール
ソロモン諸島の旗 ソロモン航空 ホニアラ
タイ王国の旗 タイ国際航空 バンコク/スワンナプーム
サモアの旗 ヴァージン・サモア アピア

旅客便就航都市一覧

オーストラリアの旗 オーストラリア国内
メラネシア
ポリネシア
ミクロネシア
東アジア
東南アジア
西アジア
北アメリカ

貨物ターミナル

航空会社 目的地
オーストラリアの旗 オーストラリアン・エア・エクスプレス（English版） ケアンズ、メルボルン、タウンスビル
オーストラリアの旗 パシフィック・エア・エクスプレス（English版） ホニアラ、ナウル、ポートビラ[10][11]
オーストラリアの旗 ペル航空（English版） マッカイ、ロックハンプトン、シドニー
オーストラリアの旗 トール航空（English版）
運航はオーストラリアの旗 ジェット・クラフト航空（English版） 		アデレード、ゴールドコースト、メルボルン、シドニー
オーストラリアの旗 トール・プライオリティー（English版） メルボルン、パース、シドニー

過去に就航していた航空会社

日本への路線

過去には、日本航空（日本航空の子会社・JALウェイズの機材・乗務員による運航）による成田国際空港行きノンストップ便が毎日運航していたが、2010年10月1日を最後に運航停止した。その結果、日本とブリスベンを結ぶノンストップ直行便の運航はなくなった。また、2007年3月までは関西国際空港行きノンストップ便がデイリーで運航していた。しかし、2015年8月1日よりカンタス航空が成田国際空港へのデイリー便の運航を開始したため、4年10箇月ぶりに日本路線が復活した[12]。

アクセス

鉄道

ファイル:BrisbaneAirtrain.JPG
エアトレイン

自動車

  • バス：ローマストリート駅・市内の各ホテルより、コーチトランスが運行。大人片道9ドル。
  • 車：ブリスベン市内から、キングスフォードスミス通り・ゲートウェイ高速道路などを経由して片道20分程度。
  • タクシー：ブリスベン市内から空港まで片道30 - 40ドル。

脚注

  1. ↑ “About Us”. Allianceairlines.com.au. . 2012閲覧.
  2. ↑ “Skywest takes over Perth-Derby route | Australian Aviation Magazine”. Australianaviation.com.au (2012年2月20日). . 2012閲覧.
  3. ↑ “Virgin ups summer capacity | Australian Aviation Magazine”. Australianaviation.com.au (2011年11月14日). . 2012閲覧.
  4. ↑ http://aircanada.mediaroom.com/index.php?s=43&item=901
  5. ↑ 中国国際航空、北京〜ブリスベン線を運休　8月22日で Traicy 2018年7月19日付
  6. ↑ “Air New Zealand to provide services from Brisbane and Sydney to Norfolk Island – Australia Site”. Airnewzealand.com.au (2011年12月22日). . 2012閲覧.
  7. ↑ http://www.ausbt.com.au/china-eastern-to-start-shanghai-brisbane-flights-from-january-2016
  8. ↑ 海南航空、9月20日から深圳/ブリスベン線に新規就航 A330で週2便 FlyTeam 2017年7月3日付
  9. ↑ 9.0 9.1 マリンド・エア、3月末からクアラルンプール/ブリスベン線に就航 FlyTeam 2017年3月9日付
  10. ↑ Aircargo Asia Pacific. Impactpub.com.au. Retrieved on 20 November 2010.
  11. ↑ Pacific Air Express. Pacific Air Express. Retrieved on 20 November 2010.
  12. ↑ カンタス航空　羽田＆成田から毎日オーストラリアへ｜カンタス旅のスタイルガイド

外部リンク



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